WEBサイトの評価項目【SEOでマイナス大となる10の基準を確認】
更新日:2024年8月1日 筆者:鈴木俊雄
SEOでマイナス(大)となるWEBサイトの評価項目ワースト10は下記の項目です。
- 複製や盗用したコンテンツ
- キーワードの過剰使用
- 自作自演の被リンク
- 購入した被リンク
- 隠しテキストや隠しリンク
- 虚偽のリンク誘導
- 自動生成コンテンツ
- 他者サイトの間借り
- 中古ドメインの使用
- AIコンテンツの使用
※ SEO:SEOとは、検索結果の上位に表示されるようにWEBサイトやWEBページを最適化することです。
この記事を読んでほしい人
この記事は、
- ホームページやブログが検索結果に出てこない…
- 自分のサイトに何か問題があるのだろうか?でも何だろう?
- WEBサイトがマイナス評価となる評価項目や基準っていうのがあるのかな?あるとしたらそれって何?
といったような、悩みや疑問のあるWEBマーケティングやSEの初心者の方へ向けて、「WEBサイトの評価項目(大きくマイナスとなる基準)」をわかりやすく説明しています。
この記事を読んで得られること
この記事を読むことで、あなたは、下記のようなことが得られます。
- Googleなどの検索エンジン(※)が判定する、WEBサイト評価項目(マイナス(大)の評価項目)を知ることができます。
- ホームページやブログが、検索結果に出てこない原因に辿りつけるようになります。対策も見えてきます。
- 原因を除去する対策を実施すれば、あなたのサイトが検索結果に出てくるようになり、検索経由のアクセスが増え、読者の反応も良くなっていきます。
※ 検索エンジン:検索エンジンとは、Google検索やYahoo!検索やBing検索などの検索サービスを動かしているシステムやプログラムのことです。
注:上記に示した結果が必ず得られるというわけではありません。業種、市場状況、競合状況、あなたのサイト状況などによって結果には個人差があります。また、評価項目は他にも何十項目とあります。最終的には、それらすべての総合評価で結果が決まります。
プラスに転じさせるのはマイナス項目をクリアしてから
まずは、WEBサイトをマイナス状態から→ゼロ状態にすることが重要です。プラスに転じさせる施策はマイナスをゼロにしたあとです。
なぜなら、今回紹介している項目は、土台の中の土台となる、そんなWEBサイトの評価項目および評価基準になるからです。
根っこが腐っているのに(土台がマイナス)、そこに豊富な実をつけるための栄養素(プラスの施策)をどれだけ与えても無駄になりますよね。
それと同じです。なので、まずは、これから説明していく「WEBサイトのマイナス(大)の評価項目」(土台の中の土台)を先に学んでおいてください。
・・・
では、説明していきます。
※ 本記事の内容は2024年8月1日時点のGoogle検索仕様(「Googleウェブ検索のスパムに関するポリシー」、「Google検索のコンテンツポリシー」、「Google 手動による対策レポート」など)に基づいた内容となっています。
【 目次 】
WEBサイトの評価項目【SEOでマイナス大となる10の基準を確認】
あなたのWEBサイトが、検索エンジンに大きくマイナスだと判定されてしまう評価項目には、どのような項目があるでしょうか?
以降、主な10個の評価項目や評価基準について解説していきます。
主な10個というのは、数十もあるマイナス評価項目のトップ10(=ワースト10)だと思ってください。
WEBサイト評価項目一覧(マイナス評価となる主な10項目)
- 複製や盗用したコンテンツ
- キーワードの過剰使用
- 自作自演の被リンク
- 購入した被リンク
- 隠しテキストや隠しリンク
- 虚偽のリンク誘導
- 自動生成コンテンツ
- 他者サイトの間借り
- 中古ドメインの使用
- AIコンテンツの使用
もし、あなたのWEBサイトが、上記のどれか一つでも当てはまっている場合は、検索エンジンに大きくマイナス評価されている可能性が非常に高いです。
でも、これから説明していく評価項目や評価基準をしっかり理解し、かつ、改善していくことができれば、あなたのWEBサイトの評価はマイナス状態から脱することができます(他に原因が無ければ)。
プラスに転じさせるのはそのあとです。まずは、マイナス状況を脱することが先です。
各項目について一つずつ説明していきます。
※「この項目は絶対に自分には関係ないや」っていうパートは読み飛ばしてOKです。
1.複製や盗用したコンテンツ
複製や盗用したコンテンツとは、他のサイトの記事をコピーして、あたかも自分が書いた記事のように見せるコンテンツを指します。この行為が判明した場合、非常に大きなマイナス評価となります。
マイナス理由
- 常識的にやってはいけない。
- オリジナリティがまったくない。
- 複製された同じ情報をいくつも検索結果に出す意味がない。
- 著作権の侵害にあたる可能性がある。
具体例
- 他の人のブログ記事をそのままコピペして、自分のサイトに掲載。
- 海外の記事を日本語に翻訳したものならバレないと思い自サイトに掲載。
- コピって少し加工すればバレないと思い自サイトに掲載。
→ 全部バレます。
対策アドバイス
オリジナルのコンテンツを作成しましょう。自分の経験や知識を元に、独自性のある情報を、自分の言葉、自分の伝え方で提供することが重要です。
自分自身の体験談や、どこにも紹介されていない話、独自のレビュー、独自のアドバイス、などをコンテンツに詳しく書くと良いでしょう。
他のサイトとは一味違う、そして、誰にも真似できない、そんなあなた独自のコンテンツを目指してください。
2.キーワードの過剰使用
キーワードの過剰使用(キーワードスタッフィング)とは、特定のキーワードを不自然に多く使用することです。キーワードの乱立やキーワードの詰め込みとも呼ばれる行為です。
※ 大昔はこのテクニックが有効だったという名残りもあり、まれにですが、今でもやっている人が稀にいます。
マイナス理由
- 読者を無視してSEOのことだけを考えている可能性が高い。
- そもそも、読みづらく、不自然な文章になる。
具体例
検索されたいキーワード:XX
- XXのための、XX方法は、最新のXXを適用し、新しいXX、新型XX、ニューXXなどと言われています。
対策アドバイス
自然な文脈でキーワードを使用してください。
※ 記事中のキーワード密度: だいたい1〜3%程度を目安にすると良いと言われていますが、実際は、それ以下でもそれ以上でも、不自然でなければ問題ありません。密度は気にしなくて大丈夫です。
NG例とOK例
検索されたいキーワード:〇〇
- NG:この〇〇は、最新の〇〇技術を適用しており、新しい〇〇、新型〇〇、ニュー〇〇などと呼ばれていて、これまでの〇〇とは違う、最新の〇〇方法です。私も〇〇に興味があり〇〇を試してみました。〇〇初体験です。結果、〇〇はおすすめだと思います。あなたも〇〇を試してみてください。
- OK:この〇〇は、XXという最新の技術を適用した、これまでに無いまったく新しい方法です。実際に私も試してみました。YYといったメリットが感じられました。なので、〜といった人にはおすすめです。
3.自作自演の被リンク
自作自演の被リンク(※)とは、無理矢理多数のサイトを自分で用意して、そこに自分のメインサイトへ向けたリンクを貼って、他から人気があるように演出することを指します。
※被リンク:他サイトに自サイト自ページへのリンク貼ってもらうこと。つまり、紹介してもらうことです。
マイナス理由
- 被リンクは自然に集まるものであり、自作自演のリンクは、明らかに悪質でズルいリンクである。
※ 自作自演という目的ではない自分の別サイトから、メインのサイトに向けて、必要に応じて普通にリンクを貼るのは、何の問題にもなりません。
具体例
言葉で表現すると難しいので、下記に図で説明します。
自サイトから自サイトに自分で貼るリンクでも、上記のように普通に意味のあるつながりであれば全く問題ありません。
一方、明らかに自作自演のリンクとなる次のケースはNGです。
対策アドバイス
自然な被リンクを獲得するために、質の高いコンテンツを作成し、他のサイトからのリンクを自然に集めるよう努力しましょう。
被リンク営業
なお、他サイトの運営者に営業をかけて被リンクを集めるという方法もあります。これはマイナスとならず、非常に大きな効果を生んでいるケースもあるので、営業努力している企業もたくさんあります。
ですが、これも自然な被リンクではありませんよね。もしかすると、今後は注意が必要になってくるかもしれません。
いずれにしても、あちらこちらに適当に被リンク営業するのは間違いです。ひとまず、そこは注意してください。
4.購入した被リンク
購入した被リンクとは、お金を払って他のサイトからリンクを人為的に得ることです。自作自演でなく他作自演とでも言えば良いでしょうか。これは非常に大きなマイナスとなります。(一発アウト)
マイナス理由
- 被リンクは自然に集まるものであり、お金で購入する被リンクは、明らかに悪質でズルいリンクである。
具体例
図で説明します。
イメージとしては上記のような感じです。
被リンク業者は、
「実は良質な被リンクを一度にいくつも獲得できる方法があります!これで検索順位も上がりますよ。Googleにもバレません。口コミもご覧のとおり!今なら特別価格で…」
…と誘ってきます。気をつけてください。
対策アドバイス
アドバイスとしては、一つ前の「自作自演の被リンク」と同じです。
あと、とにかく甘い話は全て無視することですね(何に対しても)。たとえば、SNSのフォロワーを購入できるとか、まぁいろいろと世の中には怪しい話がたくさんあります。甘い誘いには気をつけてください。
5.隠しテキストや隠しリンク
隠しテキストや隠しリンクとは、読者に見えないように設置されたテキストやリンクを指します。
具体的には、
- 小さすぎるフォントサイズ
- 背景と同色や薄すぎる文字の色
- リンクが貼ってある部分なのに普通の本文と同じ文字色
などです。
マイナス理由
- 人や検索エンジンを欺こうとする行為。
具体例
- 読者の不利益となるような注意事項やデメリットは、よ〜く見ないと分からないように小さく小さく書いておく。
- 自分の不都合につながるページへのリンクは見つからないようにしておく。
- 白背景に白地で検索キーワードを埋め込んでおく。
対策アドバイス
すべてのテキストは、読者にとって見やすく。すべてのリンクは、わかりやすくアクセスしやすい状態にしましょう。また、きちんとデメリットも伝えましょう。
対策は簡単です。ズルいこと、あざといこと、きたないマネ、誠意の無いふるまい、などをしなければ良いだけです。
6.虚偽のリンク誘導
虚偽のリンク誘導とは、読者を騙して別のページに誘導することです(ボタン上やリンク上の文言と異なる内容の別ページへのリンクを貼っておくこと)。
マイナス理由
- 読者を騙す悪質な行為。
具体例
- 「無料で提供」と書かれたリンク先が、実際には有料販売ページ
- 「続きを読む」と書かれたリンク先が、実際には入力フォーム
- 「ダイエット体操」と書かれたリンク先が、実際にはダイエットサプリの紹介ページ
対策アドバイス
リンクのテキストは正確で、読者が誤解しないようにしましょう。そして、読者が期待するリンク先のページ内容にしましょう。
7.自動生成コンテンツ
自動生成コンテンツとは、プログラムなどを使って、機械的かつ自動的に生成される記事のことです。
マイナス理由
- 人間が介さないので、質の低いコンテンツが多い。
- 似たような記事(価値のない記事)が大量生産される。
具体例
- 地域名だけ変えて、あとは全てまったく同じ文章のページを50ページ自動生成するなど。
注)上記のようなサイト内容は自動生成でなくてもアウトです…
対策アドバイス
自動生成に頼らず、自分自身でオリジナルなコンテンツを作成しましょう。自分の言葉で情報を提供し、読者にとって価値のある内容を心掛けてください。
NG例とOK例
- NG:地域名だけ変えて他は全て同じ文章のページを50ページ自動生成。
- OK:1ページだけ用意し、対象地域名を50個列挙。
- OK:地域に合わせて50ページ分別々のオリジナル情報にし、共通事項については1ページにまとめてリンクさせる。
8.他者サイトの間借り
他者サイトの間借りとは、他者のWEBサイト配下(ディレクトリ配下)に、自分のWEBサイトを作成することです。
マイナス理由
- 力のある他サイトや評判の良い他サイトの力を借りて、力の無い自サイトの力も高いと思わせるズルい行為。
具体例
- ポッと出の医療の知識も経験も何もない素人が、病院のWEBサイトを間借りして自サイトを構築。健康系の情報を発信して、サプリ販売などのアフィリエイトで収益を得ようとする。
- 貸す側 :https://XX市民病院.jp
- 借りる側:https://XX市民病院.jp/健康サプリサイト
対策アドバイス
他者サイトの間借りはやめましょう。(貸すのも借りるのも)
※ このマイナス評価項目はわりと新しい項目ですが、すでに大きなペナルティを受けてるサイトが次々に出てきてい(2024年8月時点)
なお、貸す方に制裁を下すということは今のところ無いようですが、今後は分かりません。目先の利益(賃貸料)に流されないよう注意してください。
9.中古ドメインの使用
中古ドメインとは、以前、誰かがWEBサイトを運営していて、そのWEBサイトが閉鎖されて浮いているドメインのことです(普通に売買されています)。この中古ドメインを手に入れて、新たに自サイトを作成することが中古ドメインの使用です。
マイナス理由
- 以前のWEBサイトが悪質なサイトだった場合、そのマイナス評価を引き継いだ形となる。
- 以前のWEBサイトのプラス評価を引き継いで、実際はマイナスレベルの自サイトもプラス評価だと思わせるズルい行為。
具体例
- 医療の知識も経験も何もない人が、廃業した病院のドメインを入手して自サイトを構築。健康系の情報を発信しサプリ販売などのアフィリエイトで収益を得ようとする(病院の権威性の悪用)。
対策アドバイス
中古ドメインを使用すること自体は何の問題もありません。だから、実際にはマイナスと言うのは違うかもしれません。
ただ、もし今、中古ドメインの以前の力を借りてアクセスを集められているとしたら、どこかでリセットされてしまうので、そのときは大きなマイナスになるという意味です。
10. AIコンテンツの使用
AIコンテンツの使用とは、ChatGPTなどのAIツールを使って、自動で生成されたコンテンツを自分が書いたかのように公開することです。
マイナス理由
- AIツールは、まるで本当のことのように嘘やデタラメを出力する。
- もし嘘やデタラメが混入した内容を読者が信じると事故につながる。
- AIツールは最も平均的な情報を拾ってきて繋ぎ合わせてくるのでオリジナリティが大きく欠落する。
具体例
- ChatGPTなどのAI生成ツールに「検索キーワードXXをテーマにしたブログ記事を書いて」と指示。AIの出力結果ほぼそのままで、それを自分が書いたかのようにWEBサイトに掲載。
- XXの知識が無いのに、AIの力を借りて、あたかもXXの専門家のように振る舞って記事を作成して公開。
対策アドバイス
誤解しないでください。AIツールを使うこと自体は何の問題もありません。
GoogleもAIの使用を認めています。なので、ざっくりとした記事の下書き案などをAIに書かせても良いでしょう。むしろ、作業の効率アップになるのであれば、どんどん使って大丈夫です。
ですが、ほとんどAI任せはマズいですよね。
AIツールは補助的に使用するにとどめておき、自分の知識や経験、自分の言葉、自分の思いやメッセージなど、AIには絶対に言えないことを読者に提供していくことが大切です。
補足:絶対にやってはいけないこと
自分の知らないことをAIに答えさせて、その真偽も判断できないまま、コンテンツに流用し人々に公開すること。これ絶対ダメです。
WEBサイトが大きくマイナス評価になると?
もし、あなたのWEBサイトの評価が大きくマイナスになると、あなたのWEBサイトは何一つ検索結果には出てこないようになります。どう検索してみても何も出てこないようになります。
マイナス評価ではないケース
ただし、検索結果に何も出てこない状況が、すべて大きくマイナス評価されているというわけではありません。以下のケースはマイナス評価されているわけではありません。
マイナス評価ではないケース
- サイトを立ち上げたばかり
- 有益なコンテンツが少ない
- SEO対策が未実施
- 競合が多すぎる
- 医療や健康、金融や法律などに関する分野
サイトを立ち上げたばかり
立ち上げたばかりのWEBサイトは、そのサイトを信用して良いものかどうか検索エンジンは判断し切れません。もし、それが悪い組織のサイトなのに、検索結果に出してしまったら大変ですよね。
なので、立ち上げたばかりのWEBサイトは慎重に扱われ、検索結果にしばらく出てこないというケースがあります。
でもこれは、マイナス評価されているわけではありません。単にタイミングの問題です。
有益なコンテンツが少ない
立ち上げたばかりのWEBサイトでないとしても、まだ有益なコンテンツが少ない場合は、検索結果に出す価値は無いと検索エンジンに判定されます。
でもこれも、マイナスということではなく、単に0点というだけの話。検索者にとって、有益なコンテンツをどんどん仕込んでいけば、どんどん加点されていきます。
SEO対策が未実施
有益なコンテンツがたくさんあっても、基本的なSEO対策が施されていないと検索結果には出てこない場合があります。
でもこれはマイナス評価されているわけではなく、単に基本的なSEO対策が未実施、もしくは不足しているだけで、検索エンジンに正しくコンテンツが理解されていないだけです。SEO対策を施せば、検索結果に出てくるようになります。
競合が多すぎる
SEO対策を施しても、あなたの競合となるコンテンツが、すでにネット上に溢れていたら、普通のSEO対策をしても、なかなか検索結果には出てきません。
たとえば、あなたが公開した記事と同じような内容の記事が、もうすでに1000記事もネット上に公開されていたら? 後発のコンテンツは、検索結果に出てこない方が普通ですよね。
これはマイナス評価でも何でもなく、ただの競争の原理の話です。
医療や健康、金融や法律などに関する分野
医療や健康、金融や法律、その他、人々の人生を大きく左右するような分野は、運営者やWEBサイトに明確な権威性がないと検索結果には出てきません。
なぜかというと、
たとえば、医者でもない素人(権威性ゼロ)が、「XX病の治療に効果のあること10選」という記事を公開したとします。そこに誤った情報を載せてしまったとします。
もし、そのWEBサイトが検索結果に出てきたら?もし、読者がクリックして誤った内容を信じてしまったら?…命に関わる事故になる可能性があります。
なので、
医療や健康、金融や法律、その他、人々の人生を大きく左右するような分野は特に厳しい評価基準が設けられていて、明確な権威性がないと検索結果には出てこないというわけです。
ですが、この場合は、マイナスというわけでなく、単に相手にされず検索エンジンに無視されているだけです。それはそれで問題かもしれませんが、マイナスとはまたちょっと違います。
※ 医療や健康、金融や法律などに関するビジネスを行う場合で、明確な権威性が示せない場合は、検索経由でアクセスを集める方法はおすすめできません。
※ 医療や健康、金融や法律などに関する場合、広告などの規制も非常に厳しいです。権威性が無い場合は、ビジネスやサービスもコンセプトから考え直した方が良いかもしれません。
その他のサイト評価項目(Googleの評価基準の場合)
WEBサイト評価項目(Googleの評価基準)は、100個、200個、あるいは、それ以上だと言われています。それらが、複雑に絡んで、複雑に判定されています。その組み合わせ条件は数千パターンになります。
私がまとめているマイナスの評価項目だけでも、今回紹介した10項目の他に残りあと30項目くらいあります。さらに、評価をプラスに転じるための評価項目はもっとたくさんあります。
これらを全て知ることができれば、あなたのWEBサイトは、さらに良い状態となり、アクセス数も増え、コンバージョンや売上アップにもつながっていくでしょう。
でもまずは、大きなマイナスとなっていないか? が先です。この記事で示した10項目を参考に、あなたのサイトをチェックしておきましょう。
Googleの評価項目や評価基準の変更(Googleアップデート)
Googleの検索エンジンの仕様(アルゴリズム)は頻繁に更新されています。その度にWEBサイトの評価項目や評価基準も変わります。この更新はGoogleアップデートと呼ばれています。
実例
- 昔は重要だったキーワードスタッフィング(検索キーワードをコンテンツ内に多く散りばめること)が、現在ではペナルティの対象となっています。
- サイトの間借りや中古ドメインについては、ちょっと前までセーフでしたが、マイナスの評価項目として最近新たに追加されました。
- 昔は医療に関して無知の素人が発する健康系の記事でも、検索結果の上位に出ていましたが、今は一切表示させないようになっています。
大きなGoogleアップデートは毎年数回行われています。細かいアップデートは年に数千回行われているとGoogleは言ってます。
大きなGoogleアップデートについては、下記から情報をチェックできます。
リアルタイムで情報を得たい場合は、Google検索セントラルのX(旧Twitter)をフォローしておくと良いでしょう。
Googleのルールに従い、かつ、検索者や読者のことを思った行動をしていれば、まずマイナス項目に引っかかることはありませんが、Google側とこちら側の思う基準がズレてしまうこともあります。
たまにでも良いので、Googleアップデート情報も確認しておきましょう。
検索エンジンに媚びないことも必要
でも、
全てを検索エンジン側の考え(仕様)に合わせる必要は無いと私は考えています。
なぜなら、Googleは「検索者のためのサイト評価だ…」と言っていますが、あなたも含めて、私たちの方が、検索者(見込み客など)のためになることをGoogleの何倍も何十倍もよく考えているからです。
検索者や読者と実際に接しているのは私たちなんです。
なので、天下のGoogleよりも、私たちの思うルールの方が正しい。そういうこともあるということです。
所詮、検索エンジンは機械です、ロボットです、プログラムです。本当の評価は検索エンジンではなく、人間(あなたの見込み客など)が行います。これを忘れないでください。
まとめ
SEO対策は一朝一夕で成果が出るものではありませんが、コツコツと改善を続けることで、確実に大きな結果が現れます。焦らず、継続的に努力することが大切です。
また、読者(あなたの潜在顧客や見込み客)にとって価値のあるコンテンツを提供することが何よりの重要なポイントです。それだけは忘れないでください。
まずは、SEO的にもユーザー的にも、マイナス(大)となるWEBサイト評価項目について、自サイトを見直しておきましょう。
あなたのサイトが多くの人に愛されるよう、頑張ってください!
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筆者情報
小さな会社の経営を25年続けるも両親の介護負担により辞任。その後、個人起業するも4年以上も低迷。その後、ホームページを起点とした安定自動集客を実現。そのノウハウや実践サポートを提供中。(スマートプランオフィス代表)