WordPressでLPを自作する方法【初心者向け8ステップ】

更新日:2021年12月27日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
WordPressでLPを自作する方法【初心者向け8ステップ】
要約
WordPressでLP(ランディングページ)を自作する方法を、初心者向けに8ステップで説明しています。合わせて、LP自作に向けてのWordPressテーマやプラグイン、そして、LPを作成した後にやるべきことなども説明しています。
注:当記事で言うLPとは、アクセスが着地するページや販売ページのLPではなく、見込み客リスト獲得のための、メールアドレス登録用(オプトイン用)のページをLPとしています。
この記事は、
- WordPressでLPを自作したいけど作り方がわからない…
- WordPressでLPを自作したけど登録率が低い…
- 登録率の良いLPの作り方を知りたい…
- 見込み客リストを自動で集めていきたい…
といったような、ウェブ集客・オウンドメディア集客(ホームページ集客やブログ集客)の初心者の方へ向けてまとめています。
この記事を読むことによって、
- WordPressでLPを自作する方法がわかります。
- WordPressで自作したLPの登録率を改善できます。
- 見込み客リストが増えていきます。
良いLPが自作できると、あとはアクセスを集めていくだけです。見込み客リストは下記のように、安定してどんどん増えていきます。

ぜひ、あなたも、見込み客をたくさん獲得できるLPを、WordPressで自作できるようになってください。
【 目次 】
WordPressでLPを自作する方法
WordPressでLPを自作する手順は下記の通りです。
WordPressでLPを自作する8ステップ
- 自作Step1.オファーを決める
- 自作Step2.LPのヘッドコピーを決める
- 自作Step3.LPの構成を決める
- 自作Step4.エディタアプリに下書きする
- 自作Step5.LPに掲載する画像を用意する
- 自作Step6.WordPressでLPを清書する
- 自作Step7.メール配信システムと連携させる
- 自作Step8.自作したLPを公開する
この記事ではHTMLやCSSなど小難しい話しは一切出てきません。なぜなら、そのような知識は不要だからです。仮にパソコンが苦手でも、ITが苦手でも、初心者でも、WordPressでLPは自作できます。
※実際、私もパソコンが苦手ですが、iPad × WordPressを使うことで、ホームページやLPを自作することができています。
WordPressでLPを自作する準備
LP自作手順(8ステップ)については後ほど詳しく説明していきますが、まずは重要となるLP作成準備の話しを先に少ししておきます。
LPのターゲット(見込み客)をよく知る
とにかくまず、見込み客のことをよく知ってください。LP自作へ向けて一番重要な準備です。
LPの自作に限らず何でもそうですが、ターゲット(見込み客)のことをよく知らないと何も作れません。たとえLPが作れたとしても、見込み客のことをよく知らないと、良いLPは絶対に作れないという意味です。
ターゲット(見込み客)のことを知ってる“つもり”……。
「つもり」ではダメです。「はず」もダメです。限界はあると思いますが、可能な限り、見込み客のことを知りすぎてる…という状態にしてください。想像ではなく見込み客から直接色々と話しを聞くようにしましょう(潜在課題まで探り出すことが重要)。
マーケティングの全体フローを設計する
LPはとても重要なものですが、自作するLPだけを「点」で見ないように注意してください。
マーケティングという「線」や「面」があって、その中の一部のピースがLPだということを忘れないでください。

LPに至る前のステップ(たとえばブログ記事や広告など)と、LPの後のステップ(たとえばメルマガやフロントエンド商品の提案など)とスマートに連携できるか?一貫性があるか?
「点」だけを(LPだけを)どうにかすればビジネスが好転する……ほどマーケティングは甘くはありません。自作するLPの前後、さらにその前やその先の先まで。マーケティングの全体フローを事前にきちんと設計しておくようにしてください。
LPの自作もできるWordPressテーマ
LPといっても、結局はWordPressの固定ページもしくは投稿ページで作ります。なので、LP専用のWordPressテーマが必須というわけではありません。
ですが、LPだと、メニューを見せたくない…、サイドバーを出したくない…、フッター領域を表示させたくない…。といったような要件が出てくると思います。
なので、LPのページだけ1カラムで見せれるとか、LPのページだけヘッダーやフッターを表示しないようにできる、といったようなレイアウト機能があるテーマだと便利です。

私は全てのWordPressテーマを知っているわけではないのですが、下記のテーマはLPに適したページが作れるようになっています。
LP作成できる無料のWordPressテーマ
※ 上記から各WordPressテーマの公式サイトにいけます。
LP作成できる有料のWordPressテーマ
- OOPS!(ウップス)19,800円(税込)
- LIQUID LP(リキッドエルピー)10,890円(税込)
- Grazioso 19,800円(税込)
- My Song 9,999円(税込)
※ 上記から各WordPressテーマの公式サイトにいけます。詳細や現在の価格などは公式サイトで確認してください。
おすすめのLP作成テーマLightning

上記の中で、私がおすすめするのは、「Lightning」という無料テーマです(実際に私や私のクライアントさんも使っていて使いやすいので、おすすめしておきます)。
「Lightning」は無料ですし、WordPress公式テーマにもなっています。LPのページだけを1カラムにすることなども可能です。通常のホームページやブログも一緒に合わせたサイトを作れますし、初心者にも扱いやすいのでおすすめです。
LP自作用のWordPressプラグイン
LP自作用のWordPressプラグインもあります。
下記のプラグインなどが有名です。
- Elementor Page Builder 49$(年額)
- Danganページビルダー 12,800 円(税込)
※ 上記から各公式サイトにいけます。詳細や現在の価格などは公式サイトで確認してください。
私はWordPressテーマ「Lightning」の機能でLP作成の要件はほぼ満たしているので、わざわざ上記のようなプラグインは使用していません。
なので、詳しいことは責任持って言えないので説明は控えておきます。気になる方は公式サイトを確認してください。
※ プラグインを入れすぎるとWordPressの動作が重くなったり、不具合やセキュリティ上の問題が起きやすくなるので、その点を注意してください。(個人的にはいかなるケースでもLP用のプラグインは不要かな…と思っています。)
LP自作の前に!ランディングページ15の鉄則
WordPressテーマにしてもプラグインにしても、ついつい多機能のものが欲しくなると思いますが、
多機能を駆使して作成した凝ったLP = 良いLP ×
とはなりません。
多機能を駆使して作成したキレイなLP = 良いLP ×
とはなりません。
良いLPは、ヘッダー(特にキャッチコピー)とオファーと構成で決まります。あとは、コピーライティング(文章)とテスト&改善が合わさって決まります。
見た目デザインや凝った表示とか、そういった要素は要りません。よって多機能のWordPressのLP向けテーマやプラグインは不要です。
良いLPとは?良いLPを作るには?という答えが分からない…という方は、WordPressでLPを自作する前に下記の記事もチェックしておいてください。
➡︎ ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】
WordPressでLPを自作する手順
それでは、WordPressでLPを自作する手順を8ステップで説明していきます。
WordPressでLPを自作する8ステップ
- 自作Step1.オファーを決める
- 自作Step2.LPのヘッドコピーを決める
- 自作Step3.LPの構成を決める
- 自作Step4.エディタアプリに下書きする
- 自作Step5.LPに掲載する画像を用意する
- 自作Step6.WordPressでLPを清書する
- 自作Step7.メール配信システムと連携させる
- 自作Step8.自作したLPを公開する
自作Step1.オファーを決める
まずは、オファーを決めてください。
LPにオファーは必須です。LPはオファーを伝えるためのページだと言ってもよいくらいです。
オファーとは取引条件や提供条件という意味です。
たとえば、「このプレゼントを無料で差し上げるので、かわりにメールアドレスを登録してもらえませんか?」といった感じのものがオファーです。
オファーは、弱いオファーではなく、見込み客が魅力的と感じる強いオファーを用意してください。魅力的で強いオファーでないと、見込み客は大切な連絡先(メールアドレスなど)をあなたに教えることはしません。
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魅力的で強いオファーさえ用意できれば、自作するLPで成果が出るのはもう時間の問題です。そのくらいオファーは重要です。
自作Step2.LPのヘッドコピーを決める
オファーが決まったら、次にヘッドコピーを決めてください。
オファーは読み手(見込み客)に伝えなければなりません。伝える役目として最も重要なのがヘッドコピー(ヘッドライン、キャッチコピー、メインコピー、などと同じ意味)です。
平均8割の人はヘッドコピーだけ見てブチっと本文を読まずページを閉じてしまうと言われています。ヘッドコピーが悪いと9割以上がブチっとページを閉じます。1〜3秒で閉じます。
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ヘッドコピーが良いとブチっと閉じる離脱者を大幅に抑えられるようになります。
ヘッドコピーの作成には少し時間がかかっても良いので、とにかく読み手(見込み客)の注意をひくキャッチーなコピーにしてください。
関連記事
➡︎ホームページのキャッチコピー作り方【反応を得る9つのポイント】
➡︎ セミナー集客に効く18のキャッチコピー・タイトル付け方【例あり】
自作Step3.LPの構成を決める
次にLPの構成を考えて決めます。
スマホ時代の今は、上下にスーっと指1本でページを簡単にスクロールできるので、LPを後ろから読んだり、真ん中だけ読んだり様々な読み方がされます。ですが、やはり人は基本、上から読んでいきます。
なので、LPの構成・順番も非常に重要です。
LPの構成と言っても、大袈裟なものではなくて、見出し決めをするだけです。アウトラインを決めておくということです。
LPの構成には、購買行動のテンプレート・フレームワークを活用すると考えやすくなります。購買行動のテンプレート・フレームワークは多くの種類がありますが、似てるものが多いので全てを知る必要はありません。
下記に使いやすい2種類のテンプレート・フレームワークを紹介するのでLP自作時の構成・定義順の参考にしてください。
- AIDCASの法則
- 新PASONAの法則
AIDCASの法則
- A(Attenntion:注意)…とにかく注意をひく
- I(Interest:興味)…悩みへの訴求等で興味をひく
- D(Desire:欲求)…ベネフィットの訴求等で欲しくなってもらう
- C(Conviction:確信)…疑問や不安を取り払う
- A(Action:行動)…登録等の行動を促す
- S(Satisfaction:満足)…登録者には大きな価値を与える
※ AIDACASはAIDAから派生したものです。
最後のS(Satisfaction:満足)は、LPに登録して頂いた後の話しですが、提供するもの(プレゼント等)は手を抜いてはダメという意味で捉えておいてください。
新PASONAの法則
- P(Problem:問題提起)…悩みを指摘する
- A(Affinity:親近感)…悩みに共感する
- S(Solution:解決策)…解決策を提示
- O(Offer:提案)…具体的な提案や条件を提示
- N(Narrow Down:絞り込み)…限定性等の提示
- A(Action:行動)…登録等の行動を促す
※PASONAは著名マーケターの神田昌典さんが提唱したものです。
旧PASONAは、A(Affinity:親近感)が、A(Agitasion:煽り)でした。旧の構成は今でも有効ですが、煽るっていうのはちょと…というケースも多いので新PASONAとして紹介しました。
自作Step4.エディタアプリに下書きする
自作するLPの構成を考えたら、ようやくLPの執筆・作成に取り掛かっていきます。
ですが、まだWordPressに直接書くのではなく、オフラインでも使えるエディタアプリやメモアプリ(使いやすい自分の好きなもので良い)にLPを書いていきます。
なぜなら、その方がサクサク書けて効率が良いからです(もちろん直接WordPressに書く方が早いという方はそれでもOKです)。
エディタアプリやメモアプリは、できれば、マークダウン形式(プレーンテキストをある程度見栄えのするHTML文書へ変換できるフォーマット)で書けるものが良いです。
なぜなら、マークダウン形式で書いた見出しや太字や箇条書きなどは、WordPressに貼り付けるだけで、そのままWordPress上でも見出しや太字や箇条書きになってくれるからです。いちいちWordPressのブロックエディタで編集したり装飾する必要がなくなるので非常に効率的です。
iPadアプリであれば、「Bear」や「iA-Writer」などが、マークダウン形式に対応しています(私はiA-Writerというアプリを使用)。※他にも色々あると思うので好みのアプリを使用してください。
関連記事
自作Step5.LPに掲載する画像を用意する
LPに画像や図などを使う場合は、それらも事前に用意しておきます。
私の場合は、プレゼン用アプリ(iPad版のKeynote)に画像を貼ったり、オリジナルで作画したりして、説明に用いるイメージをスライドとして用意しておきます。
イメージはLPの構成順に並べておき、LPのプロトタイプ(下書きの仮イメージ)のようなものにしておくと、出来上がるLPの全体イメージが事前につかみやすくなります。

あとは、イメージを画像化して、WEBページ掲載用に切り取ったり圧縮したりしておきます(画像容量が大きいととLPの表示が重く遅くなるので画像圧縮しておきます)。
関連記事
➡︎ 画像圧縮のやり方【無料サイトやWEBサービスで簡単圧縮!】
➡︎ ヘッダー画像フリー素材【かわいい〜おしゃれまで:厳選12サイト】
自作Step6.WordPressでLPを清書する
LPの文章と画像イメージが用意できたら、WordPressにログインします。やっとWordPressの登場です。WordPressでLPを清書していきます。
尚、ここから先は重要仕事ではありません。単なる必要作業です。Step5まで、いやStep3までが重要仕事だということを意識してください。
WordPressにログインしたら、「新規ページ」で新しいページを開き、エディタアプリ等で書いたLPの下書きをコピーして、WordPressのブロックエディタ(ビジュアルモード)にドンと貼り付けます。
※ 私の場合は、「Lightning」というWordPressテーマを使ってLPを作成しています。LightningによるLP作成の具体的な手順(たとえば1カラムにする方法など)は下記の記事を参考にしてください。
➡︎ 【Lightning】ランディングページLP作成【初心者向ガイド】準備から作り方まで
下書きを貼り付けた後は、改行や空白行(スペーサーブロック)などでLPの体裁を整えていきます。事前の下書きでは行えなかった装飾(文字の大きさや文字色や区切り線など)があれば、それらも加えていきます。
画像が必要な箇所には、事前に用意しておいた画像をWordPressに取り込んで貼っていきます。
一通り作成し終わったら、全体の構成や文章をチェックし見直します。WordPressのプレビュー機能で、表示イメージも確認しておきます(スマホの表示イメージ確認もお忘れなく)。
自作Step7.メール配信システムと連携させる
コンバージョンポイント(登録ボタンや送信ボタンなど)には、メール配信システムで作成した登録フォームページのURLのリンクを設定してください。または、登録フォームを直接LPに埋め込んでください。

登録フォームは、WordPressのプラグイン「Contact Form 7(コンタクトフォーム7)」などを利用しても良いのですが、登録者の管理や、その後のステップメールやメルマガ配信もセットでできるメール配信システムの利用を推奨します。
おすすめのメール配信システム

メール配信システムのサービスは色々ありますが、ここでは、私や私のクライアントさんも実際に利用している「オートビズ」というサービスをおすすめとして紹介しておきます。
オートビズについて詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてください。
注:オートビズは2021年に操作画面等のインターフェース仕様が変更されたのですが、まだ上記の記事を更新できていません。なので、掲載画像等は少し古い内容になっています。
オートビズの詳細についてはオートビズ公式サイトでも確認してください。
➡︎ オートビズ公式サイト
自作Step8.自作したLPを公開する
WordPress上でLPを自作し終えたら「公開」します。
公開したら、既にプレビューで確認済みかもしれませんが、実際の端末での表示も確認しておいてください(もちろんスマホ表示も)。
登録ボタンや入力フォームの動作、および、登録した際の自動返信メールなどの後続処理なども全て確認しておいてください。(方法:自作したLPに自分のメールアドレスを登録して確認する)
WordPressでLPを自作した後にする3つのこと
WordPressで自作したLPの最初のバージョンでは、まず思ったような成果を得られません。何回かテストして検証して改善していかないと、なかなか登録されるLPにはなっていきません。
また、LPへアクセスも流し込んでいかなければなりません。
WordPressでLPを自作することよりも、自作した後の方が数倍大変ですし、数倍重要だということを理解してください。
WordPressでLPを自作した後にする主なことは下記の3つです。
WordPressでLPを自作した後にする3つのこと
- 自作LPのテストと改善を繰り返す
- 自作LPにアクセスを集める
- 自作LPで獲得できた見込み客のフォロー
自作LPのテストと改善を繰り返す
自作したLPのテストと改善を繰り返してください。登録率(コンバージョン率:CVR)は、テストと改善を繰り返していかないと上がっていきません。
LPの改善量
テストや改善をする際には、一箇所だけにしてください。なぜなら、あっちもこっちも変えてしまうと、何が良かったのか、何が悪かったのかが全く分からなくなってしまうからです。
こりゃこのLPは全然ダメだ!という場合は全体を改善しても良いですが、そうでない場合は、なるべく一箇所だけを改善して結果を検証してください。
LPで優先する改善箇所
ケースによって異なりますが、一般的に改善成果を得やすいのは、ファーストビュー部分(最初の表示で目に入る部分)の改善です。
特にキャッチコピー・メインコピーといった部分は、ほんの1〜2行の変更でも結果が大きく変わる場合があります。たった数文字の変更で結果が変わることもあります。
ABテスト(スプリットテスト)
AパターンとBパターンを比較するテストをABテスト(スプリットテスト)と言います。
たとえば、LP案としてA〜Dの4パターンがある場合、
- AとBの勝者は?→A!→次のテストへ
- AとCの勝者は?→C!→次のテストへ
- CとDの勝者は?→C!よってCの優勝!
といったような比較テストを行っていきます。これにより、上記例ではCパターンが最強ということになります。即ち、Cパターンが最も登録率が良い(またはその後の売上につながる)パターンということが判明します。
このようにしてLPの最適化を行っていくと効率的です。
自作LPにアクセスを集める

WordPressで自作したLPにアクセスを集めるには、主に下記の方法があります。
- 検索から自作LPにアクセスを集める
- 広告から自作LPにアクセスを集める
- SNSから自作LPにアクセスを集める
検索から自作LPにアクセスを集める
検索からアクセスを集めるには、見込み客にとって有益な記事コンテンツが必須です。記事コンテンツにアクセスを集めて、自作LPを案内してアクセスをLPに流し込んでいきます。
検索からのアクセスは、最も時間のかかる方法ですが、ほぼ無料で実施できますし、最も濃い見込み客を、最も安定的に自動で集めていける方法です(他の方法は常にSNS投稿または広告出稿をし続けていく必要がある)。
また、この方法は、コンテンツを資産化できる唯一の方法でもあります(広告やSNSは使い捨て…ではありませんが自社資産にはなりません)。
注:LPに対してSEO対策は意識しないようにしてください。Google検索エンジンは無視して、見込み客のみを意識してLPを作成してください。SEOを意識するとSEOに気を取られてLPの質が落ちる可能性があります。
参考)私はこの方法を中心にしてアクセスを集めています。
広告から自作LPにアクセスを集める
広告を出稿すれば直接LPにアクセスを集められます。さらに、その結果(良くも悪くも)は翌日には分かります。なので、広告はPDCAを最速で回せる方法です。
ただし、広告なので当然ながら費用がかかります。広告費が高騰する場合もあります。きちんと計画的に実施しないと大赤字になるので気をつけてください。
広告費はいくらまで使えて、広告のクリック率はどのくらいで、LPの登録率がどのくらいで、顧客転換率がどのくらいで…と、シミュレーションを事前に行うようにしてください(注:シミュレーション通りにいくとは限りません)。
参考)私はアクセスが集まらない時や臨時キャンペーン時にこの方法を使う場合が多いです。
SNSから自作LPにアクセスを集める
Facebook、Instagram、Twitterなど、SNSは最も早くあなたと見込み客との関係性を築けます。関係性を築ければ「LPを見てください」と軽く案内して、自作LPにアクセスを流し込めます。また、SNSは運が良ければ一夜にして拡散もあり得ます。
ただし、SNSはある日突然アカウントが停止となる危険があります。普通の投稿をしているだけでもアカウントが停止になる場合があります。もし、そうなると時間をかけて築き上げた友達やフォロワーは一瞬で全滅です。
SNSをメインの集客に使うにはリスクが大き過ぎるので、検索からのアクセス集め、または、広告からのアクセス集めのサブの方法としてSNS集客を位置付けるようにしてください。
参考)私はSNSが苦手ですし、凍結リスクなども怖いので、SNSは全く頑張っていません。でも、SNSが苦手でなく負荷なく実施できるのであれば、SNS集客も行った方が良いでしょう。
自作LPで獲得できた見込み客のフォロー
WordPressで自作したLPから多くの見込み客を獲得できたとしても、そこからが本番だということを忘れないでください。
見込み客リストは、当たり前ですが、獲得しただけでは、まだ見込み客のままです。見込み客を顧客に転換できなければ、登録率の良いLPも溜まった見込み客リストも、何の意味もありません。
見込み客リストの方々と信頼関係を築いてください。その後、フロントエンド商品などお買い求めやすい商品やサービスで見込み客と接触し、さらに信頼関係を深めてください。
信頼関係が深まったら、あなたが救うべき人に、もしくは、あなたを必要としている人に、バックエンド商品(利益を生むメイン商品・サービス)を提案してください。
WordPressで自作したLPの例
下記は、私がWordPressで自作したLPの一つです。私はデザインセンスが無いので、カッコよくもないし、おしゃれでもないです。LPとしてもまだまだ合格点にはほど遠いと思っています。ですが、安定して見込み客を獲得できているLPの一つです。参考にしてください。
➡︎ WordPress自作LP例(『ホームページ集客無料メール講座』)
私の自作LP例を紹介しましたが、あなたのライバルで、成功しているLPがあれば、そちらを参考にする方がおすすめです。
但し、あなたとはターゲットもコンセプトもキャラクターも実績も背景も商品もホームページも全てが異なるので、ライバルのLPの見た目や形を真似しても上手くいきません。
見た目や形ではなく、なぜ、こういう順番で書いているのか?なぜ、こういう内容を書いているのか?などライバルの考え方を参考にしてください。
WordPressでLPを自作するメリット・デメリット
LPを作る手段はWordPressだけではありません。WordPressでLPを自作するメリット・デメリットについて、少し触れておきたいと思います。
WordPressでLPを自作するメリット
WordPressでLPを自作するメリットは下記の通りです。
WordPressでLPを自作するメリット
- 無料でLPを何ページでも自作できる
- ある程度どんなLPも自作できる
- 自分でテストや改善が何度でもできる
- ホームページやブログと融合できる
- シェアNo1のCMS
無料でLPを何ページでも自作できる
WordPressはレンタルサーバーや独自ドメインの使用料(月千円程度)以外は無料です。自分の時間は使うことになりますが、無料で何個でもLPを自作していけます。
業者にかかるLP制作費の何十万円×LP数と自作コストを比較してみてください。
ある程度どんなLPも自作できる
WordPressであれば、だいたいのLPは自作できます。よほどデザインに凝ったり、特別な機能を付けないかぎり、ある程度どんなLPでも自作できます。
自分でテストや改善が何度でもできる
LPとはいえ、作成方法は、普通の固定ページや投稿ページに記事を執筆するのとほぼ同じです。即ち、普通の記事ページ同様、無料で何度でも自分で改善できるということです。LPはテストや改善が必須なので、これも大きなメリットです。
業者にかかるLP改善費の何万円×改善回数と自作コストを比較してみてください。
ホームページやブログと融合できる
WordPressは本来、オウンドメディア(ブログページやホームページなど)を作るためのツールです。その一部としてLPを自作すれば、各種類のページを一つのサイトで一括で管理することができます。
ホームページはこのサービスで、ブログはあっちのサービスで、LPはこっちのサービスで…とならずに済みます。
シェアNo1のCMS
WordPressはCMS(Contents Management System:WEBサイトを作成して管理するツール)では、世界No1(日本でもNo1)のシェアです。しかも、ダントツで1位です。
なので、公開されてる情報量がもの凄く多いです。何かに困っても、だいたいの事は検索すればすぐに答えが見つかります。他のCMSでは、なかなかこうはなりません。
WordPressでLPを自作するデメリット
WordPressでLPを自作するデメリットは下記の通りです。
WordPressでLPを自作するデメリット
- ある程度のLPノウハウが必要
- ペライチよりは難しい
ある程度のLPノウハウが必要
LPを自作するからには、良いLPにするためのノウハウをある程度は知っておかなければなりません。※これは、WordPressに限らずLPを自作する全ての場合に当てはまる要件です。
ノウハウなんて知らないよ…という場合は、『ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】』も読んでおいてください。
ペライチよりは難しい
1ページのWEBサイトを無料で簡単に作成できる「ペライチ」という日本国内のサービスがあります。WordPressでLPを自作するのは、この「ペライチ」よりは少し難しくなります。
WEBサイト上に、他のコンテンツは不要で「LPが1ページだけあれば十分だ!」という場合は、「ペライチ」でLPを自作するのもおすすめです。
LPの作り方でよくある質問
最後に、LPの作り方でよくある質問について、いくつかまとめておきます。
- 長いLPと短いLPどちらが良いですか?
- 登録フォームはLP内の方が良いですか?
- 登録フォームの項目は少ない方が良いですか?
- LPの登録率は30%以下は問題ありと言われたのですが…
- LPへのアクセスを増やすにはどうすればいいですか?
長いLPと短いLPどちらが良いですか?
長いLPと短いLP、どちらが良いという正解はありません。アクセスの種類やオファーの種類によって、短い方が反応が良い場合もありますし、長い方が反応が良い場合もあります。
登録フォームはLP内の方が良いですか?
登録フォームは、大きく言うと、LP内に設置するやり方と、登録ボタンを押したら別ページとして登録フォームページが現れるといった2つのパターンがあります。ですが、これも正解がありません。(個人的にはどっちでも良いと思っています)
登録フォームの項目は少ない方が良いですか?
登録フォームに用意する入力項目は少ない方が登録率は上がります。多いと下がります(入力が面倒なので)。ですが、入力項目が多い方が本気の人だけに絞れます(面倒なのに登録することを選んでくれた人)。数と質…どっちを取るかで決めてください。
一般的な入力項目数は、1項目(メールアドレス)〜2項目(お名前+メールアドレス)です。
LPの登録率は30%以下は問題ありと言われたのですが…
LPの登録率は高ければ良いというわけではありません。登録率(コンバージョン率:CVR)が高くても、その後の商品成約率などが低く売上につながらない場合は、登録率の高さに何の意味もありません。
たとえば、登録者全員に1万円プレゼント!…にすれば登録率は跳ね上がるでしょう。お金目当てで登録者激増です。でも、そんなリストからの成約率は0ですよね。
逆に登録率が低い方が売上につながるケースもあります。合格ラインは人が言う根拠ない数値ではなく自分が設定する根拠ある数値にしてください。
LPへのアクセスを増やすにはどうすればいいですか?
LPへのアクセスを増やすには…次のどれかを頑張るしかないです。
- 見込み客に有益な記事コンテンツをより多く公開して、検索からアクセスを集めて、記事ページ内から自然にLPを案内する。
- 反応の良い広告を作成して出稿して露出を増やしLPに誘導する。※お金をかける
- SNSでファンや友達を増やして自然にLPを案内する。
ホームページから集客するには?を学んでみたい方は、下記の記事や無料講座も参考にしてください。
➡︎ 良いホームページの条件とは?【48のポイントと例や作り方】
➡︎ ホームページをGoogle検索に引っかかるようにする【25の方法】
➡︎ 『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
まとめ
以上で「WordPressでLPを自作する方法」の説明を終わります。最後に、WordPressでLPを自作する8ステップの項目をもう一度再掲しておきます。
WordPressでLPを自作する8ステップ
- 自作Step1.オファーを決める
- 自作Step2.LPのヘッドコピーを決める
- 自作Step3.LPの構成を決める
- 自作Step4.エディタアプリに下書きする
- 自作Step5.LPに掲載する画像を用意する
- 自作Step6.WordPressでLPを清書する
- 自作Step7.メール配信システムと連携させる
- 自作Step8.自作したLPを公開する
特に、Step1〜3が重要です。あとは、自作LP公開後が本番ということもお忘れなく。
とにかくまず、見込み客をよく知ってください。「もう知ってるよ」という場合でも、もう一度、見込み客をよく知ろうと思ってください。
LPのみを「点」で見ないように注意してください。マーケティング全体を見た上で、その中にLPというピースをはめるイメージです。
ターゲットは広すぎませんか?ズレていませんか?
LPの見た目デザインなんてどうでもいいです。
オファーを最重視してください。オファーを強くしてください。
LPのヘッダー部分(特にヘッドコピー)をもう一度よーくチェックしてください。キャッチーですか?そのヘッドコピーで見込み客に刺さりますか?
:
あなたの自作するLPが、質の良い濃い見込み客を安定的に獲得していけますように。そう祈ってます。
がんばってください。
関連記事
ランディングページを作っても機能しない?売上が上がらない?…であれば、下記の記事もチェックしてみてください。
➡︎ 売上が上がらない8つの原因理由と対策【保存版:個人事業編】