ドアノックツールとは?営業に効果的な使い方【自動化の方法も!】
更新日:2020年11月23日 筆者:鈴木俊雄(@smart_plan_ts、Facebook)
ドアノックツールとは?営業に効果的な使い方【自動化の方法も!】
要約
ドアノックツールとは?ドアノックツールのメリット、 ドアノックツールの使い方などについてまとめてあります。
この記事は、
- ドアノックツールとは何ですか?意味は?
- ドアノックツールは営業や集客に使えますか?
- ドアノックツールの効果的な使い方を教えて!
といったような、質問やお悩みに答えていきます。
この記事を読むことによって、
- ドアノックツールとは何かが分かります
- ドアノックツールのメリットやデメリットが分かります
- ドアノックツールを営業や集客で効果的に使えるようになります
【 目次 】
ドアノックツールとは?営業に効果的な使い方
ドアノックツールの効果的な使い方ができるようになると、営業や集客が非常に楽になっていきます。もちろん、大きな成果も伴っていきます。
ウェブやオンラインを活用すると、さらなる効果が期待できます。
ぜひ、この記事で、ドアノックツールの意味や意義を理解し、あなたのビジネスに役立ててください。
ドアノックツールとは
では、まずは、ドアノックツールとは何か?から説明していきます。
ドアノックツールとは、簡単に言うと、
- 見込み客と接触するための商品やレポートなど
- 集客用に特化した商品やレポートなど
- 見込み客が入手しやすい無料または安価な商品やレポートなど
です。
ドアノックツールとは、見込み客が閉ざしている心の扉をノックし、その扉を開けてもらうためのツール(商品・サービス・資料・レポート・お試し利用など)です。
今どき、高価なメイン商品を、いきなり見込み客に直接営業販売するようなやり方(1ステップセールス)をしてる人はいないですよね。
今は、安価なメイン商品でさえ、多くの場合、集客用商品➡︎メイン商品という2段階を経て売上を得る仕組み(2ステップセールス)にしています。
たとえば、定額系サブスク系のサービス
- ドアノック:初月は無料!
- メイン商品:次月以降定価で継続契約
なども2ステップセールスの一種です。ドアノックツールは「無料」という提案です。
その他、もっと分かりやすい例で言うと、デパ地下での風景
- ドアノック:ウィンナー試食
- メイン商品:ウィンナー販売
これも2ステップセールスの例です。ドアノックツールは「試食」という提案です。
興味ももってもらい、ハードルの低い提案をし、新規見込み客と出会い、信頼関係の構築をスタートさせることが、ドアノックツールの役割です。
そして、その後、信頼関係をさらに深めていき、メイン商品の提案へとつなげていきます。
・・・
まとめておきます、
ドアノックツールとは
- 見込み客と接触するための商品やレポートなど
- 集客用に特化した商品やレポートなど
- 見込み客が入手しやすい無料または安価な商品やレポートなど
です。
ドアノックツールの役割は、
- 見込み客とのファーストコンタクト
- 信頼関係の初期構築
- メイン商品への橋渡し役
です。
参考)ドアノックツールと同義語
以下の言い方も、ドアノックツールとほぼ同じ意味です。
- ドアノック商品
- フロントエンド商品
- 集客商品
- オプトイン商品
- 営業フックツール
ドアノックツールという言い方は、どちらかというと、訪問営業寄りの言葉に聞こえます。マーケティング用語として、フロントエンド商品という言い方を使った方が良いかもしれません。
(私も普段はドアノックツールと言わずフロントエンド商品と言っています)
参考)ドアノックツールの対義語
ドアノックツール(フロントエンド商品・集客商品)の対義語は、以下のようになります。どれも、ほぼ同じ意味という認識で問題ないです。
- バックエンド商品
- 利益商品
- メイン商品・主力商品
ドアノックツールのメリット
ドアノックツールのメリットは下記の通りです。
- 入手購入のハードルが低い
- 信頼構築がしやすい(0→1)
- 作成準備コストがかからない
順に説明していきます。
メリット1:入手購入の壁が低い
ドアノックツールは、メイン商品と比べると、見込み客が入手購入するハードルがだいぶ低くなります。
なぜならば、シンプルに無料もしくは安価だからです。
いきなりメイン商品を差し出されたら「いらない!」で終わる場合でも、ドアノックツールであれば「もらっておくか」となります。
このように、入手購入の壁が低くなるということは、見込み客とのお付き合いを始めやすくなるということです。
即ち、見込み客リストが溜まっていきやすいということです。これは、とても大きなメリットです。
メリット2:信頼構築がしやすい(0→1)
ドアノックツールは、信頼関係を構築していきやすいです。
なぜなら、ドアノックツール提供の段階では、あなたはメイン商品の売り込みをしていません。無料または安価でプレゼントを提供しただけです。
なので、極端に言えば、あなたは、ただのイイ人なわけです。この時点で既に信頼度は0→1です。
また、内容によりますが、ドアノックツールを通して、あなたの専門性や魅力などが見込み客に伝われば、信頼度は、0→1どころか、20にも50にもなっていきます。
このように、ドアノックツールは、内容次第では信頼関係を構築していくことができます。これも大きなメリットです。
メリット3:作成準備コストがかからない
ドアノックツールの作成や準備にコストはかかりません。
たとえば、既存の商品、メイン商品の一部、簡単なレポート、相談、セミナーなど。どれも、大きなコストをかけずに用意したり準備したりできます。
ドアノックツールは、無料や安価になるので、そもそも、大きなコストはかけられません(かける必要もない)。
ドアノックツールを用いた本気の仕組み化やプロモーションを行う時は、1ヶ月くらい準備にかかる場合もありますが、最短であれば、ドアノックツールは1日でも準備できます。
また、ドアノックツールは、コストが低いので、見込み客に刺さらない場合は、どんどん新しいものに差し替えていくことも可能です。
コストがかからないのも、ドアノックツールのメリットの1つです。
ドアノックツールのデメリット
ドアノックツールのデメリットは下記の通りです。
- 利益が出ない
ドアノックツールのデメリットは無いに等しいです。強いて言えば、上記の1つだけです。
デメリット:利益が出ない
ドアノックツール単体では利益は出ません。
なぜなら、当たり前ですが、ドアノックツールは、無料または安価で提供するものだからです。
ですが、ドアノックツールの役割は、利益を出すことではありません。ドアノックツールの役割は、見込み客と出会うことであり、信頼関係の一歩目を築くことです。
そして、メイン商品(利益商品)につなげる一歩目というのも大きな役割です。
なので、必ず、ドアノックツール(集客商品)+メイン商品(利益商品)セットのトータルで、マーケティングを設計するようにしてください。
ですが、ドアノックツール➡︎メイン商品(利益商品)の成約率が低いようだと、トータルで利益が出ません。それはマズいので、そうならないように注意してください。
ドアノックツールの種類
どのようなものをドアノックツールにすれば良いか?
ドアノックツールは何がイイ、何でなければならないというルールはありません。あなたのアイデア次第です。何でも良いです。
ですが、よくあるドアノックツールは以下の通りです。
ドアノックツールの種類
- 試供品
- 小冊子
- レポート
- ホワイトペーパー
- テンプレート
- ワークシート
- チェックリスト
- メルマガ
- セミナー
- 勉強会
- 体験会
- メール講座
- 動画講座
- 音声講座
- 相談会
- 初月無料
など。
まだまだあると思いますが、イメージは浮かぶと思います。何でもいいです。簡単に用意できそうなものを用意すれば良いです。
小冊子はPDFでOKです。動画はYouTubeでの限定配信でもOKです。簡単で大丈夫です。
ですが、ただ用意すれば良いというものではありません。注意すべきポイントを次の項で説明していきます。
ドアノックツール作成時の注意点
いくら、無料だ安価だといっても、魅力も何もないドアノックツールであれば、見込み客が手を出すことはありません。
ドアノックツールを甘く見ると、何の成果も得られません。
以下の点に注意してください。
- 見込み客が求めているものを提供する
- 提供価格の倍の価値を提供する
- 与えることに徹する
見込み客が求めているものを提供する
基本中の基本ですが、見込み客が求めているものをドアノックツールとして提供してください。
自分が用意できるもの、自分が提供したいもの、という自分中心のドアノックツールを提供しないように注意してください。
でも、多くの人はこれをやってしまいます。なので本当に注意してください。事前に見込み客リサーチを徹底的に行なっておきましょう。
提供価格の倍の価値を提供する
ドアノックツールは、提供する価格の倍の価値を提供するものにしてください。
無料レベルのものを無料で手に入れても嬉しくとも何ともありません。3千円レベルのものを3千円で手に入れても見込み客の心の動きは無です。
ドアノックツールで、集客したいのであれば、信頼関係をスタート(0→1)させたいのであれば、最低でも提供する価格の倍の価値、できれば3倍以上の価値が提供できるようなドアノックツールにしてください。
尚、先にも述べましたが、ドアノックツール単体では、利益を求めてはいけません。なので「これじゃ損しちゃう…」など決して思わないようにしてください。
与えることに徹する
ドアノックツールでは、与えることに徹してください。
ドアノックツールの中で、すかさずメイン商品(利益商品)を前面に押し出すようなことはしないでください。信頼関係が0→1→0になってしまいます。
与えるに徹すれば、信頼度は、どんどんアップしていきます。返報性の原理(与えられたらお返ししたくなる心理)も働き、後々あなたのお願いも聞いてもらいやすくなります。
与えるに徹する、即ち、信頼関係の構築に徹してください。でないと、メイン商品(利益商品)の販売には辿りつけません。
ドアノックツールの効果的な使い方
ドアノックツールの使い方も様々で構いません。特にルールなんてものはありません。アイデア次第です。
ですが、インターネット時代オンライン時代の今、やはりウェブやオンラインを使った方が効果的な場合が多いです。
ここでは、インターネット上での、基本的なドアノックツールの使い方を紹介しておきます(そのまま真似てもOKです)。
例として、ドアノックツールは『効果10倍!プロが教える○○の活用法』みたいなものがあるとします。
形は、PDF小冊子や動画講座やオンラインセミナーなど何でもいいです。そんな感じのものがあると想像してください。
- ↓インターネット検索
- ↓ホームページやブログにアクセス
- ↓記事ページの内容に満足
- ↓記事ページ内のドアノック商品の提案に興味
- ↓ドアノック商品の説明ページに遷移
- ↓ドアノック商品に興味
- ↓ドアノック商品を購入(無料含む)
- ↓見込み客とあなたの関係がスタート
上記の1〜7については、あなたのホームページ上で簡単に実現することができます。ワードプレス(WordPress)などで作ったホームページであれば、初心者でも簡単です。
ホームページは、ウェブ上のマーケティング担当、営業担当、といった役割を担ってくれます。
ここまでは完全自動化です。深夜早朝関係ありません。土日関係ありません。ホームページがずっと常に仕事をしてくれます。非常に効率的で効果的です。
8以降は、LINEメッセージのやり取りになるのか、メルマガ提供になるのか、電話になるのか、リアルな対面になるのか、ホームページを離れて信頼関係を構築していきます。
そして、信頼関係が築けたら、メイン商品(利益商品)を提案します。
その提案営業もオンライン(ZOOM等)で行えば、効率的で効果的です。地域、場所、移動時間、時間帯、など、リアルな営業提案より制約も少なく、効率的で効果的です(お客様にとっても)。
契約についても、オンライン、ネット、デジタルで完結させられます。
このように、インターネットやオンラインにドアノックツールを載せれば、完全自動集客、半自動営業を実現していけます。
ドアノックツールの例
私の場合、以下のような「メール講座(無料)」をドアノックツールの1つとしてホームページ上に用意して活用しています。参考にしてください。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』
まとめ
ドアノックツール(集客商品、フロントエンド商品、オプトイン商品など)は、リアル営業はもちろん、ウェブ集客やオンライン営業でも必須の時代です。
まずは、簡単でも良いので、集客や営業のフックとなる、魅力的なドアノックツールを今すぐ用意してください。まず、とにかくやってみる!が重要です。
そして、ホームページ上などウェブ上でドアノックツールを提供できるようにしてください。
完璧なドアノックツールを……と思う必要はありません。なぜなら、どんなに時間をかけても、外れる場合が多いからです。
なので、とりあえず用意して、出して、反応をいち早く探ることが重要です。そして、改善していくことが重要です。
その行き着く先は、完全自動集客〜半自動オンライン営業、そして売上アップが待っています。
参考)
この記事の内容より、もう少し前段階の、ウェブ集客やホームページ集客の基礎基本について学びたい場合は、以下の「無料メール講座」がおすすめです。
➡︎パソコン苦手でも、アクセス数を3倍5倍10倍にし、毎月安定的に見込み客を増やし続けていける『【無料】ホームページ集客講座(7つの特典つき)※初心者向け』