ブログ:質の高い記事vs低い記事【5倍〜490倍の差が!?】
ブログ:質の高い記事vs低い記事【5倍〜490倍の差が!?】
この記事は、
- ブログで質の高い記事とは何ですか?
- ブログで質の低い記事とは何ですか?
- 記事の質の高い低いはどのくらい重要ですか?
といったような、疑問や質問にお答えします。
この記事を読むことで、
- ブログで質の高い記事のポイントが分かります
- ブログで質の低い記事となる原因が分かります
- 質の高い記事はアクセスが集まることが分かります
【 目次 】
ブログ:質の高い記事vs低い記事
まず、以下のグラフを見てください。
※上記は自然検索からのアクセス数のみのグラフです。全アクセス数は上記以上となりますが差し引いています。
これは、あるクライアントさんのホームページの中のブログに、私がたった1記事だけ執筆して投稿した結果のグラフです。私の書いた1記事だけが突出してアクセス数を集めています。
なぜ、私が書いた記事だけが、アクセスを集めているのでしょうか。
結論を言うと、それは、
質の高い記事
を書いたからです。
クライアントさんが書いた、他の250を超える記事も、決して読みにくい記事ではありません。分かりやすいです。読んで面白い記事もあります。ためになる記事もあります。
そういう意味では、クライアントさんの書いた記事も、文章として質が低いわけではありません。むしろ、質が高いとさえ言えます。
でも、私が提供した、その1ページだけにアクセスが集中しています。それは、なぜでしょうか。
それは、メール、LINE、お手紙、日記、小説、論文…というような、普通の文章の場合の「質が高い」と、ブログの場合の「質が高い」とでは、全く前提が違うからです。
ホームページやブログの記事の場合、読み手は、
インターネット検索後に読みに来る
という大前提があります。(説明上SNSや他リンクからの流入は除きます)
インターネット検索してくる人は、何かの悩み、何かへの願望、質問・疑問、何らかの意図を持って検索してきます。ココがすごい重要です。
この大前提をどこまで深く理解しているか?これで、ブログ文章の質は、大きく変わります。
質の低いブログ記事の特徴・原因
ブログ記事としての質の低い記事の特徴・原因は大きく5つあります。
- 書きたいことを書いている
- 思いを書いている
- 説明が足りない分かりにくい
- 余計な説明が多過ぎ
- SEOライティングされていない
それぞれ説明していきます。
書きたいことを書いている
ブログ記事に書きたいことを書いているうちは、アクセスが来ません。
なぜならば、自分が書きたいことが、インターネット検索者の検索意図と合致することは、まずないからです。すると、検索されません。検索されても、検索結果に出てきません。
当然ながら、「今日は美味しいランチをいただきました♪」「お得意様とパーティをやりました!」「新しいサービスをはじめます!割引先行募集!」といったようなブログ記事はNGです(ブログ記事全体の1割程度なら可です)。
「そんなことはない!読み手のことを思って書いてます!書きたいことじゃなく求めてるであろうことを書いてます!」という方もいるでしょう。
でも、冷静に読み直してみてください。いつの間にか、自分が書きたいことが出ちゃっていませんか?当初の執筆構想や設計からズレたものになっていませんか?インターネット検索してくる人の検索意図や感情と結果ズレていませんか?
ブログ記事に自分の書きたいことを書くのはNGです。
思いを書いている
あなたの思いが強く出過ぎたブログ記事を書いているうちは、アクセスが来ません。
なぜならば、インターネット検索してくる人は、情報・事実・答えを求めています。なので、そこに書き手の思いは必要ありません。
対既存顧客へ向けての文章であれば、思いが前面に出た内容でも良い場合があるかもしれません。ですが、インターネット検索してくる見知らぬ人に対して、あなたの思いの出過ぎは邪魔になります。
でも、思いの出過ぎは、よく私もやってしまいます。書いていると熱くなってついつい…。
勘違いしてほしくないのですが、思いを出すことはOKです。書き手の思いがゼロの文章は全く面白くないので、アクセスがあったとしても、ブチっと閉じられます。なので、あなたの思いは出した方が良いです。
但し、
思いの出し過ぎはNGです。
説明が足りない分かりにくい
説明が足りないと、アクセスが来ません。説明が足りていても、どんなに専門的でも、読み手にとって分かりにくければ、アクセスは来ません。
何かを知りたくて、何かを教わりたくて、インターネット検索してくる、そういう人に対して、説明不足の情報は、質が高いと言えるでしょうか?分かりにくい説明は、質が高いと言えるでしょうか?
言えませんよね。
また、ブログ記事で、文字数は何文字以上書くと良いですか?とよく質問されることがあります。1000文字以上?5000文字以上?長ければ長い方が良い?
そんな基準はありません。500文字でも1万文字でも、分かりやすく説明しきれた文字数が正解の文字数です。
説明が不足している。説明は足りていても分かりずらい。そういうブログ記事はNGです。
余計な説明が多過ぎ
余計な説明、余計なことを書きすぎると、アクセスは来ません。
何かを知りたくて、何かを教わりたくて、インターネット検索してくる、そういう人に対して、検索意図からズレた余計な情報提供は必要とされるでしょうか?
必要とされません。
たとえば、〔美味しいラーメン店〕と検索してアクセスされた記事に、美味しい寿司や美味しいデザートの店の情報は必要ですか?美味しいラーメンの作り方の情報は必要ですか?…不要ですね。余計です。
もしかしたら、何人かは、お寿司やデザート、ラーメンの作り方の情報もありがたいと思うかもしれません。でも、まずそれはあり得ません。
自分の知識が溢れ出し、ついつい、あれもこれもと書いていってしまうことがよくあります。私もよくやってしまいます。。。
ですが、
余計な情報が多過ぎると、読み手にとっては、ただただ、分かりずらい記事になるだけです。NGです。
SEOライティングされていない
Googleに適した書き方(SEOライティング)をしないと、アクセスはされません。
これについては、そういうものです。としか言えません。
Google検索して、検索結果にサイト一覧を表示するのはGoogleだからです。Googleが正しくブログ記事の内容を認知できなければ、検索結果に表示されることはありません。
SEOライティングについては、とてもこの記事だけでは、説明しきれない程のノウハウがあります。奥深いです。また、日々ルールも変化しています。
とは言え、画期的なテクニックもありませんし、素人には取り組めない高度で難解なテクニックも必要ありません。
たとえば、ここまで説明した4点も、広義の意味では、SEOライティングノウハウの一部です。奥は深いですが、テクニカルで技術的な話しは無かったですよね。
このように、誰でもSEOライティングは可能です。可能ですが、
SEOライティングを取り入れていないと、Googleにとっては、質の低い記事と見なされてしまいます。
質の高いブログ記事を書くポイント
それでは、ブログ記事としての質の低い記事の特徴や原因が分かったので、次は、質の高いブログ記事としていくためのポイントを説明していきます。ポイントを次の3つにまとめました。
- 検索者の知りたいことを書く
- 十分な説明を分かりやすく
- SEOライティングを行う
それぞれ説明していきます。
検索者の知りたいことを書く
質の高いブログ記事にするには、検索者の意図に対する答えを書いてください。検索者の知りたいことを書いてください。
何故かは、前項の「質の低い記事の特徴・原因」の説明で、理解されていると思うので、細かい説明は省きます。
ブログ記事は、1テーマ1記事(1ページ)にしてください。その1テーマは広いテーマではなく、絞った1テーマにしてください。
そして、そのテーマ、即ち、検索者の悩み・願望・質問、それに対する答えを書いてください。余計な情報は不要です(関連度の高い情報は含めても可)。
あなたの思いも削ってください。但し、ある程度は、体験談や思いも含めて、記事にオリジナリティを出してください。オリジナリティも質の高い記事の重要な条件です(出し過ぎに注意)。
検索者の意図に対する答え、検索者の知りたいこと、これについてシンプルにビシっとブログに書ければ、質の高いブログ記事となります。
十分な説明を分かりやすく
読者が「???」とならないよう、十分な説明を分かりやすくしてあげてください。
これも何故かは、前項の「質の低い記事の特徴・原因」の説明で、理解されていると思うので、細かい説明は省きます。
あなたが常識と思っていることでも、読者は説明してもらわないと分かりません。知らなかったり、誤解してることばかりです。安易に説明を省略しないでください。
ですが、説明が多過ぎると、逆に読者を混乱させる場合もあります。なので、あえて省略するのはOKです。そのバランスは難しいですが…。
また、対同業者へ向けてのブログでなければ、専門用語など使わずに、読者が普段使う言葉で分かりやすく説明してあげてください。
十分な説明を分かりやすくしてあげれば、質の高いブログ記事となります。
SEOライティングを行う
SEOを意識(Googleを意識)してライティング(文章を書くこと)をしてください。
Googleを意識するより、検索者・読者を意識する方が、何百倍も重要です。そこは、誤解しないでください。ですが、Googleは無視できません。
Googleに正しくブログ記事の価値や質を認識してもらうよう、SEOライティングを施しでください。
ここでは、全てを書ききれませんが、SEOライティングの最大のキーポイントは、検索キーワードです。検索キーワードが、検索者(読者)とあなたのブログ記事を結びつける唯一の要素だからです。
徹底的に、検索者(読者)が打ち込む検索キーワードを意識してください。
すると、あなたは、自然に、検索キーワードをブログ記事のタイトルや見出しや本文内に書いていくはずです。これは、SEOライティングの第一歩であり、かつ、最重要基本事項です。
それ以外のSEOライティングに関するノウハウも重要ですが、極端に言えば、上記の基本事項のオマケのようなものです。
徹底的に検索者(読者)が打ち込む検索キーワードを意識してください。そうすれば、Googleに対して認知されるようになります。
関連記事
▶︎【入門】検索ボリュームの目安【多い少ないどっちを選ぶ?】
▶︎Google月間検索数の調べ方【初心者向けガイド:2020年版】
質の高いブログ記事で得られる効果
ここまで、よろしいでしょうか?では、ブログで質の高い記事を書くとどうなるのでしょうか。
こうなります。
検索順位が上がる
↓
アクセスが増える
↓
読者に喜ばれる
↓
成約等につながる
最後の“成約等につながる”については、また別のノウハウやポイントがあるのですが、そこに至る前までは、質の高いブログ記事によって効果が得られるようになります。
以下は冒頭で見せたグラフです。
※上記は自然検索からのアクセス数のみのグラフです。全アクセス数は上記以上となりますが差し引いています。
ある期間のアクセス数は、私の書いたブログ記事1ページで441アクセスです。他の記事は全部で259ページありますが、その全部を合わせても227アクセスです。1記事平均約0.9アクセスです。
441アクセス:0.9アクセス
質の高い記事は、他の記事の約490倍となりました。
2番目にアクセスを集めてる記事は78アクセスです。これと比較しても、質の高い記事は5.6倍のアクセス数となります。
比較する記事のアクセス数により、倍率は変わってくるので、何倍だからどうのこうのは言えません。ですが、質の高いブログ記事を書くことによる、メリットや効果は、このように歴然です。
まとめ
質の低いブログ記事の原因は、以下の5つでした。
- 書きたいことを書いている
- 思いを書いている
- 説明が足りない分かりにくい
- 余計な説明が多過ぎ
- SEOライティングされていない
そして、質の高いブログ記事のポイントは、以下の3つでした。
- 検索者の知りたいことを書く
- 十分な説明を分かりやすく
- SEOライティングを行う
この記事の内容をもとにして、あなたのブログで質の高い記事を書くよう取り組んでいけば、間違いなく結果は改善していきます。
色々と奥は深いですが、何か特別に専門的でテクニカルな技術を使うわけではありません。誰でも取り組んでいけることばかりです。
また、あなたはプロのライターではないので、ここで説明した内容に従い、全記事100点にする必要はありません。
私のブログ記事だって、恥ずかしながら、超一流のライターやブロガーと比べたら、ほとんどは50点か60点レベルです。それでも効果は出ます。
とりあえず、平均点は50点くらいだと思って、まずは、50点レベルの質の高いブログ記事を目指してみてください。
補足)
日記的な記事は、FacebookなどSNSで発信してください。セールス・告知などの情報は、メールやLINEなどの配信メディアにて顧客リストへ向けて発信してください。ホームページ・ブログ/SNS/配信メディア、それぞれ合った内容で発信しましょう。
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