サービスコンセプトの作り方

更新日:2021年5月5日 筆者:鈴木俊雄@smart_plan_tsFacebook

サービスコンセプトの作り方【自分という名の商品を売る秘訣】

要約

サービスコンセプトとは?売れるサービスコンセプトの作り方、コツ、注意点。サービスコンセプトの伝え方。など、売れるサービスコンセプトにするための重要なポイントをまとめてあります。

この記事は、

  • サービスコンセプトとは?
  • サービスコンセプトが作れない……
  • 売れるサービスコンセプトの作り方を知りたい
  • サービスコンセプトを作る際のコツや注意点を教えて

といったような、お悩みや要望に答えていきます。

この記事を読むことによって、

  • サービスコンセプトとは何かが分かります。
  • 売れるサービスコンセプトが作れるようになります。
  • あなたのサービスが売れるようになります。

お約束まではできませんが、この記事に書いてあることを参考に、サービスコンセプト、もしくはサービス自体を見直せれば、きっと、あなたのサービスは今より売れるようになると思います。

なので、少し長めの記事ですが、ぜひ最後までお読みください。

サービスコンセプトの作り方

この記事は、以下の構成となっています。

  • サービスコンセプトとは
  • サービスコンセプトの意味と必要性
  • サービスコンセプト作成の大原則
  • コンセプト作成に使える8つのフレームワーク
  • 売れるサービスコンセプトの作り方・決め方
  • 売れるサービスコンセプト10のコツ
  • サービスコンセプトの事例
  • サービスコンセプトの伝え方
  • まとめ

サービスコンセプトとは?

サービスコンセプトとは?を図解で説明

サービスコンセプトとは、

サービス内容において他社との“差別化”を実現および表現するもの

です。

“コンセプト”という言葉を私たちはよく使いますが、極めて曖昧な言葉です。

コンセプトは、辞書だと、

1.概念。2.企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方

引用元:Oxford Languagesの定義より

という定義なので、

そのまま当てはめると、サービスコンセプトは、

サービスの全体を貫く基本的な観点・考え方

となりますが、これでは、とても曖昧です。

この記事では、サービスコンセプトとは、

サービス内容において他社との“差別化”を実現および表現するもの

という定義とします。

サービスコンセプトの分類

コンセプトが付く言葉は数多くありますが、コンセプトを構成する要素は、それぞれで微妙に異なってきます。

  • 商品コンセプト
  • 企画コンセプト
  • サービスコンセプト
  • ブランドコンセプト
  • 事業コンセプト
  • 店舗コンセプト
  • デザインコンセプト
  • プロジェクトコンセプト
  • etc

混乱しないように気をつけてください。

また、下記のような見方で、コンセプトを分類することもできます。

  • 顧客向けコンセプト
  • 社内向けコンセプト

もちろん、サービスコンセプトは前者の「顧客向けコンセプト」でなければなりません

ですが、サービスコンセプトが社内向けになっている場合(自己都合、自己満足)が少なくありません

いわゆる「良いモノを作れば売れるはず」という押し付けコンセプトや、「我が社の経営方針として…」と、顧客を見ていないコンセプトになっている場合などです。

サービスコンセプトは「顧客向けコンセプト」でなければなりません。

サービスコンセプトと商品コンセプトとの違い

サービスコンセプトと商品コンセプトとの違いで混乱する方も多いと思います。ですが、基本的には、商品=売るもの=サービスです。同じで良いです。

但し、商品が有形・モノ・物品、といった場合は区別が必要です。

商品(物品等)はモノが顧客に渡れば終わりです。ですが、サービスは渡すモノがありません(マニュアルやキットなどは除く)。

それに、サービスは“終わり”が曖昧ですし、サービスを受ける側の人によって結果や成果の個人差も生まれます。

当たり前のことですが、商品(モノ)とサービス(コト)は色々と異なります。この違いを分かっておくことは重要です。

サービスコンセプトの意味と必要性

サービスコンセプトの意味と必要性を図解で説明

コンセプトは重要だよとよく耳にすると思いますが、これは本当です。サービスのコンセプトはとても重要です。

サービスコンセプトの目的

既に述べましたが、サービスコンセプトは、

他社との“差別化”を実現および表現するもの

です。

イコールこれが目的です。サービスコンセプトを定義する目的は“差別化”です。

もっと直接的に言えば、“サービスを売る”という目的のために、サービスコンセプトを定義しているとも言えます。

“差別化”せずに、売れる”サービス“は作れません。

サービスコンセプトのメリット

サービスコンセプトをしっかり定義できると、ができます。軸ができるということはブレないということです。これは大きなメリットです。

サービス内容の軌道修正など、ビジネスには臨機応変な修正や改善が付きものですが、軸が無いと全ての対応(修正や改善)はブレブレになります。ゴールも見えなくなります。

尚、サービスコンセプトを一度しっかり決めたとしても、間違っていることに気づいたら即変更してください。これはブレていることになりません。違う軸をしっかり差し直せばOKです。

マーケティングはコンセプトが8割

私の感覚値ですが、ビジネスはマーケティングで8割が決まります。さらにマーケティングの8割はサービスコンセプトで決まります。

即ち、サービスコンセプトが土台になるということです。サービスのメニューもカリキュラムも、ホームページも、ブログも、広告も、セールスも、全ては、サービスコンセプトという土台の上で成り立ちます

サービスコンセプトを重要視してください。

サービスコンセプト作成の大原則

サービスコンセプト作成の大原則

サービスコンセプトを作る際の大原則をまとめておきます。

  • 誰に何をなぜどうやって
  • とにかく深掘りして聞きまくる
  • ペルソナ定義よりも生身の人間を重視する

誰に何を→なぜ→どうやって

サービスコンセプトの定義には「誰に」&「何を」が必須です。そして、なぜそれが必要なのかという理由が必要です。そして、最後の最後に「どうやって」という手法やメソッドの定義となります。

O…誰に何をなぜどうやって

上記が正しい順番ですが、多くの人は、以下のような間違いをします。

X…どうやって→誰に

「どうやって」を一番はじめに持ってくる間違いが非常に多いです。知識や技術に自信のある人に多く起こりやすい間違いです。

同時に「何を」や「なぜ」も欠落してしまう場合もあります。こうなると全く売れないサービスコンセプトになります。

誰に」&「何を」は必須です。そして順番は最初です。

とにかく深掘りして聞きまくる

自分や自社のことは一旦横に置いてください。顧客を主人公にしてください。

売れるサービスコンセプトにするには、とにかく、生身の顧客に聞きまくることが重要です。深掘りして聞きまくるということをしてください。

もし、どこの誰よりも顧客のこと(特に内面)に詳しくなれたら、たとえ、どんなサービスを売るかが決まっていなくても、もう半分は売れたようなものです。そのくらい重要です。

売れるサービスコンセプトは自分達ではなくお客様達が定義してくれます。そう思っておいてください。

ペルソナ定義よりも生身の人間を重視する

よくペルソナ(具体的な顧客像)を設定しろと言われます。

ペルソナの設定は、やらないよりやった方が良いのですが、残念ながら、多くの場合はペルソナ設定で失敗します。

なぜなら、所詮は机上の妄想ペルソナだからです。

何歳で、家族構成がどうで、年収がどうで、意識が高くて、何々に悩んでいて……って、それ現実的なのでしょうか?

机上だと、どうしても自分に都合の良い顧客像に仕立ててしまいます。お客様目線という意識があるつもりでも、無意識に自分に都合の良い顧客像を設定してしまいます。

なので、実在する生身の人間をペルソナとしてください。前項で説明した、内面まで深掘りした顧客がペルソナに最適です。

コンセプト作成に使える8つのフレームワーク

コンセプト作成に使える8つのフレームワークのイメージ図

世の中には思考を助けてくれる様々なフレームワークがあります。サービスコンセプトを考える際に活用してください。

  • ブルーオーシャン戦略
  • ポジショニングマップ
  • STP分析
  • 3C分析
  • 4C分析
  • 5フォース分析
  • PPM分析
  • SWOT分析
  • マストハブサーベイ

ブルーオーシャン戦略

ブルーオーシャン戦略は、簡単に説明すると、ライバルの要素を洗い出して、その逆をいくという戦略です。

たとえば、ライバルが“安い”であれば、自分は“高級”にする。みたいな感じです。

これを視覚的に考察できるようにしたグラフ(戦略キャンバス)と、思考を助けるためのマトリクス(アクション・マトリクス)が、ツールとして用意されています。

関連記事

ブルーオーシャン戦略については、下記の記事でも詳しくまとめています。

➡︎ブルーオーシャンの見つけ方【ひとり起業は業界や仕事選びが9割】

戦略キャンバス

ブルーオーシャン戦略の戦略キャンバスのフォーマット

要素毎にライバルと自社の高低を振り分けてグラフ化します。良くも悪くも、乖離が大きいほど差別化されていることになります。

アクション・マトリクス

ブルーオーシャン戦略のアクション・マトリクスのフォーマット

取り除く、増やす、減らす、付け加えるの4つの着眼点において、ライバルとの差別化ポイントをあげていきます。さらに、私の場合はですが、独自に3〜4個の着眼点を加えて活用しています。

ブルーオーシャン戦略事例

例)1000円カットのQBハウス(理髪店)

『ブルーオーシャン戦略』講談社より

戦略キャンバス

ブルーオーシャン戦略事例(戦略キャンバス)

アクション・マトリクス

ブルーオーシャン戦略事例(アクション・マトリクス)

ポジショニングマップ

ポジショニングマップについては、下記の記事で詳しく説明しています。

ポジショニングマップの作り方

➡︎ポジショニングマップの作り方【簡単5ステップ】書き方や軸の例も

その他のフレームワーク

ブルーオーシャン戦略以外のフレームワークについては、どれも有名なフレームワークなので、説明は省略しますが、下記の記事内でかるく説明しています。どんなフレームワークか分からない場合は参考にしてください。

➡︎WEBサイト改善のフレームワークおすすめ7選【+13選】の中の「その他の改善フレームワーク」

売れるサービスコンセプトの作り方・決め方

ここからは、サービスコンセプトの具体的な作り方を説明していきます。

サービスコンセプト作成3ステップテンプレート

サービスコンセプト作成テンプレート3ステップ

サービスコンセプトを作成するテンプレートとなる3ステップです。下記の順番で進めてください。

  • ステップ1:コンセプトワークに必要な7要素を定義
  • ステップ2:サービスコンセプトの言語化
  • ステップ3:サービスコンセプトのテストと検証

※ 上記は私が使用している独自のテンプレートです。

コンセプトワークに必要な7要素を定義

コンセプトワークに必要な7つの要素の内容

サービスのコンセプトワークに必要な7つの要素を定義してください。この7つの要素を組み立てればサービスコンセプトが出来上がります。

サービスコンセプト7つの要素

  • ターゲット誰が
  • 悩み何に悩んでいるのか
  • 原因何が原因なのか
  • ベネフィット何が得られどう変われるのか
  • 未来どんな夢が見れるのか
  • ヒーローどこのどんな誰が
  • 手段・手法どう解決するのか

サービスコンセプト要素記入シート

下記は、私のコンサルや講座で使用している、サービスコンセプト要素記入シートですが、自分なりのフリーフォーマットで定義してもらえればOKです。

①ターゲット(誰が)

ターゲット単独ではなく、次の「②悩み」と合わせてターゲットを具体的に明確に定義してください。

サービスを提供するターゲットを具体的に決めていない場合は多々あります。ターゲットを決めていても、ぼんやりだったり、幅広すぎたりしては、決めていないのに等しいです。

尚、ターゲットは絞れば絞るほど、刺さるコンセプトになります。ターゲットを絞ってください。

②悩み(何に悩んでいるのか)

「①ターゲット」と合わせて悩みを具体的に定義してください。

売れないサービスコンセプトの多くは、悩みの定義が想像の域だったり、ぼんやりしていたり、上手く定義できていません。

今や世の中に存在しない商品やサービスはありません。何でもあります。

ですが、まだ解決できていない悩みはたくさんあります。たとえサービスの内容は他社と同じでも、解決できる悩みの定義が異なれば、それは別サービスにできます。

③原因(何が原因なのか)

ターゲットは、なぜ今も悩んでいるのでしょうか?原因を明確に定義してください。

ターゲットを悩ませている原因くらい、私たちは把握していなければなりません。でないと良いサービスなんて提供できません。そういう意味でも明確にしてください。

尚、原因が新しいものだと売れるコンセプトを作りやすくなる場合があります。

例:実はダイエットに成功しない本当の原因は○○だったんです!

④ベネフィット(何が得られどう変われるのか)

顧客のベネフィット(価値・利益)を明確に定義してください。

顧客が買いたいのは、商品でもサービスでもなく、ベネフィットです。機能でも技術でもなく、ベネフィットです。

ベネフィットの定義されていないサービスコンセプトが売れることはありません。弱いベネフィットも同様です。強烈なベネフィットほど良く売れるサービスコンセプトになります。

見込み客目線でベネフィットを定義してください。

⑤未来(どんな夢が見れるのか)

ベネフィットは、基本的に、約束できることを定義しますが、それに加えて、約束まではできないけれど、可能性は大いにあるよといった未来(夢、希望)も定義してください。

例:ダイエットに成功したら結婚までできちゃいました♪

これにより、サービスコンセプトの輝きがワンランク増します。(注:あり得ないようなこと定義するのはNGです)

⑥ヒーロー(どこのどんな誰が)

顧客を助けるヒーロー(あなたのことです)を明確に定義してください。

人は何を買うかではなく誰から買うか

で、買い物をします。契約をします。サービスを受けます。

どこのどんな誰がサービスを提供してくれるのかが分からなければ、たとえ、どんなに素晴らしいサービスでも人は手を出しません。

また、他社と同じサービスでも、人が異なれば売れる場合があります。

  • 人柄
  • わかりやすさ
  • 付き合いの長さ深さ

⑦手段・手法(どう解決するのか)

最後の最後に手段や手法です。

ベネフィットが得られれば、未来を感じられれば、ヒーローを信頼できれば、手段や手法なんて何でも良いのです。

なのに、多くの場合は、この手段や手法から考え始めます。手段、手法、技法、ツール、カリキュラム、メニュー、ビジネスモデル、こういったものは最後の最後です。何でも良いのです。

尚、手段や手法も、新しいものは有利です。人は新しいものが好きですから……。

サービスコンセプトの言語化

サービスのコンセプトワークに必要な7つの要素を全て定義したら、次はそれらをまとめて、言語化してください。

たとえば、顧客にサービスコンセプトを説明する際、ダラダラと先述した7つの要素を細かく説明できません(商談の場などなら別ですが)。

なので、簡潔に伝わるようにサービスコンセプトを言語化してください。

言語化は下記の3パターン用意しておくと便利です。

  • 一文
  • 一言(名刺交換などの時に使用)
  • 1分説明(自己紹介などの時に使用)

一文でサービスコンセプトを説明

決まりはありませんが、だいたい、30文字から40文字内で、サービスコンセプトをまとめます。

各種発信媒体のヘッドコピーなどに使用できます。

最も多くの媒体やメディアに露出するものになるので、何十パターンも考えて最良のものを選ぶようにしてください。時間かけてOKです。(でもどうせ修正になるので時間のかけ過ぎはNGです)

一言でサービスコンセプトを説明

だいたい、15秒前後で説明し終わるくらいの長さに、サービスコンセプトを納めます。

名刺交換の時や、軽めのプロフィール記載時などに使用できます。

1分でサービスコンセプトを説明

だいたい、1分以内の説明で終わるくらいの長さに、サービスコンセプトを納めます。

自己紹介の時や、しっかり目のプロフィール記載時などに使用できます。

サービスコンセプトのテストと検証

ここまで、じっくりと定義してきたサービスコンセプトですが、それが受け入れられるのか受け入れられないのか、刺さるのか刺さらないのか、これらは、全てお客様が決めることです

これならイケる!と思ったサービスコンセプトが全然ダメということは山ほどあります。逆に、これは?と思ったコンセプトが当たる場合もあります。

なので、最初は小さく売っていくことが必要です。即ち、サービスコンセプトをテストするということです。そして、検証改善を繰り返していきます。

お客様にサービスコンセプトを説明し、アンケートを取っても良いのですが、所詮、身銭を切ってお金を払わないものに正当な評価はくだせません

なので、実際に売っていくことが重要です(但し小さく)

そして、売れる!と確信が得られるところまで、サービスコンセプト、およびサービス自体を磨き続けてください。

売れるサービスコンセプト10のコツ

売れるサービスコンセプト10のコツのイメージ図

売れるサービスコンセプトとなるコツをお伝えしておきます。

売れるサービスコンセプト10のコツ

  • 希望がある
  • 苦痛の除去
  • 利益の獲得
  • 変われる
  • 楽・簡単
  • 早い・短期間
  • 再現性
  • 安心感
  • 新しさ
  • 掛け合わせ

必ずしも全てのポイントを満たせるわけではありませんが、満たす数が多いほど売れるサービスコンセプトになります。

売れるサービスコンセプト10のコツのまとめ図

希望がある

売れるサービスコンセプトは、顧客が希望や夢を感じられるものになっています。

希望や夢を感じると、顧客はワクワクします。未来が欲しくなります。即ち、あなたのサービスが欲しくなります。

顧客が希望や夢を持てるサービスコンセプトにしてください。

苦痛を除去できる

売れるサービスコンセプトは、夜も眠れないほどの顧客の苦痛を取り除いてくれるものになっています。自分では、どうにもならないボトルネックを取り除いてくれるものになっています。

あなたが取り除いてあげるべきものには、以下のようなものがあります。参考にしてください。

  • 顧客の痛み
  • 顧客の苦痛
  • 顧客の障害
  • 顧客の障壁
  • 顧客の不満
  • 顧客の不足

顧客の痛みや苦しみを除去できるサービスコンセプトにしてください。

利益を得られる

苦痛の除去だけでも十分な場合がありますが、その結果、得られる利益が無いと、サービスコンセプトの魅力は半減以下になる場合もあります。

利益といっても、稼げる儲かる、といったお金に関する利益だけではありません。感情的なプラスも利益です。

顧客に利益を与えられるサービスコンセプトにしてください。

変われる

“変われる”も利益の一種ですが、そのサービスによって顧客(人)が変われるかどうかは、売れるサービスコンセプトの大きなポイントの1つになります。

たとえば、

  • 痩せた!
  • ライティングが上手になった!
  • 集客できるようになった!
  • 稼げるようになった!

など

顧客が変われることをゴールとするサービスコンセプトにしてください。

楽・簡単

楽さや簡単さは、売れるサービスコンセプトに含まれていることがとても多いです。

なぜなら、人は本来、皆んな怠け者だからです。楽さや簡単さを求めてしまいます。

たとえば、

  • めちゃくちゃ厳しくて大変な10Kg痩せれるダイエット教室
  • めちゃくちゃ楽で簡単なのに5Kg痩せれるダイエット教室

大変さのある前者のコンセプトでも、”絶対に10Kg痩せる“と結果にコミットできれば、ライザップのように成功するかもしれません。

ですが、普通は、皆んな後者の楽で簡単な方に興味を示します。

楽さや簡単さをサービスコンセプトに取り入れられないかを検討してみてください。

早い・短期間

早さや短期間なども、売れるサービスコンセプトに含まれていることが多いです。(早さや短期間は、楽さや簡単さと関連するケースも多い)

人は、皆んな、せっかちです。早く早くと思っています。時間がかかることを嫌います。

たとえば、

  • たった1日で〜
  • わずか1ヵ月で〜
  • 〜で平均90分の時間短縮

などが含まれるコンセプトは顧客に好まれます。

早さや短期間や短時間をサービスコンセプトに取り入れられないかを検討してみてください。

再現性

売れるサービスコンセプトには、再現性が含まれていることも多くあります。

人は何かを決断する時や買う時は、必ず不安になります。

たとえば、

  • 私なんかにできるだろうか?
  • 本当は難しいのでは?
  • 特定の人しか成果を得られないのでは?

など。

現実的には、どんなサービスも、全員に100%の成果を保証することは不可能です。ですが、少しでも100%に近づける工夫をすることは重要です。

そのためには、再現性のあるサービスコンセプトにする必要があります。

安心感

売れるサービスコンセプトには、安心感が含まれています。

人は何かを決断する時や買う時は、必ず不安になります。

たとえば、

  • 効果は本当?
  • 実績は本当?
  • 追加料金は無い?

など。

不安が払拭されないと、人は行動(購買)しません。安心感を与えられるサービスコンセプトにしてください。

新しさ

新しさのあるサービスコンセプトは売れやすいです。

人は新しいものが大好きです。新しいというだけで食いつく人もいます。過去のサービスで結果の出なかった人も、新しさへの期待感が大きくなります。

新しいことは、そうそう今の世の中では生まれません。それでも日々、技術や文化は進歩・進化しています。よって、新たなマーケットや隙間も生まれます。アンテナを張って、日々アイデアを出すことをしておきましょう。

掛け合わせ

2つ以上のことを掛け合わせることによって、サービスコンセプトに新しさを吹き込むことができます。

たとえば、

  • X…単独のダイエット教室
  • X…単独の婚活コンサル
  • O…ダイエット × 婚活コンサル
  • X…単独の英会話教室
  • X…単独の海外ビジネス始め方教室
  • 0…英会話 × 海外ビジネス始め方
  • 単独のホームページ作り方教室
  • 単独のマーケティング集客教室
  • ホームページ作り方 × マーケティング集客

みたいな感じです。

3つくらいまでなら掛け合わせていけます。

  • X…ホームページ作り方教室
  • X…マーケティング集客教室
  • X…売れる商品の作り方教室
  • O…ホームページ作り方 × マーケティング集客 × 売れる商品の作り方

但し、4つ以上はコンセプトがごちゃごちゃになる可能性が高いのでおすすめしません。

掛け合わせ=新しさ=差別化 になります。ぜひ、サービスコンセプトに取り入れられないか検討してみてください。

サービスコンセプトの事例

サービスコンセプトの事例

いくつかの優れたサービスコンセプトの有名な事例を紹介しておきます。

  • QBハウスのサービスコンセプト例
  • ライザップのサービスコンセプト例
  • スターバックスのサービスコンセプト例

QBハウスのサービスコンセプト例

前述「コンセプト作成に使える8つのフレームワーク」のブルーオーシャン戦略の例で出した、QBハウスのサービスコンセプトは有名です。

QBハウスは、ブルーオーシャン戦略の例として有名ですが、それは即ち、サービスコンセプトとしても有名ということにもなります。

詳しくは、前述「コンセプト作成に使える8つのフレームワーク」のブルーオーシャン戦略の例の項をご覧ください。

ライザップのサービスコンセプト例

ライザップのサービスコンセプトも有名です。

“結果にコミット”

とにかく、“成果(痩せる)を約束する!!”という強烈なコンセプトが成功した秘訣と言われています。

ライザップは非常に高額にも関わらず大ヒットしたサービスです。その最大の要因は、コーチや器具の充実、サービスメニューの充実などではなく、サービスコンセプトが良かったからです。

スターバックスのサービスコンセプト例

“ドリルを売るのではなく穴を売れ”といった話しは、マーケティングでは有名です。“商品(サービス)を売るなベネフィットを売れ”という意味です。

“コーヒーではなく空間を提供する”というのが、スターバックスのサービスコンセプトです。

スターバックスは、実際にはコーヒーという商品を売っています。ですが、本当に売っているものは“落ち着いた空間”です。

サービスコンセプトの伝え方

サービスコンセプトの伝え方のイメージ図

どんなにサービスコンセプトが最高でも、もし、コンセプトが正しく顧客に伝わらなければ、コンセプトは無きに等しいものになります。

サービスコンセプトの伝え方が悪ければ、売れるサービスコンセプトも、売れないサービスコンセプトになってしまいます。

  • コンセプトに定義…100点
  • コンセプトの伝え方…0点
  • 100点 × 0点 = 0点

サービスコンセプトの伝え方の注意点

そもそも、サービスコンセプトをターゲットに伝えていくということが必要です。当たり前のことなのですが、伝えることを遠慮している人は少なくありません。

言葉で伝えなければ伝わりません。

ですが、

サービスコンセプトを伝えようとすると、せっかく顧客目線で作ったサービスコンセプトなのに、自分本意に逆戻りして、売り込むように伝えてしまうケースもとても多いです。

このサービスは!このサービスは!良いでしょ!良いでしょ!と。

言い方の問題ではありません。たとえ言い方が柔くても、顧客は売り手の意思を簡単に読み取ります。

サービス(商品)を売り込んではいけません。サービスコンセプトは、自然と相手に伝わるようにしてください。

サービスコンセプトの伝え方の方法

サービスコンセプトを伝えるには、次のような方法があります。

  • ホームページやブログ
  • SNS
  • 広告
  • メルマガ
  • LINE公式アカウント
  • アナログ
  • リアル

ホームページやブログ

ホームページと言っても、ただの会社案内のようなホームページでは、サービスコンセプトは上手く相手に伝わりません。アクセスもきません。

ブログと言っても、ただの日記的なブログでは、サービスコンセプトは伝わりません。やはり、アクセスもきません。

また、直接的にサービスコンセプトを伝えようとしてはいけません。商売色を出してはいけません。

サービスコンセプトを伝えたいのであれば、サービスコンセプトに基づいた見込み客のためになる有益な情報発信をしてください。

いわゆるオウンドメディア(見込み客にとって有益となる専門番組、専門雑誌、のようなWEBサイト)としてのホームページやブログにしてください。

ホームページやブログで、見込み客にとって有益となる情報発信をすることにより、自然にサービスコンセプトがターゲット(見込み客)に伝わっていきます。

関連

➡︎【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け

SNS

Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、などのSNS投稿でも同じです。SNSの場合は、ホームページやブログ以上に売り込み感が嫌われます。SNSでも見込み客にとって有益となる情報発信をしてください。

見込み客にとって有益となる情報をSNSで発信することにより、自然にサービスコンセプトがターゲット(見込み客)に伝わっていきます。

メルマガ

あなたに見込み客リストがあるならば、メルマガを配信してください。

メルマガは、一人一人に対するお手紙や対話のつもりで書いてください。その中で、見込み客にとって有益となる情報を発信してください。

あなたの素を見せるお手紙や対話、および、見込み客にとって有益となる情報発信をすることにより、サービスコンセプトがターゲット(見込み客)に自然に伝わっていきます。

関連

➡︎メルマガ配信のやり方【初心者向けガイド:図解付き簡単解説】

LINE公式アカウント

メールの代わりにLINEもサービスコンセプトを伝えていくのに使えます。

LINEだとメールより身近に感じてもらいやすいです。これは、大きなメリットです。

但し、LINEに長文は合いません。また、簡単にブロックできます。また、ある日突然アカウント停止となり、LINEお友達リストが一瞬に全滅ということが普通にあります。

LINE中心、LINEのみのマーケティングは非常に危険です。

※ LINEは個人用ではなくLINE公式アカウントで運営してください。

リアル

リアルの場(名刺交換、交流会、その他)でも、売り込み感が出ないように注意してください。

言語化したサービスコンセプトをサラっと伝えるまで。そこで終わりです。それで伝わらないようならば、サービスコンセプト自体、または、サービスコンセプトの言語化が失敗しているということです。

尚、その後の会話の流れの中で、相手にサービスのことを聞かれたら詳しく答えても構いません。

でも、「この素晴らしいサービスコンセプトをどうか分かって欲しい〜」と、くどくど説明し過ぎてはいけません。

まとめ

サービスコンセプトの作り方まとめ

ちなみに、私は、ホームページの作り方やホームページによる集客の方法などを教えていますが、まずカリキュラム内で最初にやることは、サービスコンセプトの作成(もしくは見直し、作り直し)です。

なぜなら、サービスコンセプトがNGなら、ホームページを作っても、集客活動をしても、成果が出ないからです。もちろん、サービスも売れません。

サービスコンセプトが何よりも重要なんです。

あなたが、一番先に力を入れるのはサービスコンセプトです。

但し、決して自分本意にはならないようにしてください(結局、コレが一番難しいかもしれません…)。

では、最後に、この記事のポイントを再掲して終わりたいと思います。

ポイントまとめ

  • サービスコンセプトとは、サービス内容において他社との“差別化”を実現および表現するもの。
  • サービスコンセプトは自己都合や自分本意を除去した「顧客向けコンセプト」でなければなりません。
  • ビジネスはマーケティングで8割が決まります。さらにマーケティングの8割はサービスコンセプトで決まります。
  • サービスコンセプトを作る際の大原則
  • 誰に何をなぜどうやって
  • とにかく深掘りして聞きまくる
  • ペルソナ定義よりも生身の人間を重視する
  • フレームワークやテンプレート
  • ブルーオーシャン戦略
  • ポジショニングマップ
  • その他
  • サービスコンセプト作成テンプレート3ステップ
  • ステップ1:コンセプトワークに必要な7要素を定義
  • ステップ2:サービスコンセプトの言語化
  • ステップ3:サービスコンセプトのテストと検証
  • サービスのコンセプトワークに必要な7つの要素
  • ターゲット誰が
  • 悩み何に悩んでいるのか
  • 原因何が原因なのか
  • ベネフィット何が得られどう変われるのか
  • 未来どんな夢が見れるのか
  • ヒーローどこのどんな誰が
  • 手段・手法どう解決するのか
  • 売れるサービスコンセプト10のコツ
  • 希望がある
  • 苦痛の除去
  • 利益の獲得
  • 変われる
  • 楽・簡単
  • 早い・短期間
  • 再現性
  • 安心感
  • 新しさ
  • 掛け合わせ
  • サービスコンセプトを伝える際に売り込み感は厳禁。自然にサービスコンセプトが伝わるように努める。

ぜひ、あなたも、売れるサービスコンセプトを作って、売れるウェブ集客をし、売れるデジタルコンテンツを販売してください。

以上です。

参考)

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競合調査〜分析については、下記の記事で詳しく説明しています。

➡︎競合調査フレームワークおすすめ7選【一人でもできる競合分析】

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