オウンドメディアの【目的5パターン】役割や必要性も説明! 

オウンドメディアの目的や役割

更新日:2022年12月10日 筆者:鈴木俊雄@smart_plan_tsFacebook

オウンドメディアの【目的5パターン】役割や必要性も説明!

要約

オウンドメディアの目的は、下記の5パターンに分類できます。

  • 目的1オウンドメディアで見込み客を獲得する
  • 目的2オウンドメディアから顧客を獲得する
  • 目的3オウンドメディアで認知度を拡大する
  • 目的4オウンドメディアを採用につなげる
  • 目的5オウンドメディアで広告報酬を得る

この記事は、

  • オウンドメディアって必要ですか?
  • オウンドメディアはどんな目的に用いるものですか?
  • オウンドメディアというものが何かこういまいちピンとこない…

といったような、オウンドメディアに興味はあるけど、いまいち目的や役割、必要性などがよく分からない…といった方へ向けてまとめています。

あなたは、この記事を読むことによって、

  • オウンドメディアの目的(5パターン)が分かるようになります。
  • オウンドメディアに、どんな目的で、どのように取り組むべきかをより的確に判断できるようになります。

:この記事は、大企業向けではなく、個人事業や小規模事業を営む方向けにまとめています。

オウンドメディアの【目的5パターン】役割や必要性も説明!

オウンドメディアの目的や役割は、下記の5パターンに分類できます。

オウンドメディアの目的5パターン

  • 目的1オウンドメディアで見込み客を獲得する
  • 目的2オウンドメディアから顧客を獲得する
  • 目的3オウンドメディアで認知度を拡大する
  • 目的4オウンドメディアを採用につなげる
  • 目的5オウンドメディアで広告報酬を得る

この記事では、上記で示した、オウンドメディアの各目的や役割について詳しく、かつ、わかりやすく説明していきます。また、オウンドメディアの必要性などについても説明していきます。

★ 先に言っておきます。私たちのような個人事業や小規模事業におすすめの目的は、目的1の“オウンドメディアで見込み客を獲得する”です。詳しくは後ほど。

オウンドメディアの目的や役割は難しく考えない

オウンドメディアの目的といっても、変に難しく考える必要はありません。

なぜなら、オウンドメディアと言っても、普通のWEBサイト(ホームページやブログなど)とマーケティング上の定義は大して変わらないからです。

オウンドメディア、ホームページ、ブログ=見込み客や顧客の役に立ち、ためになる情報を自社発信するためのWEBサイト

皆、ホームページやブログをちょっとカッコつけて“オウンドメディア”と言っているだけ……と思っておけば良いです。

関連記事

➡︎ オウンドメディアとホームページの違いをわかりやすく説明

オウンドメディアと呼べないWEBサイト

ただし、

会社案内のような、ほとんど誰のためにもならないホームページや、日記のような、ほとんど誰の興味もないような日記的なブログは、オウンドメディアとは呼べません。

素敵、カッコいい、おしゃれと、見た目デザインに凝っているだけのWEBサイトもオウンドメディアとは呼べません。

なぜなら、そこには、“見込み客のために”という重要な視点がまったく存在しないからです。そこにマーケティング的な観点がまったく無いからです。

そういうWEBサイトは、オウンドメディアとは呼べません。では、どう呼ぶか?自己満足メディア……と呼ぶのが妥当でしょう。。。

関連記事

➡︎ センスの良いホームページで成果が得られない3つの理由【要注意】

オウンドメディアと呼べるWEBサイト

オウンドメディアは、あなたの見込み客(または潜在顧客)に役立つ情報をしっかりと届ける。そんな“情報メディア”としての役割が必要です。

たとえば、今見ていただいているこのサイト。

大したサイトでも、綺麗なサイトでもありませんが、見込み客(または潜在顧客)のためにと、役立つ情報でまとめてあるつもりです。

なので、このサイトはオウンドメディアと呼べます(呼ばせてください)。でも、ミニオウンドメディア…という方が良いかもしれませんね。

関連記事

オウンドメディア=良いホームページ…とも言えます。

➡︎ 良いホームページの条件とは?【48のポイントと例や作り方】

情報を届けないWEBサイトに価値は無し

あなたの見込み客に役立つ情報を届ける……。と先ほど言いましたが、よく考えてみれば、これって極めて当たり前のことです。

見込み客に情報を届けないオウンドメディア(ホームページやブログ)に何の価値があるのでしょうか? 今さらする議論でもないですよね。

なので、オウンドメディアと言っても、今さら何か新しいもの…というわけではないんです。だから、オウンドメディアの目的といっても、変に難しく考える必要はないということです。

・・・

とはいえ、ここで終わってしまっては、話しは終わりになってしまいます。そもそも、「ホームページやブログの目的や役割も、よく分からないんです…」という方もいると思います。

なので、以降、オウンドメディア(=情報提供型のホームページやブログなど)の目的について詳しく説明していきます。

オウンドメディアの目的5パターンの詳細

オウンドメディアの目的分類5パターンの詳細

オウンドメディアの目的や役割を書き出すと、下記の5パターンに分類できます。

オウンドメディアの目的5パターン

  • 目的1オウンドメディアで見込み客を獲得する
  • 目的2オウンドメディアから顧客を獲得する
  • 目的3オウンドメディアで認知度を拡大する
  • 目的4オウンドメディアを採用につなげる
  • 目的5オウンドメディアで広告報酬を得る

★:個人事業や小規模事業を営む人におすすめの目的

関連記事

➡︎ オウンドメディアのマネタイズ【収益化10の運用アイデア】

それでは、ひとつ一つ説明していきますね。

目的1:オウンドメディアで見込み客を獲得する

目的1:オウンドメディアで見込み客を獲得するの図解

まず最初に定義するオウンドメディアの目的は、「オウンドメディアで見込み客を獲得する」という目的です。

私のような小規模事業、個人事業などの場合は、この「オウンドメディアで見込み客を獲得する」という目的が、一番最適でおすすめです。

「オウンドメディアで見込み客を獲得する」という目的は、さらに細かい目的のパートに分類することができます。それが、下記の目的です。

  • 見込み客候補と出会う
  • 見込み客候補から信頼を得る
  • 見込み客候補を教育する
  • 新規見込み客リストを獲得する
  • 見込み客候補に記憶してもらう

これらの細分化された目的についても説明していきます。

見込み客候補と出会う

オウンドメディアは、基本的に、検索からのアクセスを得ることで見込み客(または潜在顧客)と出会うことができます。これをまず最初の目的とします。

検索 → オウンドメディアの記事にアクセス(=出会い)

検索以外だと、見込み客との出会い方は、他にSNSとWEB広告があります。代表的な方法はこの3つです。

オウンドメディアにアクセスを集める方法

  • 検索からのアクセス
  • SNSからのアクセス
  • WEB広告からのアクセス

ちなみに、成功しているオウンドメディアの多くは、検索からのアクセスを重視しています。

オウンドメディアは検索からのアクセスが9割

上手くいっているオウンドメディアの場合、検索からのアクセスが80%〜100%というケースが多いです。ちなみに私のサイトもこれに該当します(検索からのアクセスが94.6%)。

例)オウンドメディアのアクセス流入経路(チャネル)

例:オウンドメディアは検索からのアクセスが9割

なぜ、検索からのアクセスを重視するかというと、検索からのアクセスは質が良い(見込み客化しやすい・顧客に変換されやすい)からです。

その理由は、、、

検索からのアクセスを重視する理由

その理由は、相手(検索者)は暇つぶしなどではなく、悩みや願望があり検索してくるからです。見込み客自身がはっきりとした意思を持って向こうからやって来てくれるからです。

検索からのアクセスは、こちらから、売り込んだり、誘導したり、宣伝したり、一切何もアピールしていないのに出会えるアクセスだからです。

なので、必然的に質の良いアクセスが集まってくる傾向が強いです。

まずは、質の良いアクセスを得ることが「オウンドメディアで見込み客を獲得する」という目的の中の第一の目的です。

関連記事

➡︎ オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介

➡︎ ホームページをGoogle検索に引っかかるようにする【25の方法】

➡︎ ホームページ集客できない12の原因【保存版】初心者向け

➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】

➡︎ SNS以外の集客【個人でもできる効果的な3つの方法とコツ】

見込み客候補から信頼を得る

見込み客と出会えたら(アクセスが来たら)、アクセスが来た記事ページを起点として、信頼を得ていくことが次のステップの目的となります。

信頼と言っても、この時点では、記事上で出会っているだけですから、まだまだ小さな信頼で構いません。ですが信頼感がゼロではいけません。

読者(見込み客)の役に立ち、ためになる記事コンテンツを読んでいただくことで、小さな「ありがとう」、小さな感謝、小さな信頼を得てください。そうなれば、ここでの目的はクリアです。

ポイント:パーソナルブランディング

記事コンテンツを書く際には、あなたの存在が伝わるように書いてください。カッコよく言えば、パーソナルブランディング(あなた自身を浸透させる)ですね。

決して、お堅い教科書や論文調で記事を書かないでください。オウンドメディアは、あなた自身を知ってもらうメディアでもあります。そのためには、対話感温度感人間味などが必要となってきます。

もちろん、信頼獲得へ向けて、記事の内容も重要ですが、記事そのものに信頼という感情は湧きません。信頼という感情は人に対して抱くものです。

なので、あなたの存在も伝わるように記事を書いてください。

見込み客候補を教育する

小さな信頼が獲得できたら、次に(というか同時に)教育するという目的も達成する必要があります。

ここで言う教育とは、読者(見込み客)の無知という穴を埋めてあげたり、誤った知識や、誤った思い込みなどを訂正してあげることです。これも記事コンテンツの中で行っていきます。

なぜ、教育するのか?

なぜ教育をするのかというと、読み手の無知や誤った知識や思い込みは、あなたのメッセージの否定につながる場合があるからです。

  • 海というものをまったく知らな人(無知)に、山より海が良いと思ってもらえるか?
  • 海は汚い、海は危険、と思っている人(誤解・思い込み)に、山より海が良いと思ってもらえるか?

あなたのメッセージを正しく理解してもらうには、無知から脱してもらうこと、何が正しいのかを知ってもらうこと、などの教育が必要です。

オウンドメディアには、読み手を教育する目的があることも忘れないでおきましょう。

オウンドメディアで教育する際の注意点

なお、オウンドメディアで読み手を教育する際は、以下に注意しながら教育を組み込むようにしてください。

  • 無理に教育を入れる必要はない。
  • あなたが確信できていないことは教育しない。
  • あなたが出来ていないことでも必要であれば言って良い(ただし、私もできてませんけど…と正直に伝える)。
  • 必要であれば、たとえ嫌わる可能性があるとしても言う。
  • 押し付け、上から目線、の教育をしない。
  • 必要があれば、共感してから教育する。
  • 時期尚早な教育はしなくてよい。
  • 記事のテーマに関係ない教育はしない。

など。

新規見込み客リストを獲得する

見込み客と出会い、小さな信頼を得て、必要な教育が済んだら、最後は真の目的クリアしなければなりません。

ここでの真の目的とは、もちろん、読者(見込み客)を見込み客リストに加えることです。

この、見込み客リストに加えるという目的を果たせなければ、あなたは、オウンドメディアから何も得られません。せっかくの出会い(アクセス)も、小さな信頼獲得も、教育も、すべて無駄に終わってしまいす。

見込み客獲得用の専用ページ

読者(見込み客候補)を見込み客リストに加えるには、見込み客獲得用の専用ページ(ランディングページ(LP)と呼ばれることが多い)があると効果的です。

検索 → 記事 → LP(見込み客のメールアドレスの登録などをしてもらう)

通常、読者が一度サイトを閉じて離れたら、その人は二度とそのサイトにはアクセスしてきません。そのくらい、1件のアクセスは貴重でありがたいことです。

その貴重なアクセスを逃さないように、アクセスのあった記事からは、見込み客獲得用の専用ページ(LP)へ移れるようにしておきましょう。

そして、見込み客リストに加わってもらいましょう。

関連記事

➡︎ ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】

➡︎ WordPressでLPを自作する方法【初心者向け8ステップ】

➡︎私の見込み客獲得用ページ【無料】ホームページ集客メール講座

見込み客候補に記憶してもらう

見込み客リストの獲得がオウンドメディアの真の目的ですが、全読者を見込み客リストに変換することは不可能です。全読者にLPを見てもらうことも不可能です。

登録率の目安

LPを見てくれる読者の率は、記事コンテンツの内容によって異なりますが、目安としては、良くて20%〜30%くらいです。LPと相性の悪い記事だと0%という場合も普通にあります。

そして、LPを見て見込み客リストに登録してくれる率は、LP上で提示するオファー(登録条件)やキャッチコピーや文面やメッセージによって異なりますが、目安としては、だいたい10%〜30%くらいになる場合が多いです。

なので、全読者を見込み客リストに登録することは、どう考えても不可能だということを覚えておいてください。

逃したアクセスに対してできること

先の登録率を見て分かるように、現実的には、多くのアクセスを取り逃がすことになります。これは、普通のことであり、仕方ないことです。

であれば、できることは、あなた(もしくは、あなたのサイトや記事)が、できる限り読者の記憶に残るようにすることです。

そのためには、見込み客候補の役に立ち、ためになる記事コンテンツを提供してください。「こんな記事をありがとう」という感謝が得られれば、記憶に残って、またあなたのオウンドメディアを訪れてくれる確率が上がります。

記憶に残れば、もう一度、もしくは、もう何回か、あなたのオウンドメディアに訪れてくれるかもしれません。すなわち、見込み客獲得のチャンスが再び訪れるということです。

ですから、しつこいようですが、

見込み客候補の役に立ち、そして、ためになる記事コンテンツを提供することを常に心がけるようにしてください。

目的2:オウンドメディアから顧客を獲得する

目的2:オウンドメディアから顧客を獲得するの図解

次に定義するオウンドメディアの目的は、「オウンドメディアから顧客を獲得する」という目的です。

“見込み客”でなく“顧客”になっているところが目的1と違うところです。

すなわち、見込み客リストを獲得するのではなく、オウンドメディアで直接売る、直接申し込ませる、直接問い合わせを受ける、といったような目的だということです。

この目的は、小規模事業や個人事業を営む人にとっては、あまりおすすめできない目的です。なぜならば、、、

この目的をおすすめできない理由

なぜ、あまりおすすめできない目的かというと、

知らないあなたの、知らないサイトの、知らない商品やサービスを、いきなり購入したり、申し込んだり、問い合わせようとする人なんて、ほとんど存在しないからです(これが現実)。

Q.すごく良い商品でも? → A.同じです難しいです…

特に、

  • 高い価値(高額)な商品やサービスの場合
  • 独自性や差別化が弱い商品やサービスの場合
  • WEBサイト上の情報だけでは即決できないような商品やサービスの場合
  • じっくり説明をしないと良さがわからない商品やサービスの場合

などの場合は、いきなり「顧客を獲得する」という目的をオウンドメディアに設定すると、失敗する可能性が極めて高いです。

売りたい思いは抑えます(というか捨てます)

他のマーケティング施策と上手く組み合わせることができれば、顧客を獲得する目的でも、上手くいく場合があるかもしれません。でも、マーケティングの基本は「まず見込み客を獲得する」です。

ここでは、その基本に従うことをおすすめしておきます。「今すぐ客がほしい!」…という思いが強い人は、その思いを少し抑えてみましょう。できれば、完全に捨てましょう(オウンドメディア上では)。

目的3:オウンドメディアで認知度を拡大する

目的3:オウンドメディアで認知度を拡大するの図解

次に紹介するのが、「オウンドメディアで認知度を拡大する」という目的です。

この目的は、多かれ少なかれ、どの目的にも含まれる目的となり得ますが、ここで言う認知度というのは、広く多くの人にという、大企業的な考えの認知度のことだと思ってください。

もう少し具体的に言うと、

  • 何百万人、何千万人に対して
  • ブランディングする
  • 市場ポジションをとる
  • 新しいニーズを掘り起こす
  • 新しい市場を開拓する
  • 企業のイメージアップを図る

みたいな目的のことを指しています。私たちのような個人事業や小規模事業の場合は、この目的を設定してはいけません。身分不相応な目的です。

もし、この目的を、個人事業主や中小零細企業が設定する場合は、以下のことを守ってください。その場合は上手くいくかもしれません。

  • 極小ニッチ領域にポジショニング
  • 極小ニッチ向けな商品コンセプト
  • 極小ニッチなターゲットに訴求

注意:認知度拡大目的の場合、他の目的の場合と異なり、費用対効果が計れない場合が多いです。そういう意味でも、あまりおすすめできない目的です。

関連記事

極小ニッチなポジショニングやコンセプトを検討する場合は下記の記事を参考にしてください。

➡︎ サービスコンセプトの作り方【自分という名の商品を売る秘訣】

➡︎ ポジショニングマップの作り方【簡単5ステップ】書き方や軸の例も

➡︎ ブルーオーシャンの見つけ方【ひとり起業は業界や仕事選びが9割】

目的4:オウンドメディアを採用につなげる

目的4:オウンドメディアを採用につなげるの図解

次に説明するのは、「オウンドメディアを採用につなげる」という目的です。

会社のビジョン、サービス、専門性、社会貢献度、社風、各種取り組みや実績などをオウンドメディアで公開していくことで、多くの人材確保、優秀な人材確保につなげていくという目的です。

マーケティングからは外れた目的となります。

オウンドメディア・リクルーティングの考え方

“見込み客”を獲得することに効果的なオウンドメディアであれば、コンテンツの内容によっては、“人材”を獲得することにも効果的なはすだよね。という考え方です。

質の良い見込み客が獲得できるのであれば、質の良い人材の獲得にもつなげていけるよね。という考え方です。

毎年ある程度の数の新入社員や中途入社を採用募集している企業であれば、採用リクルーティング目的のオウンドメディアはやってみる価値があります。

目的5:オウンドメディアで広告報酬を得る

目的5:オウンドメディアで広告報酬を得るの図解

最後に紹介するオウンドメディアの目的は、「オウンドメディアで広告報酬を得る」という目的です。

アフィリエイター・ブロガー・インフルエンサー

いわゆる、アフィリエイターやブロガーやインフルエンサーなど(情報を公開して、アクセスを大量に集め、関連する広告主の商品やサービスを紹介する)が目的とするのが、この目的です。

ブロガーやアフィリエイターなどは、通常は個人で運営する場合が多いです。なぜなら、ほぼ無料でスタートでき、在宅でも実践でき、自分の商品を持たずに済み、顧客対応も一切無しとなるからです。

楽に始められて、楽に稼げる…と勘違いしている人が多いようです。

でも、実態は…

…月収0円5千円未満が81%(うち0円37.9%))というのが実態です。※「日本アフィリエイト協議会(JAO)、アフィリエイト市場調査2021」より

中には月収100万以上という方々もいますが、そういう方は、例外無くめちゃくちゃ努力されてます。安易な覚悟で始めるのは危険だということを覚えておきましょう(副業レベルなら即行動もOKです)。

大企業もブロガーに?

中には名の知れた大企業も、まるで個人が副業をするかのように、ブロガーやアフィリエイターさん達と同じようなことをしてたりします。

大企業の資金力を使って、記事ライターを大量に雇い、バンバン記事を公開し、大量のアクセスを集めて、広告を異常なほどベタベタ貼って……ということをやってます。

見苦しく見にくい広告がベタベタ貼ってあるサイトを、あなたも見たことがあるのではないですか?(こういうサイトは、いずれ近い将来、何らかの規制が入ると私は予測しています)

本業にパワーをまわせば?

広告ベタベタのオウンドメディアは、だいたい個人運営のケースが多いです。ですが、運営会社を調べてみてください。中には一流大手の企業の名前が出てくることも…。

大企業も副収入が欲しいんですね…。気持ちは分かるのですが、本筋から大きく外れているというか…品位を損なっているというか…広告貼るパワーを本業の方に回せば?と思います。

本業があって顧客相手に仕事をしているのに、広告報酬をオウンドメディアの目的に加えると、おかしな路線に走っていく可能性が高まります。顧客からの印象も悪くなります。

広告を貼ることは、何一つ悪いことではありません。でも、あなたにとって、オウンドメディアの本来の目的は?その目的とのズレには常に十分に注意してください。

オウンドメディア共通の目的

最後にもう一点、オウンドメディア共通の目的についてもお伝えしておきます。

メインの目的にはなりませんが、どの目的のオウンドメディアでも、以下にあげる共通的な目的が含まれます。

  • 費用をかけずに目的を達成する
  • 労力をかけずに目的を達成する

費用をかけずに目的を達成する(=メリット)

オウンドメディアを作成し記事を積み上げて成果を得ていくには、多くの時間を必要とします(=デメリット)。ですが、費用はほとんどかかりません(=メリット)。

オウンドメディアの立ち上げは、月額千円程度のレンタルサーバーを契約して、無料のWordPress(ワードプレス)を使えば、WEB制作業者など使わずに、自分達で簡単に立ち上げることができます。

記事コンテンツの作成〜積み上げは、言ってしまえば “書くだけ” です。そこに費用はかかりません。

費用をかけずに大きな成果を得たい!という目的の場合、オウンドメディアを活用したマーケティングはおすすめです。

関連記事

➡︎ オウンドメディア制作費用の目安【わずか月425円で構築する方法】

労力をかけずに目的を達成する(=メリット)

先も述べたように、オウンドメディアで成果を得ていくには、多くの時間を必要とします(=デメリット)。なぜなら、そんな簡単に良質な記事を積み上げていくことはできないからです。

また、Googleなどの検索エンジンの仕組みや仕様により、アクセスの増え具合も通常は非常にゆっくりです。アクセスが得られるようになるまで時間がかかります。

➡︎ Google検索順位の決め方と仕組み【図解付:SEOの第一歩目】

ですが、記事がある程度十分に積み上がって、アクセスも増えて安定してきたら、あとはもう、ほぼ放っておいてもオウンドメディアは毎月成果を出し続けてくれます。少なくとも数ヶ月は完全放置でもOKです。

:下記は私のオウンドメディア(ホームページ)のアクセス数のグラフです。

例:下記は私のオウンドメディア(ホームページ)のアクセス数のグラフ

すなわち、安定後に発生する労力は、ほとんどゼロだということです。

労力をかけずに毎月毎月、自動で目的(たとえば新規見込み客の獲得)を達成していけることになります(=メリット)。

※ ここで紹介している例は、安定後も月に2〜4記事を追加しているので、さらに伸び続けている例となっています。

:下記は私のオウンドメディア(ホームページ)から獲得できた見込み客リストのグラフです。

例:下記は私のオウンドメディア(ホームページ)から獲得できた見込み客リストのグラフ

最終的に「労力をかけずに大きな成果を得たい!」という目的がある場合、オウンドメディアを活用したマーケティングはおすすめです。

オウンドメディアの必要性(目的別)

オウンドメディアの必要性について、目的別に説明していきます。

  • 見込み客を獲得するオウンドメディアの必要性
  • 顧客を獲得するオウンドメディアの必要性
  • 認知度を拡大するオウンドメディアの必要性
  • 採用につなげるオウンドメディアの必要性
  • 広告報酬を得るオウンドメディアの必要性

見込み客を獲得するオウンドメディアの必要性

以下のような場合は、「見込み客を獲得する目的」のオウンドメディアが必要な手段の一つになり得ます。

  • 新規見込み客の獲得を、長期に渡り安定して自動で行なっていきたい場合
  • 費用をかけずに新規見込み客の獲得を行なっていきたい場合
  • より質の良い見込み客を獲得していきたい場合
  • SNSや広告での集客が向いていないビジネスやターゲットの場合

など。

顧客を獲得するオウンドメディアの必要性

以下のような場合は、「顧客を獲得する目的」のオウンドメディアが必要な手段の一つになり得ます。

  • 見込み客との信頼構築や育成などが必要ない場合
  • 今すぐ購入したいという顧客のみをターゲットとする場合
  • 薄利多売の場合

など。

認知度を拡大するオウンドメディアの必要性

以下のような場合は、「認知度を獲得する目的」のオウンドメディアが必要な手段の一つになり得ます。

  • イメージ戦略が売上につながる場合
  • 日本全国の多くの人に名前を覚えてもらいたい場合
  • 既に多くの人々に認知されている企業がさらに良い印象を広めたい場合

など

採用につなげるオウンドメディアの必要性

以下のような場合は、「採用につなげる目的」のオウンドメディアが必要な手段の一つになり得ます。

  • 毎年安定した数の採用をしていきたい場合
  • ある程度、自動的に絞り込んだ人材からの募集を受けたい場合
  • 質のよい人材採用につなげていきたい場合
  • 費用をかけずに採用を行なっていきたい場合

など。

注意:他の目的と合わせて一石二鳥のオウンドメディアにしないでください。対象者が完全に異なる(見込み客≠人材)ので、採用目的のオウンドメディアは別に立ち上げて別々に運用してください。

広告報酬を得るオウンドメディアの必要性

以下のような場合は、「広告報酬を得る目的」のオウンドメディアが必要な手段の一つになり得ます。

  • 少しでも副収入を得たい場合
  • 広告ビジネスを売上の柱としていきたい場合
  • 人を救うことはできないジャンルだが、ただ好きというだけで情報を発信したい場合(例:グルメ情報、エンタメ情報など)

など。

オウンドメディアの目的や役割に関するその他の質問

最後に、オウンドメディアの目的に関する、その他の質問をいくつかまとめておきます。

  • 目的によってはSNSなどをオウンドメディアにしても良いですか?
  • オウンドメディアのメリットやデメリットや注意点を知りたいのですが?
  • オウンドメディアは意味ないよと言われたのですが…

目的によってはSNSなどをオウンドメディアにしても良いですか?

SNSだと自己所有・自己資産のメディアにならないので、厳密に言うとオウンドメディアとは言えません。

ですが、厳密に言えばという話しです。検索からアクセスを集めるより、SNSの中にターゲットが多い場合などは、SNSをオウンドメディア代わりにしても構いません。

ただし、いろいろな規制や、いきなりのアカウント停止など、SNSには大きなリスクやデメリットがあることは認識しておいてください。

関連記事

➡︎ オウンドメディア12種類【一覧で特徴や役割をわかりやすく比較】

SNS集客のメリットとデメリット【19のポイント】個人ビジネス向

オウンドメディアのメリットやデメリットや注意点も知りたいのですが?

オウンドメディアのメリットやデメリット、および、注意点などについては、下記の記事で詳しくまとめています。そちらをご覧ください。

➡︎ オウンドメディア【8つの大きなメリット】注意点やデメリットも!

オウンドメディアは意味ないよと言われたのですが…

ここまでの説明で分かる通り、オウンドメディアには大きな意味があります。

ただし、そのためには、いずれの目的の場合でも、良質な記事コンテンツが必要です。また、ケースによって異なりますが、成果が出るまでの時間もかかります。

なので、

  • コツコツと記事コンテンツを積み上げていくことをしない
  • 誰のためにもならない記事コンテンツしか出さない
  • 今日明日にすぐ結果が出ないというだけで止めてしまう

といったような状態になれば、当然、オウンドメディアは意味のないものになり下がってしまう可能性が極めて高くなります。

なので、オウンドメディア自体の意味がどうのこうの…ではないんですね。オウンドメディアを意味あるものにするかどうかは、……あなた次第です。

まとめ(オウンドメディアの目的や役割と必要性)

以上、オウンドメディアの目的や役割、必要性などについて、できる限り詳しく、かつ、わかりやすく説明してきたつもりです。

オウンドメディアとはどんなものか分かっていただけたでしょうか?

・・・

オウンドメディアで目的を達成するのは楽ではありません。でも、大変さの先には大きな成果が待っています。しかも、一時的な成果で終わらず長期安定の成果が待っています。

短期視点ではなく、中長期視点で安定するビジネスやマーケティングを目指していきたい場合には、オウンドメディア戦略は、とても適したマーケティング戦略の一つだと思います。

ぜひ、検討してみてください。

・・・

もし、私のようなミニオウンドメディアでも良いので、オウンドメディアを始めてみようかな?と思うなら、ぜひ取り組んでみてください。

参考)

私の言うホームページ集客とは、すなわち、オウンドメディア集客です。もし、あなたがWEBマーケティングの初心者だという場合は、下記のコンテンツもおすすめです。

➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け