情報発信するときの注意点【SNS、LINE、WEBで失敗しないコツ】
更新日:2020年12月18日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
情報発信するときの注意点【SNS、LINE、WEBで失敗しないコツ】
要約
WEB、SNS、LINEやメルマガ等で、情報を発信する際に気をつけるべき注意点をまとめました。
この記事は、
- 情報を発信するときの注意点は何ですか?
- WEBページで情報発信するときの注意点は?
- SNSで情報発信するときの注意点は?
- LINEで情報発信するときの注意点は?
- メルマガで情報発信するときの注意点は?
といったような質問に答えていきます。
この記事を読むことによって、
- 情報を発信するときの注意点が分かります
- WEBページで情報発信するときの注意点が分かります
- SNSで情報発信するときの注意点が分かります
- LINEで情報発信するときの注意点が分かります
- メルマガで情報発信するときの注意点が分かります
【 目次 】
情報発信するときの注意点(WEBページ、SNS、LINE、メルマガ)
この記事は、以下の構成でまとめています。
- 情報発信するときの注意点(共通)
- WEBページで情報発信するときの注意点
- SNSで情報発信するときの注意点
- LINEで情報発信するときの注意点
- メルマガで情報発信するときの注意点
注)
ここでの注意点は、あくまでも情報発信を運営する上での注意点です。情報発信により何らかの成果(集客やブランディングなど)を得る目的がある場合は、別視点での注意点やコツやノウハウが必要となってきます。
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ホームページやビジネスブログで情報発信し、見込み客を集客していきたいという場合は、下記も参考にしてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
公開型(プル型)の情報発信は、ホームページ、SNS、ブログ、どれで始めればいいの?という方は、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】
配信型(プッシュ型)の情報発信は、メルマガ配信とLINE配信(LINE公式アカウント)、どっちで行えば良いの?という方は、下記の記事を参考にしてください。
➡︎ メルマガとLINE公式アカウントの使い分け【3つのポイント】
情報発信するときの注意点(共通)
あらゆる情報発信の方法で共通となる注意点は下記の通りです。
- 嘘・デタラメ・不確かな情報発信をしない
- 盗用しない
- 著作権法や肖像権に配慮する
- 個人情報の記載をしない
- 誹謗中傷となる記載をしない
- 薬機法に違反する記載をしない
- 景表法に違反する記載をしない
嘘・デタラメ・不確かな情報発信をしない
これは説明不要ですね。嘘・デタラメ・不確かな情報発信、絶対にしないでください。
盗用しない
簡単にコピーできるからといって、他の人の発信情報を盗用しないでください。やってはいけないことです。訴えられます。
もちろん、参考にするのはOKです。しっかりと発信元の記載やリンクを明示しての引用もOKです。でも盗用に匹敵する行為はNGです。
著作権法や肖像権に配慮する
画像やイラストなどの取り扱いにも十分に注意してください。画像含め、全てのコンテンツには、著作権があります。
また、お客様の顔や姿が映った画像なども勝手に使わないでください。肖像権侵害となる恐れがあります。
画像については自分で用意するか、フリーで使える画像を使用してください。
フリーの画像素材サイトは下記の記事で紹介しています。
➡︎ヘッダー画像フリー素材【かわいい〜おしゃれまで:厳選12サイト】
個人情報の記載をしない
自社や自分の個人情報は、必要最低限は掲載しないとならないかもしれませんが、お客様など第三者の個人情報は絶対に無断で掲載しないようにしてください。
誹謗中傷となる記載をしない
これも説明は不要ですね。誹謗中傷で人を傷つけるパワーがあるのなら、人を救う方にそのパワーを使いましょう。
薬機法に違反する記載をしない
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器などの情報発信には、十分な注意が必要です。虚偽や誇大表現、誤解されるような表記は罰せられます。
たとえば、「絶対に治る○○薬」なんて間違いなくアウトですし、「絶対に痩せるサプリ」なんていうネーミングもたぶんアウトです。慎重に。
薬機法について、詳しくは、厚生労働省のページをご覧ください。
景表法に違反する記載をしない
あなたの商品やサービスを実際のものよりも著しく優良であると示すことは禁止されています。比較表示の際は、
- 主張する内容が客観的に実証されていること
- 数値や事実を正確かつ適正に引用すること
- 比較の方法が公正であること
などが必要です。
景品表示法について、詳しくは、消費者庁のページをご覧ください。
WEBページで情報発信するときの注意点
WEBページ(ホームページやブログなど)で情報発信するときの注意点は以下の通りです。
- 自己資産となるWEBページで情報発信する
- httpsページで情報発信する
- 特定商取引法について記載する
- 個人情報保護法について記載する
自己資産となるWEBページで情報発信する
WixやJimdoなど無料のホームページサービスや、月額制のホームページサービスで作成したWEBサイトやWEBページは、あなたの所有物・自己資産にはなりません。
もし、そのサービスが終了したら、全てのコンテンツが消滅します。
WEBページで、ビジネスに関する情報発信を行う場合は、レンタルサーバーを契約し、WordPress(ワードプレス)などを用いて作成するWEBサイトで発信する方法がおすすめです。
自己所有・自己財産となるホームページやブログの自作方法に関しては、以下の記事から学んでいけます。
➡︎ホームページ自作【初心者入門ガイド】全7章で分かりやすく解説!
もし、WordPressで作成したサイトやページが全く検索されない…という状況に陥ってしまった場合は、下記の記事をチェックしてください。
➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】
httpsページで情報発信する
WEBページは、http://〜でアクセスできるページ(非SSL)と、https://〜でアクセスできるページ(s付き:SSL化済み)があります。
後者のhttps://〜は通信が暗号化されますが、前者のhttp://〜だと通信が暗号化されません。そこに、もし、個人情報などが乗ってくると漏洩等につながる恐れがあります。
SSL化したhttps://〜でアクセスできるようにしておきましょう。
参考)
➡︎ホームページ自作サーバー設定【おすすめプラン〜設定方法まで解説!】4.2SSL設定
特定商取引法について記載する
特定商取引法とは、違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とした法律です。
WEBサイトやWEBページで、販売を行う場合は、以下の項目を記載する義務があるので注意してくだい(以下から自分に必要なものを選定して明記)。
通信販売に対する規制【行政規制】1.広告の表示(法第11条)
- 販売価格(送料表示も必要)
- 代金の支払い時期と方法
- 商品の引渡時期
- 契約の解除に関する事項
- 事業者の氏名、住所、電話番号
- 業務の責任者の氏名
- 申込みの有効期限
- 販売価格、送料等以外に負担すべき金額
- 瑕疵に対する責任の定め
- 動作環境(ソフトウェア等の場合)
- 売買契約2回以上継続締結時の条件
- 商品の販売数量の制限や特別な販売条件
- カタログ等の別途送付に必要な金額
- 事業者の電子メールアドレス
特定商取引法について、詳しくは、消費者庁のページをご覧ください。
個人情報保護法について記載する
法人でも個人事業主でも、お客様の個人情報(特定の個人を識別できる情報)は絶対に守らなければなりません。ですが、ビジネスでは、個人情報を活用していくことも必要です。
リスト取りをする際などは、その辺りの定義を明確にまとめておき、個人情報(メルアドなど)を登録する人が確認できるようにしておかなければなりません。
個人情報保護について、詳しくは、政府広報オンラインのページをご覧ください。
➡︎これだけは知っておきたい「個人情報保護」のルール(政府広報オンライン)
SNSで情報発信するときの注意点
SNS(Facebook、Instagram、Twitterなど)で情報発信するときの注意点は以下の通りです。
- 乗っ取りに気をつける
- サービス終了に気をつける
- アカウント凍結に気をつける
- SNS中毒に気をつける
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上記以外のSNSのデメリット(およびメリット)については、下記の記事で詳しく説明しています。
乗っ取りに気をつける
Facebook、Instagram、TwitterなどSNSでは、頻繁に乗っ取り事件が起きています。何らかの理由でアカウントが漏洩してしまうと、乗っ取られてしまいます。
たとえばですが、Facebookなら、まるで本物のFacebookのページに見せかけて盗むやり方や、まるで本物のFacebookから来たように見せるメールなど、悪質な方法が次々に登場しています。
無闇に怪しいページにアカウントやパスワードを入力しないなど、とにかく、普段から注意しておくようにしましょう。
サービス終了に気をつける
Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどは、しばらく大丈夫だと思いますが、SNSなどのサービス類は、いつサービスを終了すると宣言されてもおかしくないということは認識しておきましょう。
サービス終了までいかなくても、急激に利用者数が減るということは、十分に考えられます。昔、mixi(ミクシィ)というSNSサービスが一世を風靡しましたが、あっという間に新生SNSにユーザーがシフトしていきました。
新生SNSが出てきた時は要注意です。
アカウント凍結に気をつける
SNSは、アカウント凍結(利用不可)ということがよく発生します。凍結すると何もできなくなります。
悪質な投稿でもしていれば納得ですが、普通に良質な投稿をしている人まで、ある日突然アカウントが凍結されます(しかも理由は教えてくれません)。
異議申し立てで復活することもありますが、SNSで一番怖いのは、この凍結です。過去の投稿も、何年もかけて築いてきた友達やフォロワーも瞬時に全滅です。
SNS中毒に気をつける
中毒…というと言い過ぎかもしれませんが、自分の情報発信に、友達やフォロワーの情報チェックや、情報収集など、気づいたらスマホでずーっとSNS……
やるべき仕事をする時間がどんどん削られていく…なんていう状況になりやすいので注意してください。
LINEで情報発信するときの注意点
LINE公式アカウント(旧LINE@)で情報発信するときの注意点は以下の通りです。※LINE公式アカウントとはビジネス用のLINEサービスです。
- 友達登録してもらうことが必須
- アカウント凍結に気をつける
- ブロックされないよう気をつける
- 月間メッセージ配信数は1,000通まで
友達登録してもらうことが必須
LINE公式アカウントで情報発信するには、まず友達登録をしてもらい、その友達に情報発信することになります。この辺りは、通常のLINEと同様です。
なので、まずは、友達登録をしてもらうための仕掛けや仕組みが必要です。
アカウント凍結に気をつける
LINE公式アカウントは、ある日突然、アカウントが凍結・削除となる場合があります。そうなると、友達リストを全て失います。なぜ、凍結したかの理由は教えてくれません。
まともな使い方や、まともな情報発信していても凍結する時は凍結します。
実際に私は、LINE公式アカウントの1つのアカウントを凍結されて、そのアカウントに紐付く友達リストが全滅しました。私の場合は、ホームページ集客などからの見込み客リストがメインなので、大きな被害にはなりませんでしたが、それでも数%の見込み客を失いました。
普通に「こんにちは」レベルの発信をしていただけなのに。。。
気をつけようがない……といったところが実態です。
ブロックされないよう気をつける
せっかくLINEに友達登録してもらい、一生懸命にLINE公式アカウントで情報発信しても、相手にブロックされてしまったら意味がありません。
相手が嫌がる発信とならないように気をつけましょう。たとえば、自分目線の情報ばかり、しつこ過ぎる、宣伝や売り込みばかり、などなど。
月間メッセージ配信数は1,000通まで
公式LINEは個人でも使えます。個人事業主でももちろんOKです。しかも、無料で始められます。
但し、月間メッセージ配信数は1,000通までです(個別のトークや自動返信などはカウント対象外)。それを超える場合は有料となります。
関連記事
LINE公式アカウント配信で情報発信する場合は、以下の記事も参考にしてください。
➡︎ WordPress公式LINEアカウント5つの連携方法【ボタン等】
➡︎ ホームページとLINEのリンク連携で問い合わせを得る方法
メルマガで情報発信するときの注意点
メルマガ(メールマガジン)で情報発信するときの注意点は以下の通りです。
- メルアド登録してもらうことが必須
- 勝手にメルマガを配信しない
- 購読解除されないように気をつける
- 開封してもらえるように気をつける
- 購読解除リンクを貼っておく
- メルマガ配信ツールが必須
メルアド登録してもらうことが必須
メルマガで情報発信するには、まずメールアドレスを登録してもらい、そのメールアドレスに情報発信していくことになります。
なので、ホームページ上やブログ上に、メールアドレスを登録してもらうためのWEBページが必要です。そして、そこにアクセスしてもらう仕組みや仕掛けが必要です。
おすすめ
新規見込み客の集客(メルアドの取得)には、ホームページ集客(ブログ集客含む)やウェブ広告の出稿などが必須です。ホームページ集客やブログ集客については、以下から無料で学ぶことができます。
➡︎【完全無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け
勝手にメルマガを配信しない
何らかの理由で知り得たメールアドレスに、勝手にメルマガを配信するのは違法です。相手が承諾した場合だけメルマガを送ることができます。
ちなみに、WEBページ上にメールアドレスの入力フォームとメルマガ配信する旨が記載されているような場合は問題ありません。
たまに名刺交換しただけでメルマガを送ってくる人がいます。その場合は、暗黙の承諾となるらしく法的には問題無いのですが、これを行われるのは嫌ですよね。
たとえ法的にOKでも、相手が嫌がることはしないように気をつけてください。
購読解除されないように気をつける
せっかくメルマガに登録してもらい、一生懸命にメルマガを発行し情報発信しても、購読解除されてしまったらそこで関係は終わりです。
メルマガ読者が読み続けたくなるように、相手にとって有益な情報配信となるようにしていきましょう。LINEのところでも述べましたが、自分目線の情報ばかり、宣伝や売り込みばかり、などはアウトです。
開封してもらえるように気をつける
メルマガはLINEより開封率が落ちます。まずはメールを開いてもらわないと、当然ながら情報は何も伝えられません。
そこで気をつけるのはメルマガのタイトル(件名)です。受信後に相手の目に入るのはタイトルしかありません。なので、タイトル(件名)で気を惹くしかありません。
開封してもらうようなタイトル(件名)にするよう気をつけてください。
購読解除リンクを貼っておく
メルマガには毎号、必ず購読解除リンクを貼っておいてください。これは、特定電子メール法で定められた義務です。
できれば、1クリックか2クリックで簡単に自動で購読解除できるようにしておいてください。
これやって、あれやって、さらにこうしないと購読解除ができないという複雑な解除手順のメルマガもあります。これも法的に違反ではありませんが、購読解除させないようにしている意図がバレバレです。
複雑な解除オペレーションというのは、顧客視点にも立てていない証拠です。そういうことはやめましょう。購読解除に至るのは発信側に原因があると思いましょう。
※一定数一定の率で購読解除は必ず発生します。ある程度は解除されて当たり前なので、解除されても落ち込む必要はありません。
メルマガ配信ツールが必須
メルマガの配信は、手動ではなく、メルマガ配信ツールを使っていかないと、現実的には運用していけません。10人20人くらいならどうにかなればもしれませんが、メルマガ配信ツールは必須です。
メルマガで情報発信していくのであれば、必ずメルマガ配信ツールを使う用のしましょう。月々数千円のコストはかかりますが、それでメルマガ配信(リストマーケティング)が楽にできるのであれば、はっきりいって安いものです。
決して手作業で……なんていう非効率なやり方はしないようにしてください。
関連記事
メルマガ配信で情報発信する場合は、以下の記事も参考にしてください。
➡︎ メルマガ配信のやり方【初心者向けガイド:図解付き簡単解説】
➡︎ 【実録】オートビズの評判や料金や口コミ【使い方や画面も紹介】
➡︎ プッシュ型営業のメリット、種類、やり方まで【やさしく簡単解説】
まとめ
情報発信するときの注意点を再度まとめておきます。
共通
- 嘘・デタラメ・不確かな情報発信をしない
- 盗用しない
- 著作権法や肖像権に配慮する
- 個人情報の記載をしない
- 誹謗中傷となる記載をしない
- 薬機法に違反する記載をしない
- 景表法に違反する記載をしない
WEBページで情報発信するときの注意点
- 自己資産となるWEBページで情報発信する
- httpsページで情報発信する
- 特定商取引法について記載する
- 個人情報保護法について記載する
SNSで情報発信するときの注意点
- 乗っ取りに気をつける
- サービス終了に気をつける
- アカウント凍結に気をつける
- 中毒に気をつける
LINEで情報発信するときの注意点
- 友達登録してもらうことが必須
- アカウント凍結に気をつける
- ブロックされないよう気をつける
- 月間メッセージ配信数は1,000通まで
メルマガで情報発信するときの注意点
- メルアド登録してもらうことが必須
- 勝手にメルマガを配信しない
- 購読解除されないように気をつける
- 開封してもらえるように気をつける
- 購読解除リンクを貼っておく
- メルマガ配信ツールが必須
色々と注意点はありましたが、ビジネスをされている方にとって、情報発信することは必須事項の一つです。
情報発信は、面倒で、大変で、怖いかもしれません。
でも、
あなたの情報発信が1人の困っている誰かを助けるかもしれません。
あなたの情報発信がきっかけで将来のお客様と出会えるかもしれません。
あなたの情報発信が、顧客との信頼関係を強固なものにしてくれるかもしれません。
なので、情報発信は必ずやってくださいね!
(注意点に気をつけながら)
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➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
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情報発信の主な目的の一つは、顧客との信頼関係を築いていくことです。信頼関係の構築については、以下の記事を参考にしてください。