サーチコンソールの表示回数やクリック数が急に減少する3つの原因
更新日:2021年9月4日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
サーチコンソールの表示回数やクリック数が急に減少する3つの原因
Googleサーチコンソールの検索パフォーマンス(グラフ)に表示される、表示回数やクリック数が急に減少する理由は、以下のいずれかに、当てはまる可能性が高いです。
- Googleアップデートによる検索仕様の変更で減少
- Google規定に違反していると見なされペナルティ罰則を受けて減少
- Googleサーチコンソールの不具合で減少
【 目次 】
サーチコンソールの表示回数やクリック数の急な減少の原因
Googleサーチコンソールをチェックしていると、稀に、表示回数やクリック数が急に減少したり、検索順位(掲載順位)が大幅にダウンする場合があります。
原因は、以下の3つのいずれかに当てはまる可能性が高いです。
サーチコンソールの表示回数やクリック数の急な減少の原因
- Googleアップデートによる検索仕様の変更で減少
- Google規定に違反していると見なされペナルティ罰則を受けて減少
- Googleサーチコンソールの不具合で減少
一つずつ説明していきます。
Googleアップデートによる検索仕様の変更で減少
Googleは年に3〜4回、検索仕様の大幅な変更(改善)を行なっています。これをGoogleコアアップデートと言います。(小さな変更(改善やテスト)は1年に3000回〜4000回ほど行われています。)
検索仕様が変われば、検索結果に表示されるWEBページの基準も変わってきます。Googleアップデート(コアアップデート)では、この基準が大きく変わることもあります。
結果、表示回数が減少したり、検索順位が急降下したり、クリック率が減少するケースが出てくるわけです。(その逆の激増や上昇もあり得ます)
たとえば、
チェックが甘いGoogle検索仕様
↓
内容の薄い記事ページでも上位に表示される
↓
Googleアップデート
↓
チェックが厳しいGoogle検索仕様
↓
内容の薄い記事ページは下位に大きく沈む
といったようなイメージです。
対策ですが、Googleアップデートが原因の場合、表示回数や検索順位の落ちたページの質・内容(読みやすさ、分かりやすさ、信頼性、専門性、網羅性など)を見直して改善してみてください。
なぜなら、Googleアップデートの内容は、簡単に言うと、常に「質の良い記事ページの評価を上げて、質の悪い記事ページの評価を下げる」という改善内容になっているからです。
例)Googleアップデート後に表示回数等が減少したサーチコンソール
2020年12月のGoogleコアアップデートで私のサイトは影響を受けました。
上記の場合は、1ヶ月ほどアクセス数などが減少しましたが、その後は、自然にほぼ元の状態に戻りました。どうやら質が悪くて減少したわけではなかったようです。
Googleアップデートの詳細は明かされないので、なぜ減少したかわかりませんが、元に戻らないようであれば各記事の質を見直してみましょう。
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Google規定に違反していると見なされペナルティ罰則を受けて減少
前項でも述べましたが、Googleは質の悪い記事ページの評価を下げます。そして、悪質な記事ページを見つけると厳しい罰則(Googleペナルティ)を与えます。
Googleペナルティ
- 検索順位を大きく落とす
- 検索されないようにインデックスから削除する
ペナルティは、機械的に自動で与える場合もあるし、人間(Googleの人)が目で確認して与える場合もあります。
ですが、読み手のことを思って、役立つ質の良い(質:文章が上手という意味ではありません)記事を普通に書いていれば、ペナルティを受けることは、まずありません。
それでも、知らないうちに、偶然ペナルティを受けるようなことをしてしまうかもしれません。
そうなると、検索順位が下がり、表示回数やクリック数が大きく減少してしまいます。
Googleサーチコンソールの「手動による対策」や「ベルのマーク(Googleからのメッセージ)」から、何かペナルティに関連するメッセージがないか確認してみましょう。
もし、ペナルティを受ける身に覚えが無い場合は、もう一度、Googleの示すルール(ウェブマスター向けガイドラインなど)をチェックして、記事ページの内容に問題が無いかをチェックしてみてください。
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Googleサーチコンソールの不具合で減少
Googleサーチコンソールは非常に優秀なツールですが、こういうITツールには、不具合が必ずつきものです。
なので、たまに、サーチコンソールの集計に不具合があったり、表示に不具合が出たりして、クリック数や検索順位が減少したように見える事があります。
ですが、不具合はサーチコンソールに閉じた世界の話しです。実際のWEBサイトの運営に影響が出ているわけではありません。
ということで、この場合は、何も対処する必要はありません。Googleサーチコンソールが正しく表示されるようになるのをただ待つのみです。
例)サーチコンソールのデータ異常(2021年8月23日〜24日)
2021年8月23日〜24日に、サーチコンソールの表示回数やクリック数が急に減少しました(約半分1/2に!)。
Googleアップデートでも実施されたのか?困ったなぁ…と思っていたのですが。原因は、Googleサーチコンソールの不具合(収集データの欠損)でした。
Googleサーチコンソール表示上の問題なだけで、実際のアクセス数は通常の通りでした。
8月23〜24日
引用:Googleの報告「サーチコンソールのデータ異常」より和訳
この期間中、内部の問題により、検索と検出のパフォーマンスでデータが失われました。この期間中、ユーザーのパフォーマンスレポートでデータが大幅に低下する可能性があります。これは、サイトのクリック数や表示回数の減少を反映するものではなく、検索コンソールのデータが欠落しているだけです。
まとめ
Googleサーチコンソールの表示回数やクリック数が、急に減少しても、ペナルティでなければ、そう焦る必要は無いかなと思います(質の良い記事を心がけていれば)。
Googleアップデートの影響を受けても、Googleの方針(検索者のためになる質の良い記事・情報を提供する)と、あなたの方針が合っていれば、一時的な下降で済むことが多いです。
アクセス数の増減が死活問題になるケースもあると思いますが、あまり自分でコントロールできないことに一喜一憂しても仕方ありません。
とにかく、
検索者のためになる質の良い記事・情報を提供する
が重要です。これを、これからも心がけて続けていきましょう。
補足)
ホームページ集客やブログ集客をビジネスの基点にされている方は、表示回数やアクセス数ではなく、獲得する見込み客リスト数に着目していく方が良いと思います。
ホームページ集客やブログ集客の初心者の方は、下記も参考にしてください。
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