オウンドメディア【8つの大きなメリット】デメリットや注意点も!
更新日:2022年12月4日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
オウンドメディア【8つの大きなメリット】デメリットや注意点も!
要約
オウンドメディア8つの大きなメリット
- 集客:多くの人と自動で出会える
- 集客:見込み客を自動で獲得できる
- 営業:売り込まずストレスなく売れる
- 費用:広告費を大きく削減できる
- 成長:自己の成長に確実につながる
- 防御:高い参入障壁を築いていける
- 採用:良い人材の採用につながる
- 作成:初心者でも簡単に安く始められる
この記事は、オウンドメディアのメリットや効果、および、デメリットや注意点などについて、個人事業や中小企業を営む方に向けて、わかりやすく説明しています。
この記事は、
- オウンドメディアのメリットって何ですか?
- オウンドメディアにデメリットはありますか?
- オウンドメディアに注意点はありますか?
といったような質問のある、個人事業や中小企業を営む方に向けて、わかりやすく説明していきます。
あなたは、この記事を読むことによって、
- オウンドメディアの8つのメリットが分かります。
- オウンドメディアのデメリットや注意点も分かります。
- オウンドメディアに取り組むべきかどうか、より的確に判断できるようになります。
ちなみに、
あなたに読んでいただいている、このサイトも、一種のオウンドメディアです。
大したサイトではありませんが、個人事業を営んでいる(しかもパソコン苦手な)私が1人で作成してきたものです。
そんな私自身の経験も含めて、オウンドメディアのメリットや効果、および、デメリットや注意点を説明していきます。
おそらく、他の方の解説記事よりは、リアルな説明になっていると思います。なので、少し長めなのですが、ぜひ、最後までお読みください。
オウンドメディアとは
この記事で言うオウンドメディアとは、ターゲット(見込み客や潜在顧客)に役に立つ情報を発信するための自己所有のWEBサイト(ホームページやブログなど)のことを指しています。
【 目次 】
オウンドメディア【8つの大きなメリット】デメリットや注意点も!
この記事の構成として、まず最初に、オウンドメディアのメリットや効果を説明していきます。そのあとに、オウンドメディアのデメリット、および、注意点を説明していきます。
実際に、私自身がオウンドメディアを作成し運営していく仮定で、得た体験、成功、失敗、身をもって学び感じてきたことを中心にお伝えしていきます。ぜひ、参考にしてください。
前提
この記事では、大企業が考えるような大規模なオウンドメディアは想定していません。個人や小規模ビジネスでも実践していけるオウンドメディアを前提としています。
では、まずは、オウンドメディアのメリットから説明していきます。
オウンドメディア8つの大きなメリット
オウンドメディアのメリットを整理すると、次の8つに分類できます。
- 集客:多くの人と自動で出会える
- 集客:見込み客を自動で獲得できる
- 営業:売り込まずストレスなく売れる
- 費用:広告費を大きく削減できる
- 成長:自己の成長に確実につながる
- 防御:高い参入障壁を築いていける
- 採用:良い人材の採用につながる
- 作成:初心者でも簡単に安く始められる
オウンドメディアを活用すると、上記のように、集客面、営業(セールス)面、費用(コスト)面、成長面、防御面、採用面と、さまざまなメリットを得られるようになります。
Q.個人や小さな会社でも? → A.もちろんYES!です
オウンドメディアでメリットを得るための大前提
ただし、先に言っておきます。オウンドメディアをただ作るだけでは何も起こりません。何のメリットも得られず、ただのお飾りサイトで終わります。
オウンドメディアは、コツコツと育てていき、上手く活用することによって、はじめてメリットが得られるようになります。
この大前提を必ず理解しておいてください。
では、各メリットの詳細を説明していきます。
オウンドメディア集客面のメリット(1)
多くの人と自動で出会える
見込み客、または、潜在顧客が求めている記事を、オウンドメディアに積み上げていくと、多くの人にオウンドメディアが検索されるようになっていきます。
下記は、いくつかの検索キーワードと検索回数の例です(2022年11月時点Ubersuggest調べ)。
- 〔オウンドメディア〕(約18100回/月)
- 〔SEO〕(約49500回/月)
- 〔ダイエット〕(約246000回/月)
- 〔サッカー〕(約550000回/月)
上記例を見てわかるように、SNSなど様々なメディアが存在する現在でも、日々これだけ多くの人々が、非常に多くの検索を行っています。
的確に選択したテーマに対し、良質な記事コンテンツをオウンドメディア内に積み上げていければ、多くの人に見つけてもらえて、アクセス数もどんどん伸びていきます。
例:下記は私のオウンドメディア(ホームページ)のアクセス数のグラフです。
オウンドメディアを活用できれば、上記例のように、多くの見込み客(または潜在顧客)と毎月毎月、自動で出会えていけます(リアルな出会いではなく記事コンテンツを介してのアクセスという出会いの意味)。
これは、オウンドメディアの最も大きなメリットです。
特に、個人や小人数で営んでいるビジネスにとっては、非常に大きなメリットです(たとえ個人1人で営んでいる事業でも、労力を割かずに1日に何百人もの人と出会えるので)。
オウンドメディア集客面のメリット(2)
見込み客を自動で獲得できる
オウンドメディアの中に、見込み客を自動で獲得する流れ(※)を用意しておけば、毎月毎月、自動で新規の見込み客リストを増やしていくことができます。
※)見込み客を自動で獲得する流れ:通常、見込み客リスト獲得用の専用ページ(ランディングページ(LP))を用意しておき、自動で新規の見込み客リストを獲得していくようにします。
例:下記は私のオウンドメディア(ホームページ)から獲得できた見込み客リストのグラフです。
見込み客を自動で獲得する流れをオウンドメディアに組み込んでおくと、上記例のように、毎月毎月、自動で見込み客が増えていきます。
ビジネスやマーケティングを成功させるのに、見込み客リスト(および顧客リスト)は必須ですので、これも、オウンドメディアの大きなメリットとなります。
個人や小人数で営んでいるビジネスにとっては、なおさら大きなメリットになります(たとえ個人1人で営んでいる事業でも、労力を割かずに何十人何百人と自動で新規見込み客リストに加わってもらえるので)。
関連記事
➡︎ ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】
➡︎ WordPressでLPを自作する方法【初心者向け8ステップ】
➡︎ 例:私の見込み客獲得用ページ『【無料】ホームページ集客メール講座』
オウンドメディア営業面のメリット
売り込まずストレスなく売れる
オウンドメディア内の記事コンテンツで、見込み客や潜在顧客のためになることを教えてあげる。役立つ話しをしてあげる。困っていることを助けてあげる。
これらが行えていくと、あなたと実際に出会う前に、あなたは、見込み客から、ある程度の信頼をオウンドメディア上で獲得できることになります。
そうなると、その後の工程が非常にスムーズに流れていきます。イメージできますでしょうか?下記の図でイメージしてみてください。
ビジネスは人と人で成り立っています。購入や契約は、商品の良い悪いより、売り手と買い手の信頼関係で決まっていきます。ですよね?
オウンドメディアを上手く活用できると、あなたと実際に会う前から、ある程度の信頼関係を築けていけます。
そうすると、その後は、売り込まずストレスなく、あなたの商品やサービスが効率よくスムーズに売れていくようになります。必然のメリットです。
ポイント:パーソナルブランディング
営業面のメリットを得るには、信頼獲得がポイントになってくるわけですが、信頼を得ていくためには、あなたの存在が読み手に伝わるように記事を書いていく必要があります。
信頼の獲得へ向けては、記事の内容ももちろん重要なのですが、記事そのものに人は信頼という感情を抱きません。信頼という感情は「人」に対して抱くモノです。
だから、あなたの存在が伝わるように記事を書いていく必要があるわけです。あなた自身をコンテンツに出してください。
オウンドメディア費用面のメリット
広告費を大きく削減できる
アクセス集めも、見込み客リストの獲得も、オウンドメディアが成熟してくると、広告が不要になります。少なくとも広告費を大きく削減することができるようになります。
もちろん、さらに多くのアクセスを!さらに多くのリストを!と売上を伸ばしていくのであれば、広告も合わせて活用し続けた方が良いです。
でも、オウンドメディアからのアクセス数やリスト獲得数でもう十分だというのであれば、もう広告は不要にできます。
広告費が削減できれば、利益率が上がります。どのくらいアップしますかね?コストが削減できることは経営面の大きなメリットになります。
オウンドメディア成長面のメリット
自己の成長に確実につながる
見込み客や潜在顧客のためになることを一人の専門家として教えてあげたい!質問に答えてあげたい!役立つ話しをしてあげたい!困っていることを助けてあげたい!
という意識と責任を強くもって、あなたがオウンドメディアに記事を投稿していくと、自然とあなたは成長していきます。嫌でも成長していく自分に気づくでしょう。
どんな成長かというと、具体的には、
- より深く自分の専門分野に詳しくなっていく
- 見込み客の気持ちが分かっていく
- 見込み客の潜在課題にも気づけるようになる
- 書くスキルが上達していく
- メルマガライティングも上達していく
- コンセプトや信念がより明確になっていく
- アイデアやひらめきが出やすくなる
などなど、本当にいろいろな面で成長していけます。
人間というものはサボるのが当たり前の生き物です。ですが、オウンドメディアに対する責任が自分にほど良いプレッシャーを与えてくれます。おそらく、その辺りの要因があって、自然に成長していけるのかなと思います。
自分の成長は、売上などに直接は関係してこないかもしれませんが、間接的には大きく売上や利益に関係してきます。自己の成長…ある意味いちばん大きなメリットなのかもしれません。
オウンドメディア防御面のメリット
高い参入障壁を築いていける
オウンドメディアは一昼夜では完成しません。ある意味、ずーっと育てていくようなイメージです。記事コンテンツを高く高く積み上げていくイメージです。
記事コンテンツを積み上げていくと、後発の競合オウンドメディアは、あなたのオウンドメディアをそう簡単に越えることはできません。下記の図のようなイメージです。
人はすぐマネします。でも、高い参入障壁が築けていれば、競合に「このオウンドメディアをマネしよう!」と思われても問題ありません。
コンテンツの中身で超えられると逆転負けとなる場合もありますが、でなければ簡単に負けることはありません。
これは、オウンドメディアならではの大きなメリットです。
オウンドメディア採用面のメリット
良い人材の採用につながる
ここまでとは少し色合いの違うメリットですが、オウンドメディアは採用面で有利に働くというメリットもあります(採用という目的に基づいてオウンドメディアを設計した場合)。
私は個人事業なので、採用は実施していないのですが、私のクライアントさんの例では、オウンドメディアを見て応募してきたというケースも何例かありました。
広告や有料サービスを使うと、1人採用するのに何十万とかかる場合もありますよね。でも、オウンドメディアならその費用もかかりません。
人員不足や人材不足に悩んでいる方は、採用目的のオウンドメディアを立ち上げるのも手かもしれません。
オウンドメディア作成面のメリット
初心者でも簡単に安く始められる
オウンドメディアとカッコよく呼んでも、その実態はただのWEBサイトです。ホームページやブログとの大きな違いはありません。
ホームページやブログは、もう専門の制作業者に依頼しなくても、簡単に安く作成できる時代となりました。WordPress(ワードプレス)などのツールを使えば初心者でも簡単に安く作成することができます。
オウンドメディアで成果を出すのは決して簡単なことではありません。でも、オウンドメディアを作成するだけなら本当に簡単です。時代やテクノロジーのおかげですね。
もうWEB制作業者に高い制作費や改修費や運用費を支払わずに済みます。オウンドメディアの立ち上げなんて簡単に安く始めれば良いのです。
簡単に安く早くオウンドメディアを立ち上げられる。これもメリットとしておきます。
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メリットのまとめ
オウンドメディア8つの大きなメリット
- 集客:多くの人と自動で出会える
- 集客:見込み客を自動で獲得できる
- 営業:売り込まずストレスなく売れる
- 費用:広告費を大きく削減できる
- 成長:自己の成長に確実につながる
- 防御:高い参入障壁を築いていける
- 採用:良い人材の採用につながる
- 作成:初心者でも簡単に安く始められる
私や私のクライアントさん達のように、たとえ小さなミニオウンドメディアでも、8つの大きなメリットを得ることは可能です。
これらのメリットは、あなたのビジネスやマーケティングを変えてくれそうですか?
関連記事
オウンドメディアの収益面マネタイズはどうなるの?
➡︎ オウンドメディアのマネタイズ【収益化10の運用アイデア】
オウンドメディア6つのデメリットや注意点
ここまで、オウンドメディアのメリットを説明してきましたが、デメリットや注意点についても説明しておきます。
オウンドメディアを活用するには、デメリットや注意点も十分に把握しておく必要があります。でないと失敗します。
お伝えするデメリットと注意点の内容は以下となります。
- オウンドメディアはすぐに成果を得られない
- 見込み客リサーチが甘いと成果にはつながらない
- 基本的なSEO対策やライティングのスキルが必要
- オウンドメディアは1日でも早く始めた方が有利
- オウンドメディア戦略の難易度が高い分野(YMYL分野)
- オウンドメディアが満たすべき3つの重要ポイント(E-A-T)
上記について一つずつ説明していきます。
オウンドメディアはすぐに成果を得られない
もう既にお伝えしていますが、オウンドメディアは一昼夜では完成しません。コツコツと記事コンテンツを積み上げていく必要があります。
また、Googleなどの検索エンジンは、あなたの記事を検索結果にすぐ出してくれるわけではありません。
時間をかけてチェックし評価していき、じっくり検索結果順位が上がっていきます。その結果、やっと人々に見つけてもらえるようになります。
要するに、オウンドメディアで成果を得るには、時間がかかるということです。
なので、オウンドメディアを活用するマーケティングは、中長期視点の戦略や安定を目指す戦略には向いていますが、短期視点の戦略には向いていません。
もし、短期視点の戦略を重視する場合は、時間がかかることが大きなデメリットとなります。
また、努力することは嫌だ、コツコツ頑張るのは嫌だ、大変なことは嫌だ、という方にとっても、時間がかかることは苦痛でしょう。
そういう方は、オウンドメディアを活用することはできません。。。
見込み客リサーチが甘いと成果にはつながらない
オウンドメディアの成否は、
どこまで見込み客のことを知っているか?
ということで半分は決まってきます。
オウンドメディア成功要素の比率
見込み客のリサーチが甘いと、良い記事も書けませんし、検索順位も上がっていきませんし、アクセスも増えませんし、信頼も得られません。なので、リストも獲得していけません。そのくらい影響が大きいです。
見込み客リサーチを徹底的に行うことは、そもそもビジネスをスタートさせる時に済んでいるはずですが、もし、そこが甘いと、オウンドメディアを活用したマーケティングは、おそらく失敗します。
とても重要なことです。
あなたは、
- 見込み客のことをどこまで知っていますか?
- どこまで理解していますか?
もし、あなたがオウンドメディアの運用を本気でスタートさせたいと思っているのであれば、念のため、もう一度、見込み客について振り返ってみてください。
基本的なSEO対策やライティングのスキルが必要
オウンドメディア内の記事を検索してもらいアクセスしてもらうためには、ある程度、基本的なSEO(※)というものを知っておく必要があります。
※)SEO(Search Engine Optimize):検索エンジン最適化。検索結果の上位に表示されるような記事やサイトにすること。
また、記事上での信頼を獲得するためだったり、見込み客リストに登録していただくためには、ある程度、基本的なライティング(書き方)も知っておく必要があります。
もし、SEOやライティングを全く知らない場合は、新たに学ばなければなりません。これは、もしかすると、忙しいあなたにとってデメリットかもしれません。
でも、HTMLやプログラミングなど、小難しいIT的な知識やスキルは一切必要ありません。高度なSEOや高度なライティングも必要ありません。まずは基本的なことだけでも十分です。
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➡︎ コンテンツライティング完全ガイド(仮題)※準備中🙇♂️
オウンドメディアは1日でも早く始めた方が有利
メリットで参入障壁の話しをしましたが覚えていますかね?
その逆、もしあなたが参入障壁を越える側になってしまったら、当然、不利となります。競合ライバルよりもオウンドメディアの立ち上げが遅れたら不利だということです。
極端に言えば、1日遅れるだけでも、不利になるかもしれません。
例)1日の差で起こりえること
例)
先にオウンドメディアをスタートさせた佐藤さんと、後発のライバル鈴木さんがいたとします。
佐藤さんは、Aに関するの記事を佐藤さんのオウンドメディアで公開しました。
次の日、鈴木さんが、同じくAについての記事を鈴木さんのオウンドメディアで公開しました。
鈴木さんは、佐藤さんの記事を一切見ていません。だからモノマネではなく完全オリジナルの記事となっています。
ですが、AはAです。他に説明のしようがなく、結果的には、内容は佐藤さんの記事とまったく同じになってしまいました。
この場合、モノマネはしていなくても、鈴木さんは佐藤さんの記事をマネしたのでは?と思われてしまう可能性がでてきます。
それと、Googleなどは、同じ内容の情報は、ネット上にいくつも必要ないという方針を公言しています。
そうなると、Google検索結果には、オリジナルと思われる佐藤さんの記事だけが出てきます。鈴木さんの記事は検索結果に出てくることはありません……
……と、これは説明上の少し極端な例ですが、実際に似たようなことは普通に起こっています。
なので、オウンドメディアは少しでも早く始めた方が有利というわけです。記事単位でも同じです。相手に届けたい記事は1日でも早く公開した方が有利です。
オウンドメディア戦略の難易度が高い分野(YMYL分野)
以下の分野は、オウンドメディア活用の難易度が、通常の他の分野よりも何倍も高くなります。ご注意ください。
※)YMYL分野(Your Money Your Life)…人の人生に大きく関わる分野
オウンドメディア戦略の難易度が高い分野(YMYL分野)
- 医療や健康に関する分野
- お金や資産などに関する分野
- 法律などに関する分野
- その他、人の人生に大きく関わる分野
難易度が高くなる理由
これらの分野の難易度が高くなる理由は、記事に対して、厳しすぎるくらいのチェックや規制がかかるからです。想像以上に厳しいです。
たとえば、厳しい審査を通過できないと、Google検索結果にまったく出てこない……。WEB広告が出せない…。といったようなことになります。最悪の場合は違法となり罰せられることもあります。
厳しい理由
なぜ、こんなに厳しいかというと、検索結果や広告として出てくる情報が、もし万が一、誤情報だったら非常にマズいですよね?だからです。
特に、人の人生に大きく関わる分野。たとえば、医療情報の誤情報が検索結果に出てきたら、それを読んで信じてしまい、誤った行動を起こして命を失う人が出てくるかもしれません。そのようなことは絶対に避けなければいけませんよね。
だから、人の人生に大きく関わる分野(医療、健康、お金、資産、法律など)の規制は非常に厳しいんです。
これらの分野のWEBマーケティングは、オウンドメディアに限らず、全般的に難易度が高いです(一般的なノウハウが使えない場合が多い)。なので、より慎重に検討するようにしてください。
関連記事
➡︎ YMYL系ジャンルとは何ですか?【この領域を避けるべき3つの理由】
オウンドメディアで満たすべき3つの重要ポイント(E-A-T)
オウンドメディアでは、以下のポイントを可能な限り満たす必要があります。これは、前項で述べた厳しいチェックや審査にも深く関連してくるポイントとなります。
オウンドメディアで満たすべき3つの重要ポイント(E-A-T)
- 専門性(Expertise)
- 信頼性(Trustworthiness)
- 権威性(Authoritativeness)
意味は、字の通りです。
- 専門性…その分野の専門家と呼べる人や組織が発信する専門性の高い情報であること
- 信頼性…その分野の専門家と呼べる人や組織が発信する信頼性の高い情報であること
- 権威性…その分野で権威あるポジションにいる人や組織が発信する情報であること
専門性・信頼性・権威性のレベル感は、分野によって様々ですが、たとえば、下記のような例はどう考えてもNGになります。専門性も信頼性も権威性もゼロだからです。
- 記事執筆者:医者でもない素人
- 記事内容:○○の症状によく効く食べ物5選
当たり前のことですが、プロなら専門性をもっと磨いていきましょう。プロなら責任を持って信頼できる情報を発信していきましょう。
でも、権威性を高める…は、ちょっと難しいですよね。私も権威性なんて全くありませんし…。なので、権威性については、ひとまず先送りで大丈夫だと思います(注:YMYL分野以外なら)。
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デメリットと注意点のまとめ
オウンドメディア6つのデメリットや注意点
- オウンドメディアはすぐに成果を得られない
- 見込み客リサーチが甘いと成果にはつながらない
- 基本的なSEO対策やライティングのスキルが必要
- オウンドメディアは1日でも早く始めた方が有利
- オウンドメディア戦略の難易度が高い分野(YMYL分野)
- オウンドメディアが満たすべき3つの重要ポイント(E-A-T)
オウンドメディアを活用したマーケティングを実践する場合は、メリットとデメリット、および、注意点、すべてを考慮した上で計画していきましょう。
オウンドメディアのメリット等に関するその他の質問
最後に、ここまでの説明に含められなかった、オウンドメディアのメリット等に関するその他の質問をいくつかまとめておきます。
- オウンドメディアの目的はどう設定すれば良いですか?
- オウンドメディア作成は安くできるメリットがあるということですが費用の目安は?
- オウンドメディアのメリットは自社媒体ではないSNSなどでも有効ですか?
- オウンドメディアの運用には十分なリソース(資金力や人員)が必要ですか?
オウンドメディアの目的はどう設定すれば良いですか?
オウンドメディアの目的は、“見込み客の獲得”という目的が断然おすすめです。とはいえ、さまざまな状況やケースがあると思うので絶対ではありません。
オウンドメディアの目的や役割については、下記の記事でまとめてあるので、そちらをご覧ください。
➡︎ オウンドメディアの【目的5パターン】役割や必要性も説明!
オウンドメディアは意味ない、オワコンだ、と聞いたのですが…
ご安心ください。オウンドメディアは、今後も非常に意味あるものですし、オワコンではありません。詳しくは下記の記事にまとめてあります。
➡︎ オウンドメディアは意味ない?【まだオワコンではない12の統計】
オウンドメディア作成は安くできるメリットがあるということですが費用の目安は?
オウンドメディアをWotdPress(ワードプレス)で作成するのであれば、だいたい月に1000円前後の費用が必要と思ってもらえれば大丈夫です。
オウンドメディアの作成にかかる費用については、下記の記事で詳しく説明しています。参考にしてください。
➡︎ オウンドメディア制作費用の目安【わずか月425円で構築する方法】
オウンドメディアのメリットは自社媒体ではないSNSなどでも有効ですか?
業種やターゲットによっては、自社媒体ではないSNSなどをオウンドメディア代わりにしてもメリットが有効となる場合があります。
ですが、SNS内のコンテンツは、あなたが投稿したものでも、すべて他社資産(SNS運営会社の資産)になってしまいます。厳しい利用規定や、いきなりのアカウント停止など、大きなリスクもあります。その点、十分に注意してください。
関連記事
➡︎ オウンドメディア12種類【一覧で特徴や役割をわかりやすく比較】
オウンドメディアの運用には十分なリソース(資金力や人員)が必要ですか?
オウンドメディアの運用には十分なリソース(資金力や人員など)が必要だと言われることがあります。
ですが、個人事業や小規模ビジネスなら、そこまでのリソースは必要ありません。業種やビジネスの内容、マーケティング戦略、目的、目標などによっても異なりますが、私のように1人でも実践していくことは十分に可能です。
まとめ
以上、オウンドメディアのメリット、デメリット、注意点などについて、お伝えしてきました。オウンドメディアが、大体どんなものか分かっていただけたでしょうか?
・・・
今まで自分でもやってきて思うのですが、オウンドメディアは、デメリットよりもメリットの方がだいぶ大きいと個人的には感じています。
私のようなミニオウンドメディアでも、個人事業レベルであれば、実際に十分な成果が得られていきます。
もし、あなたも、メリットの方が大きいと思われるのであれば、オウンドメディアを活用したマーケティングを始めてみてください。
関連記事
※ 始めてオウンドメディアを作るという方は下記の記事も参考にしてください。
➡︎ オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介
参考
オウンドメディア集客=ホームページ集客と見なす場合、まずは以下から学んでみてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』