Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】
更新日:2024年3月12日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】
要約
Wixで作成したサイト、ホームページ、ブログが検索されない代表的な原因、および、対策を初心者向けにまとめています。
Wixサイトが検索されない10の原因
- 無料版のWIXを使用している
- 独自ドメインを設定していない
- SEOダッシュボード機能を使えていない
- 検索エンジンのインデックスに未登録
- ホームページ内の記事の質が低い
- ホームページ全体の質が低い
- SEOを意識した記事になっていない
- そもそも検索している人がいない
- 強力な競合記事が多すぎる
- YMYL分野に関するテーマである
この記事は、
- Wixで作成したホームページが検索結果に表示されないのはなぜですか?
- Wixで頑張って書いた記事が、どう検索しても出てこない…
- WixサイトがGoogle検索に引っかかるようにするコツを知りたい!
といったような、質問やお悩みや要望のある、Wix利用者の方へ向けてまとめています。
この記事を読むことによって、
- Wixで作成のホームページやブログが検索されない原因が分かります。
- Wixで作成のホームページやブログを検索されるようにする方法が分かります。
注:私はWixをメインで使っていません。メインはWordPressを使っています。なので、正直言って、私はWixの専門家ではありません。ですが、どちらをメインで採用すべきかを判断するため、今まで、さまざまな調査を行ってきたので、その結果も踏まえて、ここに情報を公開することにしました。
【 目次 】
Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】
この記事は下記の構成となっています。
- Wixは検索されないSEOに弱いという噂の真実
- Wixサイトが検索されない原因
- Wixサイトを検索結果に表示させるコツ
- WixからWordPressなどに変えた方が良いのか?
各項の概要は下記の通りです。
Wixは検索されないSEOに弱いという噂の真実
Wixは検索やSEOに弱い…ということが一部で言われています。それは本当なのでしょうか?その真実を明かします。
Wixサイトが検索されない原因
Wixで作成したホームページやブログが検索されない原因とは?実は、Wixそのものに問題があるケースはほとんどありません。では、検索されない原因とは?
Wixサイトを検索結果に表示させるコツ
検索されない原因が明確になれば、その対処や対策も知りたいですよね。Wixで作成したページを検索結果に表示させるコツについてもお伝えしていきます。
WixからWordPressなどに変えた方が良いのか?
Wixで作成したサイトが検索されないと、WordPressに変えた方が良いのだろうか…と迷うケースもあると思います。ですが、ちょっと待ってください。繰り返しますが、Wixそのものに問題があるケースはほとんどありません。
それでは、各説明に入っていきます。
Wixは検索されないSEOに弱いという噂の真実
Wixは検索されない。WixはSEO(※)に弱い。という噂があります。
※ SEO:Search Engine Optimizationの略で「検索エンジンに向けた最適化」(検索結果の上位に表示させるようにすること)という意味。
WixはSEOに弱い?その噂、本当なのでしょうか?
Wixが検索されない時代
たしかに、Wixは、2006年10月のサービス開始から、2016年頃までは、多くの基本的なSEO機能が欠けていました。
なので、それまでは、Wixは検索されない。WixはSEOに弱い。というのは本当でした。真実でした。
ですが、
Wixはその後SEOを強化してきました。結果、今現在では基本的なSEO機能は実装されていますし、「SEOダッシュボード」という利用者向けの機能も用意されています。
なので、今現在ではWixだからという単純な理由だけで、検索されない。SEOに弱い。とは言えなくなっています。
Wixで作成したホームページやブログ記事でも検索はされます。SEOに弱いということもありません。
これは、GoogleのJohn Mueller氏が公表している話からも信用できます。
GoogleのWixに対する見解
下記が、GoogleのJohn Mueller氏のWixに対する見解です。(Redditという掲示板型のソーシャルニュースサイトにて)
「WixはSEOに適しています。数年前はSEOの点でかなり悪かったのですが、素晴らしい進歩を遂げており、今ではビジネスにとって優れたプラットフォームになっています。当時の評判は今も続いていますが、それに流されてはいけません。」
引用元:GoogleのMuellerによる自己ホスト型WordPressとWixの比較
Googleの人が言うことも絶対ではないのですが、この話は信じて良い話だと思って良いでしょう。
WixとWordPressの検索されやすさの違い(データ)
Wixとよく比較されるのがWordPress(ワードプレス)です。
WixとWordPressのシェアを比較してみます。
WixとWordPressのシェアの比較
- WordPress(43.2%)
- Wix(2.5%)
出典:w3techs
Wixのシェアは第3位で 2.5% ですが、WordPressはシェア第1位で 43.2% です。Wixの約17倍と圧倒的な差があります。WordPressのシェアは抜けて断トツです。※2023年5月時点
上記は世界のデータですが、日本国内では、さらに大きく差が開きます。
- WordPress(83.2%)
- Wix(0.5%)
出典:w3techs
このようなシェアの圧倒的な差があるので、WixはWordPressよりも劣ると言われやすくなっているかもしれません。
ですが、これは単なるシェアの差です。WixがSEO関連でWordPressよりも大きく劣るという証拠にはなりません。
ただし、気になるこんなデータもあります。。。
WixとWordPressのアクセス有無の比較
以下は、2019年に ahrefs が実施した、640万を超えるWEBサイトの分析結果です。検索からのアクセスについて、WixとWordPress、どちらがよりアクセスされているか?という調査結果を表したグラフです。
出典: How Many Websites With Traffic Get 100+ Organic Visits/Month? (WordPress vs. Wix):1か月あたり100回以上のオーガニックアクセスを獲得しているトラフィックのあるWebサイトはいくつありますか? (WordPress 対 Wix)
このグラフだけを見ると、、、
- WordPress(8.26%)
- Wix(0.06%)
…となり、なんと、WordPressは、Wixより約137倍も検索されやすい……ということになってしまいます。
ですが、検索結果に出てくるかどうかは、WixかWordPressかという単純なことでは決まりません。
おそらく、この大きな開きの理由は、
- Wix利用者: SEOやWEBマーケティングについて知らない人が多く、情報発信について、真剣に取り組んでいる人も少ない。
- WordPress利用者: SEOやWEBマーケティングについて知っている人が多く、情報発信について、真剣に取り組んでいる人が多い。
というような差があるからだと思います。
また、別の言い方をすると、
- Wix利用者: 気軽にホームページを立ち上げただけ…という人が多い。
- WordPress利用者: コンテンツマーケティングの一環として、検索からのアクセスを得るために、真剣にオウンドメディアとして立ち上げた…という人が多い。
と、このような目的意識の差があるからだと思います。
なので、このデータもWixがSEO関連でWordPressよりも大きく劣るという証拠にはなりません。
Wixで作成したホームページやブログ記事でも検索はされます。SEOに弱いということもありません。
では、なぜ、「Wixで作成したホームページやブログ記事が検索されない……」ということになってしまうのでしょうか?なぜ、WordPressとWixで約137倍もの差がついてしまうのでしょうか?
その原因を説明していくので、続きをお読みください。
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例:Wixサイトでも十分に検索されています
実際、私のクライアントさんには、Wixで作成したホームページは、検索から多くのアクセスを集められている方がいます。
Wixだから検索されないということはありません。
もし、検索されない、検索順位が上がらない、アクセスが増えない…というのであれば、Wixではなく他に原因があります。
続きをお読みください。
Wixサイトが検索されない原因
Wixサイトが検索されない代表的な原因は下記の通りです。
Wixサイトが検索されない10の原因
- 無料版のWIXを使用している
- 独自ドメインを設定していない
- SEOダッシュボード機能を使えていない
- 検索エンジンのインデックスに未登録
- ホームページ内の記事の質が低い
- ホームページ全体の質が低い
- SEOを意識した記事になっていない
- そもそも検索している人がいない
- 強力な競合記事が多すぎる
- YMYL分野に関するテーマである
なお、Wix固有の原因は上から3つ、もしくは4つほどだけです。
残りは、WixだろうがWordPressだろうが、他の何か別のツールで作成したWEBサイトであろうが、すべて共通する原因として適用できるものになります。
では、一つずつ説明していきます。
1.無料版のWIXを使用している
Wixの無料版でホームページを作成していませんか?
Wixの無料版でホームページを作成した場合、広告は出てしまいますし、独自ドメインの設定も行えません。いろいろと影響が出てきます。
独自ドメインの設定をしない場合の影響は、次項の「独自ドメインを設定していない」で説明します。
2.独自ドメインを設定していない
あなたのホームページに独自ドメインを設定していますか?
独自ドメインを設定しないと、あなたのホームページは、Wixの中の1つの小さな箱でしかなくなり、サイトとしての独自性が低いものになります。イメージとしては、下記のようなイメージですね。
Wixユーザーの数は2億人いると言われています。そのうち、独自ドメインを設定していない人がどのくらいいるか分かりませんが、仮に10%とした場合、2千万もの人が1つのWixのサイトの中にギュっと押し込まれている感じになります。
これは、SEO的にマイナスとなる可能性があります。
3.SEOダッシュボードを活用していない
「SEOダッシュボード」を活用していますか?
Wixには、「SEOダッシュボード」という機能があります。
Twitterでは「SEOダッシュボード」について下記のように発表されています。
SEO(検索エンジン最適化)に必要なツールをまるっとまとめた「SEOダッシュボード」が登場!サイトのSEO対策はもちろん、SEOの基本から学べる教育コンテンツや、検索結果でのサイトパフォーマンス情報にもアクセスできます。
引用元:Twitterにて発表されたWixのツィートより(2023年4月26日)
Wixが、SEOのために用意してくれている「SEOダッシュボード」。これを使わない場合、SEO効果は薄いものとなる可能性があります。
4.検索エンジンのインデックスに未登録
Google検索エンジンのGoogleインデックスに該当のページ(検索に出てこないページ)は登録されていますか?
Wixの設定で、「このページを検索エンジンにインデックスさせる」の設定がオフになっていませんか?
Googleの検索結果は、Googleのインデックスという場所に登録されている内容から表示される仕組みになっています。
なので、Google検索エンジンのインデックスに登録されていないと、何をどうやっても、Google検索結果には出てきません。
Googleインデックスの登録状況の確認方法
Googleインデックスの登録状況の確認方法の具体的な手順については、下記の記事で画像付きで詳しく説明しています。
➡︎ Googleインデックス登録3つの確認方法【無料ツールで簡単に】
5.ホームページ内の記事の質が低い
該当ページ(検索に出てこないページ)の記事内容の質は低くないですか?
検索結果に出てくる順番は、検索者におすすめできる記事の順番だと思ってください。
記事内容の質が低い場合、検索結果のずーっと下位の方に表示されるか、表示されないか、または、最悪インデックスされないかとなります。
質とは、読みやすいか、わかりやすいか、読み手のためになるか、専門的か(でもわかりやすいか)、信頼できる情報か、知ったかぶりの情報でないか、オリジナリティがあるか…などなど、総合的なものです。
他に大きな問題がない場合、ほとんどはこの問題であることが多いです、、、
6.ホームページ全体の質が低い
ホームページやブログ全体の質が低くないですか?
検索されたい記事の質が高い場合でも、他の記事も合わせたサイト全体の質が低い場合、質の高い記事も検索されない可能性が出てきます。
たとえば、ホームページ内の全100記事中、検索者のためになる素晴らしい記事が1記事あったとします。
でも、他の99記事は全て誹謗中傷のつぶやきレベルの酷い記事だったとします。このような場合、たとえ素晴らしい記事があったとしても、その記事はおすすめとして検索結果には出せないですよね、、、
これは、少し極端な例でしたが、考え方としては、こういうことです。
7.SEOを意識した記事になっていない
SEOを意識した記事になっていますか?
SEOを意識した…と言っても、難しいことを言っているわけではありません。はっきり言って、今の時代、小手先のSEOテクニックは不要です。
検索されるには、あなたの記事が、検索エンジンに、正しく伝わり、正しく理解され、正しく評価されることが重要となってきます。
そこでもし誤解が生まれると、たとえ高品質な記事でも、低品質と見なされてしまうかもしれません。
ですから、SEOを意識した…というのは、
- 読みやすいか?
- わかりやすいか?
この程度のことを言っています。人間にとって読みにくい、わかりにくい、という記事は、検索エンジンにとっても、読みにくいし、わかりにくいのです。
もちろん、これを細かく紐解いていくと、もっと多くの具体的なSEO対策になっていくのですが、大元は、読みやすいか?、わかりやすいか?、そして、あとは、読み手のためになる内容か?、これらにすべて集約されます。
読みにくい・わかりにくい…という記事は、検索結果に出てこない可能性が高くなります。
8.そもそも検索している人がいない
その記事はどんな検索キーワードで検索されたいのですか?その検索キーワード(検索されたいキーワード)で検索する人は実際に存在しますか?
そもそも、その検索キーワードで検索している人が世の中にいなければ、その検索キーワード(テーマ)で、どんなに素晴らしい記事を書いても、検索結果に出てきようがありません。
9.強力な競合記事が多すぎる
その検索キーワード(テーマ)に関する記事がネット上に大量に公開されていませんか?もしくは、競合の良質な記事が多く公開されていませんか?
検索結果の1ページ目に表示されるのは10記事(10サイト)ほどです。検索結果の3ページ目までめくる人がいれば計30記事(30サイト)です。
でも、もし、あなた記事と同じような記事が、すでにネット上に200記事くらい公開されていたとしたら?しかも、みんな素晴らしく良い記事内容だとしたら?
かなり頑張る必要がありますよね…。いや、頑張っても検索順位が100位とか、、、検索結果に出てこない可能性の方が高いでしょう。
10.YMYL分野に関するテーマである
あなたの記事は、健康、医療、金融、財産、法律など、人の人生を大きく左右するテーマになっていませんか?その場合、あなたは、その分野で権威ある専門家だと言えますか?
Googleは、YMYL分野(Your Money Your Life:Googleが作った造語)というものを定めています。これは、健康、医療、金融、財産、法律など、人生を大きく左右する分野を指しています。
このYMYL分野に関する記事が検索結果に表示されるには、その分野に関して、かなりの経験、権威性、専門性、信頼性が執筆者に必要になってきます。このあたりをGoogleはめちゃくちゃ厳しくチェックしています(なぜならその記事によって人の人生を左右してしまう可能性があるので)。
もし執筆者が、その分野に関して、中途半端な経験、権威性、専門性、信頼性の場合、検索結果には出てきません。もちろん執筆者がアマチュアなら論外です…
たとえば、医者でもないのに病気や健康についての記事を書いた場合…などですね。
YMYL分野がテーマの記事は、検索結果に表示させることが非常に難しくなっています。
補足:その他のWixサイトが検索されない原因
上記は、Wixサイトが検索されない代表的な原因でしかありません。これらの他にも考えられる原因はまだあります。また、複数複合の要因となっている場合も多いです。
該当する原因が見当たらない場合、もしくは分からない場合は、SEOに詳しい専門家やWixに詳しい専門家に相談することをおすすめします。
Wixサイトを検索結果に表示させるコツ
Wixで作成したホームページやブログが検索されない原因は特定できたでしょうか?
原因が特定できたら、検索結果に表示させるために、次に示す対策を試みてください。検索順位が上がり、検索結果に出てくる可能性が高まります。
Wixサイトを検索結果に表示させるコツ
- 有料版のWixを使用する
- 独自ドメインを設定する
- WixのSEOダッシュボードを活用する
- GoogleにWixサイトを提出する
- Wixの記事コンテンツの質を高める
- Wixホームページの全体の質を高める
- SEOを意識した記事ライティングをする
- 検索ニーズのある検索キーワードを選ぶ
- 競合記事が少ない又は弱いテーマを選ぶ
- 検索以外からのアクセスルートを作る
※ 対策番号は原因の番号と合わせてあります。
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1.有料版のWixを使用する
まずは、有料版のWix(Wixプレミアムプラン)を使用するようにしましょう。
Wixの有料プラン
※ 料金や機能など詳しくは必ずWixの公式ページでご確認ください。
2.独自ドメインを設定する
独自ドメインを設定しましょう。
注:Wixは有料プランであること。
Wixサイトに独自ドメインを取得〜設定する方法
- Wixからドメインを購入する、または、外部で購入したドメインをWixサイトに接続する。
- Wixアカウントのドメインページにアクセスし、ドメインをサイトに割り当てる。
※ 詳しくはWixの公式ページでご確認ください。
3.WixのSEOダッシュボードを活用する
WixのSEOダッシュボードを活用してください。
Wix「SEOダッシュボード」
Wixのダッシュボードメニューの「マーケティング・SEO」の「SEO」を選択すると、SEOダッシュボードの各機能が表示されます。
Wix「SEOダッシュボード」の機能
SEOダッシュボードには、以下の機能が揃っています。
- SEOチェックリスト
- SEO設定
- タイトルタグ設定
- メタディスクリプション設定
- 検索エンジンげのインデックス登録設定
- SNS共有時の表示情報設定
- URL構造設定
- 構造化マークアップ設定
- URLリダイレクトマネージャー
- サイト点検
- サイト認証
- サイトマップ
- robots.txt エディタ
これらを、必要に応じて滞りなく設定していくことで、WixのSEO効果を最大化できるようになっています(必ずすべての設定が必要なわけではありません)。
それぞれ個々の機能の詳しい説明は、下記のWix公式ページで確認してください。
➡︎ Wixの「SEOダッシュボード」を使用してサイトのSEOを改善する
➡︎ WixのSEOチェックリストを利用してオンラインプレゼンスを向上させる
4.GoogleにWixサイトを提出する
WixサイトがGoogleインデックスに登録されやすくなるよう、GoogleにWixサイトの情報を提出してください。かつ、「インデックスさせる」をオフにしないように注意してください。
GoogleにWixサイトを提出する方法
注:Wixは有料プランであり、かつ、独自ドメイン接続が完了していること。および、事前にSEO設定チェックリストから「サイト提出」以外の全ての設定が済んでいることが必要です。
- SEO設定チェックリストの「あなたのサイトを接続し、Googleに提出してください」の「今すぐ始める」ボタンを選択します。
- 「サイトを提出」ボタンを選択します。
詳しい説明は、下記のWix公式ページで確認してください。
➡︎ WixのSEOレポートを使用してサイトをGoogleに提出する
「インデックスさせる」をオフにしない
なお、誤って、「インデックスさせる」をオフにしないよう注意してください。オフにすると、インデックスに登録されず、検索結果に出てこないことになってしまいます。
Wixの特定の記事だけ検索エンジンに掲載しない方法
もし、特定の記事だけ検索エンジンに掲載しないようにするには、該当するページの「インデックスさせる」をオフにしてください。
5.Wixの記事コンテンツの質を高める
検索されたい記事の質を高めてください。
記事の質を高めるポイントは多数あるのですが、最もシンプルで基本的な方法は、以下のポイントを意識した記事にすることです。
- 検索者が知りたい答えを網羅する
- あなたオリジナルの内容にする
抽象的なアドバイスですが、これは最も重要なポイントになります。
上記のポイントが高いほど、検索順位も上昇し、検索されるようになる可能性は高まっていきます。
6.Wixホームページの全体の質を高める
Wixサイト全体の質を高めてください。
あまりにも低品質な記事(文章が下手とかではなく、誰の役にも立たない記事や、あまりにも薄っぺらい記事などのこと)は思い切って削除してみてください(注:本当に消して良いか慎重に)。
ただし、低品質な記事が少しくらい存在しても問題ありません。でも、サイト内に存在する各ページの最低でも8割は、高品質な記事(文章が上手いとかではなく、役に立つわかりやすい記事などのこと)にしておきたいですね。
7.SEOを意識した記事ライティングをする
検索されたい記事はSEOも意識して書いてください。
SEOライティングのポイントは多数あるのですが、最もシンプルで基本的なポイントは下記の通りです。
- 読みやすくする
- わかりやすくする
- 詳しく具体的に説明する
- タイトルに検索キーワードを入れる(自然に)
- 全体概要が分かる見出し構成にする
この程度で?と思うかもしれませんが、この程度でも十分な成果につながるケースは多々あります。とにかく、やってみてください!
8.検索ニーズのある検索キーワードを選ぶ
実際に人々が検索している検索キーワード(テーマ)にそって記事を書いてください。
人々が検索している検索キーワードを調べる方法は、いくつかありますが、最も簡単な方法は、下記の通りです。
- まずは、検索者(あなたの見込み客や潜在顧客)が検索しそうなキーワードを想定します。
- 想定した検索キーワードで実際にGoogle検索をしてみる。
- 「サジェスト(他の検索キーワード候補)」や「他の人はこんな検索もしてます」や「関連キーワード」などを拾います。(※1)
- 想定したキーワードや拾ったキーワードについて、ツール「Aramakijake(※2)」や「Googleキーワードプランナー」などで検索キーワードの検索ボリューム(1ヵ月で検索されている回数の目安)を調べます。
- 検索ボリュームが0の場合は、ほとんど検索されていないキーワードです。ボリュームのある検索キーワード(私の場合は30以上を目安にしています)を執筆テーマとして選定します。
※1
サジェスト
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※2:検索ボリュームが調べられるAramakijake
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9.競合記事が少ない又は弱いテーマを選ぶ
競合記事が少ない又は弱いテーマを選んで記事を書いてください。
すなわち、戦わずに勝つ!を狙うようにしてください。
競合記事が少ないかどうかを調べる方法
- 実際に狙うキーワードでGoogle検索する。
- 答えとして適切な記事が検索結果に表示される検索順位の何位くらいまで存在するかを確認する。
- 10記事以内だったら即執筆確定です。50記事以上存在しているとちょっと厳しいかもしれません。
弱い競合記事(低品質)を調べる方法
- 実際に狙うキーワードでGoogle検索する。
- 検索結果に表示された記事を一つずつ開いて中身をチェックしていく。
- 高品質な記事が10記事以内だったら即執筆確定です。良い記事が何十記事も存在しているとちょっと厳しいかもしれません。
10.検索以外からのアクセスルートを作る
YMYL分野がテーマの記事など、検索されるようにすることが厳しい場合、他のアクセスルートを用意してください。
代表的な検索以外のアクセスルート(流入チャネル)を下記に示しておきます。
- SNS(FacebookやTwitterなど)→ YMYL分野の記事
- 動画系SNS(YouTubeなど)→ YMYL分野の記事
- ブログサービス(アメブロなど)→ YMYL分野の記事
- 自サイトの他の記事 → YMYL分野の記事
- 各種WEB広告 → YMYL分野の記事
- アナログメディア(チラシなど) → YMYL分野の記事
なお、検索からアクセス集めたいなら、その専門分野にて、より多くの経験を積み、より専門性を磨き、より信頼される専門家になることが重要です。
注 どの流入チャネルもYMYL分野については、年々厳しくなっていく可能性があります。また薬機法などにも十分に注意してください。
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➡︎ アメブロが検索しても出てこない【9つの理由・原因】解決方法も!
注意:AIを使った記事作成
記事作成・文章作成に、なるべくAIは使わないでください。使っても良いのですが、使い方を誤るとマーケティング全体が壊れていき、大きなものを失っていく可能性があります。
たとえば、AIは、ときに当たり前のように、まるで本当のように、堂々と嘘を述べてきます……。それを元に記事にしたら何が起こるのか、、、
AIが作成するコンテンツに対する評価のガイドラインは、まだ世の中できちんと整理されていませんが、最悪、AIによって作成されたものは将来ペナルティを受ける可能性もあると思っておいた方が良いでしょう。
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WixからWordPressなどに変えた方が良いのか?
Wixで作成したホームページやブログが検索されないと、「WordPressに乗り換えた方が良いのではないか?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
たしかに、WordPressの方が自由度が高いですし、有益な情報も世にたくさん出ています。このあたりはWordPressの方がWixの何倍も有益です(だからこそ圧倒的なCMSシェアが保たれていると思います)。
なので、ホームページやブログなどをオウンドメディアと位置付け、本格的にWEBマーケティングを実践していく場合であれば、WordPressの方が良いかもしれません。
何で…でなく、何を…が重要
ですが、検索されないほとんどのケースの原因は、Wixだから…という問題ではなく、記事の内容の問題です。
その場合、WixからWordPressに変えたとしても、結果は現状と変わらないです。
何で…でなく、何を…が重要です。
WixかWordPressか…の前に、誰に向けて、どんな情報を提供するのか。どう分かりやすく、どう役立ててもらおうか。このあたりに重点をおいてホームページやブログの運用をしてみてください。
本質部分に目を向けましょう。
補足:JimdoやAmebaOwndやペライチなどの場合は検索結果に出てくる?出てこない?
Wixと同系統のサービスには、JimdoやAmebaOwndやペライチなどがありますが、これらも、検索結果に出てくる?出てこない?…については、ほぼWixと同じと考えて良いです。
「SEOダッシュボード」などWix固有の機能を除けば、当記事の「Wix」を「Jimdo」や「AmebaOwnd」や「ペライチ」などに置き換えて読めばOKです。
「Jimdo」や「AmebaOwnd」や「ペライチ」でも検索結果に出てこない場合は、「Wix」同様、独自ドメインの未設定やインデックスの問題、記事の質などを疑ってください。
まとめ
以上、「Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】」および、対する対策について説明してきました。
繰り返しになりますが、検索されない原因がWix自体にある可能性は極めて低いです。原因は、その記事の質にあります。そのコンテンツの質にあります。そのサイト全体の質にあります。その可能性が高いです。
記事に対する取り組み方を見直してみてください。
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