潜在顧客にアプローチする39の方法【コツやポイントも解説!】
潜在顧客にアプローチする39の方法【コツやポイントも解説!】
要約
この記事では、潜在顧客にアプローチする39種類の方法を紹介していきます。その方法毎に、メリットやコツやポイントなども合わせて説明していきます。一人や無料でできるアプローチ方法も多いので、ひとり起業やスモールスタートの方も、ぜひ参考にしてください。
この記事は、
- 見込み客ではなく潜在顧客にアプローチしていきたい
- 潜在顧客にアプローチするにはどんな方法があるのどうするの?
- 潜在顧客を掘り起こして見込み客へと育成していきたい
といったような、お悩みや要望のある、主にビジネスやマーケティングの初心者の方へ向けて、わかりやすく、まとめていきます。
この記事を読むことによって、
- 潜在顧客にアプローチする具体的な方法が分かります
- 自分に合った潜在顧客アプローチ方法が見つかります
- 潜在顧客を掘り起こして見込み客へと育成する方法が分かります
その結果、集客の安定化、見込み客リスト増、成約率のアップ、売上の安定化につながっていきます。
参考)
購買行動フレームワーク
潜在顧客→見込み客→顧客…という流れがつかめる購買行動フレームワーク(AIDAやAIDMAやAISASなど)に興味がある場合は下記の記事も参考にしてください。
➡︎ 【保存版】購買行動フレームワーク23パターン(プロセス図付)
【 目次 】
潜在顧客にアプローチする方法
おそらく、あなたの本音は、今すぐ購入に至ってくれそうな、濃い見込み客(今すぐ顧客)にアプローチしたいのだと思います。もしくは、普通の見込み客(そのうち顧客)にアプローチしたいのだと思います。私も同じです。
ですが、残念ながら、こちらの目的にピッタリ合致した見込み客はそう多くはいません。なので、その層は簡単に集められません。
なので、あなたは、セールスファネルの上層である「潜在顧客」に目をつけたのですよね?
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➡︎潜在顧客の掘り起こしができる3ステップ【売上アップ対策】
➡︎WEB集客方法8種類を比較【メリットおすすめポイントを解説】
売上を得るためには、濃い見込み客を集めることも重要ですが、ビジネスを安定させるためには、潜在顧客へのアプローチ→見込み客化という流れになる仕組み化が必要です。
では、どうすれば、潜在顧客へアプローチしていけるのでしょうか?
この記事では、潜在顧客アプローチ方法として、下記39種類を紹介していきます。
潜在顧客アプローチ方法
- オウンドメディア(サイト型)
- オウンドメディア(ブログ型)
- 電子書籍
- PDF小冊子
- YouTube
- その他のSNS
- アメブロ
- note
- ポッドキャスト
- 小冊子(紙)
- Google広告
- Yahoo!広告
- Facebook広告
- YouTube広告
- アフィリエイト広告
- マッチングサイト
- その他のネット広告
- プレスリリース
- テレビCM
- ラジオCM
- 新聞広告
- 雑誌広告
- 交流会
- セミナー
- 勉強会
- お茶会
- 展示会
- その他のイベント
- チラシ
- ハガキやレター
- 電話
- FAX
- メール
- メルマガ
- 公式LINE
- 飛び込み訪問
潜在顧客アプローチ39種類
潜在顧客へのアプローチは、大きく3つに分類しました。
- プル型発信による潜在顧客へのアプローチ
- 広告による潜在顧客へのアプローチ
- プッシュ型発信による潜在顧客へのアプローチ
そして、さらに細かく分けたアプローチ方法が合計39種類です。これらをざっくりと説明していきます。
プル型発信による潜在顧客へのアプローチ
まずは、プル型発信による潜在顧客へのアプローチ方法の説明です。
プル型というのは、自分でアプローチするターゲットを選べません。潜在顧客の方からやって来るのを“待つ”といったイメージです。
たとえばブログを発信して、そこに潜在顧客がアクセスしに来るのを待つ…といったような感じです。そして、来てくれた人にアプローチしていきます。
プル型発信による潜在顧客へのアプローチで結果を出すには、それなりの時間がかかります。正しいノウハウも必要ですし、改善力や継続力も必要です。
但し、ほとんどの場合は、ほぼ無料で取り組めていけます。ひとり起業の個人事業主や中小企業、資金が無い場合、などは積極的に取り組んでいきましょう。
オウンドメディア(サイト型)
オウンドメディア(サイト型)とは、普遍的なノウハウや情報を整理してまとめた、自社で運営するWEBサイトのことです。簡単に言ってしまえば、潜在顧客向けの情報が満載のホームページといったようなものがオウンドメディア(サイト型)です。
オウンドメディア(サイト型)では、潜在顧客が検索してきそうなキーワードを選定して、役立つ記事を公開します。記事を通して、アクセスしてきた潜在顧客にアプローチし、見込み客へと転換させていくようにします。
アクセス数も必要ですが、それよりの質の良いアクセスが重要です。上手くいくと放っておいても安定して潜在顧客にアプローチし続けていけます。
尚、ホームページ制作業者などは、経営やマーケティングなどの核となるノウハウに欠けている場合が多いので、できれば自分でオウンドメディアを作成できるようになってください。
もし外注するなら、成功するオウンドメディアとは?という目を養ったあとの方が良いです。お気をつけください。
オウンドメディア(サイト型)を自分で作ってみるのであれば、WordPress(ワードプレス)がおすすめです。
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オウンドメディア(ブログ型)
オウンドメディア(ブログ型)とは、流動的なノウハウや情報、およびニュース的な情報など(日記的な情報はNG)を投稿していく自社で運営するWEBサイトのことです。
ポイントやコツは、前述のサイト型と同じです。検索キーワードの選択、記事の内容などが重要になってきます。
ブログ型の場合もアクセス数が必要ですが、サイト型同様で、質の良いアクセスが重要になってきます。こちらも、上手くいくと安定して潜在顧客にアプローチし続けていけます。
オウンドメディア(ブログ型)も、業者を使わず、WordPress(ワードプレス)で簡単に自分で作ってしまう方法がおすすめです。
尚、オウンドメディアは、サイト型+ブログ型を合わせた形にしても問題ありません。また、テーマ別に、複数のオウンドメディア(複数サイト)を立ち上げても問題ありません。
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➡︎ブログ型ホームページおすすめ作り方ガイド【ワードプレス編】
電子書籍
紙の書籍は無理でも、電子書籍(Amazon Kindle)であれば、誰でも簡単に出版していけます。
潜在顧客が手にしたくなるテーマで電子書籍を出版すれば、潜在顧客層にアプローチしていけます。潜在顧客の見込み客化を狙うのであれば、テーマ選定と、あとは、もちろん書籍の中身がポイントになってきます。
電子書籍はAmazonというプラットフォームがあることも大きなメリットです。
PDF小冊子
電子書籍まできちんとしたものではありませんが、簡易的なPDF小冊子も潜在顧客にアプローチすることができます。
パソコンまたはiPad、および、WORDやパワポやPagesやKeynoteなどのアプリがあれば、PDF小冊子は誰でも簡単に作成できてしまいます。
但し、電子書籍のAmazonのように、潜在顧客に認知させる良いプラットフォームが無いので、PDF小冊子を知ってもらうまでの仕組みが別途必要です。
たとえば、先ほどのオウンドメディアやSNSを入り口として、PDF小冊子の存在を知ってもらうと良いでしょう。
尚、ここでは、PDF小冊子としましたが、ホワイトペーパー、チェックリスト、ワークシート、テンプレート、といったようなPDFで潜在顧客にアプローチしてもOKです。
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YouTube
第二のテレビ、第二の検索エンジンと言われるYouTube(動画コンテンツ)は、潜在顧客にアプローチするのに、今最も注目すべきメディアです。
潜在顧客が見たいと思う動画をアップして、アプローチしてください。
動画をどう見つけてもらうか、どうすれば見てもらえるか、どうすれば最後まで見てもらえるか、見込み客化につながる内容は?など色々とハードルはありますが、大きな効果も期待できます。チャレンジする価値ありです。
Facebookは実名登録が基本のSNSということもあり、Twitterのように荒れたり炎上することは滅多にありません。なので、気軽に潜在顧客にアプローチしていけます。
とはいえ、SNSは、基本的に暇つぶしやプライベートの時間に使うツールです。あまり、ビジネス色が濃い投稿は嫌われます。その点は、十分に気をつけてください。
尚、Facebookは、個人のFacebookとは別に「Facebookページ」というのも作れます。こちらは、ビジネス色が出ても大丈夫です。会社の公式Facebookページみたいにして活用することができます。
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InstagramもFacebook同様、使いやすいSNSの一つです。
Instagramは写真がメインのSNSです。なので、視覚的アプローチができる商品などを潜在顧客向けにアプローチしていくと良いでしょう。
ですが、無形商品を扱っている場合は、商品を画像にできません。その場合は、その場のシーンや雰囲気が分かる画像を投稿したり、潜在顧客向けのメッセージ(テキスト文字)を画像化してInstagramに投稿するといった方法があります。
Twitterは、最も拡散力の高いSNSです。いわゆるバズるということが一夜一瞬で起き得ます(運や偶然性も必要)。逆に炎上もしやすいです。
そして、Twitterは、投稿メッセージが、どんどん下に流れていきます。これはFacebookやInstagramも同様ですが、Twitterは投稿(ツィート)の間隔が短いので、投稿メッセージが下に流れ去るスピードが早いです。
なので、潜在顧客にアプローチするには、1日に何回も投稿したり、インパクトのある投稿をすることが必要になってきます。
その他のSNS
YouTube、Facebook、Instagram、Twitter以外にもSNSはあります。SNSは流行り廃りがあるので注意が必要ですが、潜在顧客がそのSNS内にいるのであれば、そこにアプローチしても良いでしょう。
その他のSNSとしては、
- TikTok
- Tumblr
- Quora
- Snapchat
- mixi
- Clubhouse
などが有名です(一部、海外で人気でも日本では普及していないものもあり)。
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アメブロ
アメブロはブログを投稿できるブログサービスですが、読者とつながる機能などがあるのでSNSとも言えます。
オウンドメディアとしてブログを管理するのが面倒という場合は、アメブロで潜在顧客にアプローチしていくということでも良いでしょう。
アメブロは、アメブロ利用者がよく見てくれるので、すぐに反応を得られる場合があります。しかし、利用者が枯れてくると読者数は停滞し減少していきます。また、SEO(検索エンジン最適化)もオウンドメディア等に比べると大きく劣ります。
なので、アメブロからWordPress(ワードプレス)に移行するケースが多いです。
note
noteもブログを投稿できるブログサービスですが、読者とつながる機能などがあるので、アメブロ同様SNSサービスとも言えます。
オウンドメディアとしてブログを運営するのが面倒という場合は、noteで潜在顧客にアプローチしていくということでも良いでしょう。
noteはアメブロよりもSEO(検索エンジン最適化)が優れているように思えます。また、ブログコンテンツ自体を販売することもできます。
noteの場合は、既にオウンドメディアを運営していて、サブでnoteを活用しているケースが多いように感じます。
ポッドキャスト
ポッドキャストとは、分かりやすく言うと、音声配信のことです。潜在顧客に刺さりそうなテーマの音声コンテンツを潜在顧客の耳に届けてることで見込み客化を狙っていけます。
読むことが苦手な人向け、動画が見にくい環境(電車内など)、などでは、音声による学習や音声による情報収集のニーズが高いです。
でも、なぜか、日本では、まだポッドキャストは、あまり普及していません。海外では既にメジャーなメディアに成長しています。日本でもそろそろ?かもしれません。
動画でアプローチはちょっと、、、という人にも音声配信はおすすめです。声がイイ人はなおさらオススメです。
ポッドキャストは、Apple、Google、Spotify、himalayaなどが配信プラットフォームになります。
小冊子(紙)
紙の小冊子は、電子書籍やPDF小冊子と比べると費用もかかりますし、簡単に修正も複製もできないので、効率的ではありません。
ですが、形ある冊子、部数が限られた冊子、となるので、PDF小冊子などと比べると、価値感や高級感や希少性が出てきます。特定の場所に置いておくこともできます。
もちろん、一番重要なのは、PDFだろうが紙だろうが、小冊子の中身です。潜在顧客にアプローチし、見込み客化できるような内容でないと意味がありません。お忘れなく。
広告を使った潜在顧客へのアプローチ
ここからは、広告を使った潜在顧客へのアプローチです。
広告はお金がかかります。ですが、何でもそうですが、お金を使った方法は最も早く成果につながります。ビジネスでお金を下手に節約していては絶対に結果はでません。
但し、広告は失敗すると、お金をドブに捨てることになります。広告のみに頼っていると、広告単価の高騰で利益率が圧迫されてきます。その点には十分に注意してください(オウンドメディアなど無料施策との併用がおすすめです)。
尚、広告代理店は悪徳業者も多いので、できれば自分で成功する広告を出稿できるようになってください。もし外注するなら、騙されないために、目を養ったあとの方が良いです。お気をつけください。
Google広告
Google広告とは、主に、Googleのリスティング広告、およびディスプレイ広告のことです。
- リスティング広告…Google検索した際に検索結果のように出てくる広告
- ディスプレイ広告…各サイトの余白に表示されるバナー広告
検索するということは、そこに検索者の意思が働いています。なので、リスティング広告(検索連動型広告)は、潜在顧客にヒットする確率が非常に高いです。
一方、ディスプレイ広告は、広告をチラシのようにバラ撒いているような広告なので、反応率はリスティング広告より落ちます。ですが、広告をクリックした閲覧者に追跡表示することが可能となる点がメリットです。
Yahoo!広告
Yahoo!広告もGoogle広告と同様です。リスティング広告とディスプレイ広告があります。
Google広告と同様なので説明は省略しますが、Yahoo!検索の利用者よりGoogle検索の利用者の方が多いことには留意しておいてください。
Facebook広告
Facebook広告とは、Facebookのタイムライン上に、一般の人のFacebook投稿の間に差し込まれてくる広告です。
Google広告やYahoo!広告は、検索ユーザー全員が見る可能性がありますが、Facebook広告はFacebookの利用者しか見ることができません。
ですが、Facebook利用者は日本で2600万人もいます。充分に巨大です。
尚、Facebookは、ターゲッティング機能が優秀なので、狙った属性の潜在顧客に絞って広告を見せることができます。
YouTube広告
YouTube広告は、YouTube動画の再生開始時や動画内に差し込まれる動画形式の広告です。テレビCMのYouTube版といった感じです。
もうほとんどの人はYouTubeユーザー(日本国内6500万人以上)です。さらに視聴時間も伸びています。なので、多くの潜在顧客にアプローチすることが可能です。
顔、声、表情、動き、熱量など、全てを伝えられるYouTube動画広告は、潜在顧客にアプローチしやすいので今とても注目されています。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、紹介広告のことです。紹介してくれる人をアフィリエイターと呼びます。
アフィリエイターは、企業から一般個人まで多数存在します。アフィリエイターは自分の運営するメディア(ブログやメルマガなど)内に広告主ページへのリンクを貼ってくれます。
たとえば、ある個人のブログで、あなたのサービスに関する記事が書かれます。詳しくはコチラと言って、あなたの運営するページに飛ばします。そんなイメージです。
アフィリエイターのブログやメルマガの読者に潜在顧客が多くいれば、アフィリエイター(アフィリエイトする人達)が勝手に潜在顧客にアプローチしてくれるというわけです。
マッチングサイト
マッチングサイトとは、お願いしたい人と、お願いを聞いてあげる人、悩みを解消したい人と、解消できる人、などをマッチングするサイトのことです。
マッチングサイトには、潜在ニーズではなく、ニーズが顕在化されている人がサイトに訪れる場合が多いです。なので、潜在顧客へのアプローチというより、見込み客へのアプローチといった使い方の方が良いでしょう。
ですが、やり方によっては、十分に潜在顧客にもアプローチできます。アイデア次第です。
ほとんど無料で掲載できるので、広告という分類は違うのかもしれませんが、一種の広告であるという判断をして、広告に分類しました。
主なマッチングサイトを掲載しておきます
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
- タイムチケット
- ジモティー
- セミナーズ
- ストアカ
- こくちーずPro
- セミナー情報.COM
上記はほんの一部です。次から次へと小さなマッチングサイトが立ち上がっています。が、次から次へと消えてもいます。とりあえず、上記であれば大丈夫かなと思います。
関連記事
➡︎ ココナラの類似サービスやサイト一覧【56選】自分を売る方法
その他のネット広告
その他のネット広告もたくさんあります。
- Instagram広告(SNS)
- Twitter広告(SNS)
- Bing広告(検索エンジン)
- スマートニュース(ニュースアプリ)
- ホットペッパー(広告ポータルサイト)
- etc
上記はほんの一部です。潜在顧客がよく見るウェブメディアであれば、そこに広告を出稿して潜在顧客にアプローチできます。
プレスリリース
プレスリリースとは、報道機関やマスコミに、あなたのこと(例:新サービスのリリースなど)をお知らせすることです。
すると、必ずではありませんが、上手くいくと報道されたりします。さらに、その内容が着目されるべきと判断されれば、各メディアが取り上げてくれます。
もちろん、そう簡単には上手くいきませんが、多くの潜在顧客に知ってもらいたいなら、行って損はない無視できないアプローチ方法です。
テレビCM
テレビCMは、何だかんだ言っても、その影響力は今もNo1です。
ですが、広告市場としては、ネット広告に抜かれましたし、衰退してきています。また、テレビCMは、ネット広告の何十倍、何百倍という費用がかかります。
私達のような個人事業主や中小企業には、なかなか手の出せない領域です。というか、テレビは完全なマス向けメディアなので、そもそも、手を出す必要は無いと思って良いです。
ラジオCM
ラジオCMも完全なマス向け広告です。ちなみに、ラジオCMの費用はテレビCMほどは高くありません(1スポット20秒5万〜10万円)。
お金に余裕があり、かつ、地域性が重要なサービスであれば、地方ラジオ局にCMを流して潜在顧客にアプローチするというのも面白いかもしれません。
さらに、もっと閉域のFMラジオ局などもあります。そういうところであれば、そこまで有名でなくても、番組に出演してアプローチするということが可能となってきます。
新聞広告
新聞広告は、かつて主流広告の一つでしたが、今は新聞自体が読まれなくなっており、アプローチ効果は期待薄です。
とはいえ「やっぱり紙の新聞だよ」という人も少なくありません。
新聞購読者に潜在顧客が多くいるような場合は、新聞広告で潜在顧客へのアプローチをしてみてる価値は十分にあります。
雑誌広告
雑誌広告も新聞と同じく紙媒体ですが、雑誌は新聞よりもターゲットを絞って特化されたものになっています。
なので、あなたの専門分野に通じる雑誌であれば、新聞広告より潜在顧客にピンポイントでアプローチできる可能性があります。
あなたの専門分野に通じる雑誌を探してみてください。(特定の業界向けに特化した新聞なども同様だと思ってください)
リアル活動による潜在顧客へのアプローチ
ここからは、リアル活動による潜在顧客へのアプローチです。
ネットを使ったプル型アプローチや広告と比べると、リアル活動による潜在顧客へのアプローチは圧倒的に効率が悪いです。
ですが、信頼関係を築き上げるスピードは一番早いです。そこを上手くできれば、一番早く見込み客に転換できます。一番早く売上につながります。
交流会
交流会への参加は、リアルなアプローチ活動の王道です。
一度に多くの人と交流はできませんが、運良く潜在顧客に出会えたら、売り込みなどせず、まず信頼関係を築き上げていってください。これは、最も早く見込み客化する方法の一つです。
効率はネットのコンテンツ発信や広告より何十倍も悪いですが、見込み客化のスピードは何十倍も早いです。
特に起業したての人は、まず目の前の1人から!です。
セミナー
セミナーは、売り手や営業マンとしてでなく、先生ポジションで、潜在顧客と接することができるので、潜在顧客との壁が薄くなります。
潜在顧客を集めて、問題や課題を顕在化してあげてください。そうすることによって、潜在顧客は見込み客へと転換していきます。
もちろん、見込み客向けのセミナーであれば、もっと早く売上に近づきますが、セミナーのやり方次第では、受講者は潜在顧客でも十分です。むしろ、潜在顧客の方が集客しやすい場合が多いです。
先生ポジションとして接することができるセミナーは、潜在顧客へアプローチする方法として、最もおすすめできる方法の一つです。
※ オンラインセミナーでの実施でもOKです。
関連記事
セミナー集客を成功させるためには、下記の記事を参考にしてください。
➡︎セミナー集客を成功させる16のコツ【上手くいく告知や宣伝の方法】
勉強会
セミナーの呼び方を勉強会に変えただけです。先生→受講者という、セミナーの一方通行の度合いが減って、より参加者同士(先生であるあなたも含む)でコミュニケーションがとれる形式になります。
なので、セミナーより、さらに潜在顧客との壁が薄くなる場合が多いので、信頼関係もセミナーより築きやすくなります。
但し、セミナーも同じなのですが、勉強会内で、全てが解決したり、満足感を与えてしまうと、見込み客化はできません。その場で終わりです。その点は十分に気をつけてください。
※ オンライン勉強会での実施でもOKです。
お茶会
勉強会の呼び方をお茶会に変えただけです。より雑談感を出すような雰囲気で進行しますが、結局は、勉強会やセミナーと同じです。
ただ、お茶会という呼び名が、やわらかいので、テーマによっては、セミナーや勉強会より、潜在顧客にアプローチしやすくなる場合もあります。
女性ターゲットなどの場合は、セミナーや勉強会より、やわらかく、お茶会として呼びかける人が多いように感じます。
展示会
展示会とは、幕張メッセとかの広い会場で行われる、なんとかEXPOとか、なんとかフェアのことです。
出展料はそこそこ高いですが、多くの見学者が訪れるので、潜在顧客と出会える可能性は大です。もちろん、見込み客に出会える可能性もあります。
私は出展しようと思ったことがないので、成功させるコツは分からないのですが、そういうポイントをおさえておかないと、ただただ疲れて終わるといったことがよくあるそうです。参考まで。
その他のイベント
その他、何らかのイベントを主催して、潜在顧客を集めてアプローチするといった方法も効果的です。何らかのイベント…だと曖昧ですが、そこは、あなたのアイデアでということです。
なんとか祭り、なんとか体験会、何でもいいです。
たとえばですが「美味しい○○を食べる会」みたいなイベントを企画して、仲良くなったら、さりげなく保険をセールスする…なんてことをやってる人もいます。
この場合は、先に趣味仲間、お友達になって、信頼関係を築いたら……という作戦です。私は好きなやり方ではありませんが、こういうやり方もあるよということです。
ワイワイガヤガヤのコミュニケーションが得意な人は、何か自分なりのイベント企画を考えてみてはどうでしょうか。
プッシュ型発信による潜在顧客へのアプローチ
ここからは、プッシュ型発信によるの潜在顧客へのアプローチ方法の説明です。
プッシュ型アプローチというのは、こちらから届ける、こちらから攻める、ピンポイントでターゲットに伝える、といったようなアプローチのことです。
こちらから届けるものになるので、プッシュ型のアプローチは、手元にリスト(メルアドや住所など)が無いと実施できません。
なので、潜在顧客向けというよりも、どちらかというと、見込み客向けのアプローチと言う方がしっくりくるかもしれません。
とはいえ、まだまだ見込み客とは呼べない段階のリストというのも多くあるのではないでしょうか。
そういう場合は、ぜひ、プッシュ型のアプローチによる、潜在顧客の見込み客化に努めてください。
チラシ
チラシは、業種や撒き方にもよりますが、不特定多数に配る場合は、ほとんど反応を得られないと思った方が良いでしょう(0.01%とか…)。
ほとんどのチラシは、見もせずにグシャグシャと丸められてゴミ箱行きとなります。きっと、あなたもそうしていますよね?見込み客以前の潜在顧客をチラシで振り向かせるのはかなり困難です。
とはいえ、ビジネスの内容によっては、ネットよりチラシの方が潜在顧客の反応が良いという場合もあります。安易にチラシはダメと判断しないでください。
尚、業者の作った綺麗で整ったチラシより、手書きでインパクトのあるダサいチラシの方が反応がとれる場合が多いです。覚えておいてください。
ハガキやレター
チラシを出すなら、お手紙やレターの一部とした方が良いでしょう。見る人にとっては、あくまでもレター(情報)がメインで、チラシはオマケといったバランスです。
上手く潜在顧客にアプローチできると、レター(ためになる)→興味がわく&自分ごととして捉える→チラシも見てみようかな…。といったように潜在顧客から見込み客になってくれます。
電話
電話によるアプローチは、場合によっては今でも有効な場合があるかもしれません。ですが、潜在顧客にいきなり電話でアプローチして、見込み客化できるでしょうか。ただただ迷惑がられて終わりではないでしょう。
電話で潜在顧客にアプローチする場合は、少なくとも何らかの接触があってからです。いきなりの電話によるアプローチは、時間の無駄になるだけでしょう(電話する方もされる方もストレスのみかと…)。
FAX
FAXも受ける方はただただ迷惑です…。ですが、電話のように自分の時間が中断されるわけではないので、まだ受け手としてのイメージは少しマシかもしれません。
それに、FAXは、チラシなどと同じく文字でのアプローチになるので、もし潜在顧客の目にとまって、キャッチーなコピーが書かれていれば、反応してくれる可能性は十分にあります。
メール
メールはポピュラーになりすぎています。なので、迷惑メールが大量に送られてきます。チラシと同じです。開かずにすぐさまゴミ箱行きです。
ですが、信頼関係が築けている相手からのメールは別です。読んでもらえます。その潜在顧客だけに向けた個別のメールであれば、十分なアプローチができます。
まだまだメールは、アプローチするのに有効な方法の一つです。
メルマガ
メルマガは個別ではなく一斉配信するものになるので、前述の個別メールより軽視されます。なので、開かずそのままという場合が多いです。
また、最近のメール受信システムは、勝手に迷惑フォルダにメールを振り分けてしまう場合が多いです(最悪の場合は届きすらしない)。
なので、有益なメルマガを発信して、潜在顧客にアプローチしているつもりでも、実は届いていること自体気づかれていなかった…。というような悲しい結果も少なくありません。
ですが、潜在顧客のためになる魅力的なメルマガは、たとえ迷惑フォルダに振り分けられても、探して読もうとしてくれます。タイトル次第で開封率も高くなります。
読まれさえすれば、メルマガはかなりの高確率で見込み客化が成功します(もちろん中身次第です)。
公式LINE
メールやメルマガと違って、必ず到達し、開封率も高いのが、LINEです。
メールのように勝手に迷惑LINEが送られてくるようなこともありませし、勝手にブロックされるようなこともありません。
LINEで潜在顧客にアプローチするには、プライベートLINEとは別に、機能が豊富なビジネス用の公式LINEというサービスを使います。
LINEはメールよりライトな感覚で、かつ、近しい間柄のようなイメージでメッセージを受けてくれるので反応も良い場合が多いです。
但し、LINEは、メールのように長めにしっかりとした文章は書けません(書けるけど嫌われる)。なので、場合によっては、メールより反応率が落ちる場合があります。
また、迷惑メールまでいかなくても、LINEでアプローチする人が増えていくと、迷惑LINEと思われる場合が出てきます。開封率も落ちていきます。そして、ウザいと思われブロックされます。
尚、LINEの場合は、アカウントが急に停止される場合があります。そうなるとLINEの友達リストは全滅となるので、LINE一本は非常に危険です。メール等との併用をおすすめします。
飛び込み訪問
迷惑アプローチの代表的な方法が飛び込み訪問です。
ですが、私の知り合いの社長は、ほぼ飛び込み訪問のみで仕事を受注しています。その話しを聞いた時は信じられませんでした。この時代に飛び込み訪問なんて…
その社長は、別に話しが上手いわけではありません。別に画期的な商品を持っているわけでもありません。営業テクニックも何も知りません。
ただ、人間性というか人間力というか、めちゃくちゃ人間が良いのです。本当に目立って人と違うところはそこだけです。
飛び込み訪問が良いとはおすすめできませんが、この話しの中には、何か重要な本質があるような気がします。そう思ったので、アプローチ方法の一つとして載せておくことにしました。
結局、潜在顧客へのアプローチは何が良いの?
ここまで、たくさんの潜在顧客アプローチ方法を説明してきました。細かく上げて行けば他にもまだアプローチ方法はあると思います。
で、結局、潜在顧客へのアプローチは何が良いのでしょうか?
さすがに、それは分かりません。
なぜなら、あなたのビジネス内容、ターゲット層、商品、その他、細かな部分が分からなければ、何が良いとは言えません。ネットが良いのかリアルが良いのかさえも分かりません。ご自身で検討してみてください。
ですが、それでは少し冷たすぎるかなとも思うので、一般的によく行われているフローを紹介しておきます。
潜在顧客アプローチ モデルフロー
潜在顧客からの見込み客化、見込み客からの顧客化(契約)までの一般的なフローを説明していきます。各場面の絵をイメージしながら読んでみてください。
注)下記のアプローチ手順は、ほんの一例です。あなたにとっての正解とは限りません。
オウンドメディア等を活用した例
- 検索
- あなたと結びつけてくれるキーワードで、潜在顧客が検索を行う。
- アクセス
- 潜在顧客の求める答えがあなたのページに存在すればアクセスされる。
- 興味
- 潜在顧客が読んだページの質が良いと、あなたのサイト、もしくは、そのページの筆者(あなた)に興味がわく。
- オプトイン商品のオファー
- 潜在顧客の興味をさらにひくプレゼント(例:PDF小冊子)をオファー(提案・提供条件の提示)する。
- リスト化
- 連絡先情報(例:メルアド)と引き換えにプレゼントを渡す。この時、潜在顧客はリスト化される。※まだまだ薄いけど、この時点で見込み客化したと言える。
- プッシュマーケティング
- メールやLINEなどで、さらに有益な情報を提供していき、信頼関係を築きながら価値教育なども行なっていく。※薄い見込み客を濃い見込み客にしていく。
- フロントエンド商品のオファー
- 見込み客にとって魅力的でかつ購入ハードルの低いフロントエンド商品(例:セミナー)オファーを提示する。
- 課題の掘り起こし
- フロントエンド商品(例:セミナー)や個別相談などを通して、見込み客の課題を明確にしてあげる。
- バックエンド商品プレゼン
- 売り込まずでも「欲しい」と言ってもらえるような、バックエンド商品(メインで売りたい商品)のプレゼンを行う。
- ご契約
- クロージングを行なって契約を終える。
まとめ
あなたにとって、どんな潜在顧客のアプローチ方法が一番良いのでしょうか?でも、アプローチ方法なんかより、もっと重要で、もっと優先度の高いことがあります。
それは、あなたのビジネスのポジショニング、商品コンセプト、ターゲットの絞り込み、などです。これらの方が重要度や優先度が何十倍も高いということを忘れないようにしてください。
なぜなら、これらが少しでもダメなら、どんな手法を用いてアプローチしても、潜在顧客には、届かない、刺さらない、反応しない…となるからです。
なので、潜在顧客へのアプローチ方法について考えるのは、ポジショニング、商品コンセプト、ターゲットの絞り込み、などの確度が上がってからにしてください。
以上、「潜在顧客にアプローチする39の方法」でした。
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