コーポレートサイトとホームページの違いとは?簡単に説明

コーポレートサイトとホームページの違い

【簡単に】コーポレートサイトとホームページの違いとは?

要約

コーポレートサイトとホームページの違いを初心者向けにわかりやすく説明しています。

この記事は、

  • コーポレートサイトとは何ですか?
  • コーポレートサイトとホームページの違いって何?
  • コーポレートサイトは用意した方が良いのですか?

といったような、質問や疑問のある、WEB集客やマーケティングの初心者の方に向けて答えていきます。

この記事を読むことによって、

  • コーポレートサイトとは何かが分かります。
  • ホームページとは何かが分かります。
  • コーポレートサイトとホームページの違いが分かります。

簡単にわかりやすく説明していきますね。

コーポレートサイトとホームページの違いとは?

コーポレートサイトとホームページの違いを、簡単に説明すると、以下のようになります。

  • コーポレートサイト:自社が所有管理する会社の総合案内カタログのようなWEBサイト。顧客、投資家、採用希望者、ビジネスパートナーなど関係者全般に向けて社内情報を開示するWEBサイトのこと。
  • ホームページ:上記のようなコーポレートサイト、または、サービスサイトやブランドサイトなども含む自社が所有管理するWEBサイトの総称。(これがホームページといった決まりはない)
  • WEBサイト:コーポレートサイトやホームページやブログなど、全てを含む最も大きな括りの総称です。

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そもそも、「WEBページとWEBサイトとホームページの違いもよく分からないです、、、」というような場合は、下記の記事も参考にしてください。

➡︎ 【簡単に】WEBページとWEBサイトとホームページの違いを解説

コーポレートサイトとホームページの違いについて、もう少し詳しく説明していきます。

コーポレートサイトとは

コーポレートサイトとは、

自社が所有管理する会社の総合案内カタログのようなWEBサイト。顧客、投資家、採用希望者、ビジネスパートナーなど関係者全般に向けて社内情報を開示するWEBサイトのことです。

一般的には、「コーポレートサイト」ではなく、単に「会社のホームページ」と呼ばれることが多いです。

大企業などであれば、コーポレートサイトと格好をつけた呼び方をすることもあるでしょうが、でなければ小難しい表現をする必要はありません。普通に、ホームページとか自社サイトと呼ぶ方が、相手にとって伝わりやすいです(親切です)。

ただし、

サービスサイトやブランドサイト、オウンドメディア、ブログなど、別途、いろいろな自社サイトを所有管理している場合は、混乱を避けるため、「ホームページ」ではなく「コーポレートサイト」と呼んで区別した方が良いでしょう。

  • サービスサイト:ある特定の商品やサービス1つにに特化したWEBサイト
  • ブランドサイト:ある特定のブランドイメージを認知してもらうためのWEBサイト
  • オウンドメディア:潜在顧客や見込み客のためになる情報を発信するWEBサイト

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➡︎ 【簡単に】オウンドメディアとホームページの違いをわかりやすく説明

➡︎ ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】

ホームページとは

ホームページとは、

コーポレートサイト、または、サービスサイトやブランドサイトなども含む自社が所有管理するWEBサイトの総称です。

ホームページの本来の意味(発祥:英語圏)は、WEBサイトのトップのページのことですが、日本では、自社が所有管理するWEBサイトの総称として使われることが多いです。

このように、ホームページの意味定義は曖昧です。ホームページはこうでなければならない、という決まりはありません。たとえば、会社案内の要素が少なくて、ほとんどオウンドメディア要素ばかりのWEBサイトをホームページと呼んでも問題ありません。

ちなみに、私のWEBサイトも、一応はオウンドメディアのつもりですが、オウンドメディアというと分かり難いので、私はあえて、わかりやすいホームページという呼び方をしています。

要するに、呼び方なんて何でも良いのです。

誰に何を何のためにどう伝えるか?

がはっきりしていれば何の問題もありません。

コーポレートサイトの目的

ここで、コーポレートサイトの目的を明確にしておきます。コーポレートサイト(=会社案内のようなホームページ)の目的を、簡単に一言で言うと、「社会的信用」となります。

「実在しているんだね。」「こんな活動しているのね。」「こんな会社なんだね。」「信用しても大丈夫そうだね。」と、顧客、取引先、銀行、投資家、採用希望者、ビジネスパートナーなどに信用・理解してもらうのが、コーポレートサイトの目的です。

コーポレートサイトの目的は、それ以上でもそれ以下でもありません。コーポレートサイトは、社会的信用以外は生み出せません。なので、費用対効果はほぼゼロだということに注意してください。

コーポレートサイトでは集客できません

たまに、勘違いする人がいるのですが、コーポレートサイト(=会社案内のようなホームページ)では、新規集客は一切できません。先に述べたように、費用対効果は全くありません。

アクセスしてくるのは、身内(社員)や既存顧客、既につながりのある取引先などばかりです。潜在顧客や新規見込み客のアクセスは全く来ません。

なぜなら、潜在顧客や新規見込み客が求める情報が、コーポレートサイトには一切存在しないからです。

ただし社会的信用は必須

ですが、会社情報が不要とは言っていません。どこのどんな誰か?どこのどんな会社か?がわからなければ、まず間違いなく「大丈夫かなぁ」「怪しいなぁ…」と思われてしまうからです。

たとえば、広告→販売ページという経由で、すぐポチっとボタンを押す人は少ないです(安価な日曜品レベルのモノ売りは除く)。ほとんどの人は「この会社って?」と詳しく調べます。

そういう意味では、会社情報は必須です(個人でも同様の情報は必須)。

コーポレートサイトのデザイン

コーポレートサイトのデザインに関する注意点を述べておきます。

コーポレートサイトは、費用をかけて、カッコ良い立派なデザインにする必要はありません。デザインに力を入れたら信用度がアップするわけではありませんし、集客ができるわけでもありません。

デザインに凝っても費用対効果は無いままですから、そこに時間や費用をかけるのは無駄にしかなりません。

デザインは普通で問題ありません。今は、デザインを知らない素人がWEBサイトを自分で作っても、普通に綺麗なものになります(テンプレートがあるから)。デザインは普通で何の問題もありません。

コーポレートサイトは、WordPress(ワードプレス)やWixなどで、自分で空いた時間に作れば十分です。

※もちろん、予算が余っている方は、ホームページ制作業者に依頼し、プロにしか作れない綺麗なサイトを作ってもらっても構いません。

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➡︎ ペライチとWordPressとWixとjimdoの比較【ホームページ自作ツール】

ちなみに、もし、あなたが、パソコンが苦手なら、私や私のクライアントさんと同じように、iPadだけでもコーポレートサイト、ホームページ、ブログ、オウンドメディア、などを作ることは可能です。

➡︎ iPadでホームページは作成できますか?【無料おすすめの方法】

コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)の例

コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)の例を載せておきます。

日興アイ・アールが、全上場企業のホームページ充実度を評価し、表彰企業を毎年公表しています。

下記は、その中の一社、サービス業部門の最優秀サイトである、株式会社ベネッセホールディングスのホームページ(コーポレートサイト)です。

コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)の例
コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)の例

:当記事の説明用として、上記では、有名な一流企業の例を紹介しましたが、私たち個人や小規模企業は、大企業や一流企業のホームページや戦略を真似てはいけません。ご注意ください。

個人事業主やスモールビジネスのコーポレートサイト

個人事業主やフリーランス、ひとり社長やスモールビジネスの場合でも、コーポレートサイトのようなWEBサイトは必要なのでしょうか?

時代的には、一応用意しておいた方が良いです。なぜなら、コーポレートサイト(ホームページ)が無いと、銀行と取引できなかったり、元請け会社(特に大手)と取引できなかったりするケースがあるからです。

ただし、コーポレートサイト(ホームページ)は、本当に簡単なもので大丈夫です。繰り返しますが、コーポレートサイトに、費用をかける必要は全くありません。

WordPress(ワードプレス)やWixなどで、サッと自分で簡単に作成してしまえば良いです(ほぼゼロ円で作れます)。素人でも綺麗にできます。

もし、外注するにしても、安く仕上げれば良いです。なぜなら、単なるコーポレートサイトは、新規集客などができず、費用対効果が全く無いからです。費用をかけるだけ無駄です。

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コーポレートサイトもホームページも呼び名の違いはどうでもいい

コーポレートサイトもホームページも、呼び名の意味や定義は、ある意味、どうでも良いです。

大切なことは、そのWEBサイトは、どんな目的で、誰に何を伝えるためのWEBサイトなのか?ということです。どんな呼び名になろうが、必要ないものは用意する必要ありませんし、必要なものは用意する。ただそれだけです。

コーポレートサイトとはこういう定義でこうあるべきだ…。ホームページはこういう定義でこうあるべきだ…。どうでも良いことですよね。

どんな目的で、誰に何を伝えるためのWEBサイトなのか?

経営戦略、マーケティング戦略、販売戦略などを元に、WEBサイトをどう活用するか?が重要です。

WEBサイトの種類や呼び方など、表面上のことは一旦忘れてしまいましょう。

コーポレートサイトやホームページの検討の仕方

コーポレートサイトって何だろう?コーポレートサイトを作ろうか?どうやって作ろうか?ホームページを作ろうか?どうやって作ろうか?オウンドメディアって?オウンドメディアを作ってみる?……

…と検討するのではなく、

経営戦略、マーケティング戦略、販売戦略的はどうしようか?そのためにWEBサイトは使えるか?使えるならどう使うか?誰に何をどう伝えていこうか?ゴールをどう設定しようか?

…と検討してください。

その結果、そのWEBサイトを、コーポレートサイトと呼ぼうが、ホームページと呼ぼうが、自社サイトと呼ぼうが、オウンドメディアと呼ぼうが、どうでも良いですよね?全く重要ではないですよね?

どんな結果を得たいのか?

それだけに集中してください。

名前から入らずに、目的から入っていきましょう。

新規集客できるコーポレートサイトにしたい場合

先も述べたように、コーポレートサイト、もしくは、会社案内型のホームページでは、新規顧客を集客することはできません。新規の見込み客すら集客できません。

マーケティングや集客に活かすWEBサイトが必要なら、コーポレートサイトとは別に、潜在顧客や新規見込み客向けに特化した、情報発信型のビジネスブログやオウンドメディア型のホームページを用意してください。

コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)とオウンドメディア型ホームページの違い

コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)とオウンドメディア型ホームページの違いを図解で説明
図解:コーポレートサイト(会社案内型ホームページ)とオウンドメディア型ホームページの違い

別のWEBサイトを用意するのが面倒であれば、コーポレートサイト内に、集客用の情報コンテンツを組み込んでも構いませんが、別サイトにした方が効果的な場合が多いです。なぜなら、一緒だとサイトの目的がぼやけるからです。

重要ポイント:単なるコーポレートサイトではなく、集客用のオウンドメディアであっても、新規顧客は基本的に集客できないと思ってください。集客できるのは新規の見込み客のみです。これをベースに戦略を立てて、WEBサイトを作ってください。でないと失敗します。

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まとめ

コーポレートサイトとホームページの違い

  • コーポレートサイト:自社が所有管理する会社の総合案内カタログのようなWEBサイト。顧客、投資家、採用希望者、ビジネスパートナーなど関係者全般に向けて社内情報を開示するWEBサイトのこと。
  • ホームページ:上記のようなコーポレートサイト、または、サービスサイトやブランドサイトなども含む自社が所有管理するWEBサイトの総称。(これがホームページといった決まりはない)

コーポレートサイトとホームページの違いは曖昧です。ですが、あなたに本当に知ってほしいのは、コーポレートサイトとホームページの違いではありません。

知ってほしいのは、

  • コーポレートサイトや会社案内型のホームページは集客できない。
  • コーポレートサイトや会社案内型のホームページに時間やお金をかけてはいけない。
  • 集客用のオウンドメディアでも新規顧客は集客できない。集客できるのは新規の見込み客である。
  • 新規見込み客を集客・獲得したい場合は、会社情報や商品情報などではなく、潜在顧客や見込み客が求めている、質の良い情報コンテンツを揃えたWEBサイト(ホームページやブログといったオウンドメディア)を用意する。

です。

「コーポレートサイトの定義は、えっとぉ、あれ?何だったっけ?」と忘れてしまってもOKです。ですが、最後の上記まとめは、覚えておいてくださいね。

以上、『コーポレートサイトとホームページの違い』でした。


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➡︎ 無料ホームページ集客やブログ集客を基本的なことを学んでおく