WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
更新日:2021年11月30日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
要約
WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
WordPressで作成した固定ページや投稿ページホームページが、検索されない原因を明らかにしています。また、それら原因に対して行うべき対策やヒントも掲載しています。
この記事は、
- WordPressで公開したページが検索されない…
- WordPressで公開したページが検索結果に表示されない…
- なぜ検索されないのか全くわからない…
- 検索されるようにするにはどうしたら良いの?
といったような、お悩みのある、WordPressの初心者の方や、ホームページ集客やブログ集客の初心者の方へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことによって、
- WordPressページが検索されない原因がわかります。
- WordPressページが検索結果に表示されない理由がわかります。
- WordPressページが検索されるようになる対策がわかります。
- 検索結果に表示されアクセスが増えていきます(原因を正しく理解し対策を正しく実施すれば)。
かなりびっしり記載したので、長文の記事になっていますが、ぜひ参考にしてください。必要な箇所だけ読んでも大丈夫です。
もし、「長々と読んでられないよ…」という方は、下記の「WordPress…検索されない原因チェックリスト」を活用してください。
上記の「WordPress…検索されない原因チェックリスト」は、PDF形式で下記からダウンロードすることも可能です。
➡︎ 「WordPress…検索されない原因チェックリスト」のダウンロード
詳しく知りたい場合は以降も続けてお読みください。
【 目次 】
- 1 WordPressページが検索されない原因と対策ガイド
- 2 WordPressページが検索されない理由
- 3 WordPressページが検索されない19の原因
- 3.1 WordPressページを公開して間もない
- 3.2 想定している検索キーワードが誤っている
- 3.3 検索者の検索意図を分かっていない
- 3.4 検索者の質問に対する答えを書いていない
- 3.5 質問に対する答えが最後の方にある
- 3.6 質問に対する答えが薄すぎる
- 3.7 質問に対する答えが重複している
- 3.8 余計なことを多く書きすぎている
- 3.9 オリジナリティが無い
- 3.10 読み難い・わかりにくい
- 3.11 ライバルページが多すぎる
- 3.12 強敵ページが上位順位を占めている
- 3.13 信頼性・専門性・権威性が不足している
- 3.14 YMYL分野である
- 3.15 クリックしたいタイトルになっていない
- 3.16 インデックスしない設定にしている
- 3.17 WordPressテーマが不良品である
- 3.18 何らかのペナルティを受けている
- 3.19 SEO対策が足りていない
- 4 対策.検索されないWordPressページを改善する
- 4.1 ただただ待つ/インデックスリクエスト
- 4.2 検索キーワードをリサーチする
- 4.3 検索者の検索意図を考え抜く
- 4.4 質問に対する答えを正直に書く
- 4.5 質問に対する答えは前半で書く
- 4.6 質問に対する答えを充実させる
- 4.7 答えを1ページに統合する
- 4.8 余計なことは書かない
- 4.9 オリジナリティのある内容にする
- 4.10 読みやすく・わかりやすく書く
- 4.11 ライバルページが少ないテーマにする
- 4.12 ライバルページが弱いテーマにする
- 4.13 実績を積み重ねてから書く
- 4.14 テーマをズラす
- 4.15 タイトルをキャッチコピー化する
- 4.16 インデックスしない設定を外す
- 4.17 好評のWordPressテーマにする
- 4.18 ペナルティ要因を取り除く
- 4.19 SEO対策を施す
- 5 補足:検索エンジン(Google、Yahoo!、Bing)による違い
- 6 補足:WordPressページを検索されないようにする場合
- 7 まとめ
WordPressページが検索されない原因と対策ガイド
私も昔は、WordPressで公開したページが検索されない…検索結果に表示されない…一つも出てこない…と悩んでいた時期があります。
ですが、この記事にまとめてある、いくつかの原因に気づき、いくつかの対策を施しました。
すると、その後は嘘のように多く検索されるようになり、大幅にアクセスも増えていきました。たくさんの検索キーワードで検索検索の1位に表示されるようになり、アクセスは半年で500%以上もアップ、1年かからずで1000%以上のアップが実現できました。見込み客も毎月自動で獲得していけるようになりました。
今では、その具体的な方法の全てを私のクライアントさん達にも教えています。あるクライアントさん(WordPress初心者)をコンサルしたら、ほとんど0だったアクセスが1日400アクセスほど得られるようになりました。また、あるクライアントさん(WordPress初心者)は、アクセス数が50倍以上も増えました。
この記事では、私がクライアントさんに教えている中から、「WordPressページが検索されない原因」を簡潔にまとめたものを公開します。漏れなく記載したつもりです。また、対策についてもヒントを掲載しておきます。ぜひ参考にしてください。
この記事に書かれてあることが正しく理解でき、そして実際に対策を施していけば、おそらく、あなたのWordPressページは、今よりも確実に検索されるようになるでしょう。
では、説明していきます。
WordPressページが検索されない理由
まず、WordPressページが検索されない理由を大きく分類して説明しておきます。WordPressページが検索されない理由を大きく分類すると、以下の3つに分類されます。※WordPressに限らず全てのWEBサイトに共通します。
- そもそも検索されていない
- 検索結果の表示順位が下位である
- インデックスに登録されていない
そもそも検索されていない
検索されない…のではなく、そもそも検索されるページではない…。
たとえばですが、あなたが今度発売するまだ誰も知らない商品があるとします。もちろんその名前はまだ誰も知りません。仮に名前を「XYZオンライン講座」だとします。そして、その商品を紹介するページを書いて公開したとします。
さて、Googleの検索窓に〔XYZオンライン講座〕と入れて検索する人は世の中に何人いるでしょうか?
ゼロ人ですよね。。。
即ち、この場合は、検索されない…のではなく、そもそも検索されるページではないということになります。
当たり前のことを言っているのですが、この当たり前のことが分かっていない方も多くいます。
作りっぱなしでは検索されない
「ホームページやブログを立ち上げて、何かページを公開すれば、少なくとも何人かには検索されるよね♪」と軽く思っている人は結構多くいます。
でも、そうではありません。きちんと色々考えて、色々計算してページを書かなければ、そのページは誰からも検索されないままで終わります。
検索結果の表示順位が下位である
検索結果は通常1ページ目に10記事しか出てきません。検索結果は2ページ目、3ページ目と続いていきますが、検索結果を5ページ目以降まで見る人はほとんどいません。
あなたもそこまで検索結果を見ませんよね?せいぜい検索結果の2ページ目くらいまでではないでしょうか。
即ち、検索順位が下位だと、誰にも見つけてもらえないということです。検索はされているけど、検索されないに等しい状態……となります。
検索順位と平均クリック率
下記は検索順位と平均クリック率を表したグラフです。
上記のグラフを見て分かる通り、検索順位が下位だと検索されない…という悲しい結果が待っています。
おすすめできない記事は検索されない
検索順位が下位になってしまう原因を一言で言うと、検索者におすすめできないページであるとGoogleと検索者の双方に悪く評価されているからです。
もし、嘘やデタラメばかり書いてあるページが、検索結果の1ページ目の一番上に出てきたらどうなるでしょうか?
検索者は非常に困りますよね。騙される人も出てくるでしょう。最悪は何かの事故につながります。なので、おすすめできないページは検索されないように下位順位になります。
嘘やデタラメは、あくまでも最悪の例です。「読みやすいvs読み難い」でも、おすすめできるできないの優劣はつきます。
他にも検索順位が下位になってしまう原因は色々あります。詳しくは、後ほど説明する「WordPressページが検索されない19の原因」の章に含めて説明しています。
インデックスに登録されていない
Google検索エンジンは、「Googleインデックス」という大きな格納庫のようなものを持っています。そこには世界中のWEBページの情報が登録されています。
Googleの検索結果に表示される情報は、この「Googleインデックス」から表示されています(下記図を参照)。
アニメーション(無音動画)で説明すると下記のようになります。
「Googleインデックス」にあなたのWordPressページ情報が登録されていなければ、たとえどんなに素晴らしいことが書いてあるページであっても、検索結果に表示されないという結果になります。
※ 詳しくは「WordPressページが検索されない19の原因」の章の中でも説明していきます。
※ Google検索の仕組みについては、GoogleのMatt Cutts氏が以下の動画で分かりやすく説明しています。
WordPressページが検索されない19の原因
では、もう少し細かく具体的に、WordPressページが検索されない原因を説明していきます。
合計19個の原因を掲載していきます。おそらくこの他の原因はありません(もしあったら随時追記更新していきます)。WordPressページが検索されない場合は、必ずどれか1つ、または複数が当てはまっているはずです。※たいがい原因は複数見つかります。
下記がWordPressページが検索されない原因の一覧です。
WordPressページが検索されない19の原因
- WordPressページを公開して間もない
- 想定している検索キーワードが誤っている
- 検索者の検索意図を分かっていない
- 検索者の質問に対する答えを書いていない
- 質問に対する答えが最後の方にある
- 質問に対する答えが薄すぎる
- 質問に対する答えが重複している
- 余計なことを多く書きすぎている
- オリジナリティが無い
- 読み難い・わかりにくい
- ライバルページが多すぎる
- 強敵ページが上位順位を占めている
- 信頼性・専門性・権威性が不足している
- YMYL分野である
- クリックしたいタイトルになっていない
- インデックスしない設定にしている
- WordPressテーマが不良品である
- 何らかのペナルティを受けている
- SEO対策が足りていない
上記の「WordPressページが検索されない19の原因」について、ひとつ一つ説明していきます。
参考)
もし、「WordPressで作成したホームページで集客していきたい!」という思いがある初心者の方は、以下もおすすめです。この記事と合わせて学んでみてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
WordPressページを公開して間もない
WordPressで固定ページや投稿ページに頑張って記事を書いて公開しても、すぐにGoogleインデックスに登録されるわけではありません。
Googleインデックスに登録される流れは、以下のようになっています。
Googleが世界中のWEBページを巡回する
↓
新しいページや更新されたページを見つける
↓
インデックスに登録(または更新)する
Googleが巡回〜見つける〜インデックス登録する…までには時間がかかります。どのくらいの時間がかかるかは様々です。数時間の場合もあれば、数日や数週間の場合もあります。
なので、WordPressで固定ページや投稿ページを作成して公開しても、公開してからまだ間もないのであれば、インデックス未登録状態により検索されない…ということは十分にあり得ます(タイミングの問題なので異常ではありません)。
インデックスされているかの確認方法
Googleインデックスに登録されているかどうかの確認は、Googleサーチコンソールの「URL検査」機能で確認できます。詳しくは下記の記事を参照してください。
➡︎ URL検査ツールの使い方【Googleインデックス登録を早める方法】
想定している検索キーワードが誤っている
想定している検索キーワードが誤っていると検索されないです。
たとえば、〔A〕というテーマでWordPressで記事を書いて公開したとします。でも、実際には、検索者はみんな〔B〕という検索キーワードで検索しているとします。これでは検索されないです。
よくあるケースは、あなたが使う言葉は〔専門用語〕で、検索者(あなたの潜在顧客や見込み客)が使う言葉は〔一般用語〕といったケースです。
Google検索エンジンが、同義語として〔専門用語〕=〔一般用語〕と見なしてくれる場合もありますが、全てではありません。
このように、あなたの想定している検索キーワードが、検索者の頭の中のキーワードと異なっている場合は、検索されないという状況を生みます。
検索者の検索意図を分かっていない
検索者(あなたの潜在顧客や見込み客)の検索意図(頭や心の中)を分からずに書いた記事は検索されないです。
たとえば、〔A〕という検索キーワードを想定してWordPressで記事を書いて公開したとします。検索者の検索意図は、「Aの注意点を知りたい」だとします。
ですが、あなたが、その検索意図を分かっておらず(想像できず)、「Aのメリットは!」と書いてしまうと「注意点」≠「メリット」となり、検索意図が異なってしまうので検索されない記事になってしまいます。
検索者の質問に対する答えを書いていない
検索者の質問に対する答えを書いていない記事だと検索されないです。
たとえば、〔A〕という検索キーワードの検索意図は「Aの注意点を知りたい」であると、あなたは、きちんと分かっているとします。そして、その質問に答えるために、WordPressで記事を書いていきます。
ところが、書いているうちに、Aをおすすめしたい気持ちが勝ってしまい「Aのメリットは!」が強い記事になってしまったとします。その結果「Aの注意点」についてはとても薄い内容になってしまったとします。
これでは、検索者の質問に答えられているとは言えません。
検索者の質問に答えられていない記事は検索されないです。
質問に対する答えが最後の方にある
質問に対する答えが記事の下の下…最後の方に書いてあるような記事は検索されないです。
検索者(あなたの潜在顧客や見込み客)は、何かに悩み、何かに困り、何かを知りたくて、検索しています。そして、今すぐ知りたくて検索しています。
なのに、WordPressのページの下の下の方まで読み進めていかないと、その答えは書いていない……。そんな不便なページは検索されないです。
質問に対する答えが薄すぎる
質問に対する答えが薄い・浅い・雑・説明不足…だと検索されないです。
たとえば、〔WordPress 検索されない 原因〕で検索された場合、
- 「WordPressで作成したページが検索されない原因はSEO対策が甘いからです。以上!」
- 「WordPressで作成したページが検索されない原因は次の19ケースが考えられます。まず1つ目は〜。そして、最後の19個目は〜。なので〜に注意すると良いでしょう。また〜の場合は〜。まとめると〜です。がんばっていきましょう!以上!」
という2通りの記事があったとします。
この場合、当然、充実した内容の後者が検索され、薄い内容の前者は検索されないです。
質問に対する答えが重複している
質問に対する答えは、既に執筆済み公開済みであるのに、別の記事でまた同じような内容を書いて公開しても、その記事は検索されないです。
同じ人が書いた同じような内容の記事が、検索結果にいくつも表示される意味はないですよね。表示されるのは、どれか1記事で十分ですよね。
なので、内容の重複がある場合は、1記事1ページのみインデックスされて、その他の似たような記事は、インデックス登録されない可能性が高いです。
たとえば、
- 「WordPress固定ページが検索されない」
- 「ワードプレス投稿ページが検索してもらえない」
という2つの記事を書いて公開した場合、上記例の場合なら、ほとんど内容が同じになるはずです。すると、どちらか1ページはインデックスされない可能性が高いです。
上記の例だと、WordPressは「英字」と「カタカナ」、ページは「固定ページ」と「投稿ページ」、「検索されない」と「検索してもらえない」と文字や言い方は異なりますが、内容はほとんど同じになるはずです。
こういう場合、どれか1つだけインデックス登録されて、他の似た記事はインデックスされません。結果、重複した他の記事は検索されないページになります。
余計なことを多く書きすぎている
質問に対する答え以外のことをダラダラ多く書きすぎている記事は検索されないです。
ズバリ質問に対する答え、および、答えに関する補足説明。これら以外の内容がやたら多いと、読者は非常に答えを見つけ難くなります。
機械が書いているページではなく、人間(あなた)が書いてるページなので、オリジナリティを出すために答え以外のことを書いてもOKです。
ただ、余計なことの書きすぎに注意ということです。
オリジナリティが無い
オリジナリティが無い記事は検索されないです。他人の記事をコピーしただけの記事はもっと検索されないです。
たとえばですが、「WordPress検索されない19の原因」という内容の記事が、世の中に10記事もあるとします。全記事内容はほぼ同じだとします。
検索者にとっては、そのうち1つだけ検索結果に出てくれば十分ですよね。なので、この場合は残りの9記事は検索されない可能性大です。
人の記事をコピーしてちょっとだけ変えて自分の記事のようにしている人もいますが、そういう記事は検索されないです。たとえ今は検索されているとしても、Googleのチェックに引っかかったらズルしてるとバレてそこで終わりです。
他人の知見・他人の考え・他人の言葉、、、オリジナリティが全く無い記事は検索されないです。
読み難い・わかりにくい
読み難いし、わかりにくい…そんな記事は検索されないです。
これはもう説明不要ですね。見出しも図解も箇条書きも改行も無く、ただただ難しい言葉や専門用語だらけの分かりにくい文章が延々と続く…。
小説家のように上手な文章を書く必要はありません。ですが、やたら読み難い・わかりにくい…という記事は検索されないです。
ライバルページが多すぎる
特に何の問題のない質の良いページでも、ライバルページが多すぎると検索されない可能性が高いです。
たとえば、同じテーマに関する記事が200記事あるとします。それぞれ200記事の内容は全て異なりオリジナリティがあり、それなりに質の良い記事ばかりだとします。
検索結果の上位、検索結果の1ページ目表示を目指すのであれば、10位以内/200記事に評価されなければなりません。これは普通に考えて難しい状況です。
ライバルページが多すぎると検索されない可能性が高いです。
強敵ページが上位順位を占めている
ライバル記事がたとえ少なくても、極めて強力な強敵ページ(たとえばその分野の権威者が執筆など)が検索結果の上位を占めていると、検索されない可能性が高いです。
たとえば、「ロボットの作り方」についての記事を公開するとします。検索結果には下記のような記事が占めているとします。
- ロボットの作り方/〜大学ロボット学科名誉教授
- ロボットの作り方/ロボット事業30年株式会社〜
- ロボットの作り方/実績No1ロボット研究所
- :
みたいなイメージです。
このような場合、あなたがロボットのことを誰よりも詳しいとしても、名前が売れておらず、実績もそこそこしか無いのなら、ロボットについての記事を公開しても検索されない可能性大です。
信頼性・専門性・権威性が不足している
Google検索エンジンは、大方針として、記事の信頼性・専門性・権威性をとても重視しています。
信頼に値しない内容、専門性が疑わしい内容、権威性ゼロの内容、などは検索されない可能性大です。
何をもって信頼性や専門性や権威性があると言えるのかは、定かではありませんが、一般的に(常識的に)考えて、
- 信頼できない記事内容(根拠なき推測など)
- 専門的でない記事内容(知ったかぶりなど)
- 権威性が無い執筆者(ど素人など)
…などの場合は、検索順位が上がらないので検索されない可能性が高いです。
YMYL分野である
財産や命や健康や医療など、人生に大きく影響を与える分野をYMYL分野と言います(Googleが作った造語:Your money Your Lifeの略)。
YMYL分野に該当するページやサイトだと、Googleは先述の信頼性・専門性・権威性をより厳しく徹底的にチェックします。
なので、YMYL分野に関するキーワードで検索すると、検索結果の100位まで見ても、素人の個人ブログなどは1件も出てきません。
たとえば、病気や健康関連のキーワードで検索すると、検索結果の100位まで見ても、出てくるのは、きちんとした病院、大学の教授、権威ある医師、医薬品メーカー、きちんとした公的な団体、などばかりです。
医療や健康業界に入りたての人が書いたページや、歴史の浅いWordPressサイト(例:クリニック新規開業で立ち上げた新規サイトなど)も厳しいと思われます。
実例)
健康に関連するキーワード〔低血圧 原因〕で実際に検索した結果、検索結果の1位から100位まで、全て権威あるページばかりでした。
YMYL分野の場合、個人や他業界の人間が発信した記事、経験の浅い人や歴史の浅いサイトなどだと、たとえ内容がどんなに良い記事でも、検索結果に出てこない可能性が極めて高いです。
クリックしたいタイトルになっていない
検索結果に表示されたとしても、タイトル次第で検索されない(クリックされない・アクセスされない)記事になってしまいます。
たとえば、〔WordPress 検索されない 原因〕というキーワードで検索した検索結果で、
- 1位.「ブログをたくさん書いてきてようやくボクは気付きました知っているようで知らないWordPressページが検索されない原因とは?」
- 2位.「WordPressページが検索されない・・・」
- 3位.「WordPressページが検索されない【18の原因と対策ガイド】」
というタイトルが並んでいたとします。統計上は一番上の1位表示の記事が一番多くクリックされます。次に上から2つ目がよくクリックされます。ですが、おそらくこの場合は3つ目が一番多くクリックされます。
なぜなら、
- 1位:→何の記事かさっぱり分からない!(検索結果のタイトル表示は30文字辺りで切れます。なので「ブログをたくさん書いてきてようやくボクは気付きました知ってい…」こんな形で切れて表示されます。)
- 2位:→ふーん…で?
- 3位:→お!質問の答えが得られそう!詳しく書かれていそう!
となるからです。
検索順位が何位か!?でも検索される・されないが決まりますが、タイトルの書き方でも検索される・されないが決まります。
インデックスしない設定にしている
WordPressの各ページの設定で、「インデックスしないようにする」という設定項目があります。そこにチェックを入れてしまうと、インデックス登録はされないので、その後、何をやっても、そのページは検索されないようになります。※設定項目のないWordPressテーマもあります
サイト全体に対する「インデックスしないようにする」にチェックを入れてしまうと、サイト内のページ全てがインデックス登録されなくなるので、全ページが検索されないようになります。
ちなみに、ページにパスワードをかけても、そのページはインデックスされません。(ただし、パスワードかけるくらいですから、この場合はインデックスされなくても問題なしですね。)
WordPressテーマが不良品である
WordPressのテーマ(デザインテンプレート)は数えきれないほど多く存在します。なので、中には不良品も存在しています(特にWordPress非公式テーマ)。
有名どころの人気テーマであれば、無料でも有料でもまず問題ありませんが、無名のテーマは不良箇所(バグ)があったり、改善(アップデート)を怠っていたり、SEO内部対策がされていなかったり…という危険性があります。
その結果、検索順位が思うように上がらず検索されない…ということもあります。
何らかのペナルティを受けている
Googleは質の悪い記事を嫌います(もちろん検索者も嫌います)。ズルをしている記事も嫌います(たとえば他人の記事を丸ごとコピーなど)。
これはダメでしょ…というページにGoogleは罰(ペナルティ)を与えます。罰の重さは軽いものから重いものまであります。
ペナルティが軽度の場合は少し検索順位が落ちる程度です。中度のペナルティになると検索順位が大きく落ちます。重度のペナルティになるとインデックスから削除されます。なので、中度や重度のペナルティに該当すると検索されない状態なります。
尚、ペナルティの通知は、Googleから送られてくる場合もありますが、基本的にはペナルティはいちいち通知されません。
念のため、Googleサーチコンソールの「手動による対策」や「通知メッセージ(ベルのマーク)」を確認してみてください(下記画像参照)。もし、ペナルティに関する通知があったら早急な対処を検討しましょう。
SEO対策が足りていない
SEO対策が足りていないと検索順位が上がっていきません。検索順位が上がらないと、検索者に見つけてもらえません。
「SEO」とは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味です。簡単に言い換えると、「検索順位を上げるための施策」のことです。SEO対策は色々とあるので、その具体的な内容を全てこの記事で説明することは、ボリューム的に不可能です。
ですが、ここまで説明してきた内容は、全てSEO対策の基本対策へとつながっていきます。それだけでも十分な効果を期待できます。なので、まずは、ここまで説明してきた各種原因を参考にしてください。
以上、「WordPressページが検索されない原因」でした。それでは、次に対策について説明していきます。
対策.検索されないWordPressページを改善する
「WordPressページが検索されない19の原因」の中に、該当していそうな検索されない原因は見つかりましたか?原因は、おそらく複数あったのではないでしょうか。
ここからは対策について説明していきます。前述の原因項目と対になっています(記載順も合わせています)。
原因や対策を机上で学ぶだけで「なるほどね」「へぇ〜そうなんだ」で終わってしまわないようにしてくださいね。対策を実践しなければ何も変わりません。
この記事に書いてある原因と対策を理解し、改善を実践できれば、絶対とは言えませんが、かなりの確率で検索順位がアップするはずです。検索結果の上位に表示されるようになれば、アクセス数も増えていきます。
なので、ぜひ、以降の対策のヒントを参考に、あなたのWordPressサイト、ページ、コンテンツなどを、実際に改善してみてください。
それでは、対策を説明していきます。
“WordPressページが検索されない”対策のヒント
- ただただ待つ/インデックスリクエスト
- 検索キーワードをリサーチする
- 検索者の検索意図を考え抜く
- 質問に対する答えを正直に書く
- 質問に対する答えは前半で書く
- 質問に対する答えを充実させる
- 答えを1ページに統合する
- 余計なことは書かない
- オリジナリティのある内容にする
- 読みやすく・わかりやすく書く
- ライバルページが少ないテーマにする
- ライバルページが弱いテーマにする
- 実績を積み重ねてから書く
- テーマをズラす
- タイトルをキャッチコピー化する
- インデックスされない設定を外す
- 好評のWordPressテーマにする
- ペナルティ要因を取り除く
- SEO対策を施す
※ 各種対策の効果は、WordPressサイトの現状、取り扱う記事テーマ、個人の取り組み方、その他各種環境など、様々な要因によって左右されます。対策の実施については自己責任でお願いいたします。
ただただ待つ/インデックスリクエスト
- 原因1:WordPressページを公開して間もない
- 対策1:ただただ待つ(XMLサイトマップ送信要)/インデックスリクエスト
ページを公開しても、すぐにはインデックスされません。ですがこれは正常です。なので、基本的には、特に対策をする必要はありません。ただただ待つだけです。
但し、サイト立ち上げたばかりだとインデックスされるまで、数週間と長い時間がかかる場合が多いです。サイトを放置している場合も同様です。
少しでもインデックス登録を早めるために、下記の対策を行なっておきましょう。
XMLサイトマップをGoogleに送信する
効率よくGoogleに巡回してもらい、効率よくインデックス登録してもらうには、XMLサイトマップというものをGoogleに自動送信されるようにしておきましょう。
XMLサイトマップとは、あなたのサイトの更新情報のようなものです。「Googleさん、新しいページを追加しましたよ、巡回しに来てね。そして、インデックス登録してね。」と知らせる通知情報のようなものです。
XMLサイトマップはWordPressのプラグインで設定できます。
XMLサイトマップ用のWordPressプラグイン
➡︎ XML Sitemaps
XML Sitemapsの設定方法
➡︎【初心者向け】Googleインデックスの時間を早める5つの方法-XML Sitemapsの設定方法
Googleサーチコンソールでインデックスリクエストを行う
「いつまでたってもインデックス登録されないなぁ…」という場合は、Googleサーチコンソールの「URL検査」という機能から、インデックスリクエストをGoogleに送信してください。
必ずインデックスされるわけではありませんし、インデックスされるまでの時間も分かりませんが、インデックス登録してもらえる可能性が高まります。
➡︎【初心者向け】Googleインデックスの時間を早める5つの方法-インデックス登録のリクエストの方法
こまめに新規ページの追加や更新を行う
私のサイトの場合は、新規記事の公開後、早ければ数時間後にインデックスが登録されます。なぜなら、頻繁に新規ページを公開したり既存記事の更新をしているからです。なぜなら、そのようなサイトに対しては、Googleも気を利かせて頻繁に巡回しに来てくれるからです。
なるべく、頻繁に、新規情報を公開したり既存記事を最新化したりしましょう。
検索キーワードをリサーチする
- 原因2:想定している検索キーワードが誤っている
- 対策2:検索キーワードをリサーチする
まず、あなたが使う言葉や単語は一旦忘れてください。そして、検索者(あなたの潜在顧客や見込み客)が使う言葉や単語を知ってください。
これは、WordPressに記事を書く時以外でも強く意識してください。商品作成時もメールを書く時もセミナーで説明する時もセールスする時もです。
実際に、あなたの見込み客は、普段どんな単語や言葉を使っているのか?どんな検索キーワードで検索しているのか?を徹底的にリサーチしてください。
検索キーワードのリサーチに使える無料ツールを紹介しておきます。
※一部利用回数に制限があります。
検索キーワード種類のリサーチ
- Google検索(サジェスト)
- Google検索(他の人はこちらも検索)
- Google検索(関連キーワード)
- ラッコキーワード
検索キーワード種類と検索回数(検索ボリューム)のリサーチ
検索キーワードおよび検索ボリュームをリサーチしたい場合、初心者の方は、最も気軽に簡単に使える aramakijake から使ってみてください。
➡︎aramakijakeアラマキジャケの使い方【初心者向け簡単マニュアル】
関連記事
➡︎ 月間検索数の調べ方【無料ツールでGoogle検索ボリュームを調べる方法】
検索者の検索意図を考え抜く
- 原因3:検索者の検索意図を分かっていない
- 対策3:検索者の検索意図を考え抜く
想像力を働かせてください。検索者(あなたの潜在顧客や見込み客)は、なぜ、そのキーワードを検索窓に入力して検索したのでしょうか?何を知りたいのでしょうか?なぜ知りたいのでしょうか?何に悩んでいるのでしょうか?どうなりたいのでしょうか?
想像力と言いましたが、想像は想像でしかありません。できれば、あなたの見込み客に実際に会って、色々と話しを聞き、見込み客をよく知ってください。見込み客を知ることに全力を注いでください。
見込み客をよく知る
見込み客をよく知ることは、検索されるための対策に留まらず、ビジネス、マーケティング、セールス、商品開発、売上アップ、全ての土台になっていきます。
見込み客をよく知ることは、決して大袈裟ではなく、この記事の中で一番重要なポイントです。
質問に対する答えを正直に書く
- 原因4:検索者の質問に対する答えを書いていない
- 対策4:質問に対する答えを正直に書く
検索者(見込み客)をよく知る・検索キーワードのリサーチ・検索意図の把握、これらが行えていれば、検索者の質問は明確に見えてきます。
検索者は、あなたに何を聞きたいのか?何を教えてもらいたいのか?あなたに何を望んでいるのか?
明確に答えを提示してあげてください。これを言ったら自分にとってマイナスになるかも…と思えることも時にはあるかもしれません。でも、検索者が知りたがっているのであれば、隠さず正直に答えてあげてください。
質問に対する答えは前半で書く
- 原因5:質問に対する答えが最後の方にある
- 対策5:質問に対する答えは前半で書く
対策は簡単です。記事の最初の方に答えを移動してください。冒頭や序文で「今日はいい天気ですね」ではありませんが、関係ないことを書くのはやめましょう。
でも、一気に細部の答えまで最初の方に詰め込むことはできません。
なので、
簡潔な結論・答えの概要
↓
詳細説明
↓
具体例
↓
補足説明
↓
まとめ、再度結論
といったような構成を描いて書いてみてください。
質問に対する答えを充実させる
- 原因6:質問に対する答えが薄すぎる
- 対策6:質問に対する答えを充実させる
あなたが記事に書く事柄を既によく知っているのは当然です。ですが、検索者や読者は何も知らないということを忘れないでください。これは言わなくても分かるだろう。と勝手に決めつけないようにしてください。
説明不足とならないように、網羅性を意識してください。内容を充実させてください。
ですが、あれもこれもと説明していくのもいけません。焦点がぼやけてしまって、何が言いたいのか何が答えなのか読者もよく分からなくなってしまうからです。
程よいバランス(これが難しいのですが、、、)で、説明を網羅させてください。
答えを1ページに統合する
- 原因7:質問に対する答えが重複している
- 対策7:答えを1ページに統合する
同じような内容の記事を書いて公開しても構いませんが、インデックスされない記事は、検索されないので無駄になります。
それに、検索者や読者や検索エンジンも、同じような内容の記事がいくつもあれば迷ってしまいます。
なので、同じような記事がある場合は、現在インデックスされており、よく検索されている記事に統合して一本化してください。(どうしても分けておきたい場合は無理に統合しなくても良いです)
余計なことは書かない
- 原因8:余計なことを多く書きすぎている
- 対策8:余計なことは書かない
検索者は質問の答えを知りたいだけです。あなたの思いや主張には興味がありません。面白い話しも求めていません。雑談も必要ありません。
また、線引きが難しいのですが、前項で述べた網羅性を意識し過ぎて、あれもこれもと過剰な説明を入れてしまうと、それが余計なことになってしまう場合があります。
答えに焦点を絞って記事を書いてください。
オリジナリティのある内容にする
- 原因9:オリジナリティが無い
- 対策9:オリジナリティのある内容にする
人様の記事をコピーして記事を書くような行為は今すぐやめてください。もちろん、他の記事を参考にするのは何の問題もありません。引用も引用を明にすれば大丈夫です。ですが、自分の説明、自分の言葉、自分の解釈で記事を書いてください。
また、前項では、“検索者はあなたの思いや主張には興味がありません。面白い話しも求めていません。”と言いましたが、さりげなくであれば入れてOKです。いや、逆に入れた方が良いです。
なぜなら、あなたという人が、どういう人かを感じてもらう必要があるからです。それに、オリジナリティも出ます。ただし、入れすぎると「うるさい」「うざっ」「余計なこと」となるのでバランスには注意です。
読みやすく・わかりやすく書く
- 原因10:読み難い・わかりにくい
- 対策10:読みやすく・わかりやすく書く
以下をチェックしてください。
- 適切に見出しを入れているか
- 適切に改行をしているか
- 空白行でスペースを空けているか(必要な場合)
- 一文が長すぎないか
- あれ、これ、それ、で伝わっているのか
- 文字装飾し過ぎていないか(太字や色など)
- 文字が小さかったり薄くないか
- オシャレなフォントにしていないか
- カタカナ語を使っていないか(例:エビデンス,シナジー,スキーム,ガバナンス、etc)
- 業界用語や専門用語を使っていないか(※)
- 画像や図解やグラフは載せているか(必要な場合)
- リンクはリンクと分かるか
- 常識だからと説明を省略していないか
- 分からない人の気持ちを分かっているか
完璧でなくても良いです。私も完璧は無理です。でも、意識してるとしていないでは全然違ってきます。上記を常に意識しておきましょう。
※ 上級者向けや同業者向けの情報であれば専門用語を使ってください。
ライバルページが少ないテーマにする
- 原因11:ライバルページが多すぎる
- 対策11:ライバルページが少ないテーマにする
狙った検索キーワードで実際に検索してみてください。たとえば20位辺りのタイトルを見てください。検索に対する答えが書かれてありそうですか?
では、50位辺りは?90位辺りは?こうして見ていくと、どこかで、答えじゃないよね。答えとズレているよね。という切れ目がぼんやりとですが見えてきます。
たとえば30位くらいから、タイトルが答えとズレてきているようであれば、ライバル記事は30記事程度しか存在しないということです。
答えとなっているページが多ければ検討要です。逆に少なければライバルが少ないということなので、検索結果で上位に表示させるチャンスです。
ライバルページが弱いテーマにする
- 原因12:強敵ページが上位順位を占めている
- 対策12:ライバルページが弱いテーマにする
前項のやり方でタイトルやURLを見ていきます。権威性の高い企業や団体や権威ある専門家が執筆者や運営者かどうかを確認します。
また、歴史のある有名なサイトか、質の良い情報満載の有名なサイトかなども確認します。分からなければページを開いて中身も見てください。
検索結果の上位が、びっしり強敵だらけであれば、諦めた方が良いかもしれません。そこに割って入るのはかなり厳しいです。
強敵ページがまばら、もしくは、全く出てこないような、ライバル記事が弱そうな検索キーワードを優先的に狙いましょう。
実績を積み重ねてから書く
- 原因13:信頼性・専門性・権威性が不足している
- 対策13:実績を積み重ねてから書く
知ったかぶりで書くのはやめて、実際に行動し、経験し、体験し、実績を重ねた上で、記事を書いてください。頭だけでなく肌や心で感じたことも書いてください。専門家として責任を持って発信してください。
経験や実績があるのであれば、プロフィールにも、きちんと経験や実績を書いておきましょう。
また、証拠を必要とする記事には証拠を載せましょう。自分では証拠を持っていない場合は、証拠となる他者の記事やデータに外部リンクしましょう。
外部リンクを貼ると、読者が自分のサイトを離れてしまう可能性が出てきますが、それはあなたの都合です。読者にとって見せる必要があれば、積極的に外部リンクしてください。
テーマをズラす
- 原因14:YMYL分野である
- 対策14:テーマをズラす
YMYL分野(例:健康や医療などの分野)の場合は、ストレートなキーワードでは検索されにくい(検索結果に出てこない)ので、キーワードをズラす方向で考えてください。
たとえば、〔○○病 治し方〕で検索されたい場合、このキーワードはYMYL分野に相当するので、権威ある医療関係以外が発信する記事は検索されない可能性が極めて高いです。
なので、〔○○病 治し方〕というストレートなキーワードではなく、他に検索しそうな別のキーワードや、○○病という名前をまだ知らない人が検索しそうなキーワードを探します。もちろん、医療や健康から少し外れたキーワードにしてください。
例)○○病という名前をまだ知らない人向けに情報発信
仕事の生産性が最近悪くなった…
↓
そういえば集中力が全く続かない…
↓
〔集中力 上げ方〕で検索してみよう
↓
●「集中力が続かない原因と上げ方5選」
集中力の上げ方は〜〜です。
集中力が続かない原因は〜〜です。でも、
もしかしたら原因は○○病かもしれません
詳しくはコチラでチェックしてください。
↓
●「○○病の治し方・チェックリスト付」
上記のようにズラしたキーワードで記事を公開しアクセスを集めます。そして、その記事から本来は読んでほしかった「○○病の治し方」という記事にリンクします。
※ YMYL分野の場合は、上記のように検索からのアクセス集めはなかなか厳しいので、広告やSNSも活用することをおすすめします。
タイトルをキャッチコピー化する
- 原因15:クリックしたいタイトルになっていない
- 対策15:タイトルをキャッチコピー化する
検索キーワードを入れる
検索者の頭の中には、直近に入力した検索キーワードが浮かんでいます。
検索者は、検索結果のタイトルの中に検索キーワードがあるかどうかをサッと見てチェックします。
人間は横書きの場合、文字を左から右へと読んでいきます。でも多くても15文字くらいまででそれより右はしっかり見ようとしません。下手すると7〜8文字くらいまでしか目に入れません。
ということで、なるべくタイトルの左側の方に検索キーワードを入れるようにしてください。
ベネフィットを入れる
検索者の頭や心の中には、検索キーワードに関連する、問題点、悩み、欲求などが渦巻いています。
その記事をクリックするメリットはあるのか?クリックして無駄にならないか?ハズレ記事にならないか?読むことで得られる利益はあるのか?と検索者は思っています。
タイトル内に入りそうであれば、読んで得られるメリットやベネフィット(検索者の利益)もタイトルに含めるようにしてください。
数字を入れる
数字を含んだタイトルの方がクリックされやすいことは統計的に分かっています。タイトルに自然に数字を入れられるのであれば数字を入れてみてください。
- 「検索されない原因と対策ガイド」
- 「検索されない19の原因と対策ガイド」
直接的で長過ぎずないこと
変にひねったタイトルはやめてください。長過ぎるタイトルもやめてください。
なぜなら、タイトルが長すぎたり意味不明だと、Googleが分かり難いタイトルだと判定するからです。すると、Googleは勝手に表示上のタイトルを書き換えて検索結果に表示します(全検索結果の約15%も書き換えられています)。
その結果、せっかく考えたタイトルでも、全く違うタイトルになって検索結果に表示されることになってしまいます。
タイトルは、検索キーワードに対する答えの記事として、直接的でストレートでシンプルで短め(だいたい30文字以内が目安)にしてください。
関連記事
➡︎ 記事タイトルの付け方【クリック率が3倍】になる25個のコツ
インデックスしない設定を外す
- 原因16:インデックスしない設定にしている
- 対策16:インデックスしない設定を外す
WordPressには、サイト全体に対する「インデックスしない設定(noindex)」と、各ページ毎の「インデックスしない設定(noindex)」が行えるようになっています(一部のWordPressテーマではページ毎の設定はできない場合があります)。
サイト全体のインデックス指定
WordPressで作成したサイトが検索されたいのであれば、サイトに対する「インデックスしない設定(noindex)」のチェックを外してください。
各ページ毎のインデックス指定
検索されたいページであれば、各ページ毎の「インデックスしない設定(noindex)」のチェックを外してください。
好評のWordPressテーマにする
- 原因17:WordPressテーマが不良品である
- 対策17:好評のWordPressテーマにする
WordPressテーマ(デザインテンプレート)は、できるだけ多くの人が使っている有名で人気で好評なテーマにしてください。
私が使ったことのあるテーマで言うと、無料のWordPress公式テーマであれば「Lightning」がおすすめです。公式以外だと「Cocoon」がおすすめです。より簡単なのは「Lightning」です。※このサイトも「Lightning」を使用しています。
有料(公式以外)だと、「AFFINGER(最新はAFFINGER6)」が人気で有名で好評です。
他にもいくつか有名で安全なテーマもいくつかありますが、ここで紹介した3つのどれかであれば、まず問題にはならないと思います。
いずれにしても、有名で人気で好評のWordPressテーマにしてください。
ペナルティ要因を取り除く
- 原因18:何らかのペナルティを受けている
- 対策18:ペナルティ要因を取り除く
軽度のペナルティ
軽度のペナルティは少し順位が落ちる程度なので、気づくのは難しいです。特に何か対策するというより、常に検索者のために質の良い記事を書くことに努めていれば、それでいいでしょう。
中度や重度のペナルティ
中度や重度のペナルティは、大きく検索順位が落ちたり、インデックスから削除されるので「え!?」「あれ!?」と気づくことができます。なぜ、順位が落ちたのかを徹底的に分析しましょう。
原因は色々です。ですが、基本的には、検索者や読者のためにならないこと、検索者や読者が嫌がること、ズル、ウソ、Googleの定めた規定やルールの穴を突くようなあざといテクニック、など…普通に考えてダメなことをやってしまっている可能性があります。
ダメなことはやめましょう。
まともなページでもインデックス削除?
まれに、どう見てもまともな記事なのに、インデックスから削除されるケースもあります。
その原因の一つは、Google検索エンジンの誤動作(バグ)です。この場合は、いずれバグが改修されるので放っておけば大丈夫です。
ただし、あまりにも該当するページが多いようであれば、やはり何らかの原因があります。原因を追求しましょう。
SEO対策を施す
- 原因19:SEO対策が足りていない
- 対策19:SEO対策を施す
SEO対策の基礎となる重要なことは、当記事に記した対策を実施すれば、半分は満たしたも同然です。
でも、残りの細かなSEO対策まで意識しなければならないケースもあるかもしれません。たとえば、ライバル記事としのぎを削り、あと1つだけ順位を上げたい!と思う時などですね。
ですが、残りの細かなSEO対策まで説明していくと、この記事の何倍もの情報量、説明量となってしまいます。
なので、ここではSEO対策については、この記事に書かれてある対策の実施までとしておきます。(それだけでも十分な効果が期待できます!)
関連記事
➡︎ ホームページ集客SEO【検索結果上位表示7ステップ】初心者基礎編
➡︎ WordPressテーマLightningのSEO対策【初心者向けガイド】
➡︎ WordPressの画像最適化【SEOに効果的な21の方法!】
補足:検索エンジン(Google、Yahoo!、Bing)による違い
検索エンジンには、Google、Yahoo!、Bing、その他も含めて何種類もの検索エンジンがあります。
WordPressで作成したページが、Googleでは検索されないけど、Bingでは検索される。Bingでは検索されないけど、Googleでは検索される。といったこともあります。
検索エンジンが違えば、検索結果も異なるので「なぜ!?」とビックリしないでください。
ちなみに、Yahoo!の検索エンジンは、Googleの検索エンジンの仕組みを使っています(ほんの一部のみYahoo!独自の仕様が入っている)。なので、この2つGoogleとYahoo!はほぼ同じと見て良いです。
検索エンジンシェア
検索エンジンシェアは、GoogleとYahoo!合わせて 94.96% です。ほぼほぼ100%です。
なので、Bingの検索順位をアップさせても、GoogleやYahoo!の検索順位が下がってしまうような対策をしてはなりません。
要するに、検索エンジンは、Googleだけを意識(SEOや規定やルールなど)していれば良いということです。
補足:WordPressページを検索されないようにする場合
ここまでは、WordPressページが検索されない…という状態を検索されるようにするために、という内容でしたが、
どうしても、このWordPressサイトだけは検索されないようにしたい。どうしても、このページだけは検索されないようにしたい。といった場合もあるかと思います。
WordPressサイトもしくはページを検索されないようにする場合は、WordPressサイトもしくはページ毎に指定できる「インデックスをしない設定(noindex)」にチェックを入れてください。
ページ単位であれば、パスワードをつける方法でもOKです。
メディアファイル(WordPressにアップロードした画像やPDFなど)のページにも「インデックスをしない設定(noindex)」できるようになっています。
※ WordPressのテーマによっては部分的にnoindex指定できない場合もあります。
まとめ
WordPressで作成した記事ページが、検索されない原因と対策について、概要レベルではありますが、全て説明してきました(細かなSEO対策のノウハウやテクニックなどは除く)。
あなたのサイトや記事ページが検索されない原因は見つかったでしょうか?
検索されない原因をよく理解し、ここに示した対策のヒントも理解し、正しく対策を施すことができれば、検索順位は上がり、検索される可能性が高まります。
せっかく読んでいただいたのであれば、「へぇーそうなんだ」で終わらせず、できれば対策を実践してもらえたらと思っています。この記事をブックマークでもして、何度か読み返し、改善の基点にしてもらえると嬉しいです。
なるべく分かりやすいようにまとめたつもりですが、読んでも分からない部もあったかと思います。分かるところからでも大丈夫です。何か1つ対策を施すだけでも効果が出る場合は多々あります。
マイペースでも良いので、一歩ずつでも良いので、ぜひ、あなたのWordPressサイト、記事ページを改善していくようにしてください。
以上です。
長い記事でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。そして、お疲れ様さまでした。
参考)
もし、「WordPressで作成したホームページで集客をしていきたい!」という思いがある初心者の方には以下もおすすめです。この記事と合わせて学んでみてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
関連記事)
オウンドメディア型のホームページやブログの場合は、下記の記事も参考にしてください。
➡︎ オウンドメディア改善方法【よくある状況と10の原因と対策】
当記事と重複する内容ですが、興味があれば、下記の記事も合わせてチェックしてください。
➡︎ ワードプレスで集客できない【21の原因と対策】コツなども!
➡︎ ホームページ作成やってはいけない136のこと【ワードプレス編】
➡︎ 良いホームページの条件とは?【48のポイントと例や作り方】
➡︎ ホームページをGoogle検索に引っかかるようにする【25の方法】
WordPressで作成したページが、検索されるようになりアクセスが増えても、それだけでは売上にはつながりません。下記の記事も参考にしてください。
➡︎ リストマーケティングとは?やり方は?【7ステップで簡単に!】図解例あり
➡︎ 【自分が】売れるホームページの作り方(ECサイトや店舗以外)
WordPress以外の WIX や Jimdo、ペライチ、アメブロなどで作成したページが、検索結果に出てこない表示されないという場合は、下記の記事も参考にしてください。されるようになりアクセスが増えても、それだけでは売上にはつながりません。
➡︎ Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】
➡︎ 【ジンドゥー】Jimdoホームページが検索されない10の理由
➡︎ ペライチが検索結果に出ない10の理由【SEOに弱いから?】
➡︎ アメブロが検索しても出てこない【9つの理由・原因】解決方法も
当記事筆者
スマートプランオフィス代表 鈴木俊雄
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