メルマガ配信のやり方【初心者向けガイド:図解付き簡単解説】
更新日:2022年6月17日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
メルマガ配信のやり方【初心者向けガイド:図解付き簡単解説】
要約
メルマガ配信に初めてチャレンジする方へ向けて、メルマガ配信のやり方やコツ、注意点などをまとめてあります。
主な内容
- メルマガ配信の事前準備をする
- メルマガ配信有料ツールを契約する
- メルマガ配信ツールの設定を行う
- メルマガ読者リストを集める
- メルマガを書く
- メルマガを配信する
- メルマガ配信の注意点
- メルマガ配信を継続するコツ
- メルマガ配信よくある質問
この記事は、
- メルマガ配信に挑戦してみたい…
- メルマガ配信のやり方が分からない…
- メルマガ配信のやり方を教えてほしい!
といったような、お悩みや要望がある、メールマーケティングに挑戦するのが初めてという、初心者の方向けてまとめています。
この記事を読むことによって、
- メルマガ配信のやり方や流れが全て分かります。
- メルマガ配信のコツや注意点なども分かります。
- おすすめのメルマガ配信ツールも分かります。
実際、私自身、ここ数年ずっとメルマガ配信を続けています。その経験から分かったことなどもお伝えしていくので、ぜひ参考にしてください。
メルマガ配信のやり方について、書けることを全てを書いたつもりなので、ちょっと長い記事になっていますが、必ずしも一気に読む必要はありません。必要な時に必要な箇所を読んでみるでもOKです。
【 目次 】
メルマガ配信のやり方:初心者向けガイド
あなたが今、メルマガ配信のやり方をまとめた、この記事を読んでいるということは、きっと何らかのビジネスをされているのだと思います。
ビジネスをされているあなたが、メルマガ配信を始めることは大正解です。
十分な売上を安定的に得ている人は、ほぼ全員メルマガを配信しています。それは昔も今もです。だから大正解です。
最近は、開封率の良いLINEが台頭してきましたが、LINEには危険性もあります(詳しくは後述)。なので、やはりメルマガ配信は今も必須です。
「メルマガ配信のやり方」は、以下の項目で説明していきます。保存版となる内容にするつもりで、まとめました。
メルマガ配信のやり方
- メルマガ配信の事前準備をする
- メルマガ配信有料ツールを契約する
- メルマガ配信ツールの設定を行う
- メルマガ読者リストを集める
- メルマガを書く
- メルマガを配信する
- メルマガ配信の注意点
- メルマガ配信を継続するコツ
- メルマガ配信よくある質問
順に説明していきます。
メルマガ配信の事前準備をする
まずは、メルマガを配信する前に、重要な事前準備を済ましておいてください。事前準備とは以下の通りです。
- メルマガ配信の目的を明確にする
- メルマガ配信のターゲットを明確にする
- メルマガ配信のテーマを明確にする
- メルマガの配信間隔を決める
説明していきます。
メルマガ配信の目的を明確にする
メルマガ配信の目的を明確にしてください。
ですが、一番の目的はもう決まっています。あなたが、あらためて考える必要はありません。メルマガ配信の目的は、
- 信頼関係の構築
- 見込み客教育
の2つです。
これ以上でもこれ以下でもありません。メルマガ配信の目的は、信頼関係の構築と見込み客の教育、これが一番です。
もちろん、メルマガ上で、あなたの商品を紹介したり、セミナーに集客したり、その他の告知や宣伝やセールスすることも目的の一つとして構いません。ですが、信頼関係の構築と見込み客教育が何よりも一番重要です。一番先です。
関連記事
メールマーケティングなど、リストマーケティングの基本的な目的や重要性については、下記の記事で詳しくまとめています。
➡︎ リスト取りの目的や重要性を物語で解説【ビジネス安定化の方法】
メルマガ配信による信頼関係の構築
信頼関係が構築されていかなければ、あなたの商品がメルマガ上で紹介されても、誰も興味を持ちません。
売り買い、取り引き、コンサルとクライアント、…。ビジネスは結局は、人と人とのやり取りです。人は目の前に、どんなに最高の商品を差し出されても、信頼関係が築けていない人からは買いません。
なので、メルマガ配信の一番の目的は、信頼関係の構築だということを、絶対に忘れないようにしてください。
メルマガ配信による見込み客教育
見込み客(もしくは潜在顧客)の多くは、無知です。勘違いしています。思い込みをしています。誤った情報を仕入れています。なので、知らないことを教えてあげて、間違いを訂正し正しいことを教えてあげる必要があります。
間違った価値基準を正しい価値基準にしてあげないと、あなたやあなたの商品やサービスのことも正しく評価できません。すると、結果…売れない…売上にはつながらない…となってしまいます。
メルマガでは教育もしていきましょう(偉そうに頭ごなしの教育はもちろんNGです)。
メルマガ配信のターゲットを明確にする
メルマガ配信は、心を込めたお手紙と一緒です。誰に渡すか、誰に読んでもらうかが明確に見えてなければ、薄っぺらくぼやけた内容になってしまいます。
薄っぺらくぼやけた内容のメルマガなら、購読解除されてしまいます。解除されないとしても信頼関係はとても築いてはいけないでしょう。
なので、メルマガ配信のターゲットを明確にしておいてください。号によってターゲットを細分化したり多少変えても構いませんが、ベースとなるターゲットは明確にしておいてください。
もちろん、ターゲットは、あなたの商品を買う可能性のある見込み客となる人です。当然ですが、忘れないようにしてください。
メルマガ配信のテーマを明確にする
メルマガを配信するターゲットが決まっていれば、テーマは必然的に、
- ターゲットの悩みを解決する情報
- ターゲットの願望を叶える情報
- ターゲットの知りたい情報
- ターゲットが知るべき情報
などになってくると思います。
書く内容は、その都度決めていきますが、大きなテーマは明確に決めておきましょう。必ず、読者のためになるテーマにしてください。
とはいえ、たまにであれば、読者の役に立たない、あなたプライベート談なども差し込んでOKです。あなたの自己開示によって信頼関係構築の目的には有効だったりするので問題ありません。
メルマガの配信間隔を決める
メルマガの配信は、毎日なのか、週2〜3通なのか、週1なのか、メルマガの配信間隔、曜日、配信時間などは、予め決めておいてください。
その気になった時だけ、何か伝えたいことがあった時だけ、といったようなバラバラに送るメルマガ配信はしないでください。
不定期に発行される雑誌なんてありませんよね。日刊なのか、週刊なのか、きちんと決まっています。メルマガも同じです。
また、配信ペースと配信日時が決まっていれば、購読率も良くなります。ある程度の中毒性も生まれます。
なので、メルマガの配信間隔、曜日、配信時間などは、予め決めておくようにしてください。そして、それを守ってください。
メルマガ配信有料ツールを契約する
メルマガがを運用・配信していくには、メルマガ配信ツール(メルマガ配信システム、配信スタンド、配信サービスなどとも言います)が必須です。
工夫すれば、普通のメールソフトを駆使して手動でもメルマガ配信はできるかもしれませんが、メルマガ配信ツールを使わないと、現実的にはメルマガの運用は無理です。
有料のきちんとしたメルマガ配信ツールを使ってください。メルマガ(メールリスト)は、あなたの貴重な財産・資産になります。ツールに限らずですが、ビジネス上で重要なものには節約などせず投資していくようにしましょう。
メルマガ配信有料ツールおすすめ
私が初心者におすすめするメルマガ配信ツールは「オートビズ」です。
この「オートビズ」は、非常に有名で、既に多くの使用実績があります。安心安全です。必要な機能も揃っており、初心者にも使いやすいツールです。
もちろん、私も使っています。でなければ、おすすめしません。また、周りでもよく使われています。全く問題なくメルマガ配信運用やステップメール運用などを行なっていけます。
オートビズの評判・料金・口コミ・使い方などは、以下の記事で説明しています。
➡︎【実録】オートビズの評判や料金や口コミ【使い方や画面も紹介】
メルマガ配信無料ツールの是非
無料のメルマガ配信ツールもありますが、おすすめしません。理由は、先ほども述べたように、メルマガリストとは財産・資産だからです。
そして、メルマガ配信は、あなたのビジネス活動、マーケティング活動の中核になっていきます。利益を生み出していきます。
生半可な気持ちの節約思考で、メルマガ配信ツールを選定しないようにしてください。
WordPressメルマガ配信プラグインの是非
WordPressをお使いの場合、メルマガ配信プラグインを使うという手もありますが、プラグインは、おすすめしません。理由は、安定性に欠けるからです。詳しくは下記の記事でまとめてあります。
➡︎ WordPressメルマガ配信プラグインおすすめしない【3つ】の理由(準備中)
メルマガ配信費用
メルマガ配信に必要な費用は、メルマガ配信ツールの月々の使用料のみです(初期費が少しだけ必要なサービスもあります)。高額なものはありません。
ここで、おすすめしているメルマガ配信ツール「オートビズ」の場合は、人気のライトプラン(注:スーパーライトプランではありません)で月2934円(年間契約時)ほどです。
これなら負担なく利用していけます。
メルマガ配信費用対効果
ここで、メルマガ配信の費用対効果をかるく説明しておきます。
メルマガ配信コスト
メルマガ配信ツールを活用して、メルマガリスト1000人が溜まったとします。月に10回配信するとします。使用しているメルマガ配信ツールは月3000円の使用料だとします。その場合の費用合計は、
- 1ヶ月:1000人 × 10通 = 1万通
- 1年:10000通× 12ヶ月 = 12万通
- 1年間の費用は3000円×12ヶ月=3万6千円
となります。
仮にこれをアナログのニュースレターやハガキにするとどうなるでしょうか?
紙代、印刷代、コピー代、切手代、郵便局へ行く手間暇……仮に1通あたりのコストを80円とすると、
- 80円 × 12万通 = 960万円
となってしまいます。
コストパフォーマンスが圧倒的に良いことが分かります。
メルマガ配信マーケティング費用対効果
メルマガ配信ツールを活用して、メルマガリスト1000人が溜まったとします。その後、メルマガ配信ツールを活用してメルマガ配信を1000人にしていきます。
そこから、フロントエンド商品を10%の読者、そこからバックエンド商品(20万円)を50%の読者が契約。という流れが作れたとします。
1000リスト × 10% = 100人
100人 × 50% = 50人
50人 × 20万円 = 1000万円
メルマガ配信ツールにかかる費用は、月3000円程度であれば、年間でも3万円とちょっとです。例では売上1000万としましたが、年間10万円の売上でも十分に元は取れますね。
ただし、メルマガ配信を活用して、売上を上げていくには、どれだけメルマガ読者と信頼関係を構築していけるか?どれだけ教育できるか?で大きく変わってきます。あなたの商品コンセプトやセールススキルなどでも大きく変わってきます。そこは認識しておいてください。
メルマガ配信を始めれば、誰でも効果が出るわけではありません。きちんと、マーケティングを実施した場合のみ効果が出ます。お間違いなく。
メルマガ配信プラグインはおすすめしません(WordPressの場合)
WordPressと連携させるメルマガ配信ツールとしては、WordPressのメルマガ配信プラグインというものがいくつかあります。ですが、不安定な運用になる可能性があるので避けてください。
詳細➡︎ WordPressメルマガ配信プラグインおすすめしない【3つ】の理由
やはり、ビジネスやマーケティングの核となるメールマーケティング(リストマーケティング)には、安定性の高い専門の有料メール配信システムを活用するようにしてください。
メルマガ配信ツールの設定を行う
メルマガ配信ツールを契約したら、最短1日でメルマガ配信が始められます。まずは、基本的な設定を行なっていきます。
と言っても、難しいものではありません。
私や私のクライアントさんが使用している「オートビズ」というメルマガ配信ツールを例に説明すると、
- シナリオ作成
- 登録ページ作成
- 内容確認ページ作成
- 完了ページ作成
- 返信メール作成
が設定作業です。おそらく、他のメール配信ツールも似たようなものだと思います。
「オートビズ」を例として簡単に説明していきます。
シナリオ作成
「オートビズ」の場合、シナリオを何種類も運用できます。シナリオとは、その企画やプロモーションの定義、タイトルのような位置付けです。
登録ページ作成
登録ページとは、メールアドレス登録フォームページのことです。即ち、入り口です。
下記は「オートビズ」で作成できる登録ページ(登録フォーム)の例です。
内容確認ページ作成
内容確認ページとは、入力内容に誤りがないか確認していただくページです。
下記は「オートビズ」で作成できる内容確認ページの例です。
完了ページ作成
完了ページとは、「ご登録ありがとうございました。」などを表示するページのことです。
下記は「オートビズ」で作成できる完了ページの例です。
返信メール作成
返信メールとは、登録後に自動で返信するメールです。無事に登録されたことや、最初のご挨拶などを書いて事前に用意しておきます。
下記は「オートビズ」の送信メールの内容を書き入れる画面の例です。
メルマガ読者リストを集める
登録フォームなどの設定が終わったら、いよいよ集客です。メルマガ読者リストを集めていきます。
が、しかし、、、
このメルマガ読者リスト集めが大変です。当然、黙っていてもリストは集まりません。何か仕掛けていかないと読者リストは集めることはできません。
メルマガリストを集める主な方法は下記の通りです。
- リアルでメルマガ読者リストを集める
- SNSでメルマガ読者リストを集める
- 検索からメルマガ読者リストを集める
- 広告でメルマガ読者リストを集める
リアルでメルマガ読者リストを集める
交流会やコミュニティ、知り合えた方々に、あなたメルマガの存在、登録するメリット、メルマガ告知ページ、登録フォームのURLなどを伝えてください。
SNSでメルマガ読者リストを集める
SNS(Facebook、Twitter、YouTube、アメブロなど)を行なっている場合は、投稿で、あなたメルマガの存在、登録するメリット、メルマガ告知ページ、登録フォームのURLなどを伝えてください。
(ちなみに、私はSNSが苦手な方なので、SNSからメルマガ読者リストは集められていません)
検索からメルマガ読者リストを集める
ホームページやブログを持っている場合は、登録フォームと連動するメルマガ告知ページを用意しておいてください。
検索からのアクセスを増やし、そのメルマガ告知ページに流す動線が作れたら、毎月安定的にメルマガ登録者が溜まり続けていきます。
参考)ちなみに、私は主にこの方法でメルマガ読者リストを集めています。
下記は、私のとあるメルマガの読者リストの推移グラフです。99%検索からのアクセス経由で獲得できています。
広告でメルマガ読者リストを集める
ここまでは、ほぼ無料で行うメルマガ読者リストの集め方でしたが、リストを早く集めたい場合は、お金を使ってください。すなわち、広告に投資してくださいということです。
Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告、Instagram広告、YouTube広告、アフィリエイト広告、など、ウェブ広告がおすすめです。
メルマガを書く
メルマガ読者リストが1人でも登録してくれたら、すぐに、メルマガの執筆と配信を開始してください。たとえ読者がたった1人でもです!
なぜなら、何人集まってから…なんて言っていると、いつまでたっても始められないからです。
それに、たった1人でも、見ず知らずのあなたに興味を持って登録してくれたのなら大切にすべきではないでしょうか?しかも、最初に登録してくれた人です。大切にしましょう!
だから、すぐに配信を始めてください。
ここでは、メルマガを書く8つのポイントをお伝えしておきます。必ず以下を守って書いてください。
メルマガ執筆8箇条
- 専門性のある内容を書く
- 出し惜しみせずに書く
- 1配信1テーマ
- オリジナリティのある内容を書く
- やさしく分かりやすく書く
- 見やすく読みやすいように書く
- つまらない件名にしない
- 万人ウケしなくていい
参考)
もしかしたら、上記に当てはまらず不合格…かもしれませんが、以下は私のメルマガのとある号をブログに転記したものです。
➡︎メルマガ例(【重要】オンライン化で失敗するたった1つの原因)
参考)
メルマガ配信ツール「オートビズ」の場合は、以下のような画面でメルマガを書いていきます。
専門性のある内容を書く
メルマガは専門性のある内容を書いてください。
ですが、知ったかぶりはNGです。読み手は、あなたより経験も知識もありません。あなたが書けることを書けばOKです。背伸びする必要はありません。
今現在のあなたが教え語れられる専門性で十分です。
出し惜しみせずに書く
企業秘密的なこと以外は、変に出し惜しみせず、全てメルマガで書き伝えてください。
でないと信頼関係なんて構築できません。ギブ&ギブの精神で配信してください。その結果、利益となって返ってきます(返報性の原理)。
それに、何も与えてくれない人には、いずれ興味を失っていきます。いずれメルマガ解除につながっていきます。
どんどん与えていきましょう(企業秘密的なこと以外)。
1配信1テーマ
メルマガ配信は、シンプルに1配信1テーマとしてください。
出し惜しみせずにと言いましたが、1回の配信で、あれもこれもと多岐に渡って書くと、とても分かり難くなり、何が言いたいのか読み手は混乱してしまいます。
あれもこれもではなく「今日は○○についてお伝えしていきますね」とシンプルにテーマを絞って配信していくようにしてください。
オリジナリティのある内容を書く
メルマガには、オリジナリティのある内容を書いてください。
たとえば、本を読んだ内容を要約してそのまま伝えるようなことはしないでということです。
本を読んだ内容を書くこと自体はOKです。でも、その内容を自分に当てはめるとどうなのか?自分の考えはどうなのか?応用するとこんなアイデアも?など、自分の発想と言葉で伝えるようにしてください。
でないと、読んでいても本当につまらない内容になってしまいます…。たとえ役立つ内容でも、人は、つまらないと読みません。
自分の人間性も出していき、オリジナリティのある内容にしてください。
やさしく分かりやすく書く
メルマガには、とにかく、やさしく分かりやすく書いてください。
あなたは何かの専門家や先生だとしても、読み手は、まだまだ無知です。
専門用語やカタカナ語や難しい日本語を使う意味って何かあるのでしょうか?偉そうに見られたい?見栄?自慢?
……何の意味もありませんよね。読み手が苦痛になることはやめましょう。
見やすく読みやすいように書く
メルマガは、とにかく、見やすく読みやすいように書いてください。
メルマガは、ビジネスメールとは違います。ニュース記事とは違います。ましてや論文でもありません。
1文が長い、改行も少ない、見出しもない、お堅い言い回し、結論がなかなか出てこない…など。こういうメルマガは、内容以前の問題で読む気が失せてしまいます。
基本は、対話形式で書くようにしてください。読者と対話しているつもりになって、対話調で書いていくと、読みやすくなります。
見やすく読みやすいように書いていきましょう。
つまらない件名にしない
配信するメルマガの件名は、つまらない件名にしないでください。
なぜなら、つまらない件名だと内容もつまらないと思い、読者は開封しないからです。
メール受信ボックスでは、基本、メールの件名しか見れません。なので、件名だけで開封率はガラっと大きく変わります。
たとえばですが、
- 「メルマガ配信のやり方について」×
- 「【保存版】顧客信頼度が10倍アップするメルマガ配信のやり方」◎
上記のどちらが多く開封されると思いますか?
後者ですよね。
メルマガが開封されるかされないは、件名次第、件名が全てと言ってもよいくらい重要です。
万人ウケしなくていい
100人中100人に好かれることは不可能です。
なので、万人ウケしようと頑張らないでください。ありのままの自分で書くようにしてOKです。
100人中半分の50人は、メルマガに書いた内容にムカつく人が出てくるかもしれません。でも残りの50人が「イイね」と言ってくれていれば大々成功です。
考え方としては、100人中たった1人が「イイね」と言ってくれたらOKという考えで良いです。でも、この比率だと完全に私は心折れます。あくまでも考え方としてならOKということです。
万人ウケを狙っていると、自然とオリジナリティも薄くなり、主張も弱くなり、結果的に全員を失うことにもなりかねません。
とにかく全員に好かれるなんて100%無理です。なので、ありのままの自分で書くようにしてください。
メルマガを配信する
メルマガ原稿を書いたら、いよいよ配信です。
メルマガ配信の手順は下記の通りです。とても簡単です。
- 配信先グループを設定
- 配信予定日時を設定
ここも「オートビズ」を例にして説明していきます。
配信先グループを設定
メルマガを配信するメルマガ読者リストグループを選択します。
「オートビズ」の場合はこんな感じです。オートビズの場合はシナリオ単位(複数シナリオ選択可)で設定します。
配信予定日時を設定
配信予定の日時を設定します。もちろん、即配信も可能です。
「オートビズ」の場合はこんな感じです。
あとは放っておけば、メルマガ配信ツールが自動で勝手にスケジュール通りに配信してくれます。
メルマガ配信の注意点
ここで、メルマガ配信時の注意点をいくつかお伝えしておきます。
- 許可なく勝手に配信しない
- 簡単自動解除の仕組みを用意しておく
- メルマガで売り込まない
許可なく勝手に配信しない
たまに、名刺交換しただけで、こちらの許可も得ず、名刺からメールアドレスをリスト化して、勝手にメルマガを送りつけてくる人がいます。
それはしないでください。法的には名刺交換で得たメールアドレスにメルマガを送っても良い(特定電子メール法)ということになっていますが、普通にマナー違反です。
自分がやられて嫌なことは、やらないようにしましょう。相手の気持ちを考えましょう。
簡単自動解除の仕組みを用意しておく
メルマガ購読の解除リンクを毎号必ず入れておくようにしてください。これは法的事項(特定電子メール法)で義務付けられています。
ワンクリック(もしくは2クリックくらい)で簡単にメルマガ購読解除できるようにしておいてください。
ちなみに「オートビズ」は上記の設定も簡単です。
メルマガで売り込まない
メルマガ内でガンガン売り込んだり、宣伝しまくったりすることは控えてください。
なぜなら、再三述べているように、メルマガの配信は、信頼構築が一番の目的だからです。
売り込みや宣伝ばかりで信頼関係が築けるでしょうか。絶対に無理ですよね。
とはいえ、何らかのアプローチをしていかなければ、メルマガから売上には変換していけません。
なので、売り込む時は売り込んでOKです。売り込むというと、少し言い方が強いですが、自分の商品やサービスの紹介や提案をしてOKですということです。逆にしないとダメです。
但し、いつもいつもではダメだよということです。普段は情報提供に徹してください。信頼関係の構築に徹してください。
メルマガ配信を継続するコツ
「メルマガは止めてしまいました…」「ネタ切れです…」「書くのが大変で…」せっかくメルマガを始めても、止めてしまう人がいます。
これだけ成果につながるメルマガ配信を止めてしまうのは本当にもったいない話しです。
ここでは、メルマガ配信を継続できるコツをお伝えしていきます。
メルマガ配信を継続する7つのコツ
- インプットを増やす
- 当たり前を書く
- 配信テーマをシリーズ化する
- 同じ内容を書く
- 売上につながるという意識を持つ
- 配信日時を決める宣言する
- 21日間連続で配信してみる
インプットを増やす
「メルマガに書くネタがない…」は、あるある悩みの1つです。
でも、はっきり言って、インプットが足りな過ぎる人が多いです。入れなきゃ出ません。自分の専門分野は、もっともっと勉強しましょう。もっと情報のインプットをしましょう。一生続けましょう。
そうすればネタは切れません。ネタ切れはインプット不足です。
当たり前を書く
当たり前のことも書いてOKです。
これ普通のこと。これもう皆んな知っていること。あーもうネタ切れだ。なんて思っていませんか。
読者は、あなたより経験がありません。あなたより無知です。あなたが普通とか、当たり前だとか、知ってるはずだとか、そう思っていることすら知らないんです。
なので、当たり前のことも書いてあげてください。
まだまだ読者に伝えてあげるネタは沢山あるはずです。
配信テーマをシリーズ化する
メルマガをシリーズ化してみてください。
「メルマガ配信のやり方(第一話)」〜第二話、第三話、みたいな感じでシリーズ化すると、新たなネタ探しもしなくて済みますし、流れがあるので、わりと筆も進めやすくなります。
事前にかるく構成は考えておく必要がありますが、シリーズ化ができると、メルマガ執筆が少し楽になりますよ。
同じ内容を書く
メルマガは過去に伝えた内容と被っても大丈夫です。
なぜなら、読者も昔のことは忘れちゃってます。新しくメルマガ会員になった読者さんもいます。重要なことや役立つことは、何度でもお伝えして大丈夫です。
というか、重要なことは何度も繰り返してお伝えした方が良いです。
もし、ネタ切れと思ったら、過去配信済みの内容を元に執筆するということでも問題なしです。
売上につながるという意識を持つ
もうだいたいイメージできているかと思いますが、メルマガ配信は、いずれ売上・利益へと変換されていきます。
メルマガ配信は、マーケティングの基幹部分の作業です。即ち、重要な「あなたの仕事」の1つです。
なので、メルマガ配信をやらないということは、売上を捨てるということです。仕事をサボるということです。
メルマガ配信は売上につながる、あなたの重要な仕事であるということを強く認識しましょう。
配信日時を決める宣言する
配信日時を決めて守ってください。そして、配信日時(毎週○回○曜日と○曜日の○時)を読者に宣言してください。
日時を決めるだけではダメです。読者にメルマガの配信日時を宣言してください。宣言することが重要です。
人に宣言することの力は大きいです。だいたいの場合は、これでほぼ解決です。メルマガは続きます。
21日間連続で配信してみる
どーしても続かない…どーしてもメルマガ配信を続けられない…
という方は、とにかく、とにかく、無理矢理でも21日間連続で、毎日メルマガを配信してみてください。
内容は凝らなくて良いです。メルマガを書くポイントや注意事項も、一旦は気にしないで良いです。短くても、つまらなくても良いです。
とにかく21日間連続で配信し続けてください。
すると、あら不思議、メルマガを書くことが苦にならなくなります。
これは、メルマガ配信が、脳の仕組み上、21日で短期記憶から長期記憶に引っ越すからなんです。簡単に言うと習慣化になるということです。
もちろん、絶対ではありませんが、これ、実際に私が試して効果があったので紹介しています。
私も最初はメルマガ執筆はキツかったです。でも、本当のホントに21日目頃には「苦痛」ではなく「普通」にかわっていました。びっくりしました。
その後も継続は自然に続き、楽勝で60日間連続でメルマガ配信できました(今は週2回の配信ですが)。
メルマガ配信よくある質問
では最後に、
メルマガ配信よくある質問に対して回答して、この記事を終わりにしたいと思います。
メルマガ配信よくある質問
- スマホやiPadでもメルマガ配信できますか?
- メルマガよちLINE(ライン)配信の方が良いのでは?
- ステップメールとは何ですか?
- メルマガの文字数や長さはどのくらいを目安にすれば良いですか?
スマホやiPadでもメルマガ配信できますか?
スマホやiPadでもメルマガ配信できます。
但し、スマホだと、画面が小さ過ぎるので、操作に戸惑う場合があります。でも、iPadくらいのサイズであれば全く問題ありません。
ちなみに私はパソコン苦手なので、ホームページやブログの更新、メルマガの配信など、全てiPadだけで済ましています。
メルマガよりLINE(ライン)配信の方が良いのでは?
※ここでいうLINEはビジネス用のLINE公式アカウントのことを指しています
メルマガよりLINEの方が開封率は良いです。ですが、信頼関係の構築や、実際の商品購入率などは、メルマガの方が良い場合が多いです。
また、LINEは、もしアカウント停止になったらリスト(友だち)を失います。瞬時に全滅です。利用規定や利用ルールの変更なども怖いです。
LINEとメルマガの比較を表にしてみました。
LINEがダメというわけではありません。今の時代はLINEマーケティングも有益です(メルマガで△のところが○です!)
なので、メルマガ配信とLINE配信の両刀使いがベストです。
重要:LINE公式アカウントをまじめに運用していても、ある日突然、アカウント停止となり、リスト全滅ということは頻繁に発生しています。LINEのみでリストマーケティングを行うことは絶対に避けるようにしてください。
メルマガ運用とLINE公式アカウント運用の違いや使い分けについて、もっと詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ メルマガとLINE公式アカウントの使い分け【3つのポイント】違いも比較
関連記事
➡︎ ホームページとLINEのリンク連携で問い合わせを得る方法
ステップメールとは何ですか?
ステップメールとは登録日から、その人に、順に決まった原稿が自動で送られていく型のメール配信です。言葉だと分かり難いので下記の図を見て理解してください。
通常のメルマガ配信イメージ
ステップメールの配信イメージ
ステップメールは、数回に渡る、メール講座やメールセミナーなどを自動的に運用していくことなどに使っていけます。アイデアを出して、リスト集めしていきましょう!
ちなみに、「オートビズ」は、このステップメールも簡単に行うことができます。
参考)
下記はステップメール機能を活用した私が運用しているメール講座です。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
メルマガの文字数や長さはどのくらいを目安にすれば良いですか?
メルマガの文字数や長さに正解はありません。目安としては、だいたい1000から2000文字が目安ですが、それより少なくても多くても良い場合はあります。何をどう伝えるかで、メルマガの文字数や長さの正解は変わってきます。
詳しくは下記の記事にまとめてあります。
➡︎ メルマガの本文やタイトル件名の文字数や長さ【最適な目安とは】
メルマガのネタがない…ネタ切れだ…何を書けば良いかわからない…
メルマガのネタがない…ネタ切れだ…何を書けば良いかわからない…。といったような場合は、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ メルマガで面白いと思われるネタの探し方【ネタ切れ防ぐ33例付】
メルマガ配信のやり方:まとめ
メルマガ配信のやり方については、ほとんどのことを、この記事で説明できていると思います。
メール配信ツールの細かい操作方法までは、記載できていませんが、簡単なので心配する必要はありません(オートビズの場合)。
なにより重要なのは、今すぐメルマガ配信を始めてみることです。
そして、見込み客を集め、メルマガで信頼関係を構築し、売上につなげる仕組みを築いてください。
トライ&エラーで身につく部分も多いですが、始めないと学べません。がんばってください!
メルマガ配信に関連する他の記事
おすすめメルマガ配信ツール「オートビズ」の紹介記事です。
➡︎【実録】オートビズの評判や料金や口コミ【使い方や画面も紹介】
メルマガはプッシュ型のマーケティングで、信頼関係を構築していくものです。以下の記事も参考にしてください。
➡︎プッシュ型営業のメリット、種類、やり方まで【やさしく簡単解説】
➡︎【売上アップ】信頼関係構築力を上げてビジネスを好転させる方法
メルマガをやっても売上が上がらない?であれば下記の記事をチェックしてください。