WEBシステムとWEBサイトの違いを初心者向けに解説

WEBシステムとWEBサイトの違いを初心者向けに解説

WEBシステムとWEBサイトの違いを初心者向けに解説

要約

WEBシステムとWEBサイトの違い、および、メリット・デメリット・注意点などを説明しています。

まずは、結論から。WEBシステムとWEBサイトの違いを簡単に述べるとしたら、

  • WEBシステム:インターネットの仕組みを利用した業務システムなど
  • WEBサイト:インターネット上に公開するホームページやブログなど

となります。

このように、WEBシステムとWEBサイトは全く違います。

WEBシステムとWEBサイト、それぞれの違い・メリット・デメリット・注意点を知れば、無駄な施策はせずに済みますし、正しく活用できれば、大幅なコストダウン、大幅な集客アップや売上アップにつながる場合も出てきます。

では、詳しく解説していきます。

参考)

WEBページとWEBサイトの違いを知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

➡︎ 【簡単に】WEBページとWEBサイトとホームページの違いを解説

ホームページとブログとSNSの違いを知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

➡︎ ホームページとブログとSNSの違い【集客を始めるならどれ?】

WEBシステムとは

WEBシステムとは

WEBシステム:インターネットの仕組みを利用した業務システム等

WEBシステムとは、一般的には、インターネットの仕組みを利用した、業務システムなどのことを言います。

業務システムとは、たとえば、在庫切れチェック→社内発注→納入確認など、業務一連の流れを、効率良く、かつ、ミスも無くなるように体系化したルールを用意し、その通りに運用することです。

何もわざわざパソコンやITを使わなくても、体系化したルールさえ用意できれば、業務のシステム化は可能です。ただ、やはり、人間は必ずミスをしますし、コンピュータの計算速度には勝てません、、、

そこで、業務システムに用いる、人力や紙やペンなどのアナログ部分を極力カットし、コンピュータに代行させ半自動化し、もしくは全自動化させるのがIT化であり、ITシステムです。

IT化が実現すると、ベテラン2人で1週間かかっていた作業が、新人1人の押すボタン1つで1分で完了したり、毎回発生していた人的ミスが0件になったりと、こういう事が普通となります。

想像してみてください。大幅なコストダウンです。

そして、このITシステムに、インターネットの技術や仕組みを利用したものが、WEBシステムです。

たとえば、こんな感じです、

ホームページの画面を作成するのと同じように、在庫チェック画面を用意しておきます。ホームページの問い合わせフォームへコメントを入力できるのと同じように、在庫数を自動入力できるようにしておきます。ホームページ内の〔詳細はこちら〕ボタンと同じように〔社内発注する〕ボタンを用意しておきます。

WEBシステムの画面イメージ例

このように、WEBシステムは、ホームページやブログなどWEBサイトの作成と同じ仕組みや技術を用いたりするので、混乱しやすいのですが、WEBシステムとWEBサイトは全く異なるものなのです。

WEBシステムのメリット・デメリット・注意点

WEBシステムのメリット・デメリット・注意点

次に、WEBシステムのメリット・デメリット・注意点を次にまとめておきます。

WEBシステムのメリット

人件費・ペーパーレス・人的ミス削減など大きなコスト削減につながる可能性大です。

WEBシステムのデメリット

WEBシステムの構築には数百万円〜数千万円の費用が必要です。費用対効果を十分に考慮してください(ランニングコスト含めて)。

但し、WEBシステム化ではなく、規模の小さい広義のIT化であれば、アイデアや工夫次第で0円でも実現可能です(例:無料ソフトやアプリを活用など)。

WEBシステムの注意点

WEBシステムの運用が浸透せずで、大金を投資したのに、逆に効率悪化というケースも少なくありません。トータルで見ることのできる視野の広いリーダー、運用を推進できる統率力あるリーダーの存在が不可欠です。

WEBサイトとは

WEBサイト:インターネット上に公開するホームページやブログ等

WEBサイトとは、インターネット上で見れる1WEBページ(1画面)の集合体と思ってください。

即ち、ホームページもブログも、ニュースサイトやFacebookなど、ブラウザ(Safari(サファリ)やChrome(クローム)など)を用いて、インターネット上で目に見えるものは、全てWEBサイトと思って構いません。

WEBシステムもWEBサイトに含まれると言う人がいるかもしれませんが、それは、訳の分からない技術的な定義上のお話し。私たちは、先程述べたように、ホームページとかブログとか全部WEBサイトと思えば良いです。

WEBシステムは、社内向けの色が濃いものでしたが、WEBサイトは、完全に外向けです。即ち、潜在顧客向け・見込み客向け・既存顧客向けというお客様向けのメディア・媒体と言うことになります。

このようにWEBサイトは、WEBシステムとは全く異なります。

WEBサイト画面のイメージ例

WEBサイトは、インターネット上の自社のメディア・媒体ですから、見ず知らずの新規顧客層に24時間365日休まずにコミュニケーションを図れます

寝ている間に、新規申し込み、遊んでいる間に、新規問い合わせ(自動返信でフォロー)、話し下手でもWEBサイト上でセールス…などなど、ここでは挙げきれない大きな効果が期待できます。

想像してみてください。大幅な集客アップ売上アップを。

いろいろなWEBサイトの呼び名

「なるほど。WEBサイトが、WEBシステムと全く違うことは分かった。でも、ホームページとブログの違い、ホームページとコーポレートサイトの違い、あと、オウンドメディアとかランディングページとか、WEBサイトの呼び名が色々あり過ぎて、良く分からん!」

という人もいると思います。

たしかに、WEBサイトやWEBページの種類や呼び方はいろいろあります。下記に、ざっとあげてみます。

  • ホームページ(HP)
  • コーポレートサイト
  • ブランドサイト
  • サービスサイト
  • ECサイト
  • リクルートサイト
  • ブログ
  • ビジネスブログ
  • オフィシャルサイト
  • オウンドメディア
  • ソーシャルメディア(SNS)
  • マッチングサイト
  • ポータルサイト
  • サテライトサイト
  • ランディングページ(LP)
  • オプトインページ
  • スクイーズページ
  • サンキューページ
  • アフィリエイトサイト
  • WordPressサイト
  • WordPressブログ

少し多すぎますね。でも、これらの名前や意味は、ひとまず覚える必要はありません。どれもこれも、情報が書いてあるWEBページ、または、WEBサイトであることに変わりないからです。

それぞれの呼び名の意味や定義よりも、あなたのWEBサイトは、誰に向けて、何を発信していくのか、それは何のために、といった内容の定義の方が100倍重要です。

そこがビシっと決まっていれば、各種WEBサイトの呼び名や意味を覚えることは重要ではありません。

とはいえ、、、

もしこれから、あなたが、WEBマーケティングやWEB集客を学んでいくとすると、上記のような、様々な呼び名が多く出てきます。すると、各呼び方とその意味も分かっておいた方が良いかもしれません。

各種WEBページ・WEBサイトの種類や呼び方や意味については、下記の記事にまとめてあります。詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてください。※ごめんなさい現在まだ執筆中です

➡︎ WEBサイト・WEBページの種類と意味【仮称】※当記事は執筆中です🙇‍♂️

関連記事

➡︎ 【簡単に】オウンドメディアとホームページの違いをわかりやすく説明

WEBサイトのメリット・デメリット

WEBサイトのメリット・デメリット・注意点

WEBサイトのメリット・デメリット、および注意点について説明していきます。

WEBサイトのメリット

WEBサイトは、目的を持って正しく活用すれば、マーケティング・集客アップ・売上アップに大きくつながる可能性大です。

WEBサイトのデメリット

集客アップ・売上アップを目的としても、即効性はありません。Google仕様に基づき数ヶ月〜1年間程の期間が必要です。また、その後も、WEBサイトを放置しておくとアクセス数などが落ちていきます。

但し、有料広告を上手に活用できれば、即効性も期待できます。

WEBサイトの注意点

実は、WEBサイトで成果(集客など)を生むのに、パソコンが得意であることや、ITやWEBの高度な技術や専門スキルは必要ではありません。単に作るだけならWEBサイトは誰にでも(子供でも80歳の方でも)作れる時代です。

ですが、マーケティングやセールスに関する知識やノウハウは非常に重要です。プラス、WEBに特化したWEBマーケティングの正しい知識も一部必要になってきます。

ホームページやブログを、ただ作りさえすれば、何か結果が出るということは、まずあり得ません(プロに依頼してもです)。改善を繰り返して育てていくということが必須です。WEBサイトが勝手に育つということは100%無いです。

個人・中小企業で優先すべきWEBシステム・WEBサイトの導入

個人・中小企業で優先すべきWEBシステムの導入、および、WEBサイトの導入について説明していきます。

WEBシステムの導入

もうここまでの説明で、あえて言うまでもないかもしれませんが、資金や企業体力が無い場合は、オーダーメイドのWEBシステムに手を出してはいけません。というか、予算的に手を出せません。

但し、簡単にトライできて、かつ、お金をかけないIT化やシステム化であれば、優先度を上げて、どんどん積極的にチャレンジしていきましょう。

安価や無料で使える素晴らしいツール(アプリやソフトやサービス)が世の中には、沢山あります。アイデア、組み合わせ方、使い方次第で十人力、百人力にもなります。

特に、ひとり起業、個人事業主、1人社長には、大きな助けとなります。

パソコンではなく、スマホやタブレット(iPadなど)を活用してのIT化やシステム化も時流に乗って、おすすめです。お金ではなく知恵を使いましょう。

WEBサイトの導入

一方、集客や売上アップへ向けてのWEBサイトは、お金がほとんどかからず、すぐに導入できます。素人でも簡単にホームページやブログを自作できます(WordPressなどのツールを使用すれば簡単です)。

ただし、WEBサイトは簡単に用意できますが、集客へ向けては、それなりにきちんとマーケティング、WEBマーケティング、SEO対策、コピーライティング、WEB広告、などを学ぶ必要があります。なので、お金は、WEBサイト制作ではなく、WEB集客のノウハウの習得にかけるようにしてください。

WEBサイトを活用したマーケティングや集客は、小さな会社でも、ひとり社長でも、個人事業主やフリーランスでも、実現可能です。

必要なことを正しく学び、正しい順番で、正しく実施していければ、1人でも、誰でも、実現可能です。なので、ぜひ優先して取り組んでほしいと思います。

外注代行委託時の注意点

外注代行委託時の注意点

WEBシステムの外注委託

資金や企業体力が無い小さな会社や個人は、WEBシステムに手を出すなと結論付けたのですが、もし、しっかりWEBシステムを構築するのであれば、WEBシステムの構築は、専門家でないと無理です。専門のシステム開発会社にお願いしましょう。

但し、その際、業者に求めるのは、技術力ではありません。コンサルティング力を求めてください。勘違いしてはならないのが、求めるコンサルティング力は、ITコンサルティングではなく、経営コンサルティングに近いコンサルティング力です。ここ重要です。

それが無いWEBシステム会社はアウトです。

どうWEBシステムを作るか?ではなく、どう効率化するか?どう人的ミスを減らすか?どうコストを削減するか?運用はしていけるのか?他に何かプラスは生めないか?この辺りをコンサルできる会社を選んでください。

(そういう会社はめちゃくちゃ少ないのですが。。。)

WEBサイトの外注委託

まず言えることは、WEBシステム製作会社に、WEBサイトの作成を依頼するのは絶対にやめましょう。

WEBシステム製作会社は、IT的な技術には非常に長けています。なので、凝ったWEBサイトも作れるかもしれません。ですが、マーケティングやセールス、ビジネスのイロハさえ知りません。最低限のデザイン力もありません。

たとえば、以下は実際のとあるWEBシステム製作会社のホームページのデータ(表)です。これが実態です。名誉棄損となるのでURLや画面は掲載しませんが、構成や見た目でわかります。デザイン力もマーケティングのマの字も知らないことが見えてきます。

WEBシステム作成会社のWEBマーケティングの実力(表)

そして、もっと困るのが、WEBサイト制作専門の会社なのに、今説明したWEBシステム製作会社とほとんど変わらない会社が多くあるということです。。。

WEBサイト制作専門の会社は、見た目のWEBデザインに関してのセンスや技量は、WEBシステム製作会社より何倍も優れています。だから、オシャレで格好いい素敵なWEBサイトが作れます。

ですが、、、

デザインで集客はできないのです。。。

たとえば、以下は実際のとあるWEBサイト制作会社のホームページのデータ(表)です。見た目は素敵で美しいデザインのWEBサイトなのですが、

アクセス数は?……たった3件です。ホームページ制作会社のホームページなのに全く集客できていません。WEBマーケティングを知らないという証拠です。。。

WEBサイト制作会社(デザイン重視派)のWEBマーケティングの実力(表)

一方、同じWEBサイト制作会社でも、コンテンツ(中身内容)重視や集客重視の会社は違います。

以下は実際のとあるWEBサイト制作会社のホームページのデータ(表)です。最低でも80万円からでないと受注しないという会社ですが、コンサル力もあるので、もし80万円で済むなら激安と言えます。

WEBサイト制作会社(コンテンツ重視派)のWEBマーケティングの実力(表)

このように、外注委託するのであれば、技術力やデザイン力は低くても関係ありません。それよりも、マーケティングやセールスを熟知していて、WEBマーケティングにも詳しいWEBサイト制作専門の会社に依頼しましょう。

そして!やはり、コンサルティング力のあるWEBサイト制作会社を選んで下さい。

あなたのビジネスの強みは何か?それを引き出してくれるか?あなたのビジネスに合った独自の案を出してくれるか?あなたの間違った案をきちんと否定し最良の策を提示してくれるか?などなど…

その会社が、マーケティングやセールスに関する一般論をいくら熟知していても、コンサルティングのできないWEBサイト制作会社であればアウトです。

(これをクリアできるWEBサイト制作会社も非常に少ないのですが。。。)

WEBサイトを自分で作る場合

WEBシステムは自分では作れませんが、WEBサイトをであれば自分で作ることが可能です。初心者でもHTMLなど知らなくてもパソコン苦手でも、ホームページなどWEBサイトを自分で作ることは可能です(たとえば私がそうでした)。

もし、自分でWEBサイトを作って、マーケティングや集客に活かしていきたいと思う場合は、下記の記事も参考にしてください。

➡︎ ホームページの始め方【重要な9ステップ】失敗しないポイント集

➡︎ ホームページ自作【初心者入門ガイド】全7章で分かりやすく解説!

➡︎ iPadでホームページは作成できますか?【無料おすすめの方法】

また、せっかくホームページなどのWEBサイトを作っても、まったく集客できていないというケースが多くあります。WEBサイト作成前に、下記の記事を読んでおくと良いかもしれません。

➡︎ がんばっても全く集客できない【9つの根本原因を確認する】

➡︎ ホームページ集客できない12の原因【保存版】初心者向け

➡︎ WordPressページが検索されない【19の原因と対策ガイド】

➡︎ 【無料】ホームページ集客講座(初心者向け)

まとめ(WEBシステムとWEBサイトの違い)

まとめ(WEBシステムとWEBサイトの違い)

WEBシステムとか、WEBサイトとか、WEB何々とか、そもそもWEBって何?という難しいインターネットの世界ですが、

この記事のテーマである、WEBシステムとWEBサイトの違いについては、何となくでも分かっていただけたでしょうか?

最後に簡単にまとめます。

  • WEBシステムとWEBサイトは全く異なる
  • WEBシステムは大きなコスト削減につながる可能性大
  • WEBシステム構築には数百万〜数千万円かかる(オーダーメイドの場合)
  • WEBサイトは大きな集客アップ売上アップにつながる可能性大
  • WEBサイトは誰でも作れる時代となっている
  • WEBサイトは改善し育てていかないと成果につながらない
  • 外注委託するならコンサルティング力のある会社を選ぶこと(WEBシステムでもWEBサイトでも)

WEBシステムもWEBサイトも、上手く活用できれば、あなたのビジネスは大きく変わります。

特に何百万もかからないWEBサイトを活用しての集客施策は、トライしやすく、上手くいかない結果を基に、臨機応変にリカバリしていくこともできます。失敗もプラスにしやすいです。

集客できるWEBサイトが完成すれば、半永久的に、自動で見込み客を集めてきてくれます。もう一歩先に行くと、自動で売上を計上してくれるようにもなります。WEBサイトは、会社の資産にもなります(売却もできるんですよ)。ぜひ、取り組んでみてください。