ザイオンス効果【営業やマーケティングが成功する使い方14選!】
ザイオンス効果【営業やマーケティングが成功する使い方14選!】
この記事は、
- ザイオンス効果とは何ですか?
- ザイオンス効果は営業やマーケティングに活かせますか?
- 営業やマーケティングに活きるザイオンス効果の使い方を知りたい
といったような質問や要望にお答えしていきます。
この記事を読むことによって、
- ザイオンス効果とは何かが分かります
- 営業やマーケティングに活きるザイオンス効果の使い方が分かります
【 目次 】
ザイオンス効果:営業やマーケティングが成功する使い方
この記事は、以下の構成で説明していきます。ザイオンス効果を上手に活用できると、集客力や売上が確実にアップしていきます。なので、ぜひ、参考にしてください。
- ザイオンス効果とは
- ザイオンス効果:営業での使い方
- ザイオンス効果:マーケティングでの使い方
- ザイオンス効果が逆効果となる場合
- ザイオンス効果のビジネス活用王道フロー
- ザイオンス効果ビジネス活用時の注意点
ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、
初めのうちは、興味がなかったり、苦手なものでも、繰り返し接触(会う・見る・聞く)を重ねていくと、次第によい感情(好意や好印象)に変化していく現象のこと。
です。
「単純接触効果」や「ザイアンス効果」も同義語です。
ザイオンス効果の例
以下のような場合は、ザイオンス効果が発生しているということです。
- 何度もCMを見ていたら何故か欲しくなっていた
- 最初は却下された案も提案し続けたら通った
- 何回か会ってるうちに買うならこの人からと思うようになった
など。
ザイオンス効果とは?については、以下の記事で詳しくまとめています。
➡︎ザイオンス効果(ザイアンス効果)とは?【例、実験、注意点なども紹介】
ザイオンス効果:営業での使い方
ザイオンス効果を営業に活用する方法は下記の通りです。
- 1.仕事を手伝う
- 2.食事をする
- 3.訪問する
- 4.オンラインで会う
- 5.電話をする
- 6.LINEをする
- 7.手紙やハガキを出す
- 8.メールを出す
どれも当たり前のことで知ってるよ…と思われたかもしれません。ですが、実際にやっていますか?どれだけやれていますか?
知ってるかどうかは重要ではありません。実際にやっているかどうかが重要です。また、やっていても、1回や2回で止めてませんか?どのくらい実施しているかが重要です。
ザイオンス効果は接触を繰り返していかないと発動されません。1回や2回で実施したつもりとなっていては、効果は得られません。
ぜひ、繰り返して実施していくようにしましょう。
1.仕事を手伝う
ザイオンス効果は単純接触効果とも言われるので、単に接触を繰り返すだけでも効果はあります。
ですが、相手(見込み客や既存顧客)に何かメリットを与えつつ接触を繰り返していけば、さらなる大きな効果が得られることは容易に想像できますよね。
小さなことでも構いません。相手の仕事を手伝う、相談を聞く、アドバイスをする。単純接触効果+αを意識していきましょう。
2.食事をする
食事やお酒に限りませんが、少し仕事を離れた、プライベート感もあるイベントで接触する方が、ザイオンス効果は高いです。ザイオンス効果を得られるスピードが早くなる場合が多いです。
何だかんだ言っても、ビジネスは腹の探り合い、、、的なところもありますが、食事してお酒飲んで、笑ったり、くだらない話しをしたり、腹割って話したり、
仕事の自分ではなく素の自分を見せた方が、当然、ザイオンス効果は高まります。相性が良ければ、たった1回の接触でもザイオンス効果が発動するかもしれません。
ちなみに、これ接待とは全く違います。接待にプライベート感なんて生まれません。普通に仲良くなりましょうって場にしてください。
3.訪問する
ここで言う訪問は、単なる訪問です。正に単純接触効果狙いです。
「ちょっと近くに来たので」「お変わりないですか」「何かお困り事はないですか?」だけでもOKです。
何の意味もない会話でも、単純接触効果はあります。結局、ビジネスも人と人です。顔を合わして会話をする。すごく重要です。
4.オンラインで会う
場合によりますが、リアル対面ではなく、オンライン(ZOOMなど)で話す方が、お互いにとってメリットが多いという場合が少なくありません。
身振りや表情など、オンラインだと伝わりづらい面がありますが、顔は見えますし、声も聞こえますし、オンラインのデメリットは、あまり大きな問題ではありません。むしろメリットの方が多いです。
オンラインでの接触でも、ザイオンス効果は十分に得られます。リアル対面が難しい場合は、積極的にオンラインで接触していきましょう。
5.電話をする
顔は見えていなくても、声が聞こえるだけで接触の臨場感は十分に生まれます。なので、声が割れずに綺麗に伝わる電話の接触もバカにできません。
なので、オンラインで話すほどではないけどという場合は、電話で接触機会を重ねていくでもOKです。
但し、電話をいきなりかけると、相手の仕事や作業を止めさせてしまいます。それなりの考慮があった方が良いでしょう(先にLINEで許可を得ておくなど)。
6.LINEをする
LINEなどのメッセージやチャット類は、基本的に文字だけのやり取りになりますが、これらもザイオンス効果は十分に期待できます。
ビジネス上のメッセージ送信ですから、軽すぎる文面はNGです。でも、かしこまった文面もあまりよくありません。普通に対話口調でのメッセージがベストです。
相手にもよりますが、絵文字やスタンプも全く問題ありません。むしろ、適度に使った方がLINEなどの長所をいかせます。
7.手紙やハガキを出す
アナログの手紙やハガキもザイオンス効果に有効です。特に、印刷ではなく、個人宛ての手書きであれば、さらに効果的です。
手紙やハガキは、量によっては、時間やコストもかかりますし、そうそう頻繁に出すことができません。なので、その点から考えるとデメリットもあります。
ですが、インターネットやデジタルの時代だからこそ、手紙やハガキは、効果的な接触にもなり得ます。温かみが出せます。試してみてはどうでしょうか。
8.メールを出す
LINEの普及などで、少し影が薄くなってしまいましたが、まだまだビジネスでは、メールでのやり取りは、定番中の定番です。
ですが、応答レスポンスが、LINEのようにいかないので、ザイオンス効果は他と比べるとですが、少し薄めかなと思います。
また、「○○様」とか「フッターの署名」とか、何かどうしても堅さが見えるのもザイオンス効果を薄める要素なのかな?と思ったりします。
ですが、
営業前のマーケティング(見込み客との信頼関係構築や顧客教育)でのメール活用となると、一気に効果的な方法となります。これについて詳しくは後述しています。
ザイオンス効果:マーケティングでの使い方
ザイオンス効果をマーケティングに活用する方法は下記の通りです。
- 9.SNS
- 10.ブログやホームページ
- 11.インターネット広告
- 12.その他広告
- 13.公式LINE
- 14.メルマガ
順に説明していきます。
9.SNS
Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、アメブロなど、これらのSNSで投稿し続けていき、見込み客の目に触れる回数を重ねることで、ザイオンス効果を得ていくことができます。
友達やフォロワーを増やしていけば、さらに近しくなっていくので、さらにザイオンス効果は増していきます。
顔や声も出せる動画を活用すると、さらにザイオンス効果が高まります。
(ちなみに、私はSNSが苦手なのでSNSを活用したザイオンス効果実績はあまりありません……)
10.ブログやホームページ
ブログやホームページで記事コンテンツを発信し続けていき、見込み客の目に触れる回数を重ねることで、ザイオンス効果を得ていくことができます。
SNSより、しっかり手厚く濃い情報を提供していけるので、場合によっては、SNSよりザイオンス効果が高くなることもあります。
ブログ集客やホームページ集客は、インターネット集客の王道の一つです。取り組んでみたい方は、以下から学んでみてください。
➡︎【完全無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け
11.インターネット広告
お金はかかりますが、SNS媒体や検索結果に広告を繰り返し出稿し続けていき、見込み客の目に触れる回数を重ねることで、ザイオンス効果を得ていくことができます。
インターネット広告は、テレビのCMより見られる機会が多くなっていますし、費用もテレビCMと比べたら激安と言って良いくらいです。やらない手はありません。
但し、広告は広告です。SNSやブログなどと比べると商売気が出てしまいます。いかに、商売気を消した広告にするかがポイントです。
12.その他広告
テレビCM、ラジオCM、チラシ、ハガキ、ポスター、看板、などなど。他にも様々な広告媒体があります。これらも、ザイオンス効果を得ていけます。
ですが、どれもインターネット広告よりは、コストパフォーマンスが悪いです(注:ターゲットやサービスや状況によっては効果的な場合もあります)。
なので、まずは、SNS、ホームページやブログ、インターネット広告、これらを先に始める方が良いかと思います。
13.公式LINE
公式LINE(旧LINE@)で見込み客にメッセージを配信し続けていき、見込み客に読まれる回数を重ねることで、ザイオンス効果を得ていくことができます。
ここまでの媒体はプル型マーケティング(相手側から訪れる形式)でしたが、公式LINEはプッシュ型マーケティング(こちら側から届ける形式)になります。
プッシュ型マーケティングは、プル型マーケティングより一歩見込み客に近づいた後の施策となります。営業に一歩足を踏み入れられる領域に入っていく感じです。
関連記事
プッシュ型マーケティングについては、以下の記事でも説明しています。
➡︎プッシュ型営業のメリット、種類、やり方まで【やさしく簡単解説】
14.メルマガ
メルマガで見込み客にメッセージを配信し続けていき、見込み客に読まれる回数を重ねることで、ザイオンス効果を得ていくことができます。
メルマガもプッシュ型マーケティング(こちら側から届ける形式)になります。一歩見込み客に近づいた後の施策、営業に一歩足を踏み入れた領域です。
LINEは軽さが魅力ですが、LINEと違ってメルマガは、しっかりと情報を相手に伝えることができます。なので、内容によっては、非常に高いザイオンス効果を得ることができます。
また、メルマガは、信頼関係の構築や、見込み客教育にも向いています。最も営業につながっていきやすい方法なのでオススメです。
メルマガ配信のやり方は、以下の記事で詳しくまとめてあります。
➡︎メルマガ配信のやり方【初心者向けガイド:図解付き簡単解説】
ザイオンス効果が逆効果となる場合
ザイオンス効果は、効果が100%保証されているわけではありません。繰り返しの露出や接触が逆効果となることもあります。
繰り返し接触 = しつこい・うざい
…となる場合だってあるわけですね、、、
その点は注意しておかないと、ザイオンス効果を狙った施策も逆効果となってしまう可能性があります。
とはいえ、ビジネスは、遠慮が過ぎるのもダメです。遠慮していては絶対に結果は得られません。
なので、
爽やかで自然なしつこさ
という感覚が身につけば良いのではないかと思います。
…と、言うのは簡単ですが、爽やかで自然なしつこさ…なんて簡単には出せないですよね。でも、意識してると良いバランスになっていくはずです。
あとは、やはり改善です。1回目より2回目、2回目より3回目、毎回、改善を加えていけば、どこかでザイオンス効果が効き始める可能性大となります。
この改善をしていない人は多いです。
以下は、私独自の定義ですが、ザイオンス効果を最大化する公式は、
改善 × 繰り返し接触or露出 = ザイオンス効果
ではないかと。そう思っています。
接触回数や頻度について
ザイオンス効果を得るまでの接触回数や頻度については、それぞれのケースで異なるので正解はありません。
研究結果では10〜20回の接触でピークに達して、あとは徐々に下降という報告がされていますが、人と人の関係性は、統計や数字では決められませんよね。
1回で十分なケース、100回でも足りないケース、週1接触か、毎日接触か、回数や頻度の最適値は様々です。ビジネスの内容や顧客層、使っている方法や媒体、アプローチの内容、色々な要素で異なってきます。
参考)
ちなみに、
LINEやメルマガ:毎日の配信でも大丈夫です。
但し、宣伝や売り込みや自分のことばかり…は絶対にNGです。そんな接触ばかりなら、しつこい・うざい…と思われて終わりです。
有益な情報の提供を8割9割でお願いします。
私のメルマガの場合は、毎日は配信できていないのですが、最低でも週に2通は配信しています。メルマガの場合、週1だとやや少ないかもしれません(信頼関係構築の場合)。
興味がある方は、以下から購読できます。
➡︎【完全無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け
ザイオンス効果のビジネス活用王道フロー
様々なマーケティングフローがあると思いますが、WEBマーケティングとザイオンス効果を活用した、王道フローを以下にまとめておきます。
SNSや自分のサイトで露出を繰り返す
(ザイオンス効果!)
↓
リストを獲得(メルアドなどの取得)
↓
メルマガで接触を繰り返す
(ザイオンス効果!)
↓
フロントエンドサービスで接触する
(ザイオンス効果!)
↓
バックエンドサービスを販売する
↓
既存顧客・お得意様として接触を継続
(ザイオンス効果!)
↓
リピート販売・新サービス販売
これ以外には無いと言っても良いくらいの王道フローですので、ぜひ、このまま真似て実践してみてください。
ザイオンス効果ビジネス活用時の注意点
自分の露出や人との接触は怖いものです。私も怖いです。
- 嫌われたらどうしよう。。。
- 批判・誹謗中傷が怖いな。。。
- こんなこと伝えてイイのかな。。。
…と、誰しも様々な不安が生まれるものです。
でも、100人中100人に好かれることはありません。数人のグループ内であれば、全員に好かれようとする努力も良いでしょう。
ですが、ビジネスでは、全員に好かれようと思うことは致命的な欠陥となります(コンセプトや個性など全てがぼやけます)。
あなたが女神様でない限り、100人中1人に好かれれば良いというのが正しい考え方です。
その1人と出会うための活動がマーケティングです。その1人を救い助けるための行為が営業セールスです。
なので、怖くても、どんどん自分を露出していくようにしてください。どんどん接触していくようにしてください。でないとビジネスは成り立ちません。
そもそも、まともにビジネスをしていて、普通に自分の知識や経験や意見を出していくだけなら、滅多にあなたを嫌ったりする人は出てきません。
ニーズが合わずに、あなたの情報や商品を不要と言う人はいても、嫌う人はなかなか出てきません。有名人レベルにならない限り出てきません。
なので、ザイオンス効果を狙って、露出と接触を積極的に行っていくようにしてください。大丈夫です。
まとめ
ザイオンス効果を得ることは、営業やマーケティング上で最も重要となるポイントの1つです。
まとめです。
ザイオンス効果:営業活用
- 仕事を手伝う
- 食事をする
- 訪問する
- オンラインで会う
- 電話をする
- LINEをする
- 手紙やハガキを出す
- メールを出す
ザイオンス効果:マーケティング活用
- SNS
- ブログやホームページ
- インターネット広告
- その他広告
- 公式LINE
- メルマガ
露出や接触の回数や頻度
- 爽やかで自然なしつこさ……で
- 改善 × 繰り返し接触or露出……で
マーケティング〜営業の王道フロー
- SNSや自分のサイト→リストを獲得→メルマガ→フロントエンドサービス→バックエンドサービス→接触を継続→リピート
マインド
- 100人中1人に好かれれば十分。100人中1人と出会うために。怖くても露出や接触を続ける!大丈夫!
以上です。
ぜひ、ザイオンス効果を得て、集客アップ、売上アップにつなげてください!
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