個人事業主のSNS活用【マーケティング集客におすすめ11選】
更新日:2022年7月26日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts)
要約
個人事業主に限らず、マーケティングには、SNSが必要な時代となってきました。計11種類のSNSをまとめました。あなたに合ったSNS集客、SNSマーケティングを実現してください。
個人事業主のSNS活用【マーケティング集客におすすめ11選】
- YouTube
- LINE
- Mixi
- TikTok
- アメブロ
- Tumblr
この記事は、
- 個人事業主はSNSをやった方が良いの?
- 個人でSNSをマーケティングに活かせますか?
- 個人でSNSを集客に活かせますか?
- 個人事業主やフリーランスにおすすめのSNSは何?
といったような質問に答えていきます。
この記事を読むことで、
- SNSをマーケティングに活用すべきか否かを判断するためのヒントが得られます。
- 個人事業主やフリーランスのSNS活用法が分かります。
- SNSマーケティングやSNS集客におすすめのSNSがわかります。
関連記事
もし、そもそも、SNSとホームページの違いや、SNSとブログの違いなどが、あまりよく分かっていないよという方は、下記の記事も参考になると思います。
➡︎ ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】
SNS集客以外の方法は?
➡︎ SNS以外の集客【個人でもできる効果的な3つの方法とコツ】
注)私個人はSNSをマーケティングや集客に活用していません
私は、SNSマーケティング・SNS集客にトライしましたが、SNSがどうも個人的に苦手で、結局、今はSNSを活用できていません。SNSマーケティングやSNS集客で成功されている方の記事をお探しになってた方は、他の方の記事をお探しください。
【 目次 】
個人事業主のSNS活用(マーケティング・集客)
個人事業主として、SNSを活用すると集客や売上につながることが期待できます。
但し、間違ったSNSの使い方をすると結果につながりませんし、気づくとSNSに振り回されて、溺れていた……なんてことにもなり兼ねません。
また、SNSには流行り廃りがあり、そのサービスの数も多種多様です。自分のビジネスに合ったSNSを使うようにしましょう。
この記事では、
まず最初に、個人事業主がSNSを使うことによるメリットとデメリットを説明します。その後、様々なSNSサービスの紹介(11サービス)をします。
そして、その後に、個人事業主が起業時および起業後に、SNSを集客やマーケティングに活かしていくための活用ポイントなどを解説していきます。
SNSマーケティング個人活用のメリット
まずは、SNSの活用メリットを大きく5つにまとめました。
尚、ここでのメリットは、各SNSサービス固有のメリット(たとえばFacebookだと〇〇ができる等)を除外した、SNS共通のメリットとしています。
- SNSは誰でも無料で使える
- SNSは自分のメッセージを発信できる
- SNSはスマホで気軽に活用できる
- SNSは商品ではなく人間性で広がる
- SEOなど検索マーケティングよりSNSは結果が早い
- SNS広告が出せる(有料)
- SNSは拡散・バズる可能性あり
一つずつ説明していきます。
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SNSのメリット(デメリットも含む)は、別途、詳しくまとめたので、下記の記事も参考にしてください(注:重複あり)。
SNSは誰でも無料で使える
これは、あまり説明はいりませんね。SNSは誰でも無料で使えます。
後ほど説明するSNS広告を出す場合は有料ですが、他は基本的に何でも無料で使えます。
SNSは自分のメッセージを簡単に発信できる
SNSは自分のメッセージを簡単に発信できます。
ホームページやブログやメルマガでの発信は、メッセージというより、しっかりしたコンテンツが主となりますが、SNSの場合はコンテンツというより短いメッセージです。
何を買うかより、誰から買うかで、顧客は購入を決めます。簡単に自分のメッセージを発信できるSNSを上手に活用できると、どうせ買うなら、この人から…となる場合が出てきます。
SNSはスマホで気軽に活用できる
SNSはスマホで気軽に活用できます。
ホームページやブログやメルマガも、スマホで作ったり公開したり発信したりできます(実際私の場合は全てiPad+スマホだけで全てを行なっています)。
ですが、SNSはさらに簡単に気軽に、スマホから発信していけます。10分だけあれば、電車の中、ラーメン食べながら、トイレタイム、いつでもどこでも発信できます。なので、ライブ感も表現できます。
SNSは商品力ではなく人間性で広がる
SNSは商品力ではなく人間性で広がっていきます。
先ほども少し述べましたが、何を買うかより、誰から買うかで、顧客は購入を決めます。
SNSの場合、商品の宣伝や自分の売り込みをすると嫌われます。日常のメッセージ+あなたの言葉としての専門的なメッセージ(情報提供)に抑えてください。
即ち、あなたを判断する基準は、商品やサービスではなく、あなた自身がどんな人間なのか?という部分になります。
まだ商品もサービスも用意できていないのであれば、なおさら、SNSはあなたを知ってもらうメディアとしては最適です。
SEOなど検索マーケティングよりSNS集客は結果が早い
ウェブマーケティングの王道は、今もなおインターネット検索マーケティングです。検索マーケティングは、アクセス数によって、大量の集客と安定的な売上をもたらしてくれます。
ですが、アクセス数を増やすには、それなりのノウハウ(SEO対策など)が必要ですし、アクセスが来たあとのホームページ内の動線なども重要です。なので、結果が出るまでに半年くらいはかかるのが普通です。
ですが、SNSは、短い時間で見込み客に近づくことができます。SNSはウェブサービスですが、どちらかというと、ウェブというよりリアルに近い感じで活用できます。
なので、SNSで仲良くなって、あなたに興味をもってもらえれば、契約に至る場合も出てきます。検索マーケティングの量や安定性には劣りますが、早さと確率はSNSの方が上です。
起業後に早く実績を作りたい場合は、検索マーケティングやSEO集客より、SNS集客を先にやると良いでしょう。
SNS広告が出せる(有料)
先ほど、検索マーケティングが王道だと述べましたが、もう1つ王道があります。それが広告マーケティングです。
広告は大昔から、そして現在、いつの時代にも大きな威力を発揮します。とにかくビジネスは、商品やあなたのことを知ってもらわなければ始まりません。広告は強制的にあなたの商品やあなたのことをターゲットに教えてくれます。
SNSのアカウントがあれば、SNS広告というものが出せます。たとえば、FacebookならFacebook広告というのがあります。普通の投稿タイムラインにあなたの広告が混ざって表示されます。
SNSで個別の投稿が苦手な人でも(実は私も苦手です、、、)SNS広告→ホームページという流れで集客を実現していけます。
SNSは拡散・バズる可能性あり
SNSは拡散されてバズる可能性があります。
一夜開けたらフォロワー数が何倍にも…なんて話しを聞いたことがあるかと思います。あなたの書いた数行のメッセージや、たった数秒の動画が、シェアされまくる。バズった!となるかもしれません。
但し、これは何十万分の1程度の確率ではないかと思います。さらに、一発屋で終わる可能性もありますし、そもそも、人の心に響き渡るような凄いツィートや、涙出るくらい笑える動画などを発信しなければバズる可能性はゼロです。
一応、SNSのメリットとしてあげましたが、バズることは、期待しないようにしてください。
SNSマーケティング個人活用のデメリット
ここまで、SNSのメリットを述べてきましたが、デメリットも伝えておきます。
- SNSアカウントの停止
- SNSは情報が流れ去っていく
- 結局はSNSから自ページへ誘導
- SNS疲弊する
それぞれ説明していきます。
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SNSのデメリット(メリットも含む)は、別途、詳しくまとめたので、下記の記事も参考にしてください(注:重複あり)。
SNSアカウントの停止
SNSはいずれのサービスも、アカウント登録をして使えるようになりますが、怖いことに、アカウントはSNSサービス提供企業側の判断で、いきなり停止される場合があります。
そうなると、5000人のお友だちがいても、1万人のフォロワーがいても、一瞬でパーです。過去の投稿も全部パーです。
各社のSNS利用規約に基づいていれば、そう心配する必要は無いかもしれませんが、利用規約はある日突然変わったりします。
実際、真面目でまともな内容しか投稿してなかったのに、いきなりアカウント停止されたケースも実際に多々あります。
アカウントの停止は、いきなり強制的に行われて、反論すら聞いてもらえない場合もあります。なぜ、停止になったのかの詳しい説明も無い場合があります。
SNSはサービス提供企業側の所有物なので文句は言えないのです。。。
なので、SNS上のお友だちやフォロワーを見込み客リスト代わりにしては、絶対にいけません。注意してください。
SNSは情報が流れ去っていく
ホームページなどは、きちんと整理した形で、あなたの発信する情報が蓄積されていきます。あなたの所有物として情報が資産化されていきます。
(注:WixやJimdoの無料ホームページサービスで作成したホームページは自己所有物となりません)。
ですが、SNSで投稿したメッセージは、縦1列に下へ、下へ、下へ…と、どんどん下へ流れていってしまいます。そこから、有益なメッセージを探すのは大変です。
これは、ある意味、情報を捨てているようなものです。また、先ほども述べたようにSNSはサービス提供企業の所有物なので、あなたの投稿したメッセージは資産にもなりません。
なので、SNSをあなたの主のメディアとしてはいけません。コンテンツマーケティングなどもできない事を理解しておきましょう。
結局はSNSから自ページへ誘導
SNSでいくら多くの人と繋がっても、そこで「買ってね」と言っても誰も買ってくれません。購買や契約につながる確率としては、SNSより検索からのホームページアクセスやメルマガでのセールスの方が何倍も高いというデータがあります。
なので、SNSだけでは、なかなか安定した経営はできません。
次は、SNSビジネス活用の専門家に聞いた話しです。
「SNSから自分のホームページに誘導してください。」
結局は、SNSだけ頑張ってもダメだということです。もちろん、SNSに閉じた世界の中で、仕事の依頼のダイレクトメッセージが届くことはあります。SNSだけでいける人もいると思います。
ですが、ほとんどの人は、基本に従ってください。SNS→ホームページでSNSの効果を最大化する。これが、SNS活用の基本です。
SNSは疲弊する
人によって異なりますが、SNSが苦手な場合は、SNSで疲れきってしまいます。
プライベート?仕事?宣伝?広告?売り込み?友達?知人?同業仲間?見込み客?お得意様?
どういうスタンスでSNS投稿していくのか決めておかないと、メリハリがつかなくなり、非常に混乱し疲れます。また、イイね返しやコメント返しなども疲れる人は疲れます、SNS毎に独特なマナーなども生まれていたりします。
気づいたら、SNSの投稿や応対で1時間、2時間、毎日、、、
SNSが苦手な人は無理にSNSをやる必要はありません。(実は私もSNSが苦手です……)
個人でマーケティングや集客に使えるSNS11種類
SNSといっても、世の中には様々なSNSサービスがあります。その中から、個人事業主が起業時に活用できるSNS、および、マーケティングや集客に活用できそうなSNS計11種類を紹介していきます。(2020年6月時点でサービス継続中のSNS)
- YouTube
- LINE
- Mixi
- TikTok
- アメブロ
- Tumblr
参考にした情報)
statista/ウィキペディア(Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、LinkedIn、ミクシィ、TikTok、Pinterest、アメーバブログ、Tumblr)/LINE決済説明会、LINE紹介資料)
Facebook(フェイスブック)
Facebookは、日記的な投稿が主となるSNSです。実名登録という暗黙のルールがあります。「いいね」を付けたり「友達」になってSNS上の関係性を深めていけます。
実名登録なので一番安心できるSNSと言えますが、それでも、スパム的な友達申請やFacebookアカウントの乗っ取りなどもチラホラあるので注意も必要です。
個人事業主やフリーランスは登録している人が多いです。仲間を作るという意味でも、起業時に登録しておく方が良いでしょう。
月間アクティブ利用者数は22億3000万人(2018年7月30日時点)。日本のアクティブユーザーは2600万人(2019年末時点)。
Instagram(インスタグラム)
Instagramは、写真投稿が主となるSNSです。視覚的に伝えたいメッセージ(たとえば最新のネイル集など)に有効です。
Instagramの投稿には、写真だけでなく文字も投稿できますが、誘導したいURLは記載できないので注意が必要です。
写真で認知・アピールできるようなビジネスで起業される人が、起業時からInstagramで発信していくと良いでしょう。
利用者は10億人。日本のアクティブユーザーは3300万人(2019年末時点)です。
Twitter(ツイッター)
Twitterは、その時に言いたいことを言う(つぶやく)というコンセプトのSNSです。1投稿140文字までというルールがあります。
Facebookのように実名登録ルールがないので、ネガティヴな投稿や誹謗中傷の投稿も少なくありません。怪しいアカウントも多いです。
ですが、短い文のTwitter投稿だからこそ、シンプルに読み手に刺さるということもよくあります。バズったりメディアに取り上げられる場合も他のSNSより多い気がします。
ユーザー数は3億3000万人(2019年4月の時点)。日本での月間利用者数は4500万人(2017年10月時点)です。うち、2割のヘビーユーザーが8割の総利用時間を占有していると言われています。
YouTube(ユーチューブ)
YouTubeは、Googleが提供する世界最大の動画共有サービスです。検索する時はGoogleよりYouTubeでという人も増えており、第二の検索エンジンとさえ言われています。
数年前から動画マーケティング必須と言われてきましたが、コロナウィルスの影響(在宅ワーク・リモートワーク・テレワーク)もあり、2020年は完全に本格化したように思えます。
他のSNSでも動画配信できるものがありますが、やはり動画はYouTubeで見るのが一般化されています。これからの起業とYouTube動画マーケティングは切り離すことはできないかもしれません。
全世界の月間利用者数は20億人。日本国内6200万人以上が利用(2018年12月)しています。
LINE(ライン)
LINEは、SNSというよりメッセージチャットサービスと言った方が良いでしょう。日本では、電話やメールに代わってプライベートの連絡手段のメインツールとなっています。
また、ビジネス用として、普通のLINEではない公式LINEというサービスもあります。個人事業主などでも利用可能です。起業したら公式LINEを使う方が良いでしょう。
登録者は世界で5億6000万人(2014年10月)。LINEの国内月間アクティブユーザーは8400万人(2020年3⽉末時点)→8800万人(2021年6⽉時点)→9200万人(2022年3⽉時点)です。
メッセージチャットは、世界では、WhatsApp(ワッツアップ)20億人(2020年4月時点)やWeChat(ウィチャット)11億6500万人(2020年4月時点)などが主流です。
配信する場合はLINE公式アカウントを活用
個別ぼメッセージトークのやり取りだけでなく、一括配信や自動応答など、ビジネスでLINE配信していく場合は、「LINE公式アカウント」を活用してください。
➡︎ LINE公式アカウント 公式ページ へ
Linkedin(リンクトイン)
Linkedinは、世界最大級のビジネス特化型SNSです。ビジネス専用のプロフィールを作成して、ビジネスパートナーや顧客などとコンタクトを取ることができます。
日本では、あまり話題になっていませんが、ビジネス特化SNSというポジションはニーズがあるはずなので、もしかしたら、どこかで一気に広がっていくかもしれません(私の個人的な推測です)。
私もまだLinkedinは登録していませんが、起業したら一応登録して早めに様子を見ておくようにしておくと良いかもしれません。
登録メンバーは5億4千万人以上(2018年4月現在)。日本では200万人ほどです。他と比べると少ないですがビジネス特化であれば決して少ない数字ではありませんね。
Mixi(ミクシィ)
Mixiは、日本国内の先駆的なSNSです。一時期は盛り上がりましたが、他のSNSに圧されて衰退していきました。ですが、ゲーム「モンスターストライク(モンスト)」で復活しています。
また、以前からの根強いMiXiユーザーも残っていて、意外と今でもビジネスで新しいつながりを作れる場合があります。
とは言っても、さすがにSNSとしては下火となっています。旧ユーザーは使い続けて良いと思いますが、起業とセットで登録はしなくても良いでしょう。
少しデータが古いので参考にならないのですが、ユーザー数は約1792万人(2009年9月3現在)。アクティブユーザーは約1146万人(2007年5月現在)。
TikTok(ティックトック)
TikTokは、短い動画の共有SNSです。10代に人気。ダンス系などエンタメ性の高い動画が多く、見始めると、ついつい見続けてしまいます(私の場合)。
ビジネスアプローチは向いていないと思っていましたが、最近は普通にライザップが投稿していたり、英会話教室が投稿していたりしています。起業内容によっては有効かもしれません。
TikTokは世界中で5億人のアクティブユーザ(2018年6月時点)。国内950万人(2018年12月時点)です。
Pinterest(ピンタレスト)
Pinterestは、自分の興味のある画像をコレクションできるSNSです。写真をピンボードにピン留めする感覚でコレクションしていくことができます。
日本での知名度は高くありませんが、海外ではマーケティング的にも注目されているSNSの1つです。一部ではFacebookから来たユーザーよりPinterestから訪問したユーザーの方が購買単価が高いというデータもあるようです。
月間アクティブユーザー3億人以上(2019年8月現在)。国内では870万人(2020年12月時点)です。
アメーバブログ(アメブロ)
アメブロは、手軽にブログが始められる日本のサイバーエージェント社の人気サービスです。アメブロは、ブログサービスとなっていますが、アメブロ内での交流色が強く、ほぼSNSです。
個人事業主やフリーランスでアメブロをやっている方も多くいますので、早く誰かとつながりたい場合はおすすめです。
但し、わりと商用に関する制限が厳しかったり、SEO(検索エンジン最適化)にも弱かったりします。
そして、せっかく書いたブログも、アメブロ内という狭い世界にしか届かないので、結局は、アメブロからワードプレス(ホームページやブログを自作できるツール)に移行する人も多いです。
これから起業して、ホームページやブログを作りたいのであれば、アメブロよりワードプレスがおすすめです。
利用者数は約115万人(2009年11月時点)です。
Tumblr(タンブラー)
Tumblrもブログサービスです。Twitterのブログ版のようなSNSとも言えます。なぜなら、Twitterはつぶやき投稿、Tumblrはブログ投稿。Twitterはリツィート、Tumblrはリブログというシェア機能があるからです。
日本では、あまり知られていませんが、海外では人気のサービスです。私は使っていないので、分かっていませんが、人気には人気たる理由があるので、使う価値はあるかもしれません。
ですが、やはり、アメブロ同様、どうせブログを始めるのであれば、ワードプレスで始めた方が良いでしょう。
利用者は4億9600万人(2020年4月時点)。日本は不明。
主要SNS日本国内利用者数グラフ
主要SNSの日本国内での利用者数をグラフにしてみました。
※ LINEとPinterestの数値は少し古いデータとなっています。
個人事業主SNS活用のポイント
個人事業主が、起業時および起業後に、無闇にSNSを使っても失敗するだけです。人気のある芸能人がSNSを始めるのとはわけが違います。
私たちが単にSNSを始めても、誰も見ないし、誰もフォローしてくれません。SNSを活用するにはいくつかの重要なポイントがあります。
- 見込み客のいるSNSを活用
- ネガティヴな投稿はNG
- お役立ち8:その他2
- つながる数より深さ
- 常に投稿
それぞれ説明していきます。
見込み客のいるSNSを活用
あなたのやりたいSNSを選ばないでください。あなたの見込み客が多くいるSNSを選んで活用してください。このポイントは非常に重要です。
たとえば、10代が多いSNSに、シニア起業を支援するコンサルタントがSNS投稿しても非効率です。 逆に若者が離れていってるSNSに若者向けのメッセージを発信しても非効率です。
SNSにあなたの好き嫌いは関係ありません。SNSはあなたの暇つぶしの趣味で使うのではありません。マーケティングの一環として活用するのですから、見込み客がいるSNSを選んでください。
ネガティヴな投稿はNG
SNSでネガティブな投稿はNGです。失敗談を話すとかは、そこに学びも生まれるので全然OKですが、ただの愚痴や文句、誹謗中傷なんて絶対にNGです。一発で信用を失います。
ある優秀なコンサルタントさんがいました。私もある程度ファンでした。ですが、ある日1度だけSNSで、お客様のことを「バカ」とか「〇ねばいいのに」と投稿したのです。一気にひきました…。
お客様に対して、相当嫌なことがあったのかもしれませんが、SNSで投稿するなんてちょっと問題ありですよね。たとえ、普段はそんなこと言う人でないとしても1度でアウトです。
尚、正義の押し付けやキツい言葉を言って許されるのは、たとえば、ホリエモンなど個性が確立できている人だけです。正義の押し付けやキツい言葉もやめておきましょう。
気をつけてください。
お役立ち8割:その他2割
SNSにビジネス・仕事・商品の話しばかり投稿しないでください。言い方で多少は変わってきますが、SNSは基本的にビジネス色が強くなると嫌われます。
なぜなら、SNSはコミュニケーションサービスだからです。ビジネス色が強い投稿ばかりだと、相手との関係性も深まっていきません。
とはいえ、景色や料理の写真や投稿ばかりでは、あなたとSNSで繋がる必要は見出せません。なので、あなたが繋がりたい人にとって、役立つ情報を投稿していくようにしてください。
私の感覚値ですが、お役立ち情報8割:その他2割くらいのバランスから始めてみてください。(注:お役立ち情報といっても“美味しい定食屋を紹介”…とかは違います)。
あなたの競合ライバルで、友だちやフォロワーの多い人、上手に活用できている人の投稿を見て参考にするのがおすすめです。
つながる数より深さ
友達(SNS上の友達)を5000人作りましょう。フォロワーは1万人を目指しましょう。と指導するマーケティング系のコンサルタントさんもいますが、起業時や起業直後は、まずは1人と深くつながる方が断然有益です。
友達増やすのもフォロワー増やすのも、そのためにやることは、めちゃくちゃ多いです。時間もかかります。私は挫折しました。SNSに割く時間が勿体なかったからです。というかSNS自体が合わなかったのかもしれません。
といった経験があるので、私がおすすめするのは、この人とつながりたいと本気で思えた人だけとSNSで通じることです。これで仲良くなった方が、労力も時間もかかりません。リターン(たとえば見込み顧客化や紹介など)も早いです。
常に投稿
SNSで友達やフォロワーを増やしている人は、とにかく露出が多いです。即ち、投稿が多いということです。
365日毎日の投稿は当たり前ですし、1日何回も投稿するのも普通です。しかも、同じメッセージではなく、言うこと毎回変えてきています。
多く投稿すればそれで良いのかというと、そうではありません。SNSを本気で活かそうとしている人は、投稿時間、投稿間隔、投稿内容、投稿数、あらゆることを計算して、こまめに投稿しているということです。
SNSは便利なサービスですが、SNSも工夫と努力が必要ということです。
個人事業主のSNS活用図
起業したらSNSを活用することは必須となりつつあります。ですが、SNSには沢山の種類がありました。個人事業主が1人であれもこれもやるのは不可能です。
なので、まずは、どれか1つのSNSに絞って始めましょう。ですが、SNSを主のメディアにすると、万が一アカウントが停止してしまった場合、そこで全ては終わりになります。
ですので、以下の仕組みを構築してください。
SNS→自己所有のウェブページ(ホームページなど)→リスト化
上記の仕組みであれば、もしSNSがダメになっても、ホームページがあるので、そこで検索からのアクセスが得られ続けます。お友達やフォロワーを独自の見込み客リストに変換して保持しておけば何も問題ありません。
上記の仕組みは必ず用意するようにしましょう。
まとめ
以上、「個人事業主のSNS活用【マーケティング集客におすすめ11選】」でした。
SNSのメリットとデメリット、SNSの種類(11種)、SNSの活用ポイント、SNSの活用図(仕組み化)、と説明してきました。
SNSはもはや文化です。今後も発展し進化し、SNSがなくなることはありません。起業とSNSも切り離して考えることはできません。
ですが、SNSは消えずでも、SNSサービスは簡単に消えていきます。SNSサービス提供企業が「業績が悪いのでサービスは廃止することになりました」と言えば、そこで全て終了です。
ミクシィはあっという間に衰退しました。Google+というSNSサービスも簡単に終了しました。実は、他にも何十といった数のSNSが生まれては消えていってます。
アカウントの停止も頻繁に発生しているので、SNSだけに依存することは非常に危険です。その辺りをきちんと理解した上で、上手に活用していきましょう。
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➡︎SNS集客できない【私がとったSNSに頼らないある1つの方法とは?】
SNS以外のウェブマーケティング王道メディア
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