50代で起業した8人の成功例【大成功から身近な普通の例まで】

50代起業の成功例

事実50代での起業は成功の確率が 2.2倍以上 になります。

要約

50代(一部40代60代を含む)から起業した8人の成功例を紹介。大成功例から、普通の人の普通の小さな成功例まで。50代起業に関する調査データも紹介。

この記事は、

  • 50代で起業するのはもう遅いのではないのか?
  • 50代からの起業で成功した例ってどのくらいあるの?
  • できれば、自分も50代から起業して成功してみたい…

というように思っている方へ向けてまとめています。…という私も、50歳で起業した一人です。

この記事を読むことで、

  • 50代からの起業で成功した例を確認できます。
  • 50代からの起業でも全然遅くないということがわかります。
  • 80%の確率で起業に成功するポイントがわかります。
  • 起業へ向けての一歩が踏み出せます(あなた次第ですが)。

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50代で起業した8人の成功例【大成功から身近な普通の例まで】

まず最初に、起業に関するいくつかの事実を紹介しておきます。

起業に関するいくつかの事実

ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の調査によると、50代での起業は成功の確率が 2.2倍以上 になります。

Global Entrepreneurship Monitor (GEM)によると、世界中で起業家精神が最も高い割合は、55~64歳のグループに移行しています。

また、50代以上の起業活動は、2008年以来50%以上も増加しています。アメリカでは、3,400万人のミドル〜高齢者が起業を望んでいるといいます。

ですが、日本では、全世代を合わせても、わずか109万人(起業希望者+起業準備者)しか起業を望んでいないという結果になっています。(2020年版中小企業白書より)。

出典:2020年版中小企業白書より

日本、、、少なすぎます、、、

50代からの起業で成功するのは難しい?

上記のデータは、海外と日本で、調査機関も調査のベースも異なりますが、日本の起業意識がどの国よりもダントツで低いのは明らかな事実です。かなり異常です。

これは日本の法や制度の問題でしょうか?国民性の問題でしょうか?それとも、世に出ている情報が間違っているのでしょうか?

もしかすると、50代、60代と年齢がいくにしたがって、起業が難しくなると思い込んでいる人が多いのではないでしょうか? 決して、そんなことはないのですが、、、

50代起業の成功例を見ていきましょう。

50代以上起業での大成功例5選

50代以上起業での大成功例5選

まずは、50代(一部40代や60代も含む)で起業して、大成功をおさめた有名な5人の例を紹介します。

レイ・クロック(マクドナルド)

50代で起業し成功したレイ・クロック
画像出典:Wikipedia「レイ・クロック」より

レイ・クロック(Raymond Albert Kroc)は、当時、車でミルクセーキを売り歩いていました。また、糖尿病も患っていたらしいです。

にもかかわらず、彼は50代前半(52歳)でマクドナルドを始めました。

彼は、70歳すぎまでCEOを務めて、マクドナルドを世界的なファーストフードチェーンに成長させました。50代起業の大成功例です。

補足:日本マクドナルドは、藤田田(ふじたでん)氏の功績も大きいです。(藤田氏は20代で起業しています(最初は輸入雑貨販売))

ジョン・ペンバートン(コカ・コーラ)

50代で起業し成功したジョン・ペンバートン
画像出典:Wikipedia「ジョン・ペンバートン」より

ジョン・ペンバートン(John Stith Pemberton)は、55歳で自ら開発したコカ・コーラを当時は薬(疲れを取り除き、神経が落ち着く飲み物)として販売し始めました。

マーケティング面については、主にフランク・メイソン・ロビンソンという別の人が担っていました。なので、起業家というよりは、ペンバートンは研究者寄りの人物でした。

コカ・コーラが、薬ではなく飲料水として売り出されるのは、ペンバートンがコーラの権利を売却し、かつ、亡くなったあとでした。

マーサ・スチュワート(マーサ・スチュワート・リビング)

50代直前で起業し成功したマーサ・スチュワート
画像出典:Wikipedia「マーサ・スチュワート」より

マーサ・スチュワート(Martha Stewart)は、モデルなどを経て、30代から40代までケータリングサービスや生活品のプロデュースなど手がけていました。

その後、50代直前の49歳のときに、生活提案雑誌「マーサ・スチュワート・リビング」を創刊し大人気になります。

同名のテレビ番組(生活提案)のレギュラー出演なども経て、彼女の会社の価値は12億ドルにまでなりました。50代女性起業の大成功例です。

参考)マーサ・スチュワートのWEBサイト:martha stewart

ちなみに、2023年には、81歳のマーサ・スチュワートが水着で米『スポーツ・イラストレーテッド』誌の表紙を飾っています。すごいですね。

50代で成功し、80代でもなお輝き、雑誌の表紙を飾るマーサ・スチュアート
出典:「VOGUE JAPAN」より

マーサさんの場合は、少し特別かもしれませんが、女性だし…もう年齢が…というのは関係ないということですね。

カーネル・サンダース(ケンタッキー・フライド・チキン)

50代を越えた65歳で起業し成功したカーネル・サンダース
画像出典:Wikipedia「カーネル・サンダース」より

カーネル・サンダース(Harland David Sanders)は、65歳でKFC(ケンタッキーフライドチキン)を始めました。

カーネルは、それまでは40種以上もの職を転々としていたということです。そんな中、ガソリンスタンド+カフェ(KFCの原型)の経営も経験しています。

その多種多様な経験からのヒントもあり、KFCの開業につなげました。50代起業どころか65歳でスタートしての大成功例です。

もし、カーネルが、長年同じところに勤め続けていたら、ケンタッキー・フライドチキンは、この世に存在していなかったかもしれません。定職に就くことだけが正解じゃないという例にもなっていますね。

森 泰吉郎(森ビル)

50代で起業し成功した森泰吉郎氏
画像出典:ダイアモンドONLINEより

最後は日本人の成功事例、森泰吉郎氏です。森氏は大学教授でしたが、不動産事業に手を出し、50代前半(51歳)で森ビルを設立しました。

一時期、資本金0.75億円に対して借入金が58億円という、私たちの想像の域を超える状況もあったようですが、1992年には、130億ドルの純資産を持ち、世界で最も裕福な一人になりました。

東京には森ビルだらけです。50代日本人起業の大成功例です。

50代で起業した普通の人の成功例

50代で起業した普通の人の成功例

ここまで紹介してきたような、海外の人や大成功事例だと、ピンとこないかもしれませんね。私もピンとはきません。

なので、50代で起業した普通の人の普通の成功例も、いくつかかんたんに紹介しておきます。

50代で業界未経験の不動産関連業で起業(A子さん)

50代で業界未経験の不動産関連業で起業(A子さん)

A子さんは、53歳のとき、不動産業界未経験にもかかわらず、不動産関連で開業しました。最初の1,2年は大変だったそうです。

ですが、すでに年収は起業前を超えているので、成功されていると言えるでしょう。

「人生の後半戦、挑戦してみるのもありです。」と言われています。

50代で畑違いのコーチング業で起業(Y本さん)

50代で畑違いのコーチング業で起業(Y本さん)

Y本さんも、53歳で起業しました。超一流の大企業を辞めて、コーチング業で起業します。

年収は企業勤務時代にまだ届いていないそうですが、それを越すのも時間の問題でしょう。

「仕事の質や量を自分で自由にコントロールできるので、起業して良かった。」と言われてます。

50代後半で法人相手のニッチなコンサルで起業(Oさん)

50代後半で法人相手のニッチなコンサルで起業(Oさん)

Oさんは、65歳まで働ける延長雇用制度を利用せず、法人相手のあるニッチなコンサルティングでの起業を選びました。

Oさんの利益を守るため、詳しくは言えませんが、ニッチなコンセプト定義が起業成功の最大のポイントだと思います。

「失敗にくじけず、諦めないこと続けることが大切」ということを言われています。当たり前のことですが重要ですね。

その他の起業

50代で起業しそこそこ成功している例

➡︎ プロフィール

私自身も50歳で起業しています。そこそこの集客、売上、を安定して得られているので、一応、成功としておきます。

50代で起業し安定した集客を実現できている例(グラフデータ)

その他、私のクライアントさんにも50代の方は多く、中には80歳という方もいらっしゃいます。

その他の50代から80代の起業例

しかも、いずれの方もウェブ集客など、ビジネスやマーケティングは初心者で詳しくない方ばかりでした。

ですが、皆さん、私のカリキュラムやコンサル、サポートを受けながらとはいえ、自分の力で起業されています(一部の方は副業スタイルで)。

健康でさえあれば、起業に年齢は関係ありません。20代や30代より、むしろ 50代 の方が起業に向いているかもしれません。

なぜならば…(続きもお読みください)

50代は起業成功の確率2倍以上!?

50代の方が起業に向いているかもしれません。

ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の教授ベンジャミン・ジョーンズ氏は、米国国勢調査局とともに、270万人の創業者のリストを作成し、次のような調査結果を発表しています。

40代50代60代ミドルエイジ起業の成功率

  • 40歳での起業は、25歳の起業と比べて、成功する可能性が2.1倍も高い。
  • 50歳での起業は、30歳の起業に比べて、成功する可能性が2.2倍も高い。
  • 50歳での起業は、25歳の起業に比べて、成功する可能性が2.8倍も高い。
  • 60歳での起業は、30歳の起業に比べて、成功する可能性が3.0倍も高い。

参考)

いずれも、起業の成功率は2倍以上となっています。これは、アメリカのデータですが、日本でも当てはまるのでしょうか?

私は当てはまると思います。

もちろん、全てのケースとは思っていません。たとえば「TikTokを活用して、若者相手に訴求する」というような起業は50代には難しいと思います。

ですが、そうでなければ、上記の調査結果は日本でも当てはまるのではないでしょうか?

50代起業の成功率が高い理由

なぜ、50代起業の成功率が高いのでしょうか?日本でも当てはまると思ったのでしょうか?

それは、どの国の人だとしても、50代にもなれば、それまでに積み重ねてきた数多くの経験が、誰でも確実に積み上げられているからです。深み厚み重みが違います。

思い返してみてください。あなたの人生を、仕事を、出会いを、出来事を、事件を。謙遜する必要はありません。あなたには、それなりの深みや厚みや重みが必ずあるはずです

50代起業で失敗する典型的なパターン

ただし、

もし、その深みや厚みを変なプライドにしているようだと、あなたの起業はおそらく失敗します。私がそうでしたから……。

学ぶべきことは若者にも頭を下げて学ぶ素直さが必要です。「それは違う」とか、「もう知ってる」とか、「一人でできる」とか、そういう、おごった台詞は厳禁です。たとえ、お金を支払ってでも人から素直に学ぶようにしてください。

なぜなら、どんなに人生経験が豊かでも、起業やマーケティングについては、最初は誰しも皆んな赤ちゃん同然だからです。変なプライドは捨てて、柔軟にいきましょう。

関連記事

50代起業で失敗しないためには?私自身の経験もふまえて、まとめた記事があるので参考にしてみてください。

➡︎ 50代からの起業で失敗しない22のコツ【よくある特徴や原因とは?】

参考)日本で起業して成功する確率は?

日本で起業して成功する確率にも少し触れておきます(年齢関係なく)。

中小企業庁の調べによると、起業して成功(5年後も生存)する確率は、各国別に次のような結果となっています。

  • 日本…81.7%
  • 他国…40.2%〜48.9%
中小企業白書からの日本の起業成功率
出典:中小企業白書2017第2部/中小企業庁(元:帝国データバンク)

日本は起業も成功率が80%以上と、ものすごく高い成功率になっています。

ですが、これは帝国データバンクのデータベースに登録されている企業のみを対象にした調査なので、信頼度はかなり低いと思った方が良いでしょう。他国と比較しても違いすぎます。

実際の起業の成功率は、他国同様40%〜50%だと思っておいた方が良いです。だとしても、その成功率だとしても、高いと思いませんか?

野球を知っている方なら、4割バッター、5割バッターがいかにすごいかわかると思いますが、それと同じ確率です。

これを「50%も失敗するのか…」と考えるのか、「50%も成功するのか!」と考えるかは、あなた次第です。(もちろん、私の考えは後者です。)

真実の起業成功率(注:個人的見解です)

これは、個人的な見解です。これまで、多くの起業してきた方を私が見聞きしてきて、個人的に感じていることです。

  • 成功率80%…師匠(例:コンサルなど)をつけて、素直に学び、即決断、即行動する人。正しい知識を得て、正しい順番で、正しい努力を継続する人。参入障壁が高い王道を極めようとする人。
  • 成功率10%以下…独学自力我流で一人でやってみようとする人。思い込みや分かったつもりのまま、継続も改善せずに、あっちこっちに手を出す人。誰でも簡単にすぐにという安易な道を選ぼうとする人。

おそらく、これが真実です。数値が実際に80%かどうか、10%かどうかは分かりません。でも、こんな比率になるはずです。

あなたのまわりにいる、起業家や経営者に聞いてみてください。きっと、同じような見解だと思います。

あなたも起業成功例の一人になる

もし、あなたが起業して、成功例の一人になりたいと思うのであれば、

  • 師匠(例:コンサルなど)をつける。
  • 素直に学び、即決断、即行動する。
  • 正しい知識、正しい順番、正しい努力、そして継続。
  • 参入障壁が高い王道を極める。

を心がけてください。

決して、下記に当てはまらないようにしてください。

  • 独学自力我流で一人でやってみる。
  • 思い込みや分かったつもりのまま進める。
  • 継続も改善しない。
  • あっちこっちに手を出す。
  • 誰でも簡単にすぐにという安易な道を選ぶ。

まとめ

謙虚に、でも、自信と希望をもって。良いバランスで進めていけば、先の起業成功者(普通の成功者)たちのように、たとえ50代でも、あなたが起業して成功する確率は高いものになるはずです。

自信と希望をもってください。50代の自分に誇りを持ってください。ただし、謙虚に。学ぶべきことを学ぶのにふさわしい人から素直に学んでください。

50代かどうか、何歳かどうか、関係ありません。きっとあなたの起業は成功します。一歩を踏み出してみましょう!

参考サイト)

その他の関連コンテンツ

下記の記事では、私の経験にもとづいた、50代から一人でも起業できる、おすすめの職種を紹介しています。参考にしてください。

➡︎ 50代一人でも起業できる職種は?【低資金OKおすすめ11選】

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50代起業でも成功するアイデアとは?こちらも私の経験にもとづいてまとめてあります。合わせて参考にしてください。

➡︎ 50代起業でも成功する7つのアイデア【個人や初心者や女性でも】

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執筆者情報

鈴木 俊雄(すずき としお)

小さな会社の経営を25年続けるも両親の介護負担により辞任。その後、個人起業するも4年以上も低迷。そこからホームページを起点として安定自動集客を実現するまでのノウハウやサポートを現在は提供中。