ホームページなどWEBサイトの費用対効果【2つの重要ポイント!】

ホームページなどWEBサイトの費用対効果【2つの重要ポイント!】
この記事は、
- ホームページなどWEBサイトで得られる効果は?
- ホームページなどWEBサイトでの費用対効果は?
- ホームページなどWEBサイトでの費用対効果計算方法は?
といったような悩みや質問に答えていきます。
この記事を読むことで、
- ホームページなどWEBサイトで得られる効果が分かります。
- ホームページなどWEBサイトの費用対効果が分かります。
注)この記事は、個人事業主や中小企業向け。モノ売りではなく、コト売り、自分が商品となるような方向け。WEBマーケティングが苦手な初心者向けの記事となっています。
【 目次 】
ホームページなどWEBサイトの費用対効果
ホームページなど、WEBサイトの費用対効果を考えることは、経営者にとって非常に重要です。
「起業するならホームページくらい作らなきゃね」/「格安で丸投げできるホームページ制作業者いないかなぁ」/「やっぱ作るならオシャレで格好いいホームページにしたいよねぇ」
…と、安易にWEBサイトを作ろうとする経営者が多い中、費用対効果に関して知ろうとしている、あなたは、既にWEBマーケティングの出だしで、ライバル達を一歩リードしています。
そのくらい、世の中の経営者の多くは、WEBサイト(ホームページやブログなど)に関する意識や理解が低いケースが多いです(教えてもらう機会が無いので仕方ないのですが…)。
ですが、きちんと費用対効果を意識し、WEBサイト(ホームページやブログなど)を正しく活用する努力を続けていくと、WEBサイトは、かなり大きな効果(売上・利益・安定)を生むようになります。
WEBサイトと費用対効果に対する誤解
これから、WEBサイトの費用対効果について、詳しく説明していきますが、まずは、その前に、とっても重要な事実をお伝えしておきます。
既にご存知の方は読み飛ばしてもらってOKです。
重要な事実とは、WEBサイト(ホームページなど)と費用対効果に関する、よくある誤解です。よくある誤解は以下の2つです。
- WEBサイト(ホームページなど)を作ったらアクセスがくる
- WEBサイト(ホームページなど)から直接売れてくれる
…残念ながら、…上記のようなことは起こりません。
WEBサイト(ホームページなど)を作ったらアクセスがくる
WEBサイト(ホームページなど)を、ただ作っただけでは、アクセスは1件も来ません。大袈裟ではなく100年たってもアクセスは1件もきません。これが事実です。例外はありません。
アクセスが1件も来ないWEBサイト(ホームページなど)は、当然ながら、費用対効果なんて得ることはできません。
たとえ、制作費に100万円かけようが、1000万円かけようが、この事実は変わりません。WEB制作のプロ中のプロに依頼しても、この事実は変わりません。
なぜなら、WEBサイト(ホームページなど)は作った後が重要だからです。
もし、お金や時間をかけるなら、ホームページなどを作る時にお金や時間をかけるのではなく、作った後にお金や時間を投資してください。これは、費用対効果に大きく影響してきます。
WEBサイト(ホームページなど)から直接売れてくれる
WEBサイト(ホームページなど)から、直接、バックエンド商品(メイン商品)が売れたり、契約につながる問い合わせが来ることは、基本的に無いと思ってください。
いくつかの条件が満たされると、フロントエンド商品が売れたり、契約につながる問い合わせが来ることもあります。ですが、その条件をそろえるのは、至難の技です。なので、何も売れないと思っておく方が良いです。
では、WEBサイト(ホームページなど)の価値とは何なのか?
それは、見込み客リストです。WEBサイト(ホームページなど)は、見込み客リストを大量に集めていくことに非常に向いています。以下の流れを覚えてください。

WEBサイトを活用して、高い費用対効果を得ている会社や個人事業主は、必ずと言って良いくらい、上記の流れを実現しています。
このように、WEBサイト(ホームページなど)は、直接的ではなく、間接的に活用することが重要なコツとなります。
成功している人は、WEBサイト(ホームページなど)からは、直接売れないけど、見込み客リストからは売れるということをよーく知っています。
WEBサイトが費用対効果を生む2つの重要ポイント
WEBサイト(ホームページなど)で大きな費用対効果を得ようと思うのであれば、以下の2つのいずれかが必須です(もしくは両方)。
これは、WEBマーケティング・WEB集客・ホームページ集客の不変の原理原則です。なので、絶対に忘れないでください。
- 効果的な情報を発信する
- 効果的な広告を出す
上記の2つを図で表すと以下のようになります。
効果的な情報を発信する

効果的な広告を出す

青い実線で括った部分がWEBサイトのメインの仕事です。
WEBサイト(ホームページなど)に、このメインの仕事をどれだけやってもらえるか?(やらせるようにできるか?)で、費用対効果が大きく変わってきます。
効果的な情報を発信する
効果的なコンテンツ(ブログ記事等)を発信し続けていくと、アクセスが集まります。
この方法は、お金はかかりませんが時間を使います。ですが、WEBサイト(ホームページ等)で費用対効果を生んでいる会社や個人事業主の多くは見込み客向けに、魅力的で効果的なコンテンツを常時発信し続けています。
効果的なコンテンツから、見込み客をオファーに誘導し、リスト登録に誘導します。
効果的な広告を出す
効果的な広告を出すとアクセスが集まります。
もちろん、広告は、かなりのお金がかかります。ですが、時短となります。WEBサイト(ホームページ等)で費用対効果を生んでいる会社や個人事業主の多くは、広告を年中出しています。
効果的な広告から、見込み客をオファーに誘導し、リスト登録に誘導します。
WEBサイト費用対効果を考える前に重要な2つのこと
ホームページ、ブログ、これらのWEBサイトの費用対効果を検討する前に、あなたのビジネスの市場と商品やサービスの価格設定(バックエンドのメイン商品)について、問題ないかを確認してください。
市場選びや価格設定を誤ると、いくらホームページやブログを頑張っても、高い費用対効果は得られません。
たとえば、
WEBサイト(ホームページ等)に100万円かかったとします。広告費用にも100万円かかったとします。投資は合計200万円となります。
そして、商品単価や市場ニーズが、下記のようだったら、どうなるでしょうか。
単価5千円×1人に売れる=売上5千円
(低単価 × ニーズ無し)
単価5千円×20人に売れる=売上10万円
(低単価 × ニーズ有り)
単価50万円×1人に売れる=売上50万円
(高単価 × ニーズ無し)
単価50万円×20人に売れる=売上1千万円
(高単価 × ニーズ有り)
最後のパターン以外は大赤字ですね。。。
仮に売上の全てがWEB経由だとすると、1つ目のケースなんて、投資額の回収に、なんと400ヶ月もかかる計算となります。
WEBサイトで、費用対効果を生むには、WEBサイト単品の「点」で見るのではなく、ビジネス全体の「面」や「線」の中のWEBサイトという見方をしてください。
そうすると、そこに、市場や価格という要素が、当たり前に出てくるわけです。(本当はもっと沢山の要素がありますが、話しが複雑になるので、省略します。)
このように、市場と価格はとても重要なパラメータとなります。WEBサイトの費用対効果を考える前に、ビジネスの根幹である、市場と価格設定について、今一度、見直しておきましょう。
リスト数に着目した費用対効果
ここまでの説明で、見込み客リスト数が、費用対効果を得るのに必須の1つの大きな要素であることが分かったと思います。
ところで、見込み客1リスト獲得するのに、必要となる平均コストは、いくらくらいかご存知ですか?
見込み客1リスト獲得するのに、必要となる平均コストは、
1000円〜3000円です。
しかも、年々上昇しています。
これをもとにすると、
- 100リスト:10万円〜30万円
- 1000リスト:100万円〜300万円
- 10000リスト:1000万円〜3000万円
となります。
即ち、ホームページやブログから、広告を使わず、上記の数の見込み客リストを集められれば、それだけの価値があるということです。
たとえば、ホームページの制作に100万円、検索からのリストを1000件獲得、本来1リスト2000円かかるとすれば、
100万円で200万円分のリスト獲得です。
もし、ホームページを自作して初期費用を抑えていたら、
0円で200万円分のリスト獲得です。
リスト獲得数 × 1リスト獲得平均コスト - 合計リスト獲得コスト
これで、WEBサイトの費用対効果を計算してください(検討時は実績値ではなく目標値などを用いてください)。
リストを得た時点は、まだ売上は上がっていませんが、見込み客リストは、現金より遥かに重要な財産となります。
リストをどのくらい集めていけるか!?が、WEBサイトの費用対効果です。価値です。
関連記事
➡︎ホームページ自作【初心者入門ガイド】全7章で分かりやすく解説!
アクセス数に着目した費用対効果
リストを獲得するには、まずは、あなたのWEBサイトにアクセスを集めなければなりません。
自然に検索からアクセスされれば、特にコストはかかりません。ですが、広告を出してアクセスを得るには広告費用が必要です。
代表的な広告には、Google広告があります。インターネットで検索すると、あたかも検索結果のように、検索結果の上部などに出てくるやつです。

このGoogle広告は、1クリックされると〇〇円という方式(クリック課金)で広告費用が発生します。
検索キーワードによって、この広告単価は大きく変わってきます。ニーズが無い検索キーワードだと1クリック数十円です。ニーズが高い検索キーワードだと1クリックでかるく1000円を超えてきます。
仮に1クリック500円とすると、
- 100アクセス:5万円
- 1000アクセス:50万円
- 10000アクセス:500万円
となります。
即ち、ホームページやブログから、広告を使わず、上記の数のアクセス数を集められれば、それだけの価値が、そのWEBサイトにあるということです。
たとえば、自然な検索から1000アクセスを集められるなら、そのWEBサイトは、50万円の効果があると言うことができます。
これが1年間続けば1万2千アクセスですから、600万円の価値があると言うことができます。
アクセス数 × 1クリック広告単価
ですが!
見込み客リスト数と違って、アクセス数は財産になりません。アクセスは、見込み客リストに変換しないと、価値のないアクセスです。
ここは非常に重要なポイントなので、必ず覚えておいてください。
WEBサイト費用対効果例
ここで、WEBサイト費用対効果例を2つほど紹介しておきます。
WEBサイト費用対効果例(1)
まずは、リスト獲得から売上につながる例です。
- ホームページ:自作で0円
- ホームページ維持費:約5千円(5ヶ月)
- 情報コンテンツ:自作で0円
- 広告費:未使用0円
- 月間リスト獲得数:20人
- リスト獲得数合計:100人(5ヶ月)
- フロントエンド購入者:5人(5%)
- バックエンド単価:80万円
- バックエンド購入者:2人(40%)
- 売上:160万円
160万円 - 5千円 = 159.5万円
実際は、情報コンテンツの執筆時間や、フロントエンド実施に関する費用(たとえば交通費など)のコストも存在しますが、説明上、省略してあります。
WEBサイト費用対効果例(2)
次は、リスト獲得というステップを飛ばしていますが、効果的だったミニマム事例の一つとして紹介しておきます。
- ホームページ:自作で0円
- ホームページ維持費:約1千円(1ヶ月)
- ランディングページ:自作で0円
- 広告費:未使用0円
- アクセス数:30人(10日間)
- フロントエンド購入者:2人
- バックエンド単価:50万円
- バックエンド購入者:1人
50万円 - 1千円 = 49.9万円
こちらも、実際は、LP(ランディングページ)の作成時間や、フロントエンド実施に関する費用(たとえば交通費など)のコストも存在しますが、説明上、省略してあります。
上記の2つの例は、あくまでも単発の例ですが、上記のような例は、2回、3回、10回、20回と繰り返していくことができます。
計算してみてください、WEBサイトが生み出すトータルの合計利益を。計算してみてください、WEBサイトの費用対効果を。
なぜ、デジタルマーケティングだ、WEBマーケティングだ、ホームページ集客だ、ブログ集客だ…と、あちこちで騒いでいるのか?
その理由が、この辺りにあります。
但し、
簡単には考えないでください。
WEBサイトが、このような利益・効果を得るには、オファーの質、情報コンテンツの質、検索順位をアップさせたり、クリック率や登録率を改善したり、セールスの工夫をしたり…といったことが必須です。
WEBサイトを単品の「点」で見るのではなく、ビジネス全体の「面」や「線」の中のWEBサイトという見方をしてください。
でないと、例のような、費用対効果は得られません。
まとめ
WEBサイト(ホームページやブログ)は、正しく活用すれば、大きな費用対効果を得られます。
さらに、ホームページやブログやランディングページ(LP)を自作すれば、さらに費用対効果は大きくなります(もしくは効果的に外注を使う)。
広告を上手に使えば、お金はかかりますが、時短でアクセス数を集められます。時短でリストを獲得できます。
自然に検索されるようになれば、広告費0円で、安定的に、アクセスと見込み客リストを得られるようになっていきます。
但し、何度もしつこいようですが、WEBサイトを「点」で見ていては、効果も利益も得られません。WEBサイトを作っただけでは、効果も利益も、1件のアクセスすら得られません。
その辺りがよく分かってくると、あなたのWEBサイト(ホームページやブログ)は、いずれ、大きな利益を生んでくれます。ぜひ、がんばってください。
尚、WEBサイト(ホームページやブログ)からの集客については、以下から学ぶことができます。
補足
アクセスを集めるには、効果的な情報を発信する/効果的な広告を出す。の他に、最近はSNSを活用するという方法も効果的です。
投稿コンテンツ(ツィートやYouTube動画等)がバズったり、拡散させることができると、アクセスが集まります。
この方法もお金はかかりません。ですが、SNSで拡散するということは、非常に難易度が高いです。また、SNSは流行り廃りがあり、アカウント停止というような危険と隣り合わせなので、注意が必要です。