セミナー集客を成功させる16のコツ【これで集まります】
更新日:2021年7月10日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
セミナー集客を成功させる16のコツ【これで集まります】
要約
セミナー集客の完全ガイドです。「セミナー集客で集まらない16の原因」、「セミナー集客を成功させる16のコツ」、「セミナー集客方法と集客媒体7選」、「セミナーを売上につなげるための3箇条」といった構成で、セミナーの告知や宣伝を成功させるコツや、セミナー集客から売上につなげていくための秘訣をお伝えしていきます。
この記事は、
- セミナーに人が全く集まらないです…
- セミナー集客のコツを教えて…
- セミナー集客できる媒体には何がありますか?
- セミナーに集客できても売上につながりません…
といったような、お悩みや質問に答えるために用意しました。
この記事を読むことによって、
- セミナーで集客できなかった原因に気付けます。
- セミナー集客のコツが分かります。
- セミナーに集客できる媒体が分かります。
- セミナーに集客できるようになります。
- セミナーが売上につながるようになります。
セミナー集客は、王道のマーケティング施策の一つです。実際、私自身も、セミナー集客を起点として売上をあげています。
私自身のセミナー集客のやり方や経験も含め、そのポイントやコツの全てをこの記事にまとめたつもりです。ぜひ、参考にしてください。
後ほど、詳しく説明していきますが、「セミナー集客を成功させる16のコツ」の項目を先にお伝えしておきます。
セミナー集客を成功させる16のコツ
- ターゲットを絞り込む!
- セミナーのテーマを絞り込む!
- ターゲットが知りたい内容にする!
- 徹底的に目立つことだけを考える!
- 徹底的に刺さるキャッチコピーにする!
- 強烈なベネフィットを伝える!
- 権威または証拠や証明を見せる!
- 質問や疑問や懸念を完全に無くす!
- 希少性、緊急性、限定性をつける!
- セミナー参加特典をつける!
- やれることは全てやる!
- 身分相応のセミナーにする!
- まずは信頼関係を構築する!
- 案内メールはテンプレを参考にする!
- 改善、改善、改善!
- 第三者を活用する!
参考)
セミナーはバックエンド商品よりもフロントエンド商品として最適です。セミナーをフロントエンド商品とする場合は、フロントエンド商品の作り方も参考にしてください。
➡︎フロントエンド商品の作り方【5ステップで初心者向け簡単に】
【 目次 】
セミナー集客を成功させるコツ
先述した「セミナー集客を成功させる16のコツ」を取り入れれば、あなたのセミナー集客は確実に今より改善されます。
人によっては、2〜3の項目だけ対応すれば、セミナー集客数や集客率が大幅に改善される可能性もあります。
たとえば、私の場合、あるセミナー企画では、ターゲットを少し絞っただけで(項目の1つ目)、セミナー集客の反応率がグンっとアップしました。こういう例は多くあります。
上記の16項目を見るだけで、ピン!と来る方は、項目だけをメモに控えて、今すぐ実行に移してください。ここでページを閉じてOKです。
そうでない方も、この記事をただ読むだけでは、セミナー集客が上手くなるはずがありません。少しずつでも良いので、必ず実践するようにしてください。
この記事は以下の構成で説明していきます。
- セミナー集客で集まらない16の原因
- セミナー集客を成功させる16のコツ
- セミナー集客方法と集客媒体7選
- セミナー集客方法の注意点
- セミナーを売上・利益につなげるための3箇条
- セミナー集客よくある質問
それでは、内容に入っていきます。
セミナー集客で集まらない16の原因
セミナー集客で、全く人が集まらない……という原因は、主に下記の16個の原因のどれか、または複数に当てはまっている可能性が高いです。
私の経験上、これ以外の原因は、今のところ思いつきません(思いついたら当記事に加筆していきます)。
セミナー集客で集まらない16の原因
- ターゲットが絞れていない
- セミナーのテーマが絞れていない
- 知りたいでなく教えたいになっている
- ファーストビューで注意をひけていない
- タイトルやコピーが魅力的でない
- ベネフィットが無い(伝わっていない)
- 権威性または証拠を示ていない
- セミナー内容や開催要項が曖昧
- 希少性、緊急性、限定性がない
- セミナー参加に特典が付いていない
- セミナー告知宣伝の努力が足りない
- 背伸びしたセミナーになっている
- いきなりセミナーに集めようとする
- セミナー案内メールが刺さらない
- 数回の失敗で諦めている
- 独学、我流、お金も時間も投資しない
このリストをチェックリストとして、あなたのセミナーの内容やセミナー集客方法のチェックをしてください。
そして、チェックの付いてしまった項目は、検討し改善してください。対策についての詳細は、次項の「セミナー集客を成功させる16のコツ」にまとめてあります。
※ 原因とコツは1対1の構成にしています。
「セミナー集客で集まらない16の原因」の詳細な説明が必要ですか?もし、先程の原因リストの詳しい説明が必要な場合は、下記の記事も参照してください。
➡︎セミナー集客で人が集まらない16の原因【失敗経験から得た要因】
セミナー集客を成功させる16のコツ
既に冒頭でもお見せしましたが、「セミナー集客を成功させる16のコツ」の項目は下記の通りです。
※ 前項の16の原因と16のコツは1対1の構成にしています。
セミナー集客を成功させる16のコツ
- ターゲットを絞り込む!
- セミナーのテーマを絞り込む!
- ターゲットが知りたい内容にする!
- 徹底的に目立つことだけを考える!
- 徹底的に刺さるキャッチコピーにする!
- 強烈なベネフィットを伝える!
- 権威または証拠や証明を見せる!
- 質問や疑問や懸念を完全に無くす!
- 希少性、緊急性、限定性をつける!
- セミナー参加特典をつける!
- やれることは全てやる!
- 身分相応のセミナーにする!
- まずは信頼関係を構築する!
- 案内メールはテンプレを参考にする!
- 改善、改善、改善!
- 第三者を活用する!
ひとつ一つ、説明していきます。
ターゲットを絞り込む!
ターゲットをもっと絞り込んでください。
たとえば、あなたは「幼稚園お受験合格セミナー」を主催しているとします。
大量の人混みの中(たとえば東京渋谷のスクランブル交差点)で、
「そこのあなた!」
とどデカい声で叫んで誰か振り向いてくれるでしょうか?誰も振り向いてくれませんよね。
では、
「そこの女性!」
と少しターゲットを絞って叫んでみたら?これも同じですね、誰も振り向いてくれません。
では、
「幼稚園受験を失敗させたくないと思っているそこのお母さん!そう!そこのお子さんと手を繋いで歩いているお母さん!」
と叫んでみたら?どうでしょうか、1人くらいは振り向いてくれそうですよね。
↓もう一例を絵で表してみます。
ターゲットは絞れば絞るほど刺さるようになります。絞り過ぎでは……と迷う人が多いですが、その心配は杞憂に終わる場合がほとんどです。(もし、本当に絞り過ぎてしまったら、また少し広げればいいんです)
思い切ってターゲットをもっと絞り込んでみてください。
セミナーのテーマを絞り込む!
セミナーのテーマをもっと絞り込んでください。
先ほどの例をそのまま使います。
セミナーのテーマは、
「幼稚園お受験合格セミナー」
だとします。これでも反応があるかもしれませんが、もっと具体的な悩み1つに焦点を充てた方が、より相手に刺さるテーマになります。
たとえばですが、
「幼稚園お受験の面接で絶対に失敗しない必須ポイント」
面接がお受験の最大のポイントと思っているパパさんママさんであれば、前者のセミナーではなく、後者を選びますよね。
セミナーであれもこれも教えたい……と思う方が多いですが、わずか1時間や数時間で、教え伝える内容が色々あれば、内容は当然薄まります。参加者のためにもなりません。そういう意味でもテーマは絞った方が良いです。
なので、テーマをもっと絞ってみてください。
ターゲットが知りたい内容にする!
自分が教えたい内容ではなく、ターゲットが知りたい内容のセミナーにしてください。
自分が教えたいことを教える……。
社会的な普及活動を行っているなど、社会的リーダーのような立場の方なら「自分が教えたいことを…」でも良いかもしれません。ですが、私たちにとってのセミナーはビジネスです、仕事です。相手はお客様です。
であれば、
- 自分が教えられること → 教える
- 自分が教えたいこと → 教える
ではダメなんですね、、、
- 相手が知りたいこと → 答える
- 相手が欲しいこと → 与える
でなければいけません。
これは、仕事、ビジネス、商売の本質中の本質です。絶対に守ってください。ものすごく重要なポイントです。
“自分が教えられること”に閉じて、“自分の教えたいこと”を教えようとしているケースが非常に多いです。これは根本的に間違っているので今すぐ直すようにしてください。
ターゲットが知りたい内容のセミナーにしてください。
徹底的に目立つことだけを考える!
徹底的に目立つことだけを考えてください。
セミナーを認知してもらうには、何かの発信物を使うと思います。ホームページやブログ上でのセミナー告知、SNS、リスティング広告、Facebook広告などのSNS広告、セミナー告知サイト、チラシ、etc。
ターゲットはこれらをまず見ません。。。見てもらわないと始まらないのに見てもらえません。これが現実です。
なので、とにかく目立つことを最優先してください。
たとえば、セミナーを告知できるサイトの「ストアカ」には、4万件をも超えるセミナーや講座が溢れて掲載されています。カテゴリで絞っても1000件とかあります。
1000件の一覧の中で見つけてもらうには、とにかく目立つことが優先です。
オシャレな画像や、スマートなキャッチコピーなどは不要です。埋もれるだけです。見つけてもらえません。目立つ色は?目をひくコピーは?
徹底的に目立つことだけを考えてください。
徹底的に刺さるキャッチコピーにする!
徹底的に刺さるセミナーのキャッチコピー(セミナータイトルも含む)にしてください。
キャッチコピーは、目立つための一番の要素でもありますし、セミナーの良し悪しを判断する一番の要素でもあります。(場合によっては、キャッチコピーを補完するサブコピーも含めます。)
なので、キャッチコピーが刺さらなければ、続きを見てもらえません。即ち、セミナー告知の本文を読んでもらえません。
キャッチコピーは1秒で判断されます。長くて5秒です。そして、平均8割の人は、続きを見る価値ナシ!と判断します。
決して大袈裟ではなく、キャッチコピーで9割が決まると言っても良いくらいです。
徹底的に刺さるキャッチコピーにしてください。
注:セミナータイトル等の表示文字数
表に表示される部分の文字数を意識してください。たとえば、検索結果であれば30文字前後です。ストアカのアプリのセミナー一覧では28文字くらいです。それ以降は尻切れで表示されません。尻切れ部分にキャッチーなワードが来ないよう注意してください。
関連記事
セミナーのキャッチコピーやタイトルについては、下記の記事で詳しくまとめています。
➡︎セミナー集客に効く18のキャッチコピー・タイトル付け方【例あり】
強烈なベネフィットを伝える!
強烈なベネフィット(得るもの・利益)を伝えてください。
そのセミナーに参加しても、何も得るものが無い、もしくは得るものが弱い、という判断をされれば、わざわざ貴重な時間を割いて、セミナーに参加したいとは思いません(たとえ無料でも時間の浪費になる)。
ベネフィットを提示していない場合は最悪です。今すぐベネフィットを伝えてください。但し、”特徴やメリット“と”ベネフィット”は全く違います。気をつけてください。
例:お受験面接セミナー
- 特徴…面接チェックシート付き
- メリット…家でも面接練習できる
- ベネフィット…面接本番で緊張せず予定通りの受け答えができるようになる
尚、ベネフィットは、強烈であれば強烈なほど、反応率も大きくなります。強いベネフィットを提示するのは難しいかもしれませんが、一生懸命に考えてみてください。
補足:未来も提示する
ベネフィットは「約束」とも言えます。強烈で大きな「約束」でも十分ですが、さらにその先に待っている「未来」も伝えられると尚よしです。(未来は約束できなくても実現可能なことであれば提示可)。
権威または証拠や証明を見せる!
権威または証拠や証明を見せてください。
どんなに素晴らしいセミナーを開催しても、どんなに強烈なベネフィットを提示しても、見ず知らずのあなたの言うことを、人はそう簡単には信用しません。
なので、権威性を伝えられないかを検討してください。そして、証拠も示してください。よくある方法は、
- 顧客対応実績
- 自社実験結果
- お客様の声
- 推薦者の声
- データの提示
- 資格の提示
などです。
上記の材料が1つも無い場合は、セミナーの開催よりも前に、上記の材料作りを優先することを勧めます(たとえ1つでも)。尚、当たり前ですが、架空の証拠などの嘘は絶対にダメです。すぐバレます。
あと、どうしても無理という理由がない限り、顔出しはしてください。堂々と顔出ししている人と隠している人では、どちらが信用できますか?…ということです。
質問や疑問や懸念を完全に無くす!
些細なことでも、質問や疑問や懸念が一切生まれないようにしてください。
日時、場所、料金、など基本的なことはもちろん、「日程が複数あるけど、これは単発セミナー?それとも連続?」「必要な持ち物は?」「初心者でもOKなの?」「もしキャンセルになったら?」「質問ってできるの?」「変な売り込みとか無いよね?」などなど、
あらゆる質問や疑問や懸念が生まれないようにしておきます。
人は、少しでも引っかかることがあると、行動を止めてしまいます。
希少性、緊急性、限定性をつける!
希少性、緊急性、限定性をつけてください。
無理矢理というわけではありませんが、可能であれば、希少性、緊急性、限定性をつけてください。
なぜなら、希少性、緊急性、限定性を付けるだけで、間違いなく反応率が上がるからです。時には何倍もアップになる場合もあります。
- ここだけの〜
- 当社だけが知る〜
- 先行者利益を〜
- 法改正の前に〜
- 今回限り〜
- ○日まで〜
- ○人まで〜
- 先着〜
- という方のみの〜
- これを見た人だけに〜
など、
たった1文を付け加えるだけの最も簡単な改善方法の一つです。セミナーに希少性、緊急性、限定性をつけられないかを考えてください。
セミナー参加特典をつける!
セミナー参加特典をつけてください。
人は皆「お得」が好きです。お得かどうかで反応が変わります。前項の希少性、緊急性、限定性と同じくらい反応率が変わる場合もあります。
ちなみに、特典をつける場合は、
セミナーの価値 < 特典の価値
という価値のバランスになると、セミナーの反応率がグンとアップすることが多いです。特典の方の価値が大きいなんて、ちょっと変と思うかもしれませんが、人の反応がそうなるのですから仕方ありません。
なので、絶対ではありませんが、もし可能であれば、めちゃくちゃ価値のある特典をつけてみてください。
尚、特典は、多ければ多いほど反応率が上がるのですが、セミナー内容と特典のバランスによっては、集客できたとしても「質」が落ちてしまう場合もあります(特典が欲しいだけのひやかし客)。その点には注意してください。
やれることは全てやる!
やれることは全てやってください。
意外とやれることを全てやっていない人は多いです。
たとえば、
- ハウスリスト(既存の見込み客リストなど)にセミナーの告知をしましたか?
- 無料で登録できるセミナー告知サイト全てに登録しましたか?
- 協力してもらえそうな人にセミナーを紹介してもらえないか相談してみましたか?
など。
きっと効果ない、、、きっと無理だ、、、ちょっと面倒くさい、、、。と何か言い訳を作ってないでしょうか。
セミナー集客できている人は、「効果があるかもしれない!面倒だけどやっておかなきゃ!」と、できること全てをやっています。行動量をもう少し増やしてみましょう。
身分相応のセミナーにする!
身分相応のセミナーにしてください。
「舐められたくない」「凄い人に見られたい」「偉く見られたい」「よく知っていると思われたい」「ライバルにバカにされたくない」……などなど。
そんな思いが少しでもあったりしませんか?そういう思いがあると、セミナー内容やセミナー告知に、その気持ちが表れてきます。当然、みんな、それとなく気づきます。「あ、背伸びしてるね…」って。
そうなったら、もう集客できません。誰もバカにしませんから安心してください。参加者より、あなたの方が少しでもよく知っていることがあれば、堂々と普通に自分のレベルでセミナーして良いのです。
見栄をはらずに身分相応のセミナーにしてください。
まずは信頼関係を構築する!
いきなりセミナーを告知せず、まずは、信頼関係を構築して、その後にセミナーの告知をしてください。
少し遠回りのように思う人がいるかもしれませんが、信頼関係を築くステップを前に入れた方が、申込率が何倍もアップしますし、参加者の質もアップします。結局は近道なんです。
- 会って直ぐに「はじめまして!美味しいレストラン知ってるんですよ!奢りますから一緒に食事に行きませんか!ね、ね、行きましょうよ!」
- 何度も会って自分のことや美味しいレストランの話しをいっぱいしたあとに「あ、この前、教えたあのレストラン、今度一緒に行ってみません?今回は奢りますよ♪」
前者の人はちょっと怖いですよね………。後者の方が、遠回りのようで、実は近道というのが分かりますでしょうか。
以下の例も見てください。
「はぁ?」となりますよね。
でも、もし下記のような流れなら?
セミナーはデートとかではないので、いきなりのセミナー告知でも集客はできます。それをやめろとは言いません。ですが、効率化や安定化や自動化、など色々と考慮すると、
① 無料オファー(無料プレゼントなど)で見込み客リストを獲得 ※ホームページなどを活用し自動化
↓
② 見込み客リストに無料で情報提供しながら信頼関係を構築 ※メルマガ配信システムなどを活用して自動化
↓
③ 頃合い良くセミナーを告知 ※自動化も可
というような流れ・仕組みを構築した方が、ビジネスは断然安定していきます。
案内メールはテンプレを参考にする!
セミナー案内メールのポイントはいくつかあります。
- 案内メールの件名で目立ち注意をひく
- 案内メールの序文をダラダラと長くしない
- この案内はあなたのために…が大前提
- セミナー参加のベネフィットを明確にする
- セミナー要項は漏れなく明確に
- セミナー案内詳細ページで補完する
- 案内メールに追伸を入れる
また、案内メールの出し方のコツもあります。
- いきなりセミナー案内告知メールを送らない
- セミナー案内告知メールは数回出す
- 申し込んだ人にもセミナー案内メールを出す
上記の詳細については、別の記事にまとめてあるので、下記からチェックしてください。
➡︎セミナー集客:案内告知メール例文【参加率アップのテンプレート】
改善、改善、改善!
改善、改善、改善…です。何事も改善です。
「セミナーの内容は最高、告知文を完璧、めちゃくちゃ頑張った、広告も出した、キャッチコピーも完璧、たくさんの人に告知した、自分的には合格!もし、いっぱい申し込み来ちゃったらどうしよう、、、ちょっと心配だなぁ。。。」
その心配はありません。
自分で「最高」と思っても意味はありません。「最高」かどうかはターゲットとなる見込み客しか判断できません。
おそらく一発目は……たぶん集客0人です。来ても1人です。それが、一般的なセミナー開催の一発目の結果です。(もちろん、私もそうでした。)
その原因は様々です。ここまで説明してきた「セミナー集客できない原因」や、「セミナー集客のコツ」を読み返してください。
セミナー内容、セミナー集客方法、セミナー告知内容、2〜3回ではなく、10回以上は改善を要するものと思っておきましょう(そのくらいの覚悟が必要ですよという話し)。
1回や2回くらいセミナーに集客できなくても落ち込まないでください。それが普通です。大事なのはその後です。セミナー集客できている人は、もれなく全員が改善を繰り返しています。これを忘れないでください。
第三者を活用する!
第三者を活用してください。
独学・我流で頑張る!自分1人で(自社メンバーのみで)頑張る!は非常に危険です。セミナー集客どころではなく、ビジネス全般に影響が出てきます。
独学や我流だと、コトの進みは大変遅くなります。なぜなら、知識を色々と学んで「分かったつもり」になっても、間違った解釈をしている場合が多いからです。
すると、戻りが多くなります。経験や失敗体験を重ねていかないと分からないことも沢山あります。とにかく時間がかかります。
そもそも、「分かる」と「できる」は全く異なります。「分かったつもり」で上手くいくはずがないんですね。。。
また、自分1人の視野(自社の視野)というのは、かなり狭いです。ズレた思い込みというのも多々あります。これでは、なかなか自分の落ち度について気付けません。
自分のことが一番見えないのは自分です。自分の商品もそうですし、自分のセミナーもそうです。自分が自分を一番見えていません。少なくとも私はそうでした。
なので、第三者の目でチェックしてもらうことが重要です。
私も実は変なプライドがあって、独学我流でセミナーを開催していた時期がありました。もちろん結果はさっぱりでした。でも、お金を使い第三者(コンサル)を付けた途端、状況は変わっていきました。
変なプライドやお金の節約思考は捨ててください。第三者の経験と知恵と目も活用してください。
セミナー集客方法と集客媒体7選
下記にセミナーの集客方法と集客に活用できる媒体をまとめておきます。
- イベント告知サイトでセミナーに集客する
- SNSでセミナーに集客する
- ホームページやブログからセミナーに集客する
- メール配信でセミナーに集客する
- LINE配信でセミナーに集客する
- アナログ媒体でセミナーに集客する
- WEB広告でセミナーに集客する
詳しくは、下記の記事でまとめています。
➡︎セミナー集客媒体7選【サイト、広告、SNSなどメリットとデメリットも】
上記のうちセミナー・イベント告知サイトの詳細は下記の記事を参考にしてください。
セミナー集客方法に関する注意点
セミナー集客に関する注意点をいくつか提示しておきます。
オンラインセミナー集客方法
オンラインセミナーに集客する場合、リアルセミナー(地域会場)の場合と比較すると、市場も大きくなりますが、競合ライバルも激増します。
たとえば、今まで、同県ではセミナーのライバルが5社だけだったとします。ですが、これをオンラインセミナーにすると、単純計算だと5社×47都道府県で235社にもなります。
なので、ポジションやコンセプト、独自性や差別化、その他マーケティング戦略などが、今まで以上に重要となってきます。必ず、見直してください。
セミナーのオンライン化が成功すれば、単純計算だと ×47都道府県分の売上増になります。なので、やるべきです。ですが、失敗すれば、今まで(地域セミナー)よりも反応が落ちます。
だとしても、
「ならば、やらない……」ではなく、
どうすればオンラインセミナーを成功させられるか?
を考えるようにしてください。
広告に関する法的規制
セミナー集客を行っていくには、広告はもちろん、ホームページもブログもメールもSNSもLINEも、全ては、一種の広告として活用していくことになります。
広告には様々な法的規制があります。
- 景表法
- 薬機法
- 医療広告ガイドライン
- 著作権法
- etc
デタラメな広告や告知は違法行為となり、最悪の場合は逮捕されます。「集客だ!」「売上だ!」と自分を見失い、モラルに反するようなことは、決して行わないようにお願いします。
関連記事
➡︎「ホームページ作成やってはいけない136のこと」の「法的にやってはいけないこと」の章
セミナーを売上・利益につなげるための3箇条
セミナーに集客できても、その先(売上・利益)が無ければ、セミナーは失敗です。セミナーを売上・利益につなげるための3箇条を提示しておきます。
もし、今まで、この3箇条が分かっておらずセミナーをしていたのであれば、この3箇条を取り入れることで、売上があがると思います。
そのくらい重要な3箇条なので、必ずお読みください。
セミナーを売上につなげるための3箇条
- セミナーで利益を出さない
- セミナーで教えない満足させない
- セミナーで気づかせる
関連記事
➡︎ 売上が上がらない8つの原因理由と対策【保存版:個人事業編】
セミナーで利益を出さない
セミナーで利益を出そうと思わないでください。
セミナーはフロントエンド商品(集客商品)に適しています。セミナーをバックエンド商品(利益商品)にするのは難易度が非常に高いです。
安価なセミナーで利益を出すには、毎月大量の人数の参加が必要です。高額なセミナーは、あなたが有名人か、もしくは、参加者からの厚い信頼が無いと申し込みは来ません。
なので、セミナーはフロントエンド商品と割り切ってください。
以下は、月商100万円を目標とする場合のセミナー開催の考え方の例です。
フロントエンド商品は、見込み客とつながること、見込み客から信頼を得ること、を目的とした商品です。利益を出すのはバックエンド商品(利益商品)とします。
フロントエンド商品、即ち、セミナーで利益を出そうとすると、色々な部分がズレて上手くいかなくなります。
セミナーで利益を出そうと思わないでください。セミナーでは、信頼や信用を得るようにしてください。
セミナーで教えない
セミナーでの教え過ぎに注意してください。
あれもこれも詳しく教えてあげたくなる気持ちは分かります。私も同じでした。色々教えるとセミナー満足度は高くなります。ですが、教え過ぎると良い結果を招きません。あなたもセミナー参加者(=見込み客)も両者共です。
そもそも、短時間では何一つ教え切ることなんてできません。「今日は頑張って、いっぱい教えたなぁ」と、あなたが思っても、実は何一つ教え切れていないはずです。
教え過ぎると、セミナー参加者(見込み客)は、
- 色々と教えてくれてありがとう!と言ってセミナーに大変満足します。
- もう色々わかったので、あなたはもう必要ないです。本当に良いセミナーをありがとう。サヨウナラ!と言います。
そして、その後は、、、
- 色々わかったつもりで満足してしまい、問題解決へ向けて動かない…
- 色々わかったつもりでも、浅い解釈や間違った解釈で失敗する…
- 1人で出来る気になっても、分かると出来るは大違いなので失敗する…
- 下手すると悩みや課題は、さらに深みにはまっていく。。。
となります。
結局、セミナー参加者はセミナーをプラスにできずに、あなたも見込み客を失います。このように、教え過ぎのセミナーは、両者共に良い結果を招きません。
それ以前に、教え過ぎのセミナーだと、参加者が話しについていけずに、結局は何も分からなかった…となり、達成感を感じてるのはセミナー講師だけ……といったパターンとなる場合もあります。
教え過ぎのセミナーは良いこと一つもありません。
セミナーでは、教え過ぎてはいけません。分かったつもりにさせてはいけません。満足させてはいけません。
参加者と共に、次のステップに進むセミナーにしてください。
セミナーで気づかせる
セミナーで本当に教えるべきことは、知識でもノウハウでもテクニックでもありません。教えるのは、参加者の悩み問題や課題に対する気づきです。
参加者は、顕在化された悩みや表面的な課題などをきっかけに、セミナーに参加します。ですが、本当の悩みは潜在的な悩みとして隠れています。根本的な原因には気付けてもいません。
そこを教えてあげるのです。これぞプロのあなたが教えられることです。書籍やネットではなく、対面(オンライン含む)でセミナーを行う価値もここにあります。
知識やテクニックなどは、ネットなどで色々と調べれば、いつかは知ることができるかもしれません。ですが、潜在的な悩み(本質的な問題や課題)や根本原因などは、いつまでたっても1人では気づけないし解決もできません。
そこを教えてあげるのです。結果、参加者には、新たな課題や原因が見えてくるので、モヤモヤ感が残ります。
なので、教え過ぎセミナーのように、大満足でニコニコ喜んで帰っていくということにはなりません。ですが、感謝のされ具合は、教え過ぎセミナーより断然上になります。
参加者と共に、根本原因の解決へ向けて、次のステップに進むセミナーにしてください。
セミナー集客に関するよくある質問
セミナー集客に関するよくある質問と回答をまとめておきます。
※ 随時、追記していきます。
セミナー集客しやすい曜日や時間帯はいつですか?
Q.セミナー集客しやすい曜日や時間帯はいつですか?
A.決まりはありません。セミナーに集客したいターゲットによります。➡︎詳しくは「セミナー集客しやすい曜日や時間帯はいつ?【最適な日程の決め方】」を参考にしてください。
セミナーの料金はいくらが妥当?無料はどうですか?
Q.セミナーの料金はいくらが良いですか?無料はどうですか?
A.決まりはありませんが、セミナーをフロントエンド商品とする場合は、一般的には1千円〜5千円くらいが妥当です。無料にすると集客率は良くなります。但し、無料だと、暇つぶし目的の人や、本気度の低い人などの参加率が高くなるので注意してください。
セミナーの時間(長さ)はどのくらいが良いですか?
Q.セミナーの時間(長さ)はどのくらいが良いですか?
A.参加者の集中力は60分〜90分が限界です(もっと細かい単位で言うと7分が限界)。但し、休憩やワークを挟むなど、やり方次第では長時間セミナーも可能です。➡︎「セミナー集客しやすい曜日や時間帯はいつ?【最適な日程の決め方】」も参考にしてください。
○○セミナーと○○講座、名前はどっちが良いですか?
Q.○○セミナーと○○講座、名前はどっちが良いですか?
A.どっちでも良いです。他の言い方でも大丈夫です。参加者がしっくりくるものであれば大丈夫です。この辺りは➡︎「セミナーと講座の違い」でも説明しています。
セミナー案内メールはどう書けば良いですか?
Q.セミナー案内メールはどう書けば良いですか?
A.セミナー要項について詳しくもれなく記載しておくことが大事ですが、ベネフィットを入れるなど他にも注意しておくべきこともあります。詳しくは➡︎「セミナー集客:案内告知メール例文【参加率アップのテンプレート】」にまとめてあるので参考にしてください。
オンラインセミナーはリアルセミナーと比べてどうですか?
Q.オンラインセミナーはリアルセミナーと比べてどうですか?
A.オンラインだと、空気感が無いですし、アイコンタクトや会話の間(ま)も変になります(音声ミュートだと一方通行感も強くなる)。なので、リアル版セミナーはオンライン用に多少改良すべきです。ですが、結局は、リアルもオンラインもセミナー内容が全てです。ベネフィット(セミナーを通して参加者が得られる利益)が全てです。最重要ポイントはリアルかオンラインかでなく内容です。
セミナー集客方法:例
最後に、私や私のクライアントさんのセミナー集客方法を、例として公開しておきます。
例:セミナー集客方法
私のクライアントさんの場合、ホームページやブログに、ほとんどアクセス無し・ほとんどリスト無しというケースが多いです。
その場合、多くのケースでは、下記のステップで集客することで成功しています。
ステップ1:アクセス無し・リスト無し
- イベント告知サイトでセミナーに集客する
- ホームページにメールリストを自動獲得できる仕組みを作る
- ホームページへのアクセスが増えるようにする
ステップ2:アクセス増・リスト増
- メールでセミナーに集客する
- ホームページ上でもセミナーに集客する
※ ケースにより、広告、SNS、LINEも併走します。
ステップ1-1.イベント告知サイトでセミナーに集客する
まずは、ホームページ、ブログ、SNS、リスト、など、何もなくても実施できる、イベント告知サイトを活用します。
但し、ライバルはうじゃうじゃいます。よほど差別化された魅力あるセミナーでないと集客は厳しいです。
とはいえ、登録は無料ですし簡単です。イベント告知サイトを使わない理由がありません。なので、すぐにでもイベント告知サイトでセミナーを告知します。
ステップ1-2.ホームページにメールリストを自動獲得できる仕組みを作る
セミナー集客を安定化させるためには、リストが必須です。なので、ホームページ(またはブログ)に、メールリストを自動取得できる仕組みを作ります。
LINEリストでも良いのですが、LINEはある日突然アカウント停止(LINEリストが一瞬で全滅)の危険性が高いので、LINEリストを取るなら、必ずサブで取得してください。メインは必ずメールアドレスにしてください。
ステップ1-3.ホームページへのアクセスが増えるようにする
メールリストを自動取得できる仕組みが完成しても、ホームページ(またはブログ)に見込み客からのアクセスが来なければ始まりません。なので、アクセスを集めていきます。
尚、メールリストを自動取得できる率(登録率やコンバージョン率という)が低い状態で、アクセス集めをしてもザル状態です。メールリストを自動取得できる率を高めてから、アクセス集めに注力するという順番を守ってください。
関連記事
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ステップ2-1.メールでセミナーに集客する
リストがある程度溜まってきたら、メルマガ内でセミナーを告知します。メルマガにて見込み客の育成や信頼関係の構築が既に行えていれば、ほぼ確実にセミナーへの申し込みが入るようになります。
このステップも自動化する場合は、自動で配信されるステップメールの機能を使って配信設計をしておきます。
尚、LINEリストも同時に取得している場合は、LINE公式アカウントでセミナー告知することも忘れずに行ってください。
ステップ2-2.ホームページ上でもセミナーに集客する
前述のメールによるセミナー集客に加えて、検索アクセスからのセミナー集客も仕込んでおきます。主なアクセスの流れは下記の通りです。
検索 → 集客ページ(お役立ち記事)→ 回遊 → セミナー告知&申込ページ
これが効き始めると、何もぜずでも(メールで告知しなくても)、ポツポツと安定的に、毎月セミナーの申し込みが入り、満席になることも少なくありません(募集3人〜5人くらいのセミナーの場合)。
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もし、WordPressで作成したサイトやページが全く検索されない…という状況でお悩みの場合は、下記の記事をチェックしてください。
➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
売れるセミナーの作り方
売れるセミナーの作り方という記事は執筆していないのですが、下記の記事を参考にすると、売れるセミナーを作りやすいかもしれません。
➡︎良い商品が売れない5つの理由【原因と対策をわかりやすく説明】
また、ランディングページ(LP)の作り方でも、セミナーの売れ行きや集客が変わってきます。下記の記事は「見込み客獲得編」となっていますが、セミナー告知用のランディングページ(LP)を作成する際にも役立ちます。参考にしてください。
まとめ
セミナー集客を成功させる16のコツ
- ターゲットを絞り込む!
- セミナーのテーマを絞り込む!
- ターゲットが知りたい内容にする!
- 徹底的に目立つことだけを考える!
- 徹底的に刺さるキャッチコピーにする!
- 強烈なベネフィットを伝える!
- 権威または証拠や証明を見せる!
- 質問や疑問や懸念を完全に無くす!
- 希少性、緊急性、限定性をつける!
- セミナー参加特典をつける!
- やれることは全てやる!
- 身分相応のセミナーにする!
- まずは信頼関係を構築する!
- 案内メールはテンプレを参考にする!
- 改善、改善、改善!
- 第三者を活用する!
セミナー集客を成功させたい、セミナーを売上につなげたい、という場合は、何度もこの記事を読み返すことをおすすめしておきます。
あなたのセミナー集客の成功を祈ってます。がんばってください。
参考)
ホームページ上からセミナー集客していく場合は、ホームページ集客の基礎を知っておく必要があります。ホームページ集客は、以下から無料で学べるので、興味がある場合は活用してください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
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➡︎フロントエンド商品の作り方【5ステップで初心者向け簡単に】
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➡︎セミナー集客:案内告知メール例文【参加率アップのテンプレート】