WordPressは時代遅れでもう古いのですか?【経営者・起業者向け】
更新日:2021年11月2日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
WordPressは時代遅れでもう古いのですか?【経営者・起業者向け】
要約
「WordPressは時代遅れでもう古いのですか?」という疑問に対する答えを説明しています。結論は、WordPressはもう古いというわけでもないし、WordPressは時代遅れでもありません。
この記事は、
- WordPressはもう古いのですか?
- WordPressは時代遅れなのですか?
- WordPressはやめた方がいいのですか?
という疑問のある、起業・経営者、および、マーケティング担当の方へ向けてまとめてあります。
この記事を読むことによって、
- WordPressはまだ古くないということが分かります。
- WordPressはまだ時代遅れではないということが分かります。
- WordPressを選択しても大丈夫ということが分かります(但し、ケースによる)。
【 目次 】
WordPressは時代遅れでもう古いのですか?
WordPressはもう古いというわけでもないし、WordPressは時代遅れでもありません。
たしかに、一部では、「WordPressはもう古い」「WordPressは時代遅れ」という声も出てきています。
ですが、その声は全て「WEB技術者」「IT技術者」の方々の声です。経営者・起業家・WEBマーケティング担当という、ビジネスに深く関わる人は、誰もそのようなことは言っていません。
観点が全く違うんですね。
技術・テクノロジー・性能…などを追求する「WEB技術者」「IT技術者」と、利益・成果・初心者でも扱える使いやすさ…などを追求する、私たち起業家・経営者・マーケティング担当とでは、観点が全く違うんです。
安心してください。私たちにとっては、WordPressはもう古いというわけでもないし、WordPressは時代遅れでもありません。
「もう古い」とWordPress離れは起きているのか?
実際、WordPress離れは起きているのでしょうか?その辺りをデータで見ていきます。
まずは利用CMSの統計(W3Techsより)から見ていきます。次いで、本の出版数や検索のヒット数なども見ていきます。
CMS:Content Management Systemの略。WEBコンテンツ管理システム。簡単に言うとホームページやブログの作成ツール。
※ 各データは2021年10月時点のデータです。
全サイト中でWordPressが占める割合
全サイト中でWordPressが占める割合
- 1位.WordPress(42.7%)
WordPressは圧倒的なシェア1位です。全WEBサイトは現在18億〜19億サイト存在していると言われています。なので、7億〜8億のサイトはWordPressで作られていることになります。
圧倒的な1位のWordPressがもう古い?…なわけありませんよね。
全CMS中でWordPressが占める割合
全CMS中でWordPressが占める割合
- 1位.WordPress(65.1%)
WordPressは圧倒的なシェア1位です。しかも、2位との差はものすごく離れています。
ちなみに、2位以下のシェア率は下記の通りです。
- 2位.Shopify(6.3%)※ECサイト用
- 3位.Joomla (2.8%)
- 4位.Wix(2.8%)
- 5位.Squarespace(2.7%)
- 6位.Drupal (2.1%)
- 7位.Blogger(1.5%)
- 8位.Bitrix (1.4%)
- 9位.Magento(1.0%)
- 10位.OpenCart(0.9%)
圧倒的な1位のWordPressがもう古い?…なはずがありません。
WordPressシェアの推移
WordPressのシェア率の推移は下記の通りです。
- 63.4%(2020年5月)↑
- 64.1%(2021年1月)↑
- 65.1%(2021年10月)↑
僅かずつですが、WordPressは今もなおシェアを伸ばし続けています。他に目立ってシェアを伸ばしているCMSは1つも見当たりません。
やや上げ止まりでピーク感はありますが、この状況で、WordPressはもう古い?時代遅れ?やめた方がいい?…そんなことないですよね。
本の検索結果数(Amazon)
AmazonでWordPressの本を検索してみました。
- WordPress…2000冊以上
- Joomla……… 393冊
- Wix…………… 275冊
WordPressに関する書籍は、他の何倍も出版されており、今も増え続けています。
出版数の推移は分かりませんが、状況は上記の通りです。本の種類が豊富なWordPressにしておいた方が良いと思うのが普通です。
ネット上の情報数(Google検索ヒット件数)
GoogleでWordPressを検索してみました。
- WordPress…1,330,000,000件
- Joomla………. 39,600,000件
- Wix……………. 83,500,000件
WordPressに関するネットの情報は、他の何十倍も公開されており、今も増え続けています。即ち、周りに詳しい人や専門家も多くいるということです。
新規公開ページの推移は分かりませんが、ネット情報が圧倒的に豊富なWordPressにしておいた方が良いと思うのが適切な判断かと思います。
WordPress離れは起きていません。
以上のデータを見ても分かる通り、WordPress離れは起きていません。むしろ、利用者はもちろん、出版情報もネット公開情報も、伸び率までは分かりませんが今もなお増え続けています。
何事にも永遠はないので、WordPressもどこかで伸びが止まります。別のツールが大きく台頭してくる日もいつか来ます。ですが、その日は私には予想できません。でも、だいぶ先だということは想像できます。
ここまでのデータを見て、あなたもそう思いますよね?
であれば、あれこれ心配せず、WordPressを選択してください。
※
但し、ケースによっては、WordPressをやめた方がいい場合もあります。それはどのようなケースか?詳しくは下記の記事を参考にしてください。
➡︎ WordPressはやめた方がいいですか?【経営者・起業者向け】
技術者が「もう古い」とWordPress離れしている理由
「WEB技術者」や「IT技術者」の世界では、「WordPressはもう古い!これからは静的サイトジェネレーターだ!」と言う意見が出ています。技術者の間では、WordPress離れが少し起きはじめているようです。
そも理由を説明していきます。
静的サイトジェネレーターとは
「静的サイトジェネレーター」というものを使ってWEBサイトを構築すると、WordPressより優れた性能のサイトが作れます。なので、技術的に見ると、WordPressはもう古いと言われるわけです。
静的サイトジェネレーターで作るサイトの特徴を簡単に言うと、WEBサイト表示までの工程が、WordPressより少なくなり軽くなるということです。
- WordPressなど:コンテンツ作成(専門スキル不要)→データベース→変換→サイト表示
- 静的サイトジェネレーター:コンテンツ作成(専門スキル必須)→サイト表示
といったイメージです。
分かりやすい性能の違いの一つは、静的サイトジェネレーターの場合、WEBサイト表示までの工程がWordPressより少なくなるので、サイト表示スピードがアップするという点です。性能的には明らかに向上します。
たしかに、何事も遅いよりは早い方が良いです。また、サイト表示スピードは、Googleが検索結果表示順位を決める要素(SEO要素)の一つでもあります。
ですが、静的サイトジェネレーターを使うには、JavaScriptやプログラミングなどの専門知識や専門スキルが必要です。プロじゃないと少し、いや、だいぶ厳しいです……
WordPress vs 静的サイトジェネレーター
車にたとえてみます。
- 初心者でも運転できる時速120km出る車
- プロレーサーしか運転できない時速140km出る車
前者がWordPressで、後者が静的サイトジェネレーターです。さて、あなたは、どちらの車でお出かけしますか?+20kmのスピードが必要ですか?レーサーの資格をとりますか?
車は、自分で運転して好きな場所にお出かけできれば十分です。WEBサイトは、新規見込み客が検索からアクセスしてくれて、リードの獲得(新規見込み客のリスト化)につながればOKです。必要以上の性能は要りません。
私たちは技術者さん達とは違う観点で物事を考えていきましょう。
※ 但し、大規模なサイトや、凝りに凝ったシステムチックなサイトなどの場合は、性能も重要になってくる場合があります。その場合は、技術者屋さんの意見も参考にしてください。
まとめ:
WordPressも十分簡単で使いやすいですが、WordPressよりも、もう少し簡単で使いやすいサイト作成サービスもあります。代表的なのはWixやペライチなどです。また、これから新しいCMSもどんどん出てくるでしょう。ツールの種類は既に何百と存在しています。
ですが、WordPress、Wix、ペライチ、その他サービスも含めて、どれが新しい?どれが古い?というような観点での比較はあまり意味がありません。
新しい・古いではなく、自分のビジネス・マーケティング・目的・状況・使いやすいかどうか・成果につながるかどうか・リスクの度合い、などを考慮して、最も適したツールを選択するようにしてください。
参考)おすすめ
WEBコンテンツマーケティング(ホームページ集客やブログ集客など)を考えている場合や、検索からのアクセスを得たい場合などは、やはり、WordPressがおすすめです。
単なる会社案内のようなホームページであれば、WordPressでもいいですし、より簡単なWixやペライチでも良いでしょう。その他でもOKです。
いずれにしても静的サイトジェネレーターは、無視してOKです。
参考)ホームページ集客
WordPressで作成したホームページを活用して、契約につながる新規見込み客を自分で集客していくこともできます。興味はありますか?もし、初心者だけどホームページ集客について知りたいという場合は、下記も参考にしてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
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