ホームページのページ数【平均何ページ必要?増やすと?SEO的には?】
更新日:2021年3月5日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
ホームページのページ数【平均何ページ必要?増やすと?SEO的には?】
要約
この記事では、ホームページのページ数に関する、様々な疑問に答えていきます。ホームページに閉じず、WEBサイト全般(ブログなども含む)に通じる内容となっています。初心者向けです。
この記事は、
- ホームページのページ数とは?
- ホームページのページ数の調べ方は?
- ページ数とSEOって関係ありますか?
- ページ数とアクセス数って関係ありますか?
- ホームページのページ数は平均どのくらい必要ですか?
といったような質問のある、ウェブ集客初心者の方へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことによって、
- ホームページのページ数とは何かがわかります
- ホームページのページ数の簡単な調べ方がわかります
- ページ数とSEOの関係について理解できます
- ページ数とアクセス数の関係が理解できます
- あなたのホームページに必要なページ数の基準がわかります
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【 目次 】
ホームページのページ数
この記事では、下記の構成で説明していきます。
- ホームページのページ数とは?
- ホームページのページ数の調べ方
- ホームページのページ数とSEO
- ホームページのページ数とアクセス数
- ホームページのページ数は何ページ必要か?
- ホームページ作成方法によるページ数の制限
ホームページのページ数とは?
初心者の方は、ホームページのページ数と言われても、書籍や雑誌ではないので、何がページ数なのかピンとこない人もいるかと思います。
なので、まずは、“ホームページのページ数とは?”について説明していきます。
見た目のページ数と実態のページ数
ホームページのページ数には、「見た目のページ数」と「実態のページ数」があります。
見た目のページ数
これは、そのままの意味です。見た目のページ数とは、たとえば、ホームページのメニュー数など、見た目で数えられるページ数のことです。
実態のページ数
実態のページ数とは、目に見えないページも含めたページ数も含めた、そのホームページ内に存在する全てのページ数です。
作ったページは、メニューやバナーなどに紐付けリンクしておかないと、閲覧者は見ることができません(URLで直接アクセスしないと見れない)。
このようなページも含めたページ数が、あなたのホームページの本当の全ページ数となります。
ページ数とインデックス数
ページ数(実態のページ数)は、即ち、インデックス数だと言うこともできます。
インデックスとは、Googleの管理するコンピュータに登録される索引情報のことです(Google検索エンジンの場合)。
上記の図が、Google検索の仕組みを表しているのですが、初心者の方は「インデックス」をなかなかイメージできないと思います。
でも、難しく考える必要はありません。書籍や辞典の索引や、分厚いマニュアルファイルの章や項毎に付けておく索引シール…などをイメージしてください。Googleインデックスの役割もこれと同じです。
私たちが、検索すると、瞬時に検索結果が表示されますが、その検索結果は、このインデックス(索引情報)に登録されている内容から表示されています。
インデックスは、1ページに対して、1つのインデックスが登録されます。5ページあれば5つのインデックスが登録されます。千ページであれば千個のインデックスが登録されます。
なので、実態のページ数=インデックス数とも言えるのです。
但し、インデックスの登録に漏れたページがあると実態との差異が出ますので、その点は留意しておいてください。
インデックスに登録されないページだと、検索しても検索結果には一切表示されません(直接URLなら表示される)。なので、多くの人に見ていただきたいページは必ずインデックス登録されるような設定にしておいてください。
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どこまでが1ページか
ホームページは見た目、先頭に表示される領域(ヘッダー)があったり、横に表示される領域(サイドバー)があったり、末端に表示される領域(フッター)があったり、わりとゴチャついています。
一体、どこまでが1ページなのでしょうか?
見た目の1ページの範囲
見た目の1ページとは、先頭から、下にスクロールして、これ以上もう何もないというところまでを指します。1度に見れる全ての範囲が1ページです。
実態の1ページの範囲
実態の1ページとは、簡単に言うと、先頭(ヘッダー)、横(サイドバー)、末端(フッター)など、デフォルトで表示される飾りの部分を除いた、メインとなるコンテンツ部分を指します。
実際に1ページを追加作成する場合は、このメインとなるコンテンツ部分のみを追加作成していくイメージです。
分割されたページは?
たまに1ページ分のコンテンツを複数ページに分割してあるようなものを見かけます。これは、スマホがまだ無い時代の、とても古い考え方に基づいたものです。
スマホ時代の今現在では、縦に簡単にスクロールできるので、ページ分割は、読み手にストレスを与えるだけです。ページ数は変に分割させないようにしましょう。
尚、それでもページ分割を続けているところは、ページビュー数(閲覧数)を実態よりも多く見させたいという、あざとい意思が働いている可能性が高いです。
たとえば、3ページに分割していると、実態は1アクセスなのに、3アクセスとカウントされます。
ページ分割はやめましょう。
ホームページのページ数の調べ方
ホームページのページ数の調べ方を3つ紹介していきます。全て無料で調べられる方法ですし、iPadやスマホでもできる調べ方です。
- SITEコマンドによる調べ方
- SEOチェキによる調べ方
- WordPressでの調べ方
SITEコマンドによるページ数の調べ方
Google検索で、「SITE:」と入れて、そこに続けて、ページ数を調べたいサイトのURLを、https://から空白を空けずに入力して、検索を実行します。
これにより、インデックス数が表示されるので、インデックス数=ページ数とした場合、そこに表示された数がページ数となります。(ブラウザによっては表示されない場合もあります)。
注)ページ数(インデックス数)は必ず正確とは限りません。多少の誤差が生じる場合もあるようです。また、インデックス登録していないページ数は表示されません。
SEOチェキによるページ数の調べ方
上記の方法をもっと簡単に行えるツールがあります。SEOチェキというツールです。使い方は簡単です。
- SEOチェキにアクセス
- URLを入力して実行
- インデックス数を確認
1.SEOチェキにアクセス
SEOチェキにアクセスします。
➡︎SEOチェキ
2.URLを入力して実行
ページ数(インデックス数)を調べたいサイトのURLを入力して〔チェック〕を実行します。
3.インデックス数を確認
インデックス数に表示された数がインデックス数(ページ数)です。
注)ページ数(インデックス数)は必ず正確とは限りません。多少の誤差が生じる場合もあるようです。また、インデックス登録していないページ数は表示されません。
WordPressによる調べ方
上記2つの調べ方だと、インデックスされてないページ数はカウントされずに漏れてしまいます。
その場合は、自分が使っているホームページ作成ツールの中を覗いてみてください。
おそらく、WordPress(ワードプレス)でホームページを作成している場合がほとんどだと思うので、例として、WordPressの場合で説明します。
固定ページの一覧と、投稿ページの一覧を確認してください。
固定ページ一覧に表示されているページ数と、投稿ページ一覧に表示されているページ数を足した数が全ページ数です。
※自動生成されるようなページは含みません。
ホームページのページ数とSEO
あなたは、ページ数が多い方がSEO(検索エンジン最適化)につながると聞いたことがあるかもしれません。いっぱいブログを書いた方が良いよ…と誰かに言われたことがあるかもしれません。
でも、それって本当なのでしょうか?
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ホームページのページ数とSEOの関連性
ページ数の多さとSEOは、多少は関係あります。
たとえば、たった1ページのレポートと、500ページの辞典の中の1ページであれば、一般的には後者の方が良いページに思えますよね。
なので、ページ数の多さとSEOは多少関係があります。
ですが、
もし、たった1ページのレポートの方が、辞書より何倍もわかりやすく要点がまとまっていたら?辞書よりも内容も濃かったら?辞書はページ数は多くても内容がスカスカだったら?
この場合は、たった1ページのレポートの方が評価されます。
SEOも同じです。SEOは基本1ページ単位の評価です。たった1ページでも、どのサイトのどんな情報よりも、検索者にとって有益な情報が詰まっていれば、検索結果の上位に表示されます。
ページ数よりもコンテンツの質を重視
SEOに関して言えば、ページ数はあまり関係ありません。検索者にとって、有益なページが何ページもあるサイトであれば、SEO的に多少有利ですが、そこまで気にせずでも大丈夫です。
気にしてほしいのは、1ページ毎のコンテンツの質の方です。薄っぺらいページを大量に増やしてもSEO的には全く意味がありません。時間がかかっても良いので、1ページ、1ページ、良質な記事コンテンツにすることを心がけてください。
ホームページのページ数とアクセス数
ホームページのページ数とSEOの関連性については、それほど気にせずでも大丈夫でしたが、アクセス数を増やしたい場合はどうでしょうか?
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ページ数は多い方がアクセス数は増える
ホームページのページ数とホームページのアクセス数との関係は大です。
これは単純な話しです。
仮に1ページ平均100アクセスあるとします。その場合、
- ページ数 10なら… 10×100= 1,000アクセス
- ページ数100なら…100×100=10,000アクセス
となります。
単純な掛け算です。ページ数が多ければ多いほどアクセス数は増えます。
ページ数を増やす際の注意点
ページ数が多ければ多いほどアクセス数は増えますが、各ページの内容が薄ければ、当然、SEO的にもNGなので、検索されても上位表示はされません。よって、いくらページ数が多くてもアクセス数は増えません。
あるサイトは、たった10ページのホームページだけど、質の良いページばかりで各ページ平均100アクセスあるとします。
一方、あるサイトは、100ページもあるホームページだけど、質の低いページばかりで各ページ平均1アクセスしかないとします。
その場合、
- ページ数 10… 10×100= 1,000アクセス
- ページ数100…100× 1= 100アクセス
となります。
このように、薄っぺらいページをどんなに増やしてもアクセス数は増えないということを覚えておいてください。
ホームページのページ数は何ページ必要か?
では、具体的にホームページのページ数は何ページくらい必要なのでしょうか?
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必要なページ数は目的や目標で異なる
ホームページに必要なページ数に正解はありません。平均ページ数などを調べる意味もありません。ページ数1ページで正解の場合もあれば、ページ数100ページが正解の場合もあります。
ホームページに必要なページ数を決めるのは目的と目標です。目的と目標を明確にしてください。
目的
たとえば、ホームページの目的は下記のどちらですか?
- 集客したいホームページ
- 会社案内代わりのホームページ
など。
目標
たとえば、ホームページから得たい数値は?
- 見込み客リストに何人登録させたいのか
- 何人から申し込みされたいのか
など。
コーポレートサイト型に必要なページ数
コーポレートサイトとは、即ち、一般的な会社のホームページ(ここでは会社案内代わりのホームページという前提にします)のことです。
この場合は、5〜7ページほどあれば十分です。縦長のたった1ページのホームページにしてもOKです。要するに何ページでも良いです。
会社案内のようなホームページでは、そもそも、ターゲットは誰も興味を示しませんから検索もされません。アクセスしてくるのは、社長であるあなたか、身内、社員、スタッフ、および、取引先程度です。
なので、お金も労力もかけず、必要最低限のページ数だけを用意してください。
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➡︎コーポレートサイトの構成要素と役割【4パターンを解説!】
オウンドメディア型に必要なページ数
オウンドメディアとは、自社が運営するメディアのことです。言い換えれば、自社の番組、新聞、雑誌、といったような、潜在顧客や見込み客が求める情報満載のホームページやブログのことです。
この場合は、当然、集客という目的があります。なので、ページ数は多ければ多いほど良いということになります。
ですが、たとえば、1人でやっている事業に大量の顧客が押し寄せてきても困ってしまいます。また、ページ数を増やしていくというのは、なかなか大変です。闇雲にページ数を増やせば良いわけではないですよね。
なので、まずは、あなたの目標値を明確にしてください。そうすれば、だいたいの必要なページ数が見えてきます。
たとえば、月に2人と契約する…という目標がある場合、
2人と契約
↓
商品成約率50%の場合
4人との商談が必要
↓
商談化率50%の場合
8人からの問い合わせが必要
↓
問い合わせ率が0.5%の場合
1600アクセスが必要
↓
1ページ平均50アクセスとしたら
32ページ必要
といった感じです。
上記の例の場合であれば、あくまでも目安としてですが、30ページ前後のページ数が必要ということになります。
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➡︎ オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介
➡︎ オウンドメディアの記事ネタがない時に【ネタの探し方10選】
ホームページ作成方法によるページ数の制限
ホームページを作成する方法はたくさんあります。ですが、選択を誤ると、
- ページの追加を自分じゃできない…
- 追加できるページ数に制限がある…
- ページの追加には追加料金がかかる…
といったようなデメリットが出てきます。
いくつかのホームページ作成パターン別に説明していきます。説明するホームページ作成パターンは下記の4つです。
- WordPressで作成
- 無料ホームページ作成ツールで作成
- 月額制ホームページ作成ツールで作成
- ホームページ制作業者が代行作成
WordPressのページ数制限
初心者も含めて、ほとんどの場合は、WordPress(ワードプレス)を使って、ホームページやブログを自分で作成しているかと思います。
WordPressならページ数の制限はありませんし、自分で簡単にページの追加も削除も修正もできます。WordPressならページ数について何の問題もありません。
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➡︎ホームページ用CMSおすすめ1択!ワードプレスが人気の秘密
無料ホームページ作成ツールのページ数制限
無料のホームページ作成ツール(Wixやjimdoなど)も、自分で簡単にページの追加や削除や修正ができます。
但し、ツールやプランによっては、作成できるページ数や容量に制限がある場合があるので、十分に調べてからツールを選ぶようにしてください。
月額制ホームページ作成ツールのページ数制限
WixやJimdoと同じようなホームページ作成ツールは、日本の企業も数多く提供しています。安い月額で使えるものが多いです。
ですが、この類いのものは、私はおすすめしません。なぜなら、ツールの名前は出せませんが、安さには裏があることがほとんどだからです(有名なものも含む)。ページ数に制限がある場合も多いです。
であれば、WordPress、もしくは、WixやJimdoなど、世界的に有名なツールにした方が色々と安全かつ便利です。
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ホームページ制作業者依頼時のページ数制限
ホームページ制作業者にホームページの作成を依頼する場合は、1ページ追加する度に、数万円〜数十万円の費用がかかります。
物理的なページ数の制限がないとしても、予算的なページ数の制限が出てきますね。要注意です。
何か特別な理由があって、立派なものすごいホームページを作る必要があるのなら別ですが、普通のホームページや普通のオウンドメディアを運営していくのであれば、ホームページ制作業者に依頼するのは、予算的には避けた方が良いです。
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まとめ
以上で「ホームページのページ数【平均何ページ必要?増やすと?SEO的には?】」の説明を終わります。
最後に、この記事のポイントをざっくりとですが、まとめておきます。
- ページ数=インデックス数
- ページ数(インデックス数)はSITEコマンドやSEOチェキで調べられる
- 1ページを分割するのはNG
- ページ数とSEOは多少関係あり
- ページ数とアクセス数は大いに関係あり
- ページ数よりページの内容の方が重要
- 質の悪いページを多く増やしても意味無し
- ページ数に正解は無し目的と目標次第
- ページ数の制限があるホームページ作成方法に注意
参考
検索上位に表示させたい!アクセス数を増やしたい!SEOに興味がある!という初心者の方は下記の記事も参考にしてください。
➡︎ ホームページ集客SEO【検索結果上位表示7ステップ】初心者基礎編
もし、WordPressで作成したサイトやページが全く検索されない…という状況でお悩みの場合は、下記の記事をチェックしてください。
➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
➡︎ ホームページ作成やってはいけない136のこと【ワードプレス編】
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