Google検索結果タイトルなぜ違う?【書き換え12の理由】
更新日:2023年4月15日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
Google検索結果タイトルなぜ違う?【書き換え12の理由】
要約
Googleの検索結果画面で表示されるタイトルが、自分で設定したタイトルと違ったり、書き換えられている場合、考えられる原因や理由は下記の通りです。
- タイトルが空白である
- 記事内容がタイトルと合っていない
- 記事内容が把握できない
- 日付が本文内容と合っていない
- 抽象的で具体的でない
- タイトルの文字数が長すぎる
- 無駄な情報が含まれている
- 同じキーワードを乱用している
- 他のページと同じタイトルである
- 単に単語の羅列となっている
- クロールを拒否している
- 本文と同じ言語や文字でない
この記事は、
- 検索結果に表示されるタイトルが設定したタイトルと違うのはなぜ?
- 検索結果に表示されるタイトルが書き換えられている場合がある…
- 設定したタイトルを検索結果に表示してほしいのに…
といったような、疑問やお悩みのある方に、お答えしています。
この記事を読むことによって、
- 検索結果に表示されるタイトルが設定したタイトルと違ったり、書き換えられてしまう理由や原因がわかります。
- 設定したタイトルを検索結果に表示できるようになります。
この記事は、Googleが公表しているアドバイスを元にし、かつ、私自身の経験や調査から判明していることも加味して、まとめています。
絶対にとは言えませんが(結局はGoogleの仕様次第なので)、この記事を参考に対処していけば、あなたの設定したタイトルが、検索結果に正しく表示される可能性は高くなるはずです。
ぜひ、参考にしてください。
参考文献)
➡︎ウェブページのタイトルの生成方法に関する最新情報(Google検索セントラル)
➡︎Google検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更(Google検索セントラル)
【 目次 】
Google検索結果のタイトルは、なぜ違う?書き換え?理由や原因は?
この記事は、下記の構成となっています。
- Google検索結果のタイトルが書き換えられる12の理由
- Google検索結果のタイトル決定7つの要素
- Google検索結果タイトルを設定通りに表示する方法
- ページタイトルを変更した場合
- Google検索結果のタイトルが書き換えられる確率
以下、概要です。
Google検索結果のタイトルが書き換えられる12の理由
冒頭で提示した、Google検索結果のタイトルが書き換えられる12の理由について説明していきます。
Google検索結果のタイトル決定7つの要素
Googleが、検索結果のタイトルを表示する際に着目している要素について説明します。
Google検索結果タイトルを設定通りに表示する方法
Google検索結果タイトルをあなたが設定した通りに表示するにはどうすれば良いのか?そのポイントをまとめてあります。
ページタイトルを変更した場合
ページタイトルを変更した場合の検索結果への反映タイミングなどについて説明しています。
Google検索結果のタイトルが書き換えられる確率
検索結果のタイトル表示を私たちが100%コントロールすることはできません(最終的にはGoogle次第なので)。では、一体どのくらいの確率でタイトル書き換えられているのでしょうか?データで説明します。
・・・
検索結果画面に表示されるタイトルで、クリック率は大きく変わります。すなわち、タイトルはアクセス数にも大きく影響してくるわけです。
なので、なるべくキャッチーな記事タイトルを設定するのですが、せっかくキャッチーなタイトルに設定しても、
検索結果に表示されるタイトルが自分で設定した内容と違うとガッカリですよね…。タイトルが勝手に書き換えられてしまうと困ります、、、
なので、ぜひ、この記事で、タイトルが違ったり書き換えられる理由や原因を把握し、あなたが設定した通りのタイトル表示となるようにしてください。
そして、クリック率の向上や、アクセス数増を目指していきましょう!
補足:タイトルが違う場合でもタイトルリンクは正常です
タイトルが検索結果上で違ったり書き換えられていても、タイトルリンクは正常です。クリックすれば該当するページにアクセスできます。その点は安心しておいてください。
タイトルリンクとは:タイトルリンクは、検索結果に表示されるWEBページのタイトル(記事のタイトル)に貼られているリンク(WEBページのURL)です。
では、「Google検索結果のタイトルが書き換えられる12の理由」から、説明していきます。
Google検索結果のタイトルが書き換えられる12の理由
Googleの検索結果に表示されるタイトルが、あなたの設定したタイトルと違ったり、書き換えられている場合、考えられる原因や理由は下記の通りです。
Google検索結果のタイトルが書き換えられる12の理由
- タイトルが空白である
- 記事内容がタイトルと合っていない
- 記事内容が把握できない
- 日付が本文内容と合っていない
- 抽象的で具体的でない
- タイトルの文字数が長すぎる
- 無駄な情報が含まれている
- 同じキーワードを乱用している
- 他のページと同じタイトルである
- 単に単語の羅列となっている
- クロールを拒否している
- 本文と同じ言語や文字でない
ひとつ一つ、説明していきます。
1.タイトルが空白である
ページタイトルが空白のままではありませんか?
タイトルを入れたつもりが、何かを誤って、ページタイトルが空白のままではありませんか?
ページタイトルが空白の場合、Googleは独自にタイトルを自動で生成して検索結果に表示させます。
タイトルタグを書く場所
ちなみに、ページタイトル(タイトルタグ)を書く場所はココです(WordPressの場合)。間違っていないことを確認してください。
2.記事内容がタイトルと合っていない
ページタイトルは、記事の内容と合っていますか?
タイトルと記事の内容が合っていないとGoogleに判断されると、Googleは、記事の内容から、独自にタイトルを自動で生成して検索結果に表示させます。
3.記事内容が把握できない
記事の内容が把握しやすいようになっていますか?(適切な見出しの設定など)
じっくり読めば、タイトルと記事の内容が合っていても、Googleに正しく内容が伝わっていなければ、「記事内容とタイトルが合っていない」と見なされてしまいます。
たとえば、見出しもなく、ただテキスト文字が、ずらーーーっとベタ書きされているような記事だと、Googleの読み取りプログラムは正しく記事内容を把握しにくいかもしれません(人間でも把握しにくいですよね)。
4.日付が本文内容と合っていない
タイトルに日付がある場合、本文内の日付情報と合っていますか?
たとえば、「【2023年最新版】〜の方法」というタイトルにした場合、本文内が2019年の内容だったら? NGですよね。なので、こういう場合、Googleはタイトルを書き換える可能性があります。
5.抽象的で具体的でない
タイトルが抽象的で曖昧になっていませんか?
タイトルが抽象的だと、人間もそうですが、Googleのプログラムも正しく記事内容を把握することが難しくなります。よって、このタイトルは良くない…とGoogleが判定し、書き換える場合があります。
6.タイトルの文字数が長すぎる
タイトルの文字数が長すぎませんか?
検索結果に表示される文字数は、表示のタイミングや端末などによって、多少異なるのですが、ある程度は決まっています。だいたいの目安は30文字前後です。
それを超える文字数のタイトルだと、お尻が切れます。すると、意味不明のタイトルになるかもしれません。そのような場合、Googleは検索結果に表示されるタイトルを書き換えることがあります。
7.無駄な情報や不要な情報が含まれている
タイトルに無駄な情報や不要な情報が含まれていませんか?
何をもって、無駄とか不要かが明確ではないのですが、明らかに無駄や不要となる表現や情報がタイトルに含まれていると、Googleは検索結果に表示されるタイトルを書き換える可能性があります。
たとえば、
本文内では、XXについて、まったく語っていないのに、タイトルが…
「○○と△△とXXの違いとは?」
なんてなっていたらNGですよね。
8.同じキーワードを乱用している
タイトルに同じキーワードを何度も記述していませんか?
Googleは、タイトルに限らず、本文やその他の部分でも、同じキーワードの乱用を非常に嫌います。同じキーワードがたくさん…というのは、普通に人が見てもおかしいですしね。
たとえば、
○○がキーワード(検索されたいキーワードなど)の場合、
「最新の○○!○○の詳細!○○のコツや○○の注意点も!」
このように同じキーワード(○○)を何度も何度も繰り返し乱立させることはNGです。タイトルがGoogleに書き換えられる可能性大です。
注意)さらに!キーワードの乱用は、Googleから何らかのペナルティを受ける可能性もあります。
9.他のページと同じタイトルである
他のページと同じタイトルになっていませんか?
異なる記事なのに、異なるページなのに、他のページと同じタイトルになっていると、どっちがどっち?とGoogleは混乱します(もちろん人間も)。
どっちがどっちか、よく分からない場合、Googleは検索結果に表示されるタイトルを書き換えることがあります。
注意)同じタイトルのページが複数ある場合、どれか1つのページしか、インデックス登録されない可能性が高いです。
一部の情報のみを変えたタイトルも含む
なお、完全に同じでなくても、一部の情報のみを変えたタイトルも“同じようなタイトル”と見なされて、書き換えられてしまう可能性があるので注意してください。
たとえば、
- 記事A「タイトルの付け方で重要なのはXXとXXと○○」
- 記事B「タイトルの付け方で重要なのはXXとXXと△△」
このような場合はNGと見なされる可能性があります。
10.単に単語の羅列となっている
タイトルが単に単語の羅列になっていませんか?
ただ単語が羅列してあるだけでは、意味が分かりません。そういう場合、Googleは検索結果に表示されるタイトルを書き換える可能性が高いです。
11.クロールを拒否している
クロールを拒否していませんか?
クロールとは、あなたのページ情報をGoogleインデックスに登録するため、ページ情報をGoogleが抽出する行為のことです。
このクロールを拒否していると、正しくインデックスに登録されない場合があります。検索結果というは、このインデックスの情報を元に表示されます。
なので、この場合、正しく登録されていないおかしなタイトルが表示される場合があります。
※ あえて複雑で変な設定をしたり、凝ったことをしていなければ、通常は初期状態からクロールされる設定になっているはずなので、普通は大丈夫なはずです。
12.本文と同じ言語や文字でない
本文で使っている言語とタイトルの言語が異なっていませんか?
あまりないケースだと思いますが、本文で使っている言語とタイトルの言語が異なっている場合も、Googleは検索結果に表示されるタイトルを書き換える可能性があるということです。
グローバルな世界展開を目指すようなWEBマーケティングのコンサルを私は取り扱ったことがありません。なので、この部分について詳しく知りたい方は、海外向けWEBサイトの専門家をお探しください。
Google検索結果のタイトル決定7つの要素
Googleは、検索結果のタイトルを生成するために用いている要素について公表しています。
その要素とは下記の7点です。
- タイトルタグ(title)のテキスト
- 本文内のメインの視覚的記載
- 見出しタグ(h1など)のテキスト
- 本文内でその他の目立つテキスト
- 本文内のその他のテキスト
- 本文内のアンカーテキスト(リンク部分)
- 他ページからのアンカーテキスト(リンク部分)
上から5つ目の「本文内のその他のテキスト」を言うなら、そのページ内容の全てが要素…ってなっちゃいますので、それ以外の6つに気をつければ良いかなと思います。
Google検索結果タイトルを設定通りに表示する方法
Google検索結果タイトルをあなたが設定した通りに表示する方法は、簡単に言えば、原因や理由で述べたことの逆を行けば良い。ということになります。
まとめると、下記のようになります。
- タイトルを空白にしない
- 記事内容とタイトルと合わせる
- 記事内容が把握できるようにする
- 日付を本文内容と合わせる
- 具体的で明確なタイトルにする
- 重要な情報は30文字以内に入れる
- 無駄や不要な情報は含めない
- 同じキーワードを乱用しない
- 他と異なる唯一のタイトルにする
- 単に単語の羅列としない
- クロールを拒否しない
- 本文と同じ言語のタイトルにする
いくつか補足しておきます。
補足:3.記事内容が把握できるようにする
Googleが記事内容を把握する際、ページの“先頭“や”最初“に着目する傾向が強いです。また、人間と同じで、見出しを流し読みするような感じで、内容を把握する可能性が高いです。
なので、階層上一番大きな見出しである見出しタグ(h1)、冒頭・序文、最初に出てくる先頭の見出しタグ(h2)など。この辺りが、分かりやすい内容だと、Googleも記事内容を把握しやすくなります。
そして、後続の見出しについても、適切に設定しておくと、さらに、Googleは記事内容を把握しやすくなります。
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➡︎ WordPressの見出し設定と使い方【付け方7つのコツも説明】
補足:6.重要な情報は30文字以内に入れる
30文字は目安です。ときには27文字だったり、ときには32文字だったりで、さまざまです。
なお、30文字を大きく超えたからといって、何かペナルティを受けたり、SEO的なマイナスが発生するわけではありません。その点は安心してください。
補足:8.同じキーワードを乱用しない
同じキーワードを何度も何度も繰り返し記述するのは絶対にやめてください。Googleからペナルティを受ける可能性があります。
ただし、メインのキーワードに加えて、関連するキーワードをいくつか含めることは、まったく問題にはなりません。むしろ効果的となる場合が多いです。
たとえば、
この記事のタイトルは、
「Google検索結果タイトルなぜ違う?【書き換え12の理由】」
となっています。キーワード構成は下記のようになっています。
- メイン:検索結果タイトル違う
- 関連1:Google
- 関連2:書き換え
- 関連3:理由
注:検索キーワードでタイトルが変わる場合もある
Googleの望む通りの完璧なタイトルの設定にしても、検索キーワードが異なると、検索結果のタイトルが変わる場合があります。
なぜなら、検索キーワードが異なるということは、検索の意図も異なるわけで、その意図に合ったタイトルをGoogleが求めるからです(検索者も求めているはず)。
たとえば、
設定タイトルが、
「検索のメリットとデメリット!活用事例と注意点も解説」
だったとします。
この場合、検索キーワードが〔検索 メリット〕だと、検索結果に表示されるタイトルは、
「検索のメリットと活用事例を解説」
となる可能性があります。
でも別の人が、〔検索 デメリット〕という別のキーワードで検索すると、
「検索のデメリットと注意事項を解説」
となるかもしれないのです。(以上は説明上の例であり実際にこうなるというわけではありません)
このように、検索キーワードによって、タイトルが変わることもあります。
ですが、これは追い求めてもキリがないので、自分がメインで狙っている検索キーワード以外の検索であれば、タイトルがどう表示されようが、あまり気にしない方が良いでしょう(私も気にしていません)。
ページタイトルを変更した場合
ページタイトルを変更した場合は、Googleに再度クロールされ、再度インデックス登録されないと、変更したタイトルは検索結果に反映されません。
なぜなら、検索結果というのは、インデックスの情報を元に表示されるからです。少しわかりにくいかもしれないので、下記に関係を図で表しておきます。
インデックス登録とタイトル表示の関係
1)最初の状態
2)ページタイトルを変更して公開(でもまだインデックス再登録待ち)の状態
まだ変更前のタイトルが検索結果に反映される。
3)再クロールからインデックスの再登録が行われた状態。
新しい変更後のタイトルが検索結果に反映される。
タイトル含むページ内容の変更を、Googleが認識するためには、ページの再クロールが必要であり、その更新には数日から数週間かかることがあります。
それまでは、変更前のタイトルが表示されますが、時間がかかっているだけで、異常というわけではありません。
もし、あまりにも新タイトルの反映が遅いようなら、Googleのサーチコンソールというツールの「URL検査」という機能を使って、インデックス登録のリクエストを申請してみてください。
関連記事
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➡︎ 【初心者向け】Googleインデックスの時間を早める5つの方法
➡︎ URL検査ツールの使い方【Googleインデックス登録を早める方法】
Google検索結果のタイトルが書き換えられる確率
検索結果のタイトル表示を私たちが100%コントロールすることはできません(なぜなら最終的にはGoogle次第だから)。
Googleは、検索結果に、私たちが設定したタイトルタグ(title)をそのまま使う確率は、
87%
だと答えています。(「Googleによるウェブページ検索結果のタイトル生成方法の詳細」より)
一方、別の調査では、タイトルタグ(title)をそのまま使う確率は、
66.6%
だという結果もあります。(ahrefsの「タイトルタグに関する6つの重要な洞察 (953,276 ページを調査)」より)
ということは、これを差し引くと、
13%〜33.4%
のWEBページのタイトルは、タイトルの書き換えが行われているということになります。
ただし、この中のほとんどは、タイトルが空白だったり、本文と意味の合わないタイトルなど、おかしなタイトルである可能性が高いはずです。
なので、
この記事にまとめてあることを参考にして、正しく普通にタイトルを付けていけば、高い確率で思った通りのタイトル表示になると思います。
お試しください。
まとめ
検索結果に表示されるタイトルが、あなたの設定したタイトルと違う場合、書き換えられた場合は、ある意味、Googleの優しさ?からのものであるかもしれません。
Google「タイトルわかりにくいから直しといたよ」
でも、中には、問題ないタイトルなのに書き換えられちゃった…というケースもあるかもしれません。誤解・ありがた迷惑・余計なお世話…ってやつですね。。。
そんな場合は、この記事を参考に、改善を施してみてください。
参考
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- アクセスがまったく来ないので、ホームページ集客やブログ集客をあらためて学んでみたい。
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