LP構成3つの鉄板パターン【これだけ知っていれば十分です】
更新日:2024年6月12日 筆者:鈴木俊雄
この記事でお伝えする、LP構成3つの鉄板パターンは下記のとおりです。
LP構成3つの鉄板パターン
- AIDCA構成パターン
- 新PASONA構成パターン
- QUEST構成パターン
これら3つのLP構成パターンに関する説明と、関連する重要な補足説明も加えて、初心者の方向けに、わかりやすく説明していきます。
LP(ランディングページ)の構成パターンは、世に公開されている有名なフレームワークやテンプレートだけでも15〜20種類、あるいはそれ以上存在します。
ですが、あなたは、これら全てのLP構成パターンを覚える必要はありません。知る必要もありません。そのうちの3つ、いや初心者であれば1つのパターンを知ることさえできれば十分です。
なぜなら、LP構成パターンの違いで成果に大きな差は出ないからです。どの構成パターンを使ってもほぼ同じ成果となるからです。
「これが鉄板のLPの構成パターンだ」なんていうものは存在しません。
※ この記事で言う鉄板という言葉は、あくまでも「私の鉄板」という意味で使っています。
【 目次 】
LP構成3つの鉄板パターン
LPの構成パターンの違いで差は出ない…鉄板パターンなんて存在しない…
…とは言いましたが、LP構成パターンがたくさんあると、どの構成パターンを適用すれば良いのか迷ってしまいます。
また、LP構成パターンを一切無視してLPを作成したら、まったく反応の得られないLPになってしまいます。
そこで、この記事では、
これまで、いくつも作成しテストしてきた、自社用のLP、および、クライアントさん用のLPで、私が実際によく使っている3つのLP構成の鉄板パターンについて解説していきます。
LP構成3つの鉄板パターン
- AIDCA構成パターン
- 新PASONA構成パターン
- QUEST構成パターン
※ この他にも、まだ日本ではあまり知られていないものなども含め、あと3〜4種類ほどの構成パターンを私はよく使っています。ですが、多くても混乱するだけなので上記のシンプルな3つに絞って説明していきます。(でもこの3つだけでも十分です!)
それでは、LP構成3つの鉄板パターンを説明していきます。
…と、その前に、まずは、もっと大枠の基本的な構成パターン(レイアウト的な要素)から説明していきます。
なぜなら、この基本的な構成パターン(レイアウト的な要素)に、上記の3つのパターンのどれかを当てはめてLPを作成していくからです。
レイアウトの説明が不要な場合は、次の章「LP構成の鉄板パターンを詳細に解説」までジャンプしてください。
LP構成の基本パターン(レイアウト要素)
LP構成の基本パターン、言い換えると鉄板の基本レイアウトですね。まずは、そこから説明していきます。
基本レイアウトは下記の通りです。これは、鉄板というか一つの決まりごとだと思ってください。
LP構成の基本パターン(レイアウト要素)
- ヘッダー部
- リード部
- ボディ部
- クロージング部
上記をイメージで表すと次のようになります。
各レイアウト要素について、説明していきます。
LPヘッダー部
ヘッダー部は、LPの先頭、タイトルやキャッチコピーなど、そういうLPの表紙的なパートとなります。ヘッダー部はLPを構成するレイアウト要素の中で最も重要です。
LPのファーストビュー
LPのファーストビュー(最初に見える範囲)では、ほぼヘッダー部分しか見えません。他の要素はスクロールしないと見えません。この事実だけでもヘッダーの重要性が分かると思います。
ヘッダーで8割は決まる
実際、LPの勝負はヘッダーで8割決まると言っても言い過ぎではありません。ヘッダーを制する者はLPを制します。大袈裟なことは言っていません。次のデータを見てください。
こんなデータがあります。LPを見た人の挙動です。
- ヘッダーだけ見て閉じる人……80%
- ヘッダー以降も見てくれる人…20%以下
上記のような結果になることは、いろいろな人がこれまで行ってきた数々のテストで既に分かっている事実です。この数値はヒートマップツールなどを使うことで明確に分かります。
ヒートマップツールの実施例
人はヘッダーを見て、そのLPを読むか閉じるかを瞬時に決めます。だいたい1秒から3秒以内には決めます。で、80%の人はそこでブチっと閉じます。後続を見てくれるのは20%以下です。これが現実です。
LPのヘッダー次第で反応は大きく改善される
ただし、この20%というのは中央値です。この数値はヘッダーの良し悪しで前後します。たとえばですが、以下のように。
ヘッダー以降も見てくれる人
- 良いヘッダーの場合……50%以上
- 普通のヘッダーの場合…20%前後
- 悪いヘッダーの場合……5%以下
LPのヘッドコピー次第で成果は変わる
この一番重要なヘッダー部の中で、さらに一番重要な要素は何だと思いますか?
画像でしょうか?カッコ良さやオシャレ感でしょうか?見た目デザインなど視覚情報でしょうか?
:
答えは、ヘッドコピー(キャッチコピー)です。
つまり、文字、文章、テキストといった言語情報です。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」というものがあります。有名なので聞いたことがあるかもしれません。
メラビアンの法則(人に与える影響度)
- 言語情報…7%(文字など)
- 聴覚情報…38%(話しなど)
- 視覚情報…55%(画像など)
このメラビアンの法則だと、画像の方が文字よりも相手に与える影響が大きいと思うかもしれません。でも、この法則、LPには当てはまりません。
LPの場合は、画像よりも文字の方が相手に与える影響が大きいです。画像はマイナスに働いてしまうことさえあります。メラビアンの法則の真逆ですね。
注:ただし、デザインが重要である有形商品・ファッション・飲食などに関するLPの場合は、メラビアンの法則が有効となることも多いです。
クイズ:どちらのヘッダーが続きを見てもらえるか?
では、ここでクイズです。
ここに2つのLPパターンがあります。どちらも同じ会社で同じ「営業コンサル無料お試し体験」に申し込んでもらうためのLPだとします。
パソコンで見ると、ファーストビューは下記のように見えるとします。
さて、AパターンとBパターン、どちらのLPの方が、より多くヘッダー以降を見てもらえるでしょうか?
画像ありでオシャレな感じのLP(A)でしょうか、それとも何の飾りもないつまらない文字だけのLP(B)でしょうか?
:
答えを見る(←ココをクリック)
正解はもちろんBパターンのLPですね。AパターンのLPは何も伝わってきません。作品コンテストか何かであればAも良いかもしれません。でもLPは作品ではありません。LPはマーケティングツールです。ヘッドコピーでしっかりメッセージを伝えて反応の取れるBのようなヘッダーにしないと続きは見てもらえません。
ヘッドコピーには時間をかけてください
LP構成のヘッダー部分、特にヘッドコピーは本当に重要です。時間をかけてください。何パターンも案を考えてください。
でも、慣れていないと難しいかもしれません。LPのヘッドコピーを考える際のポイントをいくつか載せておきますので参考にしてください。(注:下記ポイントは、ほんの一部です。)
- 何がなんでも注目させる
- 好奇心を刺激する
- ベネフィットを約束する
- わかりやすく簡潔にする
- 簡単・早い の要素を入れる
- 過去に成功した型を使う
※ 上記すべてのポイントをクリアする必要はありません。
キャッチコピー注意点:当然、嘘はダメです。嘘ではない強調はOKです。ただし、広告が絡む場合は非常に厳しい審査が入るので、たとえ本当のことを書いてもNGとなることがあります。
また、コピーを変にカッコよく綺麗にまとめる必要はありません。センスもいりません。多少長くてダサいコピーになっても相手に伝わり、インパクトを与えるコピーなら合格です。
センス系ヘッドコピーNG例
下記は、有名企業の実際にWEBサイト等で使われているヘッドコピー(キャッチコピー)です。一般的には優秀なコピーだと言われています。
- わたしらしくをあたらしく(ルミネ)
- NO MUSIC, NO LIFE.(タワーレコード)
- ココロも満タンに(コスモ石油)
どうでしょうか? あなたは、これらを本当に優秀なキャッチコピーだと思いますか?
上記のコピーを企業名を伏せて読んでみてください。名前も何もまったく知らない、どこかの小さな小さな会社のコピーだと思って読んでください。
- わたしらしくをあたらしく
- NO MUSIC, NO LIFE.
- ココロも満タンに
さて、このコピーから何が分かりますか?何が伝わってきましたか?何を感じましたか?何か興味をひかれましたか?
なんかの言葉遊び? 海外ミュージシャンの名言? ココロを満タンって?ナニで満タン?は?どういう意味?、、、
どうですかね? 何も分からない、何も伝わらない、何も感じ取れない、興味は1ミリも湧かず…となるのではないでしょうか?
有名企業であれば、ブランディングやイメージ戦略のため、上記のようなカッコ良く面白くセンスあると言われるようなコピーも良いでしょう。でも、私たちがコレを真似してはいけません。
・・・
少し説明が長くなりましたが、そのくらいLPのヘッダー部分、特にヘッドコピーは重要だということです。
ヘッドコピーを笑う者は、ヘッドコピーで泣くことになります。
LPリード部
「ヘッダーしか見ないでブチっ!」という壁を乗り越えたとしても、すぐ次の壁がやってきます。それは、ヘッダー直後に目に入ってくるパートであるリード部です。
リード部は、ヘッダーで注意をひいた後に、さらに興味や関心をひく、さらに強めるといった短いパートです。
せっかくヘッダーで注意や興味をひけたのに、リード部分で興味の後押しができないと、「ん?なんかつまらなそう…」「うーん?やっぱり必要ないかな?…」「さよなら」…となってしまいがちです。
リード部もヘッダーの続きだと思ってください。
こんなふうに例えてみました。あなたの家はLPです。あなたの家の前に訪れたお客様は……
- ヘッダー部…興味深く面白いことが書かれてある看板がドアの前にあります。どうぞご自由にお入りくださいと書かれています。お客様はドアを開け玄関に入ります。
- リード部……続けてさらに興味深いことが書かれている案内板が玄関内にあります。お客様は靴を脱いで家に上がることにしました。
もし、つまらない案内板なら、靴は脱がず家には上がらず、そっと玄関から出ていくでしょう。
リード部もヘッダー同様に重要であることがイメージできるでしょうか?
LPのリード部はヘッドコピーの続きです。引き続き興味を継続させるようにすることが重要なポイントとなります。
注)リード部ではなるべく短く完結に、でも、インパクトあるものにしてください。(と言われても難しいですよね、、、プロのライターさんもリードが一番難しいと言う人が多いです。)
LPボディ部
ボディ部は、LPの面積を一番多く占める本文部分です。
でも実は、LPのボディ部をいくら頑張って充実させても、あまり大きな効果はありません。なぜだか分かりますでしょうか?
なぜなら、LPを隅々までしっかり読む人は少ないからです。
なので、ボディ部は平均点がとれれば十分です。
とはいえ、
ボディ部を隅々までしっかり読む人もいますし、ある部分は飛ばして、ある部分はしっかり読むというような人のいるので、手を抜いて良いというわけではありません。
また、初心者だと平均点を取るのもそう簡単ではありません。いくつかのポイントやコツをクリアしておかないと、反応率は上がりません。
たとえば、
- 見出しの入れ方や書き方…
- 相手の心理を考慮した表現…
- メリットやベネフィットの書き方…
- お客様の声の使い方や書き方…
- プロフィールの書き方…
などなど、細かいポイントやコツはたくさんあります。
たとえば、見出し。
見出しを書くときの一つのコツに、見出しもキャッチコピーの一種だと思って書くというものがあります。そうすることで、その見出し配下の本文を読んでもらえる確率がグンと上がります。
こんなコツがいろいろあります。
このように細かいポイントやコツがあるので、ヘッダーやリードほど重要でないとはいえ、最終的にはボディ部もよ〜くチェックするようにしてください。
LPクロージング部
クロージング部とは、読者に行動を起こしてもらうパートです。登録ボタンとか、申し込みボタンとか、登録フォームとか、そういうLPを構成する最後のパートです。
クロージング部は、ボディ部よりは遥かに重要です。ヘッダー部に次いで重要だと思ってください。
なぜなら、読者がせっかく申し込みや登録する気になっていても、このクロージング部で、不安や疑念や面倒くささが出てきたら、すべてがパーになるからです。
これは、上手くパスをつないでドリブルして、どうにかゴール前まで来たのに、最後の最後でゴールを外すのと同じことです。クロージング部には決定力が求められます。
たとえば、次の例を見てください。より多く押されるのはどのボタンだと思いますか?
- 〔送信〕
- 〔XXに登録する〕
- 〔無料でXXに登録する〕
答えを見る(←ココをクリック)
〔送信〕は悪い結果となります。〔XXに登録する〕だとちょっと良くなります。動詞を入れると反応が上がることが分かっているからです。〔無料でXXに登録する〕はさらに良くなります。なぜなら無料というベネフィット(利益)も入っているからです。
このように、ボタンのちょっとした違いだけで、反応率が3倍以上になることさえあります。LP上の占める面積は少ないクロージング部ですが、かなり重要なパートです。
注意:ケースによりますが、クロージング部は、先頭のヘッダー部にも用意した方が成果につながるケースもあります(長いLPの場合は中間にもあった方が良いケースあり)。
LP構成の鉄板パターンを詳細に解説
LP構成の鉄板パターンをお伝えする前に、ここまでLP構成の基本パターン(レイアウト要素)を説明してきました。
これで準備が整いました。ということで、いよいよ次は、LP構成3つの鉄板パターンの説明です。
LP構成3つの鉄板パターン
- AIDCA構成パターン
- 新PASONA構成パターン
- QUEST構成パターン
上記の3つは、どれも有名なフレームワーク・テンプレートなので、すでに知っている人もいるかもしれませんが、順に説明していきます。
AIDCA構成パターン
AIDCA(アイドカ)
- A:Attention(注意)
- I:Interest(興味・関心)
- D:Desire(欲求)
- C:Conviction(確信)
- A:Action(行動)
- A:とにかく相手の注意をひく
- I:興味や関心で引きつける
- D:あぁそれ良い!それ欲しい!という感情を引き起こす
- C:証拠や証明の提示で確信させる
- A:行動を喚起する
「AIDCA」は、最も古く、かつ、最も核心を突いている元祖フレームワークの「AIDA(アイダ)」から派生したパターンです。
AIDA:1920年代にアメリカの広告の専門家エルモ・ルイス氏が提唱した最初の購買行動フレームワークです。
「AIDA」に「C:Conviction(確信)」が追加されているだけですが、LP上で読み手の確信が得られるかどうかは非常に重要です。
なぜなら、人は確信が無ければ動かないからです。
なので、私はこのシンプルで分かりやすいLP構成パターンを気に入っています。初心者でも、とっかかりやすいのではないでしょうか。おすすめです。
新PASONA構成パターン
新PASONA(しんパソナ)
- P:Problem(問題)
- A:Affinity(共感)
- S:Solution(解決策)
- O:Offer(提案)
- N:Narrowing Down(絞込)
- A:Action(行動)
- P:相手の問題を指摘する
- A:その辛さ分かりますと共感する
- S:でもこんなのがあると解決策を提示する
- O:どんな条件でその解決策が手に入るかを提示する
- N:期間限定など希少性や限定性を示す
- A:行動を喚起する
「新PASONA」は、神田昌典氏が考案したLP構成パターンとしても使えるテンプレートです。その前の「旧PASONA」は、AのAffinity(共感)が、Agitation(煽り)でした。
Agitation(煽り)でも言い方さえ気をつければ、まったく問題ないのですが、共感性が求められる時代に合わせての新PASONAとなっています。
また、神田さんは最近「PASBECONA」という新しく作ったテンプレートを提唱していますが、初心者は「新PASONA」の方がシンプルなのでおすすめです。
今も「新PASONA」を使って成果を出している人はたくさんいます。私もこの新PASONAというLP構成パターンを気に入っています。おすすめです。
QUEST構成パターン
QUEST(クエスト)
- Q:Qualify(限定する)
- U:Understand(理解する)
- E:Educate(教育する)
- S:Stimulate(刺激する)
- T:Transition(変換する)
- Q:相手を絞り込む
- U:悩みの理解と共感を示す
- E:これが必要ですよと教育する
- S:ベネフィットを提示する
- T:行動を喚起する
「QUEST」は、マイケル・フォーティン(Michel Fortin)氏が提唱した法則で、LPの構成パターンとしても使えるテンプレートになっています。
「AIDA」や「AIDCA」、「新PASONA」と比べると日本ではそこまでメジャーではないですが、世界ではよく使われている鉄板のLP構成パターンの一つです。
このLPの構成パターンもシンプルで強力なので、初心者におすすめです。
・・・
以上、私が鉄板と思っているLP構成パターンの中から代表的なものを3つだけ紹介しました。
構成パターンを用いたLP台本の作成方法
もしかすると、基本の構成パターン(レイアウト)とAIDCAやPASONAなどの3つの構成パターンが、ごっちゃになっている人がいるかもしれません。大丈夫でしょうかね
基本はそのまま当てはめていけばOKです。たとえば、AIDCAを例にすると下記図のようなイメージです。
もしLP作成に慣れてきたら、次の例のように、少し散らして交差させ組み立てて、より読み手に伝わり、より刺さり、より反応してもらえるような形にするのもアリです。
いずれにしても、相手との対話を成立させるつもりでLP台本を作成していきましょう。
アドバイス:何か成果が出ていそうな競合のLPを見つけたら、「あ、ここで興味をひいてるぞ。あ、ここでは欲求を高めようとしてるっぽいな。なるほどぉ」というようにLP分析をしてみてください。LPの作成スキルが知らないうちに身についていきます。
LPの構成パターンよりも10倍重要なこと
以上、LP構成3つの鉄板パターンをお伝えしましたが、どのLP構成パターンを選択するかは、さほど重要ではありません。
これ以外のパターンを使ってもOKです。もっとも古い100年前のAIDA(アイダ)という構成だって成果は出ます。
正直入って、どのLP構成パターンでも良いのです。何だっていいんです。鉄板の構成やテンプレートなんて無いんです。
重要なのは、どれか一つのLP構成パターンをどこまで徹底的に磨き上げられるかです。
LP作成の最重要ポイント1(顧客理解)
LP構成パターンをどこまで徹底的に磨き上げられるか?
そのためには、ターゲットに対する、
- 深い興味
- 深いリサーチ
- 深い理解
が、めちゃくちゃ重要になってきます。必須です。
これらは、どのLP構成パターンを採用するかよりも10倍は重要です。いや、それ以上でしょう。ここが浅いと、どんな構成パターンを使っても、どんなテクニックを使っても成果は得られません。
LP作成の最重要ポイント2(土台・核心)
次もLPの作成以前に重要になってくることです。
- コンセプト(誰に何を)
- オファー(LPで伝える提供内容や条件)
コンセプトが曖昧だったり、魅力のないオファーだったりしたら、LPをどう工夫したとしても成果は得られません。
コンセプトやオファーもすごく重要です。LPページの出来栄えのみ気にして、コンセプトやオファーを見落とさないようにしてください。
補足:なぜ、プロのWEB制作業者にLP作成を依頼しても成果が出ないのか?
プロのWEB制作業者にLP作成を依頼しても、成果が出ないケースが多いのはなぜでしょうか?その理由をご存知ですか?
・・・
業者は、あなたの顧客を理解できていません。だから、刺さるコンセプトを定義することもできません。魅力あるオファーも用意できません。だからです。
さらに、
LPの構成パターンくらいは業者も知っていますが、業者はデザインやプログラミングのプロでしかなく、経営、マーケティング、集客、セールスなどについては何も知らない場合が多いからです。そして、あなたの信念、商品についてはもっと知りません。
だから、見た目完璧なLPでの成果が出ないんです、、、
顧客や商品について一番よく知っているのは誰か?
ここにあげた重要なポイントをクリアできるのは、本人であるあなただけです。WEB制作業者に丸投げで任せ切っていると必ず失敗するので気をつけてください。
※ LPに限らず、ホームページやブログ記事なども業者(つまり他人)に丸投げで任せ切っていると必ず失敗するので気をつけてください。
LP作成の最重要ポイント3(テスト・改善)
すべてが良しと思えるLPでも、一発で成果の出るLPになることはありません。それは、あなたが作成したLPでも、マーケティング等に長けた世界で最高のプロが作成したLPでも同じです。
なぜなら、十人十色ではありませんが、LPの反応は100ケース100色となるからです。どう反応するかは相手(お客様)しか知らない、いや、相手すらどう反応するか自分では分かっていないからです。
なので、テストが必須となってくるわけです。実際の反応を見ての、LP修正、改善、調整などの繰り返しが必須となってきます。
※ テストや改善のために、知っておくべきことも多々ありますが、さらに倍以上の記事量が必要になってしまうので、別の記事か別の機会にお伝えしようと思います。
とにかく、一度LPを作ってみたけどダメだった……なんていうのは、当たり前の話しだということを覚えておいてください。数回ダメでもガッカリしないでください。それが普通なので。
まとめ・アドバイス・関連記事
以上、LP構成3つの鉄板パターンと、それに関する補足の説明も加えて説明してきました。
LP構成3つの鉄板パターン
- AIDCA構成パターン
- 新PASONA構成パターン
- QUEST構成パターン
どうでしょうか?一人でLPは作れそうですか?一人で成果を出せそうですか?
いずれにしても、今回お伝えしたLP構成の鉄板パターンのいずれかを使い、その他として記載した注意点やポイントも加味できれば、大ミスとなるLPにはならないはずです。
約束しましょう。正しい知識をつけて、正しい解釈をし、正しい順番で正しい努力を続けることができるのであれば、あなたにも成果につながるLPは作れるようになります。
がんばってください👍
補足アドバイス(最初に力を入れるべきLP)
なお、一番最初にあなたが取り組むべきLP、力を入れるべきLPは、「売るLP」ではなく「リスト取りのLP」です。注意してください。
なぜなら、今の時代、対リスト先にでなければ、なかなか商品やサービスは売れないからです。いきなり「売るLP」で勝負すると苦労することになります。
この記事を参考に、まずは「リスト取りのLP」を作成し、多くの新規見込み客さんを集めていき、そして、その後に「売るLP」も見ていただき、安定的な売上につなげていきましょう。
効果的なリストマーケティングを実践していきましょうましょう。
ぜひ、反応の取れるLPを作ってください。応援しています!
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➡︎リスト取りに使えるツールやサービス【リード獲得方法17選】
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この記事で紹介した、AIDCAや新PASONAやQUESTの他にもLP構成パターンを知りたいですか? この記事で紹介した3つで十分なのですが、それでも他を知りたいという場合は下記の記事をご覧ください。
・・・
筆者情報
小さな会社の経営を25年続けるも両親の介護負担により辞任。その後、個人起業するも4年以上も低迷。その後、ホームページを起点とした安定自動集客を実現。そのノウハウや実践サポートを提供中。(スマートプランオフィス代表)