サイト名の決め方7ステップ【集客ホームページの名前の付け方】

サイト名の決め方・ホームページ名前の付け方

更新日:2023年11月22日 筆者:鈴木俊雄@smart_plan_tsFacebook

サイト名の決め方7ステップ【集客ホームページの名前の付け方】

要約

サイト名の決め方は下記の手順で進めていきます。

サイト名の決め方7ステップ

  1. ターゲットを絞る
  2. 悩みや願望を選定する
  3. 検索キーワードを選定する
  4. サイト内容を決める
  5. 検索キーワードとサイト内容を照合
  6. 検索キーワードを含むサイト名を決める
  7. サイト名の変更(最適化)

この記事は、

といったような、お悩みや質問のある、ウェブ集客初心者の方へ向けて答えていきます。

この記事を読むことによって、

注)
この記事で説明するサイト名の決め方・付け方は、何十万という大量のアクセス数を狙うアフィリエイト用サイトやブロガー向けの内容ではありません。少ないアクセスでも収益につなげたい…という、ホームページやビジネスブログ向けの内容となっています。

サイト名の決め方7ステップ(集客できるホームページの名前の付け方)

集客できるサイト名(ホームページの名前やブログ名前など)は、以下の7ステップの手順で決めていくことができます。

サイト名の決め方7ステップ

上記の手順に従っていけば、集客できるサイト名(ホームページの名前やブログの名前など)を決めていくことができます。

サイト名の決め方・付け方でよくある3つの勘違い

まず、サイト名の決め方・付け方の手順の説明に入る前に、サイト名に関する、よくある勘違いを先に説明しておきます。

サイト名は背表紙です

サイトを書籍に例えると、サイト名は背表紙タイトルに値します。

ここで少し考えてみてください。

下記のような背表紙タイトル(サイト名)の書籍が本屋の棚にあったとしたら、一体何人の人が手にとるでしょうか?

サイト名を書籍タイトルに例えたイラスト図解

上記の絵を理解するだけで、サイト名の決め方・付け方は、勘違いはしないようになると思いますが、念のため説明しておきます。

サイト名の決め方・付け方に関する3つの勘違い

  • いい感じのサイト名に…という勘違い
  • 社名や商品名をサイト名に…という勘違い
  • サイト名をブランディング…という勘違い

いい感じのサイト名に…という勘違い

サイト名をオシャレにしたり、格好よくしたり、変に短縮したり、造語にしたり、いい感じのサイト名にする必要はありません。英語のサイト名なんて最悪です(海外向けは除く)。

なぜなら、ただただ分かり難くなるだけだからです。あなたの見込み客や潜在顧客にとって、サイト名のオシャレ具合やカッコ良さ具合なんて、どーでも良いことだからです。

あと、そのサイト名を、あなたが気にいるかどうかも関係ありません。ホームページやブログは、あなたのものですが、実態は閲覧者(見込み客)のためのものです。

だから、あなたが気にいるか、いい感じだと思うかどうかは、全く関係ありません。閲覧者(見込み客)が気にいる(分かりやすい・覚えやすい)かどうかが重要です。

社名や商品名をサイト名に…という勘違い

サイト名で、最もよくある間違いが、サイト名に社名や商品名(サービス名)を付けてしまうケースです。

サイト(ホームページやブログ)は、まだ、あなたのことを知らない人に検索してもらうことが重要ですが、あなたの社名や商品名で検索してくる人は何人いるでしょうか?

おそらく、友達、社員…身内しか検索していないのではないでしょうか?すなわち、すでに社名やサービス名を知っている人にしか、そのサイト名は有効ではありません。

もし、仮にサイト名が誰かの目に入ったとしても、知らない社名や、知らない商品名なら「は?」…で終わりです。

サイト名をブランディング…という勘違い

サイト名をブランディングするという考えは間違ってはいません。サイト名がブランディングできれば、〔サイト名〕で検索されるようになり、多くのアクセスを得られるようになります。

オシャレなサイト名、造語、社名などはダメと言ってきましたが、もし、ブランディングできるのであれば、オシャレな名前でも、造語でも、社名でも何でもOKです。

ですが、ブランディングの難易度は非常に高いです。かなりの時間とお金が必要となるでしょう。起業直後など、早く結果が欲しいような場合は、おすすめできません。覚えておきましょう。

※ 私たち個人事業や小規模事業の場合は、大企業や有名企業のやり方の真似をしてはいけません(サイト名の決め方・付け方に閉じずビジネス・マーケティング全般的に。)

サイト名の決め方

それでは、サイト名の決め方を説明していきます。

サイト名の決め方7ステップ

ターゲットを絞る

サイトは、あなたが見るものではありません。ターゲット(潜在顧客や見込み客)が見るものです。ターゲットのために作るものです。なので、当たり前ですが、まずは、ターゲットを絞ってください。

ターゲットは絞りに絞ってください。ウェブの場合は、あなたが対応サポートできるターゲットよりも、さらに絞ってください。

でないと、溢れかえっている大量のウェブサイト、ウェブページの中で、あなたのサイトは埋もれてしまいます。

ターゲットの悩みを選定する

ターゲットが、インターネットを使う時は、どのような時か?それは、大きく言うと、悩みを解消するためか、願望を叶えるためかのどちらかです。

そこから質問が生まれ、近くに聞ける人がいない場合、インターネットを使って検索します。

なので、ターゲットの悩み・願望を徹底的に洗い出してください。知り得る悩み、思いつく悩みを、全て書き出してまとめてください。

悩みリストは財産になります

尚、悩みや願望を書き出したリストは、大切に保管しておきましょう。なぜならば、このリストは、ビジネスのあらゆる活動(商品作り、広告、セミナー、ブログ執筆…etc)の構想の起点となるからです。

※ 悩みや願望、ここを読み違えると、この後が全てズレていくので、時間をかけても構いません。

検索キーワードを選定する

SNSやチラシからのサイト集客がメインの場合は別ですが、サイトへの集客はインターネットの検索からがメインとなります。

)私のサイトのアクセス経路の比率

例:私のサイトのアクセス経路の比率
Organic Search:普通の検索

なので、検索キーワードの選定は非常に重要なポイントになってきます。あなたのターゲットは、どんな検索キーワードで検索してくるでしょうか?

先ほど書き出した、悩みや願望がまとめてあるリストをもとに、見込み客が検索してきそうな検索キーワードを可能な限りあげていってください。

この時、検索ボリューム(月間検索数=検索ニーズ)や競合度(そのキーワードにヒットするページがどのくらいあるか?上位表示ページは強敵か?)なども合わせて調べておきます。

サイト内容を決める

先ほど書き出した、悩みや願望がまとめてあるリストを起点に、あなたが答えられそうな悩みを絞り込んでください。

それを元に、あなたが作成するサイトの内容(コンテンツ内容)を決めてください。

どんな情報を与えることができるのか?どんな情報を提供すれば、検索者(潜在顧客や見込み客)の悩みを救えるのか?などを一生懸命に考えください。

どんなサイト内容にするかは、この時点で考え決めていきます。いきなりホームページやブログを作ろう!という人が多いですが、必ずこの記事で説明しているステップを踏んでください。

検索キーワードとサイト内容を照合

サイトの内容が決まったら、そのサイトの内容に合致する検索キーワードをまずは全て選んでください。

そして、さらに、その各キーワードで重複(よく出てくる回数)が多いキーワード、検索ボリューム(月間検索数=検索ニーズ)が多めのキーワード、競合の少い(または弱い)検索キーワードを選んでいきます。

もし、キーワード選択の条件を満足できない場合は、どれか条件の1つのラインを下げて調整してください。

検索キーワードを含むサイト名を決める

検索キーワードが絞れたら、そのキーワードをメインにサイト名を考えていきます。

繰り返しますが、オシャレとか格好良いとか、あなたが気にいるとか、その辺りはどうでも良いことです。

見込み客や潜在顧客の悩みや願望に合致するサイトなのかどうか?それがピンとすぐ分かるサイト名なのかどうか?この辺りが重要です。

尚、覚えやすいサイト名だと尚良しですが、覚えやすさと分かりやすさを同時に実現するのは難しいです。分かりやすさ優先してください。

サイト名の文字数

サイト名の文字数は、最大30文字くらいまで検索結果に表示されます。ですが、サイト名の文字数が30文字では少し長過ぎます。長くても15文字前後くらいにしてください。

サイト名内に含むキーワード数

上記の文字数に収まるなら、キーワードはサイト名内に複数入れても構いません。でも重複はNGです。また、キーワードが多いと専門性が分散してしまう場合があるので注意してください。

サイト名のNG例

  • 重複…かんたん英語の英語術で英語留学
  • 分散…パソコンと英語と料理の学び屋

サイト名の変更(最適化)

サイト名は、後で変更しても構いません。サイト名は、最初からガチガチに一発で決めようとしなくても大丈夫です。「どうせサイト名は後で修正だな…」くらいで大丈夫です。

その後、アクセス数や閲覧者の反応を見つつ、追加していくコンテンツ(ブログ記事等)の内容を見つつ、サイト名は何回か変更していくのが良いでしょう。

但し、

アクセス数がある程度得られる状態になってから、サイト名をガラっと大きく変更してしまうとマイナスです。なぜなら、サイトの評価(Googleの)がリセットされてしまう可能性があるからです。

なので、アクセスの少ない初期は、サイト名を何度でも大きく変更して大丈夫ですが、ある程度多くのアクセスが得られるようになったら、微調整程度が良いでしょう。

参考)

ワードプレス(WordPress)のサイト名タイトルを変更する方法については、以下の記事で詳しく説明しています。

➡︎WordPressサイト名タイトルの変更方法【反映されない時も?】

サイト名の決め方・付け方(例外)

ここまでのステップを必要とせず、サイト名を決めて良い場合もあります。

それは、単なる会社案内や名刺代わりに用意するようなホームページの場合です。すなわち、集客目的の無いホームページの場合ですね。その場合は、どんなサイト名にしても構いません。会社名でもサービス名でも、意味不明のおしゃれなサイト名でも何でも構いません。

サイト名の決め方の例

サイト名の決め方・付け方の手順を説明してきましたが、文章だけの説明だと分かり難いかもしれません。なので、以下に簡単な例を掲載しておきます。

以下は、私のサイト名「ホームページ集客講座」の例です(今見ていただいているサイトです)。

例①ターゲットを絞る

ターゲットを選定します。

例②悩みや願望を選定する

次に①であげたターゲット(見込み客)の悩みを洗い出していきます。

例③検索キーワードを選定する

②の悩みを解消するために、見込み客が検索してくるキーワードを選定していきます。

例④サイト内容を決める

①であげたターゲットの②であげた悩みを解消するため、助けてあげるため、どんなコンセプトのサイトにしていくかを決めていきます。

例⑤検索キーワードとサイト内容を照合

④であげたサイト内容と関連性が高く、検索ニーズもある検索キーワードを③であげた検索キーワードから選定していきます。

例⑥検索キーワードを含むサイト名を決める

⑤で選定したキーワードを基に、サイト名を考えていきます。

例⑦サイト名の変更(最適化)

詳細な履歴は覚えていませんが、上記の「ホームページ集客講座【初心者向け】」に落ち着くまで、私の場合、おそらく10回以上はサイト名を改善してきました。

サイト名での検索順位事例

当記事で説明した手順でサイト名を決めた、私のサイトの検索順位を例として紹介しておきます。

サイト名検索例(1)

〔ホームページ 集客 講座〕
  ↓
 検索結果1位

サイト名での検索例1

サイト名内に含まれるキーワードでの検索は、わりと早くGoogle検索結果などの上位に表示させることができます。

サイト名検索例(2)

 〔ホームページ 集客 初心者〕
   ↓
  検索結果1位

サイト名での検索例2

こちらも同様です。サイト名内に含まれるキーワードでの検索は、わりと早くGoogle検索結果などの上位に表示させることができます。

サイト名検索例(3)

 〔ホームページ 集客 セミナー〕
   ↓
  検索結果5位

サイト名での検索例3

「セミナー」というキーワードはサイト名に含んでいませんが、「ホームページ」と「集客」はサイト名に含んでいます。また「セミナー」とサイト名に含んでいる「講座」は類義語と言えます。なので、1ページ目に表示されている思われます。

サイト名検索例(4)

〔ホームページ 集客 セミナー 横浜〕
  ↓
 検索結果1位

前述のパターンでは5位でしたが、地域名を追加すると1位表示されます。地域密着型ビジネスの場合は、このように、より簡単に1位表示させやすくなります。

サイト名検索例(5)

〔ワードプレス 集客できない〕
  ↓
 検索結果1位

「集客」というキーワードはサイト名に含まれていますが、この例は、ここまでの例と比べると少しサイト名からは離れた検索キーワードです。

ですが、ホームページ・集客・初心者…というキーワードとの関連性は高い部類なので1位表示につながった可能性が高いです。

(注:表示されるページ単体のコンテンツ内容の質の方が重要です)

関連記事

➡︎ 検索上位表示でアクセス数を増やす方法【7ステップで】

➡︎ 検索順位1位と2位の差は何?【要因やクリック率、仕組みも解説】

サイト名の付け方で大きく変わる3点

サイト名の付け方次第で、特に以下の3点は、大きく異なってきます。この辺りも意識して、サイト名を決めていくようにしてください。

SEO:検索エンジン最適化(検索結果で上位に表示されるようにする施策)

サイト名の合致性

検索キーワード → サイト…という流れを忘れないでください。検索キーワードで検索してきた人の頭や心の中、そして、あなたのサイト名とサイト内容。

これら全てが合致しなければ、アクセスされません。アクセスされても、すぐに違和感を感じてブチっと閉じられてしまいます。

サイト名で合致性を損なわないようにしてください。

サイト名と専門性

ビジネスは専門性が光れば光るほど早く成功します。ウェブサイトも、専門性が光れば光るほど、成果につながっていきやすくなります。逆に専門性が薄いと成果を得られません。

サイト名が、ぼやけていると専門性も薄れます。どこまで、尖ってニッチな専門性にするかのサジ加減は非常に難しいのですが、

サイト名で専門性を損なわないようにしてください。

サイト名とSEO

先ほどの「検索順位事例」で検索順位の例を紹介しましたが、サイト名は検索順位に大きく影響します。

もし、先の例で、サイト名を屋号の「〇〇株式会社」などにしていたら、検索順位で1位を獲得することは、かなり難しくなります。

サイト名でSEOを損なわないようにしてください。

SEO:検索結果で上位の方に表示されるようにサイトや記事を最適化すること

まとめ

以上『サイト名の決め方【7ステップでできる集客ホームページの名前の付け方】』と題して、色々と説明してきました。

もう一度、サイト名の決め方を掲載しておきます。

サイト名の決め方7ステップ

サイト名の決め方や付け方さえ良ければ、サイト(ホームページやブログ)で集客できるかというと、そうではありません。他にも重要な要素がたくさんあります。

ですが、サイト名は集客成果(検索順位やアクセス)を得るための、大きな要素の1つです。ぜひ、この記事を参考にして、あなたの見込み客に届きアクセスされるサイト名を付けてください。

関連記事

この記事では、サイト名をテーマとしましたが、サイト集客(ホームページ集客やブログ集客)に関する、他の重要な基本要素について知りたい方は、以下から学んでください。

➡︎【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき+α)※初心者向け

WordPressのキャッチフレーズに関しては下記の記事を参考にしてください。

➡︎ WordPressのキャッチフレーズとは?【SEOに効果的な書き方】

また、サイト名(サイトタイトル)ではなく、各ページのタイトルの決め方や付け方も、SEOや集客には非常に重要な要素の1つです。ページタイトルの決め方や付け方については、以下の記事を参考にしてください。

➡︎記事タイトルの付け方【クリック率が3倍】になる25個のコツ

ほぼ同じポイントとなりますが、オウンドメディア(自己所有の情報提供型のホームページやブログなど)の名前の決め方・付け方として、下記の記事もあります。こちらも合わせて読むと効果的です。

➡︎ オウンドメディアの名前の決め方【サイト名ネーミングの手引き】

サービス名称(無形商品名称)の決め方や考え方については、下記の記事で詳しくまとめています。

➡︎ サービス名の決め方や考え方16のコツ【個人でも売れる名称に!】

名前付け、ネーミングに困ったら、使えるかも?下記の記事では、ネーミングに関するツールを集めて紹介しています。

➡︎自動ネーミング無料ツール21選【売れるかどうかは名前次第?】