デジタルマーケティングの手法と種類【わかりやすく説明】図解あり
デジタルマーケティングの手法と種類【わかりやすく説明】図解あり
更新日:2021年4月18日 筆者:Toshio Suzuki
要約
デジタルマーケティングの各種手法と種類について、わかりやすく説明していきます。ところどころ図解も載せていますので、初心者でも理解しやすいかと思います。自分に合ったデジタルマーケティング手法を見つけてください。
この記事は、
- デジタルマーケティングとは?
- デジタルマーケティングにはどんな手法や種類があるの?
- リアルやアナログのマーケティングを変えていきたい…
- デジタルマーケティングを始めていきたい
といったような、お悩みや要望のある、デジタルマーケティングの初心者の方へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことで、
- デジタルマーケティングとは何かが分かります
- デジタルマーケティングにはどんな手法や種類があるのかが分かります
- 自分に合ったデジタルマーケティング手法が見つかります
ぜひ、自分に合ったデジタルマーケティング手法を見つけて集客〜新規顧客獲得を目指してください。
【 目次 】
デジタルマーケティングの手法や種類
デジタルマーケティングの手法や種類について、初心者にも理解できるように、わかりやすく説明していきます。
この記事で取り上げるデジタルマーケティングの手法・種類を下記に一覧で記載しておきます。(詳しくは後述)
デジタルマーケティングの手法・種類一覧
- プル型デジタルマーケティング
- SEOマーケティング
- オウンドメディアマーケティング
- ブログマーケティング
- MEOマーケティング
- SNSマーケティング
- WEB広告マーケティング
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- SNS広告
- ディスプレイ広告(DSP広告)
- アフィリエイト広告
- SEOマーケティング
- プッシュ型デジタルマーケティング
- リストマーケティング(メールマーケティング)
- 個別メールマーケティング
- ステップメールマーケティング
- メルマガマーケティング
- LINEマーケティング
- 個別LINEマーケティング
- 公式LINEマガジンマーケティング
- 公式LINEステップマーケティング
- リストマーケティング(メールマーケティング)
- その他のデジタルマーケティング
- コンテンツマーケティング
- 電子書籍マーケティング
- 動画マーケティング
- IOTマーケティング
- PRマーケティング
- アプリマーケティング
デジタルマーケティングとは
まず、デジタルマーケティングとは何かを簡単に定義しておきます。
デジタルマーケティングの定義
デジタルマーケティングとは、アナログやリアル以外の連絡通信網、メディア、ツール、モノなどを活用するマーケティングの総称です。
たとえば、ほんの一例ですが、
- 連絡通信網(例:インターネット)
- メディア(例:WEBサイト,SNS)
- ツール(例:CMS,MA,ZOOM)
- モノ(例:パソコン,スマホ,デジタル看板)
などを活用したマーケティングをデジタルマーケティングと呼びます。
なので、デジタルマーケティングとは、WEBマーケティングやオンラインマーケティングなど全てを包括したような広い範囲を指すマーケティングのことだと思ってください。
デジタルマーケティングのメリットとデメリット
アナログやリアルのマーケティングと比較した場合のデジタルマーケティングのメリットとデメリットをまとめておきます。
デジタルマーケティングのメリット
デジタルマーケティングの主なメリットは下記の通りです。
- 簡単に全国展開できる
- 無人化・自動化できる
- 24時間365日稼働できる
- 修正や複製が簡単にできる
- 施策の結果が数値で分かる
- 自社・在宅で完結できる
※ 手法によっては当てはまらないメリットもあり
デジタルマーケティングのデメリット
デジタルマーケティングの主なデメリットは下記の通りです。
- ITリテラシーが多少必要
- WEBマーケティングノウハウが必要
- ハッカーやウィルスの脅威
※ 手法によっては当てはまらないデメリットもあり
デジタルマーケティングの類似用語との比較
デジタルマーケティングの類似用語として、WEBマーケティングやオンラインマーケティング、コンテンツマーケティングなどがあります。混乱するといけないので、これらも軽く説明しておきます。
全ての呼び名をイメージを図でざっくり表現すると、下記図のような感じです。
WEBマーケティングとの違い
WEBマーケティングは、デジタルマーケティングの中のWEB(インターネット上で標準的に用いられている文書や画像などを公開・閲覧できる仕組みのこと)を活用したマーケティングに閉じたものです。
わかりやすく言うと、各種WEBサイト(ホームページ,ブログ,SNS,etc)を活用したマーケティングです。
関連記事
➡︎WEB集客方法8種類を比較【メリットおすすめポイントを解説】
オンラインマーケティングとの違い
オンラインマーケティングは、デジタルマーケティングの中で、オンライン状態(インターネット通信状態)を要するマーケティングに閉じたものです。
各種WEBサイトの閲覧や、メール配信や、ZOOM商談など、これらは全てオンライン状態での使用となるので、オンラインマーケティングと呼べます。
関連記事
➡︎オンライン化のメリットとデメリット【脱リアルで現状打破】
コンテンツマーケティングとの違い
コンテンツマーケティングとは、有形・無形・デジタル・アナログ問わず、作成するもの(ブログ記事、動画、PDF小冊子、紙の小冊子、セミナー(オンラインもリアルも両方)など)を活用したマーケティングのことです。
ですが、インターネット時代の今、WEBコンテンツ(ブログ記事など)や動画コンテンツを充実させることをコンテンツマーケティングという場合が多いです。
関連記事
➡︎デジタルコンテンツ24種類を解説【今すぐ作れる商品一覧!】
ホームページとブログとSNSの違い
ホームページとブログとSNSなど、その違いがよく分かっていない…という場合は、下記の記事も参考にしてください。
➡︎ ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】
呼び名について
「この手法は、デジタルマーケティングだ、いや、WEBだオンラインだ」といったような議論は意味がありません。一応、上記では定義をしましたが、捉え方は人それぞれで構いません。
重要なことは、見込み客を呼び寄せ、顧客に展開することです。用語の認識が合っているかどうかなんて全く無意味です。
WEBページやインターネットやアプリやパソコンやスマホなど、活用できるものを活用して、顧客を獲得できるのであれば、呼び名は何でもOKです。
プル型デジタルマーケティング手法
それでは、デジタルマーケティングの各種手法についての説明に入っていきます。まずは、プル型のデジタルマーケティング手法からです。(もう一つプッシュ型というのがありますが後で説明します)
プル型を図で表現すると下記図のようなイメージになります。
プル型マーケティングとは、相手のアクションが起点になるマーケティングのことです。即ち、“待ち”のマーケティングです。
たとえば、
- ブログを公開 → アクセスが来るのを待つ…
- SNSに投稿する → 読まれてイイねを待つ…
- 広告を出稿する → 反応が起こるのを待つ…
といった感じです。
プル型のデジタルマーケティングでは、下記の手法を説明していきます。
- SEOマーケティング
- オウンドメディアマーケティング
- ブログマーケティング
- MEOマーケティング
- SNSマーケティング
- WEB広告マーケティング
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- SNS広告
- ディスプレイ広告(DSP広告)
- アフィリエイト広告
SEOマーケティング
SEOマーケティングとは、検索エンジン(Google検索やヤフー検索など)から自サイトにアクセスを集め、認知、注意、興味・関心、欲求、行動(登録や申込など)を喚起していくマーケティングです。
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化という意味です。
潜在顧客や見込み客に検索されるには、検索エンジンが表示する検索結果の上位に表示されないとクリックしてもらえません。
なので、検索エンジンに対しての最適化(=上位表示されるような工夫=SEO)が必要となってきます。
例)検索結果事例
検索キーワードにもよりますが、検索結果の上位に表示されるようになると、毎月、安定したアクセスが得られるようになり、毎月、安定した見込み客が無料で獲得できるようになります。
例)アクセス数事例
但し、この手法は、アクセスを集める記事コンテンツの作成にかかる時間やSEO対策にかかる時間など、成果を得るまでに、ある程度の時間が必要です。今すぐ集客したいといったケースではおすすめできません。
ですが、この仕組みは、完成すれば最強です。なので、一気ではなくコツコツと少しずつでも、取り掛かっていくことをおすすめしておきます。
SEOマーケティングの種類は、さらに下記に分類できます。
- オウンドメディアマーケティング
- ブログマーケティング
- MEOマーケティング
関連記事
検索順位の決定はGoogleのルール・基準に基づいて決定されます。その辺りのことは、下記の記事にまとめてあります。
➡︎ Google検索上位表示の条件とは?【31個をわかりやすく解説】
既にホームページやブログがある場合で、「なかなかGoogle検索に引っかからないなぁ…」という場合は、下記の記事をお読みください。
➡︎ ホームページをGoogle検索に引っかかるようにする【25の方法】
オウンドメディアマーケティング
オウンドメディアマーケティングとは、わかりやすく言い換えると、自分(自社)のホームページやブログなどを一種のメディア(専門雑誌、専門番組)のように活用したマーケティングのことです。
たとえば、料理番組で美味しい料理の作り方を詳しく解説し、その中で、この調味料は絶品です!と紹介すれば、視聴者は、その調味料が欲しくなったりします。
オウンドメディアマーケティングとは、この例と同じような効果を目指すマーケティング手法です。
上記の例をそのまま、オウンドメディアマーケティングに書き換えると、ホームページやブログにて、
- 美味しい料理の作り方に関するWEBページを公開
- 〔料理 美味しい コツ〕でアクセスを集め
- 調味料を使うことのメリットを提示
- 調味料の販売ページで販売
といったような流れを構築していきます。
単なるホームページ、単なるブログではダメなんです。SEOを意識しつつ、人に必要とされるオウンドメディアにしてください。
参考
➡︎ オウンドメディア12種類【一覧で特徴や役割をわかりやすく比較】
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
ブログマーケティング
ブログマーケティングとは、ブログにて、読者から共感や関心を得て、人柄や専門性を理解してもらい、ファンになってもらい、行動喚起を促すといった手法が一つ。
もう一つは、情報提供に重きを置いて、先ほどのオウンドメディアとしてのブログにして、行動喚起を促すといった手法です。この二通りがあります。
いずれもアクセスが必要ですので、SEOを意識した記事内容にしていく必要があります(アクセス獲得を広告やSNSメインにしない場合)。
関連記事
➡︎ブログ型ホームページおすすめ作り方ガイド【ワードプレス編】
MEOマーケティング
MEO(Map Engine Optimization)マーケティングとは、Googleマップを対象とした地図表示において最適化を図ることをいいます。(別名:ローカルSEO)
Google検索すると検索結果の先頭にマップが表示される場合があります。ここに表示させて、問い合わせや来店を狙うというマーケティング手法です。
例)検索結果(マップ表示)
MEOは、実店舗などを構えるビジネスの場合は必須の施策です。
MEOで主に主にやることは、
- 検索先頭にページタイトルに地名を入れる
- Googleマイビジネスを登録する
- 口コミを集める仕組を作る
などです。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、SNSに投稿して、知り合い、友達、フォロワー、を増やしていき、シェアやイイねを多く獲得し、あなたのファンを増やしていくマーケティング手法です。
SNSの代表的で有名なサービスは、
- アメブロ
- YouTube
などです。
アメブロはブログサービスですが、SNS要素が強いのでSNSに分類しています。その他、有名なところでは、LINEにもSNS要素がありますが、メッセージ通信のアプリなのでSNSからは外してあります。
その他のSNSについては、下記の記事で紹介しています。
SNS上で、信頼関係を築けたファンや友達は、あなたの言うことを聞いてくれやすくなります。たとえば、「今度、セミナーやりますけど、来ます?」「行きま〜す」みたいな感じでです。
「こんな記事を書きました♪」と投稿すれば、SEOに頼らずオウンドメディアにもアクセスを呼び込めるようになります。
但し、私のようにSNSが苦手だと疲弊していきます。高いコミュケーション力や、適切な図々しさ、多少のタレント性などが必要となってくる場合もあります。
➡︎SNS集客できない【私がとったSNSに頼らないある1つの方法とは?】
また、オウンドメディアと違って、SNSは自分(自社)の所有物資産にはなりません。規定に振り回されたり、アカウントがある日突然停止されることも多々あります。
SNS時代なのでSNSを無視することはできませんが、メインのマーケティング施策にSNSを利用するのは、かなり危険ということは覚えておいてください。
WEB広告マーケティング
WEB広告マーケティングとは、WEB上に広告を出稿して、あなたのオウンドメディアにアクセスを流入させたり、登録ページや申込ページ、販売ページにアクセスを流入させるマーケティング手法です。
オウンドメディアやSNSは無料でもやっていくことができますが、広告は有料です。
そのかわり、広告の場合は、出稿当日に結果を得られます。但し、それは良い結果とは限りません。広告がクリックされても登録や申込につながらなければ大赤字になることもあるので注意が必要です。
ですが、オウンドメディアやSNSは、良い結果も悪い結果も、結果が見えるまでに時間がかかります。それを考えると即日で結果が見えるWEB広告のスピードは有益です。PDCAも早くまわしていけます。
WEB広告を大きく分類すると下記の4種類に分類できます。
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- SNS広告
- ディスプレイ広告(DSP広告)
- アフィリエイト広告
検索連動型広告(リスティング広告)
検索連動型広告(リスティング広告)とは、Google検索などを行った場合に、検索結果の上部や下部に、まるで検索結果のように表示される広告のことです。
例)Googleの検索連動型広告(リスティング広告)
検索連動型広告(リスティング広告)は、検索キーワードと連動するので質の良い濃い見込み客にアプローチすることができます。
SNS広告
SNS広告とは、FacebookやInstagramのタイムラインに、まるで個人が投稿したかのように表示される広告のことです。
例)SNS広告
暇つぶしでSNSを見ている時に目に入ってくるので、見込み客の質は、検索連動型広告よりも落ちますが、コストパフォーマンス的にはSNS広告の方が良くなる場合もあります。
ディスプレイ広告(DSP広告)
ディスプレイ広告(DSP広告)とは、どこかのWEBサイトの横とか下に、そのサイトの一部のように表示される広告のことです。
例)ディスプレイ広告
ディスプレイ広告(DSP広告)は、さらに大きく2つに分類できます。
- アドネットワーク(GoogleのGDNやYahooのYDNなど)
- 純広告
アドネットワーク(GDN・YDN)
アドネットワークとは、どこかのサイト運営者がサイト内に広告枠を用意しておくと、そこに自動で広告が展開されるというものです。どこのどんなサイトに広告が表示されるかは確定されません。
アドネットワークは、GDN(Googleディスプレイネットワーク) YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)などが有名です。
純広告
純広告は、そのサイトの枠を一定期間独占して借りるといったイメージのディスプレイ広告です。期間にもよりますが広告枠を借りる費用は、何百万といったような高額の場合が多いです。
視聴率の良いテレビ番組の中の15秒を借りるといったようなテレビCMに似ていますね。なので、当然、アクセス数やページビューが多いサイトの枠の方が良いわけです(その分高額ですが)。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、どこかのサイト運営者(アフィリエイター)が、その人のブログ記事などの中で、あなたの商品などを紹介する形の広告のことです。成約に至った場合にのみ広告費が発生する成果報酬型という点が特徴です。
イメージ図)
アフィリエイト広告を出すには、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)への広告商品の登録が必要です。アフィリエイターと言われる人がその中から選んで紹介することで実現します。(直接アフィリエイターに交渉しても可)
代表的なASPには、
- A8.net
- もしもアフィリエイト
- バリューコマース
- afb(アフィb)
- アクセストレード
などがあります。
プッシュ型デジタルマーケティング手法
ここまで、プル型のデジタルマーケティング手法を説明してきましたが、ここからは、プッシュ型のデジタルマーケティング手法の説明です。
前段で説明したプル型は、こうでした↓
プッシュ型を図で表現すると下記図のようなイメージになります。
プッシュ型マーケティングとは、自分のアクションが起点になるマーケティングのことです。即ち、“届ける”マーケティングです。
たとえば、
- メールを届ける
- ステップメールを届ける
- メルマガを届ける
- 公式LINEでメッセージを届ける
といった感じです。
アナログのマーケティングでは、手紙や葉書などがプッシュ型に属します。
プッシュ型のデジタルマーケティングでは、下記の手法を説明していきます。
- リストマーケティング(メールマーケティング)
- 個別メールマーケティング
- ステップメールマーケティング
- メルマガマーケティング
- LINEマーケティング
- 公式LINEマーケティング
- 公式ステップLINEマーケティング
- 公式LINEマガジン
関連記事
➡︎プッシュ型営業のメリット、種類、やり方まで【やさしく簡単解説】
リストマーケティング(メールマーケティング)
リストマーケティングとは、自社で管理する、見込み客、および、既存顧客の情報(リスト)に対して、信頼関係の構築、育成を行い、その後、商品やサービスの提案やセールスを行なっていく方法です。
メール配信が中心になる方法なので、メールマーケティングとも言われます。
注意点としては、迷惑メールが多くなっているので、到達率や開封率が非常に悪化してきているということです。
但し、現在も主流のプッシュ型マーケティングです。安易にLINEなどに乗り換えると失敗する場合があります。
リストマーケティング(メールマーケティング)の種類を、もう少し細かく分類すると、
- 個別メールマーケティング
- ステップメールマーケティング
- メルマガマーケティング
の3つに分類できます。
個別メールマーケティング
ここでのメールマーケティングとは、見込み客や顧客に送る個別のメールを使ったマーケティングのことです。
イメージ図)
メッセージは、そのターゲットだけに向けた個別のものにするのが最強です。「あなたのことを本気で心配し考え思っていますよ」ということを伝えてください。
ステップメールマーケティング
ステップメールマーケティングとは、事前に用意してあるメール文面を数回に渡って自動で届けていき、信頼関係を築いていきながら、興味・関心、欲求、行動(登録や申込など)を喚起していくマーケティング手法です。
イメージ図)
ステップメールは、たとえば、
- 1通目:自己紹介
- 2通目:ベネフィットの提示
- 3通目:ノウハウの一部提供
- 4通目:提案
みたいな台本を組んでおくと、その通りの順番で自動で送られていきます。
メルマガマーケティング
メルマガマーケティングとは、見込み客に向けて、毎日、週3回、毎週など、定期的にお役立ち情報をメールで配信していくマーケティング手法です。
ゆっくりと見込み客との信頼関係を築いていき、ゆっくりと注意、興味・関心、欲求、行動(登録や申込など)を喚起していくマーケティング手法です。
関連記事
➡︎メルマガ配信のやり方【初心者向けガイド:図解付き簡単解説】
リストマーケティングの始め方やコツ
リストマーケティングのメリット、デメリット、やり方などについては、下記の記事で詳しく説明しています。
➡︎ リストマーケティングとは?やり方は?【7ステップで簡単に!】図解例あり
リスト獲得用ページ(ランディングページ(LP))については下記の記事を参考にしてください。
➡︎ ランディングページ15の鉄則ポイント【見込み客獲得編】
LINEマーケティング
LINEマーケティングとは、LINEを送り届けることによって、注意、興味・関心、欲求、行動(登録や申込など)を喚起していくマーケティングです。
LINEは個人用のLINEではなく、公式LINE(旧LINE@)を用います。
➡︎公式LINE(LINE for BUSINESS 公式サイト)
LINEだと、メールより親しみ感のあるメッセージを送れるので、業種や使い方によっては、メールマーケティングよりも効果が早く出る場合があります。
LINEは、メールよりも到達率や開封率が圧倒的に良かったのですが、皆がLINEマーケティングをやり始めてしまったので、ここ最近(2021年)開封率が大きく落ちてきました。既読スルーもどんどん増えています。
また、メールはインフラですが、LINEは企業が運営する単なる一つのサービスです。様々な規定もあり、ある日突然アカウント停止で顧客リスト全滅となることもあります。要注意です。
公式LINEマーケティングの種類は、メールマーケティングと同様で、
- 個別LINEマーケティング
- 公式LINEステップマーケティング
- 公式LINEマガジンマーケティング
の3つに分類できます。
個別LINEマーケティング
メールがLINEに変わっただけです。
ですが、吹き出しトークという雰囲気もあり、メールより信頼関係は早めに構築していける場合が多いです。
公式LINEステップマーケティング
ステップメールが公式LINEに変わっただけです。
但し、LINEの場合、長文は適していないので、LINEだけだと目的(注意、興味・関心、欲求、行動(登録や申込など)の喚起)を達することは難しいです。
なので、LINEメッセージにWEBコンテンツや動画コンテンツへのリンクを貼って、濃い情報を提供するようにしてください。
公式LINEマガジンマーケティング
メールマガジンが公式LINEに変わっただけです。
但し、メールの場合と違ってLINEの場合は、毎日毎日送られてくると、嫌がられてブロックされやすいです。メッセージの内容が薄いと特にブロックされやすくなります。だからといって長文だと嫌がられます。
なので、ステップLINE同様、LINEトークメッセージにWEBコンテンツや動画コンテンツへのリンクを貼って、濃い情報を提供するようにしてください。
その他のデジタルマーケティング手法
私の判断では、プル型、プッシュ型にビシっと分類できなかった、その他のデジタルマーケティング手法について説明していきます。
その他のデジタルマーケティング手法
- 電子書籍マーケティング
- 動画マーケティング
- IOTマーケティング
- PRマーケティング
- アプリマーケティング
電子書籍マーケティング
電子書籍マーケティングは、Kindleなどで自作の電子書籍を出版し、書籍内から、WEBサイトの登録ページや申込ページに導くマーケティング手法です。
但し、最近は誰でも出版できるので、電子書籍は溢れかえっています。なので、単に出版するだけでは成果は得られなくなっています。
マーケティングのためのマーケティング、書籍に対するマーケティングが先に必要になったりするので、その点、留意してください。
動画マーケティング
動画マーケティングとは、これまでのテキスト(文章)ベースだったコンテンツ(WEBサイトや広告など全てのコンテンツ)を動画にしたものです。
販売者の顔、声、表情、動き、熱量、など、相手に伝わる情報量が何倍にも増えるので、反応もテキスト(文章)ベースより得やすくなります。
欠点としては、動画コンテンツ内容に修正が発生する場合です。テキスト文章であれば、1文変えるのは数秒で完了しますが、動画だと編集し直しや撮影し直しという大きな手間がかかります。
とはいえ、動画を使うことのメリットは明らかなので、無視はできません。
IOTマーケティング
IOT(Internet of Things)マーケティングとは、モノのインターネットを使ったマーケティングという意味です。
今はWEBだけでなく、あらゆる物品にインターネット通信機能が組み込まれており、パソコン、スマホ、iPad、などの端末間だけでなく、
- スマホ ←→ モノ ←→ 顧客
- サーバ ←→ モノ ←→ 顧客
といったような通信が可能となっています。
分かりやすい例としては、よく街でも見かけるデジタル看板(デジタルサイネージ)です。これもIOTマーケティングに分類されます。
PRマーケティング
PRマーケティングとは、PRTIMESなどのプレスリリース、ニュースリリース配信サービスを介して、オウンドメディアで発信したコンテンツなどをPRすることです。
➡︎PRTIMES(プレスリリース、ニュースリリース配信サービス)
PRは、あくまでもコンテンツありきです。メインではなく各デジタルマーケティング施策に対する補助的なマーケティング手法として捉えておきましょう。
アプリマーケティング
アプリマーケティングとは、自社サービス用の専用アプリをスマホにダウンロードしてもらい、そのアプリでお知らせや顧客とのやり取りを行っていくというマーケティング手法です。
既に多くの企業が専用アプリを用意していますが、オリジナルのアプリを開発するには、何百万、何千万という費用が必要です。
なので、私たちのような、個人事業主や中小零細は、普通にWEBサイトやメールやLINEなどを活用していけばOKです。
2ステップマーケティング手法
以上、ここまで、可能な限り、デジタルマーケティングの種類を説明してきましたが、デジタルやリアルに閉じず、絶対に知っておくべきマーケティング手法というものがあります。
それは、
2ステップマーケティング
です。
2ステップマーケティング(または2ステップセールス)は、簡単に言うと、「一発目でメインの商品を売り込むな!」ということです。
名前の知られていない商品を、顔も名前も知らないあなたから買う理由は一つもありません(たとえ、素晴らしい商品でも。たとえ、あなたに素晴らしい技術力があっても。)
なので、
- ↓見込み客との出会い(アクセスやSNSや広告など)
- ↓信頼関係構築
- ↓無料プレゼント
- ↓信頼関係構築(メールやLINEなど)
- ↓お手軽商品を販売(ステップ1)
- ↓信頼関係構築
- ↓メイン商品を販売(ステップ2)
といったように、信頼関係を築きながら、2段階で商品を売っていく必要があります。
この流れを無視すると、どのデジタルマーケティング手法を使っても、どんなに頑張っても、全く成果は得られません。もちろん、アナログやリアルマーケティングでも同じです。
2ステップマーケティングは、売上まで遠回りと思う人もいるかもしれませんが、1ステップで売ろうとするより、圧倒的に近道です。
2ステップマーケティングを忘れないでください。
デジタルマーケティングおすすめのやり方
ここまで、多くのデジタルマーケティング手法と種類をお伝えしてきたので、どれをやれば良いのか分からないという人もいるかと思います。
なので、まずは、この型でデジタルマーケティングを始めてみてはどうでしょうか。という案を出しておきます。
案というか、私や私のクライアントさんが実際にベースにしているやり方です。参考にしてください。
デジタルマーケティングのプロセス7ステップ
- デジタルマーケティングの目的目標を明確にする
- 無料のデジタルコンテンツを用意する
- リスト登録用のWEBページ(LP)を用意する ※1
- 検索やSNSやWEB広告よりアクセスを集める
- プッシュ型マーケティングで見込み客と信頼関係を築く
- デジタル商品又はオンラインサービスを販売し売上を得る ※2
- 検証、分析、改善を繰り返す
※1:リスト登録用のLP(ランディングページ)に関する記事
※2:商品の作り方に関する記事
➡︎フロントエンド商品の作り方【5ステップで初心者向け簡単に】
➡︎バックエンド商品の作り方【7ステップで初心者向け簡単に】
デジタルマーケティングおすすめのツールやソフト
デジタルマーケティングで活用できるツールやソフトは、無料のものだけでも山ほど存在します。有料のツールやソフトを加えると、とてもまとめられる量ではありません。
とはいえ、デジタルマーケティングを実践していくとなると、ツールやソフトは避けれません。
ということで、ここでは、私や私のクライアントさんが、実際に、デジタルマーケティングで活用しているツールの中から、主要なものをおすすめとして掲載しておきます。参考にしてください。
デジタルマーケティングおすすめのツールやソフト
- 端末 ➡︎ iPadかパソコン+スマホ
- WEBサイト(ホームページやブログ)の作成 ➡︎ WordPress(ワードプレス)
- PDFコンテンツの作成 ➡︎ Keynote,Pages,PowerPoint,Word
- SEOに関する各種ツール ➡︎ (下記関連記事参照)
- WEB広告 ➡︎ Facebook広告,Instagram広告など
- メール自動配信 ➡︎ オートビズ
- LINE配信 ➡︎ 公式LINE
- 検証や分析 ➡︎ Googleサーチコンソール, Googleアナリティクス,表計算(ExcelやNumbers)
この他、デジタルコンテンツの販売プラットフォームや、電子契約締結サービスなどがありますが、現在、何が一番おすすめなのか精査中なので、おすすめからは外してあります。コレはおすすめできる!と確信したら、上記に付け加えます。
関連記事
➡︎ホームページのアクセス数を増やすツール【おすすめ46選】無料
デジタルマーケティング戦略成功ポイント
デジタルマーケティングには色々な手法や種類がありますが、成功するマーケティングの基本中の基本である3つ要素を忘れないでください。
マーケティング基本の3要素
- 誰に
- 何を
- どうやって
この3つの内、最後の3つ目の「どうやって」が「手法」です。
最初の2つの「誰に」「何を」が誤っていたり、ズレていたり、ぼやけていたりすると、どんなに良い「手法」を選択しても、どんなに頑張っても、成果は出ません。
成果が出ない場合、「手法」に目を向けるのではなく、先に「誰に」「何を」に目を向けるようにしてください。
「誰に」「何を」が、定まってから、デジタルマーケティングの検討に入ってください。
まとめ
デジタルマーケティングの手法・種類一覧
- プル型デジタルマーケティング
- SEOマーケティング
- オウンドメディアマーケティング
- ブログマーケティング
- MEOマーケティング
- SNSマーケティング
- WEB広告マーケティング
- 検索連動型広告(リスティング広告)
- SNS広告
- ディスプレイ広告(DSP広告)
- アフィリエイト広告
- SEOマーケティング
- プッシュ型デジタルマーケティング
- リストマーケティング(メールマーケティング)
- 個別メールマーケティング
- ステップメールマーケティング
- メルマガマーケティング
- LINEマーケティング
- 個別LINEマーケティング
- 公式LINEマガジンマーケティング
- 公式LINEステップマーケティング
- リストマーケティング(メールマーケティング)
- その他のデジタルマーケティング
- コンテンツマーケティング
- 電子書籍マーケティング
- 動画マーケティング
- IOTマーケティング
- PRマーケティング
- アプリマーケティング
関連記事
▼ホームページ集客入門
ホームページを活用した集客を勉強したい方へ。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
追伸)
デジタル、インターネット、WEBの力で、あなたのビジネスを飛躍させ、かつ、安定させてください。
特にひとり事業を営む場合、デジタルマーケティングは必須の時代です。デジタルマーケティングは、今現在では、プログラミングなどの技術スキルも不要で実施していけます。誰でも取り組んでいけます。
たとえば、私の場合、パソコンが苦手ですが、iPadという扱いやすいツールを使ってデジタルマーケティングを実践できています。
敷居は下がっています。
ぜひ、あなたもデジタルマーケティングにトライしてみてください。