オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介
更新日:2023年2月11日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介
要約
「自分が商品」となる個人事業(例:コンサル業など)を営む方へ向けて、集客に活用できるオウンドメディアの作り方を初心者でも分かるよう9ステップで解説しています。
オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】
- オウンドメディアとホームページの違いを理解する
- オウンドメディアから個人が得られるメリットを把握する
- 個人事業におけるオウンドメディアの目的を決める
- オウンドメディアを起点に個人でも収益化できる設計を行う
- オウンドメディア作成へ向けて徹底的にリサーチする
- オウンドメディアの構成や動線を決める
- 個人でも扱えるオウンドメディアの種類を決める
- オウンドメディアを個人で立ち上げる(WordPress編)
- 記事の追加や改善を施してオウンドメディアを育てる
この記事は、
- オウンドメディアを個人事業のマーケティングや集客に活用したいけど具体的な作り方がよく分からない…
- 個人でもオウンドメディアは作れますか?
- 個人でもオウンドメディアは有益ですか?
といったような、お悩みや質問のある、WEBマーケティングが初心者という個人の方へ向けて対して答えていきます。
この記事を読むことによって、
- 個人でも立ち上げられるオウンドメディアの作り方が分かります。
- 個人でもオウンドメディアから毎月安定したアクセスと新規見込み客リストの獲得が行えるようになります。
- オウンドメディアを個人が活用して収益につなげる方法が分かります。
下記は、小さいながらも、私個人が1人で立ち上げたホームページ(オウンドメディア)のアクセス数の推移と新規見込み客リストの獲得(リード獲得)の推移グラフです。
上記を見ての通り、オウンドメディアは個人でも作成し運用していけます。そして、売上にもつなげていけます。
しかも、私はパソコンが苦手なので、オウンドメディアの作成に用いたのはiPadと指1本だけです。そんな私でもオウンドメディアを作成し運営できています。
すなわち、初心者でも、オウンドメディアを核としたマーケティング(集客等)は十分に実践可能というわけです。
【 目次 】
オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介
こも記事は以下の構成で説明していきます。
- オウンドメディアの作り方(個人向け)【準備編】
- オウンドメディアの作り方(個人向け)【実践編】
- オウンドメディアの事例(個人作成)
- オウンドメディアは個人でも有益か!?
オウンドメディアの作り方(個人向け)【準備編】
オウンドメディアは、作成前の準備で8割方成否が決まります。オウンドメディアの基本的な理解、設計やリサーチについてお伝えしていきます。
オウンドメディアの作り方(個人向け)【実践編】
オウンドメディアを個人でも作れる代表的なツールにWordPress(ワードプレス)があります。このWordPressを用いてオウンドメディアを作成する方法をお伝えしていきます。
オウンドメディアの事例(個人作成)
大企業や有名企業のオウンドメディアの成功事例は、探せば多く出てきますが、個人が作成したオウンドメディアの事例もありますので、いくつかを紹介します。
オウンドメディアは個人でも有益か!?
オウンドメディアを作っても成果につながらなければ意味がありません。オウンドメディアは個人でも有益なのか?売上につながるのか?この辺りを明確にします。
オウンドメディアの作り方(個人向け)【準備編】
では、まずは「オウンドメディアの作り方(個人向け)【準備編】」です。
準備編として以下のステップについて説明していきます。
オウンドメディアの作り方(個人向け)【準備編】
- Step1.オウンドメディアとホームページの違いを理解する
- Step2.オウンドメディアから個人が得られるメリットを把握する
- Step3.個人事業におけるオウンドメディアの目的を決める
- Step4.オウンドメディアを起点に個人でも収益化できる設計を行う
- Step5.オウンドメディア作成へ向けて徹底的にリサーチする
- Step6.オウンドメディアの構成や動線を決める
- Step7.個人でも扱えるオウンドメディアの種類を決める
1.オウンドメディアとホームページの違いを理解する
オウンドメディアとは、
あなたの見込み客が求めている情報を提供する、自己所有の情報発信型WEBサイト(ホームページやビジネスブログなど)のこと。
です。
会社案内やサービス案内レベルのただのホームページもオウンドメディアと言えるかもしれませんが、ここでは、上記の定義に合致するWEBサイトをオウンドメディアとします。
YouTubeやSNSなどもオウンドメディアと呼べるかもしれませんが、制限も多く、自己の所有物・自社資産にはなりません。なので、オウンドメディアと呼ぶには無理があります。
先述した定義に従うと、以下のようなものはオウンドメディアとは呼べません。
- 会社案内が中心のサイト
- サービス案内が中心のサイト
- エッセイ的な記事中心のブログ
- SNSやブログサービス
以下はオウンドメディアと呼べます。
- 見込み客が求めている情報を中心とした自己所有となるサイトやブログ
- 上記の条件を満たすサイトやブログ(+に加えて会社案内等)
※ 会社案内等が中心となるWEBサイトが必要な場合は、別途ホームページ(コーポレートサイト)を用意することをお考えください。
オウンドメディアとは?を正しくイメージしておいてください。
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オウンドメディア、ホームページ、コーポレートサイト、これらの違いや説明について、もう少し知りたい場合は下記の記事も参考にしてください。
➡︎ オウンドメディアとホームページの違いをわかりやすく説明
※ WEBサイトを何と呼ぶか?は重要ではありません。用途や目的が明確であれば、それで十分です。
2.オウンドメディアから個人が得られるメリットを把握する
オウンドメディアを活用するには、オウンドメディアがもたらすメリットをしっかりと把握しておく必要があります。デメリットも同様です。
なぜなら、オウンドメディアに対する工夫や改善は、メリットを最大限に引き出すために行う行為だからです。または、デメリットを極力少なくするために行う行為だからです。
オウンドメディアの代表的なメリットは下記の通りです。
オウンドメディアの8大メリット
- 集客:多くの人と自動で出会える
- 集客:見込み客を自動で獲得できる
- 営業:売り込まずストレスなく売れる
- 費用:広告費を大きく削減できる
- 成長:自己の成長に確実につながる
- 防御:高い参入障壁を築いていける
- 採用:良い人材の採用につながる
- 作成:初心者でも簡単に安く始められる
上記のうち、採用以外は、実際に私自身も大きなメリットとして実感しています。(私は個人事業なので採用は行っておらず実感無し)
逆にデメリットは以下の通りです。
オウンドメディアのデメリット
- オウンドメディアはすぐに成果を得られない
- 見込み客リサーチが甘いと成果にはつながらない
- 基本的なSEO対策やライティングのスキルが必要
- オウンドメディアは1日でも始めるのが遅いと不利に
- 健康や医療など一部の分野は成果が得られない場合が多い
- 発信情報に関する経験や専門性も無い場合は成果が得られない場合が多い
デメリットではなく、ただの条件にしか過ぎない…というものも含まれていますが、あなたに知っておいてほしいことを全て載せました。
これらのメリットとデメリット(もしくは条件)を十分に理解した上で、オウンドメディア戦略に取り組んでいくようにしてください。
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オウンドメディアのメリットとデメリットについては、下記の記事で、さらに詳しく説明しています。
➡︎ オウンドメディア【8つの大きなメリット】デメリットや注意点も!
3.個人事業におけるオウンドメディアの目的を決める
- 「オウンドメディアってよく耳にするから作ってみようかな…」
- 「オウンドメディアさえ作ればどうにかなるかも…」
- 「今の時代、オウンドメディアくらい持っておこうか…」
上記のような目的無き動機で、オウンドメディアの作成や運営を始めようとしていませんか?
何事もそうですが、目的はしっかりと定めるようにしましょう。
と言っても、個人事業を営むあなたに、おすすめできる目的は決まっています。
目的:毎月安定して質の良い新規見込み客リストを獲得する(リード獲得)
※ 質の良い見込み客:顧客への変換率が高い見込み客のこと。
なぜなら、質の良い見込み客リストを安定的に集めていければ、間違いなく、あなたのビジネスは安定していくからです(数多く実証済みの事実です)。
これ以上、個人にとって効率のよいオウンドメディアの目的はありません。
繰り返しておきます。
目的:毎月安定して質の良い新規見込み客リストを獲得する(リード獲得)
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他の目的でオウンドメディアを運用されたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ オウンドメディアの【目的5パターン】役割や必要性も説明!
4.オウンドメディアを起点に個人でも収益化できる設計を行う
オウンドメディアの役割は、新規見込み客リストを獲得するまでです。なので、立派なオウンドメディアを作成しても、それだけでは1円の売上にもなりません。
なので、
オウンドメディアを売上につなげていくには、オウンドメディアで獲得できた見込み客を、顧客に変換していく後続の仕組み(リストマーケティング〜セールス)もセットで必要です。
下記は一般的な後続のプロセスフローです。
この、セットとなる仕組み。すなわち、オウンドメディア以降の後続部分が無い、甘い、間違っている、…というケースが実は少なくありません。
オウンドメディアだけではなく、後続の売上につながる仕組みも含めて、しっかりマーケティング〜セールスの全体の流れを設計しておくようにしてください。
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通常のビジネスの流れ(見込み客獲得→顧客化)以外で、オウンドメディアから収益を得ていく方法については、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ オウンドメディアのマネタイズ【収益化10の運用アイデア】
オウンドメディア以降の仕組み(リストマーケティング)については、下記の記事で詳しく説明しています。
➡︎ リストマーケティングとは?やり方は?【7ステップで簡単に!】
5.オウンドメディア作成へ向けて徹底的にリサーチする
オウンドメディアを成功させるには、ここが一番重要です。オウンドメディアの成功は、リサーチがすべてと言ってもいいくらいです。
リサーチ時によく使われるフレームワークに「3C分析」というものがあります。ここでも「3C分析」は重要になってきます。
3C分析の要素(オウンドメディアの場合)
- 顧客(Customer)…何に悩み困り、何を知りたがっているか?何を解決し、何を得たいと思っているのか?(できれば潜在意識の部分まで)など。
- 競合(Competitor)…その情報分野で競合は何をどのように発信しているのか?強敵は多いのか少ないのか?強み・弱み・隙間はあるか?など。
- 自分(Company)…今の自分の知識・経験で情報を発信していけるか?不足している部分(補充するべきこと)は何か?など。
中でも特に重要視してほしいのが「顧客(Customer)」です。正確に言うと、オウンドメディアの場合は「見込み客」もしくは「潜在顧客」になります。
この「見込み客」もしくは「潜在顧客」を徹底的にリサーチし、隅々までよく知るということが、オウンドメディアの成否を分けます。
なぜなら、
見込み客または潜在顧客 → 何か悩み困り知りたいことがある → 検索する → あなたの発信した情報に出会う(アクセス)
という流れがあるからです。
記事コンテンツの基本中の基本
「見込み客」もしくは「潜在顧客」のことをよく知っていなければ、そもそも記事コンテンツは書けません。たとえ書けても相手には響くものにはなっていきません。
そうなると、新規見込み客リストの獲得は大変難しいものになります…
あなたの書きたいこと、書けること、ではなく、相手が知りたがっていることを書く。というのが記事コンテンツの最も重要な基本となるので、ぜひ、覚えておいてください。
ライフワークとして捉える
…なんですが、、、
オウンドメディアの作成前に、他人(見込み客や潜在顧客)のことを100%知り尽くす…なんていうことは、現実的には不可能ですよね?
なので、見込み客を知る行為は、ライフワークだと思うくらいで良いです。見込み客の思いや悩みや願望を常に探求し続けていきましょう。
見込み客を徹底的によく知る!
ピンと来ない人もいるかもしれませんが、これは本当にすごく重要なことです。他は忘れてもいいので、ここだけは覚えておいてください。
6.オウンドメディアの構成や動線を決める
次にオウンドメディアの構成や動線を決めていきます。
オウンドメディアのカテゴリー設計
見込み客(もしくは潜在顧客)を徹底的によく知れたら、相手が聞きたいこと、知りたいことなどをグルーピングして、分類して、カテゴリーテーマを決めてください。
ただし、カテゴリー階層はあまり深くならないよう注意してください。深い階層にすると情報が見つけにくくなるからです。SEO対策的にも良しとされていません。
イメージ例
オウンドメディアの検索キーワード選定
このとき、「検索キーワード」の選定も同時に行なっておくようにしてください。
※ 記事の執筆設計をするときに再度じっくり検索キーワードを選定する場合は、ここではざっくりとした選定でもかまいません。
オウンドメディア内の動線設計
あとは、しっかり出口(見込み客リスト獲得ページ)への動線も設計しておいてください。動線の無いオウンドメディアは、たとえアクセスが多く来たとしてもザル状態です。
アクセスを受け止めるコップ(見込み客リスト獲得ページ(ランディングページ(LP))を必ず用意し、そこへの動線を考えておいてください。
Q.出口ゴールが直接お問い合わせできるページや電話番号表示ではダメですか?
A.ダメではないのですが、知らない人(あなた)に直接連絡をするのは敷居が高い行為なので、反応が大きく鈍る可能性が非常に高いです。お問い合わせ等は、リストに取り込んだあとに受けられるような仕組みの方がおすすめです。
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効果的な見込み客リスト獲得ページ(ランディングページ(LP))について詳しく知りたい場合は下記の記事をご覧ください。
➡︎ ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】
7.個人でも扱えるオウンドメディアの種類を決める
オウンドメディアを作る際、WEBサイトを辞典のようなメディアにしようか?ブログ形式にしようか?
また、WEBサイトを作成できるサービスやツールも、今は色々なものがあるので、どれにしようか?
…と、いろいろと決めていくことがあります。
でも、それらはオウンドメディアの成否へ向けては、あまり重要なことではありません。極端に言えばですが、成果につながるのであれば何でもいいんです。
ですが、以下の点には注意してください。
サービスやツール選びの注意点
- 提供会社のドメインが含まれるサービス……自己所有・自己資産になりません。
- 月額使用料を要するサービス……自己所有・自己資産になりません。
- 外注に丸投げ……お金も時間も最も多くを失う方法です(あなたが監督となり心からパートナーと呼べる外注さんなら別ですが)。
- ノーコードでないツール……初心者には扱えません。
※ノーコード:HTMLやCSSやJavaなどコードやプログラミング言語を書かなくて良いこと
オウンドメディア作成おすすめの方法は?
WEBサイトの作成から運営ができるサービスやツールはいろいろあるので、迷う人も多いと思います。なので、代表的な、おすすめの方法を以下に載せておきます。
オウンドメディア作成おすすめの方法
レンタルサーバー × ワードプレス(WordPress.org)
オウンドメディアを個人で作成する場合、ほとんどの人は、このワードプレス(WordPress.org)というツールでWEBサイトを作成しています。もちろん、私や私のクライアントさんもです。
なぜなら、WordPressには、次のような特徴があるからです。
- 自己所有・自己資産になる
- 世界でも日本でも圧倒的にシェアNo1
- ネットや書籍の情報がすごく豊富
- 専門家も多い(何かあったときに助けてもらえる)
- SEO対策にも適している
- 個人や初心者でも扱える(Wixやペライチなどよりは少し難しいけど)
- ほぼ無料(レンタルサーバーと独自ドメイン使用料の月々千円程度は必要)
なので、おすすめとしては、ワードプレス(WordPress.org)一択としています(絶対という意味ではありませんが、何か一つおすすめするならばという意味)。
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広義の意味であれば、SNSなどもオウンドメディアと呼べるかもしれません。SNSなども含めてオウンドメディアを検討したい場合は下記の記事を参考にしてください。
➡︎ オウンドメディア12種類【一覧で特徴や役割をわかりやすく比較】
➡︎ ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】
オウンドメディアの作り方(個人向け)【実践編】
準備編が長かったですかね、、、
でも、それだけ準備は重要だということです。ご理解ください。
見切り発進のオウンドメディアでもOK?
オウンドメディアに限らず、何事も準備は重要でう。
とはいえ、自分でオウンドメディア(WEBサイト)が扱えるのであれば、100点満点の準備を待つ必要はありません。ケースや準備度合いにもよりますが、多少見切り発進でもOKです。(私もそうでした)
なぜなら、
まず、そもそも完璧な準備は不可能だということ。机上だけで頭の中だけで行った設計や計画なんて間違いなく不完全です。だからです。
それに、
自分でオウンドメディアを扱えれば、いつでもどこでも、すぐに追記、変更、削除、何でも自由にできるからです。
であれば、作りながら、運営しながら、正しい形にしていく方が圧倒的に効率的です。
個人であることのメリットを活かす
特に個人であれば、瞬発力や機動力や小回りが武器になりますよね。ならば、なるべく早く行動することが吉と出ます。
ということで、ある程度の準備をしっかり済ませたら、オウンドメディアの作成〜運営に早速取り掛かっていきましょう!
注)即行動を推奨しましたが、準備がまったく足りてないていないのに突っ走り過ぎると、戻りがたくさん発生し損失が大きくなります。バランスには注意してください。
・・・
それでは、以降、実践編のステップに入っていきます。
オウンドメディアの作り方(個人向け)【実践編】
- Step8.オウンドメディアを個人で立ち上げる(WordPress編)
- Step9. 記事の追加や改善を施してオウンドメディアを育てる
8.オウンドメディアを個人で立ち上げる(WordPress編)
先ほどおすすめとした、ワードプレス(WordPress.org)でオウンドメディアを作成していく方法を説明していきます。
オウンドメディアの作り方としては、以下の手順を参考に進めてください。
WordPressを使った【オウンドメディアの始め方】14ステップ
- オウンドメディアのコンセプトを決める
- オウンドメディアの構成を設計する
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- 独自ドメインとサーバーを関連付ける
- ドメインのSSL化を行う
- サーバーにデータベースを設定する
- WordPressをインストールする
- WordPressテーマをインストールする
- WordPressプラグインをインストールする
- WordPressの初期設定を行う
- WordPressで固定ページを作成する
- WordPressで投稿ページを作成する
- 分析・解析ツールを利用できるようにする
上記を見て、もしかしたら、
「げっ、いろいろ手順が多そうだなぁ…インストール?プラグイン?…う〜ん、ちょっとなんだか難しそうだなぁ…」
と、あなたは思ったかもしれません。
たしかに、アメブロなどのブログサービス、WixやJimdoやペライチなどのサービスと比べると、WordPressは少し面倒くさく感じる部分もあるかもしれません。
ですが、初心者だと無理か?というと、決してそんなことはありません。
初心者でもWordPressでオウンドメディアは作れるのか?
実際に私も以前は、ホームページの作り方をまったく知らない人間でした。かつ、パソコンも苦手な状態でした(今でも)。
でも、今見ていただいているサイトは、WordPressで私個人1で人作成できましたし、運用し続けられています。アクセスも見込み客リスト獲得数も増え続けています。
ちなみに、私のクライアントさんで80歳の方(ITやWEBとは無縁だった方)がいらっしゃるのですが、そのような高齢の方でも一人でWordPressでオウンドメディアを立ち上げられています。
ということで、個人差はありますが、WordPressは思ったよりは簡単だと言って良いのではないでしょうか。
なお、上記の14ステップをこの記事に展開すると、めちゃくちゃ長くなってしまいます。なので、詳細は下記の記事でまとめましたので、必要な場合は、そちらをご覧ください。
➡︎ WordPressを使った【オウンドメディアの始め方】14ステップ
関連記事
オウンドメディアの作成や運営に関する費用が気になる方は、下記の記事も参考にしてください。
➡︎ オウンドメディア制作費用の目安【わずか月425円で構築する方法】
また、オウンドメディアの名前(サイト名)の決め方については、下記の記事にまとめてあるので、必要な場合は参考にしてください。
➡︎ オウンドメディアの名前の決め方【サイト名ネーミングの手引き】
9.記事の追加や改善を施してオウンドメディアを育てる
どうにかオウンドメディアを作成した。5、6個の記事コンテンツを執筆して公開した。ちょこちょこ更新している。…
……程度では、残念ながらオウンドメディアの効果は得られません。
オウンドメディアは、初期制作した段階では、まだ生まれたばかりの赤ちゃんです。オウンドメディアは育てていく必要があるんです。
- 情報(記事コンテンツ)は枯れるまで、もっと増やしていかないといけません。
- 記事の内容が検索者の求めているものとズレていたら、適合するように改善していかなければなりません。
オウンドメディアの記事コンテンツを充実させる
5、6ページしかないペラペラの冊子と、100ページ、200ページある辞典、あなたならどちらを手に取りますか?おそらく後者だと思います。
これと同じです。オウンドメディアは、質はもちろん、豊富な情報量も必要です。
何記事も一気には無理ですが、検索者のため見込み客のために、記事コンテンツをコツコツとマイペースでも良いので増やしていきましょう。
検索意図にピッタリ合わせていく
顔も見えない声も聞けない見込み客、そんな検索者の心の声、悩み、願望、問い(検索キーワード)に対し、1ミリもズレないピッタリの答えを記事に書くことは至難の業です。というか無理です。
ですが、このズレが少ないと、検索結果の表示順位も上がって、アクセスも増えていきます。なので、ズレがあると分かった場合は、記事を改善していきましょう。
※ ズレ具合は、検索結果表示順位、クリック率、アクセス数、ページ滞在時間などで、ある程度は分かります。
個人事業だからこそ百人力となるオウンドメディアに
オウンドメディアは、追記や改善を施し、あなたが育てていくことによって、赤ちゃんから大人になっていきます。十人力、百人力、千人力と、大きな仕事をしてくれるようになっていきます。
大変ではありますが、赤ちゃんを育てない親はいませんよね?育てずに成り立つオウンドメディアも世界には1つもありません。
マイペースでも良いです。追記や改善をしていきましょう。
オウンドメディアの放置もアリ
オウンドメディアが目標に達したら、もう一人前です。オウンドメディアは自立した状態になります。
その後は、育てず、ある程度は何もせず放置しても、勝手に自動で成果は得られ続けていきます。そうなると本当にめちゃくちゃ楽になりますよ。(広告費なんかも一切不要になります)。
関連記事
オウンドメディアの改善については、下記の記事でより詳しくまとめてあります。オウンドメディアに記事コンテンツが揃ってきても結果が出ない場合は参考にしてください。
➡︎ オウンドメディア改善方法【よくある状況と10の原因と対策】
※ 改善回数や改善量を少なくしたい場合は、オウンドメディアの初期作成前に上記の記事を読んでんおくと良いかもしれません。
オウンドメディアの事例(個人編)
大企業や有名起業のオウンドメディア成功事例は多いです。
たとえば、
など。
これらは他の記事でもよく紹介されています。
でも、個人作・個人運営のオウンドメディアとなると、事例はほとんど紹介されていません。
なので私は、個人(もしくは小規模企業)のオウンドメディア成功事例を独自に収集しています。その中から少しだけ簡単に事例を紹介しておきます。
オウンドメディア個人の事例
- 事例1:コンサル業「ホームページ集客講座」(私自身(個人))
- 事例2:士業「労務の情報サイト(仮名)」(個人のクライアントさん)
- 事例3:コーチング「コーチング全集(仮名)」
- 事例3:代理店「○○(商品名)ブログ」(個人その他)
- 事例4:リース業「ファイナンスのノウハウ集(仮名)」(個人その他)
事例1:コンサル業「ホームページ集客講座」(私自身)
大きな成功事例とは言えませんが、一応、毎月安定したアクセスと新規見込み客リストを自動で獲得できているので、私のサイトも一つの成功事例として記しておきます。
※ 今、見ていただいているこのサイトのことです。
事例2:士業「人事や労務の情報サイト」(個人のクライアントさん)
※ 守秘義務のためサイト名やURLなどの詳細は伏せています。
私のクライアントさんで、個人一人で士業を営んでいる方がいます。オウンドメディアも個人で立ち上げました。アクセスは順調に増え続けて契約の獲得につながっています。
事例3:コーチング「コーチング全集」
※ 許可が取れていないためサイト名やURLなどの詳細は伏せています。
それほど多くのアクセス数は集めてませんが、重要なキーワードで検索結果の1位に表示されるコーチング業を個人で営む方のオウンドメディアです。安定的にクライアント獲得につながっているとのことです。
事例4:代理店「○○(商品名)ブログ」(個人その他)
※ 許可が取れていないためサイト名やURLなどの詳細は伏せています。
ある商品を代理店として個人で販売している方のオウンドメディアです。その商品に特化しためちゃくちゃ詳しい情報サイトとなっており、毎月、安定した売上につながっているということを伺いました。
事例5:リース業「ファイナンスのノウハウ集」(個人その他)
※ 許可が取れていないためサイト名やURLなどの詳細は伏せています。
個人でファイナンスに関するコンサルや支援をされている方のオウンドメディアです。最初は月に数百のアクセスでしたが、3万アクセスほどまで増えて、結果、2600人もの新規見込み客の獲得につながったそうです。
・・・
規模を問わずで言えば、個人で成功しているオウンドメディア(ホームページやブログ)は他にもたくさんあります。
あなたもその一員になってみませんか?
オウンドメディアは個人でも有益か!?
そろそろ、終わりたいと思います。
で、結局、
オウンドメディアは個人でも作れるのか?個人でも有益なのか?売上につながるのか?
が、あなたの関心ごとだと思うのですが、答えは…
- オウンドメディアは個人でも作れます。
- オウンドメディアは個人でも有益です。
- オウンドメディアは個人でも売上につながります。
となります。
少なくとも、新規見込み客の獲得へ向けて、オウンドメディアは、非常に効果的な役割を果たしてくれます。
アクセスが集まる記事コンテンツさえオウンドメディアに仕込んでしまえば、あとは、
- 自動で毎月何万というアクセスが、あなたのオウンドメディアに訪れてくれる。
- 毎月何十人(〜3桁)という新規見込み客が獲得し続けていける。
という成果が待っています。
はっきり言って、これらを楽に実現することはできません。記事も書かなきゃいけないので大変です。思った結果にならないことだってあります。
ですが、作業としてやることはそこまで難しくありません。
- 見込み客を徹底的によく知る
- 見込みの質問に答える(記事の執筆)
- リスト登録への仕掛けを用意する
- リストマーケティングに流し込む
上記を実現するのに、IT知識が豊富である必要はありません。私のようにパソコンが苦手でもOKです。
基本的なWEBマーケティングのノウハウやSEO対策の知識など、そして継続力が有れば、あなたもオウンドメディアを起点にして成果を得られていくでしょう!
まとめ
以上、
オウンドメディアを個人が作っていく上で、なるべく必要となる事項を網羅したつもりです。なるべく分かりやすく説明してきたつもりです。
ですが、もし、分からない…できない…という場合は、ぜひ一度ご相談ください。
もしくは、
「ホームページ集客メール講座」という初心者向けの無料のコンテンツもあります。まずは、そちらで学んでみるのも良いかもしれません(“ホームページ”としていますが実質“オウンドメディア”のことです)。
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P.S.:個人のあなたでもオウンドメディアが作れること、そして、オウンドメディアを起点として、安定した成果を得られるようになることを願っています。がんばってください!