検索順位別クリック率の目安【7つの調査データ】CTR改善ヒント付

検索順位別クリック率の目安【7つの調査結果データまとめ】

検索順位別クリック率の目安【7つの調査結果データまとめ】

この記事では、

  • 「検索順位1位で得られるクリック率の目安はどのくらいですか?」
  • 「検索順位5位だとクリック率は平均どの程度ですか?」

という問いに答えていきます。

検索順位別のクリック率の平均をまとめたデータを、まとめて7つほど紹介していきます。

そこに示されたクリック率を1つの目安としてください。もし、クリック率が平均より、大きく下回っている場合は、クリック率の改善が必要です。ぜひ、参考にしてください。

検索順位別クリック率の目安【7つの調査結果データ】

全て海外発の「検索順位別クリック率データ」です。7社分のデータを集めて、まとめました。日本国内オリジナルのデータは見つかりませんでした。リンク先のサイトは全て英語のサイトです。

次項では、これら全てを統合したクリック率の平均値(表とグラフ)も掲載していますので、そちらも参考にしてください。

Backlinkoからの検索順位別クリック率データ

出典)Backlinkoからの検索順位別クリック率データ

Backlinco「Here’s What We Learned About
Organic Click Through Rate
」より

Internet Marketing Ninjas Blogからの検索順位別クリック率データ

Internet Marketing Ninjas BlogからのCTRクリック率データ

出典)Internet Marketing Ninjas Blogからの検索順位別クリック率データ

Ninjas「Announcing: 2017 Google Search Click Through Rate Study」より

Catalystからの検索順位別クリック率データ

catalystからのCTRクリック率データ

出典)Catalystからの検索順位別クリック率データ

Catalyst「GoogleCTRStudy-Catalyst.pdf」より

Keylime Toolboxからの検索順位別クリック率データ

keylime toolboxからのCTRクリック率データ

Keylime Toolboxからの検索順位別クリック率データ

Keylime toolbox「ARE AVERAGED GOOGLE ORGANIC SEARCH CLICK THROUGH RATES USEFUL?」より

WordStreamからの検索順位別クリック率データ

wordstreamからのクリック率データ

WordStreamからの検索順位別クリック率データ

WordStream「Why You NEED to Raise Organic CTR’s」より

Smart insightsからの検索順位別クリック率データ

Smart insightsからのCTRクリック率データ

出典)Smart insightsからの検索順位別クリック率データ

Smart insights「Comparison of Google clickthrough rates by position」より

Optifyからの検索順位別クリック率データ

OptifyからのCTRクリック率データ

出典)Optifyからの検索順位別クリック率データ

Optifyより

検索順位別クリック率の平均値

上記7社の各種クリック率データから、9種類のデータを元に割り出しました。平均値は以下の通りです。

検索順位別クリック率の平均値(表)

検索順位別クリック率の平均値の表

検索順位別クリック率の平均値(グラフ)

検索順位別クリック率の平均値のグラフ

最大値と最小値はカットしてから、平均クリック率を算出しました。あくまでも、1つの目安にしかなりませんが、参考にしてください。

但し、以下の留意事項をおさえておかないと、平均クリック率を大きく下回る結果になる可能性があります。必ずお読みください。

クリック率に関する重要な留意事項

ここまでのデータを見れば、クリック率は、検索結果の表示順位ランキングによって大きく左右されることは明確です。

ですが、クリック率を左右するのは、表示順位ランキングだけではありません。1位表示なら、必ず平均値前後のクリック率を獲得できるわけではありません。

クリック率は以下の4つの要素の全ての総合で決まっていきます。

  • 検索結果順位
  • 検索キーワードの種類
  • 記事ページタイトル
  • 説明文(抜粋・メタディスクリプション)

検索結果順位によるクリック率の違い

既に各社各種データで明確です。上位表示されるほど、クリック率は高くなります。

ヒント

最低限のSEO対策を行い、少しでも検索順位を上げていきましょう。

検索キーワードの種類によるクリック率の違い

検索キーワードは、検索者の目的や意図によって、様々な種類に分かれます。それぞれの特性によって、クリック率は異なります。

ライバル競合度合いで分けて考える必要もあります。また、商標検索とそれ以外、業種、などによってもクリック率は変わってきます。

様々な検索キーワードの種類

  • ビッグ・キーワード
  • スモール・キーワード
  • ロングテール・キーワード
  • 1単語キーワード
  • 複数単語キーワード
  • インフォメーション・クエリ
  • ナビゲーション・クエリ
  • トランザクション・クエリ
  • 商標指定キーワード
  • ネガティヴキーワード
  • 目的が明確なキーワード
  • 目的が曖昧なキーワード
  • ライバルが強いキーワード
  • ライバルが弱いキーワード
  • 〇〇分野のキーワード
  •  :

いくつか、抜粋して説明します。

目的が曖昧なキーワード・ビッグキーワード・1単語キーワードなど

たとえば、ビッグキーワード(月間検索ボリュームが大量のもの)や1単語の検索キーワードは、目的が曖昧なキーワードである場合がほとんどです。

例)〔 起業 〕🔍

上記の検索キーワードで考えられる検索者の目的は、

  • 起業の意味って? または、
  • 起業に関する良い本ある? または、
  • 起業に関する注意点って? または、
  • 起業の成功例あるかな? または、
  • 起業って英語で何て言う? または、
  •  :

というように、この場合、検索の目的は、検索者それぞれ、人それぞれで、完全にバラバラです。十人十色です。あなたの記事が、検索者の目的と合致する可能性は、極めて低くなります。

従って、クリック率は期待できません。もし、クリックされても、検索意図と異なるケースが増えるだけで、その後の成約率(コンバージョン率)も期待できません

目的が明確なキーワード・スモールキーワード・複合単語キーワード・ロングテールキーワードなど

一方、複合単語キーワードやロングテールキーワードなど、目的が明確となる検索キーワードの場合、あなたの記事が、検索者の目的と合致する可能性は高くなります。

例)〔起業 女性 在宅〕🔍

上記の検索キーワードで考えられる検索者の目的は、

  • 女性が在宅でできる起業方法を知りたい

というように絞れます。上記以外にもレアな検索目的があるかもしれませんが、まず、正解でしょう。検索目的が明確です。上記についての記事を書けばハズレません。

従って、クリック率は当然高くなります。クリックされた後の成約率(コンバージョン率)も期待できます

但し、この場合、

検索目的が明確で絞られる場合は、自然と1〜10位表示まで、同じようなタイトルが並ぶ可能性が高くなります。ライバルが強いとクリックされません


検索キーワードによって、クリック率(成約率も)は、大きく変動します。検索キーワードの選定は入念に行ってください。

ヒント

検索者の目的が絞れる検索キーワード、かつ、ライバルが少ないか弱い検索キーワードが、おすすめです。

ページタイトルによるクリック率の違い

記事ページタイトルによって、クリック率は大きく変わります。

検索結果に出てくる検索結果の中で、一番目につくのはタイトルです。タイトルを深く吟味する人なんていません。人は、タイトルをほんの一瞬だけ見て、クリックするかどうかを決めます。

分かりやすく魅力のあるタイトルでないとクリックしてもらえません。

たとえば、

〔検索順位 クリック率 目安 データ〕🔍

で、出てきた検索結果で、1位から順番に、


  • 検索順位別クリック率の目安
  • 検索順位別クリック率の目安【7つの調査データ】CTR改善ヒント付
  • CTRの統計情報から考察する検索結果から期待できる指標値

と並んでいたら、どのタイトルが一番クリックされるでしょうか?おそらく、2つ目のタイトルが一番クリックされます。


  • 明確で分かりやすいが魅力がない
  • 明確で分かりやすく魅力を感じる
  • 分かりにくい難しそう

ヒント

分かりやすく魅力のあるタイトルにしてください(尻切れしないよう30文字程度で)。検索キーワードは、なるべく左側に寄せる方が効果的です。

説明文(抜粋・メタディスクリプション)

検索結果の記事タイトルの下に出てくる説明文(抜粋・メタディスクリプション)。これを読んでからクリックを決める人も多くいます。

タイトルほどは重要ではありませんが、タイトルで興味を持っても、説明文でクリックを失うことは避けたいです。

ヒント

説明文(抜粋・メタディスクリプション)も分かりやすく魅力的に書いておきましょう(尻切れしないよう100文字程度で)。タイトルと説明文のバランスに気をつけてください。

注)説明文は、Googleが、本文序文等を勝手に編集して表示する場合があります。書いた抜粋・メタディスクリプションを表示するしないのGoogleの基準は不明です。

ゼロクリックについて

検索結果に出てきたページを1つもクリックせずに、検索を止めてしまうケースが約50%もあります。

この場合、1位表示から10位表示まで、全てクリック率は0%というわけです。

上記は、自然検索からの、広告クリック・通常ページクリック・ゼロクリック(何もクリックしない)の比率を表したグラフです。

出典)SparkToroのCEOをつとめるランド・フィッシュキン(Rand Fishkin)氏のブログ「Less than Half of Google Searches Now Result in a Click」より。

ゼロクリックの理由としては、検索者が検索キーワードを間違ってしまった場合もあるでしょう。広告をクリックしちゃった場合もあります。それらの場合は、仕方ありません。

ですが、検索結果に出てきたものが、検索意図に合わない記事ばかりだったから何もクリックしなかった。というケースが多くあります。

そこに、もし、検索者の意図にピッタリの記事が1つだけあったらどうなるでしょうか?それが、たとえ1位表示ではなく、5位表示だったとしても。

  • 1位〜4位のクリック率は0%
  • 6位〜10位のクリック率は0%
  • 5位のクリックだけ80%

少し極端ですが、こんなことになる可能性があります。

ゼロクリックに着目して、「ゼロクリック問題」だ「検索マーケティングは終わる」だ「SEOは終わる」だと言う方もいます。でも、ゼロクリックは今急に出てきた現象ではありません。昔からです。何も変わっていません。

私は「ゼロクリックよ続け!」とさえ思います。薄い検索結果一覧であれば、そこに自分のページを飛び込ませれば1人勝ちだからです

検索順位が圏外の場合

検索順位が1位〜10位とならず、30位、50位、圏外(一般的に100位以下)となってしまうことも普通に多々あります。

圏外になってしまったら、改善の意欲も失ってしまいますが、ちょっと待ってください。以下の対策を施してみましょう。1ページ目順位(1位〜10位)は無理でも、圏外を脱出できる可能性は大です。

➡︎検索順位圏外の意味と14の対策【初心者でもできることを解説】

【事例】平均値の2倍を超えるクリック率

何でもそうですが、統計データや平均値は、あくまでも目安です。自分のホームページの実際の表示順位とクリック率を確認してください。そして改善してください。

たとえば…。私の場合で説明してみます。

1位表示なのにクリック率が0%

例)1

せっかくの1位表示なのに…

検索順位1位の平均クリック率27%を、大きく大きく下回る5.3%や、もっと酷い0%があります。ダメダメのケースです。

検索ニーズが無いのか、検索意図に合っていないタイトルになっているのか、2位以下に強力な魅力抜群のライバル記事が出ているか、原因を見つけて改善する必要があります。

検索順位60位台なのにクリックあり

例)2

検索順位67位(7ページ目)なのに、直近だけで231回も表示されています。しかも、クリック率が低いとはいえ1回クリックされています。

SEO対策を行い、記事をリライト(改善)し、検索上位表示されるようになれば、表示回数もクリック率も大きく伸ばせるかもしれません。

例)3

検索順位63位(7ページ目)ということもあり、直近だと、わずか1回表示されただけですが、その1回がクリックされています。母数が少な過ぎますが100%は100%です。

検索者にとって、〜50位台までに表示された記事では、問題が解消しなかった可能性が高いです。

この場合も、SEO対策を行ない、記事のリライト(改善)し、検索上位表示されるようになれば、表示回数を増やせるので、多くのアクセスにつながるかもしれません。

平均の約2倍の50%超えのクリック率

クリック率50%超えの一部です。検索順位は1位〜2位なので、表示回数も多く、クリック率も高いのですが、50%超えは、平均の2倍〜4倍のクリック率です。

検索順位1位クリック率…平均27.0%

  • 66.7%➡︎平均の約2.4倍
  • 59.2%➡︎平均の約2.1倍
  • 52.4%➡︎平均の約1.9倍

検索順位2位クリック率…平均15.4%

  • 66.7%➡︎平均の約4.3倍
  • 59.2%➡︎平均の約3.8倍
  • 52.4%➡︎平均の約3.4倍

先述した改善要のケースのみではなく、このように良い結果も分析します。「なぜ、こんなに高いクリック率になっているのか?」という理由を考えていきます。

理由が見えてきたら、それは、オリジナルのノウハウとなっていきます。そのようなノウハウを溜めていき、他のページの改善に活かしていきます

※この件に限らず、溜まったノウハウは、クライアントさんには全量開示していきます。一部は、メルマガ読者さんにも開示していきます。

メルマガは下記の無料メール講座の受講後に受け取ることができます(メルマガも無料です)。

まとめ

以上、

獲得すべきクリック率の目安・平均値を、検索順位別にまとめてきました。「へぇー〇%かぁ」「ふーん〇%なんだぁ」と言うだけで終わらせないでくださいね。

検索順位を上げることも重要ですが、クリック率は、検索順位だけでは決まらないという事もお伝えしてきました。

検索ボリュームや記事ページの書き方にもよりますが、クリック率が1%上がるだけでも、アクセス数増成約率増売上増につながります。

クリック率の改善に、高度なスキルは必要ありません。多少のノウハウと改善PDCAをするかしないかで決まります。クリック率の目安・平均値を元に、ぜひ、あなたのコンテンツページ・記事ページを改善してみてください。

以上です。
ありがとうございました。

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