無形商材・無形サービス一覧12種類【個人起業に最適は?】

無形商材や無形サービスの一覧・種類

更新日:2023年9月23日 筆者:鈴木俊雄@smart_plan_tsFacebook

無形商材・無形サービス一覧12種類【個人起業に最適は?】

要約

個人が起業(または副業)する際に用意しやすい、無形商材・無形サービスは下記の通りです。

無形商材・無形サービス一覧12種類

  1. 記事コンテンツ
  2. 動画コンテンツ
  3. 音声コンテンツ
  4. PDFコンテンツ
  5. WEBサイトコンテンツ
  6. コンサルティング
  7. コーチング
  8. カウンセリング
  9. ティーチング
  10. オンラインサロン
  11. 代行サービス(プロデュース含む)
  12. アフィリエイト

詳しくは本文をお読みください。

この記事は、

  • 有形商品を開発し作成し、売っていくのは大変そう…
  • 原価がかからない無形の商材やサービスで起業したい…
  • 個人でも作成し売っていける無形の商材やサービスにはどんなものがありますか?

といったような思いや質問のある、ビジネスやマーケティングの初心者の方へ向けてまとめています。

この記事を読むことで、

  • 個人でも売れる無形の商材やサービスには、どんなものがあるか分かります。
  • どのような商材やサービスがあなたに合うのか?そのヒントが得られます。
  • 売れる商材やサービスにしていくための重要なポイントが分かります。

無形商材や無形サービスと言っても、その種類はさまざまです。あなたに合うものは何か?あなたに用意できるものは何か?

その答えを見つけるために、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

ちなみに、私自身も、WEBマーケティングに関する、無形サービス(セミナーや講座、コンサルティングなど)を提供する小さなビジネスを個人で営んでいます。

また、私のクライアントさんに対し、無形サービスのコンセプト作りや、無形の商品(フロントエンド商品&バックエンド商品&集客用の無料商材)の作成などもお手伝いしています。

その経験も踏まえてのアドバイスも挟んでいくので、ぜひ、参考にしてください。

無形商材・無形サービス一覧12種類【個人起業に最適は?】

まず、この記事で言うところの「無形商材」と「無形サービス」の定義を簡単にしておきます。

  • 無形商材とは
  • 無形サービスとは

無形商材とは

無形商材とは(イメージ図)

無形商材とは、あなたのもっているノウハウやスキルをまとめた記事や動画やPDFなど、または、アプリなど、固形有形ではない無形の商品のことです。主にデジタル商品となります。

無形商材は、問題解決へ向けて、顧客本人のみで取り組んでいくためのものになります。

商材となるコンテンツの中に、あなた自身が存在するかのように、コンテンツが顧客に教え、話し、助け、ときには仕事までしてくれる。そういうものが無形商材です。

ただし、商材は多売向けとなるので、その内容は、どうしても万人向けに汎用化されてしまいます。なので、無形サービスよりは価値が下がる場合が多いです。

無形サービスとは

無形サービスとは(イメージ図)

無形サービスとは、コンサルティングやコーチング、または作業代行など、あなたのノウハやスキル、および、知恵や時間を提供するサービスのことです。

無形サービスは、問題解決へ向けて、提供者(あなた)と顧客が力を合わせて取り組んでいくためのものになります。

あなた自身が直接、顧客に教え、話し、助け、ときには作業の代行まで行う。そういうものが無形サービスです。

顧客にフィットした個別の対応も可能となるので、汎用化された商材では不可能な顧客の問題も解決できる場合が多くなります。なので、高価値で高単価にできるケースが多いです。

無形の商材とサービスのイメージ例

無形の商材とサービスのイメージを例として説明します。ダイエットを例にしてみます。

無形商材のイメージ例

一般的には、こうすると痩せます。一般的には、こういう食事が痩せれます。…という内容の「ダイエットの基礎テキスト」+「体操を教える動画」+「カロリー表」。

無形サービスのイメージ例

Aさんの場合は、カロリーが〜という状況なので、これとこれをこうやって、このレシピ通りに食事をとるのが痩せるのに最適です。もし、それでこうなったら、これも追加すると良いです。わからないことは随時LINEで質問してください。…というような「ダイエット個別コーチング」。

無形の商材とサービスどちらが良いか?

有形、および、無形商材と無形サービス。これらを、きっちり区別する必要はありません。例えば、有形物品と無形商材をセットにしたものを無形サービスとして提供にしても良いわけです。

有形、無形、商材、サービス。記事、動画、音声、PDF、対面、オンライン。どのような形式にするかに正解はありません

あなたの顧客が、もっとも使いやすく、もっとも成果につながりやすい形式にすることが大切ですし、それが正解になります。

個人におすすめの無形商材・無形サービス一覧

無形商材・無形サービス一覧

個人でも作成することができて、個人でも売っていける、代表的な無形商材・無形サービスは下記の通りです。

無形商材の種類一覧

主な無形商材の種類は下記の通りです。

  1. 記事コンテンツ
  2. 動画コンテンツ
  3. 音声コンテンツ
  4. PDFコンテンツ
  5. WEBサイトコンテンツ

無形サービスの種類一覧

主な無形サービスの種類は下記の通りです。

  1. コンサルティング
  2. コーチング
  3. カウンセリング
  4. ティーチング
  5. オンラインサロン
  6. 代行サービス
  7. アフィリエイト

以降で詳しく説明していきます。

無形商材・無形サービスの作成ガイド

無形商材・無形サービス毎の概要、作成する際に使うツール類、ポイント、例などの詳細を説明していきます。

無形商材5種類

無形商材5種類

まずは、無形商材から説明していきます。

1.記事コンテンツ

記事コンテンツは、主にブログなど、WEBサイト上の記事として作成する無形商材です。

顧客の悩みを解決したり、顧客の願望が叶えられるように、あなたのもっているノウハウを記事コンテンツとして作成します。

作成ツール

記事は、WordPressなどで作成した自己資産となるホームページやブログ、または、Wixなどのホームページサービス、noteなどのブログサービスを用いて作成します。

)Wixやnoteで作成した記事コンテンツは自己資産になりません。サービス運営会社の資産となります。もし、サービスが終了や運営会社の都合で全記事が消滅する可能性があることに注意してください。(各種SNSも同様です)

ポイント

顧客にとって、じっくりと学習や復習ができたり、効率良く学べる方が良いコンテンツテーマであれば、動画よりも記事コンテンツの方が良いでしょう。

なぜなら、動画だと理解は早くしてもらいやすいのですが、ピンポイントでの見直しや復習が難しいからです(動画分割やスキップ機能などの工夫が必要です)。

また、改版が考えられる場合も、記事コンテンツの方が良いでしょう。

なぜなら、記事は一部分の改版であれば1分で作業が完了しますが、動画の場合は同じ一部分の改版でも編集が非常に大変なので何倍もの時間がかかるからです。

販売価格の目安

数百円〜5万円

)金額はだいたいの相場目安です。実際は商材やサービスの内容や価値によって大きく変わります(以降の価格目安もすべて同様)。

例えば、今読んでいただいてるページも記事コンテンツです。この記事は一般公開の無料記事ですが、パスワードをかけて購入者だけに見せるようにもできます。

関連記事

➡︎ 記事コンテンツの書き方講座(顧客獲得につながるWEBライティング講座)

※🙇‍♂️上記は準備中です

2.動画コンテンツ

動画コンテンツは、主に YouTubeVimeo など、動画共有サイト上に動画をアップロードして作成する無形商材です。

もしくは、TeachableKajabi などのプラットフォーム上に動画をアップロードして作成します。

顧客の悩みを解決したり、顧客の願望が叶えられるように、あなたのもっているノウハウを動画コンテンツとして作成します。

:自サイトに動画を埋め込むことも可能ですが、動画は容量が非常に大きく、サーバー等を圧迫するのでやめておきましょう。

:YouTubeは規定に反する商用利用(料金を支払った人のみが閲覧できるようにする…など)は禁止されています。「YouTube利用規約」および「YouTubeの規定とポリシー」や「クリエイターのポリシーとガイドライン」をよくお読みください。

作成ツール

動画は、スマホ撮影、ビデオカメラ撮影、パソコン画面の録画、ZOOMの録画などで作成し、iMoviePower Director などのアプリや Adobe Premiere Rush などのソフトを使って編集します。

ポイント

顧客にとって、動作や身振り手振りで話し伝えることが重要なコンテンツテーマであれば、記事コンテンツよりも動画コンテンツの方が良いです。

ただし、動画の場合、記事と違って、一部の改版でも編集等に手間がかかることに注意してください。

なお、コンテンツテーマが動画に向いている向いていないに関わらず、人は動画形式を好む傾向があります。集客率や成約率に関わる場合もあるので覚えておいてください。

販売価格の目安

3千円〜10万円

YouTubeに無料の動画コンテンツの例はたくさんあるので、それらを参考にしてください。

関連記事

➡︎ iPad・iPhone動画圧縮アプリ【1分で簡単圧縮!】

3.音声コンテンツ

音声コンテンツは、音声を自サイトに埋め込んだり、Spotifystand-fmVoicyhimalaya などの音声配信プラットフォームにアップロードして作成する無形商材です。

顧客の悩みを解決したり、顧客の願望が叶えられるように、あなたのもっているノウハウを音声コンテンツとして作成します。

作成ツール

音声は、スマホやパソコンの内蔵マイクでも収録が可能ですが、音声の品質は重要です(動画の場合も同様)。専用マイクは用意した方が良いでしょう。

音声の編集が必要な場合は、AnchorAudioDirectorGarageBandなどのツールを使って編集します。

ポイント

顧客にとって、聞き流しながら学ぶことが良さそうなコンテンツテーマであれば、記事や動画よりも音声コンテンツの方が良いでしょう。

ただし、動画同様、一部の改版でも音声の編集等に手間がかかることに注意してください。

なお、音声コンテンツは、日本ではまだまだ主流とは言えない状況ですが、海外では音声コンテンツも主流コンテンツの一つとなっています。音声コンテンツ市場は伸びしろがあるかもしれません。

販売価格の目安

千円〜5万円

音声コンテンツの例は、stand.fm や himalaya などのサイトで、たくさん聞くことができます。聞いてみてください。

4.PDFコンテンツ

PDFコンテンツは、記事コンテンツをPDF形式にした無形商材です。

直接相手にPDFファイルを送ったり、自サイトや販売プラットフォームに埋め込んでダウンロードしてもらうようにします。

顧客の悩みを解決したり、顧客の願望が叶えられるように、あなたのもっているノウハウを記事化し、PDFコンテンツとして作成します。

作成ツール

Windowsであれば、Word、PowerPointなど、MACやiPadであれば、pagesKeynoteなど、これら有名なツールを使って、文章やスライドを作成し、各ツールのデフォルト機能にあるPDF化機能を使ってPDF化します。

ポイント

(記事コンテンツ同様)

販売価格の目安

数千円〜5万円

以下は私の無料のPDFコンテンツです。自由にダウンロードできるようにしています。もしよければ確認してみてください。(iPad × Keynote のみで作成)

➡︎『 「書く」が苦にならない7箇条 』 をダウンロードする

補足

PDFの代わりに、電子書籍Kindleとしてコンテンツを作成し、セルフ出版するのも一つのやり方です。この記事では、より簡単に作成できるPDFコンテンツの方を紹介しました。

関連記事

➡︎ iPadを使ったPDF小冊子・ミニ電子書籍の作り方

➡︎ WordPressにPDFをアップロードする方法

➡︎ WordPressでPDFリンクを貼り付ける4つの方法

5.WEBサイトコンテンツ

ここで言っているWEBサイトコンテンツとは、会員制のサイトのようなものです。会員だけが、そのサイトにアクセスでき、さまざまな情報を閲覧できるようにします。

記事、動画、音声、PDF、いろいろな形式のコンテンツを大量に提供する場合は、WEBサイト形式の方が良いでしょう。

作成ツール

WordPress(専用テーマまたは専用プラグインが必要になる場合あり)でサイトを作成、または、TeachableKajabi などのプラットフォームを使用します。

ポイント

網羅性など中身をより充実したコンテンツにする場合は、記事、動画、音声、PDFなど単発のコンテンツより、WEBサイトコンテンツにした方が良いでしょう。

ただし、充実させる分、サイトの作成には時間がかかります。なので、単発コンテンツが増えてきた後に、それらをまとめてWEBサイトコンテンツにする計画もおすすめです。

販売価格の目安

1万〜20万円

関連記事

➡︎ オウンドメディアの作り方【個人向け9ステップ】

➡︎ WordPressを使った【オウンドメディアの始め方】

注)上記は会員制サイトの作り方や始め方ではなく、通常のオウンドメディア(自社が運営する情報メディア)の作り方や始め方についての記事です。

無形サービス7種類

無形サービス7種類

次に、無形サービスについて説明していきます。

6.コンサルティング

コンサルティングは、相手の目標実現に向けての、診断や助言、指導やサポートなどをクライアント(顧客)に提供していく無形サービスです。

ポイント

コンサルティングは、このあとに出てくる、コーチングやカウンセリングやティーチングよりも、一般的には価値の高いサービスとなります。

なぜなら、コンサルティングは、コーチング、カウンセリング、ティーチング、すべての要素を含むからです。(単に「こうしろ、アレやれ、コレやれ」と言うのはコンサルティングではありません)

コンサルタントになるには

コンサルタントになるには、ある程度の経験が必要ですが、その期間はわずか数ヶ月でも大丈夫な場合もあります。最初は超々初心者をターゲットにすれば良いのです。

また、コンサルタントに本当に必要なものは、知識やスキルではありません。知識が豊富なだけで何の知恵も出せないコンサルタントは大勢います……

相手のことを思い、寄り添い、考えることができる力。教科書通りのことを教え強要するのではなく、どうすれば良いのかと答えなき答えを一緒に探していく力。

こういうものがコンサルタントにとって本当に必要なものです。このような資質さえあれば、あなたもコンサルタントになれます。

販売価格の目安

1時間:5万〜20万円(超一流レベル:100万円以上)

補足

なお、少し話はそれますが、たとえコンサルタントでなくても、職につく全ての人は心の中で「私はXXのコンサルタントなんだ!」と思うことをおすすめしておきます。

例えば、

「私は美容師だけど、単なる髪切り屋ではなく、お客様の毎日に変化を与える美のコンサルタントなんだ!」

みたいな。

なぜなら、マインド的な話になってしまいますが、そう心から思うことにより、一専門家としての質や、サービスの質などが、短期間で劇的に向上していくからです。

その変化は、あらゆることを好転させていきます。

お試しください。

関連記事

➡︎ コンサルタントの仕事489種類一覧【実際にニーズのあるもの】

7.コーチング

コーチングは、相手の潜在能力に働きかけ、目標へ向けて最大限の力を発揮させるようにする無形サービスです。テーマによっては、技術的な指導をすることもあります。

ポイント

一般的に、コーチングの役割はコンサルティングよりも少ないものとなります。ノウハウや技術の提供よりも、相手の力を引き出すことの方が重要になるからです。

もちろん、分野によってはノウハウの提供や技術指導も必要ですが、気づきを与えたり、モチベーションを上げたりすることの方が重要になります。

なお、相手の力を最大限に引き出すには、カウンセリング力(傾聴力(聞く力))も必要になります。

販売価格の目安

1時間:1万〜5万円(超一流レベル:100万円以上)

8.カウンセリング

カウンセリングは、対話を通じて、相手の抱える悩みやつらさの解消を目指す無形サービスです。テーマによっては、アドバイスや指導をすることもあります。

ポイント

一般的に、カウンセリングの役割は、コンサルティングやコーチングよりも少ないものとなります。主に相手の話を聞くことが重要になるからです。

もちろん、分野によっては専門的なアドバイスや指導も必要ですが、何よりも重要なのは傾聴力(聞く力)になります。

販売価格の目安

1時間:5千〜1万円

9.ティーチング

ティーチングは、相手が必要とする知識やノウハウを対面で教える無形サービスです。

例えば、一方通行(講師→受講者)の要素しかないセミナーや講座や塾などは、ティーチングコンテンツです。

ポイント

一般的に、ティーチングの役割は、コンサルティングやコーチングよりも少ないものとなります。相手に教える役目のみを担っているだけだからです。

もちろん、その教える内容によって得られるベネフィット(利益)や希少性によっては、価値ある教えとなります。

ですが、世に情報が溢れている現在では、ティーチングの価値は徐々に下がってきています。これからは、ティーチングに+αの付加価値を付けないと売れない可能性が高くなっていくでしょう。

例えば、

  • ティーチング+カウンセリング
  • ティーチング+コーチング
  • ティーチング+コンサルタント

みたいな感じで。

販売価格の目安

1時間:5千〜5万円

10.オンラインサロン

オンラインサロンは、複数人の会員で成り立つサービスで、会員には、各種コンテンツや勉強会の場などが毎月定期的に提供されていく無形サービスです。

ポイント

オンラインサロンは、会員制になるので、ストック課金(月額定額制など)となります(サブスクリプション方式)。

なので、オンラインサロンの会員数が増えてくると、「毎月、集客しなきゃ」といったこともなく、安定した売上・経営を築いていきやすくなります。

ですが、運営の難易度はかなり高いです。会員を飽きさせず、価値を提供し続け、脱会させない魅力の維持を永遠にしていく必要があります。

販売価格の目安

1カ月:3千円〜3万円

11.代行サービス

代行サービスは、相手の労力・負荷・稼働時間などを下げるため、あなたのスキルや時間を用いて、相手の作業を代行してあげる無形サービスです。

例えば、掃除、介護、除草など生活系の代行。ビジネス系のホームページ制作、プログラミング、ライティング(書き物)、営業、各種デザインの代行など。

ポイント

代行サービスは、下請け業になってしまうケースも多いです。例えば、プログラミングだと、大手IT会社の下請けの下請け…でないと仕事が取れない…みたいな状況ですね。

下請けになると、せっかく独立しても、結局は自由が無く、元請けにマージンも取られるので、思ったよりもキツイ…というケースが多くなります。

なので、いかに脱下請けを実現するかが大きなポイントになります。

ただし、それには、マーケティングやセールスのノウハウやスキルが必須です。

もし、マーケティングやセールスがまったくできない、そして、学びたくもない。という場合は、脱下請けは難しいです。その場合は、下請け受注を安定させる方に全力を注いだ方が良いかもしれません。

販売価格の目安

販売価格は代行する内容によってさまざまです。

:プログラマー

1カ月:50万〜100万円

:セールスライティング

1ページ:30万〜100万円

:ロゴデザイン

1つ:1万〜10万円

代行サービスの例は、ココナラランサーズクラウドワークスなどに、たくさん掲載されています。

12.代行サービス

アフィリエイトも代行サービスの一種ですが、これを純粋なサービスと呼ぶのは、ちょっと無理があるので別にしました。

アフィリエイトは、広告主の商品を自由に選び、その商品の販売ページ(広告主のページ)を紹介するだけの無形サービスです。すなわち、広告代行業の一種です。

ポイント

アフィリエイトは、自社商品を持つ必要が無いので、ビジネスにおいて必須となる様々な要素が不要となります。

やることは、ブログやSNS、もしくはメルマガなどで、商品に関することを書いたり話したりし、読者や視聴者に広告主のページを案内するだけです。

手軽に始められるので、副業として今でも非常に人気です。

始めるのは簡単でも稼ぐのは難しい…

「主婦でも簡単にこんなに稼げました」的な話もネット上には多く出ていますが、それは1%の成功者を露出させているだけです。稼げていない人で溢れています。

現実は、下記の通りです。

  • 売上が月に1万円未満の人……86.9
  • 売上が月30万円以上の人……1.4

出典:日本アフィリエイト協議会(JAO)アフィリエイト市場調査2021 より

アフィリエイトを本業として選ぶべきかどうかは慎重に判断してください。

報酬価格の目安

広告主の目的達成1件:数百円~数千円

A8ネットAmazonアソシエイト などのアフィリエイトセンター(アフィリエイトと広告主の仲介)に登録することで、アフィリエイト案件の例が確認できます。

補足(代理店ビジネス)

売主と代理店契約をきっちり結んで、契約した会社の代わりに商品を売っていくというビジネスモデルもあります。

その売主の他社商品に自社の提供する付加価値を付けて、より高価な商品として売っていくことを可能とする契約形態もあります。

アフィリエイトとは全く異なるビジネスですが、自社商品を持たなくても良い点は共通しているので、補足として紹介しておきます。

その他の商材やサービス

今回、紹介した以外にも、無形の商材やサービスには、たくさんの種類があります。何十種類とあります。細かく分類すれば数百種類はあります。

ですが、この記事では、なるべく多くの人が取り組みやすい商材やサービスのみに絞っています。ハードルが高そうな商材やサービスは除いています。

例えば、、、

アプリやソフト

例えば、アプリやソフトも無形商材です。

ですが、開発〜作成には高度で特別な専門スキル(プログラミングなど)と経験が必要です。もちろんアイデアも必要です。

ポータルサイト

マッチング系のポータルサイト(例:コンサルタントと企業をマッチング)なども無形サービスです。

ですが、マッチングサイトの作成は、どんなに簡易なものだとしても、少なくとも数百万円は開発費がかかります(私の知人は約2千万円かかったと言っていました)。

また、それだけの費用をかけても掲載者集めなど、運用していくのに非常に多くの労力とコストがかかります。

整体や美容師など

整体や美容師なども無形サービスです。一般的なサービスですね。

ですが、資格や免許の取得、保健所の許可、店舗などの施術スペース確保、など、始めること自体が簡単ではありません。

また、すでにライバル多すぎ…という難しさもあります。

・・・

今回、上記のように、ハードルがあるものやリスクが高そうなものは除きましたが、このように、無形の商材やサービスは他にもいろいろあります。

なので、もし、この記事でピンと来るものが無い場合でもガッカリする必要はありません。

あれこれ、あなたに合ったビジネスモデルや商材・サービスを探してみてください。

無形商材・無形サービスのメリットとデメリット

無形商材・無形サービスのメリットとデメリット

この記事を読まれているということは、既にあなたは、固形有形の商品のデメリット、無形のメリットなどについては、ご存知かもしれません。

でも、念のため、無形商材・無形サービスのメリットとデメリットについても説明しておきます。

※ すでに理解されている方はスキップして構いません。

無形商材・無形サービスのメリット

業界や分野、提供内容によって異なりますが、無形商材・無形サービスの主なメリットは、以下の通りです。

無形商材・無形サービスのメリット

  • コスト(原価等)がかからない
  • 在庫が発生しない
  • ノウハウやスキルさえあれば用意できる
  • 売ってから作成することも可能である
  • 容易にグレードアップできる
  • 高価値(=高額)なものにしやすい
  • 利益率が高いものにしやすい
  • 差別化が行いやすい
  • リスクが小さく個人でも始めやすい

固形有形の商品の場合は、上記の逆になる場合が多くなります。

無形商材・無形サービスのデメリット

無形商材・無形サービスの主なデメリットは、以下の通りです。

無形商材・無形サービスのデメリット

  • 内容、特徴、メリットなどが見えにくい
  • 価値やベネフィットが伝わり難い
  • 顧客のゴールを明確にしずらい
  • 大量販売ができない(サービス系の場合のみ)
  • その専門分野での経験が必須である
  • 模造や盗用がされやすい

以上がデメリット…というか、注意点ですかね。上記には気をつけてください。

無形商材も無形サービスもマーケティングや営業が重要

無形商材も無形サービスもマーケティングや営業が重要

無形商材も無形サービスも、売れなければ意味がありません。売るためには、売れるマーケティングの計画や、売れる営業計画が必須です。

商品が良くても売れない

どんなに良い商品やサービスができたとしても、上手にマーケティングや営業をしていかないと1つも売れないです。どんなに安い価格にしても1件も成約しません。

「ホームページ上で商材やサービスを宣伝したら少しは売れる?」…そんな単純に上手くはいかないんですね…。「広告を出せば売れる?」…そんな簡単に上手くはいかないんです…。

コンセプト&マーケティング&セールス

マーケティングプロセス、および、営業・セールスプロセス、この辺りがビジネスでは何よりも重要になってきます。あとは、土台となるコンセプトですね。この3つがめちゃくちゃ重要です。

コンセプト×マーケティング×セールス

商材やサービスを作る前に、今一度、コンセプトの良し悪し、マーケティングのプロセスや、営業・セールスのプロセスの良し悪しなどをチェックすることを、強くおすすめしておきます。

関連記事

良い無形の商材やサービスであっても、売り方を間違えていると、びっくりするほど全く売れません。私もそうでした、、、下記の記事も参考にしてみてください。

➡︎ 【保存版】購買行動フレームワーク23パターン

➡︎ 商品の売り方に面白いアイデアは不要です【7つの原則・コツ】

➡︎ 売れない商品やサービスを売るための方法【8つの工夫やコツ】

売れる無形商材・売れる無形サービス9つのポイント

売れる無形商材・売れる無形サービス9つのポイント

もちろんなのですが、売れる売り方をしたとしても、そもそも売れない商品になっている場合は売れません。

なので、売れる無形商材・売れる無形サービスにするための9つのポイントもお伝えしておきます。

売れる無形の商材・サービス9つのポイント

  • 自分が売りたい・作りたいものでなく、相手が買いたい・欲しい商材やサービスにする(自己満足商品にしない!)
  • 相手の変化に焦点を合わした商材やサービスにする(ビフォーアフターのギャップは大きいほど良し)
  • 特化(ターゲットやベネフィット)された商材やサービスにする
  • 既に売れている他社の商材やサービスと比較して大きくはみ出さない(差別化は必要だが奇抜さや斬新さは必要なし)
  • 商材やサービスの質以上に、コンセプト、マーケティング計画、セールス計画の質を重視する
  • 売れた後に商材やサービスを用意する(商品作りに時間をかけて、その後やっと売りに出すという手順は危険)
  • 最初は利益より実績作りに集中する(同時に商品の改善も進めていく)
  • 新しさ、早さ、簡単さの要素を入れる(無理矢理には入れなくても良い)
  • 希少性や限定性の要素を含ませる

売れる商材やサービスにするためには、まだまだ多くのポイントがあります。これはほんの一部でしかありません。ですが、重要なポイントを抜粋したものが上記のポイントです。

どれもかなり重要なポイントです。必ずしも、すべてをクリアする必要はありませんが、すべてクリアできた方が、より売れる商材・売れるサービスになります。

ぜひ、参考にしてください。

無形の商材やサービスの構成例

無形の商材やサービスの構成例

商材やサービスと言っても、それがメインのバックエンド商品とは限りません。無料プレゼント扱いにする場合もあるし、フロントエンド商品にすることもあります。

そこで、無形の商材やサービスの構成例をいくつか紹介しておきます。でも、こうしなさいという決まりはありません。一つの事例として参考にしてください。

私の場合

私の場合、下記のように、集客〜フロントエンド商品〜ミドルエンド商品〜バックエンド商品のすべてが無形商材と無形サービスで構成されています。

私のクライアントYさんの場合

私のクライアントのYさんも、下記のように、無形の商材やサービスのみで構成されています。

  • 記事コンテンツ(WordPress)
  • メルマガ
  • セミナー
  • 個別相談
  • コンサルティング

私のクライアントAさんの場合

私のクライアントのAさんも、下記のように、無形の商材やサービスのみで構成されています。

  • 記事コンテンツ(WordPress)
  • PDFコンテンツ
  • メルマガ
  • 個別相談
  • カウンセリング

私の知り合いSさんの場合

私の知り合いのSさんも、下記のように、無形の商材やサービスのみで構成されています。

  • 記事コンテンツ(WordPress)
  • PDFコンテンツ
  • 動画コンテンツ
  • メルマガ
  • セミナー
  • 個別相談
  • 塾形式の講座(10回:143万円)

私の知り合いFさんの場合

私の知り合いのFさんも、下記のように、無形の商材やサービスのみで構成されています。

  • 記事コンテンツ
  • セミナー
  • コミュニティ
  • コンサルティング(12回:360万円)

私が勉強させてもらっている海外のマーケターE氏の場合

私が勉強させてもらっている海外のマーケターの場合も、下記のように、無形の商材やサービスのみで構成されています。

  • 記事コンテンツ
  • 動画コンテンツ
  • メルマガ
  • ビデオ講座
  • コンサルティング(1時間:100万円以上)

・・・

このように、無形の商材やサービスだけでもビジネスは十分成り立ちます。あなたの商品コンテンツを構成する際の参考にしてください。

無形の商材やサービスを告知できるサイトやサービス

無形の商材やサービスを告知できるサイトやサービス

無形商材や無形サービスを告知できるサイトやサービスは世の中にたくさんあります。

自分のホームページやブログやSNSなどに、アクセスがまだ少ないという時期は、無形の商材やサービスを告知できるサイトなども使ってみてください。

私も起業初期の頃は、よく使わせてもらっていました。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

無形の商材やサービスを告知できるサイトやサービス

➡︎ セミナーやイベントの告知サイト比較【無料のみ】21選

➡︎ ココナラの類似サービスやサイト一覧【56選】自分を売る方法

まとめ

無形商材や無形サービス一覧・種類のまとめ

以上、「無形商材・無形サービス一覧12種類【個人起業に最適は?】」を説明してきました。

個人で起業や副業をするなら、無形の商材やサービスを取り扱うのが、低リスクで安心なので断然おすすめです。

少し勉強や慣れが必要かもしれませんが、今の時代、誰でも、WEB記事・動画・音声・PDF、WEBサイトなど、無形商材を簡単に作れるようになっています。

経験、スキル、ノウハウがあれば、今の時代、誰でも無形サービスを立ち上げることが可能となっています。

でも、

簡単な分、競合ライバルもどんどん増えています。決して大袈裟ではなく、1日遅れるだけで競合ライバルは、さらに増加していきます

とりあえず、実験のつもりで良いと思います。売れなきゃ売れないで、めちゃくちゃ勉強になります。必ず次につながります。

重要なことは、PDFでも動画でもセミナーでもカウンセリングでも、何でも良いので、ひとまず仮に決めちゃって、小さく早くスタートしてみることが重要です。

たとえ一歩でも進めてみましょう

・・・

実際に、無形の商材やサービスをWEBを介して売っていくには、まずはアクセスが無いと始まりません。検索からか、SNSからか、広告からか。

上記の3つのいずれかからのアクセスは必須です。でも、SNSも広告もやりたくないな…という方は、下記のコンテンツも参考にしてみてください。

➡︎【無料】ホームページ集客メール講座(初心者向け)