Google検索順位が下がった原因と対策【初心者向けポイント集】
Google検索順位が下がった原因と対策
この記事は、
- Google検索順位が徐々に下がった原因は?
- Google検索順位が急落したのはなぜ?
- 下がった検索順位を上げるにはどうすればいい?
といったような、お悩みや質問に答えていきます。
この記事を読むことで、
- Google検索順位が徐々に下がった場合の原因が分かります
- Google検索順位が急落した場合の原因が分かります
- 下がった検索順位を回復させる方法が分かります
実は私も、Google検索順位が下がった経験があります。Googleの検索順位が徐々に下がった経験も、急落した経験もあります。その時の経験も含めて、初心者でも分かりやすいように解説していきます。
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【 目次 】
Google検索順位が下がった原因と対策
この記事は、以下の項目で解説していきます。
少し長い記事になっていますが、関連すること全てを書いたので、ご勘弁ください。
- Google検索順位が下がった原因
- Google検索順位を上げる対策
- 検索順位が下がった場合の影響
- Google検索順位が下がったことを確認する方法
- Googleアップデートを確認する方法
- 検索順位が下がった時の留意事項
- 他の検索エンジンで検索順位が下がった場合
- Google検索順位が下がった後に回復した実例
では、早速ですが、Google検索順位が下がった原因についてから説明していきます。
Google検索順位が下がった原因
Googleの検索順位が下がる事象ですが、以下のように、2通りのケースがあります。
- Google検索順位が徐々に下がる場合
- Google検索順位が急落する場合
それぞれで、原因が変わってくるので、分けて説明していきます。
Google検索順位が徐々に下がった場合の原因
Googleの検索順位が徐々に下がった場合の原因で主に考えられるのは、以下の3つです。
- 放置未更新
- ライバル施策
- コンテンツの劣化
放置未更新による検索順位の下落
検索順位が徐々に下がっていく原因で、よくあるのは、あなたのWEBサイト(ホームページやブログなど)が、長い間、全く追加も更新もされていないという場合です。
たとえば、少し極端な例で説明しますが、
- 10年間放置しているホームページ
- 3日に1記事のペースで検索者のために情報を一生懸命に公開しているホームページ
の2つを比較した場合、どちらのホームページの方が上位の順位になるべきだと思いますか?
後者ですよね。
あと重要なポイントとして、情報というものは常に最新化していかないといけません。
今はどの業界でも、半年も経てば、動向・テクノロジー・志向などなど、ガラっと変わっていく時代です。何年も前の情報のままで、検索順位はキープできるでしょうか?
ホームページやブログを放置していると、徐々に検索順位は落ちていきます。
ライバル施策による検索順位の下落
次によくある原因が、ライバルの施策が、あなたの上をいくという原因です。
たとえば、あなたのライバルが、あなたが公開しているページの情報よりも、もっとためになる・もっと分かりやすいといった情報を、どんどん公開してきたらどうなるでしょうか?
さらに、SEO(検索エンジン最適化)対策も、しっかりと行ったページを、どんどん公開してきたら?
当然ながら、そのライバルのWEBページは、あなたのページの検索順位をどんどん追い越して上位順位となっていきますよね。
そんなライバルやページが、1つ、また1つ、そしてまた1つ。増えれば増えるだけ、あなたのページの検索順位は徐々に下がっていきます。
あなたが、検索者のためのコンテンツ作りや、SEO対策など、手を抜いていると、ライバル施策が上をいくので、検索順位は徐々に下がっていきます。
前述のWEBサイトの放置が根本的な原因となる場合もありますね。
コンテンツの劣化による検索順位の下落
時流と共に、そのページのコンテンツ内容が、徐々に古くなってしまうような場合も、検索順位が下がる原因の一つになります。
たとえば、昔公開した「SNS人気おすすめ」という記事コンテンツがあるとします。当時は、素晴らしい内容の記事として検索順位は上位に表示されていたとします。
でも、その内容が、もし「SNSで今人気はmixi(ミクシィ)です!」というコンテンツ内容だったら?……
以下は〔mixi(ミクシィ)〕の検索件数の推移グラフです。徐々に減ってきています。
このように検索件数も減ってきますが、“mixiが人気”といった古い情報が書いてある「SNS人気おすすめ」という記事は今読むとおかしいですよね。
昔は良い記事でも、今はおかしなページの検索順位は当然下がっていきます。
これも、前述のWEBサイトの放置が、根本的な原因となる場合が多いかもしれません。
Google検索順位が急落した場合の原因
Googleの検索順位が急落した場合の原因で主に考えられるのは、以下の3つです。
- Googleアップデート
- ペナルティ
- サイト運営トラブル
Googleアップデートによる検索順位の下落
Googleアップデートとは、Googleが検索順位のランキング要素や基準の変更(追加や比重の変更など)を行うことです。
Googleアップデートが行われると、ランキング基準が変わるので、当然ながら検索順位も上がったり下がったり、小さく又は大きく検索順位が変動します。
なので、大きなGoogleアップデート(大きな変更アップデートはコアアップデートと呼ばれます)が行われた場合は、急激に大きく検索順位が落ちる場合があります。
ひどい場合だと、
- 検索順位1位 → 300位
といったような急落もあります。
※Googleアップデートは、年に何千回(2019年は3260回)と行われています。
※Googleアップデートの確認方法については後述しています。
※Googleコアアップデートについての概要は、以下Googleの公式ブログを参考にしてください。
➡︎Google のコアアップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
ペナルティによる検索順位の下落
Googleが定めた「やってはいけないこと」という基準があります。それに反することを行なっていて、それがGoogleに検知されると、検索順位は落とされます。
もしそれが「“絶対に”やってはいけないこと」だと、大きく検索順位を落とされます。ひどい場合は、順位が落ちるどころではなく、全く検索されないように調整されます。
たとえば、医者でもない一般人が「肩凝りの原因は幽霊が取り憑いているから」というような適当な大ウソの記事を書いていた場合、
それがGoogleに見つかると、それまで上位順位だったとしても、大きく検索順位を落とされます。もしくは全く検索されないように調整されます。
このようなペナルティ要素は複数あり、全てが公表されているわけではありませんが、常識的に考えて、評価が落ちると思われるようなことはペナルティを受けると思っておいた方が良いでしょう。
ちなみに、大ウソ以外では、以下のGoogleペナルティが有名です。
- 検索キーワードの詰め込み過ぎ
- 不当な被リンク(他サイトからのあなたのページへのリンク)
※上記の2つについては、後述の対策のところで再度説明しています。
※ その他Googleは以下のような手法を使用しないようにと定めています。
次のような手法を使用しないようにします。
引用元:Googleウェブマスター向けガイドラインの具体的なガイドライン
- 自動生成されたコンテンツ
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- 無断複製されたコンテンツ
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- 構造化データのマークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
引用元:Googleウェブマスター向けガイドラインの具体的なガイドライン
サイト運営トラブルによる検索順位の下落
何らかの原因で、あなたのWEBサイトに、誤った設定変更などをしてしまった場合、大きく検索順位を下げてしまう場合があります。
これは、様々なケースがあるので、一概には言えませんが、大きな設定変更やコアとなる部分の設定変更などは危険度が増します。
私も初心者の時、あるファイルの中身をいじってみたら……検索順位が下がるどころか、検索しても出てこないようになっちゃいました。。。
数日かけて復旧しましたが顔が青くなったのを覚えています。あなたも、気をつけてくださいね。
安易な設定変更は危険です。検索順位を下げる(または表示されなくなる)可能性があります。
Google検索順位を上げる対策
それでは、Googleの検索順位を上げる対策(復旧対策)を、先述した原因別に説明していきます。
ここまで出てきた原因は下記の6つです。
Google検索順位が徐々に下がった場合(対策)
- 放置未更新
- ライバル施策
- コンテンツの劣化
Google検索順位が急落した場合(対策)
- Googleアップデート
- ペナルティ
- サイト運営トラブル
では、ひとつ一つ対策を説明していきます。
Google検索順位が徐々に下がった場合の対策
まずは、Google検索順位が徐々に下がった場合の対策から説明していきます。
- 放置未更新に対する対策
- ライバル施策の上をいく対策
- コンテンツの劣化に対する対策
放置未更新に対する対策
対策はシンプルです。あなたのWEBサイト(ホームページやブログなど)を放置しないでください。長い期間、追加も修正もしない未更新サイトとしないでください。
古い情報を新しくすることは当然として、新規情報もどんどん公開していってください。
毎日毎日、記事を追加したり更新したりする必要はありません。ですが、最低でも週に1情報(1記事)は、潜在顧客や見込み客にとって役立つ有益な情報を発信してあげてください。
たとえ日が浅いとしても、あなたが、その道の専門家なら、教えてあげられることは沢山あるはずです。なので、書くネタが無い…というのは、とってもおかしなことです。
文章力は、ひとまず関係ありません。下手でも日本語として通じればOKです。記事を書いて公開してください。放置をやめましょう。
尚、できたらで良いですが、週3記事以上追加できると、効果が現れやすいです。但し、役立たない低質な3つの記事になるより、役立つ高品質な記事を週に1つの方が良いです。
量も必要なのですが、量より質ということは忘れないようにしてください。
ライバル施策の上をいく対策
ライバルは増え続けています。ライバルはWEBマーケティングも日々努力して勉強しています。ライバルはSEO(検索エンジン最適化)の改善も日々重ねてきています。
あなたもWEBマーケティングを学んでください。中でもホームページ集客やブログ集客、検索順位の上げ方(SEO対策)、クリック率の上げ方などを学んでください。
また、あなたのWEBページよりも上位順位のWEBページをチェックし分析してください。なぜ、あなたのページより上位の順位なのかをチェックし分析してください。そして、対策を練って実施してください。
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コンテンツの劣化に対する対策
やることはシンプルです。過去の公開記事に対して、
- 内容が古くなっていないか?
- 時代に合っているか?
- 追加補足すべき記載はないか?
- 削除すべき記載はないか?
などをチェックして、必要があれば修正してください。(過去の記録的な記事であれば、そのままでも良いです。)
Google検索順位が急落した場合の対策
次に、Google検索順位が急落した場合の対策を説明していきます。
- Googleアップデートに対する対策
- ペナルティに対する対策
- サイト運営トラブルに対する対策
Googleアップデートに対する対策
Googleアップデートは、どのようなアップデートが行われているのかGoogleは非公開としています。私達はその詳細を知ることはできません。
なので、その都度、専門家が、ああでもないこうでもないと、そのアップデート内容を各種データから推測することになります。私もその中の1人です。
アップデートについて知りたい場合は、専門家が発信する情報(ブログ、メルマガ、セミナーなど)から、アップデート内容や対策に関する情報を入手してください。
ですが、いつのGoogleアップデートも、基本的なことは次の1点です。
- ユーザ(検索者)の役に立つ良質な情報は検索順位を上げる
- ユーザ(検索者)の役に立たない低質な情報は検索順位を下げる
これを確かなものにするために、GoogleはGoogleアップデートを何度も行ってきています。
なので、Googleアップデートに対する対策を一言で言うと、
ユーザ(検索者)の役に立つ良質な記事コンテンツを書く
この1つに集約されます。
ユーザ(検索者)の役に立つ良質な記事コンテンツを書いてください。低質な記事の場合は、良質な記事に修正してください。
➡︎『2020年12月Googleアップデートの傾向と対策のまとめ』※現在経過観察途中のため仕掛かり中※好結果が確認できるまでお待ちください🙇♂️
ペナルティに対する対策
ペナルティについても、Googleは全てを公開していません。なので、推測の域を出ませんが、先に説明済みのように、ほぼ確実にペナルティだと言われている有名なペナルティもあります。
代表的なペナルティ
- 大ウソ
- 検索キーワードの詰め込み過ぎ
- 不当な被リンク(他サイトからのあなたのページへのリンク)
嘘や知ったかぶりの記載をしない
これは説明不要ですね。当たり前ですが、嘘は大きなペナルティを受ける可能性大です。適当な知ったかぶりについても同様です。情報発信には責任を持ってください。
検索キーワードの詰め込み過ぎをしない
「○○というキーワードで検索されたい…」という思いが強く出すぎて、タイトルや見出しや本文に、キーワードを詰め込み過ぎると、不当に上位順位を狙っていると判断されてペナルティを受けます。
そもそも、キーワードをいっぱい詰め込み過ぎると、文章自体もおかしくなって、読み難く分かり難くなるので、ペナルティを受けずとも、順位低下の要因になります。
とはいえ、キーワードを全く含めないと、そのキーワードに関する記事だとGoogleが認識できず、そのキーワードで検索されるページになりません。
なので、適度で自然に、狙う検索キーワードをタイトル、見出し、本文に含めてください。
不当な被リンクをしない
不当な被リンクとは、いくつものダミーサイトを用意して、そこから上位順位にしたいページにリンクする…とか、お金を払って外部のダミーサイトに自分のページのリンクを大量に貼ってもらう…などです。
これも、不当に上位順位を狙っていると判断されてペナルティを受けます。
被リンクが多いと検索順位に有利というGoogleのランキング要素があるのですが、それは、あくまでも自然な被リンクの場合です。
Googleのコンピュータ・プログラムは優秀です。これに限らず、簡単に不当行為は見抜かれます。
不当な被リンクは、すぐに外してください。そして、皆にシェアされるような、良質な記事を発信して、自然な被リンクを獲得できるようにしてください。
Googleによるペナルティ手動対策のアドバイス
ペナルティに対する対応のアドバイスをGoogleが公開しています。以下も参考にしてください。
サイト運営トラブルに対する対策
サイト運営に関するトラブルは、様々なケースがあるので、現状を調査していかないと、具体的な対処や対策はできません。
トラブルに関して、自分で調査し具体的な原因を見つけて、自分で対処できるケースもあります。専門家に調査と対処をお願いする必要がある場合もあります。ケースバイケースです。
予防策としては、昔の私のように、各種設定の意味合いをきちんと理解もしていないのに、勘や勢いで設定をいじってしまう……というようなことをしないことです。
検索順位が下がった場合の影響
検索順位が下がった場合の影響についても、お伝えしておきます。
検索順位が下がった場合、順位に応じて、クリック率も落ちるので、間違いなくアクセス数も減ります。
なので、成約(お申込みやお問い合わせなど)や売上につながるページの検索順位が下がった場合は深刻です。
特に1ページ目表示(1位〜10位)から、2ページ目以降に下がった場合は、大きな影響となります。
検索順位とクリック率の関係については以下の記事を参考にしてください。
➡︎検索順位別クリック率の目安【7つの調査データ】CTR改善ヒント付
➡︎検索結果2ページ目の平均クリック率【結果から分かったこと!】
Google検索順位が下がったことを確認する方法
検索順位が下がったことを確認する方法もお伝えしておきます。
全てのページの検索順位が下がる場合もありますし、限られたページだけが検索順位を下げる場合もあります。
どんなページが、どのくらい検索順位が下がったのかを正確に知ることは、原因を明確にするためにも、対策を練るためにも重要です。
Googleの検索順位が下がったことを確認する方法は以下の通りです。
- 手動でGoogle検索して検索順位を確認する
- Googleサーチコンソールで検索順位を確認する
- 順位追跡ツールで検索順位を確認する
手動でGoogle検索して検索順位を確認する
普通にGoogle検索して、目で順位を確認してください。もしくは、以下の検索順位確認ツールで順位を確認してください。
➡︎SEOチェキ
SEOチェキについては、以下の記事を参考にしてください。
この方法(手動・目検)は、単純で簡単ですが、作業効率は悪いです。また、過去の検索順位を控えていないと、検索順位が上がったか下がったかが分かりません。その点には注意してください。
Googleサーチコンソールで検索順位を確認する
最もおすすめなのは、Googleの無料ツールである、Googleサーチコンソールを使って検索順位を確認する方法です。
手順は下記の通りです。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 前期間を指定し平均掲載順位を確認
- 後期間を指定し平均掲載順位を確認
- 上記の順位差異を確認
①Googleサーチコンソールにログイン
②前期間を指定し平均掲載順位を確認
前期間を指定し平均掲載順位(検索順位)を確認します。クエリ毎(検索キーワード毎)、ページ毎の平均掲載順位を確認することができます。
※ 上記画像の例は、特定の1ページに対してのものですが、全体に対してや、特定のクエリ(検索キーワード)に対してなど、ある程度の絞り込みが可能です。
③後期間を指定し平均掲載順位を確認
②同様に、後期間を指定し平均掲載順位を確認します。
※ 上記の例だと、検索順位が先月より1.2下がっている(8位→9.2位)ことが分かります。他のクリック数、表示回数、CTR、全部が下がっています。
④上記の順位差異を確認
②で取得した平均掲載順位と、③で取得した平均掲載順位の差異を調べます。
情報はCSV形式や表形式(Googleスプレッドシート)でダウンロードできるので、表計算アプリや表計算ソフトで差異を分析すると効率的です。
※ 上記画像の例は、私の全WEBページの差異をiPadのNumbersという表計算アプリに貼り付けたものです。列や行を加工したり、自動計算式などを入れて、分析しやすいようにしています。
補足:前後期間の自動比較
上記②③④のようなやり方をせず、Googleサーチコンソールの機能を使って、上記画像のように、期間前後の比較データを一度に表示させることもできます。
やり方は、「比較」のタブから、カスタムの期間指定で前後の期間を指定し、〔適用〕を選択するだけです。
順位追跡ツールで検索順位を確認する
Googleサーチコンソールの他にも、期間を通して検索順位を確認していける有料ツールがいくつかあります。
本格的に検索順位の管理をしていきたい人は、以下のツールを検討してください。
有料の検索順位チェックツール
※各公式サイトにリンクしています。詳しくは各公式サイトをご確認ください。
【クラウド型】
【インストール型】
Googleアップデートを確認する方法
どんな内容でGoogleアップデートが実施されるかは、アップデートの実施前も実施後も公表されません。
小さなGoogleアップデートは、実施すること自体も公表されません。ですが、大きなコアアップデートの実施時期については、GoogleはTwitter上で告知してくれます(内容については告知されません)。
例)2020年5月コアアップデートの告知
このように、Googleコアアップデートについての告知(時期と経過状況のみ)はTwitterで行ってくれますので、Googleの Twitterをフォローしておきましょう。
➡︎Google SearchLiaison(@searchliaison)
※英語はTwitter上で日本語に翻訳できます。
検索順位が下がった時の留意事項
ここまでの説明で出てこなかった、検索順位が下がった時の留意事項をまとめておきます。その他留意事項は以下の5点です。
- Google側の不具合の可能性
- 検索順位が上がったページもチェック
- 待つだけで検索順位が上がる場合
- 検索順位は常に変動する
- Google検索順位ランキングの精度
Google側の不具合の可能性
Googleアップデートも完璧ではありません。アップデートにミス(バグ)が混入する場合もあります。
その場合、検索順位が下がっても上がっても、数日後には、Googleが訂正用のアップデートを行うので、順位が元に戻る場合があります。
検索順位が上がったページもチェック
検索順位というのは、WEBサイト(ホームページ等)全体の順位ではありません。検索順位は、1クエリ(1検索キーワード)1ページ毎の単位で決められます。
なので、検索順位が下がったページもあれば、上がったページもあります(無い場合もありますが)。
下がったページだけ着目してしまうと、重要なポイントを見逃してしまう可能性があります。
なので、検索順位が下がった場合は、検索順位が上がったクエリやページもチェックするようにしましょう。
待つだけで検索順位が上がる場合
先に述べた通り、Googleアップデートにはミスが混入する場合もあります。また、ちょっとランキング基準を厳しくしすぎたかなぁ…と黙ってアップデート内容を少し戻したりする場合もあります。
なので、検索順位が下がったとしても、ちょっと様子見していると、元に戻ってくるという場合がよくあります。
そうなると、焦って行った調査や対処や対策が余計な作業になってしまう場合があります。対処や対策をやるべきか否か…その判断は難しいです。
なので、検索順位が下がったら、とりあえず、しばらく様子見してからというスタンスが良いかと思います。その都度異なりますが、私の場合は、だいたい1ヶ月は様子見します。
検索順位は常に変動する
検索順位は、小さなGoogleアップデートの影響、Google検索結果表示仕様、ライバルページの努力や怠慢、あなたの努力や怠慢、などなど、様々な要因で入れ替わります。
なので、少し順位が下がったといって、大騒ぎしないことです。
検索順位が大きく急落した場合は異常事態ですが、限られたページの急落であれば、何らか対応できる可能性があると思います。
冷静に対応していくようにしましょう。
Google検索順位ランキングの精度
Googleのランキング(順位決め)は絶対ではありません。Googleのコンピュータ・プログラムは、AI化がかなり進んでいるのは確かです。おそらく本当に人間に近いレベルになってきています。
ですが、色々とSEO対策や検索順位の調査をしていると分かるのですが、ランキング精度が悪く、ひどい検索結果になる場合が、まだまだ多く見受けられます。
※ 日本語は難しいから、日本語のGoogle検索は、少し英語圏より精度が低いのかもしれません。
たとえば、2020年の最新の本当に役立つ情報より、2012年の全く役に立たなくなった情報が、上位に表示されたりする場合があります(2021年1月時点での実際の検証において)。
このような場合、たとえ下位の順位でも、上位順位のページを参考にしてはいけません。下位順位でもグっと堪えておきます。
なぜなら、先の例のような結果は、Googleも望んでいるわけではありません。必ず、Googleアップデートでいつか調整してきます。
なので、現在の間違った上位ページに自分のページを寄せたら、Googleアップデートの時に順位がガクンと落ちます。
本当に大切なことは、対Googleではなく、対顧客(検索者や閲覧者)です。Googleというプログラムやロボットに寄せるのではなく、人に寄せていくようにしてください。
他の検索エンジンで検索順位が下がった場合
検索エンジンはGoogleだけではありません。他にも有名なところでは、Yahoo!の検索エンジンや、Bingなどがあります。
Google以外の検索エンジンで、検索順位が下がった場合の原因や対策は、どうすればいいのでしょうか?
結論としては、特に変わったことをする必要はありません。
なぜなら、Yahoo!の検索順位ランキング仕様は、Googleとほぼ同じですし、Bingもほぼ同じなはずだからです。
GoogleもYahoo!もBingも検索エンジンであるからには、
- ユーザ(検索者)の役に立つ良質な情報は検索順位を上げる
- ユーザ(検索者)の役に立たない低質な情報は検索順位を下げる
という基準は変えようがなく、どこも同じになります。
なので、最もシェアを占めるGoogleの検索順位を確認し、Googleのルールに基づいて対応していけばOKです。
そうすればYahoo!の検索順位も、Bingの検索順位も上がっていきます。
関連記事
➡︎Yahoo!検索順位ガイド【Googleとの違い、チェック、上げる方法等】
➡︎Bing検索順位を上げる方法【でも何もやらなくて大丈夫!】
Google検索順位が下がった後に回復した実例
最後に、Google検索順位が下がった後に回復した実例を紹介しておきます。私の経験談です。
検索順位が徐々に下がった後に復活した実例
ある時期、親の介護負担が重くなり、何ヶ月もの間、自分のホームページを放置していました。
すると、綺麗に?全体の検索順位が徐々に下がっていき、それに合わせてアクセス数も徐々に減ってきました。
その後、記事の更新や新規記事の追加を再開していくと、検索順位が徐々に上がっていき、それに合わせてアクセス数も徐々に戻っていきました。
検索順位が急落した後に復活した実例(注:経過観察途中)
2020年12月のGoogleコアアップデートで、いくつかのページの検索順位が大きく下がりました。急落です。
たとえば、
- 数年間 1位〜2位 → 6位
など。
その後、現在、原因追求と対策を施して経過観察途中です。結果が見えて来たら追記したいと思います。
➡︎『2020年12月Googleアップデートの傾向と対策のまとめ』※現在経過観察途中のため仕掛かり中※好結果が確認できるまでお待ちください🙇♂️
まとめ
Googleの検索順位が下がると、アクセス数が減ります。アクセス数が減ると成約数が減ります。成約数が減れば売上が減ります。
なので、検索順位が下がったということは、売上が下がるということです。
売上に結びつかないような重要でないページの順位下降は、ある程度、放っておいても良いかもしれません。
ですが、売上に結びつくページの検索順位は常にチェックしておきましょう。そして、もし検索順位が下がったら、原因を追求し対策を施しましょう。
参考
もっと根本的なこと、ウェブ集客、ホームページ集客などの基本について、学んでおきたい場合は、以下から学んでみてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
関連記事
下記の記事も合わせて読むと効果的です。
➡︎Google検索上位表示の条件とは?【31個をわかりやすく解説】
追伸
検索順位を上げることは、簡単ではありません。ですが、検索順位を上げるために行う作業は簡単でシンプルです。要は知っているか知らないか、やるかやらないかです。
また、ケースによりますが、下がった検索順位を元に戻すのは、もっとシンプルで簡単な場合があります。
なので、もし、検索順位が下がっても焦らないでください。きっと何か手はあるはずです。
がんばってください!