習慣化できない人の8大特徴【理由や対策もわかりやすく説明】

更新日:2025年3月1日 筆者:鈴木俊雄
習慣化ができないのは、あなたのせいじゃありません。
あなたが習慣化ができないのは、人間のメカニズムというか本質というか、そういうところを、ほんのちょっと知らないだけかもしれません。
まずは、習慣化ができない人の特徴とその理由を知ることから始めましょう。
この記事では、習慣化できない人の特徴や理由を8つほど説明していきます。
習慣化できない人の8大特徴
- 覚悟が足りない
- やりたくないことである
- 意思の力に依存している
- 完璧主義である
- 大きな負担を課している
- ゴールが曖昧である
- 忘れることへの対策不足
- 合っていない習慣化方法
ただ、私は習慣化の専門家ではありません。この記事にまとめた内容も、自分自身の体験、および、クライアントさんやご相談者さんとの会話や観察から見出したものです。
なので、習慣化について真剣に学びたいという方は、私のようなWEB集客コンサルタントをやっているような者ではなく、きちんとした習慣化の専門家や教授から学んでください。(➡︎後述)
ですが、この記事の内容は自信を持ってお伝えします。まず間違っていないと確信しています。なぜなら、実際に目にし、耳にし、体験し、事実に基づき感じた内容をベースにまとめてあるからです。
習慣化できない人の特徴やその理由が分かれば、対策にもつながっていきます。ぜひ、参考にしてみてください。
【 目次 】
習慣化できない人の8大特徴
では、習慣化できない人の8大特徴を説明していきます。
習慣化できない人の8大特徴
- 覚悟が足りない
- やりたくないことである
- 意思の力に依存している
- 完璧主義である
- 大きな負担を課している
- ゴールが曖昧である
- 忘れることへの対策不足
- 合っていない習慣化方法
思い当たるものはありますか?
ひとつ一つ説明していきますね。
1.覚悟が足りない
まずは、これです。
覚悟が足りない
いきなり、ちょっと厳しい精神論的な話になってしまいましたが、やっぱりですね、覚悟がなければ、考えが甘ければ、人間、何やったって上手くいかないですよね。
習慣化したいことに対して覚悟が足りなければ、そりゃ続けられるわけないんです。
これ、めちゃくちゃ当たり前のことなんですが、このケースはとても多いです。覚悟できていないのに、覚悟できていると思い込んでいる…というようなケースが多いように思います。
私も覚悟が足りないことは、たとえ必要なことであっても、いまだに習慣化ができていません。でも、心の底から覚悟したことは習慣化できていますし、継続できていますし、成果につながっています。
習慣化したいことが何であれ、そのことに対する覚悟…これがあるか無いか?まずは、そこがスタート地点じゃないかと思います。
2.やりたくないことである
覚悟を決められたとしても、心の底で「やりたくないなぁ」という思いが強くこびりついているようであれば習慣化はできません。
人生やビジネスでは、たとえ嫌なことでも習慣化しなければいけないことがあります。たくさんありますよね。ですが、本当の本当に心の底から嫌だと思っていることは習慣化できません。
その習慣化はあきらめて、代替案の習慣化にシフトしましょう。
たとえば、マーケティングでは情報発信が必須です。で、SNSのX(エックス)で情報発信を始めたとします。X投稿を習慣化しようと本気で頑張ります。
でも、その人は生理的レベルでXが苦手だとします。そんな状態で習慣化なんてできませんよね。
であれば代替案です。Instagram発信に替えるか、ブログ発信に替えるか、動画発信に替えるか、何か別のことの習慣化に替えるべきです。
その全部が嫌、という場合はお話しになりませんが…。
ちなみに、私はSNS全般が苦手だと分かったので、このようにブログなど記事コンテンツ発信の習慣にシフトしました。
3.意思の力に依存している
覚悟もある。心から嫌いなことでもない。むしろ、好きな部類である。だとしても、習慣化っていうのは難しいです。
「よし!習慣化だ!」と気合いが入るのは最初だけ。気合いとかモチベーションとか、そんなものは、すぐに崩壊していきます。
ところが、「大丈夫です!やる気十分です!絶対に習慣化します!できそうな気がします!けっこう意思は強い方ですから」と意思の力に頼る人が後を絶ちません。過去の私もそうでした…。過信です…
意思の力も大切ではありますが、意思が安定することなんてありません。大谷翔平選手レベルの人なら別ですが、私のような凡人は意思の力を信じすぎてはいけないんですね。
また、自己肯定感が上がれば習慣化できる…と言う人もいますが、それもたぶん違います。習慣化は別次元の話だと思います。
心や精神や意思の力などに依存しない、習慣化の仕組みやロジックを活用するようにしましょう。
4.完璧主義である
完璧主義…。このパターンも非常に多いですね。私もそうでした。
とくに新しいことに対する習慣化では、完璧主義は大きな弊害となります。
新しいことなので、100点満点中の10点とか20点とか、良くてもそのくらいの出来が限界です。誰でもです。
なのに、「これじゃ恥ずかしい…」「人に知られたら笑われる…」「もっとちゃんとしたものを…」と完璧を追求する人は多いです。
「いやいや私は完璧主義じゃないですよ」と言う人でも、外からみたら立派な完璧主義だということも多々あります。
100点満点中の10点が限界なのに、30点を求めたら、その時点で完璧主義の仲間入りだと思ってください。
今は10点で終了!で良いのです。
たとえば、初めてのブログ集客、ブログ投稿を習慣化したい場合、ブログ投稿の記事内容が10点でも公開しちゃえばいいんです。幸い、最初の頃の投稿なんて誰も見てくれませんから安心してください。
誰もがみんな、最初は0点とか10点でスタートしています。もちろん私もです。大成功している著名な人もです。完璧主義は捨てましょう。
5.大きな負担を課している
完璧主義ではなく、良い意味でいい加減な人でも、いきなり大きすぎる目標を掲げてしまうと習慣化は失敗します。
たとえば、引き続きブログ投稿の例で言うと、「100記事を書くまで頑張るぞ」とか「毎日4時間は執筆に費やすぞ」とかです。いきなり大きな負担を課しすぎです。
大きな負担でも最初は意思の力で頑張れるかもしれません。でも、もうすでに伝えてあるように、意思なんてすぐに裏切ってきます。(ちょっと負担が大きいな…やってられないな…逃げたいな…やめよっかな…)
- NG:毎日4時間は執筆に費やして100記事書くまで頑張るぞ
- OK:まずは、毎日10分だけ文章を書いてみるところから始めよう
最初は、負担の少ない量(個数や時間など)を目標に始めてください。
6.ゴールが曖昧である
習慣化できない人はゴールを定めていない人も多いです。
「XXを習慣化できるようになる!」
こんなのはゴールではありませんよね。抽象的で曖昧すぎます。
もっと具体的に、かつ、実現可能なファーストステップとしての目標・ゴールを定めましょう。
たとえば、
- まずは、ブログを10記事だけ書いて投稿する
- まずは、3kgだけダイエットする
- まずは、本を毎日5ページだけ読む
- まずは、毎日5分だけジョギングする
このように、最初は実現可能な小さな小さなゴールを設定すれば良いです。そして、そのゴールを達成したら、次の段階へ進むゴール設定をします。
なお、具体的な目標にするには数字の設定が必須です。お忘れなく。
7.忘れることへの対策不足
人は忘れます。習慣化できていない状態なら、なおさら忘れます。モチベーションが高い状態だろうが何だろうが、人はついつい忘れてしまいます。
忘れることはしかたありません。でも、ついつい忘れてしまったことがきっかけで、習慣化をやめてしまうケースは多いです。
習慣化にトライしているとき、その人の心の奥底には「習慣化か…この努力めんどくさいなぁ…できればやめたいなぁ」とつぶやく弱い自分がいます。そう思っていなくても、本能レベル無意識レベルでそう思っています。
弱い自分には、忘れた時がチャンスです「もうやめちゃえば?」…
そういう本能に打ち勝たないといけないから、習慣化は難しいんですね。
ということで、忘れないようにする工夫が必要です。そして、忘れてしまったときの対策が必要です。
8.合っていない習慣化方法
習慣化の方法はいろいろあると思います。でも、どれでも良いというわけではありません。自分に合う合わないがあります。
なので、無理矢理にこの方法で!って、あなたに押し付けてくる人の話には注意してくださいね。
ただし、試しもせずに「その方法は無理」とか「どうせダメ」とか決めつけるのは違います。たとえ疑っていても、とりあえず試してみることが重要です。
私も「そんなのウソでしょ〜」と思っていた習慣化の方法がありましたが、試してみたらビックリです。完全に習慣化できたんです。やってみなければ分かりません。
でも、合わないものは合いません。やってみて合わないならやめてOKです。ただし、やる前から合っていないと勝手に決めつけるのはやめましょうね。
習慣化できる人がやっていること
習慣化できない人の特徴、続けられないという人に潜んでいる、さまざまな原因や理由、これらを説明してきましたが、逆に、習慣化できる人は何をやっているのでしょうか?
私や私のクライアントさん達が習慣化できた方法はどんな方法でしょうか?あなたに合う方法はあるのでしょうか?
習慣化できる人、継続力がある人、こういう人達がやっていることは?
詳しくは下記の記事にまとめてあります。
➡︎ 継続力がある人の6つの特徴【実践済み12の習慣化方法も紹介】
「習慣化できない理由も分かったことだし、よし、あらためて習慣化にチャレンジだ!」という人は、上記の記事もご覧ください。
まとめ
習慣化は簡単なことではありません。でも、習慣化できない理由を把握して、理解し、自分に合った習慣化できる方法を試せれば、ほとんどのことは習慣化できると思います。
ただし、せっかく習慣化できても、ちょっとしたきっかけで、元の自分に戻ってしまうこともよくあります。その点には要注意です。人間はみんな弱いんです。
習慣化がはじめての人も、習慣化に挫折した人も、ここまで説明した特徴や理由を把握理解した上で、あきらめずに習慣化を試してみてください。
健闘を祈ってます。
⬇︎こちらも、ぜひチェックしてみてください。
➡︎ 継続力がある人の6つの特徴【実践済み12の習慣化方法も紹介】
参考)習慣化の専門家や論文を紹介
繰り返しますが、私は習慣化の専門家ではありません。もし、もっと専門的な話を知りたいという場合は、ご自身でいろいろ検索してみてください。
とりあえず、下記の情報を載せておきます。あとはご自身でお願いします🙇
習慣化コンサルタント 古川武士 さん
➡︎ ブログ・X・Amazonプロフィール
私はまだ読んだことないのですが、古川さんは、習慣化に関する本やブログで多数のコンテンツを発信されてます。ご自身「習慣化コンサルタント」という肩書きで、会社も「習慣化コンサルティング株式会社」となっています。なので、私より何百倍も詳しい方だと思います。
習慣化に関する専門的な論文や資料
習慣化について、もっと本格的に学びたい方は、論文や各種資料なども参考にして勉強してみてください。例としていくつか載せておきます。こちらはちょっと読んでみましたが、私には少し難しかったです。奥が深いです…
➡︎ 習慣化に関する主体的行動に着目した経験価値変化モデルの提案(千葉大学 堀川将幸さんほか)J-Stage
➡︎ 行動変容につながる保健指導 生活習慣改善のための行動療法(あだち健康行動学研究所 足達淑子さん)厚生労働省
➡︎ 生活者の「行動の習慣化」モデルに関する第一回調査レポート(株式会社博報堂・東京大学 先端科学技術研究センター)博報堂
他にもいろいろな専門資料は、ネット上にたくさん公開されています。探してみてください。(海外の文献なども検索することをおすすめしておきます)
筆者情報

小さな会社の経営を25年続けるも両親の介護負担により辞任。その後、個人起業するも4年以上も低迷。その後、ホームページを起点とした安定自動集客を実現。そのノウハウや実践サポートを提供中。(スマートプランオフィス代表)