WordPressの抜粋の文字数の制限は?【63文字が目安の理由】
更新日:2022年9月10日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
WordPressの抜粋の文字数の制限は?【63文字が目安の理由】
要約
WordPress(ワードプレス)の「抜粋」(メタ・ディスクリプション)に記入する文字数はどのくらいが良いのか?文字数制限はあるのか?などを説明しています。
結論:WordPressの抜粋の文字数は63文字以内を目安にする(理由は本文をお読みください)ことをおすすめします。
この記事は、
- WordPressの「抜粋」に入力する文字数はどのくらいが良いの?
- WordPressの「抜粋」に入力する文字数に制限はあるのか?
といったような、質問のあるWordPressの初心者の方へ向けて答えています。
この記事を読むことによって、あなたは、
- WordPressの「抜粋」に入力する文字数はどのくらいが良いか分かるようになります。
【 目次 】
WordPressの抜粋の文字数の制限は?【63文字が目安の理由】
WordPressの「抜粋」自体に書き入れる文字数の制限はありません。
ですが、
WordPressの「抜粋」(メタ・ディスクリプション)の文字数は、63文字以内(最大76文字)くらいを目安にすると良いです。※独自調査より
WordPressの抜粋と検索結果の文字数調査
私は、検索結果に表示される説明文の文字数と、メタ・ディスクリプション(=「抜粋」)を約100パターンほど調査してみました。
検索結果の説明文の文字数調査
Google検索結果に表示される説明文の文字数を調査した結果の詳細を説明していきます。
調査環境
調査端末は、スマホ、iPad、パソコン。調査ブラウザは、Safari(サファリ)とChrome(クローム)。それぞれで確認しました。
調査結果:検索結果に表示される説明文の文字数
その結果、Googleの検索結果に表示される説明文の文字数は、ほとんどのケースで下記の範囲の文字数となっていました。(ここで言っているのは「抜粋」の中の文字数ではなくGoogle検索結果に表示される説明文の文字数です)
- 63文字〜76文字
言い換えると、63文字〜76文字で、後続の説明文は表示上、尻切れになるということです。
なお、目立った最多値パターンなどは存在せず、全体的にバラついていました(サンプル数が少ないからかもしれませんが)。
調査方法の補足
- 検索結果の上位表示ページの説明文の文字数を調査
- WordPress以外で作成されたサイトも対象としています。
- 全角文字1文字を1文字として文字数をカウントしました。
- 全角の句読点や記号も1文字として文字数をカウントしました。
- 半角英数字は2文字を1文字として文字数をカウントしました。
- 空白は文字数としてカウントしていません。
- 文字数の少ない下位5%と、文字数の多い上位5%は異常値扱いとして除いています。
スマホ表示とパソコン表示の違い…
検索結果に表示される説明文の文字数は、スマホ表示とパソコン表示で多少異なる場合もあるようです。ですが、ほぼ同じでした。また、内容も同じでした。
結論
すべてのケースではありませんが、WordPressの「抜粋」(メタ・ディスクリプション)は、検索結果の説明文として表示される重要な項目です。
ですが、「抜粋」の記述文字数が、63文字を超えていると、お尻の方が切れて、検索結果に表示されてしまう可能性が出てきます。
なので、
WordPressの「抜粋」(メタ・ディスクリプション)の文字数は、63文字以内(最大76文字くらいまで)を目安にすると良いという判断です。
「抜粋」「メタディスクリプション」の文字数調査
上記で調査対象としたページの「抜粋」「メタディスクリプション」の文字数も調査しました。
調査結果:「抜粋」「メタディスクリプション」の文字数
「抜粋」「メタディスクリプション」の文字数は、もうページによって本当にバラバラです。ですが、強いて言うなら、60文字〜80文字に収まっているケースが多かったです。
これは、検索結果で尻切れになることを、皆さん考慮しているからだと推測できます。
調査結果:「抜粋」「メタディスクリプション」の内容が検索結果の説明文に反映されていた比率
「抜粋」「メタディスクリプション」の内容が検索結果の説明文に反映されていた比率は、わずか、、、約2割(17.5%)でした。
8割以上のケースで、「抜粋」「メタディスクリプション」は無視され、Googleが勝手に検索結果の説明文を自動生成し表示していました。
もちろん、中には、「抜粋」「メタディスクリプション」が空白のページもありましたし、千文字を超えて記述している説明が長すぎる変なページもありました。
そういうものは、Googleが検索結果の説明文を自動生成するのも納得ですが、それを差し引いても8割以上が自動生成されているのは少し驚きです。
結論
これだと、「抜粋」「メタディスクリプション」が検索結果の説明文に表示されることは、あまり期待できません(期待値約17.5%)。
とはいえ、「抜粋」を空白にしていたり、長すぎるダラダラ説明だと、検索結果の説明文に「抜粋」「メタディスクリプション」が表示される期待値は0%です。
なので、「抜粋」「メタディスクリプション」には、きっちり説明を書き入れておくようにしましょう。
「抜粋」「メタディスクリプション」が採用された17.5%の特徴
Google検索結果の説明文に、「抜粋」「メタディスクリプション」が採用された17.5%に、何か特徴がないかを考察してみました。
文字数は?
「抜粋」「メタディスクリプション」の記述が100文字を超えるようなものはありませんでした。逆に50文字以下のものもありませんでした。
すべて54文字〜98文字の範囲内でした。その他は、はっきり特徴と呼べそうなポイントは見いだせませんでした。
検索キーワードが含まれているか?
「抜粋」「メタディスクリプション」の記述の中に、検索キーワードが完全に含まれているものもあれば、含まれていないものありました。
検索キーワードが含まれていた方が、クリック率は高まる傾向にあるのですが、今回の調査ポイントとしては、検索キーワードの有無は特徴とは言えない結果となりました。
抜粋の採用箇所は?
「抜粋」「メタディスクリプション」が67文字以下の場合は、全文が検索結果の説明文表示に採用されていました。
「抜粋」「メタディスクリプション」が68文字以上の場合の85%は頭から前半が採用され、後半がカットされていました。
残りの15%は、中盤または後半が採用されていました。頭の方+後の方みたいな合成ケースは存在しませんでした。
WordPress「抜粋」に関する補足説明
WordPressの「抜粋」やGoogleの検索結果表示仕様に関する補足説明です。
検索キーワードが変わると…
同じページでも検索キーワードが変わると検索結果に表示される説明文も変わります(類似した検索キーワードだと変わらない)。
例)
- WordPressの抜粋内容…「A」
- 検索キーワード〔A〕→検索結果の説明文「A」
- 検索キーワード〔A“〕→検索結果の説明文「A」
- 検索キーワード〔B〕→検索結果の説明文「X」
明日は違う結果かも…
Googleは、日々、検索結果表示仕様を変更しアップデートしています。なので、この記事で調査した結果も、明日には変わってしまう可能性があります。
ですが、そこまで大きくは変わっていかないと思います。変わって戻る…なんてこともよくあります。なので、絶対ではありませんが、本記事の情報を参考にしても大丈夫かと思います。
まとめ:WordPressの「抜粋」の文字数
いろいろと、WordPressの「抜粋」の文字数に関して調査してみました。が…、結果からは、あまり神経質に考える必要は無いかと思います。
なぜなら、文字数については、制限があるようで無いですし、Googleの検索結果表示仕様もコロコロ変わりますし、検索キーワードによっても説明文の表示対象が変わるからです。
なので、
WordPressの「抜粋」は、
- 記事内容を正確に要約する
- だいたい60文字〜80文字くらいでまとめる
- できれば検索キーワードを含める
この3つくらいを守れていれば良いと思います。
WordPressの「抜粋」についてさらに詳しく知りたい方は、別記事の➡︎『WordPressの抜粋とは?【クリック率が5%以上アップする方法】』もお読みください。
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