ペライチとWordPressとWixとjimdoの比較【ホームページ自作ツール】
ペライチとWordPressとWixとjimdoの比較【ホームページ自作ツール】
この記事は、
- ホームページ自作用のおすすめのツールは何ですか?
- ホームページ自作用の簡単なツールは何ですか?
- ペライチとWordPressとWixとjimdo…結局どれがおすすめなの?
といった疑問や質問に答えていきます。
この記事を読むことで、
- ホームページを簡単に自作できるおすすめツールが分かります
- ペライチとWordPressとWixとjimdoの違いが分かります
- ペライチとWordPressとWixとjimdoそれぞれの特徴やメリット、デメリット、料金、選択基準などが分かります
この記事で紹介するホームページ自作用のツールは、全て私自身やクライアントさんが実際に使ってみたことのあるものです。実際の評判も聞いて判断しています。その中からのおすすめのツールだけを厳選して紹介していきます。
注:
ネットショップ・eコマース用のサイトを望んでいる方は、この記事の対象外となります(他に適したプラットフォームやサービスがあるので検索してみてください)。
注:
この記事の掲載情報は2020年5月20日時点のものです。各社のサービス仕様や料金仕様は、変更されている可能性があります。
ホームページとブログとSNSの違いなどが、あまりよく分かっていないと思う場合は、先に下記の記事をチェックしておいてください。
➡︎ ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】
【 目次 】
ペライチとWordPressとWixとjimdoの比較【ホームページ自作ツール】
ホームページ自作用のツールは、次の4つのうちのどれかを選んでいただければ大丈夫です。
- ペライチ
- Wix(ウィックス)
- jimdo(ジンドゥ)
- WordPress(ワードプレス)
どれも、既に有名で、利用者も非常に多くいます。安心して利用することができます。
どのツールを使って、ホームページを自作するかは、あなたの目的によって変わってきますので、先にざっくりと説明しておきます。
ペライチがおすすめ
検索からのアクセスはいらない。1ページの会社概要レベルのホームページで良い。とにかく簡単に自作したい。販売や告知用のページが1ページだけあれば良い。といったように、1ページだけ作成したい場合のホームページ自作ツールは「ペライチ」というサービスがおすすめです。
Wixがおすすめ
検索からのアクセスはいらない。数ページ+ブログのホームページをとにかく簡単に自作したい。という場合のホームページ自作ツールは「Wix(ウィックス)」というサービスがおすすめです。
jimdoがおすすめ
もう1つWixと同じように、検索からのアクセスはいらない。数ページのホームページをとにかく簡単に自作したい。という場合、「jimdo(ジンドゥ)」というサービスもあるので、こちらもWixに次いでおすすめです。
WordPressがおすすめ
検索からアクセスを集めて集客していきたい。ホームページを活用して集客の仕組みを構築したい。数ページ+ブログのホームページにしたい。何ページも自由に追加してコンテンツマーケティングをしていきたい。ホームページは自己所有・自己資産としたい。といったような場合のホームページ自作用ツールは「WordPress(ワードプレス)」というツールがおすすめです。
※ 当サイトはWordPressを採用しています。
関連記事
➡︎WordPressはやめた方がいいですか?【経営者・起業者向け】
ペライチとWordPressとWixとjimdoの共通点
後ほど、各ホームページ自作ツールの特徴を説明していきますが、その前に、4つのホームページ自作ツールの共通点を先にまとめておきます。
共通点は次の5点です。
- インストール不要
- 料金は無料から
- 操作は簡単
- 見栄えは十分
- 即日公開可
インストール不要
全て、パソコンへのインストールなどは不要です。インターネット上でサービスやツールにログインするだけで使えます。なので、iPadやスマホ含めて、通信環境とブラウザ(SafariやChromeなど)さえあれば使えます。
料金は無料から
料金は、いずれのホームページ自作ツールも無料で使い始められます。
注:別途、レンタルサーバー代や独自ドメイン使用料、グレードアップで有料プランとなるものもあります。
操作は簡単
いずれも、初心者でも操作していけるようなツールとなっています。HTMLやCSS、その他難解なプログラミング言語などの知識は一切必要ありません。
見栄えは十分
いずれも、素人が自作したとは思えないホームページに仕上がります。なぜなら、綺麗なデザインテンプレートが既に何種類も用意されているからです。
即日公開可
いずれも、即日利用開始ができ、インターネット上に即日公開も可能です。一切内容にこだわらなければ今日、今、その場ですぐホームページが作れる時代です(内容はマイペースでゆっくり追加したり修正していけます)。
それでは、ペライチ、Wix、jimdo、WordPressそれぞれについての特徴やメリット・デメリットを説明していきます。
ペライチの特徴・メリット・デメリット
➡︎ペライチの公式サイトへ
ペライチの特徴
「ペライチ」は、その名の通りペラペラの1枚(1ページ)だけのウェブサイトを簡単に自作できる、ホームページ自作サービスです。
1枚1ページに特化したサービスなので、今回紹介する中では最も簡単にホームページを自作できます。
ペライチの用途
ペライチは、主に以下のような用途に向いています。
- 会社概要レベルの1ページのホームページ
- 商品単品紹介レベルの1ページのホームページ
- イベントなど単発の告知事項を紹介する1ページのサイト
- ランディングページ(商品販売ページなど)
ペライチは、ホームページというより、1ページという特性から、販売用のページやリスト登録用など、いわゆるランディングページとして利用する方が圧倒的に多いです。
ペライチの料金と機能
料金は、無料で簡単に始められます。有料でも〜月額2980円までとリーズナブルです。
ペライチのメリット
- とにかく簡単
ペライチのデメリット
- 複数ページ作れない *1
- ブログ投稿できない
- 広告が表示されてしまう *2
- 検索され難い *3
- 自己所有・自己資産とならない *4
- *1:無料プランは1ページ迄ですが、有料プランにすれば3〜10ページまでは作成可能です。
- *2:有料プランにすると広告は表示されないようになります(レギュラープランから)。
- *3:ニッチな市場や指名検索(社名検索など)では検索表示されます。
- *4:万が一、ペライチサービスが終了時した場合は、ホームページは消滅します。
ペライチ補足説明
- 各種ウェブ広告→ペライチ(ランディングページ)で活用する人が多いです。
- ペライチは日本のツールなのでグローバルなビジネスには適していません。
関連記事
➡︎ ペライチが検索結果に出ない10の理由【SEOに弱いから?】
Wixの特徴・メリット・デメリット
➡︎Wixの公式サイトへ
Wixの特徴
「Wix」は、世界中で使われている有名なホームページ作成サービスです。かなりスタイリッシュなテンプレートも用意されており、オシャレなホームページも自作できます。
ホームページに最低限必要な機能は、無料でほぼ揃っているので、いわゆるホームページらしいホームページを簡単に自作していけます。
Wixの用途
Wixは、主に以下のような用途に向いています。
- 会社概要+α+ブログで構成する紹介用ホームページ
- 店舗概要+α+ブログで構成する紹介用ホームページ
- 商品紹介+α+ブログで構成する紹介用ホームページ
主に、簡単な会社のホームページや、簡単なお店のホームページなどに多く利用されています。
Wixの料金と機能
Wixは無料で簡単に始められます。
有料にアップグレードしても〜月額2500円までとリーズナブルです。
Wixのメリット
- 簡単
- デザイン性
- 機能が豊富
Wixのデメリット
- 広告が表示されてしまう *1
- 検索され難い *2
- 自己所有・自己資産とならない *3
- *1:有料プランにすると広告は表示されないようになります(ベーシックプランから)。
- *2:WixのSEOツールを使うと検索されやすくなる場合があります。
- *3:万が一、Wixが終了時した場合は、ホームページは消滅します。
Wix補足説明
- Wixは2008年にβ版がリリースされ、2017年には利用者が1億人を超えたと言われています。イスラエルが本拠地です。
- Wixは以前はSEOに弱かったのですが、継続的に改善を続けており、2023年には「SEOダッシュボード」という機能で、さらにSEO対策を強化しました。現在では、WixはSEOに弱い(検索に弱い)とは言えません。
- 上記により、SEOに弱い状態は脱しましたが、それでもWixで作成したホームページが検索されない…という場合は、「Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】」を参照願います。
jimdoの特徴・メリット・デメリット
➡︎jimdoの公式サイトへ
jimdoの特徴
「jimdo」も「Wix」同様、世界中で使われている有名なホームページ作成サービスです。テンプレートも複数用意されており、オシャレなホームページも自作できます。
ホームページに最低限必要な機能は、無料でほぼ揃っているので、普通のホームページであれば、簡単に自作していけます。
jimdoの用途
jimdoは、主に以下のような用途に向いています。
- 会社概要+α+ブログで構成する紹介用ホームページ
- 店舗概要+α+ブログで構成する紹介用ホームページ
- 商品紹介+α+ブログで構成する紹介用ホームページ
主に、簡単な会社のホームページや、簡単なお店のホームページなどに多く利用されています。イベント用の臨時的なページに使う方も多い気がします。
jimdoの料金と機能
jimdoのメリット
- 簡単
- 機能が豊富
jimdoのデメリット
- 広告が表示されてしまう *1
- 検索され難い *2
- 自己所有・自己資産とならない *3
- *1:有料プランにすると広告は表示されないようになります。
- *2:jimdoのSEO機能を使うと検索されやすくなる場合があります。
- *3:万が一、jimdoが終了時した場合は、ホームページは消滅します。
jimdo捕捉説明
- jimdoは2004年にサービスが開始(ドイツ)し2009年に日本語版もリリースされました。2013年には利用サイトが1千万を超えたと言われています。日本でも2015年には100万サイトに達したと言われています。
- jimdo(日本)はKDDIウェブコミュニケーションズが協業パートナーとなっており、jimdoの使い方を教えてくれる「jimdoカフェ」というコミュニティも運営しています。
- Jimdoだからといって、SEOに弱いとは言えないのですが、それでもJimdoで作成したホームページが検索されない…という場合は、「【ジンドゥー】Jimdoホームページが検索されない10の理由」を参照願います。
WordPressの特徴・メリット・デメリット
→WordPress.orgの公式サイトへ
注)WordPressにはWordPress.comというサービスもありますが、WordPress.comはWixやJimdoと同類のサービスです。WordPress.comを使うのであれば、Wixやjimdoの方がおすすめです。WordPressはWordPress.orgの方を利用してください。
WordPressの特徴
WordPressは、世界でNo1、圧倒的なシェアを占める、現在最も代表的なホームページ自作ツールです。アクセス数を集めているホームページやブログのほとんどはWordPressです。
ペライチやWixやjimdoと比較すると、やや操作等は難しいかもしれませんが、簡単の域であることには変わりありません。
テンプレート(WordPressテーマ)も豊富なので、素人でもきれいなホームページやブログを簡単に自作していけます。
自作したホームページは、自己所有・自己資産となるので、ビジネスや経営を行う人向きです。
WordPressの用途
WordPressは、主に以下のような用途に向いています。
- 会社概要+α+ブログで構成する集客用ホームページ
- 情報コンテンツ発信型集客用サイト(オウンドメディア)
- その他会員専用サイトなど(アイデアやカスタマイズ次第)
上記に閉じず、幅広い用途で世界中の人が利用しています。
WordPressの料金と機能
WordPressは無料で簡単に始められます。有料プランは存在しません。
但し、レンタルサーバーと独自ドメインの使用料が必要です(おおよそ合計で毎月平均2千円前後)。
WordPressはサービスではなくツールなので、機能メニューというようなものはありませんが、基本的なことは全て実現可能だと思ってもらって大丈夫です。
また、拡張性も長けており、デザインテンプレートに付属の機能や、オプション機能(プラグイン)を組み合わせることで、さらに豊富な機能を使っていけるようになります。
WordPressのメリット
- 機能が豊富
- 自由度が高い
- 拡張性が高い
- 検索されやすい
- 自己資産となる *1
- 世界シェア断トツNo1 *2
- 公開情報が非常に多い(書籍やネット)
WordPressのデメリット
- ペライチやWixよりは少し難しい
- サーバー代と独自ドメイン代が必要
- *1:自分で消さない限りホームが消滅することはありません。
- *2:WordPressのシェアはWixの26.8倍も多いです(2019年:WordPress61.8%/Wix2.3%/Jimdo0.2%)
WordPress捕捉説明
- WordPressは2003年に初版がリリースされ、現在では全WEBサイトの40%はWordPressで作られています。
- WordPressのシェア率に関しての詳細はこちらの記事を参考にしてください➡︎CMSシェア率ランキング(WordPress圧倒的1位)
- その他、WordPressに関連する記事はこちら➡︎ホームページ用CMSおすすめ1択!ワードプレスが人気の秘密
- WordPressで作成したホームページやブログが検索されない…という場合は、「WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】」を参考にしてください。
検索からホームページやブログに集客していきたい場合や、ビジネスの戦略ツールとしてホームページやブログを自己資産化しておきたい場合は、WordPressが断然おすすめ迷わず1択です。
ペライチ・Wix・WordPressの比較一覧
ここまで、おすすめとして紹介してきた、ホームページ自作用ツールの中から、ペライチとWixとWordPressの比較一覧を作成したので、参考にしてください(jimdoはWixに近いので省きました)。
表中の★は、私の個人的な感覚でつけています。利用者の様々な背景や条件によって★の感覚は異なることを了解願います。
ペライチ | Wix | WordPress | |
使用料 | 無料〜月2980円 | 無料〜月2500円 | 無料 |
その他費用 | 特になし | 特になし | サーバー代等(月2千円程) |
広告表示 | 表示(無料プラン) | 表示(無料プラン) | なし |
簡単操作 | ★★★★ | ★★★- | ★★-- |
デザイン性 | ★★★- | ★★★★ | ★★★- |
機能性 | ★★-- | ★★★- | ★★★★ |
自由度 | ★--- | ★★★- | ★★★★ |
検索されやすさ:SEO | ★--- | ★★-- | ★★★★ |
相談先 | ペライチ | Wix | 専門家等 |
シェア率 | ---- | ★--- | ★★★★ |
自己所有・自己資産 | × | × | 〇 |
スマホアプリ | × | 〇 | 〇 |
注意:最新の情報は、必ず各サービスの公式サイトでご確認ください。
各サービスの公式サイト
要注意事項(集客目的がある場合)
ここで紹介するもの以外にも、世の中には何百種類ものホームページ作成用のサービスやソフトやツールがあります。検索すれば、おそらく月額1000円〜9000円という価格帯のサービスが山ほど出てきますが、これらは危険です。
全ては知らないので、絶対にとは言えませんし、それらの中には優良なサービスもあるとは思います。ただ、私の知る限りでは、売上主義の会社が提供するサービスがほとんどです。たとえば『〇〇〇ホームページ』とか…
各サービスのサイトには、上手い話しばかりが載っていますが、現実だと思うと失敗します。たとえば「導入実績〇千社超え!」などでも酷いサービスの場合があります。釣られないよう気をつけてください。
但し、集客や成果を望まない簡易的なホームページであれば、ここで照会する以外のソフト・ツール・サービス、何でも大丈夫です(悪徳業者以外であれば)。
関連記事
WordPressで作成したホームページやブログが検索されない…という方が増えてきています。なぜでしょうか?その原因と対策は下記にまとめてあります。
➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
ペライチやWixやJimdoやAmebaOwndなどを使っていて、ホームページやブログが検索されない…という方は多いです。なぜでしょうか?その原因と対策は下記にまとめてあります。
➡︎ Wixで作成のホームページが検索されない【10の代表的な原因】
➡︎ 【ジンドゥー】Jimdoホームページが検索されない10の理由
アメブロやライブドアブログやFC2ブログやnoteなどのブログサービスを使っている場合で、検索結果に出てこない…という方も多いです。その原因と対策は下記にまとめてあります。
➡︎ アメブロが検索しても出てこない【9つの理由・原因】解決方法も!
集客用でない場合は、「ホームページは格安で業者に作ってもらおう」という発想もOKです。ですが、集客目的がある場合は、安さで選ぶのではなく、高価でもしっかりマーケティングに長けた知識と指導力のある業者を選んでください。
➡︎ ホームページ格安作成【99%】集客に失敗する7つの理由
まとめ
ホームページを自作するおすすめのソフト・ツールは、以下の4つのいずれかです。個人的には、他は検討しなくて良いと思っています。
- ペライチ
- Wix(ウィックス)
- jimdo(ジンドゥ)
- WordPress(ワードプレス)
いずれも利用者数が多く信頼性が高く安心です。そして、どれも初心者に優しく簡単です。どれも綺麗な自作ホームページを作っていけます。あなたの目的に合わせて、いずれかをお選びください。
以降、『ホームページ自作講座』では、WordPress(ワードプレス)を使用する前提で説明を進めていきます。ペライチやWixを利用する場合でも、有効となる内容も出てきますが、必ずしも適用できるとは限りません。了承願います。
ホームページ自作講座
⬅︎第3章『ホームページの自作スキル【HTMLやプログラミング言語は不要です!】』