AI(ChatGPT)記事文章作成【5つのメリットと18ものデメリット】
更新日:2023年3月19日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
AI(ChatGPT)記事文章作成【5つのメリットと18ものデメリット】
要約
AI(ChatGPT)を使って記事文章を作成する際に得られるメリット、および、無視できないデメリットについて、そのすべてを説明しています。
メリット
- 生産性がアップしコストが削減される
- 誤字脱字もなく正しい構文や文法となる
- 自然で読みやすい文章にできる
- 大量なデータや統計に基づいた答えとなる
- 回答にバリエーションがある
デメリット
・知っておくべき計18個のデメリットをすべて説明(詳細は後述)。
この記事は、
- AI(ChatGPT)で記事を作成して楽になりたい…
- AI(ChatGPT)で記事を作成するメリットは?
- AI(ChatGPT)で記事を作成するデメリットや注意点は?
- 記事や文章を作成するのにAIツールは使った方が良いですか?
といったような、思いや質問のある方へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことによって、
- AI(ChatGPT)で記事を作成するメリットが分かります。
- AI(ChatGPT)で記事を作成するデメリットや注意点が分かります。
- 記事を作成する際のAI(ChatGPT)の活用方法が分かります。
注:当記事は、個人事業主や経営者の方、WEBマーケティング担当の方などに向けて書いた記事となっています。
注:この記事は、2023年3月時点の情報を元にまとめています。AIの進化は早く、たとえば、ChatGPTは公開からたったの4ヶ月で、ChatGPT3からChatGPT4にバージョンアップしています。今後の変化にお気をつけください。
【 目次 】
- 1 AI(ChatGPT)記事文章作成【5つのメリットと18のデメリット】
- 2 AI(ChatGPT)記事文章作成5つのメリット
- 3 AI(ChatGPT)記事文章作成18のデメリット
- 3.1 誤情報が混ざっている
- 3.2 人間味(感情表現など)に欠ける
- 3.3 表現力(具体例など)に欠ける
- 3.4 一般的・汎用的な回答になる
- 3.5 創造性や独自性オリジナリティに欠ける
- 3.6 一度の回答では網羅されない
- 3.7 正しい答えが少数意見だと無視される
- 3.8 データが少ないことに対応できない
- 3.9 今や未来のことは苦手である
- 3.10 既存の記事と重複する可能性がある
- 3.11 著作権を侵害する恐れがある
- 3.12 回答に対する責任の所在がない
- 3.13 エンドユーザーへの配慮ができない
- 3.14 行動へ向けた具体的な提案ができない
- 3.15 SEOに対する考慮がされない
- 3.16 成長が止まりどんどんバカになる
- 3.17 対面時に必ず見込み客にバレる
- 3.18 AI文章はAIにバレる
- 3.19 参考)AI文章かを見分けるバッチ
- 4 AIで文章を作成する場合の12の注意点
- 5 AI文章作成3つの活用方法
- 6 AIで誰でも簡単に早く…の危険性
- 7 AI文章はSEO的にマイナスとなるのか?
- 8 まとめ
AI(ChatGPT)記事文章作成【5つのメリットと18のデメリット】
2022年11月、OpenAI提供の「ChatGPT」登場により、その精度やAIによる文章コンテンツ作成の可能性などが大きな話題になりました。
ChatGPT使用例
ChatGPTの利用者は、急激な伸びを見せ、たった2ヶ月で1億ユーザーを超えています(参考:Instagramは2年半かけて1億ユーザーに到達)。
Googleトレンドで調べてみても、検索ニーズが高まっていることが明確に分かります。
そんな中、、、
「ChatGPTを使ってブログを書こう、電子書籍を書こう、専門知識が無くても経験が無くても大丈夫、誰でも簡単に早く楽々で…、先行者利益を得よう!」
と呼びかける情報発信者、および、実践者が多発するようになりました。
結果、2023年3月までの時点で、早くも多くの問題が発生しています。
- Amazon電子書籍:AIに書いたものが多発
- 小説コンテスト:AIに書かせた作品の応募が多発
- 宿題:AIに宿題をやらせる生徒が多発
- ブログ:知識も経験も無い筆者の情報発信が多発
- などなど、、、
あなたがAIを活用する際は、AIによる文章作成のメリット・デメリットを正しく理解し、問題となるコンテンツを発信したり販売したりしないようにしましょう。
関連記事
- アマゾン上にAIが著者の電子書籍200種類超確認…「ChatGPT」利用、信頼性に懸念(読売新聞オンライン)
- AIで書いた作品、増えすぎ…。SF誌が小説の募集を停止(ギズモード)
- ChatGPTに宿題やリポートをやらせる海外では問題視(JCASTニュース)
AIツールは積極的に使うべきです。ですが、使い方を絶対に誤らないようにしてくださいね。
この記事では、AI (ChatGPT)を記事などの文章作成に活用することで得られるメリット、および、知っておくべきデメリットや注意点をまとめてあります。
一般的には語られていない盲点的なデメリットなどもまとめてあるつもりなので、ぜひ、参考にしてください。
注:当記事で述べるメリット、デメリット、注意点等は、実際に私が100個以上の質問をAI(ChatGPT)に投げかけて得られた結果をもとに、個人的な見解をまとめたものです。すべての人や、すべてのコンテンツに当てはまるわけではありません。
AI(ChatGPT)記事文章作成5つのメリット
まずは、AI(ChatGPT)で記事文章を作成する時に得られる5つのメリットから説明していきます。
AI(ChatGPT)記事文章作成5つのメリット
- 生産性がアップしコストが削減される
- 誤字脱字もなく正しい構文や文法となる
- 自然で読みやすい文章にできる
- 大量なデータや統計に基づいた答えとなる
- 回答にバリエーションがある
生産性がアップしコストが削減される
今まで1時間かけてまとめていたことも、AI(ChatGPT)を使えば、たった数十秒で、まとめられることがあります。これは、コスト(時間)削減につながる、とても大きなメリットです。
生産性アップのイメージ例
- 長文2時間 → 30分:生産性4倍!
- 中間10分 → 1分:生産性10倍!
- 短文5分 → 10秒:生産性30倍!
生産性アップの度合いは驚異的です。
通常、どんなに生産性アップの工夫をしても、だいたい1.5倍くらいが普通だと思います。ですが、AIを使うと、比べものにならないくらいの生産性アップにつながる可能性があります。
私たちビジネスをしている人間にとっては、お金よりも時間の方が大切で重要です。生産性アップにつながることは、AI活用の最大のメリットですね。
誤字脱字もなく正しい構文や文法となる
私の書く記事は、おそらく誤字脱字だらけです(きっとこの記事も、、、)。そして、構文や文法も間違いだらけだと思います。
ですが、AI(ChatGPT)を使えば、ほぼ完璧な構文や文法となり、誤字脱字が混ざることもありません。これは、完全にメリットですね。
自然で読みやすい文章にできる
先の正しい構文や文法になるというメリットにも関連することですが、AI(ChatGPT)を使うと自然で読みやすい文章にできるというメリットもあります。
一生懸命にわかりやすく書いたつもりでも、なんか読みにくいなぁ…、なんか分かりにくいなぁ…となることは多いです(少なくとも私の場合は)。
でも、AIの生成する文章は例外なく読みやすいです。読み手にとって、読みやすい文章・分かりやすい文章は必須ですよね。これはAI活用の大きなメリットです。
大量なデータや統計に基づいた答えとなる
AIというのは、大量なデータや統計に基づいた答えを出すようになっています。なので、「大量=正解」という情報については、自動的に正しい答えになります。
このように、過去データを自分で調べなくても、大きくズレた回答にならず、正しい情報を得られるようになるのはメリットと言えます。
ただし、繰り返しておきますが、「大量=正解」となる情報の場合はです。この点には十分に注意してください。
回答にバリエーションがある
AI(ChatGPT)は、同じ質問を繰り返しても、同じ形式で回答しません。少し言い回しを変えたり、最初の回答では提示していなかった回答を2回目に提示したりします。
質問時に「対話調で答えて」とChatGPTに伝えれば、語調も変えてくれます。よって、同じトピックでも、自動的にバリエーションのある回答(文章)にすることが可能です。
AI(ChatGPT)記事文章作成18のデメリット
AI(ChatGPT)で記事文章を作成する時に得られる5つのメリットは、かなり大きなメリットです。特に生産性のアップは驚くレベルです。
ですが、、、まだまだデメリットの方が多いというのが現実です。なんと18項目ものデメリットがあがってしまいました…
デメリットの中には致命的なものもあります。なので、これらのデメリットをよく自分に落とし込んでから、AI(ChatGPT)を利用するようにしてください。
AI(ChatGPT)記事文章作成18のデメリット
- 誤情報が混ざっている
- 人間性(感情表現など)に欠ける
- 表現力(具体例など)に欠ける
- 一般的・汎用的な回答になる
- 創造性や独自性オリジナリティに欠ける
- 一度の回答では網羅されない
- 正しい答えが少数意見だと無視される
- データが少ないことに対応できない
- 今や未来のことは苦手である
- 既存の記事と重複する可能性がある
- 著作権を侵害する恐れがある
- 回答に対する責任の所在がない
- エンドユーザーへの配慮ができない
- 行動へ向けた具体的な提案ができない
- SEOに対する考慮がされない
- 成長が止まりどんどんバカになる
- 対面時に必ず見込み客にバレる
- AI文章はAIにバレる
誤情報が混ざっている
AIの出す答えには、まだまだ誤情報が混ざるケースが少なくありません。なので、人間のチェックは必須です。
AIの作成したコンテンツをチェックせずに、それをそのまま答えとして公開したり、販売したりすると、最悪の結果になる(相手が誤情報を信じて不幸な結果になる)可能性があります。
なので、チェックする人間側には、事前にそれなりの深い知識が必要だということです。知識ない場合はチェックできませんからね…
人間味(感情表現など)に欠ける
AI(ChatGPT)は人間っぽい文章を生成します。見ただけではAIが書いたのか、人間が書いたのか、さっぱり見分けがつきません。
ですが、、、AIには感情がありません。短文であれば、それほど感じませんが、しっかりした長さのある記事の場合、なんか人間味に欠けるなぁ…と違和感が生まれます。
そのような文章だと、人(読み手=見込み客など)は動かせません。
表現力(具体例など)に欠ける
AI(ChatGPT)は具体例を出すことができません。
- 私自身は昔こうだった…
- クライアントのAさんはこうだった…
- クライアントBさんの場合は…
信頼される記事に具体例が必須となることは多いですが、AI(ChatGPT)に、このような具体例を出すことはできません。
一般的・汎用的な回答になる
AIは、大量なデータや統計に基づいた答えを出すようになっています。よって、AIは、必然的によくある一般的な回答や汎用的な回答を出してきます。
すなわち、その情報は皆誰もが言っている情報と同じ…だと言えるわけです。なので、つまらない内容…となります。
創造性や独自性オリジナリティに欠ける
上記の続きのようなデメリットです。AIの回答が、一般的・汎用的ということは、創造性や独自性、オリジナリティに欠ける内容になるということです。
今後、ビジネスやマーケティング、SEO対策なども含めて、ますます、オリジナリティが重要視されていく中で、オリジナリティに欠ける内容は、ある意味、致命的なデメリットかもしれません。
一度の回答では網羅されない
AI(ChatGPT)は、何度か同じ質問をして、やっと出してくる答えもあります。
たとえば、答えがA,B,Cと3通りある場合、1度目の質問では代表的なAだけを答え、2度目の質問でAとCを答え、3度目の質問でやっとBも出てくる…といったイメージです。
よって、一度の質問、一度の回答では、回答が網羅されないケースも出てきます。
正しい答えが少数意見だと無視される
すでに延べたように、AIは過去の大量なデータや統計に基づいた答えを出すようになっています。なので、
- 誤っている大量な意見やデータ
- 正しい少数の意見やデータ
という状態の場合、後者の正しい少数の意見やデータが無視され、誤っている大量な意見やデータの方が正解、一般的、汎用的、と見なされる可能性があります。
AIの出す答えを鵜呑みにするのは、めちゃくちゃ危険です。
データが少ないことに対応できない
AIは過去の大量なデータや統計に基づいた答えを出すようになっています。なので、まだデータが溜まっていないことは分からないわけです。
なのに、AIは「分からない」と言うことが少ないです。下手すると、誤った答えを出してくる可能性があります。
新しい情報や、まだ世に情報が拡散されていないようなことは、AIに頼らないようにしましょう。
今や未来のことは苦手である
既にお伝えしたように、AIは過去の大量のデータに基づいた答えを出します。なので、今現在や、未来のことについて答えることは苦手です。
過去の傾向から予測できる未来を提示することはしてくれるかもしれません。もしそれが規則正しい傾向があれば…。
でも、そんな綺麗に予測できる傾向があるものなんて稀ですよね。今や未来のことは、今後も人間の方が的確なアドバイスが出せるのではないかと思います。
参考)あなたがAIに負けないために
自分が商品(コンサルやコーチ、講師、アドバイザー、その他の先生業、支援業、サポート業など)となる方は、単に知識を教えるだけで終わらないでください。
単に知識を教えるだけだと、そのうちいつかAIに負ける日が来ます(近い日に)。クライアントの今と未来を見据えて、寄り添う、支える、変える。あなた(人間)にしかできないサービスをクライアントに提供してください。
既存の記事と重複する可能性がある
AIは過去の大量のデジタルデータ(大量のブログコンテンツなども含む)から蓄積した情報を元に答えてきます。すなわち、既にもう世に出ている情報を元にしているということです。
ということは、AIで記事を作成していくと、既に誰かが公開しているブログ記事などと重複する可能性があるということです。
もちろん、AIは単にコピペして回答しているわけではないので、完全重複にはならないと思います。ですが、かなり近しい内容になるケースはあるはずです。
※ 重複コンテンツと見なされた記事(後発の記事)は、いくら検索しても検索結果に出されないことが多いです(Google検索仕様)。
著作権を侵害する恐れがある
AIは著作権付きの情報を含めて答えてくるかもしれません。
安易にAIの出した答えをそのまま使うと著作権を侵害する恐れがあります。十分に注意してください。
回答に対する責任の所在がない
通常のブログやSNS、メルマガなどは、執筆者や発信者が明確です。皆さん、発言に責任をもってコンテンツを執筆し発信しています。これ当然ですよね。
ですが、、、AIは答えや情報に対する責任を背負っていません。答えを出しているのは、個人や会社ではなくAIですからね…。もし、AIがデタラメな答えを出してきても、私たちは「AI出てこい!なんだこれは!」と言えないわけです。
そんな責任を持たないAIに、記事やコンテンツの執筆をすべて任せて良いのでしょうか?
エンドユーザーへの配慮ができない
あなたの発信する記事やコンテンツは、誰に向けて発信しているかというと、見込み客や潜在顧客に向けてですよね。
あなたは、見込み客や潜在顧客の悩みごと、課題、問題、不満、願望、状況や状態、気持ちや感情、これらをよく知っているはずです。でも、AIは知りません。
そして、それらを考慮しながら、そして、寄り添いながら記事を書いていくことができます。ですが、AIはそこまで考慮できません。
※ AIへの質問の仕方(超具体的に質問する…など)で、ある程度のフォローはできても、人間らしい、相手に対する細かな思いやりなどまでは回答に反映されません。
行動へ向けた具体的な提案ができない
AIの回答に、行動へ向けた具体的な提案は出てきません。ここで言う、行動へ向けた具体的な提案とは、たとえば、
- お問い合わせしてください
- 無料相談はこちらから
- メルマガで学んでいってください
- この無料レポート通りに進めてください
- セミナーにご参加ください
- 体験会にご参加ください
などのことです。
情報を得て、どんなに多くの知識を身につけても、人は行動しなければ何も変わりません。問題や課題はそのままです。解決しません。
でも、1人だと動けない、進められない、できない、という人が世の中にはたくさんいます。
そういう方を救い助けるために、あなたは存在します。…ですよね?
あなたは、そのための提案を提示することができますが、AIにはできません。
SEOに対する考慮がされない
AI(ChatGPT)の生成する文章は、SEO(検索結果の上位に表示される記事にする対策や工夫)について考慮されていません。
あなたは、AI(ChatGPT)の生成する文章を単にコピペするようなモラルの低い人ではないと思いますが、SEO的な観点からもAIが生成した文章のコピペはやめた方が良いです。
成長が止まりどんどんバカになる
自分の頭を使わずに、できる限りAIに頼る。これにより生産性が大きく上がるのですが、その代償として、自分の成長は止まります。止まらないとしても間違いなく成長は大きく鈍っていきます。
その分野で経験も知識も豊富なプロ中のプロであれば、もう成長しきっているので良いかもしれません。でも、まだまだ成長途中である場合は、どんどんバカ?になっていくことは確定的です。
対面時に必ず見込み客にバレる
まだ知らないこと、経験していないこと、などをAIに埋めてもらって、記事を作成公開し、アクセスが来て、……と、ここまでは、まぁ良しとしましょう(良くないですけど)。
ですが、その記事の読み手が執筆者に対面したとき、相手はどう思うでしょうか?「なんだ知ったかぶりだったのか…」と100%間違いなくバレます。
結果、信用や信頼は勝ち取れず、契約には至りません。売上にはつながりません。
AI文章はAIにバレる
ここまで説明してきた内容で分かる通り、AIにはまだまだ多くのデメリットや弱点があります。そんなAIの作成する文章やコンテンツが「正」として世に拡散されていくことは非常に危険です。
なので、もう既に、“このコンテンツを作成したのはAIか?人間か?”ということをチェックできるツールが開発されています。
ChatGPTを世に送り出したOpenAI社自身も、AIが生成した文章と人間の文章とを見分けるツールを公開しています。
その他、Googleをはじめ、続々とAIか?人間か?をチェックするシステムが組み込まれていくと予想されます。
AI文章はAIによってバレる!…と思っておきましょう。
なお、実際のツールの使い方や例は、下記の記事でまとめています。
➡︎ AI文章の解析分析チェックツールの使い方【AI Text Classifier】
関連記事
➡︎ OpenAI、テキストが人間によるものかどうか判定するツールを無料公開(IT media)
参考)AI文章かを見分けるバッチ
人間が書いたコンテンツであることを示すバッジ(印)。こういうものをコンテンツに付与する動きも既に始まっています(法的な効果はありません)。
チェックツールに加えて、バッジなど、AI文章かを見分ける方法は次々に出てくるはずですし、そのうち、法的な措置も整備されていくものと思われます。
AIの活用には十分に注意するようにしてくださいね。
AIで文章を作成する場合の12の注意点
前項のデメリットを把握しておけば、AIの間違った使い方はしないと思います。ですが、一応、AIで文章を作成する場合の注意点をまとめておきます。
AIで文章を作成する場合の12の注意点
- そのまま使わない
- 知ったかぶりをしない
- 感情表現を入れる
- 具体例を入れる
- 自分の意見を入れる
- すべてを網羅する
- 既存記事と重複させない
- 著作権侵害を確認する
- 執筆者が誰かを明確にする
- 読み手を考慮する
- 行動へ向けた提案をする
- SEO対策を施す
そのまま使わない
AIの出した回答や、AIが書いた文章をそのまま使わないでください。あなたが責任をもって、必ず、AIの出した答えや情報の正否をチェックし、かつ、あなたの言葉で語ってください。
そのためには、いくらAIが発展進化したとしても、それに負けないくらい、あなたも成長していかなければなりません。AIに負けないくらい知識をつけておく必要もあります。
それが、AIを活用するために必須の条件だと思います。あなたは、AIに使われる人間ではなく、AIを活用する人間になってくださいね。
知ったかぶりをしない
AIは基本的に知らないと言いません。分からないと言いません(最新情報や希少な情報は除く)。でも、人間であるあなたは、知らないことは知らない。分からないことは分からない。と正直に言いましょう。
その方が誠実さや人間味が出て、信頼されるケースが多いです。
感情表現を入れる
コンテンツの内容によるので、必ず感情ワードを入れる必要はありませんが、適切な場面であれば、喜び、悲しみ、怒り、驚き、感動、などなど、感情表現を文章に入れていくようにしてください。
具体例を入れる
可能であれば、具体例を入れて説明するようにしてください。具体例、経験談、お客さま事例、お客さまの声、などなど。ストーリー形式で表現できると効果的です。
固有の具体例は、世界であなた一人しか語ることができません。具体例を入れて説明するようにしましょう。
自分の意見を入れる
AIは意思があるような文章を書き、意見を述べているように文章を書いてきます。ですが、本物の温度感がある意見は人間であるあなたにしか出せません。
あなたの意見を交えることは、オリジナリティの一つの要素にもなるので自分の意見を入れていきましょう(ただし押し付けやダラダラ長い意見の主張はNGです)。
すべてを網羅する
AIの出す答えはベストアンサーではありません。中には何回もAIに質問してやっと出てくる答えもあります。また、希少な答えは何度質問しても出てきません。
AIに頼らず、あなたの知識や、あなたの経験から導き出される答えを漏れなく提示してあげましょう。
既存記事と重複させない
AIの答えは、既に世の中に出ている情報を蓄積したデーターセットから導き出されています。なので、公開済みの既存記事と重複している可能性が高いので、その点には、十分に注意してください。
著作権侵害を確認する
著作権付きの情報でAIが答えているかもしれません。著作権を侵害していないか十分に注意してください。
執筆者が誰かを明確にする
執筆者は誰か?責任者は誰か?情報の責任の所在を明確にしてください。「この記事は私が責任をもって執筆し発信しています」と言えない人を誰が信用し信頼するのでしょうか?
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読み手を考慮する
読み手(あなたの見込み客)のことを細かく深く知った上で、読み手のことを考慮しつつ文章を書いてください。するとそこに、誠実さや、思いやりや、情熱などが浮かび出てきます。その結果、あなたが選ばれる可能性が高まります。
この点は、どんなにAIがこの先進化したとしても、絶対にAIには真似できない領域です。(…と思いたい)
行動へ向けた提案をする
読み手(あなたの見込み客)に対して、行動へ向けた提案をしてあげてください。記事を読んだだけでは理解できない方、1人では悩みを解消できない方、1人では行動できない方、
このような人を救い助けるための具体的な助け舟を用意してあげましょう。
例)
- お問い合わせフォーム
- 無料相談はこちらから
- メルマガへの登録
- 無料レポート等の配布
- セミナーのお知らせ
- 体験会のお知らせ
SEO対策を施す
検索からのアクセスを得たい場合は、SEO対策を施した記事文章にしてください。でないと、検索からのアクセスを得ることは難しいです。
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AI文章作成3つの活用方法
AIでの記事作成・文章作成は、まだまだデメリットや注意点が多いです。なので、私は基本的にAIはあまり使わないつもりです。
ですが、人によっては、生産性アップのために、AIを活用した方が良いかもしれません。
ただし、AIに頼りすぎるとマイナスの方が大きくなります。使い方には十分な注意が必要です。
もし、AIを活用するとしたら、次の3つくらいに留めておいた方が良いでしょう。
AI文章作成の活用方法
- 網羅性チェックのために使う
- 自分では気付いてないポイントを探す
- アイデアやヒントを素早く得る
網羅性チェックのために使う
「よしっ!これですべてのポイントは記事に書いた!」…と思っていても、私たちは人間ですから漏れも出てきます。
そこで、AIです。AIを使って、漏れが無いかを確認しましょう。
たとえば、「AIのメリット」という記事を書いた後、ChatGPTに「AIのメリットを教えてください」と質問して出てきた答えと、自分の記事を比較して漏れをチェックするといった感じの使い方です。
※ 記事の構成を考える前でも良いのですが、そうすると頭を使わなくなっちゃうので、自分で記事の構成をじっくり考えた後のAI使用をおすすめしておきます。
自分では気付いてないポイントを探す
私たち人間は、何かきっかけがないと気づけないことも多いです。前述の網羅性のチェックと近い話ですが、AIの出した答えを見ることで、ハッと何か気づくことがあるかもしれません。
これにより、より深みのある記事にすることができるかもしれません。
アイデアやヒントを素早く得る
デメリットのところで、AIは創造性や独自性が無いと述べましたが、ある程度パターンがあるものについては、AIは創造が得意な面もあります。
たとえば、記事のタイトルがなかなか浮かばない人は、AIに聞いてみてください。
ヒント取得例:記事タイトル案
- ChatGPTへの質問(1回目、2回目とも同じ)
「AIに文章を書かせるメリットについて説明する記事の魅力的なタイトル案を何パターンか教えてください」
- ChatGPTの回答(1回目)
- “未来の力:AIのメリットを解説!”
- “AIがもたらす革命的変化とは? “
- “AIの優れた能力がもたらすビジネスメリットとは?”
- “AIの導入で効率化が実現! ビジネスの成功に欠かせない理由”
- “AIがもたらす人類の進化とは? “
- “AIが世界を変える! 未来を拓く技術の可能性”
- “人工知能の未来予測 仕事や生活をどう変えるか?”
- “AIの驚くべき可能性 教育、医療、 環境問題の解決にも? “
- “AIがもたらす社会の変革 ビジネスだけでなく人々の生活も改善する理由”
- “AIがもたらす未来のビジョン: 人間と共存する新しい時代”
- ChatGPTの回答(2回目)
- “人工知能が文章を書くメリットとは?ビジネスの世界での活用方法を解説!”
- “AIが文章作成に与える影響:生産性や精度向上のポイントを解説!”
- “自動文章生成の未来:AIがもたらす新たなクリエイティブな可能性”
- “AIが文章作成に与える変革:誰でも簡単に高品質なコンテンツを作成できるように?”
- “AIに文章を書かせることがもたらすビジネス上のメリットとは?”
- “AIがもたらす文章作成の革新:効率的かつ正確な文章生成による生産性向上”
- “文章作成におけるAIの役割と可能性:人間と機械の協業による創造性の向上”
- “自動文章生成の進化:AIによる高品質なコンテンツ作成がもたらすメリットとは?”
- “AIに文章を書かせることで得られるビジネス上の利点とは?”
- “AIによる文章作成のメリット:正確さ、スピード、一貫性を追求する新しい時代”
1回の答えで10パターン、2回目も10パターン、計20パターンものタイトル案をたった数十秒で得られました。
マーケティング視点で見ると、ちょっと使えないタイトルもありますが、わずか数十秒で、これだけ多くのヒントが得られるのは、まったく何も思いつかず頭の中が真っ白だ…という人にとっては大きな助けになるでしょう。
参考)
タイトルやキャッチコピー作成など、実際にAIを試験的に使ってみて分かりましたが、やっぱり私はAIを使わないと確信しました…。なぜなら、平均点止まりの案しか出てこないことが分かったからです、、、
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AIで誰でも簡単に早く…の危険性
冒頭の方でも言いましたが、
「ChatGPTを使えば、専門知識が無くても経験が無くても大丈夫!誰でも簡単に早く楽々で記事が書けて、先行者利益を得られる!そんな方法を教えます!」
と呼びかけるような、怪しい広告や自称コンサルタントがドッと増えています。
もしかしたら、今は通用するのかもしれません。ですが、そのうち必ず規制は強まります。あと、当たり前過ぎることですが、誰でも簡単…という方法はすぐに効力が消えます。これ当然ですね。
AIのデメリットを明確にし、正しい使い方で記事の生産性や品質を上げる…という方法であれば良いのですが、「AIライティングでとにかく楽に稼げる」といった類いの話は危険です。無視するようにした方が賢明です。
ご注意ください。
AI文章はSEO的にマイナスとなるのか?
過去を振り返ると、あらゆる“ズル”は例外なくペナルティや大きなマイナス評価を受けています。AIに書かせた文章は、いずれ必ず、Googleアップデートを経て、SEO的に大きなマイナスとなっていくでしょう。
Googleアップデート:検索者や読者のために、より良い情報を検索結果の上位に表示するよう検索システムを変更改善すること。質の悪い情報(ズル含む)は、下位表示となるよう、もしくは、一切表示させないように変更改善すること。
ChatGPTなどのAIを活用してブログ執筆などの効率化を図るのは、非常に良いことです。むしろ、どんどん進んでAIを活用すべきです。
ですが、“ズル”に匹敵する行為になることはNGです。AIに文章を書かせていると、今は大丈夫でも必ず大きなしっぺ返しをくらうことは間違いないでしょう。
ホームページやブログで、検索からのアクセスを得たいという執筆者や発信者は、この辺りもよーく考えておくようにしましょうね。
まとめ
記事や文章作成に限らず、AIツールはどんどん積極的に活用していく方が良いです。控える必要はありません。
ただし、
使い方を間違えると大変なことになります。楽さに溺れて、大切なものを失わないよう十分に気をつけてくださいね。
地に足がついている人だけ、ニセモノでなくホンモノだけ、心なき人でなく心ある人だけ、が生き残っていくということを忘れないようにしましょう。
参考)
AIを使った方法…にはなっていないのですが、 オウンドメディア(ホームページやブログなど)を活用した集客やマーケティングを行なっていきたい場合は、下記のコンテンツなども参考にしてください。
➡︎ 【無料】ホームページ集客メール講座(特典付き)※初心者向け