オウンドメディアの更新頻度の目安は?【1ヶ月放置も可?】

更新日:2023年2月19日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
オウンドメディアの更新頻度の目安は?【1ヶ月放置も可?】
要約
オウンドメディアの更新頻度は状況やケースによって異なります。簡単にまとめると下記の通りです(注:あくまでも一つの目安です)。
- 記事数の目安:0〜数十記事
- 更新頻度の目安:週2〜3記事を追加
- 記事数の目安:数十記事〜200記事
- 更新頻度の目安:週1〜2記事を追加(または修正)
- 記事数の目安:200記事以上
- 更新頻度の目安:週0〜1記事を追加(または修正)
この記事は、
- オウンドメディアの記事コンテンツの更新頻度はどのくらいが良いのでしょうか?
- オウンドメディアを放置して更新頻度の間が空くのはマズいでしょうか?
- ブログは毎日更新しろと言われているのですが、、、本当に必要ですか?
といったような質問のある方へ向けてまとめています。
この記事を読むことによって、
- オウンドメディアの更新頻度について正しい考え方が分かります。
- オウンドメディアの更新頻度の目安が分かります。
- オウンドメディアを無駄に更新することが無くなります。
実際に私の経験や実例も含めて説明していきますので、興味がある方は、このまま読み進めてください。
用語の定義
更新:記事コンテンツ等の追加や修正や削除。
【 目次 】
オウンドメディアの更新頻度は?
冒頭の要約でもお伝えした通り、オウンドメディアの目安となる更新頻度は状況やケースによって異なります。
オウンドメディアを立ち上げたばかりで、まだ記事コンテンツもアクセスもほとんど無い状態と、アクセスがかなり増えてきた状態のオウンドメディアの更新頻度が同じなわけないですよね。
すごく簡単に言えば、前者の場合は、少し無理してでも一生懸命に頑張って更新していく必要がありますが、後者の場合はマイペースでもOKです。このように状況によって異なってくるわけです。
なので、この記事では、状況やケースを大きく3つに分けて、オウンドメディアの更新頻度の目安を説明していきます。
オウンドメディアの更新頻度の目安(ケース別)
3つの状況やケースは、下記の通りです。
オウンドメディアの更新頻度の目安ケース
- オウンドメディア立ち上げ時の更新頻度
- オウンドメディア成長期の更新頻度
- オウンドメディア目標達成後の更新頻度
実際には、もっと様々な状況やケースがあると思いますが、説明していく上で、上記の3つに分類することにしました。
参考文献
更新頻度の目安は、人によって意見が異なります。下記は、いずれも月間で一千万アクセス以上を獲得している、オウンドメディアに成功しているサイトの意見です。※ 海外サイト
Hubspotの(How Often Should You (or Your Company) Blog?-あなた(またはあなたの会社)はどのくらいの頻度でブログを書くべきですか?※英語サイト)では、
小規模なブログには、週に3~4回という目標を選択。認知度に重点を置いたブログは、週に1~2回投稿することをお勧めします。
引用元:How Often Should You (or Your Company) Blog?
と述べています。
rockcontentの(How Often Should You Blog? The Answer You Were Looking For-どのくらいの頻度でブログを書くべきですか? あなたが探していた答え※英語サイト)では、
ほとんどの専門家は、週に2~4回ブログを書いていることに同意。競争の激しい分野では、週に4~6回など、より頻繁にブログを書くことが重要です。頻繁に変更されない普遍的な分野の場合は、週に1~2回が良い目標です。
引用元:How Often Should You Blog? The Answer You Were Looking For
と述べています。
微妙にいろいろ更新頻度の目安が異なっています。ですが、これらの参考記事には左右されず、以降は、私の経験に基づき判断した内容で、更新頻度について説明していきます。
それでは、それぞれの状況・ケースについて説明していきます。
オウンドメディア立ち上げ時の更新頻度

まずは、オウンドメディア立ち上げ時の更新頻度についてです。
すなわち、ホームページ、ブログ、などをまだ作ったばかりで、記事コンテンツもまだまだ少ない。アクセスもほとんど無い。といった状態でのオウンドメディアの更新頻度はどのくらいが良いのか?ということです。
立ち上げ時のオウンドメディア更新頻度の目安
- 現記事数の目安:0〜数十記事
- 更新頻度の目安:週2〜3記事を追加
ちょっと大変だとは思いますが、オウンドメディア立ち上げ時からアクセスが得られるようになるまでは、週に2〜3記事の更新が理想です。
※成果を得るのが遅れても良い場合はペースを下げても可
更新頻度の理由
立ち上げ時、または、その後の数ヶ月。この時期は、早く検索エンジン(Google検索など)にあなたのオウンドメディアを認知してもらう必要があります。そうならないと、検索結果には出してもらえないからです。
認知してもらうためには、
「このサイトは、検索者のためになる、良質な記事コンテンツを積極的に発信しているWEBサイトだなぁ」
と、検索エンジンに気づいてもらう必要があります。
でないと、世の中に溢れているWEBサイトの中から、生まれたばかりの赤ちゃんサイトは検索エンジンに拾ってもらえません。つまり、検索結果には出てこない…ということです。
なので、週に2〜3記事の更新という、積極的なオウンドメディア更新が必要となるわけです。
ガチガチに更新頻度を守らなくても大丈夫
週に2〜3記事の更新となるとなかなか大変です。なので、ときには週1でも構いません。たま〜にであれば、更新なしの週があっても大丈夫です。ガチガチにこの更新頻度を守る必要はありません。
ですが、コンスタントで積極的な記事更新は行うようにしてください。
なお、立ち上げ時の更新は、主に新規記事の追加(記事数を増やすこと)に注力してください。
オウンドメディア成長期の更新頻度

オウンドメディアはある時点から成長期に入っていきます。検索順位もどんどん上位に上がっていき、アクセスもどんどん増えていきます。
もちろん、そうなるには、記事の質の良さ、豊富な記事の量、適切なSEO対策などが必要ですが、成長期に入れば更新頻度のペースを落とせます。
成長期のオウンドメディア更新頻度の目安
- 現記事数の目安:数十記事〜200記事
- 更新頻度の目安:週1〜2記事を追加(または修正)
成長期といっても、伸び始めの成長期〜安定した成長期と、実際はもう少し細かく分かれます。
伸び始めの成長期の更新頻度
伸び始めの成長期は、まだ立ち上げ時と同様の更新頻度を続けた方が安心です。なぜなら、まだ検索エンジンから見たら、新人くんサイト…の域を出ていない可能性が高いからです。
安定した成長期の更新頻度
かなり記事も増えて、毎月毎月、順調にアクセス数も伸びてきたら、週に1記事の更新程度で大丈夫です。なぜなら、もう、この段階では、おそらく検索エンジンは、あなたのサイトを一人前と見てくれているからです。
また、今まで以上に、1つの記事に時間をかけられるようにもなるので、記事の質がさらに向上し、さらに大きくアクセス数が伸びていくポイントにもなります。
オウンドメディア目標達成後の更新頻度

アクセス数、見込み客獲得数、成約数、などオウンドメディアから得られる成果が目標に達したら、もうあまり頑張る必要はありません。
目標達成後のオウンドメディア更新頻度の目安
- 現記事数の目安:200記事以上
- 更新頻度の目安:週0〜1記事を追加(または修正)
目標が達成できているのであれば、ある程度の期間(数ヶ月〜1年)オウンドメディアを放置しておいても、アクセス数等は安定したままです。放置しているのに、アクセスが伸びていくという状況になる場合もあります。
オウンドメディア放置事例
実際、私も一時期少しサイトを放置した時期がありましたが、放置したにもかかわらず、その後はアクセス数がアップ、新規見込みリスト獲得(リード獲得)は1.7倍という結果になりました。
また、私のクライアント(士業を営む個人事業主)さんは、約1年間もオウンドメディアを放置しているのに、アクセス数は伸び続けていきました。
オウンドメディアの放置し過ぎはNG
ただし、1年間以上(ケースによっては数ヶ月)という長い期間、オウンドメディアを更新せずに放置しておくと、検索順位が徐々に落ちていき、アクセス数は徐々に減っていきます。
あまりオウンドメディアを放置し過ぎるのはマイナスなので注意してください。
・・・
集客〜売上までの仕組みが確立している場合、ここまで来ると、本当にマーケティングが楽になっていきます。オウンドメディア効果で、セールスまでもが楽になっていきます。
広告も不要となりますし、SNSを投稿し続ける必要もなくなります。
もちろん、新たに上の目標を設定する場合は、オウンドメディアを放置してはいけませんが、もうこれで十分という状況であれば、かなり楽ができるようになっていきます。
オウンドメディアの更新頻度に関する注意点

オウンドメディアの更新頻度に関する注意点をいくつか。
更新とならない更新
たまに、1文字変えて更新すればOKとか、更新日時を変えて保存すればOKとか、そういう基準で「更新した!」と思っている人もいますが、それは更新したことにはなりません。
きちんと意味ある更新でなければ更新とは言えないので注意してください。
100記事更新しろ?…の真実
よく「最低でも100記事書け」ということが言われています。記事の豊富さは重要なので、ある意味これは正解です。
ですが、わずか30記事で十分なケースもありますし、300記事は必要なケースもあります。100記事…というのも、ただの目安でしかありません。業種や競合や目標などによって必要な記事数は異なります。
低質な100記事よりも、まずは、良質な30記事…を目指してください。
毎日更新しろ?…の真実
よく「毎日更新しなさい」ということを言う人がいます。本業がある中で、これは非現実的ですし、実際に毎日更新したところで、それほど大きな成果にもつながりません。
時間が少ない中、低質な更新を毎日続けることよりも、必要な時間をかけて、良質な記事を週1〜3記事更新していくことを目指してください。その方が成果につながります。
関連記事
➡︎ オウンドメディアの記事ネタがない時に【ネタの探し方10選】
ページ削除も更新の一種です
追加や修正だけでなく、記事ページを丸ごと削除するのも更新の一種です。
まったく誰のためにもならない、まったくPV(ページビュー(閲覧))も無い、そんな質も価値も低い記事ページがある場合は、思い切ってそのページを削除するのもオウンドメディア改善の一つの手です。(その前に内容の改善を考えるのが優先ですが)
実際に、私はこの削除をやって、少しアクセス数が伸びました(記録を残してないのですが、たしか十数ページを一気に消したと記憶しています)。
ただし、検索からのアクセスが全く無くても、他のルートからの流入等で読者に必要とされているページもあります。そういう場合は削除しないよう十分に注意してください。
ホームページやブログの更新頻度は?

ホームページやブログの更新頻度はどう考えるか?についてもかるく触れておきます。
ホームページでもブログでも、呼び名がどうであろうが、あなたの見込み客へ向けた情報発信メディアになっていれば、それは立派なオウンドメディアです。
なので、以下のような切り分けで考えれば良いです。
- オウンドメディア型のホームページの更新頻度
- 会社案内レベルのホームページの更新頻度
- オウンドメディア型のブログの更新頻度
- エッセイ日記レベルのブログの更新頻度
オウンドメディア型のホームページの更新頻度
当記事の内容を参考にしてください。
会社案内レベルのホームページの更新頻度
更新してもしなくても、会社案内レベルのホームページに、検索からのアクセスは集められません。有名企業のホームページであれば別ですが、でなければ、成果につながらないので、更新頻度を気にする必要はありません。
オウンドメディア型のブログの更新頻度
当記事の内容を参考にしてください。
エッセイ日記レベルのブログの更新頻度
更新してもしなくても、エッセイ日記レベルのブログに、検索からのアクセスは集められません。有名人のブログであれば別ですが、でなければ、成果につながらないので、更新頻度を気にする必要はありません。
SEOとオウンドメディア更新頻度の関係
更新頻度とSEOの関係については、下記の記事でも触れています。
➡︎ SEOに最適な更新頻度とは?【ブログやホームページの更新ガイド】
オウンドメディアが失敗・閉鎖とならないために更新頻度よりも大切なこと

オウンドメディアを更新しさえすれば、それでOKとはなりません。
オウンドメディアの更新という行為も必要ですが、重要とまでは言えません。オウンドメディアの先には、あなたの見込み客や潜在顧客が実在しています。それを忘れないでください。
重要なのは、
オウンドメディア内の記事コンテンツは、見込み客や潜在顧客のためになるか?あなたに興味を持っていただけるか?
こういう本質的な部分です。
ここを見落としていると、どんなに記事を増やしても、どんなに頻繁にオウンドメディアを更新しても、いく先は、オウンドメディアの失敗、閉鎖、となっていく可能性があります。
この辺り、いまいちど、十分に振り返ってみてください。
まとめ

オウンドメディアの更新頻度の目安は、状況やケースによって異なりますが、大まかな目安としては、下記の通りでした。
オウンドメディア立ち上げ時
- 記事数の目安:0〜数十記事
- 更新頻度の目安:週2〜3記事を追加
オウンドメディア成長期
- 記事数の目安:数十記事〜200記事
- 更新頻度の目安:週1〜2記事を追加(または修正)
オウンドメディア目標達成後
- 記事数の目安:200記事以上
- 更新頻度の目安:週0〜1記事を追加(または修正)
例外もあると思いますが、一つの目安、一つの参考になれば幸いです。
以下、関連記事や参考コンテンツも興味があれば参考にしてください。
関連記事
➡︎ SEOに最適な更新頻度とは?【ブログやホームページの更新ガイド】
➡︎ オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】事例も紹介
➡︎ オウンドメディア改善方法【よくある状況と10の原因と対策】
参考
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