インデックス登録が遅い原因【登録期間を早めるツールの紹介も】(URL検査ツールの使い方)

更新日:2023年5月10日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
インデックス登録が遅い原因【登録期間を早めるツールの紹介も】(URL検査ツールの使い方)
要約
Google検索されるために必須のGoogleインデックスに登録されるのが遅いで主に考えられる原因は下記の通りです。
- 単なるタイミングの問題
- まだ新しいサイトである
- サイトの情報をGoogleに通知していない
- そのページの質が低い
- そのサイト全体の質が低い
この記事では、上記のインデックス登録が遅い原因、および、インデックス登録期間を早めるツールとその使い方について、初心者向けに解説しています。
この記事は、
- Googleインデックス登録が遅い原因はなに?
- Googleインデックス登録までの期間を早めたい…
- URL検査ツール(Googleサーチコンソール)の使い方を教えて
といったような疑問や質問のある方へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことで、
- Googleインデックスの登録が遅い原因がわかります。
- Googleインデックスに登録されるまでの期間を早めることができます。
- Googleサーチコンソールの「URL検索」の使い方がわかります。
実際、私もたまにですが、Googleインデックスに登録されるのが遅いことがあります。さらに、稀ではありますが、いつまでたってもインデックス登録されないケースもあります。
ですが、原因はわかっていますし、ツール(Googleサーチコンソールの「URL検索」という機能)を使えば、Googleインデックスに登録されるまでの期間を早めることもできます。
詳しく説明していくので、ぜひ、参考にしてください。
【 目次 】
インデックス登録が遅い原因と登録期間を早めるツールの紹介
この記事は、以下の構成となっています。
- インデックス登録が遅い原因
- インデックス登録が遅い場合に使える無料ツール
- インデックス登録期間を早めるURL検査ツールでできること
- インデックス登録期間を早めるURL検査ツールの使い方
概要をかるく説明しておきます。
Googleのインデックス登録が遅い原因
Googleインデックスに登録されるのが遅い場合の原因について説明します。
インデックス登録が遅い場合に使える無料ツール
Googleインデックスに登録されるのが遅い場合に使える無料ツール(Googleサーチコンソール)を紹介します。
う
Googleサーチコンソールの「URL検査」でできることを紹介します。(インデックス登録を早めることの他も含む)
インデックス登録期間を早めるURL検査の使い方
インデックス登録期間を早めるための「URL検査」の使い方を説明します。
Googleのインデックス登録が遅い原因
Googleのインデックス登録が遅い主な原因としては、以下のことが考えられます。
Googleのインデックス登録が遅い原因
- 単なるタイミングの問題
- まだ新しいサイトである
- サイトの情報をGoogleに通知していない
- そのページの質が低い
- そのサイト全体の質が低い
単なるタイミングの問題
Googleは何兆という世界中のページ情報を取得してインデックスしようとしてくれています。なので、単にちょっとした問題でインデックス登録が遅れているだけかもしれません。
インデックス登録されるまでの期間は、何時間とか何日間とか決まっていません。なので、遅すぎる!ということでなければ、気長に待ってみるというのもありです。
ですが、それで結局いつまでたってもインデックス登録されなかったら困りますよね。インデックスに登録されるまでの期間が長い場合は、次からあげる原因かもしれません。
まだ新しいサイトである
できたてのサイト(ホームページやブログなど)の場合は、なかなかGoogleに認知してもらえない場合があります。
何かきっかけがないと、ポコっと新しく生まれたサイトはGoogleに見つけてもらいにくいです。
また、できたてのサイトはまだ記事などコンテンツも少なく、どんなサイトかよくわからないですよね。なので、インデックス登録を見送るケースもあるかもしれません。
なので、XMLサイトマップ(サイトの更新情報)をGoogleに送信したり、早く記事コンテンツを増やしていくことが重要になってきます。
サイトの情報をGoogleに通知していない
Googleは世界中のサイト、およびページを見回って(クローリング)、インデックスすべき情報を収集しています。
ですが、世界には、何十億というサイト、何兆というページが存在します。何かサイトに旗でも立っていれば、Googleも見つけやすいです。旗…ではありませんが、こちらから「Googleさん、新しい記事を書いて公開しましたよ!」という通知を送ることはできます。
それがXMLサイトマップ(サイトの更新情報)を送信するという行為です。このXMLサイトマップをGoogleに送っていないと、インデックス登録が遅いということになりやすいです。
XMLサイトマップを送信していない場合は、送信するように設定しておきましょう。
そのページの質が低い
Googleは、何でもかんでもインデックスに登録してくれるわけではりません。すなわち、何でもかんでも検索結果に出してくれるわけではないのです。
たとえば、非常に悪意あるページであれば、まず間違いなくインデックス登録されません。検索結果に出すわけにはいかないですからね。(でも稀に、悪い人間の悪意あるページも検索結果に出てくることもありますが…)。
先の例は少し極端な例ですが、単に質の低いページも、インデックスに登録されない傾向が強いです。質が低いページとは、たとえば下記のような記事のことです。
- 誰も求めてない、誰の役にも立たない。
- わかりにくい、誤解を招きそう。
- 経験もなく専門家でもないのに語っている。
- 他の記事とまったく同じことしか言っていない。
インデックス登録されたいのであれば、人々が求めている記事、役に立つ記事、わかりやすい記事、具体性のある記事、経験に基づいた記事、オリジナリティのある記事などを意識していくようにしましょう。
そのサイトの質が低い
Googleのインデックスは、1ページ単位で登録されていきます。なので、サイト全体の質は基本的には関係ありません。
とはいえ……
たとえば、100ページあるサイトが2つあったとします。1つのサイトは99ページが最低品質の記事だとします。良質な記事は1つだけ。もう1つのサイトは5ページが質の低い記事ですが、残りの95記事は良質な記事です。
もし、あなたがGoogleのインデックス登録責任者だったら、前者の良質な記事を素直にインデックス登録できますか?ちょっと怖いですよね?大丈夫かなと不安になりますよね。
なので、Googleのインデックスは、1ページ単位での登録とはいえ、サイト全体の質が低いとインデックス登録に影響が出る可能性があります。
サイト全体の質を高めるようにしてください(100%じゃなくても大丈夫です)。
インデックス登録が遅い場合に使える無料ツール
インデックス登録が遅い場合に使える無料ツールがあります。「Googleサーチコンソール」というツールです。

Googleサーチコンソールは、Googleアカウントがあれば使える無料のツールです。サイトと連携させる設定は必要ですが、誰でも自由に使えるツールです。
このサーチコンソールの中に「URL検査」という機能が用意されています。インデックスの登録が遅いと感じた場合、この「URL検査」を使うことで、インデックスの登録を早めることが可能となります(注:ただし絶対ではない)。
Googleサーチコンソールでインデックス登録状況を確認する
Googleサーチコンソールでは、インデックス登録状況を確認することもできます。サーチコンソールのメニューの「インデックス」の「ページ」を選択することで確認できます。

インデックス登録が遅いと思ってたけど、実は遅いのではなくスルーされてた…とか、実はもう登録されてた…ということもあるかもしれません。なので、サーチコンソールでインデックス登録状況を確認してみることをおすすめしておきます。
関連記事(Google公式)
➡︎ 「ページ インデックス登録レポート」 Search Console ヘルプページより
インデックス登録期間を早めるURL検査ツールでできること
Googleのサーチコンソールにある「URL検査」は無料で使えるとても便利な機能です。
「URL検査」の主な活用法は、以下の3つです。
- Googleインデックス登録のリクエスト
- Googleインデックスの登録有無確認
- モバイルフレンドリーの確認チェック
URL検査ツールの活用法を説明していきます。
関連記事(Google公式)
➡︎
Googleインデックス登録のリクエスト
URL検査ツールでは、Googleに「なるべく早くインデックス登録してね」というお願いをすることができます。
それが、Googleインデックス登録のリクエストです。
但し、リクエストしたからといって、すぐには登録されません。インデックス登録されるまでの期間は個人差(サイトやページの質の差など)もあります。
たとえば、作成してから日の浅いサイトや、質の悪いサイトやページの場合は、インデックス登録リクエストを出してもインデックスされるまで期間がかかる場合があります。
ちなみに、私の場合は、リクエストすると、だいたい1時間後くらいにはインデックス登録済みとなる場合が多いです。(でも、稀に何日もの期間がかかることもあります。)
Googleインデックスの登録有無確認
URL検査ツールでは、「このページはGoogleインデックスに登録されているのだろうか?」といった確認もすることができます。
それが、Googleインデックスの登録有無確認です。
モバイルフレンドリー確認チェック
URL検査では、スマホなどのモバイル端末でみ見やすいサイト設計(=モバイルフレンドリー)になっているかというチェックも同時に行ってくれます。
これが、モバイルフレンドリー確認チェックです。
もし、モバイルフレンドリーになっていない場合は、見難いサイトと評価されます(Googleからも閲覧者からも)。それは非常に大きなマイナスとなります。スマホ等でも見やすいサイト(ホームページやブログ)にしましょう。
インデックス登録期間を早めるURL検査の使い方
URL検査の操作手順は難しいものではありません。とはいえ、最初は混乱してしまうかもしれません。下記に画像付きで操作手順を説明していきます。
インデックス登録期間を早めるURL検査の使い方


① サーチコンソールにログイン
まずはGoogleサーチコンソールにログインします。
② メニューから〔URL検査〕を選択
サーチコンソールのメニューから〔URL検査〕を選択します。
③ 対象となるページのURLを入力
画像で示した赤枠内に、検査したい対象ページのURLを入力して検査を実行します。
④ GoogleがURLを検査中
URLの検査中、このように表示されます(数分かかる場合あり)。
⑤ URL検査結果(インデックス登録されていない場合)
Googleインデックスに検査したページが登録されていなかった場合は、「URLはGoogleに登録されていません」と表示されます。
インデックス登録をリクエスト!
インデックスの登録をリクエストする場合は、「インデックス登録をリクエスト」を選択します。
⑥ インデックス登録リクエスト中
インデックス登録リクエスト中、このように表示されます(数分かかる場合あり)。
⑦ インデックス登録リクエスト完了
インデックス登録リクエストが完了すると、このような画面になります。「インデックス登録をリクエスト済み」となっています。

⑧ URL検査結果(インデックス登録されている場合)
もし、既にインデックスに登録済みの場合は、「URLはGoogleに登録されています」このように表示されます。これで安心です。
⑨ URL検査結果(モバイルフレンドリーの場合)
インデックス登録済みの場合、モバイルフレンドリーかどうかの結果も表示されます。モバイルフレンドリーなページの場合は、「このページはモバイルフレンドリーです」と表示されます。おめでとうございます🎉
モバイルフレンドリーになっていない場合は、どう表示されるのか分かりません。そのようなサイトは作ってないので確認できませんでした。上記以外の表示がされたらモバイルフレンドリーではない。ということです。
関連記事(Google公式)
➡︎「URLの再クロールをGoogleにリクエストする」Google検索セントラルブログより
まとめ
Googleのインデックス登録が遅い場合、次のような原因が考えられます。
- 単なるタイミングの問題
- まだ新しいサイトである
- サイトの情報をGoogleに通知していない
- そのページの質が低い
- そのサイト全体の質が低い
Googleインデックスへの登録が遅い場合、インデックスへの登録を早めるには、Googleサーチコンソールの「URL検査」を使用して、インデックス登録リクエストを行います。
あとは、XMLサイトマップをGoogleに通知する送信設定をしたり、記事の質を高めたりと、抜本的な対策を行なっていきましょう。
関連記事
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➡︎「インデックスが遅い(2週間以上かかっている)」Search Console ヘルプページより
➡︎「Google検索で自分のページが見つからない場合」Search Console ヘルプページより