50代一人でも起業できる職種は?【低資金OKおすすめ11選】
筆者: 鈴木俊雄(Smart Plan Office)
要約
50代一人でも起業できるオススメの職種は下記のとおりです。いずれも低資金でのスモールスタートが可能で、かつ、高収入も期待できる職種です。(男性・女性 共通)
50代一人でも起業できる職種11選
- コンサルタント
- コーチ
- カウンセラー
- ティーチャー
- プロデューサー
- クリエイター
- エンジニア
- エージェンシー
- コンテンツホルダー
- オンラインサロン
- アフィリエイター
- 記載順に意味はありません。
- 50代に至るまでのあなたの経験を活かしやすく、かつ、低資金・在宅・リモートワーク・高収入、などが実現しやすい職種を選んでいます。
- さらに詳しく知りたい場合は、続きもお読みください。
50代で一人起業を目指す人が増えています。でも、はじめての起業、しかも、一人起業、そして気がつけばもう50代…。どんな職種で起業するのが良いのか悩みますよね。
でも、大丈夫です。実際に50代で一人起業をした私からのアドバイスです。あなたが、職種選びで失敗しないようにと、この記事をまとめました。ぜひ、参考にしてください。
【 目次 】
50代一人でも起業できる職種は?(男性・女性 共通)
こんな方へ
この記事は、
- 50代を迎えて先行きに不安(金銭的・キャリア的)を感じて起業を考えている…でも自分に何ができるんだろうか?
- 50代で起業の覚悟を決めたものの、どんな職種での起業が一番良いのか分からない…
- 50代、かつ、一人で起業していくことなんて本当にできるのだろうか?できるとしたら、いったいどんな職種で?
といったような悩みや疑問のある方へ向けてまとめています。
この記事を読むと?
あなたは、この記事を読むことによって、
- 50代からでも一人起業できる職種がわかるようになります。
- 50代一人起業で失敗しない職種選びの重要なポイントがわかります。
- 50代からの職種選びでよくある失敗を学べます(失敗する前に!)。
- あなたの人生を変えるスタートがきれるかもしれません。
ぜひ参考にしてください。
※ ネット上には、起業経験のない人が書いている記事、若い人が書いている記事、などがたくさんありますが、この記事は実際に50代で起業した私自身の経験を元にまとめています。
私も50代で起業しました
やむを得ない事情により、私は50歳で一人起業をすることになりました(詳しくは筆者プロフィールを参照)。
でも、当時は特別なスキルもなく、何をやるかもはっきり決まっていませんでした。どんな職種、業種、形態が良いのかも、よく分かっていなかったんです、、、
でもその後、多くの失敗を経てですが、今ではコンサルタントという職種にて、充実した日々をおくれています。また、他の起業された多くの方々と接してきてことで見えてきたことがあります。
そんな経験からまとめたのが、この記事です。
ぜひ、あなたの起業と職種選びの参考にしてください。
50代起業おすすめ職種一覧
では、さっそくですが、おすすめの職種を11種ほど紹介していきます。
※ 50代ということですから、あなたの経験を活かしやすい職種を優先しています。かつ、低資金・在宅・リモートワーク・高収入、などが実現しやすい職種を優先的に選んでいます。(男性・女性 共通)
50代一人でも起業しやすい職種11選
- コンサルタント
- コーチ
- カウンセラー
- ティーチャー
- プロデューサー
- クリエイター
- エンジニア
- エージェンシー
- コンテンツホルダー
- オンラインサロン
- アフィリエイター
※ 掲載順に意味はありません。
ひとつ一つ説明していきます。
コンサルタント
専門的な知識がある、そして、酸いも甘いも知る、そんな人生経験豊かな50代には、コンサルタントという職種を強くおすすめします。
コンサルタントという職種とは?
私は、コンサルタントという職種をこう定義しています。
人に何かを教え、指導し、大きな変化を与えるメンター的存在
素晴らしい職種だと思いませんか?(少なくとも私はそう思っています)
コンサルタントの種類
コンサルタントと聞くと「経営コンサルタント」などを思い浮かべるかもしれません。もしくは、「〇〇総合コンサルタント会社」みたいな大きな企業を想像するかもしれません。
でも、一人起業であってもコンサルタントと名乗って構いません。そして、ジャンルや分野は何でも良いです。たとえば、下記の例のように。
例)
- ホームページ集客コンサルタント
- 起業コンサルタント
- Instagram運用コンサルタント
- まちづくりコンサルタント
- 音響コンサルタント
- 色彩コンサルタント
- 旅館再生コンサルタント
他にも、世の中には数えきれない種類のコンサルタントが存在しています。
参考)
➡︎ 個人コンサルタント種類一覧489種【実際にニーズのある仕事】
人に何かを教え、指導し、大きな変化を与えられるのであればコンサルタントと名乗って良いのです。
コンサルタントと呼ばなくてもOK
もし違和感があるなら、コンサルタントと呼ぶ必要はありません。
〜の専門家、〜の先生、スペシャリスト、スーパーバイザー、エバンジェリスト、コーチ、インストラクター、コーディネイター、マイスター…呼び名なんて何でも良いのです。
重要なことは、
人に何かを教え、指導し、大きな変化を与える人
そういう役目を担えるかどうかです。
コーチ
コンサルタント同様、人生経験豊かな50代には、コーチという職種もおすすめできます。
コーチという職種とは?
コーチという職種はコンサルタントと違って、一般的にはクライアントの能力ややる気などを引き出してあげるまでの役目を担います。
これまでに管理職、上司、リーダーとして、部下の育成に深く真剣に関わり、かつ、成果も出してきた方であれば、すでに基本的なコーチングスキルが自然に身についているかもしれません。
ちなみに、
コーチだからといって、コンサルタントレベルの役目を担ってはいけない…なんていうルールはありません。
なので、可能であれば、コーチでありながらコンサルタントでもある…という状態になれると尚良しです。すると、あなたの価値がグン上がります(=料金も上げられます)。
コーチの種類
コーチもコンサルタント同様、どんな分野であっても構いません。決まりなんてありません。
クライアントの「XX」という目標へ向けて、能力ややる気を引き出してあげられるのであれば、もうそれは立派な「XXコーチ」です。
カウンセラー
さまざまな経験、痛み、苦悩も知っているであろう50代には、カウンセラーもおすすめの職種です。
傾聴(相手に共感して真剣に聞いてあげること)が得意なら、さらにおすすめです。
カウンセラーという職種とは?
カウンセラーは、コンサルタントやコーチと違って、極端に言えば、相手の話を真剣に聞いてあげるだけです。
ただし、その結果、クライアントは何か大きな気づきを得たり、マインド的な変化を感じることができないといけません。ただ話を聞くだけの人…はカウンセラーではありません。
カウンセラーの種類
カウンセラーと聞くと、医療系のカウンセラーを想像するかもしれません。ですが、カウンセラーもコンサルタントやコーチ同様、分野は何でも構いません。
たとえば、一人で孤独で行き詰まって悩んでいる、そんな個人起業家の話を聞いてあげる。その結果、クライアントは気持ちが晴れて、心新たにビジネスにまい進していけるようになり売上アップ!
そんな「個人起業モチベーション向上カウンセラー」なんていうカウンセラーがいても良いわけです。
ティーチャー
長い年月をかけて、さまざまなことを学び知り得てきた50代には、ティーチャーもおすすめです。
ティーチャーという職種とは?
ティーチャーとは、すなわち、先生や講師のことです。一般的には、コンサルタントやコーチやカウンセラーと違って、先生や講師はクライアントの変化までは担いません。基本的には教えるだけです。
なので、もっとも起業しやすい職種の一つとも言えます。
ただ、、、
ほとんどのことはネット上に無料の答えがある時代です。YouTubeなどの動画もあります。何でも答えてくれるAIツール(ChatGPTなど)も一気に進化し利用が広まっています。
なので、当たり前のことを、当たり前にただ教えるだけ…という先生や講師に対するニーズは無くなっていきます。なので、コーチやコンサルの要素も持っている先生になることが必須になっていきます。
ティーチャーの種類
先生や講師も、ニーズさえあれば何でもありです。「ストアカ」(セミナーなどの告知サイト)をちょっと覗くと、多くの分野に多くの先生が存在していることが分かります。何でもありです。
なお、数年前までは「ストアカ」に掲載すれば、わりと簡単に集客ができました。でも今は、先生が溢れているので集客は難しくなっています。
たとえば、英会話の先生だけで 1034人 も登録されています。この中の1人に選ばれるのは至難の業です。注意してください。
プロデューサー
50代ともなれば、人様の商品(あなたが勤めていた会社の商品も含む)を売るためのプロジェクトを経験してきた方もいると思います。
戦略立案、企画、人選、マネジメント、販売プロモーション、そんな経験のある方にはプロデューサーもおすすめです。
プロデューサーという職種とは?
プロデューサーとは、自分の商品ではなく、クライアントさんの商品(もしくはクライアントさん自身)を売り込む職種です。
戦略立案、企画、人選、マネジメント、販売プロモーション、指導、支援。クライアントさんとタッグを組んで商品やサービスを世に売り込んでいきます。
クライアントさんが表の主役なら、プロデューサーは裏方の主役といった感じですね。
プロデューサーの種類
プロデュースできる分野も探せばいろいろあります。たとえば、
- 起業プロデュース
- マーケティングプロデュース
- 集客プロデュース
- 販売プロデュース
- ブランディングプロデュース
- イベントプロデュース
- 町おこしプロデュース
- モテ男orモテ女プロデュース
などです。
自分の商品は作れない、、、持っていない、、、というような場合は、プロデュース業も視野に入れてみてはどうでしょうか?
クリエイター
長年、クリエイティブな仕事(創作)をされてきた50代であれば、そのまま、そのスキルを活かしたクリエイターとして独立起業することも良いでしょう。
クリエイターという職種とは?
クリエイターとは、クライアントの要求に応じて、クリエイティブ(独創的・創造的)な成果物を作成〜提供する職種です。
クリエイターに関しては、経験よりもセンスが重要になってしまう数少ない職種の一つです(他はセンスより経験が重要な職種がほとんど)。そこにはちょっと注意ですね。
クリエイターの種類
クリエイターの職種としてわかりやすいのは、写真家、イラストレイター、デザイナーなどでしょうか。
写真、イラスト、音源、動画、アイキャッチ画像(ホームページのヘッダー画像やYouTube動画のサムネイルなど)、ロゴ、バナー作成など、さまざまな成果物が対象になります。
たとえば、「ココナラ」を覗いてみてください。いろいろな種類のクリエイターが多く存在していることが分かります。
競合も多いし、単価も低く、なかなか厳しいですが、50代まで長年クリエイターとして積み重ねてきた知見や経験は、+α の独自性や付加価値を加えられるのではないでしょうか。
それは、若いクリエイターにはない、あなたの強みになります。
エンジニア
50代までという長い期間、技術職につき専門技術を磨いてきたのであれば、そのままその技術を活かしたエンジニア(技術者)として独立起業することも良いでしょう。
エンジニアという職種とは?
エンジニアは、専門技術を活かして何かを作ったりメンテナンスすることが仕事になります。50代まで積み重ねてきた経験と技術は、あなたの大きな武器になります。
専門技術って、わずか数年の経験では絶対に身につきませんよね。なので、熟練者は年齢関係なく、もっと活躍できるはずですし、してほしいです。
ただし、技術の進化が激しい分野は、昔の知識や技術が世から求められなくなります。若い人の方が選ばれやすくなります。その点には注意です。
エンジニアの種類
本来、エンジニアの種類は多岐に渡りますが、最近では、エンジニアといえばIT系のエンジニアを指すケースが多いです。プログラマーやSE(システムエンジニア)などですね。
AIの登場でプログラマーは仕事が無くなるとも言われていますが、今現在は、IT系のエンジニアは不足しているので、まだまだ需要があります。
ただし、
IT系の案件を個人として直受注できるケースは多くありません。大規模案件のコマ不足を補うために雇われる下請けフリーランス止まり、、、になるケースがほとんどなので注意してください。
受注へ向けては、発注側と技術者を結びつけるサイトも多々あるので、下記の記事もチェックしてみてください。
➡︎ ココナラの類似サービスやサイト一覧【56選】自分を売る方法
エージェンシー
エージェンシーとは代行業のことです。
先に説明済みのクリエイターやエンジニアも代行業となる場合が多いですが、世の中には、他にも代行できることがたくさんあります。
エージェンシー(代行業)という職種とは?
代行業とは、簡潔に言うと、人が嫌がる仕事・人ができない仕事、を当人に代わって遂行する仕事のことです。
単なる作業代行は、50代だからこそ…という強みを活かせない場合もあると思いますが、ケースによっては長年の経験を活かした代行を仕事にできます。
エージェンシー(代行業)の種類
代行業としての例は、
- 会計代行
- 法的書類作成代行
- 総合事務代行
- 草刈り代行
- 害虫駆除代行
- 大掃除代行
など。
プロスポーツの世界では、契約代行なんて職種もありますよね(この場合は代理人(エージェント)と呼ぶのが適切)。
他にも、人が嫌がる仕事や人ができない仕事であれば、何でも仕事になります。代行業はビジネスのもっともポピュラーな基本の型です。
何をして良いかわからない場合は、人が嫌がる仕事や、人ができない仕事を徹底的に洗い出してみましょう。
コンテンツホルダー
コンテンツホルダーとは、自分のスキルやノウハウを形(コンテンツ)にして、それを必要とする人々に提供する人のことです。
※ コンテンツホルダーを職種とは呼びませんが、どう分類すれば良いのか分からなかったので一つの職種として扱いました。
コンテンツホルダーという職種とは?
コンテンツホルダーになるには、50代までに積み重ねてきた、あなたのスキルやノウハウを形(コンテンツ)にします。そして、そのコンテンツを必要な人々に販売します。
コンテンツは以下の形にするのが一般的です。
- 動画
- 音声
- WEBサイト
- 電子書籍
- セミナー
- 講座
また、費用と時間をかければですが、コンテンツをアプリやソフトウェアという形にすることもできます。
コンテンツホルダーの種類
人々が求めているスキルやノウハウに関する内容であれば、その種類に制限はありません。ビジネス系でも、恋愛系でも、趣味系でも。世の中にコンテンツを求めている人はたくさんいます。
ただし、単なる情報をコンテンツ化しても売れません。なぜなら、今は無料の情報(ブログ、YouTube、etc)が世の中に溢れているからです。
なので、売れるコンテンツにするには、圧倒的な価値や際立った独自性が、コンテンツに付与されている必要があります。注意してください。
オンラインサロン
前述のコンテンツを毎月新たに発行していくような形にできれば、オンラインサロンの提供という職種もおすすめです。
オンラインサロン(の運営)という職種とは?
オンラインサロンとは、月々など定期的に新規コンテンツや新規イベントをオンラインで提供していく会員制のサブスク課金(月額定額継続支払い型)のサービスです。
サブスク課金のサービスは、単月で見れば薄利多売のモデルです。ですが、毎月継続して売上になるので非常に魅力的なモデルです。
ただし、難易度はかなり高いです。一応は紹介しましたが、起業初心者がオンラインサロンを選択することは、あまりおすすめできません。
オンラインサロンの種類
人々が求めている内容で、かつ、定期的に新規のコンテンツやイベントを提供し続けていくことが可能であれば、内容は何でも良いです。
なお、ここでは、時流的にオンラインサロンとして紹介しましたが、リアルサロンとしての運営(例:毎月会っての勉強会とか)でも構いません。
アフィリエイター
50代だから、というわけではありませんが、何歳からでも簡単に始められるという意味で、アフィリエイターという職種もあげておくことにしました。
注:アフィリエイターは、誰でも簡単に始められますが、簡単に成果が得られるという意味ではありません。
アフィリエイターという職種とは?
アフィリエイターとは、ブログやSNSを介した小売店のようなものです。
ブログやSNSやメール内で、他社の商品をあれこれ紹介して、他社の販売ページへのリンクを貼って、アクセスを集め、その後、1人の成約に至れば、1件100円くらいからの報酬が得られます。
とても簡単に始められるので、サラリーマン、主婦、学生、シニア、あらゆる層が、副業・本業としてアフィリエイターになっています。
ただし、そのうち、85.6%の人達の月商は、わずか1万円未満(日本アフィリエイト協議会(JAO)が発表)だという事実を知っておいてください。
アフィリエイターの種類
アフィリエイトの種類は、一般的には、使用する媒体の種類によって呼び分けます。たとえば、
- ブログ・アフィリエイト
- メルマガ・アフィリエイト
- X(旧Twitter)アフィリエイト
など。
もしくは、紹介する商品によって呼び分けることもあります。たとえば、
- Amazonアフィリエイター
- ガジェット系アフィリエイター
- 無料オプトイン系アフィリエイター
など。
アフィリエイターとして紹介できる商品は、各ASP(※)のサイトをチェックすれば分かります。各分野から多種多様な商品やサービスが掲載されています。
※ ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー(Affiliate Service Provider)の略で、広告主とアフィリエイターを仲介する業者のこと。
代表的な大手ASPを5つほど紹介しておきます。
高収入?初期投資は?在宅は可能?資格は必要?
補足です。
おそらく、あなたが気になっているであろう、
- 収入面は?
- 初期投資は?
- 在宅ワーク可能?
についても、かるくまとめておきます。
収入
提供価値を高めて、マーケティングを上手く工夫し、売れるセールスプロセスを確立できれば、ここまで紹介した11の職種は、いずれも高収入(月100万以上)を目指せます。
年商1千万円くらいであれば、普通の人でもいけます。年商数千万円〜数億も夢ではありません。
ただし、
利益や収入は、職種が何か?よりも、あなたが、
- どれだけの価値をお客様に提供できるか?
- どれだけマーケティングを知っているか?
- どれだけ安定的に新規集客していけるか?
- どれだけ大量行動できるか?
などによって大きく変わってきます。
職種で収入が決まるわけではありません。収入の大きさは、それ以外の部分で決まるので勘違いしないようにしてくださいね。
初期投資
ここまで紹介した11の職種は、いずれも低資金で始められます。また、起業後のランニングコストも低く抑えることが可能です。
ただし、初心者の場合、自己投資は必須です(ビジネスやマーケティングなどを経験者や有知識者から教えてもらったり指導を受けること)。
自己投資は、少なくとも100〜200万円くらいをかけることが多いです。ただし、効率良く投資しないと、500万、1000万とかかってしまうので注意してください。
初心者の場合、自己への投資を怠ると見事に成果は出ません。自己投資で学びつかめることは一生の財産にもなります。ここだけはお金をかけましょう。
在宅起業
ここまで紹介した11の職種は、ケースにもよりますが、WEBサイト、ZOOM、メールやLINEなどを活用すれば、在宅での起業が十分に可能です。
なので、田舎での起業も可能ですし、私のように親の介護をしながらの起業も可能です。あなたの素晴らしいサービスは、全国の方々に自宅からオンライン提供することも可能です。
在宅起業は、余計なコストを減らします。使える時間が増えます。全国展開は、単純に市場が広がります。なので、売上や利益が単純に増えます。おすすめです。
資格
ほとんどの職種に資格は必要ありません。
たまに、中小企業診断士の資格が無いと経営コンサルタントにはなれない…というような勘違いしている人がいますが、コンサルタントになるのに資格なんて必要ありません。
資格があるかどうかではなく、資質があるかどうかの方が100倍重要です。資格取得に時間やお金をかけるくらいなら、他に投資した方が良いです。
もちろん、国家資格を必要とする職種(たとえば税理士)などは、たしかに資格が必要です。ですが、資格あり=良い仕事をする、仕事がとれる、稼げる…にはなりません。
このあたりも勘違いしている人がいます。
日本人は、肩書きに弱いですが、肩書きでは良い仕事はできません。肩書きでは稼げません。肩書きではお客様を幸せにできません。
資格は不要です(法的に定められているものは除く)。
一番のおすすめ職種は何なの?
以上、11個の職種を紹介してきましたが、
「で、一番のおすすめ職種は何なの!?」
とズバリ答えを知りたい人もいるかもしれません。
ですが、
一番のおすすめ職種なんてありません。人それぞれです。
あなたの経歴、経験、状況、思い、強み、弱み、目的、目標など、まだ何も知らない私が、ここで、「コレが一番のおすすめです!」と無責任には言うことはできません。
個人的におすすめの職種
ただし、個人的に言わせてもらえれば、コンサルタントという職種が私の一番のおすすめです。
なぜなら、やりがい面、収入面、両方とも、大きな期待ができるからです。あと、自分自身がかなり成長していけます(たとえ何歳で始めても)。
もし、「いきなりコンサルタントなんて無理…」と思うのであれば、最初は、あなたができる小さなことに絞って、低い価格設定でプチ起業プチコンサル(簡単なコンサル)から始めれば良いです。
最初は、コーチやカウンセラーや単なる先生レベルからスタートしても良いです。その後、レベルアップして、コンサルタントになっていけば良いのです。
コンサル業、おすすめです。
職種は自分で決める
個人的な意見としてコンサルタントをおすすめしましたが、職種は人に決めてもらうものではありません。
私や誰かが「こういう職種が良いって言ってたから……」ではなく、自分の意思で強い覚悟をもって「私はこう思う!」で決めてくださいね。
もちろん、決断するまでは、人の意見にもしっかり耳を向けてください。一人だけで進めていくと、おそらく職種選びだけでなく、さまざまな選択を誤ります。
頼るべきことは人に頼り、決断すべきことは自分で決断する。ですね
おすすめできない職種は?
一方、おすすめできない職種。これは、はっきり答えられます。それは、、、
詳しくは、次の項目「50代一人起業で失敗しない職種選び5つのポイント」をお読みください。
50代一人起業で失敗しない職種選び5つのポイント
当たり前ですが、起業すれば必ず成功するというわけではありません。実際は多くの人が失敗しているのが現実です。
経験豊かな50代でも、たくさん情報収集して、たくさん学んでも、多くの人が失敗をしています。いったいなぜでしょうか?…
一番多い失敗の原因
一番多い失敗の原因は、「自力信者」が多いということです。お金も時間もかけず、一人自力で進めようとしている人が多いということです。(昔の私のように、、、)
数年前は私も「自力信者」でした…。もちろん、何の成果も出ませんでした…
それは、師匠もコーチもつけずに、ネットで調べた知識だけを得て、「これから野球を始めます!この知識をもとにプロに行きます!できれば、大谷翔平選手のように世界一になります!」と言っているようなものです。
そう聞いたら、「いやいや、まず、ボールの投げ方など、誰かから手取り足取りきちんと教えてもらうところからでしょ!」と一斉にツッコミが入りますよね。
職種がどうのこうのよりも、そもそも、お金も時間もかけず、一人自力で進めようとしていることが、多くの失敗者を生んでいるわけです。
選択した職種が元で失敗に…
一番多いのは前で説明した「自力信者」ですが、選択した職種が元で、大きな失敗につながっていく人もいます。
どんな職種を選ぶと危険なのか?そのあたりをまとめたので参考にしてください。
50代一人起業で失敗しない職種選び5つのポイント
- 嫌いな職種を選ばない
- 相場が安い職種を選ばない
- ライバル不在の職種を選ばない
- 原価や固定費のかかる職種を選ばない
- 小さく始められない職種を選ばない
それぞれ説明していきます。
嫌いな職種を選ばない
たとえ稼げる職種であっても、心のどこかでちょっとでも(嫌だなぁ…)と思っている職種は選ばない方が良いです。稼げる…に目が眩んだらダメです。
なぜなら、嫌いなことだと手も頭も動かなくなるからです。質も低品質になるからです。努力もできません。辛くなります。嫌いなことは絶対に続きません。
ですが、自分の好きなこと・自分のやりたいことを中心に考えて職種を選定していくと、これまた失敗します。なぜなら、相手(お客様)より自分が中心…になっていくからです。
嫌いもダメ、好きもダメ、ではどうしましょう?
「相手のためになる。でも、大好きではない。でも、嫌いではない。」
という範囲に入る職種を選ぶつもりでいると、幅もひろがり適切な職種が見つかりやすくなります。(ニュアンスが伝わりにくかったらゴメンなさい)。
相場が安い職種を選ばない
取り引きや単価の相場が安い職種。すなわち、薄利多売となる職種は、よほどの自信か覚悟が無いかぎり選ばないでください。
薄利多売は、大企業がやる戦略です。名もない私やあなたのような一人の個人がとる戦略ではありません。
たとえば、月商目標100万円、商品単価2千円の場合、毎月500人に売らないといけません。しかも、次の月も、次の月も、永遠に…。無理ですよね。
薄利多売ほど難しいものはありません。「安く多くの人に」という優しい思いは抱いていて構いませんが、その思いは致命的な失敗につながる可能性が非常に高いです。
「安く多くの人に」は大きく成功したあとに実践してください。
個人起業は、高利益率の高価な商品サービスを提供できる職種にしないと失敗につながる可能性大です。
ライバル不在の職種を選ばない
「これはまだ誰もやってない!ニッチだ!隙間ビジネスだ!ライバル不在だ!」という職種は選ばないでください。新たな職種を作り出さないでください。
ライバル不在というのは、ビジネス成功の理想の状態ではあるのですが、今の時代、ライバル不在の分野なんてほぼ存在しません。
仮にライバル不在の領域が見つけられたとします。でもそこは、、、
ライバル不在 = ビジネスが成り立たないから不在
である可能性が非常に高いです。
もちろん、0.001%くらいの確率で、あなたのアイデアは、ライバル不在で「世界初の!」という形で実を結ぶかもしれません。偉業達成です。
そうなれば、あなたはスターです。大富豪になれます。人々の仕事や生活、文化や世界を大きく変えることができます。でも、その確率は、0.001%です。99.999%は失敗します。。。
それでもチャレンジする!と言うのであれば止めません。応援します。
原価や固定費のかかる職種を選ばない
原価や固定費が大きくかかる職種は選ばないでください。
たとえば、商品単価20万円の場合、3人に売れれば売上は60万円となります。でももし、1つの商品の原価に10万円かかっていたら、利益は半分の30万になってしまいますよね。
さらに、固定費(たとえば事務所家賃など)にもし30万円かかっていたら、利益は0円です。がんばって頑張って60万も売上げたのに、利益は0円です。というか、実質は赤字です。
このように、原価や固定費が大きくかかる職種は、薄利多売のケースと同じで、個人や一人起業の場合、成功は非常に難しくなります。
大きな原価や固定費がかからない職種を選ぶようにしてくだい。
小さく始められない職種を選ばない
設備投資ドーン!人材投資ドーン!広告費ドーン!いきなり大きくスタートする必要のある職種は選ばないでください。借金スタートなんて絶対にダメです。
ビジネスをスタートしたら、必ず何度もつまずきます。何回も失敗します。改善、やり直し、で、また次の失敗、で、また改善…。そして、ようやく成功につながっていきます。
なので、最初から目標を大きく設定してはいけません。設備等に大きく投資してはいけません。大きくスタートしてはいけません。
無理なく小さくスタートできて、すぐ小さく失敗できて、すぐ小さく改善していける。そんな職種を選んでください。
※ 大きく投じていく必要のある投資は、唯一、自己投資(例:経営を学ぶ、マーケティングを学ぶ、コンサルをつける、など)だけです。
起業や職種に年齢は関係ありません
さいごに。
50代の一人起業という括りで、おすすめの職種を紹介してきましたが、40代とか50代とか、60代とかシニア世代とか、起業や職種に、
年齢なんて関係ありません
たとえば、
例)女性90歳のパン屋さん
テレビで見たのですが、87歳でパン屋を1人で開業したおばあちゃんがいます。毎日一人で焼いていて、毎日売れてるそうです。現在90歳だそうです。薄利多売はおすすめしませんが、このおばあちゃんは目的が利益でないので、成功されてるケースと言えます。
例)男性81歳のコンサルタント
コンサルタントとして、80歳ではじめてのウェブマーケティングに取り組んだNさん(男性)。この方は私のクライアントさんですが、今ではWordPressを一人で扱えるようになり、記事コンテンツの執筆や自動集客を実践できています。素晴らしい!
例)50代からのコンサル起業
これは私自身の話です。すでにお伝えしたように、私も50代で起業した一人です。
失敗も多くしてきましたが、今では安定自動集客を実現し、上記で紹介したようなクライアントさんに、起業支援やウェブマーケティングを教えることができています。
80代に比べたら50代なんて若造です。
年齢を理由にするのはやめましょうね。起業も職種も、年齢は関係ありません。
誰かのためになるのであれば、あなたのやりたいことをやりましょう!それは、たとえ何歳からでも実現できます!!
まとめ
以上、
50代一人起業、おすすめの職種として下記の11職種を紹介してきました。
- コンサルタント
- コーチ
- カウンセラー
- ティーチャー
- プロデューサー
- クリエイター
- エンジニア
- エージェンシー
- コンテンツホルダー
- オンラインサロン
- アフィリエイター
合わせて注意すべきポイントもお伝えしました。
- 嫌いな職種を選ばない
- 相場が安い職種を選ばない
- ライバル不在の職種を選ばない
- 原価や固定費のかかる職種を選ばない
- 小さく始められない職種を選ばない
職種選びに、正解というのはありません。人それぞれ答えは違ってOKです。
この記事ではおすすめしなかった職種を選択してもOKです。あなたのチャレンジです。あなたの人生です。
ただ、あなたには、大きな失敗をしてほしくないので、なるべく失敗しないように…という思いを込めてこの記事をまとめたつもりです。
あなたの成功を祈っています。がんばってください!
付録(起業に関連するデータや公的機関)
起業に関連する公的なデータをいくつか載せておきます。参考にしてください。
- 起業したときの年齢
- 起業家の年齢構成の推移
- 業種別の開業・廃業の状況
- 起業に関する公的支援情報
起業したときの年齢
➡︎ 起業したときの年齢(2013年版 中小企業白書 第2部 第1章/中小企業庁)
50代からの起業、決して遅くはありませんね。
起業家の年齢構成の推移
➡︎ 起業家の年齢構成の推移(2017年版 小規模企業白書 第2部 第1章/中小企業庁)
40代、50代はあまり変わらずで、20代が減って、60歳以上の起業者が増えています。60代からの起業も決して遅くないということですね。
業種別の開業・廃業の状況
➡︎ 業種別の開業・廃業の状況(2021年版 小規模企業白書 第1部 第2章 3節/中小企業庁)
開業する人がいる分、同じくらい廃業する人もいるます。現実は厳しいです。
でも、怖がっていても始まりません。一度きりの人生です。多くの人が何歳であろうが関係なくチャレンジしています。
それに、実は、成功する方法っていうのは、ある程度決まっています。それに従えば成功する可能性はグンと高くなります。
チャレンジしてみましょう!
起業に関する公的支援情報
起業に関する公的な支援情報、支援機関や支援サイトをいくつか紹介しておきます。参考にしてください。
- ミラサポplus
- J–Net21
- 経営サポート
- シニアアドバイザーセンター
- 創業支援
ミラサポplus/経済産業省 中小企業庁
ミラサポplusは、中小企業・小規模事業者向けに、補助金等のサポート等を案内する政府運営のサイトです。
➡︎ ミラサポplus
J–Net21(中小企業ビジネス支援サイト)/独立行政法人中小企業基盤整備機構
J–Net21は、中小企業のビジネスを支援するポータルサイトです。補助金や支援情報など、参考になる事例、役立つ経営ノウハウや起業マニュアルなどを提示しています。
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経営サポート/中小企業庁
中小企業庁の経営サポートは、創業・ベンチャー、経営革新、雇用・人材、ものづくり、IT化など、中小企業の経営を支援しています。
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シニアアドバイザーセンター
シニアアドバイザーセンターは全国各地の商工会議所などに設けられています。中小企業や個人事業主に対して、計画・資金計画の立て方など、各種経営アドバイスを提供しています。
詳しくは下記の資料(P34(19枚目)、P56(30枚目)をご覧ください。
創業支援/日本政策金融公庫
日本政策金融公庫の創業支援は、起業・創業する人が利用できる、創業融資制度等をご紹介しています。
起業する職種が決まったら?
職種が決まったら、次は、ビジネスの土台となるコンセプトをビシっと決めてください。
コンセプトが甘いと、その先、何を学んでも、何をやっても上手くいきません。なので、必ず最初にコンセプト決めを行ってください。
コンセプトが決まったら、そのコンセプトに従った情報発信用の自分のWEBサイト(ホームページやブログのこと)を用意していきます。そして、コンセプトに沿ってコンテンツを発信していきます。
すると、WEBサイト上のコンテンツが、集客の基盤になっていきます。
ただし、普通に綺麗なサイトを作成するだけでは、アクセスは1件もきません。誰にも見てもらえません。
自分のWEBサイト(ホームページやブログなど)から集客していきたい場合は、下記のコンテンツもチェックしてみてください。
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