コンサルティングをオンライン化する方法【対面サービスを自宅で成功させるには】
更新日:2022年5月4日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
コンサルティングをオンライン化する方法【対面サービスを自宅で成功させるには】
この記事は、
- 実際に会って行う対面コンサルティングの需要が落ちてきた…
- 対面コンサルティングをオンライン化したい
- 対面コンサルティングをオンライン化する方法を教えて
- ビジネスを自宅完結型にしていきたい
といったような、お悩みや質問に答えていきます。
この記事を読むことで、
- コンサルティングをオンライン化する方法が分かります
- 自宅(または自社内)でビジネスが全て完結できます
ちなみに、私もコンサルティングサービスをクライアントさんに提供していますが、現在は、全てオンライン化しており、コンサルティングに限らず、集客も営業も契約もオンライン化しています。全ては自社(自宅)で完結しています。
この記事は、その経験をもとに説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
【 目次 】
コンサルティングをオンライン化する方法
コンサルティングのオンライン化は、コロナ禍前から既に行われているやり方です。ですが、ここにきて(コロナの影響)で一気に注目度が上がり、必要性も増してきました。
そして、コンサルティングに限らず、コーチングもカウセリングもセミナーも、今では、オンライン化が当たり前となっています。
トレーニングやヨガなどまでオンライン化されています。脱毛施術などまでオンライン化されています。
もしかしたら、オンライン化されていないサービスを探す方が難しいかもしれません。
なので、あなたも今すぐコンサルティング(他の業務も含む)のオンライン化に取り組んでいきましょう。
コンサルティングのオンライン化は簡単
コンサルティングのオンライン化は、各種サービスのオンライン化の中でも、簡単な方です。
なぜなら、そもそもコンサルティングというものは、場所も関係ありませんし、器具や機材も使いませんし、身体にも触れません。対話さえできれば十分です。
なので、コンサルティングというサービスは、オンライン化することが非常に簡単です。
とはいえ、ITやWEBやパソコンに弱い方は「いやいや私には無理…」と思ってしまうかもしれません。
ですが安心してください。私もパソコンに弱いのです。私のクライアントさんもITやWEBやパソコンに弱い方ばかりです。ITやWEBやパソコンに弱くてもオンライン化は可能です。
たとえば、パソコン苦手な私は、iPadのみでコンサルティングのオンライン化を実現しています。パソコンは一切使っていません(パソコン苦手な私にはiPadの方が圧倒的に楽なので)。
あとは、オンライン化に関する正しい知識と、ちょっとしたコツと、ちょっとの場数を踏めばOKです☺️
コンサルティングのオンライン化で失敗するケース
コンサルティングのオンライン化は簡単だと言いましたが、以下の場合は失敗する可能性があります。注意してください。
- リアルな対面コンサルティングで上手くいっていなかった
- コンサルティング時の通信環境が悪い
- コンサルティングで使うテキスト類が充実していない
リアルな対面コンサルティングで上手くいっていなかった
たまに「オンライン化するだけで売れる……」と勘違いされる方がいますが、リアル対面のコンサルティングで上手くいっていないものは、オンライン化してもダメです。
あくまでも、リアル対面で既に売れていたコンサルティング、リアル対面でクライアントの成果が出ていたコンサルティングでなければ、オンライン化しても上手くいきません。失敗します。当然ですね、、、
もし、あなたのコンサルティングサービスが、リアルでも売れていない場合や、クライアントに成果を出してあげられない内容であれば、オンライン化よりも、カリキュラムの構成やポジショニングやコンセプトの検討からやり直す必要があるかもしれません。
オンライン化は、あくまでも単なる手法にすぎません。コンサルティングの本質部分を確立させる方が先ですし、圧倒的に重要です。気をつけてください。
コンサルティング時の通信環境が悪い
ZOOMなどのビデオ通話ツールを使ってコンサルティングする場合、通信環境が悪いと、頻繁に画面が止まってしまったり、声が聞き取り難かったりします。
ただでさえ、オンラインにとるコンサルティングセッションだと、コミュニケーションがリアル対面より難しくなる上、先に述べたような障害が起こると、まともな対話が全くできません。
先方の通信環境はコントロールできませんが、自社・自宅の通信環境は、ある程度整えておくようにしましょう。
コンサルティングで使うテキスト類が充実していない
これは、先の2点と比べると重要度は低いかもしれませんが、私は重視しているので、あげることにしました。
はっきり言って、コンサルティングサービスの内容によっては、音声だけでも高価値を与えるコンサルティングは可能です。チャットだけでも可能です。
ですが、私の場合、オンライン化やウェブマーケティングの初心者の方がクライアントになるので、理解度を高めるために、頻繁にスライドやテキストを使用します。
また、オンライン化すると情報の伝達力も多少落ちてしまう場合があります。なので、オンライン化するコンサルティングの内容によっては、スライドやテキストを充実させないと上手くいかない場合があります。
ZOOMなどであれば、画面共有という機能で、それらのスライドやテキストをクライアントに見せながらコンサルティングが可能です。
また、そのスライドやテキストは全てクライアントに提供するので、セッション後の復習や、次回セッションへ向けての予習にも有効活用できます。
コンサルティングのオンライン化手順
では、次にコンサルティングのオンライン化手順を説明していきます。
コンサルティングのオンライン化手順は以下の通りです。
- コンサルティングカリキュラムを見直す
- コンサルティング時に使うスライドやテキストを追加する
- コンサルティングにZOOMを導入する
- オンラインコンサルティングのリハーサルを行う
- ZOOMのIDやパスワードを伝える
- コンサルティングセッションを開始する
コンサルティングカリキュラムを見直す
オンライン化したからといって、コンサルティングのプログラムやカリキュラムが変わることは基本的には無いと思います。
ですが、以下のような点はありませんか?
- リアルや対面でしかできないこと
- オンライン化すると大きく質が落ちること
- オンライン化でこそ可能となること
リアルや対面でしかできないこと
中にはリアルや対面でしかクライアントに提供できない内容や価値があるかもしれません。
そこはどうしますか?捨てますか?他の形で提供しますか?それとも、異なる価値で埋め合わせますか?
リアルや対面でしかクライアントに提供できない内容や価値があった場合は、カリキュラムやセッション内容に対して、何らかの変更が必要です。
オンライン化すると大きく質が落ちること
オンライン化しても提供できるけど、リアル対面と違って、大きく質が落ちてしまうようなものはありませんか?
この場合も先述同様、カリキュラムやコンサルティングセッション内容に対して、何らかの工夫や変更が必要です。
オンライン化でこそ可能となること
先述の2点の逆で、リアル対面では不可能だったことが、オンライン化することによって可能となることはありませんか?
オンライン化でこそ、クライアントに提供できるようになる、そんな新しい顧客価値はありませんか?これは、あなたのコンサルティングサービスの価値や単価を上げることにもつながっていきます。
先述の2点までは皆さんよく考えますが、この、オンラインでこそ可能になる価値というところまで考える人は、なかなかいません。
思いもよらぬ発見で、ライバルとの差別化ができるかもしれないので、ぜひ、オンラインでこそ可能になる価値がないかを探ってみてください。
コンサルティング時に使うスライドやテキストを追加する
既に述べましたが、コンサルティングセッションがリアル対面から、オンライン化となることによって、コミュケーションや伝達は多少難しくなります。
クライアントのために追加した方が良いスライドやテキストはありませんか?
必要だと思うのであれば追加しましょう。
コンサルティングにZOOMを導入する
もう既に導入済みかもしれませんが、まだの方は、ZOOMというビデオ通話ツールを導入してください。
他にも同様のツールはありますが、利用者の多いもの、認知度の高いものを選んでください。現在はZOOMが最適です。
機能がどうだセキュリティがどうだと言う人もいますが大差ありません。こういうものは、皆んなが既に使ってるもの、皆んなが既に知ってるものを使うというのが重要です。
利用端末は何でも良いです。スマホでも良いです。でもさすがに、発信者側としてはスマホは小さ過ぎます。パソコンやiPadを使いましょう。
ちなみに、ZOOMのプランは、最初は無料プランで問題ありません。個別コンサルであれば1対1の利用となります。1対1であれば時間無制限で使えるので全く問題ありません(画面共有などの各種機能も問題なく使えます)。
オンラインコンサルティングのリハーサルを行う
リハーサルというより、テストと言った方が合っているかもしれません。
初めてのZOOM使用、もしくは、初めてのZOOM発信者(主催者)になる場合は、簡単にテストしておくと、本番でスムーズにコンサルティングできるでしょう。
たとえ1人でも、自分のパソコンを主催者にして、自分のスマホをクライアントにして、といった感じでテストできます。操作なども練習できます。
操作等はすぐ慣れると思いますが、オンラインコンサルティングの実施が初めての方は、一応軽くでも、リハーサル・テストは行っておきましょう。
ZOOMのIDやパスワードを伝える
クライアントに、ZOOMの参加用URL、または、ミーティングIDとパスワードを伝えてください。
クライアント(参加者)がアクセス(参加)してきたら、オンラインでのコンサルセッションが開始できます。
コンサルティングセッションを開始する
あとは普通にリアル対面のつもりでコンサルティングセッションを進めてください。リアル対面で行えていたのであれば難しくないはずです。
僅かに音声のズレが発生するので、テンポ良いかけ合いの対話にならなかったり、会話が被ったりするので、多少やり難さを感じるかもしれません。
ですが、それでコンサルティングの質が落ちるわけではありません。音声のズレは仕方ないので、そこは我慢しましょう。
強いて言うのであれば、オンラインでは、話し手、聞き手、をハッキリ上手く切り替えられるような会話の仕方が良いです。
たとえば、
「〜じゃないですか」
「〜じゃないですか」だと、
「〜じゃないですか、だから〜」と続くのか、「じゃないですか?……」と質問されているのか聞き手はよく分かりません。
なので、この場合は、
「〜です。だから〜」と続ける。「〜ということ知っていますか?」と明確に質問する。
といった感じで、どちらかハッキリさせるような会話にしてください。
コンサルティングをオンライン化することのメリット
リアル対面だったコンサルティングサービスを、オンライン化することのメリットは沢山あります。
コンサルティングをオンライン化することのメリットは、あなただけではなく、クライアントさんにとっても大きなメリットを得られます。
この辺りは、以下の記事にまとめてあるので、そちらをご覧ください。
➡︎オンライン化のメリットとデメリット【脱リアルで現状打破】
オンライン相談会やグループコンサルなど
コンサルティングは基本的に個別1対1で行いますが、グループコンサルや、オンライン相談会やオンラインセミナーなど、1対多で行うイベントの場合は、少し手順やコツが変わってきます。
細かい部分は色々ありますが、大きな注意点は以下の通りです。
- 時間制限がある
- 参加者の音声の扱い
- 飽きる疲れる
時間制限がある
ZOOMの無料プランだと1対多の場合、時間制限があります(40分まで)。1対多のオンラインイベントを実施する場合は、迷わず有料プランにしましょう(参加者は無料アカウントで大丈夫です)。
参加者の音声の扱い
参加人数にもよりますが、場合によっては、音声が雑音だらけになり、収拾がつかなくなる場合があります。そうなりそうな場合は、聞き手側のマイクはオフにするというルールを設けましょう。
飽きる疲れる
リアル対面と違って、オンラインだと参加者の飽きや疲れが早く訪れます。なので、適度な休憩はもちろんですが、一方通行になることを避け、ワークなどを間に何回か挟むようにしてください。
コンサルティングと同時に取り組みたいオンライン化
サービス(コンサルティングなど)のオンライン化をするのと同時に、以下のウェブ化やオンライン化も行うと、自社(自宅)完結型のビジネスになっていきます。
- 集客をオンライン化する
- 営業をオンライン化する
- 契約をオンライン化する
集客をオンライン化する
あなたのホームページやブログは活かせてますか?ネットで集客できていますか?
ウェブ集客を仕組み化できれば、全国対象で集客していけます。集客を自動化できれば、集客が毎月安定して、他のことに時間を使えるようにもなります。
リアル、アナログ、対面での集客は、今後ますます難しくなっていきます。集客のウェブ化や自動集客も、コンサルティングのオンライン化と合わせて対応してください。
ホームページやブログからの集客については、以下がおすすめです。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
営業をオンライン化する
リアル対面の営業も、今後ますます難しくなっていきます。
オンライン営業であれば、全国のターゲットに営業していけます。夜遅くでも営業できます。交通費も場所代も不要です。
正しくオンライン営業を実施すれば、成約率も落ちません。むしろ成約率アップする場合も多いです。
営業のオンライン化もコンサルティングのオンライン化と合わせて対応してください。
関連記事
➡︎オンライン営業のメリットとデメリット【10の集客アップ事例つき】
契約をオンライン化する
契約に印鑑が不要な時代になりました。契約書は紙である必要がなくなりました。電子契約をサポートするサービスもたくさんあります。
契約のオンライン化(電子化)もコンサルティングのオンライン化と合わせて対応してください。
参考)
私の場合は、「freeeサイン」という電子契約サービスを利用しています。
まとめ
コンサルティングなどの対面サービスのオンライン化は、さほど難しくありません。
なので、まだの方は、今すぐ取り組んでください。
また、同時に集客のウェブ化や営業のオンライン化も今すぐ取り組んでください。
IT苦手でもパソコン苦手でも、オンライン化は可能です。ZOOMは無料から使えますし、パソコンかiPadがあれば、新たな機材も必要ありません。
ウェブ集客もワードプレスなどの無料ツールを使えば、低コストで始められます。オンライン営業もZOOMが使えればOKです。
何も不自由ありません。誰でもオンライン化は可能です。
なので、ぜひトライしてみてください。状況一変の可能性大です(^^)
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