平均ページ滞在時間とセッション時間の目安【28のブログ対策】
更新日:2022年10月22日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
平均ページ滞在時間とセッション時間の目安【28のブログ対策】
要約
要約
平均ページ滞在時間にも平均セッション時間にも、これといった目安はありません。では、平均ページ滞在時間とセッション時間をどう考えていけば良いのか?
平均ページ滞在時間と平均セッション時間に関する基本事項、および、ページ滞在時間とセッション時間を元にホームページやブログを改善していく方法について説明しています。
この記事は、
- 平均ページ滞在時間とは?平均セッション時間とは?
- 平均ページ滞在時間や平均セッション時間の目安は?
- ページ滞在時間やセッション時間を伸ばし増やす方法はありますか?
といったような、質問のある、ホームページ集客やブログ集客の初心者の方へ向けてまとめてあります。
あなたは、この記事を読むことによって、
- 平均ページ滞在時間や平均セッション時間の基本的なことが分かります。
- 平均ページ滞在時間や平均セッション時間に、目安となる時間が無いことが理解できます。
- ページ滞在時間やセッション時間を伸ばし増やす方法が分かります。
ちなみに、私のメインサイトの平均ページ滞在時間と平均セッション時間は下記の通りです。
上記の時間が短いのか長いのか、良いのか悪いのか…は、正直言って分かりません。なぜなら、そもそも「平均」の数値だからです。
詳しくは、この記事を読んでいただければ、分かってくると思います。その辺りについては後述していますので、このまま読み進めてください。
注:当記事はGoogleアナリティクス(GA4)ではなく、従来のGoogleアナリティクスの仕様に基づいた記述となっています。
【 目次 】
- 1 平均ページ滞在時間とセッション時間の目安【28のブログ対策】
- 2 平均ページ滞在時間と平均セッション時間の基本
- 3 平均ページ滞在時間の目安
- 4 平均セッション時間の目安
- 5 ページ毎の平均滞在時間をチェックする
- 6 ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法
- 6.1 1.検索意図に合った答えにする
- 6.2 2.SEO対策を意識せず記述する
- 6.3 3.結論や概要を序章で記述する
- 6.4 4.重要な情報から記述していく
- 6.5 5.余談をできる限り除外する
- 6.6 6.適度に見出しを入れていく
- 6.7 7.適度に改行や空白行を入れていく
- 6.8 8.見出しをキャッチコピー化する
- 6.9 9.次を読ませる仕掛けを入れる
- 6.10 10.重要な部分は装飾して強調する
- 6.11 11.文字や段落を装飾し過ぎない
- 6.12 12.基本の文章テンプレートに従う
- 6.13 13.私は…でなく「あなた」を使う
- 6.14 14.簡単な言葉や言い回しにする
- 6.15 15.あえて漢字をひらがなで書く
- 6.16 16.箇条書きを活用する
- 6.17 17.表やグラフを使う
- 6.18 18.説明のための画像や図解を使う
- 6.19 19.カッコを活用する
- 6.20 20.広告を外す
- 6.21 21.オリジナルの要素を含める
- 6.22 22.ストーリーを含ませる
- 7 セッション時間を伸ばす6つの方法
- 8 まとめ
平均ページ滞在時間とセッション時間の目安【28のブログ対策】
「平均ページ滞在時間とセッション時間の目安【28のブログ対策】」は、下記の構成になっています。
- 平均ページ滞在時間と平均セッション時間の基本
- 平均ページ滞在時間の目安
- 平均セッション時間の目安
- ページ毎の平均滞在時間をチェックする
- ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法
- 平均セッション時間を伸ばす6つの方法
平均ページ滞在時間と平均セッション時間の基本
平均ページ滞在時間とは?平均セッション時間とは?をまとめてあります。(知っているという場合は読み飛ばしてください。)
平均ページ滞在時間の目安
平均ページ滞在時間に、目安というものはないということを説明しています。
平均セッション時間の目安
平均セッション時間に、目安というものはないということを説明しています。
ページ毎の平均滞在時間をチェックする
各種目安というものはありませんが、ページ毎の平均滞在時間をチェックする必要がある場合もあります。
ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法
ページ滞在時間を伸ばす必要がある場合、どう対策すれば良いのか?その方法をまとめました。
セッション時間を伸ばす6つの方法
セッション時間を伸ばす必要がある場合、どう対策すれば良いのか?その方法をまとめました。
平均ページ滞在時間と平均セッション時間の基本
まずは、平均ページ滞在時間と平均セッション時間の基本的なことについて説明していきます。知っている場合は読み飛ばしていただいて構いません。
平均ページ滞在時間とは
平均ページ滞在時間について解説します。
ページ滞在時間とは
まず、ページ滞在時間とは、特定のページを読者が見ている時間のことです。具体的には、該当するページを開いてから次の別ページに移るまでの時間となります。
平均ページ滞在時間とは
平均ページ滞在時間は大きく言うと2通りあります。
- ページ単位の平均ページ滞在時間
- サイト単位の平均ページ滞在時間
ページ単位の平均ページ滞在時間
ページ単位の平均ページ滞在時間とは、1ページ毎の滞在時間の平均のことです。
たとえば、Bというページにアクセスした人が2人いた場合、1人は6分読み、もう1人は10分かけて読んだ場合、Aページの平均ページ滞在時間は8分になります。
《計算式》
- Bページの滞在時間合計 ÷ Bページの閲覧数(pv) = Bページの平均ページ滞在時間
- (6分+10分) ÷ 閲覧数2回 = 平均8分
サイト単位の平均ページ滞在時間
サイト単位の平均ページ滞在時間とは、あなたのサイト(ホームページやブログなど)内の全てのページの滞在時間の平均です。
《計算式》
- ページ滞在時間合計 ÷ 閲覧数(pv) = サイトの平均ページ滞在時間
- 計24分 ÷ 閲覧数6回 = 平均4分
平均セッション時間とは
次に、平均セッション時間について解説します。
セッション時間とは
セッション時間とは、1回のアクセスで、その人がそのサイトに留まっている時間のことです(単一のページではなくサイトを見ている時間)。すなわち、アクセスしてからサイトを閉じるまでの時間となります。
平均セッション時間とは
平均セッション時間は、Googleアナリティクスを使うと、いくつかの切り口で細分化して確認することができます。
- サイト単位の平均セッション時間
- ユーザーデバイス単位の平均セッション時間
- 年齢層別の平均セッション時間
- 男女別の平均セッション時間
サイト単位の平均セッション時間
サイト単位の平均セッション時間とは、あなたのサイトにアクセスがあった場合の全てのセッション時間の平均です。
ユーザーデバイス単位の平均セッション時間
ユーザーデバイス単位の平均セッション時間とは、ユーザーがサイトにアクセスする各デバイスにGoogleが割り当てるID毎のセッション時間の平均です。
年齢層別の平均セッション時間
年齢層別の平均セッション時間とは、あなたのサイトにアクセスがあった年齢層別のセッション時間の平均です。
男女別の平均セッション時間
年齢層別の平均セッション時間とは、あなたのサイトにアクセスがあった男女別のセッション時間の平均です。
その他の平均セッション時間
この他にも、国別の平均セッション時間などが確認することができます。
ページ滞在時間およびセッション時間の計測ツール
ページ滞在時間およびセッション時間の計測には、ツールを使用します。ツールは、無料で使える、「Googleアナリティクス(Google analytics)」がおすすめです。
Googleアナリティクス(GA4)とは
「Googleアナリティクス(Google analytics)」は、Googleが無料で提供するアクセス解析用のツールです。ウェブ上で使えるのでインストールなども不要です。Googleのアカウントがあれば使用可能です。
注:2023年7月1日より、従来のGoogleアナリティクスではデータの処理ができなくなります。それまでに新しいGoogleアナリティクス(GA4)に切り替える必要があります。※当記事内容は従来のGoogleアナリティクスの場合の説明となっています。
関連記事
➡︎ Googleアナリティクス(WordPress設定手順例)
注:上記は新しいGoogleアナリティクス(GA4)ではなく、従来のGoogleアナリティクスの設定手順です。
平均ページ滞在時間と平均セッション時間の例
平均ページ滞在時間と平均セッション時間をGoogleアナリティクスで表示した場合の例を以下に載せておきます。
サイト単位の平均ページ滞在時間の例
Googleアナリティクスでの「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」で確認できます。
ページ単位の平均ページ滞在時間の例
サイト単位の場合と同じく、Googleアナリティクスの「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」で確認できます。
サイト単位の平均セッション時間の例
Googleアナリティクスの「ユーザー>概要」で確認できます。
ユーザーデバイス単位の平均セッション時間の例
Googleアナリティクスの「ユーザー>ユーザーエクスプローラ」で確認できます。
年齢層別の平均セッション時間の例
Googleアナリティクスの「ユーザー>ユーザー属性>年齢」で確認できます。
男女別の平均セッション時間の例
Googleアナリティクスの「ユーザー>ユーザー属性>性別」で確認できます。
平均ページ滞在時間の目安
平均ページ滞在時間に目安というものはありません。
サイト全体の平均ページ滞在時間の目安
サイト全体の平均ページ滞在時間に目安というものはありません。なぜなら、多種多様なさまざまなページの平均に意味は無いからです。
たとえば、あるページの滞在時間は10秒、あるページの滞在時間は9分50秒だとします。この場合、平均ページ滞在時間は5分となります。この5分という時間に意味はありませんよね。
なので、サイト全体の平均ページ滞在時間に目安というものはないのです。
ページ単位の平均ページ滞在時間の目安
また、ページ単位の平均ページ滞在時間にも目安というものはありません。
たとえば、あるページの滞在時間が10秒だとします。わかりやすくガイドしているメニューページであれば10秒くらいがベストでしょう。
もし、このメニューページに9分50秒も滞在していたら、閲覧者が迷っていると考えられますよね。その場合、非常に分かり難いメニューページと言えるのでNGとなります。
逆に、長い情報コンテンツ記事の滞在時間が10秒なら、まったく読まれていないわけですからNGですよね。でも、9分50秒も滞在してくれてたら、じっくりと読んでもらえているということなのでOKとなります。
このように、平均に意味はありませんし、目安も単純に決められるものではないのです。
平均ページ滞在時間が短い場合
長い情報コンテンツ記事なのに、平均ページ滞在時間が短い場合は問題です。なぜなら、読まれていないということだからです。
後述の「ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法」を参考にして、記事を改善してください。
平均ページ滞在時間が長い場合
ガイドやメニューの役割をするページなのに、ページ滞在時間が長い場合は問題です。なぜなら、ガイドが分かり難く、閲覧者を迷わせている可能性があるからです。
簡潔で分かりやすいガイドやメニューにしてください。閲覧者を迷わせないページにしてください。
平均ページ滞在時間が0秒となる場合
ページ毎の平均ページ滞在時間が0秒となる場合があります。
これは、ページを開いた時刻〜次のページに移った時刻の差分が、そのページの滞在時間として集計されるからです。少し分かり難いですね。
たとえば、Aというページを10分かけて読んでもらえても、他のページに遷移せずにブチっとサイトを閉じられたら(直帰という状態)、滞在時間は0となってしまいます。
- A(9:00〜)→ブチッ(9:10)→滞在時間0秒
- A(9:00〜)→B(9:10〜)→滞在時間10分
ということで、滞在時間は実態と異なり、0秒でカウントされる場合もあるので、平均ページ滞在時間は、やや少なめになります。(ちょっと誤差が生まれるんだな…程度に捉えておけば良いでしょう)
平均ページ滞在時間のベストな目安
平均ページ滞在時間ベストな目安は、ご自身でお考えください。
そのページにどのくらい時間をかけてほしいか?じっくり長く読んでもらうべきなのか?短い時間でパッパと行動できるようにしてあげるべきなのか?
各ページ毎の目的、見やすさ、読みやすさ、情報コンテンツの長さ、情報コンテンツの深さや難易度(読者にとっての)…などを考慮し、読者の立場にもなって、ベストな目安をお決めください。
平均セッション時間の目安
平均セッション時間にも目安というものはありません。
大まかな理由は、前述の平均ページ滞在時間のところで述べた理由とほぼ同じです。
もし、ちょっとだけ何かの用語の意味を調べるためにアクセスした人なら、用語の意味を知ったらすぐにサイトを閉じます(=短いセッション時間)。
何か深く悩んでいることがあり、一体どうすれば……とアクセスしてきた人にとって、解決策のヒントとなるページがたくさんあれば、そのサイトに長い時間滞在するでしょう(=長いセッション時間)。
なので、平均のセッション時間の目安にも意味はありませんし、ベストな平均セッション時間も決められるものではありません。
ポイント:もし、あなたが、コンバージョン率やコンバージョン数を高めたいなら、もしくは、質の濃い見込み客とつながっていきたいのであれば、長いセッション時間(もしくは長いページ滞在時間)となるホームページやブログを構築してください。
ページ毎の平均滞在時間をチェックする
ここまで、学んできて分かったと思いますが、単に平均を見て、どうのこうのって言うのは、まったく意味がありません。
効果的な着眼点
意味があるのは、このページの場合は……。この情報コンテンツ記事の場合は……。と個々のページ単位に滞在時間を分析することです。
そして、最も注意するページの種類は、情報コンテンツの記事ページです。
- コンテンツをじっくり、しっかり、時間をかけて読んでもらえているか?
- 想定する平均ページ滞在時間を下回っていないか?短くないか?
この観点でチェックすることが重要です。
なぜ、この観点が重要なのか?
なぜ、情報コンテンツ記事のページが重要なのか?なぜ、そのページの滞在時間が重要なのか?
なぜかというと、第一に、貴重な時間を投資して、あなたが一生懸命に書き上げた情報コンテンツを読んでもらえてないことは、シンプルに問題だからです。
そして、さらに重要なポイントは、情報コンテンツを長く読んでくれる人ほど、コンバージョン率(登録や申し込みなどの行動を起こしてくれる率)が高くなることが分かっているからです。
なので、情報コンテンツの記事ページの滞在時間が短くないか?時間をかけて読んでもらえているか?をチェックすることは非常に重要となってきます。
分かり難い記事で滞在時間が長い?
もし、分かり難い記事で時間がかかっているのであれば、当然そのページはNGとなります。
ですが、通常、分かり難い記事は、読み始めてすぐに「分かり難い!」「ムズっ!」「つまんない!」と思われ、ブチっとすぐに閉じられてしまいます。すなわち、滞在時間が短くなります。
なので、その点は、気にする必要はありません。分かり難い記事で滞在時間が長くなるケースはほぼありません。
ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法
…ということで、着目すべきポイントは、ページ毎の平均ページ滞在時間が想定基準を下回っていないかどうかです。そして、滞在時間を増やし伸ばす対処や対策をどうやるか?です。
そこで、
「ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法」をまとめました。下記に提示するポイントを見直し対応すれば、ページ毎の平均ページ滞在時間は、倍まではいかなくとも、確実に伸びていくでしょう。
これは、実際に私が有料で教えているカリキュラムの内容を抜粋したものになっています。すべて…ではないのですが、8割は網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
平均ページ滞在時間を伸ばし増やす方法は下記の通りです。
ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法
- 検索意図に合った答えにする
- SEO対策を意識せず記述する
- 結論や概要を序章で記述する
- 重要な情報から記述していく
- 余談をできる限り除外する
- 適度に見出しを入れていく
- 適度に改行や空白行を入れていく
- 見出しをキャッチコピー化する
- 次を読ませる仕掛けを入れる
- 重要な部分は装飾して強調する
- 文字や段落を装飾し過ぎない
- 基本の文章テンプレートに従う
- 私は…でなく「あなた」を使う
- 簡単な言葉や言い回しにする
- あえて漢字をひらがなで書く
- 箇条書きを活用する
- 表やグラフを使う
- 説明のための画像や図解を使う
- カッコを活用する
- 広告を外す
- オリジナルの要素を含める
- ストーリーを含ませる
1.検索意図に合った答えにする
検索者の検索意図(検索キーワードを介しての質問)に合った答えを書いてください。当たり前ですが、検索意図に合っていない記事は、すぐにページを閉じられてしまいます。
以降で提示していく、どの方法よりも重要なポイントです。
2.SEO対策を意識せず記述する
SEO対策を意識せずにコンテンツを記述してください。
現実はSEO対策も意識しないといけないのですが、SEO対策を意識し過ぎると、人のためのコンテンツではなく、機械(Googleなど)のためのコンテンツになりがちです。
すると、機械には伝わっても、人には伝わらないコンテンツになっていき、すぐにページを閉じられてしまいます。
なので、ここでは、あえて、SEO対策を意識せずにコンテンツを記述してくださいとしました。
3.結論や概要を序章で記述する
結論や概要は、序章で早めに読者に伝えてください。
ずーっと最後まで読んでいかないと、どんな記事かがわからない……。最後まで読んでいかないと結論が分からない……。そんな記事は困りますよね。推理小説ではないのですから、、、
概要や答えが、なかなかよくわかってこない記事を時間をかけて読む人はいません。時間がない人(読者)のマイナスになるようなことはやめましょう。
4.重要な情報から記述していく
上記と同じ理由です。最後まで読まないと重要なことを知ることができない……。これもNGです。重要な情報から記述していくようにしてください。
※論理的な説明が前段で必要となる場合は後述となってもOKです。
5.余談をできる限り除外する
読者が興味のない余談を書くのは控えてください。
コンテンツの主題に関する体験談などの余談は入れて問題ありません。むしろ、入れてください。ですが、「今日はいい天気ですね」的な余談は除外してください。
そういう余談は読者にとって邪魔にしかなりません。そんな余談が多いと、読む気が失せてページは閉じられてしまいます。
6.適度に見出しを入れていく
見出しを適度に入れていくようにしてください。
見出しが無く、文章だけがズラ〜っと続いていると、読む前に見るだけで読む気が失せてページは閉じられてしまいます。
関連記事
➡︎ WordPressの見出し設定と使い方【付け方7つのコツも説明】
7.適度に改行や空白行を入れていく
改行や空白行を細かく入れていくようにしてください。
見出しがあっても、一章一節の単位で、隙間なく文章が、ズラ〜っと詰まっていると、読む前に見るだけで読む気が失せてページは閉じられてしまいます。
関連記事
➡︎ WordPress【空白行挿入のやり方】スペーサー行間調整方法も
8.見出しをキャッチコピー化する
これは絶対ではありませんが、見出しをキャッチコピー化すると、読み続けてもらえる可能性が高まります。
たとえば、今、読んでいただいてる、このパートの見出し、
- 平均ページ滞在時間の対策
- 平均ページ滞在時間を倍に伸ばす22の方法
どちらの見出しの中身を読みたくなりますか?後者ではないでしょうか。
もし、可能なら、見出しのキャッチコピー化をしてみてください。
関連記事
下記の記事は、見出しではなく「記事タイトルの〜」となっていますが、見出しのキャッチコピー化の参考にもなります。
➡︎ 記事タイトルの付け方【クリック率が3倍】になる25個のコツ
9.次を読ませる仕掛けを入れる
これも絶対ではありませんが、次の段落に移る前や、次の見出しに移る前などで、次を読ませる仕掛けを入れておくと読み続けてもらえる可能性が高まります。
たとえば、
- では、一体何をしたのか?次の章で説明していきますね。
- その方法をあなたも知りたいと思いませんか?興味ある方は続けてお読みください。
- なんと、その結果は、、、
みたいな感じの一文を挟むということです。
10.重要な部分は装飾して強調する
重要な文章や単語は、太字、アンダーライン、囲み等で、装飾して強調してください。装飾により、読みやすくなり、理解しやすくなります。そうなれば、滞在時間が伸びる可能性が高くなります。
11.文字や段落を装飾し過ぎない
とはいえ、装飾し過ぎると、全体が非常に汚くなりますし、見難く読み難くなり、理解し難くなり、読む気が失せていきます。装飾し過ぎにはご注意ください。
12.基本の文章テンプレートに従う
文章のテンプレートの1つとして、有名なPREP法(プレップ法)というのがあります。文章が苦手な人でも、シンプルにこのPREP法に従って書けば、わかりやすい文章が書けるようになります。
PREP法
- P:Point(結論)〜は〜です。
- R:Reason(理由)なぜなら〜。
- E:Example(具体例)たとえば〜。
- P:Point(結論)〜は〜です。
例
- P:ページ滞在時間は重要です。
- R:なぜなら、滞在時間が長いとコンバージョン率が高まることが分かっているからです。
- E:たとえば、10秒だけ記事を読んだ人と、10分も記事を読んでくれた人がいたとします。その後、何か提案した場合、どちらの人が行動を起こしやすいと思いますか?後者ですよね。
- P:なので、ページ滞在時間はとても重要なんです。
分かり難い文章より、わかりやすい文章の方が読む気になります。
13.私は…でなく「あなた」を使う
なるべく、私は…でなく「あなた」を使うようにしてください。皆さんは…でなく「あなたは」を使うようにしてください。
少しでも距離感を縮めるために「あなた」を使うようにしてください。少しでも「私のこと?」と読者に思ってもらえてように「あなた」を使うようにしてください。
「あなた」を使うことで、コンテンツの中に読者を引き込みやすくなります。そうなれば、滞在時間も伸びる可能性が出てきます。
注:マイナスを指摘する場合は、「あなた」ではなく「私たち」にします。
14.簡単な言葉や言い回しにする
あなたが使う言葉ではなく、読者が日常で使っている言葉や言い回しにしてください。
専門用語、難しい漢字、難しい言い回し、堅苦しい言い回し、英語・カタカナ語、など。見栄はってカッコつけた文章にしないでください。
読者のレベルに言葉を合わせないと、ものすごく分かり難く、とてもつまらない記事になってしまい、ページは閉じられてしまいます。
15.あえて漢字をひらがなで書く
読みやすくなるのであれば、たと常識的な漢字でも、ひらがなで書いてください。たとえば、
- 様々な情景が…→さまざまな場面が…
- 但し、逆説的には…→ただし、その反対で…
- 色々なステークホルダーが…→いろいろな関係者が…
みたいな感じです(難しい言い回しを簡単に…も合わせた例にしてあります)。
16.箇条書きを活用する
箇条書きでまとめられる内容なら、文章ではなく箇条書きにしてください。
箇条書きにすると、その部分だけを見れば読む時間は短くなってしまうかもしれません。なぜなら、ダラダラ文章とならず、簡潔にパッと読みで理解できるようになるからです。
でも、結果的にコンテンツ全体が読みやすく理解しやすくなれば、最後まで読んでいただけます。すなわち、トータルで見れば滞在時間が伸びるというわけです。
17.表やグラフを使う
リスト類やデータ類は、表やグラフを作成し、文章説明の代わりに一目で分かるようにしてください。
これも、そのパートだけ見れば滞在時間の短縮になりますが、トータルで見れば滞在時間が伸びる可能性の方が高いです。
18.説明のための画像や図解を使う
文章での説明が難しい場合、文章だけでは読者が理解できないような内容の場合、文章だと説明が長くなってしまう場合、そういう場合は、画像や図解を使って説明してあげてください。
面倒で手間がかかるかもしれませんが、読者(あなたの見込み客になるかもしれない人)のためになることを、面倒くさい……と思っているうちは、ウェブ集客は不可能です(この件に限らず)。
関連記事
➡︎ WordPressの画像最適化【SEOに効果的な21の方法!】
➡︎ ヘッダー画像フリー素材【かわいい〜おしゃれまで:厳選12サイト】
19.カッコを活用する
各種カッコ記号を少し使ってみてください。それだけで読みやすくなる場合は多いです。また、「」記号を使って、セリフを混ぜて説明していくとで、分かりやすくなるケースも多いです。
少しの工夫でも、読みやすく、わかりやすくなるコンテンツは、最後まで読んでもらいやすくなります。
20.広告を外す
広告をベタベタ貼るのはやめましょう。できれば広告ゼロがベストです。
Googleアドセンス広告、アフィリエイト広告、など、ベタベタと広告リンクを多く貼っているサイトをあなたはどう思いますか?
自分が嫌だと思っていることを人(読み手)にやるのはやめましょう。
ちなみに私は、広告ベタベタのページは、すぐに閉じますし、アフィリエイトで紹介している商品やサービスの評価は信じないようにしています(一部の良識あるアフィリエイターさんの記事は除く)。
21.オリジナルの要素を含める
記事にオリジナルの要素を含めてください。
どんなに読みやすくて分かりやすくて役に立つ記事でも、他の人と言っていることがほぼ同じなら、
「あ、またこれも同じ内容かぁ…」
と思われて、すぐにページを閉じられてしまいます。
答えが1つなら、どうしても他の人の記事と内容は同じになってしまうのですが、そこにオリジナリティがあるか無いかで読まれる確率は大きく変わってきます。
たとえ答えは同じでも、
- あなた独自の目線や主張で語る
- 自分の体験談を入れる
- たとえ話しでさらに分かりやすくする
- 独自の実験や研究結果(一次情報の発信)
- インフォグラフィック(情報を独自にデザインしたグラフや図で示したもの)を差し込む
などの工夫で、あなたオリジナルの記事となるようにしてください。
22.ストーリーを含ませる
可能な部分には、ストーリー(物語)を含ませてください。
たとえ話しや具体例にストーリー(物語)を混ぜると一気に面白い記事になります。読者を記事に引き込むことができます。
ストーリー(物語)と言っても、普通の事例や体験談のことを言っています。奇抜なフィクションの話しを作り出すわけではありません。
もし、ストーリー(物語)が入れられるような部分があれば、ぜひ、ストーリー(物語)を差し込んでみてください。
セッション時間を伸ばす6つの方法
セッション時間が長い短いの把握は、ページ滞在時間のように簡単にはできません。なぜなら、かなり、まるまった数値でしかセッション時間は把握できないからです。
ですが、やはりセッション時間が長いほど、コンバージョン率が高くなることは分かっています。
なので、セッション時間を伸ばしたり増やす対策についてもまとめておきます。ページ滞在時間の対策と合わせて取り組んでみてください。
セッション時間を伸ばし増やす方法は下記の通りです。
セッション時間を伸ばす6つの方法
- 複数記事1セットで設計する
- 長すぎる場合は別記事で作成する
- 関連記事のリンクを載せる
- 自動で関連記事を表示する
- メニューをわかりやすくする
- サイドバーを工夫する
1.複数記事1セットで設計する
複数記事を1セットで設計してください。
記事コンテンツを書くとき、思いつきで1記事1記事書くのではなく、まずは大きめのテーマを決めて、その後、細分化し体系化し、複数記事1セットで設計するようにしてください。
こうすることにより、そのテーマに関連する記事が、きれいにまとまったサイトになります。そうなれば、セッション時間は伸びます。
2.長すぎる場合は別記事で作成する
記事が長すぎる場合は、もう少し細分化できないかを考えてみてください。
なぜなら、あまりに長い記事だと読むのが嫌になってしまうからです(…と言ってますが、今読んでいただいてるこの記事も長いですね、、、ごめんなさい🙇♂️)。
細分化して、他の記事として外出しした方が、読者にとって良さそうであれば、そうしてください。その方がサイトからの離脱を防げるケースがあります。
3.関連記事のリンクを載せる
前記で述べたような外出しページがある場合や、その他の関連する記事が存在する場合は、「他にこんな記事もあるよと」教えてあげます。そのページへの内部リンクを貼ってください。
これにより、サイト内の回遊が増えるので、セッション時間も増えていきます。
関連記事
➡︎ WordPress内部リンクの貼り方8パターン【初心者向けガイド】
4.自動で関連記事を表示する
ホームページやブログの作成ツール(WordPressなど)では、自動で関連記事を表示する機能がある場合があります。そういう機能を使っても良いでしょう。
これにより、サイト内の回遊が増えるので、セッション時間も増えていきます。
5.メニューをわかりやすくする
メニューやガイドはわかりやすくしてください。
メニューやガイドをわかりやすくすることで、サイト内の回遊が増えるので、セッション時間も増えていきます。
逆に、メニューやガイドが見難く分かり難い場合は、サイトから離脱されやすくなります。メニューやガイド類は、わかりやすくしておきましょう。
関連記事
➡︎ WordPressページ内リンク付き目次やメニューの作り方【初心者向】
6.サイドバーを工夫する
サイトバーのエリアにも、関連記事などを表示してください。そうすることにより、サイト内の回遊が増えるので、セッション時間も増えていきます。
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➡︎ WordPress サイドバーの編集【表示・非表示・設定・活用方法】
まとめ
「平均ページ滞在時間」や「平均セッション時間」に目安といったものはありません。各ページ毎の滞在時間のベスト、それは、あなた自身が定めるしかありません。
ただし、一般的には、ページ滞在時間が長く、セッション時間が長い方がコンバージョンにつながりやすいことが分かっています。
なので、たまにで良いです。平均ページ滞在時間や平均セッション時間を確認するようにしてください。そして、記事コンテンツの改善、コンバージョン率の改善につなげてください。
参考
ホームページ集客やブログ集客に関して初心者という場合は、下記のコンテンツもおすすめです。う
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下記は、平均や目安に関するその他の記事です。
➡︎ WordPressの抜粋の文字数の制限は?【63文字が目安の理由】
➡︎ メルマガの本文やタイトル件名の文字数や長さ【最適な目安とは】
➡︎ 月間平均検索ボリュームの目安【少ない多いは関係ナシ!?】
➡︎ ブログ文字数の目安【少ない?多すぎ?SEOに関係ない?】
➡︎ ホームページのアクセス数の目安は?【多ければ良いわけではない】
➡︎ 検索順位別クリック率の目安【7つの調査データ】CTR改善ヒント付
➡︎ SEOキーワード出現率目安は何%?【ツールやペナルティ条件も】