起業開業時のホームページ作成【8つの失敗パターン】
起業開業時のホームページ作成【8つの失敗パターン】
作成:2016.6.23 ✏️更新:2020.5.31
この記事は、
- 起業・開業へ向けてホームページを作成したい
- ホームページの作成で失敗したくない
- 起業・開業時のホームページ作り方おすすめは?
といったような、疑問や悩みにお答えします。
この記事を読むことによって、
- 起業・開業へ向けたホームページの作成方法が分かります。
- 失敗しないホームページの作成方法が分かります。
- 起業・開業へ向けておすすめのホームページ作り方が分かります。
この記事を書いている私も数年前、1人個人事業主として起業開業しました。そして、ホームページというものを、その時、生まれて初めて作成しました。
以下は現在の私のホームページのアクセス数の推移グラフです(2020年3月現在)。
(グラフ)
上記のグラフを見て分かる通り、途中からグンと伸びていきましたが、それまではアクセス数が伸び悩んでいました。開業時から長い間、失敗し続けていたわけです。
この失敗経験も活かして、現在私は、主に「自分が商品」となるビジネスをされる方のホームページの自作支援や集客支援を行なっています。失敗……も私の場合は、考えようによってはプラスだったのかもしれません。
でもまだ私の失敗は良い方で、起業開業してから何年もの間、検索からのホームページアクセスは0件…お問い合わせなども0件…という場合が普通にあります。
私が見させてもらったホームページで、もっとも酷いケースは、十数年もの間、まともなアクセス無し…という場合もありました。
あなたは、このようにな失敗したホームページ作成とならないようにしてください。
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【 目次 】
起業開業時のホームページ作成【8つの失敗パターン】
早速ですが、起業時、開業時にホームページ作成で失敗する典型的なパターンを8つ列挙していきます。
- 起業開業時にホームページが不要なのに作ろうとする
- 起業開業時にホームページが必要なのに作らない
- ホームページ作成の目的が曖昧である
- ホームページをとにかく安く作成しようとする
- 起業開業時に立派なホームページを作成しようとする
- 他のホームページの見た目を安易に真似る
- ホームページ作成を制作業者に丸投げする
- ホームページ集客を独学自力で頑張る
1つずつ、詳しく説明していきます。
起業開業時にホームページが不要なのに作ろうとする
起業開業時にホームページが無いとダメだという法律はありません。そして、起業開業後にホームページが無くても売上を上げている人は何人もいます。
たとえばですが、スモールビジネスであれば、SNSのプロフィールだけで十分でありホームページは不要かもしれません。狭い地域密着型ビジネスならホームページよりチラシに投資した方が良いかもしれません。
SNSでの集客やリアルな集客だけで、起業開業後、十分にやっていける場合は、ホームページの作成は必須ではありません。
ホームページ作成という、余計な部分にお金や労力を割く必要はありません。起業開業およびその後の集客〜売上獲得へ向けて、ホームページよりもっと優先すべきことがあるはずです。
注意:法律はありませんが、社会的にはホームページが存在しないと信用されない場合が多くあります(銀行、大手企業、表面しか見ない人…など)。
起業開業時にホームページが必要なのに作らない
前項の注記で述べたように、ホームページが存在しないと信用されない場合があります。実際、かなりの確率で、ホームページが無いと、銀行や取引先、そして顧客が信用してくれません(顧客層によって異なります)。
開業直後のスタート時は、案外と仕事が取りやすい時期です(その後は必ず大きな壁にぶち当たりますが)。その時に、ホームページが無いばかりに失客しては非常にもったいないです。
開業後の初期は実績を作っていくフェーズです。その時期の失客は実績作りが遅れることにもなります。実績作りが遅れると、その先は非常に厳しくなっていきます。
あなたのビジネスの場合、ホームページの存在が信用判断になるような場合、ホームページの作成は「後でいいや…」「最後でいいや…」と先延ばしにしてはいけません。
ホームページ作成の目的が曖昧である
何事もそうですが、目的があるかないかで結果は大きく違ってきます。目的が存在しても、それが明確か曖昧かでも結果は大きく変わってきます。
あなたが、起業開業時に作るホームページの目的は何ですか?
大きな企業であれば、ホームページの目的をブランディング目的としても良いのですが、個人事業の場合は、ブランディング目的だと失敗します。販売目的も失敗します。
個人事業としてホームページを作成する目的はズバリ「集客」です。もっと具体的に言うと、「見込み客リスト集め」です。ホームページを活かして成功している人は皆この目的を持ってホームページを運用しています。
もちろん、様々なビジネスや各自の状況や背景というものがあるので、その他の目的が不正解というわけではありません。でも、ほとんどの成功者は「見込み客リスト集め」に徹しています。お忘れなく。
いずれにしても、目的が明確でなければ、ホームページ作成は失敗します。
ホームページをとにかく安く作成しようとする
金額的な安さを最優先している時点で、経営者・事業主・起業家としては失格です。消費者思考から抜け出せていません…。ホームページの作成に限らず、この安さ主義は失敗します。金額の安さではなく価格を見極めてください。
価値の格と書いて価格です。金額ではありません。即ち価値を見極めてください。金額が安ければ良い、高ければ良いというものではありません。目的に応じて十分な価値だと判断するのであれば1万円で正解ですし、200万の価値があると思えばその額が正解です。
もちろん、金額は安い方が良いに決まってます。ただ、金額的な安さは、価値と比べたらどうでもよい事です。
そもそも、真っ当な世界では、価値あるものが金額的に安いことなんてあり得ません。金額ではなく価値・価格で判断する。これは、経営者・事業主・起業家としてめちゃくちゃ重要なことです。
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起業開業時に立派なホームページを作成しようとする
一国一城の主人、経営者・事業主・起業家としてのスタート、あなたが、開業時に立派なホームページを持ちたくなる気持ちはよく分かります。
どうせホームページを作るならと、おしゃれ・カッコいい・可愛い・綺麗・素敵・スタイリッシュ……。立派で綺麗なホームページにしたくなるのは仕方ありません。
でも、あなたの目的を思い出してください。おしゃれなホームページだと集客できますか?カッコいいホームページだと集客できますか?見た目のデザインに力を入れれば入れるほどホームページ閲覧者の反応は落ちていくというデータもあります。
だから、立派なホームページなんて要りません。
そもそも、ホームページは、あなたの作品ではありません。ホームページは情報です。「ここの色はこんな風にカラフルに」「文字フォントはこの可愛いやつに」…こういうことは全く不要です。
ホームページは普通でシンプルが一番です。なぜならば、読み手にとって、一番読みやすいし分かりやすいからです。ホームページは、あなたのものではなく読み手のものということをお忘れなく。
他のホームページの見た目を安易に真似る
他の売れているライバルのホームページを真似て自分のホームページを作成するのは良い方法です。但し「見た目が何かイイから♪」という理由で真似ると失敗します。
前項の説明にも通じますが、ホームページは見た目ではありません。見た目だけを真似しても何も起こりません。
また、真似る先が同業他社であっても、あなたのターゲット層、あなたの商品やサービス、強みや弱み、あなたの人間性や個性、比べると色々と違うはずです。
その真似ようとする同業他社のベストなホームページは、その見た目、その構成、そのキャッチコピー、その文脈ですが、あなたの場合は全く違ってきます。単純で安易な真似は失敗します。
どうやって集客してるんだろう?なぜこういう記事を発信しているんだろう?なぜこれをアピールしてるんだろう?などから見えてくるホームページ戦略を読み解いて真似してください。
見える部分ではなく、見えない部分を真似しましょう。
ホームページ作成を制作業者に丸投げする
ホームページ制作業者に丸投げして失敗。おそらくこれは、ホームページで失敗するケースのあるある第1位かもしれません。
「おたくは、ホームページ制作のプロなんだから、ウチは高いお金を払うんだから、集客できるホームページ頼んだよ!あとはヨロシク!」
これは、代表的な失敗する最悪丸投げ台詞のパターンです。
ホームページ制作業者は、立派なホームページを作る技術があります。おしゃれ・カッコいい、綺麗なホームページを作るデザイン力があります。
ですが、ホームページ制作業者は、経営やマーケティング、集客やセールスを知りません。
ホームページを活かすのは、技術やデザインではありません。重要なのは、経営戦略やマーケティング、集客やセールスの基礎基本やノウハウです。これらでホームページは活きてきます。だから丸投げしてはいけません。
むしろ、あなたの方が、その重要な部分はホームページ制作業者より長けているはずです。
でも、「ウェブ集客とかホームページとかよく分からん!」という理由で、つい業者に丸投げしてしまう人がいます。そして失敗します。
今の時代に起業開業し、ホームページを活かしたいなら「ウェブ集客とかホームページとかよく分からん!」なんて言っていてはダメです。
実際にホームページを作る方法は知らなくてもよいです。ですが、ウェブマーケティングの基本・基礎・トレンドくらいは学んでおきましょう。そして、業者には丸投げせず、戦略や設計は自分で行い、業者には指示指導ができるようにしましょう。
参考)こんな業者は優良です
この記事に書いてあるようなことをホームページ制作業者側の方から教えてくれるような場合は、戦略や設計も含めて一緒に進めていける優良業者の可能性が高いです。それでも丸投げはダメです。パートナーとして共にホームページを作成していくようにしてください。
ホームページ集客を独学自力で頑張る
“ホームページ集客を独学自力で頑張る”…これは私が陥ったパターンです。見事にキレイに陥りました。
私は、ホームページ制作業者にホームページの作成を依頼するつもりはありませんでした。初心者でもホームページは自作できる時代になっていたのを知っていたからです。
また、ウェブマーケティングの基本基礎も既に学んでいました。だから、ホームページの作成もホームページを活用した集客施策も「少し時間はかかっても全て独学で自分1人でやれる!」……と思っていました。
ホームページの自作は、少し躓きましたが、どうにか無事に終えることができました。
ですが、そこから先は、、、
「少し時間がかかっても全て独学で…」なんて言っていましたが、
検索からのアクセス数はほぼゼロ。お問い合わせもほぼゼロ。3年近くもの間、超低空飛行でした。詳しくはここでは書ききれないので省略しますが、とにかく確実に言えることは、
独学、我流、自力、1人で……だと、もれなく私のように失敗するということです。私と同タイプの方は皆さんそんな感じになっていますので、まず、間違いありません。
本やネットなど、安くまたは無料で手に入る情報が溢れているので、つい、独学1人でも大丈夫と思ってしまいますが、はっきり言って無理です(ホームページの自作まではいけますがその後は無理)。
ホームランの打ち方が丁寧に書かれているブログを読んでもホームランは打てません。プロのドリブルテクニックをYouTubeで学んでも同じようなドリブルはできません。一番のおすすめは、個別で対応してくれる指導者をつけることです。
ちなみに私自身も、超低空飛行から上昇するに至ったきっかけは、個別で対応してくれるコンサルタントをつけたことでした。
おすすめ
➡︎【無料】ホームページ集客講座(7つの特典+αつき)※初心者向け
まとめ
以上、起業・開業時のホームページ作成に関する、8つの失敗パターンでした。
- 起業開業時にホームページが不要なのに作ろうとする
- 起業開業時にホームページが必要なのに作らない
- ホームページ作成の目的が曖昧である
- ホームページをとにかく安く作成しようとする
- 起業開業時に立派なホームページを作成しようとする
- 他のホームページの見た目を安易に真似る
- ホームページ作成を制作業者に丸投げする
- ホームページ集客を独学自力で頑張る
今まで、私のクライアントさんや周りの人を見てきた結果、起業・開業後に「ホームページ作成で失敗したぁ」という方は、ほぼほぼ上記の8つ失敗要因のどれかに当てはまっています。
私の場合は⑧でした。
あなたは、どれにも当てはまらないよう、気をつけてホームページを作成してください。そして、そのホームページをビジネスに活かし、最高のマーケティングの武器にしてください。
起業・開業の成功を祈ってます。
アドバイス
もし、ホームページの作成がもう少し後ならば、このページをブックマークしておき、ホームページを作成する前に、もう一度お読みください。
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