AI文章の見分け方【解析判定ツール】使い方(AI Text Classifier)
更新日:2023年7月21日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
OpenAIの「AI Text Classifier」は現在(2024年8月31日時点)使用できなくなっています。
2023年 7月 20日現在、精度が低いため、AI 分類器は使用できなくなりました。私たちはフィードバックを取り入れることに取り組んでおり、現在、テキストのより効果的な出所技術を研究しており、オーディオまたはビジュアルコンテンツがAIで生成されているかどうかをユーザーが理解できるようにするメカニズムの開発と展開に取り組んでいます。
引用元:https://openai.com/index/new-ai-classifier-for-indicating-ai-written-text/
AI文章かどうかを判定するチェックツールについては、あらためて、下記の記事にまとめてあります。
➡︎ AI文章判定ツール10種の比較テスト(無料版・日本語もOK)
注意:下記の記事は2023年3月時点のものです。
AI文章の見分け方【解析判定ツール】使い方(AI Text Classifier)
要約
AIが作成した文章なのか?人間が書いた文章なのか?を見分けてチェック判定できるOpenAIのAI作成テキスト解析チェックツール「AI Text Classifier」の使い方、および、判定結果例をまとめています。
この記事は、
- 楽してAIに文章を書かせてしまったが大丈夫だろうか?
- AIの回答を参考にしてブログを書いたが、AIに書かせた思われないだろうか?
- AIに頼らず一生懸命に記事を書いたが、AIに書かせたと誤解されないだろうか?
- この記事の筆者は本当に専門家なのだろうか?ズルしてAIに書かせているのでは?
といったような、心配がある方へ向けてまとめています。
この記事を読むことで、
- AIが書いた文章か?人間が書いた文章か?の判定がある程度できるようになります。
- 自分(人間)の書いた文章がAIが書いたと思われないか?をチェックすることができるようになります。
- 他人の書いた文章に関して、実はAIに書かせたのではないか?という疑いをチェックできるようになります。
AIが生成した文章か?は、OpenAIの「AI Text Classifier」というツールで、ある程度の解析チェック判定をすることができます。ある程度…と言ったのは、ツールの精度は今のところまだ完全ではないからです。その点には注意してください。
※ この記事は、2023年3月時点での「AI Text Classifier」を用いた結果からまとめたものとなっています。
【 目次 】
AI文章の見分け方【解析判定ツール】使い方(AI Text Classifier)
ChatGPTなどのAI(AIチャットおよびAIライティングツールなど)には、まだまだ多くのデメリットや弱点があります。そんなAIの作成する文章やコンテンツの内容が「正」として世に拡散されていくことは非常に危険です。
既に、さまざまな問題が発覚しています。
- Amazon電子書籍:AIに書いたものが多発
- 小説コンテスト:AIに書かせた作品の応募が多発
- 宿題:AIに宿題をやらせる生徒が多発
- ブログ:知識も経験も無い筆者の情報発信が多発
- などなど、、、
そこで、
ChatGPTを提供しているOpenAIは、AIが書いたものか?を解析して判定できるツール「AI Text Classifier」(正式名称かどうかは未定)を公開しました。
➡ 関連記事:OpenAI、テキストが人間によるものかどうか判定するツールを無料公開(IT media)
このツール「AI Text Classifier」は、ChatGPT同様、WEB上で無料で簡単に使えます。
以降、「AI Text Classifier」の使い方を説明していきます。
「AI Text Classifier」の使い方
文章を解析して、AIが書いた文章かどうかを「AI Text Classifier」でチェックする方法は、以下の手順になります。
「AI Text Classifier」の実行手順
- 「AI Text Classifier」にアクセスする
- 解析分析チェックしたい文章を貼り付ける
- 解析分析チェックを実行する(Submit)
- チェック判定結果のメッセージを確認する
とても簡単なので、ぜひ、実際にお試しください。
1.「AI Text Classifier」にアクセスする
1)「AI Text Classifier」のWEBページにアクセスします。
➡︎ 「AI Text Classifier」のWEBページへ
2)ログイン〔login〕を選択します。
3)メールアドレスとパスワードを入力してログインします(Googleアカウントでもログインできます)。
2.解析チェックしたい文章を貼り付ける
解析チェック判定したい文章を「Text」の部分に貼り付けます。
注:1000文字以上の文章が必要です。
3.文章の解析チェックを実行する
「Submit」ボタンを押して、文章の解析チェックを実行します。
4.チェック判定結果のメッセージを確認する
「Submit」ボタンの下に解析チェック判定後の結果メッセージが表示されるので、メッセージの内容を確認します。
AI文章の解析判定結果メッセージ(例あり)
AI文章の解析チェックの判定結果は、私が実際にいくつかの文章で確認してみたところ、4種類のメッセージで表示されました。(もしかしたら他のメッセージもあるかもしれません)
チェック判定メッセージ
- 文章はAIによって生成された可能性が高いです
- 文章はAIによって生成された可能性があると見なします
- 文章はAIによって生成されたか不明確です
- 文章はAIによって生成された可能性が非常に低いです
※実際のメッセージは英語で表示されます。
- The classifier considers the text to be likely AI-generated.
- The classifier considers the text to be possibly AI-generated.
- The classifier considers the text to be unclear if it is AI-generated.
- The classifier considers the text to be very unlikely AI-generated.
AIの可能性あり
“〜可能性が高いです”、“〜可能性があると見なします”、このどちらかの判定結果になったら、おそらくアウトです。
AIに任せたコンテンツを認めない人やプラットフォームからは、信頼を失ったり、締め出されたり、ペナルティを受けることになるでしょう。
AIの可能性は低い
“〜可能性が低いです”、の判定結果になったらセーフです。“〜不明確です”、となった場合も、おそらくセーフだと思います。
AI文章を認めない人やプラットフォームから、締め出されたり、ペナルティを受けることにはならないでしょう。信頼は継続されます。
注意:AIに書かせた文章にて、現段階ではチェックをクリアしたとしても、チェックの精度が高くなればズルは必ず暴かれます。ツールや人の目を絶対に騙そうとしないでください。
AI文章解析判定例(AIに書かせた文章)
私は、実際にAI(ChatGPT)で作成した約1800文字のテキスト文章をチェックしてみました。解析チェック判定結果は下記の通り。
“AIによって生成された可能性が高い”という判定でした。AI文章はAIにバレるということですね。素晴らしい!
AI文章解析判定例(人間が書いた文章)
次に、AIを一切使わず、人間(私)が書いた文章でチェックしてみました。一生懸命に人間が書いているのに、AIが書いてると判定されたら困りますからね、、、
結果は“AIによって生成されたか不明確です”という判定結果でした。
残念ながら、“AIによって生成された可能性が非常に低い”とは言ってくれませんでしたが、上記のような結果になれば、おそらく大丈夫ではないかな…と思います。
AIが作成した文章はAIによって暴かれる
覚えておきたいことは、「AI Text Classifier」などのツールによって、AIが作成した文章はAIによって暴かれるということです。
まだ現段階では、「AI Text Classifier」は、不完全なツールということですが、今後、どんどん精度が上がっていくに違いありません。
ChatGPTなどのAIを活用してブログ執筆などの効率化を図るのは、非常に良いことです。むしろ、どんどん進んでAIを活用すべきです。
ですが、“ズル”に匹敵する行為になることはNGです。安易にAIに文章を書かせていると、今は大丈夫でも必ず大きなしっぺ返しをくらうことは間違いないでしょう。
AIを使って文章やコンテンツを作成する場合は、さまざまなデメリットをしっかり把握した上で使う必要があります。
AIの楽さ…だけに着目していると大きな失敗につながるので、十分に注意してください。
関連記事
AIに文章コンテンツを書かせるデメリットをもっと詳しく知りたいですか?知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
➡︎ AI(ChatGPT)記事文章作成【5つのメリットと18ものデメリット】
まとめ
「ChatGPT」に閉じず、AIライティングツールは他にもあり、今後、さらに増えていくと思われます。精度もどんどん上がっていくでしょう。
ですが、同時に、「AI Text Classifier」など、AIが書かせた文章かどうかを解析してチェック判定できるツールも、次々に出てくるはずです。
いずれにしても、”ズル” は必ず暴かれます。
AIは、どんどん活用して効率化を図っていくべきですが、効率化=ズルではありません。その点に十分に注意しながら、AIの恩恵を受けるようにしてくださいね。