ワードプレスで集客できない【21の原因と対策】コツなども!
更新日:2022年2月8日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
ワードプレスで集客できない【21の原因と対策】コツなども!
要約
ワードプレス(WordPress)で作成したサイトやブログで集客できない原因は、大きく分けると、ワードプレスに起因するものと、ワードプレス以外に起因するものの2種類に分かれます。
その内、ワードプレスに起因するものは以下の通りです。
ワードプレスで集客できない原因
- ワードプレステーマ選択の誤り
- ワードプレス設定の誤り
- ワードプレスプラグイン選択の誤り
- ワードプレスアップデート漏れ
- ワードプレス情報収集の誤り
- ワードプレス移行誤り
- ワードプレスサイトの分析不足
- WordPress違い
この記事では、ワードプレスで集客できない原因と対策について説明していきます。また、ワードプレスに起因しない集客できない原因と対策についても説明していきます。(合わせて合計21の項目)
なお、ワードプレス集客の始め方やり方コツについても最後に触れています。
この記事は、
- ワードプレスでサイトを作成したけど全く集客できない…
- ワードプレスで頑張ってブログを書いてるけど全く集客できない…
- 何で集客できないの?原因はワードプレス?対策を教えて!
- ワードプレス集客を始めてみたいけどどうやって?コツはある?
といったような、お悩みや質問に答えていきます。
この記事を読むことによって、
- ワードプレスで作成したサイトやブログで、集客ができていない原因と対策が分かります。
- ワードプレス以外に起因する、集客できていない原因についても分かります。
- ワードプレス集客の始め方やコツが分かります。
これから、ワードプレス集客を始める人も、この記事を先に読んで、注意点をチェックしておきましょう。失敗の予防につながります。
集客できない原因が分かり、正しく対策を行えれば、ワードプレスで作成したサイトやブログで、以下のような結果を得られるようになります。
「ワードプレス集客は初心者でも可能ですか?」
ワードプレス集客は初心者でも可能です。
ワードプレス集客の例
※ 私や私のクライアントさんのデータより
参考)
以下は、ワードプレスで作成したサイトで集客していくための、基本的なポイントをまとめた私の執筆した無料講座です。もし、興味があれば読んでみてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
【 目次 】
ワードプレスで集客できない原因と対策・方法・ポイント
ワードプレス(WordPress)で頑張ってサイトやブログを作ってみた。でも、全く集客できない……。といった人はとても多いです。あなただけではありません。実は、以前は、私もその一人でした。
でも、その一方では、サイトの作成もワードプレスの利用も初心者なのに、ワードプレスで作成したサイトやブログを活用して、集客できている人もいます。
その差は何でしょうか?
答えは、
- 集客できない原因がわからない
- 集客できない原因は分かっているけど対策のやり方が分からない
- 対策は知っているけどやり方が分からない
- 色々知っているつもり(でも間違っている)対策はやっているつもり(でも間違っている)
と
- 集客できない正しい原因を一つひとつ正しく潰していった
の差です。
なので、この記事で、ワードプレスで集客できない原因と対策について説明していくことにします。
ワードプレスに起因しない集客できない原因や、ワードプレス集客の始め方やコツについても説明しているので、少し記事が長くなってしまいましたが、必要なところだけ、読んでいただければOKです。
ワードプレス集客とは
ここで、念のため、私の言う「ワードプレス集客」とは何か?を簡単に定義しておきます。
ワードプレス集客とは、ワードプレス(WordPress)で作成したサイトやブログを経由して、多くのアクセス〜多くの新規見込み客を自動で毎月安定して獲得することです。
お問い合わせをもらうことや、サイト上でモノを売ることではありません。多くの新規見込み客を自動で毎月安定して獲得することを「ワードプレス集客」と定義しています。(下記図を参照)
※ ワードプレス集客=下記図の網がかかっていない部分
ワードプレスで集客できない本当の原因
まずは、ワードプレスで作成したサイトやブログで集客できていない人へ。
WordPressはやめた方がいいのか?
はっきり言っておきます。ワードプレス(WordPress)というツール自体が原因で集客できないということは100%有り得ません。なので、今後もワードプレスを使用して大丈夫です。
集客できない原因が、ワードプレスのテーマ(テンプレート)の選択誤り、各種ワードプレスの設定ミスや設定漏れ、ワードプレスの使い方の誤り、など、このようにワードプレスに起因する場合はあります。
ですが、集客できない原因が、ワードプレスというツール自体にあるということはあり得ません。
関連記事
➡︎ WordPressはやめた方がいいですか?【経営者・起業者向け】
圧倒的なシェア率No1のワードプレス
Googleも公式に推奨しているワードプレスです。CMS(サイトの作成管理ツール)の圧倒的シェア率No1はワードプレスです。ワードプレスを選択したことは間違っていません。むしろ大正解です。
関連記事
➡︎ CMSシェア率ランキング
ワードプレスで集客できない本当の原因
実は、ワードプレスで作成した、サイトやブログで、集客できない場合は、ワードプレスに起因しない原因であることがほとんどです。
ということで、以降、まずは、
- ワードプレスに関わる集客できない原因と対策
- ワードプレスに起因しない集客できない原因と対策
と大きく2つのパートに分けて説明していきます。
ワードプレスに関わる集客できない原因と対策
ワードプレス(WordPress)に関わる集客できない原因に、奥深い原因はありません。ちょっとした誤りだったりする場合がほとんどです。
とはいえ、初心者の方は犯しやすい誤りが多いですし、集客面では致命的な誤りとなるものもあります。もしかしたら、あなたも犯しているかもしれません。
ワードプレスに関わる集客できない原因は下記の通りです。
ワードプレスに関わる集客できない原因
- ワードプレステーマ選択の誤り
- ワードプレス設定の誤り
- ワードプレスプラグイン選択の誤り
- ワードプレスアップデート漏れ
- ワードプレス情報収集の誤り
- ワードプレス移行誤り
- ワードプレスサイトの分析不足
- WordPress違い
上記について、ひとつ一つ説明していきます。
ワードプレステーマ選択の誤り
ワードプレス(WordPress)のテーマ(デザインテンプレート)が、
- あまりにも古いテーマ
- 長期間アップデートされていないテーマ
- スマホ表示対応できていないテーマ(非レスポンシブ対応)
- バグ(不具合)だらけのテーマ
- SEO対策(検索エンジン最適化)が考慮されていないテーマ
などだと、集客できない場合があります。
見た目の綺麗さやカッコ良さやオシャレさでテーマを選ぶと失敗する場合が多いです。
対策
テーマを選ぶ際に注意しなければならないことは、綺麗さや、オシャレや、カッコ良さという、見た目デザインで選ばないことです。多機能性も優先度を下げて良いです。
最優先する基準は、以下の3つです。
- 安全なWordPressテーマ
- 使いやすいWordPressテーマ
- SEO内部対策済みのWordPressテーマ
※ 人気のテーマ・有名なテーマであれば、ほとんど差は無く、どのテーマの集客力が高い低いということはありません。
※ 私の個人的なおすすめテーマ ➡︎ Lightning(今見ていただいてるこのワードプレスサイトもLightningを使用しています)
安全なWordPressテーマ
ワードプレスのテーマ作成者・提供者が、そのテーマを常に最新の状態にアップデート(改善メンテナンス)してくれているかは重要です。
なぜなら、アプリやソフトやツール(テーマもその類いの1つです)は、常にアップデートされていかないと、使えなくなったり、脅威(たとえばウィルスなど)に耐えられなくなる場合が多いからです。
最新の状態のアップデート版を常に提供してくれるテーマを選びましょう。
使いやすいWordPressテーマ
ワードプレスで作ったサイトが最初に作ったままでは集客はできません。ページを追加しコンテンツを充実させたり、内容を改善・更新し続けてサイトを育てていくことは、集客していく上で必須です。
ですが、操作し難いテーマ、多機能すぎて複雑で分かり難いテーマ、などだと、サイトを改善・更新していきたくてもできず、結果、放っておくことになってしまいます。
必要以上に難しいワードプレステーマは避けるべきです。簡単な使いやすいテーマにしましょう。
SEO内部対策済みのWordPressテーマである
SEO(検索エンジン最適化):検索結果の上位に表示されやすくすること
ワードプレスには、既に、基本的なSEO対策が組み込まれています。さらに、もう一歩進んだSEO対策が、ワードプレスのテーマで考慮されていると、SEO対策も有利となる場合があります。
といっても、現在、有名で人気のテーマは、ほとんど差のないSEO対策が施されています。なので、それほど気にする必要はありません。
ですが、古いテーマ、無名のテーマ、新しく出たばかりのテーマ、などはSEO対策が施されていない可能性もあるので注意してください。
関連記事
➡︎ センスの良いホームページで成果が得られない3つの理由【要注意】
ワードプレス設定の誤り
ワードプレス(WordPress)に限らず、ツールやソフトの設定というものは、何の設定でも面倒で難しいものです。
まず、意味が分からないものが多いですよね。専門用語だらけです。だから、設定誤りや設定漏れが発生します。その設定ミスが命取りとなり、集客に影響する場合もあります。
チェックボタン1つの選択ミスで、ちょっとした入力ミスで、たった1箇所の設定漏れで、集客できなくなることは、非常にもったいないです。
よくあるミスで、かつ、運用や集客への影響度が大きいものをまとめておきます。
- サイトURLとログインURLの設定
- パーマリンクの設定
- インデックスする・しないの設定
- XMLサイトマップの設定
- ファイルの中身の変更設定
対策
上記であげた、誤りやすいワードプレスの各種設定について説明していきます。
ワードプレスURLとサイトURLの設定
サイトURLとログインURLは、基本的に触らない変更しないようにしましょう。これを徹底してください。
もし変に変更してしまうと、サイトもワードプレスの操作画面も何も表示されなくなったり、動かなくなったりと、大変なことになり、集客どころではなくなります。
パーマリンクの設定
パーマリンク設定とは、各ページのURLの付け方のルール設定です。パーマリンクの設定は、一度設定したら変更しないようにしましょう。
もし途中でパーマリンク設定を変えてしまうと、それまでに公開してきた記事ページなどのURLが変わってしまい、築き上げてきたSEO効果を失うことになります。全て水の泡になる可能性大です。
インデックスする・しないの設定
インデックス:世界中のWEBページの情報が格納されている検索エンジンが管理している場所です(検索結果はこのインデックスから表示されます)
“インデックスしない”という意味は、Google検索を拒否します、インデックス格納を拒否しますということです。即ち、“インデックスしない”にチェックすると、検索結果に表示されなくなります。致命的です。
常に“インデックスする”にしておきましょう(“インデックスしない”のチェックを外しておきましょう)
もし、どうしても公に公開したくないページがあるのであれば、そのページのみを“インデックスしない”という設定にするか、パスワードを付けるかなどで対応してください。
XMLサイトマップの設定
XMLサイトマップとは、自分のWEBサイトの構成一覧のようなものです。
このXMLサイトマップをGoogleに送信することによって、Googleがあなたの公開したサイトやページを認知しやすくなりインデックスされやすくなり、検索されやすくなります。
XMLサイトマップの送信をしていないと、Googleが認知しインデックスするまでの時間が非常に長くなる場合があります。即ち、いつ検索される対象になるかわからない…ということです。これは集客上かなり不利です。
XMLサイトマップがGoogleに送信されるようにしておきましょう。
➡︎ 【初心者向け】Googleインデックスの時間を早める5つの方法 – Googleにサイト更新情報を教える(XMLサイトマップ)を参照
ファイルの中身の変更設定
ワードプレスでは、いくつかのファイルの中身を変えて、自分用に設定をカスタマイズすることも可能です。
少し勉強すると、やってみたくなります。ですが、半端な知識でそれをやると、サイトもワードプレスの操作画面も何も表示されなくなったり、動かなくなったり、大変なことになります。
私は見事にこの失敗を経験済みです。調子に乗って、あるファイルの中身を変えてしまい大失敗しています。本当に変な汗が出ます。冒険はやめておきましょう。
※ カスタマイズ用と明示されているCSSは安全に設定できます。
ワードプレスプラグイン選択の誤り
ワードプレス(WordPress)には、ワードプレスの基本機能を補ったり足りない機能を追加できる、オプション機能が豊富に用意されています。これをワードプレスではプラグインと呼びます。
プラグインには、集客やSEOに有効なものも存在します。必須ではありませんが、これらを使うか使わないかで、集客に差が生じる場合があります。
たとえば、先ほど説明したXMLサイトマップを簡単に設定できるプラグインがあります。画面表示スピード(SEO要素の一つ)をアップさせるプラグインがあります。など。
但し、プラグインもピンキリですし、不良品や長期間アップデートしてくれない危険なものもあります。テーマとの相性や、プラグイン同士の相性など、使ってみるまで分からない選定ポイントもあります。
なので、やたら興味本位で多くのプラグインを使うと、その分、逆効果となる場合も多いです。
対策
プラグインは使いすぎないように注意してください。必須で絶対に必要だ!というプラグインで、かつ、人気で有名なプラグインのみ使用し、それ以外は使わないようにしてください。
ワードプレスアップデート漏れ
WordPress本体・テーマ・プラグイン、これらは全て、常に最新版にアップデートされていきます。
技術動向に対応し、悪いところを排除し、より良く改善するために、バグ対応(不具合修正)・機能追加・機能改善・セキュリティ強化などを行うのがアップデートです。
ですが、提供側がきちんとアップデート版を用意してくれても、あなたがアップデートを怠って実施していなければ、動作や集客に悪影響が出る場合があります。
対策
WordPressのアップデート、テーマのアップデート、プラグインのアップデート、これらは、こまめに実行するようにしてください。
注意
最新のアップデート版にバグ(不具合)が混入していることもよくあります。
なので、アップデートは提供されたら即実行するのではなく、Twitterなどで「最新版にアップデートしたらおかしくなった…」というような情報が投稿されていないか?などを確認してください。
そして、落ち着いたころにアップデートしてください。
また、アップデート前には、万が一のことも考慮してワードプレスのバックアップも取得しておきましょう。
関連記事
➡︎ UpdraftPlusの使い方:ワードプレスのバックアップと復元【初心者向け】
ワードプレス情報収集の誤り
初心者の場合、ワードプレス(WordPress)の主な情報収集元は、本かネットになると思います。本屋には多くのワードプレス関連の書籍が棚に並んでいます。ネットにも沢山の情報が溢れています。
ワードプレスってどんなもの?を知る程度なら本やネットは有効です。
ですが、注意してください。
ネットには古い情報、嘘、デマ、知ったかぶりの情報も溢れています。また、A氏が言っていることと、B氏が言っていることが真逆となるような場合も多いです(どちも正解の場合あり)。
本もだいたい2〜3年前のものは、もう見ない方が良いです(普遍的な内容は除く)。
YouTubeの映像情報は、テキスト情報と違って簡単に修正や改訂ができません。なので、YouTubeも本と同様で2〜3年前のものは、もう見ない方が良いです(普遍的な内容は除く)。
対策
情報は1冊や1サイトではなく、何冊も何サイトも見たり読むようにしてください。そこから、正しい情報を取捨選択することが重要です。
もしくは、信用できる1人の専門家を探して、その人のみから情報を収集してください。情報を取捨選択するのではなく、人を取捨選択するというやり方です。初心者にはこの方が良い結果につながる場合が多いです。
ワードプレス移行誤り
既に何年も運用してきた、既存のホームページやブログを、新たに、リニューアルとして、ワードプレスに移行する場合があります。
この時、移行方法を間違えたり、移行作業をミスったりすると、せっかく長年築き上げてきた、サイトの持つパワーや対Googleの信頼度が、全てゼロになってしまいます。
記事が移行されていれば、サイトの運用自体は問題ありません。しかし、目には見えないパワーや信頼度が消えてしまうと、アクセス数は激減します(生まれたてのサイト扱いになるので)。
対策
ホームページやブログを移行する際は(ワードプレスへの移行に限らず)、必ず、移行実績のある、プロの専門家にお願いしましょう。
ワードプレスサイトの分析不足
「ここまで説明してきた原因には当てはまらない。」「全て上手くやれているはずだ。」「頑張ってやれているはずだ。」でも、なぜが集客できないという場合、現状が十分に分析できていない可能性があります。
ワードプレス集客に限りませんが、ものごと思ったようにならないのが当たり前です。原因が奥深い場合も多々あります。なので、現状の把握がとても重要となってきます。
対策
インターネットの世界では、多くのことが数字で確認できます。現状を数字で把握できます。
現状を数字で把握し分析し、課題を見つけ、仮説を立て、対策を考え、対策を施し、結果を検証し、再度現状を把握し分析し…。と、PDCAを繰り返していくことで集客できるようになっていきます。
数字の把握や分析には、Googleの無料ツール「Googleサーチコンソール」や「Googleアナリティクス」があります。ワードプレスで作成したサイトやブログの状態を把握し分析解析してください。
関連記事
➡︎ Googleサーチコンソールのワードプレスサイト設定方法【初心者向け】さくらサーバの場合
➡︎ Googleアナリティクス(WordPress設定手順例)
➡︎ WordPressサイトの閲覧数確認方法5選【ツールやプラグイン】
WordPress違い
ワードプレスには、「WordPress.org」というツールと、「WordPress.com」というサービスの2種類が存在します。
「WordPress.com」は、無料サービスのWixやJimdoなどと同じ形態のサービスです。即ち、「WordPress.com」でサイトやブログを作成しても自己資産になりません(いつ消されても文句を言えない)。
「WordPress.com」やWixやJimdoは、大型賃貸マンションの一室といったイメージ。「WordPress.org」は一途建ての家やビルといったイメージです。
もし、あなたのワードプレスが「WordPress.com」だと、始めやすかったり管理が楽だったりしますが、集客力は弱くなります。
対策
ややこしい名前ですが、ビジネスで使うのであれば、そして、本気で集客したいのであれば、「WordPress.org」の方でサイトやブログを作成してください。
関連記事
ちょっと試しに練習してみようかな…という場合は「WordPress.com」で遊びがてらワードプレスを体験してみるのはアリです。
➡︎ WordPressの練習を無料で行う方法【本サイト作成前に体験したい方へ】
ワードプレスに起因しない原因と対策
これまで私は、クライアントさんや、ご相談者のサイトやブログを、100サイト以上は見てきました。でも、集客できない原因が、ここまで説明してきたワードプレスに起因するというケースはあまり多くありません。
多いのは、下記のようなワードプレスに起因しない原因です。
ワードプレスに起因しない集客できない原因
- ビジネス・市場選択の誤り
- ターゲティングの誤り
- 商品・サービス・コンセプトの誤り
- ワードプレスサイト作成目的の誤り
- ワードプレス記事テーマ選択の誤り
- ワードプレス記事数ページ数不足
- ワードプレス記事の書き方の誤り
- ワードプレスSEO対策不足
- 権威性重視のYMYL分野である
- 単なる時間的な要因
- サイト制作代行業者選択の誤り
- 見込み客獲得専用ページの誤り
- マーケティング勉強不足
ビジネス・市場の選択誤り
まだ誰もやっていないビジネスや未開拓の市場で勝負!と夢見る人は多いです。ですが、99.99%失敗します。
今この時代に「まだ誰もやっていない…」ということは、そこにニーズは無いということです。「未開拓」ということは、今まで誰も開拓できなかったということです(大企業含めて)。
※ 0.01%は成功するかもしれません。なので、チャレンジは否定しません。ただし、失敗する覚悟を持ってチャレンジしてください。
対策
たとえ、ありきたりのビジネスでも、既に存在するビジネスや市場を選択してください(注:その後の差別化はなどは必須)。
関連記事
ビジネス、市場、の絞り込みやポジショニングについては下記の記事も参考にしてください。
➡︎ ポジショニングマップの作り方【簡単5ステップ】書き方や軸の例も
➡︎ ブルーオーシャンの見つけ方【ひとり起業は業界や仕事選びが9割】
➡︎ 一人起業のビジネスモデル【おすすめ3選】自宅での成功例も!
ターゲティングの誤り
ニーズあるビジネス、ニーズあるポジションをとっているにもかかわらず、集客できない場合は、ターゲットの絞り込みを誤っている可能性が大きいです。
自分に自信のない人へ……。40代の働く女性へ……。中小企業の社長へ……。といった程度ではターゲットが広すぎます。
- ターゲットが、こんな人も、あんな人もと広くなっていませんか?
- そのターゲットは、本当にあなたの商品を買ってくれる人達ですか?
- そのターゲットは、本当にあなたという人を必要とする人達ですか?
ターゲティングが曖昧では集客はできません。ターゲットが広いと集客できません。ターゲットがズレていると買わない人を集客してしまいます。
対策
ターゲットをとことん絞り込んでください。そして、当たり前ですが、将来あなたの顧客となる可能性の高い人達をターゲットとしてください。
よく分からない場合は、たった1人の実在する最適な相手(例:最も反応の良かった顧客・最も高額商品を購入してくれた顧客…など)を思い浮かべてください。その人と同じ属性をターゲットとしてください。
商品・サービス・コンセプトの誤り
ニーズあるビジネス、ニーズあるポジション、的確なターゲットとしたはずなのに集客ができないという場合は、商品やサービスのコンセプトに問題がある可能性が大きいです。
すごい機能、すごい技術、すごい手法、すごいデザイン、というような商品コンセプトになっていませんか?自分の好きなことや、やりたいことをサービスのコンセプトにしていませんか?
あなたがすごく良いと思うものでなく、見込み客がすごく欲しいと思うものでないと売れないですし、集客もできません。
対策
自分も思いは関係ありません。自分のやりたいことや作りたいものではなく、お客様が「それ欲しいぃ!」という商品(サービス)を用意してください。コンセプトを自分中心で定義するのではなく、相手中心で設定してください。
関連記事
コンセプトの作り方については、下記の記事も参考にしてください。
➡︎ サービスコンセプトの作り方【自分という名の商品を売る秘訣】
バックエンド商品(主力となる利益商品)の作り方については、下記の記事も参考にしてください。
➡︎ バックエンド商品の作り方【7ステップで初心者向け簡単に】
ワードプレスサイト作成目的の誤り
ワードプレスに限らずですが、なぜ、あなたはサイトやブログを作ったのでしょうか?目的は明確でしょうか?
「ホームページくらいあった方がいいし、ブログやった方が良いって言われたし、ワードプレスがおすすめって聞いたし、上手くいけば集客できるって聞いたから……」
というような人が多いですが、これではワードプレスで何やっても、集客することはできないですよね。
対策
ワードプレスで作成するサイトやブログの目的は、
新規見込み客リストを獲得する
これ一つ、これのみ、これが全てです。そうしてください。
ワードプレス記事テーマ選択の誤り
ここで言うテーマとは、記事の題材という意味のテーマです。(ワードプレスのデザインを決めるテンプレートのテーマではありません)
ニーズのあるビジネス、ニーズのあるポジション、的確なターゲット、的確な商品やサービスのコンセプト、となっているのに、ワードプレスサイトに集客できない(アクセスがこない)。
という場合は、ワードプレスで作ったサイトやブログで発信するテーマを間違えている可能性があります。
- 会社案内
- お知らせ
- 商品やサービスのアピール
- 日記やエッセイ
上記のようなテーマだけで情報が構成されていないですか?
知らない会社の概要、知らない会社のお知らせ、知らない会社の知らない商品の詳しい説明、知らない人の日記やエッセイ……。これらを検索したい!読みたい!と思う人はどこにいるのでしょうか?
いませんよね……。記事テーマが悪いと集客できないです。
対策
シンプルにあなたの見込み客が求めているテーマで情報を発信してください。ただし、実際に検索されているキーワードに沿ったテーマにしてください。
なぜなら、たとえ見込み客が求めている情報でも、検索されていないキーワードでは検索をしてこないからです。
補足
WordPressテーマを選ぶ際、おしゃれやカッコいいなど、見た目デザインを優先しないようにしてください。業種にもよりますが、見た目に凝り過ぎると、閲覧者(見込み客や潜在顧客)の反応が落ちますので要注意です。
➡︎ 【要注意】センスの良いホームページが集客できない3つの理由
ワードプレス記事数ページ数不足
見込み客が求めている情報を発信していても、もしそのページ数が、たった3ページや5ページだったら?
たとえば、草木を調べるのに、わずか5ページ程度の冊子と300ページの草木大辞典では、どちらを手に取りますか?
人々は大辞典に集まってきます
記事やページ数や文字数が多ければ良いというわけではありませんが、発信している情報があまりにも少ないと、集客はできない(アクセスがこない)です。
対策
見込み客のためになる情報や、見込み客が求めている情報は、ネタが完全に枯れるまで、出し続けてください。
関連記事
下記は、記事数ページ数についてまとめたものです。
➡︎ ホームページのページ数【平均何ページ必要?増やすと?SEO的には?】
下記は、1ページ内の文字数についてまとめたものです。
ワードプレス記事の書き方の誤り
記事をたくさん書いて、たくさん公開しても、検索してくる人の意図とズレた内容だったり、薄かったり、読み難かったり、わかり難かったりすると、集客はできない(アクセスがこない)です。
対策
以下をチェックしてください。
- 検索キーワード選定に問題はないか?
- 検索してくる人の意図と合っているか?
- 読み手の知識レベルに合わせてあるか?
- 読み手の状態(特に感情面)に合わせてあるか?
- 見やすいか?読みやすいか?
- 図やグラフや画像やイラストが必要ではないか?
- 難しくないか?わかりやすいか?
- 説明不足はないか?
- 余計な情報や脱線が多くないか?
チェックに引っかかるようであれば記事を修正してください。
ワードプレスSEO対策不足による原因
検索結果への表示順位付けは、Google検索などの検索エンジンが行なっています。表示順位は、検索エンジンが下す、評価の高い順になっています。
検索結果の上位に表示されないと、なかなか集客はできない(見つからない→クリックされない→アクセスがこない)です。
人に分かりやすい記事を書いても、Googleなどの検索エンジンに分かり難い記事を書いてしまうと、正しく評価されず、上位に表示されないということはよくあります。
対策
SEOを意識した記事の書き方をしてください。
SEO対策については、ボリュームがあるので、ここでは全て説明しきれません。
もう少し詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ ホームページ集客SEO【検索結果上位表示7ステップ】初心者基礎編
➡︎ ホームページの更新頻度の目安【SEOやアクセス数に影響?】
➡︎ Google検索の一番上に出てくる31の理由【全部まとめて発表!】
権威性重視のYMYL分野である
SEO対策を頑張っても、YMYL系ジャンル(医療や健康やお金などに関するジャンル)の場合は、集客効果を期待できない場合があります。
たとえば、病気のテーマについて、医者でもない私が記事を書いて、検索結果に出てきたらマズいですよね。さらに、もし、書いてあることが間違ってたら?…ゾッとします。
なので、医療や健康ジャンルについては、病院、医療メーカー、医薬品メーカー、その他、大学教授や著名な専門家などが発信する情報しか検索結果に出てきません。※検索結果順位100位にも出てきません。
駆け出しの医師や起業したばかりのメディカル系ビジネスオーナーが発信しても、しばらくの間は厳しいと思われます。
対策
リアル集客やSNSや広告も活用してください。あとは、下記の例のように、検索キーワードをズラして、記事を書くことを検討してください。
例:〔頭痛〕に効く商品やサービスを提供している場合
- 〔頭痛〕(YMYL)では検索結果に表示されない
- 〔頭痛〕があると〔仕事 集中できない〕(YMYL以外)という関連性あり
- 〔仕事 集中できない〕で記事を書き検索結果に表示させる
- 〔仕事 集中できない〕の記事から〔頭痛〕の記事に誘導する
関連記事
下記の記事ではYMYLに関してもう少し詳しくまとめてあります。
➡︎ YMYL系ジャンルとは何ですか?【この領域を避けるべき3つの理由】
単なる時間的な要因
作成されてから日の浅いサイトやブログは、ワードプレスで作成したものに限らず、数週間〜数ヶ月は、なかなか検索結果の上位に表示されません。
なので、しばらくは、誰にも見つけてもらえません。しばらくの間、集客はできない(アクセスはこない)状態となります。計算に入れておきましょう。
平均的なアクセス数の伸び
理由は下記の通りです。
- 記事を仕込むのに時間がかる(記事の量や質が薄い間は検索エンジンに評価されない)
- 本当に世に紹介して良いサイトなのか検索エンジンは慎重に判定する
対策
特にありません。ワードプレスのサイトやブログに、良質な記事コンテンツを仕込んでいきながら、待つのみです。
ただし、前述のXMLサイトマップの送信など、やれることはやっておきましょう。
サイト制作代行業者選択の誤り
サイトの制作業者は、サイトを作ること(プログラミングやデザイン)には長けていますが、経営やマーケティングや集客については、何も知らないケースが多いです。
「うちは集客やSEOにも強いWEBサイト制作会社です!」と皆がアピールしていますが、私の調査したデータを見る限り、おそらく、7割〜8割はハッタリである可能性が高いです。
制作代行業者に、すごいサイトは作成できても、集客はできないです(一部の優良業者は除く)。
そんな業者に振り回されていませんか?
対策
あなたの思い、ビジネス、経営戦略、マーケティング戦略、商品やサービス、そして、あなたの見込み客のことを一番よく知っている人が、情報コンテンツを発信していかないと集客は難しいです。
即ち、あなたが主となってマーケティングや集客を実践していくようにしてください。
関連記事
サイト制作を代行業者に外注する際の注意点については、下記の記事を参照にしてください。
➡︎ ホームページ外注28の注意点【失敗しない制作会社の選び方】
サイト制作やコンサルティングをお願いする際には、その会社やコンサルタントの本当の実力について注意が必要です。詳しくは下記の記事を参照にしてください。
見込み客獲得専用ページの誤り
ランディングページ(LP)、即ち、見込み客獲得専用のページが、
- 用意されていない
- 見られていない
- 登録率が悪い
という状況であれば、いくら入り口からアクセスを集められも、出口が無い、出口に行かない、出口から出ない、といったことになるので、集客はできていないことになります。
対策
商品やサービスをアピールする専用ページは要らないので、見込み客獲得専用のページを用意してください。
見込み客獲得専用の強力なキャッチコピーとオファー(提供条件や取引条件)を提示してください。登録したくなる構成にしてください。
関連記事
ランディングページ(LP)の作り方や書き方については、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】
➡︎ WordPressでLPを自作する方法【初心者向け8ステップ】
マーケティング勉強不足
2つ前の項目で、あなたが主となってください。…と言いましたが、集客を成功させるには、マーケティングの基礎知識、WEB特有のマーケティングノウハウ、基本的なSEO対策ノウハウなど、いくつかの知っておかないといけない基本的なことがあります。
その辺りが、経験不足、もしくは勉強不足だと、集客できない……となってしまうかもしれません。
対策
マーケティング、WEBマーケティング、基本的なSEO対策ノウハウなどを学んでください。
ある程度学んだら、ワードプレス集客をしながら、実践の中で学んでいくようにするのがコツです。なぜなら、机上では学べないことが多いからです。
ワードプレス集客の始め方やり方コツ
さいごに、ワードプレス集客の始め方やコツに関する説明をして終わりにしたいと思います。
- ワードプレス集客の流れ
- ワードプレス集客のコツやノウハウ
- ワードプレスブログやサイトの作り方が分かるおすすめ本
- ワードプレス集客にかかる費用
- ワードプレス集客におすすめのツール(無料・有料)
ワードプレス集客の流れ
ワードプレスだからといって、集客の流れに特別なものはありません。
大まかな流れは下記の通りです。
- ↓ワードプレスでサイトかブログを作成する
- ↓見込み客獲得専用の登録ページを作成する
- ↓見込み客にとって有益な記事コンテンツを執筆・公開していく
- ↓サイトや記事を分析し改善していく(SEO対策等)
ワードプレス集客のコツやノウハウ
ワードプレスだからといって、特別な集客のコツやノウハウといったものはありません。
強いて違いを言えば、本記事で説明した、ワードプレスで集客できない原因に注意するということくらいです。
参考)
ワードプレスに閉じませんが、ホームページ集客やブログ集客について、基礎的なことをまとめた無料のメール講座を用意しています。初心者向けなので、興味ある方は、下記から学んでみてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
ワードプレスブログやサイトの作り方が分かるおすすめ本
これから、ワードプレスで集客を始めたい。ワードプレスを使ったサイトやブログの作り方を知りたい。といった方は、下記の書籍を入門書として学ぶと良いでしょう。
私も数年前は、ワードプレスなんて触ったこともない初心者でしたが、下記の書籍で無事にワードプレスサイトを作成することができました。
いちばんやさしいWordPressの教本(インプレス社)
上記の書籍については、下記の記事で詳しく説明しています。
➡︎ WordPress入門書【初心者向け参考書おすすめの1冊】ランキング付
ワードプレス集客にかかる費用
ワードプレス集客にかかる費用は、以下の記事を参考にしてください。
➡︎ ホームページ集客にかかる費用はいくらですか?【例:月6622円】
ワードプレス集客におすすめのツール(無料・有料)
ワードプレス集客に閉じたものではありませんが、集客へ向けて活用できる、各種おすすめのツール(無料・有料)については、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ ホームページのアクセス数を増やすツール【おすすめ46選】無料
➡︎ 月間検索数の調べ方【無料ツールでGoogle検索ボリュームを調べる方法】
➡︎ 検索順位チェックツール無料おすすめ3選【使い方も解説】
まとめ:ワードプレス集客
この記事で、ワードプレスでで集客できない原因の全てを説明しきれているとは思いませんが、8割は掲載できているのではないかと思っています。
上手く集客できた理由は分からない場合があります。単にラッキーだったという場合もあります。ですが、集客できない場合は、単にアンラッキーだったというわけではありません。どこかに必ず原因があります。
その原因を除去し対策すれば、たとえ初心者でも、私や私のクライアントさんのように、ワードプレスで作成したサイトやブログで集客ができるようになっていきます。
ワードプレスなら、制作業者も使わず、自分でいつでもどこでも何度でも自由に修正や改善を行っていけます。パソコン苦手なら、私のようにiPadと指1本でも集客していけるようになります。
集客できない原因を見つけ出して、その原因を取り除きましょう!
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当記事と重複する内容ですが、興味があれば、下記の記事も合わせてチェックしてください。
➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
➡︎ ホームページ改善9ステップ【改善点やポイントを初心者向けに解説】
➡︎ ホームページ作成やってはいけない136のこと【ワードプレス編】
➡︎ ホームページをGoogle検索に引っかかるようにする【25の方法】
もう少し深い部分に、集客できない原因があるかも?と思う場合は、下記の記事も参考にしてください。
➡︎ がんばっても全く集客できない【9つの根本原因を確認する】
参考)
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』