ホームページ自作費用の内訳【ワードプレスが個人でも安いのでおすすめ】
ホームページ自作費用の内訳【ワードプレスが個人でも安いのでおすすめ】
要約
ホームページの自作にかかる費用は、平均だいたいの目安としては、以下の通りです。
- ホームページ自作 初期費用…(ほぼ0円)
- ホームページ自作 維持運営費用…(600円〜1800円/月)
この記事は、
- ホームページを自作してみたいけど費用はいくらかかるの?
- ホームページの自作にかかる費用の内訳を知りたい…
- ホームページ自作後のランニングコストは必要ですか?
といったような、悩みや質問のある、ホームページ作成やWEBマーケティングの初心者へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことによって、
- ホームページを自作するのに必要な費用が分かります。
- ホームページの自作にかかる費用の内訳が分かります。
- ホームページ自作のおすすめの方法が分かります。
- ホームページ自作後の集客にかかる費用が分かります。
- ホームページ作成は自作か業者かの見極めポイントが分かります。
途中で、私自身がホームページ自作にかけた費用を、例として具体的に公開していますので、そちらもぜひ参考にしてください。
【 目次 】
ホームページ自作費用の内訳
ホームページ自作費用の内訳を説明する前に、「ホームページ自作とは?」について、簡単にまとめておきます。
ホームページ作成を自分でならほぼ無料
自作ホームページだからこそ得られる多くのメリットは、もう既にだいたいは把握されているかと思いますが、その中でも目立つメリットは、やはり、ほぼ無料でホームページを簡単に作成できるということです。
作成に閉じず、変更も無料で済みますし、ページ追加は何百ページ追加したって無料です。
ホームページの自作はHTMLなどの専門知識不要
今のホームページ作成用のツールやサービスは、HTMLなどの専門的な技術知識は一切不要です。すごく凝ったことをやりたい場合は、HTMLなどの知識も必要になってきますが、そんな場面はまずありません。
実際に私や私のクライアントさんは、HTMLなど全然わかりません。使ってもいません。でも、集客できるホームページを作成し、実際に集客することができています。
ホームページを自作する場合の費用相場はだいたい平均いくらか?
先ほど、ほぼ無料でと言いましたが、完全無料とはなりません(無料のホームページ作成サービスを使う場合を除く)。
ホームページの自作にかかる費用は、平均だいたいの目安としては、月額で500円〜1500円程度はかかってしまいます。とはいえ、費用対効果を考えれば、もうほぼ無料です。
要注意:無料のホームページ作成サービスを使って作成したサイトや、月額制のホームページ作成サービスを使って作成したサイトは、あなたの資産・所有物にならない場合があります(業者側の資産・所有物)。
ホームページやブログの自作ならワードプレスがおすすめ
前項で、せっかくホームページを自作しても、自分の資産・所有物にならない場合があると注意点を述べました。世界でも有名なWix、日本で有名なJimdo、ペライチ、Ameba Ownd、なども該当します。
趣味や個人のホームページやブログならそれでも良いですが、ビジネスやマーケティングの基点となるホームページやブログなら、自分の資産・所有物となるようにしてください。
その場合は、今のところワードプレス一択です。
ワードプレスがおすすめの理由
ワードプレスがおすすめの理由は色々ありますが、主な理由としては以下のような点が大きいです。
- 無料である(サービスでなくツールなので問題なし)
- 世界でも日本でも圧倒的なシェア(サイト作成ツールやサービス(CMS)のシェア率65%はワードプレスです)
- 書籍もネットも情報量が桁違いに豊富である
- 初心者でも十分に扱っていける
- 検索結果の上位に表示されやすい
注意:ワードプレスには「WordPress.org」と「WordPress.com」という2つの種類があります。後者の「WordPress.com」はWixやJimdoと同類のサービスです。ワードプレスでビジネス用のホームページを自作する場合は「WordPress.org」を使用してください。
おそらく、あなたもワードプレスでのホームページ自作を考えているのではないでしょうか。
ということで、ホームページ自作費用の内訳は、ワードプレスを使うことを前提として説明していきます。
ホームページ自作費用の内訳(ワードプレスの場合)
それでは、ワードプレスを使った場合の、ホームページ自作費用の内訳を説明していきます。
- ホームページ作成〜運営にかかる費用計(初期費用と月額)
- 自作ホームページに必要なサーバーのレンタル費用
- 独自ドメインの取得・使用にかかる費用
- ワードプレスやテーマやプラグインにかかる費用
ホームページ作成〜運営にかかる費用計(初期費用と月額)
既に提示済みですが、ワードプレスを使った自作ホームページの場合、作成〜運営にかかる費用は以下の通りです。
- ホームページ自作初期費用計…(0円)
- ホームページ自作維持運営費用計…(600円〜1800円/月)
自作ホームページに必要なサーバーのレンタル費用
自己資産となるホームページですが、ホームページを作成する場所(土地のようなもの)がないと作成できません。この場所をサーバーと言います。
ですが、素人がサーバーを所有し管理することはできません。なので、レンタルサーバーという便利なサービスを利用します。土地だけは借りて上物の家は自分で建てるといったイメージです。
レンタルサーバーにかかる費用は以下の通りです。
- レンタルサーバー費用…(500円〜1400円/月)
独自ドメインの取得・使用にかかる費用
自己資産のホームページにするなら、独自ドメイン名(〜.comとか〜.jpなど)を取得しなければなりません。この独自ドメイン名に対しては年額の利用料が必要です。
- 独自ドメイン利用料金…(1500円〜4000円/年)
- 参考)月割り計算した場合…(約130円〜340円/月)
※ 〜.comや〜.jpなど識別子によって年額料金が異なります。もし安くても見慣れない識別子を選択することはおすすめしません(イメージが多少悪くなる場合があるので)。
ワードプレスやテーマやプラグインにかかる費用
ワードプレスはGPL(GNU General Public License)配下で配布されているので無料で使うことができます。
ワードプレス(WordPress.org)には、デザインや機能が異なる様々な着せ替えテンプレートのようなものが数えきれないほど豊富に存在します。これをWordPressテーマと言います。
テーマはWordPress公式のものと非公式のものがあります。無料のテーマと有料のテーマがあります。
プラグインはワードプレスに別途付け加えることができるオプション機能のことです。プラグインも数えきれないほど多く存在します。無料と有料があります。
- ワードプレス…(0円)
- ワードプレステーマ…(0円〜数万円)
- プラグイン…(0円〜数万円)
例:ホームページ自作にかかった具体的な費用
私の場合のホームページ自作にかかった初期費用、および、今現在かかっている費用は下記の通りです。
※ 端末や通信費等は除きます。
- 書籍『いちばんやさしいWordPressの教本 第5版』…(1738円)※
- レンタルサーバー「さくらインターネット」…(525円/月)
- 独自ドメイン利用料…(1952円/年(163円/月額換算))
- ワードプレス(WordPress.org)…(0円)
- WordPress公式テーマ「Lightning無料版」…(0円/月)
- WordPress公式プラグイン各種…(0円/月)
合計すると、
- ホームページ自作初期費用計…(1738円)
- ホームページ自作維持運営費用計…(688円/月)
となります。
※ 「いちばんやさしいWordPressの教本」については、「WordPress入門書【初心者向け参考書おすすめの1冊】ランキング付」という記事で詳しく説明しています。
ホームページ自作費用(その他のツールやサービス)
以下のサービスでは、レンタルサーバー代なども不要で、完全無料でホームページを作成することができます。
- Wix
- Jimdo
- ペライチ
臨時のサイトや趣味の延長で用いるような重要度の低いサイトは、ワードプレスでなく、上記のような無料サービスでも十分です。
また、これらのサービスには有料版もあります。ビジネス用のホームページでも、集客不要で、ただの会社案内カタログ代わりのようなホームページであれば、上記のサービスの有料版でも十分です。
各サービスの有料版の料金 ※2022年2月時点
WIX料金
- 500円〜3800円/月額
Jimdo料金
- 990円〜5190円/月額
ペライチ料金
- 1078円〜3278円/月額
ホームページ業者作成費用相場と自作費用の比較
ホームページを作成運営するのに、業者に依頼する場合と、自分で行う場合の費用の比較をするとおおよそ以下のようなイメージになります。
※ 業者のホームページ制作費は、会社案内のような簡単なものなら20万や30万程度です。集客を見込んできちんと設計されたものだと80〜100万、それ以上になります。なので、中間の60万円を設定しました。他の変更費用なども同じような感じで中間的な金額を設定しました。
費用項目 | 業者の場合 | 自分での場合 |
ホームページ作成初期費用 | 60万円 | 2千円 |
ランディングページ(LP)作成費用 | 20万円 | 0円 |
何らかの大きな変更・修正×3回 | 30万円 | 0円 |
何らかの小さな変更・修正×10回 | 10万円 | 0円 |
何らかのページを追加×4ページ | 20万円 | 0円 |
維持運営費用/年 | 0円 | 1万円 |
合計 | 140万円 | 1万2千円 |
ビジネスやマーケティングは投資が非常に重要です。なので、お金がかからなければそれで良いとはなりません。ですが、ホームページの作成については、お金をかけず、自作した方がメリットがあるように私は思っているのですが、あなたはどう思いますか?
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自作ホームページで集客にかかる費用
ホームページは、業者が作っても、自分で作っても、作ったままではアクセスは1件も来ません。大袈裟ではなく本当に1件もきません。
検索からのアクセスなど、ホームページを活用して集客していきたい場合は、もう少し費用(と時間)がかかっていきます。
たとえば、
- 集客用記事コンテンツの作成費用と時間
- 検索結果表示順位を上げる施策費用と時間
- 広告出稿に関する費用と時間
などです。
ホームページの作成よりも、このホームページ集客にかける投資と時間で、ビジネスの成果は大きく変わってきます。
マーケティングの武器としてホームページを作成するのであれば、ホームページの作成はゴールではありません。スタートです。これを忘れないようにしてください。
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ホームページ作成は自作か業者か?見極めの目安ポイント
さて、あなたはホームページを自作しますか?それとも、業者に依頼しますか?
ほとんどのWEBサイトは自分で作成できます。ですが、下記のようなケースは自作をおすすめしません。なぜなら、高スキルが必要だったり、維持管理が大変過ぎて、素人の私たちびは、実現が困難だからです。
自作はやめた方が良いケース
- デザインに凝ったホームページ
- メンバー管理の必要な会員サイト
- 特殊なシステムや機能が必要なホームページ
- 大規模なデータを扱うようなホームページ
- ネットショップ系のホームページ
上記に当てはまるような場合は、きちんと専門の業者に頼むか、専用のプラットフォームなどを活用することをおすすめします。
それ以外であれば、自作で十分かな……と思います。
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まとめ
以上、ホームページ自作費用について、あれこれ説明してきました。
ホームページが自作でき、変更や追加も自分でできるようになると、行っていけるマーケティング施策の幅が、かなり広がります。集客や売上に大きくつながっていきます。
人それぞれ様々な事情や背景があるので、自作が絶対に良い、いや、業者依頼の方が良い、というのはありません。あなたが出す答えが正解で良いです。
この記事が、その正解に導くヒント、参考、になれば嬉しいです。
さいごに。重要なので繰り返しておきます。
自作・業者、いずれにしても、ホームページは作っただけでは、何の役にも立ちません。ホームページは作った後が重要です。これだけは忘れないでくださいね。
ホームページ自作講座
⬅︎第1章『ホームページ自作メリット【実体験からのデメリットも含めて解説!】』