検索エンジンの仕組みを図解で解説(動画付き)【超初心者向け】
検索エンジンの仕組みを図解で解説(動画付き)※超初心者向け
この記事は、
- 検索エンジンの仕組みを図解で簡単に理解したい
- 検索エンジンの仕組みを解説した他の記事は難しい!
- クロール、インデックス、ランキングって何?
といった疑問や質問に対して、Google検索エンジンの仕組みを超初心者向けに図解で簡単に説明していきます。
この記事を読むと、
- 初心者でも検索エンジンの仕組みが分かります
- クロール、インデックス、ランキングが何かが分かります
- ウェブページ作成〜公開〜検索〜表示まで全ての流れが分かります
尚、超初心者ではないよ…という方は、以下のGoogleのサイトで学んでください。
【 目次 】
検索エンジンの仕組みを図解で簡単に解説!
私は、初心者向けに、ホームページの自作や集客を教えているのですが、検索エンジンの仕組みについて分かりやすい記事が見つかりませんでした(対初心者向けとしては)。であればと、自分でまとめることにしました。
他のサイトや記事は、クローラーやクローリング、インデクサーやインデクシング、スコアリングとかアルゴリズムとか…なぜか難しい専門用語を好んで使っています(^^;
これらの用語は、覚えて損はありませんが、このような用語を覚えなくても、検索エンジンの仕組みさえ分かれば、ひとまず、何の問題もありません。
一応、この記事でも、専門用語をほんの少しだけ説明しますが、そこは読み飛ばしてもらって大丈夫です。
図解している絵だけ見てもらえれば、ほとんどの方は、超初心者でも、検索エンジンの仕組みをだいたい分かってもらえると思います。
まずは、当ページに掲載している画像をつなげた、紙芝居動画(無音です)をご覧ください。
検索エンジンの仕組み図解(紙芝居動画)
動画を見るのが面倒な方は、以下をご覧ください。画像を全部つなげて1枚にしたものです(少し小さいですね、、、)。
検索エンジンの仕組み図解(全画像)
上記の画像、または、紙芝居動画を見ても「ちょっと理解できなかったな…」という方は、このまま読み進めてください。
理解できた方は、もうこのページを閉じちゃってもらっても構いません。(ですが、この後、重要なポイントなども出てきますので、最後まで読むことをおすすめします。)
ではまず、あらためて、この記事(画像)の登場人物を紹介しておきます。
検索エンジンの仕組み図解(登場人物)
では、進めていきます。
尚、この記事では、検索エンジンの仕組み周りに閉じず、ウェブページの作成・公開から、検索者の端末にあなたのウェブページが表示される流れを全て解説していきます。
検索エンジンの仕組み周りだけを説明しても良かったのかもしれませんが、それだと、全体像が見えず理解が浅くなると思いました。なので、全ての流れを説明しています。必要ない項は読み飛ばしてください。
WEBページの作成〜公開
あなたが、書いたウェブページ(ブログ記事やホームページ内のコンテンツ記事など)は、あなたが申し込んだレンタルサーバー上に保存されています。
上記画像を見て分かる通り、あなたのウェブサイト(ホームページやブログ)は、あなたの端末上(パソコンやiPadの中)にはありません。レンタルサーバー上にあります。
即ち、あなたは、端末のブラウザ(SafariやChromeなど)を介して、遠隔操作でウェブページを作成しているわけです。(なので、もし端末が壊れても何の問題もありませんね。)
まず、ここまでは、検索エンジンは全く関係してきません。ウェブページのURLを指定すれば、あなたのウェブページは普通に世界中から見れるようになっています。
但し、この時点で、あなたのウェブページが“検索”されることは100%ありません。検索されるためには、この後、説明することが必要だからです。以下に続きます。
Googleの巡回と情報収集(クロール・クローリング)
Googleは世界中のウェブサイト(ページ単位)を巡回して見回っています。ウェブサイトは世界全体で16億サイト以上、ページ数で言うと数百兆ページはあるとのことです。その中の1つでもある、あなたのウェブサイト、ウェブページも巡回されます。
この巡回する役目を担っているのがGoogleの「クローラー君」です。巡回のことを専門用語ではクロールと呼んでいます。巡回することをクローリングなんて言います。
クローラー君は、あなたのウェブサイトや個々のページから、部分、部分、必要な情報を抜き出していきます。どれだけ何をどう抜き出しているのかは、誰も分かりません(Googleだけが知っています)。
Googleの情報格納(インデックス・インデクシング)
クローラー君は、抜き出した情報を持ち帰っていきます。そして、その情報はGoogleの格納庫に保存されます。
この格納庫のことを専門用語だとインデックスと呼びます。格納することを、インデックス登録すると言います。格好よくインデクシングなんて言う人もいます(私は一度もこんな風に言ったことありませんが…)。
あなたの本物のウェブサイトはレンタルサーバー上にありますが、そこから抜き出された情報はGoogleの格納庫(インデックス)の中にもあります。
レンタルサーバー上とGoogleインデックス上で情報が二元管理されていると思ってもらえれば良いです。
このGoogleの格納庫への登録、即ち、インデックス登録がされて、はじめてインターネットでの検索が可能となります。もし、インデックス登録されないと誰からも検索されません。
Google検索
何かを調べる時、人はインターネットで検索します。Google検索とかYahoo!検索とかですね。
インターネット検索する場合は、検索窓に調べたいことに関わる言葉を入力します。この言葉を検索キーワードと言います。
入力した検索キーワードは、Googleの検索エンジンに届きます。検索キーワードは検索クエリ(問い合わせ・質問)とも呼ばれます。
ちなみに、実は、Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使用しているので、Googleと同じ流れになると思っていただいてOKです。
検索表示の順位決め(ランキング・スコアリング)
Googleの検索エンジン君は、届いた検索キーワード(=質問・問い合わせ)に対して、適切な答えとなるウェブページの情報はどれとどれだろうか?と、格納庫(インデックス)の中を探していきます。
と同時に、検索エンジン君は、検索キーワードに対する答えとして優れている(=真実・詳しい・分かりやすい・人気のある…など)ウェブページ順に、1位、2位、3位と、順位を付けていきます。
この順位付けをランキングと言ったり、スコアリングと言ったりもします。
この時、インデックス登録されていないウェブページは、順位付けすらされません。Googleはあなたのページを知らないのですから当然です。
検索結果の一覧表示(ランキング〜表示)
検索エンジン君は、格納庫(インデックス)から、順位付けした順に、ウェブページ(1ページ)を取り出して、その情報を検索してきた人の画面に、順位通りに上から一覧で表示してあげます。
これが、検索結果一覧です。表示されるのは、ページタイトル、ページの概要、URLなどです。検索キーワードによっては、画像などが一覧に表示さる場合もあります。
(検索結果一覧)
ちなみに、〔ホームページ 集客 初心者〕や〔ホームページ 集客 講座〕で検索すると、おそらく上記のように、私のページが1位に表示されると思います。
ぜひ、あなたも、このように上位表示を目指してください。
検索結果のクリックとWEBページの表示(アクセス)
検索結果一覧の中に、読みたいウェブページがある場合、検索者は、そのページタイトルをクリックして、ページを開きます。
この時は、レンタルサーバー上のウェブページの情報が表示されます。表示される内容は、格納庫(インデックス)からの情報ではありません。
検索エンジンの仕組みのポイント
全体の流れ、および、Google検索エンジンの仕組みは、何となく分かってもらえたでしょうか。
この流れや仕組みから、ポイントとなる点を以下にまとめておきます。
- ウェブページの本体(本物)はレンタルサーバー上に存在する
- ウェブページから抜き出された情報はインデックスにも存在する
- 検索結果の表示順位はインデックスの情報をもとに決められる
- 検索結果一覧はインデックスから表示される
- 検索者が表示するウェブページはレンタルサーバーから表示される
以上から、あなたが注意すべきこと、または、あなたが取り組むべきことが見えてくると思います。本当に重要なのは、ここからです。
仕組みを理解するだけでは、何も起きません。仕組みを理解したら、その次は、その知識を活かさないと……です。
あなたが、取り組むべき点をまとめたので、ぜひ、参考にしてください。
検索エンジンに対してあなたが注意すること・取り組むこと
あなたが、取り組むべき点は、大きく言うと2つあります。
- インデックスに登録されるようにする
- 上位の順位を付けてもらうようにする
インデックス登録されるようにする
インデックス登録されないと、インターネット検索されても、見つけてもらえません。インデックス登録されないと、あなたのウェブページは存在していないのと同じことになってしまいます。
インデックス登録されるようにするには、以下の点がポイントとなります。
- 「インデックスしない」にチェックを付けない
- ウェブサイトを放置しない
- XMLサイトマップの送信を行う
「インデックスしない」にチェックを付けない
ページの内容にもよりますが、ウェブページを作成公開する際に、「インデックスしない」にチェックを入れないでください。つい、これを行なってしまって「検索されない!検索されない!」と騒いでいる方が、わりと多くいます。気をつけてください。
ワードプレスの場合↓
ウェブサイトを放置しない
クローラー君は、いつ、あなたの元に巡回しに来るか分かりません。世界にウェブサイトが16億、ページが数百兆もあったら、それも当然です。
クローラー君は、よく頻繁に更新されているウェブサイトや、評判の良いウェブサイトには、頻繁に巡回しに来てくれます。効率的で理にかなっています。
新しいウェブサイトや、更新されず放置されているウェブサイト、評判の悪いウェブサイトには、なかなか巡回しに来てくれません。これまた、理にかなっています。
なので、
最新の情報を公開したり、もっと誰かのためになる情報を公開したり、できるだけ、ウェブサイトを更新するようにしてください。
XMLサイトマップの送信を行う
ちょっと難しくなります。XMLサイトマップというものがあります。これは、自分のウェブサイトの構成などをGoogle向けにまとめた案内図のようなものです。
このXMLサイトマップをGoogleに送信しておくと、Googleはインデックスしやすくなります。ぜひ、設定しておいてください。
ワードプレスで作成するウェブサイトの場合は、プラグイン「Google XML Sitemaps」を使えばXMLサイトマップの作成と送信が行えます。
上記のプラグインを用いた、XMLサイトマップの生成や設定手順(ワードプレスの場合)については、以下の記事を参考にしてください。
【初心者向け】Googleインデックスの時間を早める5つの方法
上記の記事では、設定値なども含めて、詳しく説明していますので、ワードプレスの場合は、ぜひ、参考にしてください。
上位の順位を付けてもらうようにする
Googleの検索エンジンに上位の順位付けをしてもらうのは、簡単ではありません。SEO(Googleエンジン最適化)の知識やノウハウが必要となってきます。
ですが、安心してください。順位を上げるのは簡単ではありませんが、SEO(Googleエンジン最適化)を行うこと自体は難しくありません。初心者でも取り組んでいけます(難しいと言う人は難しいことをやろうとしているだけなんですね)。
とは言え、SEOのポイントを全て書いていくと、1冊の本になってしまうので、ここでは最重要ポイントだけあげておきます。
SEO最重要ポイント
- 見込み客が使う検索キーワードを知る
- その結果キーワードの答えを書く
- 答えは明確に的確に無駄なく分かりやすく真実を書く
- 内容にはオリジナリティを出す
- アクセス状況を見て改善をする
まとめ
検索エンジンの仕組みと流れを図解で説明してきました。ウェブページを書いて、公開して、インデックスされて、検索されて、順位付けされて、検索者にクリックされて、ウェブページが表示されるまで。
これで、必要最低限の流れは、全て説明しました。難しい用語は覚えなくても大丈夫です。重要ではありません。試験を受けるわけではないですからね。感覚で流れが理解できればOKです。
それよりも、検索エンジンの仕組みを知った上で、何をするのか?すべきなのか?が重要です。
インデックスに登録されるようにする
- 「インデックスしない」にチェックを付けない
- ウェブサイトを放置しない
- XMLサイトマップの送信を行う
上位の順位を付けてもらうようにする(SEO対策)
- 見込み客が使う検索キーワードを知る
- その結果キーワードの答えを書く
- 答えは明確に的確に無駄なく分かりやすく真実を書く
- 内容にはオリジナリティを出す
- アクセス状況を見て改善をする
以上、「【超初心者向け】検索エンジンの仕組みを図解で解説(動画付き)」は、これで終わります。
検索エンジン仕組みの理解が、あなたのホームページやブログが集客に役立ちますように。
自サイト(ホームページやブログ)を用いた集客については、以下のコンテンツがおすすめです。